JPH0534904Y2 - - Google Patents

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JPH0534904Y2
JPH0534904Y2 JP1991111990U JP11199091U JPH0534904Y2 JP H0534904 Y2 JPH0534904 Y2 JP H0534904Y2 JP 1991111990 U JP1991111990 U JP 1991111990U JP 11199091 U JP11199091 U JP 11199091U JP H0534904 Y2 JPH0534904 Y2 JP H0534904Y2
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JP
Japan
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vapor deposited
layer
metal vapor
heat
sensitive adhesive
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JP1991111990U
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JPH04120011U (ja
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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 この考案は、プラスチツ
ク製の光輝加飾体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 従来において、自動車のエンブ
レムなどの装飾体として、透明プラスチツク板の
裏面に文字、図形を表した凹面を成形したのち、
マスキングを施し真空蒸着をなすか、またはこの
マスキングなしに全面に真空蒸着をなし、前述の
文字、図柄を表示した凹部以外に付着した蒸着膜
を除去し、それらの上に異色のホツトスタンプま
たは塗装を施す方法によつて製作され、文字、図
柄が透明プラスチツク板を透視して見えるように
した製品がある。一方、クロム金属蒸着層を有す
る金属転写箔を金型内に配置してプラスチツク製
品を成形すると同時に、上記クロム金属蒸着層を
製品に付着させて重厚な感じの光輝加飾体を得る
技術としては、先に本件出願人が出願した特願昭
61−66538号(特開昭62−221533号)の「同時成
形によるプラスチツク製品の光輝加飾体およびそ
の製法」があるが、この考案はそれを改良し、前
述した文字、図柄などが透視できる装飾体とした
ものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】 この考案はク
ロム金属蒸着層の表面に文字、図柄などを印刷な
どの手段によつて施し、その面に透明樹脂材を射
出成形することによつて、新しい感触とデザイン
の、とくに自動車用のエンブレム、パネルガーニ
シユ、インストルメントパネルなどの装飾体を得
ることを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】 ポリエチレンテ
レフタレートフイルムに、熱可塑性合成樹脂離型
層、熱可塑性合成樹脂保護層、クロム金属蒸着
層、感熱性接着剤層の順に形成した金属転写箔に
おいて、前記クロム金属蒸着層または感熱性接着
剤層に文字、図柄などを印刷表示した転写箔を金
型内に配置し、透明なプラスチツク樹脂材を前記
クロム金属蒸着層側に射出成形して形成したこと
を特徴とする光輝加飾体、クロム金属蒸着層また
は感熱性接着剤層において、文字、図柄などを表
わす部分を残して金属光沢部分とし、他を印刷塗
装部分として印刷表示した金属転写箔を用いたこ
とを特徴とする前記記載の光輝加飾体、クロム金
属蒸着層または感熱性接着剤層において、文字、
図柄などを表わす部分を印刷塗装部分として印刷
表示した金属転写箔を用いたことを特徴とする前
記記載の光輝加飾体、クロム金属蒸着層または感
熱性接着剤層の金属光沢部分または印刷塗装部分
に合致する部分を、凹または凸状に形成したこと
を特徴とする前記記載の光輝加飾体の構成とす
る。
【0005】
【作用】 印刷を施したクロム金属転写箔が、プ
ラスチツク成形と同時に圧着、熱融着され、クロ
ム金属による光輝面の文字、模様を透明、現出さ
せた装飾用の光輝加飾体を得ることができる。
【0006】
【実施例】 図1