JPH09152838A - 光輝色を有する軟質装飾マーク - Google Patents
光輝色を有する軟質装飾マークInfo
- Publication number
- JPH09152838A JPH09152838A JP7333961A JP33396195A JPH09152838A JP H09152838 A JPH09152838 A JP H09152838A JP 7333961 A JP7333961 A JP 7333961A JP 33396195 A JP33396195 A JP 33396195A JP H09152838 A JPH09152838 A JP H09152838A
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- JP
- Japan
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- mark
- soft
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- ornamental
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- Pending
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- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 光輝色を有する軟質装飾マークに関する。
【解決手段】 軟質の合成樹脂の基材上に、透明なフィ
ルムの裏面にプライマー層を介して印刷表示層を設け、
その裏面にわたり金属蒸着層を施し、さらにその裏面に
接着層を設けた装飾フィルムを付着し、前記基材の裏面
に両面接着テープを取り付けたことを特徴とする光輝色
を有する軟質装飾マーク、および基材が軟質のポリエス
テル樹脂、オレフィン系樹脂、ウレタン系樹脂、塩化ビ
ニール樹脂などからなることを特徴とする前記記載の光
輝色を有する軟質装飾マークの構成。
ルムの裏面にプライマー層を介して印刷表示層を設け、
その裏面にわたり金属蒸着層を施し、さらにその裏面に
接着層を設けた装飾フィルムを付着し、前記基材の裏面
に両面接着テープを取り付けたことを特徴とする光輝色
を有する軟質装飾マーク、および基材が軟質のポリエス
テル樹脂、オレフィン系樹脂、ウレタン系樹脂、塩化ビ
ニール樹脂などからなることを特徴とする前記記載の光
輝色を有する軟質装飾マークの構成。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車のボディ
ーなどに付設する装飾マークに関しするものである。
ーなどに付設する装飾マークに関しするものである。
【０００２】
【従来の技術】図４において、従来の自動車のボディー
に付設する装飾マーク(X) を示す。それはくわしくは図
５においてその断面（図４：Ａ−Ａ線）に示すように、
硬質のABS 樹脂などからなりクロム鍍金層(2) を施した
枠体の基材(1) に、同じく硬質のAAS 樹脂などからなる
表示体(3) を嵌装し、裏面に両面接着テープ(4) を施し
て、ボディー面に付着するようにした構成、あるいは他
の例として図６に示す断面（図４：Ａ−Ａ線に相当）の
ように、表示体を兼ねるABS 樹脂の基材(1')上にクロム
鍍金層(2) を施し、さらに塗装層(5) を施して表示体
(3')を形成し、裏面に両面接着テープ(4) を施した構成
であって、それらはいずれも全体が硬質性であり、ボデ
ィー面に付着するに当たっては、ボディー面に合わせ
て、一定の場所に付着するように構成されており、もし
ボディー面の違った曲面に付着させようとしても、それ
が硬質性であることから都合よく付着させることができ
なかった。すなわちこのような装飾マークを、ボディー
面の曲面が変わった個所に付着しようとするには、新た
にそれに応じて装飾マークを製作するしかなかったので
ある。とくに図６のように最表面に金属鍍金層を有する
ものにおいては、表面が硬くなる傾向が強かった。
に付設する装飾マーク(X) を示す。それはくわしくは図
５においてその断面（図４：Ａ−Ａ線）に示すように、
硬質のABS 樹脂などからなりクロム鍍金層(2) を施した
枠体の基材(1) に、同じく硬質のAAS 樹脂などからなる
表示体(3) を嵌装し、裏面に両面接着テープ(4) を施し
て、ボディー面に付着するようにした構成、あるいは他
の例として図６に示す断面（図４：Ａ−Ａ線に相当）の
ように、表示体を兼ねるABS 樹脂の基材(1')上にクロム
鍍金層(2) を施し、さらに塗装層(5) を施して表示体
(3')を形成し、裏面に両面接着テープ(4) を施した構成
であって、それらはいずれも全体が硬質性であり、ボデ
ィー面に付着するに当たっては、ボディー面に合わせ
て、一定の場所に付着するように構成されており、もし
ボディー面の違った曲面に付着させようとしても、それ
が硬質性であることから都合よく付着させることができ
なかった。すなわちこのような装飾マークを、ボディー
面の曲面が変わった個所に付着しようとするには、新た
にそれに応じて装飾マークを製作するしかなかったので
ある。とくに図６のように最表面に金属鍍金層を有する
ものにおいては、表面が硬くなる傾向が強かった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、自動車の
ボディーなどに付着させて設置する装飾マークにおい
て、全体を軟質材で形成することによって、ボディーの
各曲面によく追従して、付着することができる装飾マー
クを得ることを目的とする。
ボディーなどに付着させて設置する装飾マークにおい
て、全体を軟質材で形成することによって、ボディーの
各曲面によく追従して、付着することができる装飾マー
クを得ることを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】軟質のポリエステル樹脂
などの基材上に、透明なフィルムの裏面にプライマー層
を介して印刷表示層を設け、さらに金属蒸着層を施し、
その裏面に接着層を設けた装飾フィルムを付着し、前記
基材の裏面に両面接着テープを取り付けたことを特徴と
する光輝色を有する軟質装飾マークの構成。
などの基材上に、透明なフィルムの裏面にプライマー層
を介して印刷表示層を設け、さらに金属蒸着層を施し、
その裏面に接着層を設けた装飾フィルムを付着し、前記
基材の裏面に両面接着テープを取り付けたことを特徴と
する光輝色を有する軟質装飾マークの構成。
【０００５】
【発明の実施の形態】この発明は軟質のポリエステル樹
脂などの基材上に、透明なフィルムの裏面にプライマー
層を介して印刷表示層を設け、さらに金属蒸着層を施
し、その裏面に接着層を設けた装飾フィルムを付着し、
前記基材の裏面に両面接着テープを取り付けたことによ
り、全体を軟質材で形成することによって、自動車のボ
ディーの各曲面によく追従して付着することができると
ころの、光輝色を有する軟質装飾マークとなる。
脂などの基材上に、透明なフィルムの裏面にプライマー
層を介して印刷表示層を設け、さらに金属蒸着層を施
し、その裏面に接着層を設けた装飾フィルムを付着し、
前記基材の裏面に両面接着テープを取り付けたことによ
り、全体を軟質材で形成することによって、自動車のボ
ディーの各曲面によく追従して付着することができると
ころの、光輝色を有する軟質装飾マークとなる。
【０００６】
【実施例】図１に示すのは、前記図４Ａ−Ａ線に相当す
る断面におけるこの発明の装飾マーク(X')の断面で、そ
れは基材(1a)として、たとえば軟質のポリエステル樹脂
を用いて形成し、その上に装飾フィルム(6) を配置して
表示体(3")としたものであり、基材(1a)の裏面には両面
接着テープ(4) を取り付ける。この装飾フィルム(6) の
構成は図２に示すように、たとえばPET の透明フィルム
(a) ［厚さ約10〜200 μm ］の裏面に、プライマー層
(b) を介して印刷表示層(c) を設け、その裏面にわたり
金属蒸着層(d) を施し、さらにその裏面に接着層(e) を
設けたものであり、装飾マーク(X')全体を製作するにあ
たっては、この装飾フィルム(6) を金型内にインサート
して、基材(1a)となる軟質のポリエステル樹脂を射出成
型により成形して構成する。図３はその製造過程におい
て、前記装飾フィルム(6) の余剰部分(f) を、点線図示
において切断して仕上げる状態を示す。
る断面におけるこの発明の装飾マーク(X')の断面で、そ
れは基材(1a)として、たとえば軟質のポリエステル樹脂
を用いて形成し、その上に装飾フィルム(6) を配置して
表示体(3")としたものであり、基材(1a)の裏面には両面
接着テープ(4) を取り付ける。この装飾フィルム(6) の
構成は図２に示すように、たとえばPET の透明フィルム
(a) ［厚さ約10〜200 μm ］の裏面に、プライマー層
(b) を介して印刷表示層(c) を設け、その裏面にわたり
金属蒸着層(d) を施し、さらにその裏面に接着層(e) を
設けたものであり、装飾マーク(X')全体を製作するにあ
たっては、この装飾フィルム(6) を金型内にインサート
して、基材(1a)となる軟質のポリエステル樹脂を射出成
型により成形して構成する。図３はその製造過程におい
て、前記装飾フィルム(6) の余剰部分(f) を、点線図示
において切断して仕上げる状態を示す。
【０００７】基材(1a)は前記の軟質のポリエステル樹脂
の他、軟質材としてオレフィン系樹脂、ウレタン系樹
脂、塩化ビニール樹脂などが用いられる。また装飾フィ
ルム(6) の材質、材料の選定は、成形時のフィルムの伸
びに応ずることのできる材質、材料を選択し、金属蒸着
層(d) は光輝色を呈出するように蒸着物質を選定する
が、それには錫、クロム、アルミニウム、銀などがあ
り、中でも錫が好適である。
の他、軟質材としてオレフィン系樹脂、ウレタン系樹
脂、塩化ビニール樹脂などが用いられる。また装飾フィ
ルム(6) の材質、材料の選定は、成形時のフィルムの伸
びに応ずることのできる材質、材料を選択し、金属蒸着
層(d) は光輝色を呈出するように蒸着物質を選定する
が、それには錫、クロム、アルミニウム、銀などがあ
り、中でも錫が好適である。
【０００８】
【発明の効果】この発明の装飾マークは全体が軟質性で
あるので、自動車のボディーのあらゆる曲面に追従可能
であり、よくそれらの曲面に馴染んで付着が行われる。
そして装飾フィルムにおいて、透明フィルムが表面にあ
るため、印刷表示層、金属蒸着層の対候性、対光性に優
れており、このことは自動車の外装装飾マークに適す
る。また装飾フィルムと基材の密着力がインジェクショ
ン成形時の熱溶着によって行われるので、接着方式に比
べて丈夫となる。さらにこの発明の装飾マークの変形
（前記ボディー曲面への追随のための）に対しては、装
飾フィルムにおいて、厚い透明フィルムおよび接着層の
存在が、印刷表示層、金属蒸着層への歪みを緩和するた
め、装飾フィルムと基材の安定した密着力が得られるこ
ととなる。この発明の装飾マークは随時、立体形状に作
成することができ、光輝色を含む多色を呈することによ
って、自動車のボディーに適用する装飾マークとして最
適である。そして先に述べたように製作に当たっては、
成形と同時に色、絵柄を付与することができるので、効
率よく上記の効果を伴って製作することができ、それは
またコスト減にも役立つこととなる。
あるので、自動車のボディーのあらゆる曲面に追従可能
であり、よくそれらの曲面に馴染んで付着が行われる。
そして装飾フィルムにおいて、透明フィルムが表面にあ
るため、印刷表示層、金属蒸着層の対候性、対光性に優
れており、このことは自動車の外装装飾マークに適す
る。また装飾フィルムと基材の密着力がインジェクショ
ン成形時の熱溶着によって行われるので、接着方式に比
べて丈夫となる。さらにこの発明の装飾マークの変形
（前記ボディー曲面への追随のための）に対しては、装
飾フィルムにおいて、厚い透明フィルムおよび接着層の
存在が、印刷表示層、金属蒸着層への歪みを緩和するた
め、装飾フィルムと基材の安定した密着力が得られるこ
ととなる。この発明の装飾マークは随時、立体形状に作
成することができ、光輝色を含む多色を呈することによ
って、自動車のボディーに適用する装飾マークとして最
適である。そして先に述べたように製作に当たっては、
成形と同時に色、絵柄を付与することができるので、効
率よく上記の効果を伴って製作することができ、それは
またコスト減にも役立つこととなる。
【図１】この発明の、光輝色を有する軟質装飾マークの
部分断面図。
部分断面図。
【図２】この発明の、光輝色を有する軟質装飾マークに
用いるフィルムの構成を拡大して示す説明図。
用いるフィルムの構成を拡大して示す説明図。
【図３】この発明の、光輝色を有する軟質装飾マークの
製作過程を示す図。
製作過程を示す図。
【図４】従来の装飾マークの正面図。
【図５】図４のＡ−Ａ線断面図。
【図６】従来の他の例における、図４のＡ−Ａ線断面に
相当する断面図。
相当する断面図。
(X),(X') 装飾用マーク (1),(1'),(1a) 基材 (2) クロム鍍金層 (3),(3'),(3") 表示体 (4) 両面接着テープ (5) 塗装層 (6) 装飾フィルム (a) 透明フィルム (b) プライマー層 (c) 印刷表示層 (d) 金属蒸着層 (e) 接着層 (f) 余剰部分
Claims (2)
- 【請求項１】軟質の合成樹脂の基材上に、透明なフィル
ムの裏面にプライマー層を介して印刷表示層を設け、そ
の裏面にわたり金属蒸着層を施し、さらにその裏面に接
着層を設けた装飾フィルムを付着し、前記基材の裏面に
両面接着テープを取り付けたことを特徴とする光輝色を
有する軟質装飾マーク。 - 【請求項２】基材が軟質のポリエステル樹脂、オレフィ
ン系樹脂、ウレタン系樹脂、塩化ビニール樹脂などから
なることを特徴とする請求項１記載の光輝色を有する軟
質装飾マーク。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7333961A JPH09152838A (ja) | 1995-11-29 | 1995-11-29 | 光輝色を有する軟質装飾マーク |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7333961A JPH09152838A (ja) | 1995-11-29 | 1995-11-29 | 光輝色を有する軟質装飾マーク |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09152838A true JPH09152838A (ja) | 1997-06-10 |
Family
ID=18271928
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7333961A Pending JPH09152838A (ja) | 1995-11-29 | 1995-11-29 | 光輝色を有する軟質装飾マーク |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09152838A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001312232A (ja) * | 2000-04-27 | 2001-11-09 | Three M Innovative Properties Co | 金属光沢を有する表示体 |
| CN106782038A (zh) * | 2016-12-20 | 2017-05-31 | 深圳市华星祥科技有限公司 | 金属树脂立体商标及金属树脂立体商标的成型方法 |
| JP2019034485A (ja) * | 2017-08-17 | 2019-03-07 | 日本カーバイド工業株式会社 | 立体構造体 |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5471998U (ja) * | 1977-10-28 | 1979-05-22 | ||
| JPS5865071U (ja) * | 1981-10-26 | 1983-05-02 | 恵和商工株式会社 | プラスチツク製ボトル用ラベル |
| JPS6364847A (ja) * | 1986-09-05 | 1988-03-23 | Inoue Mtp Co Ltd | 装飾体及びその製造方法 |
| JPH03128739A (ja) * | 1989-10-13 | 1991-05-31 | Mitsubishi Motors Corp | 光輝エンブレムおよびその製造方法 |
-
1995
- 1995-11-29 JP JP7333961A patent/JPH09152838A/ja active Pending
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5471998U (ja) * | 1977-10-28 | 1979-05-22 | ||
| JPS5865071U (ja) * | 1981-10-26 | 1983-05-02 | 恵和商工株式会社 | プラスチツク製ボトル用ラベル |
| JPS6364847A (ja) * | 1986-09-05 | 1988-03-23 | Inoue Mtp Co Ltd | 装飾体及びその製造方法 |
| JPH03128739A (ja) * | 1989-10-13 | 1991-05-31 | Mitsubishi Motors Corp | 光輝エンブレムおよびその製造方法 |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001312232A (ja) * | 2000-04-27 | 2001-11-09 | Three M Innovative Properties Co | 金属光沢を有する表示体 |
| CN106782038A (zh) * | 2016-12-20 | 2017-05-31 | 深圳市华星祥科技有限公司 | 金属树脂立体商标及金属树脂立体商标的成型方法 |
| CN106782038B (zh) * | 2016-12-20 | 2022-12-13 | 深圳市华星祥科技有限公司 | 金属树脂立体商标及金属树脂立体商标的成型方法 |
| JP2019034485A (ja) * | 2017-08-17 | 2019-03-07 | 日本カーバイド工業株式会社 | 立体構造体 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20020910 |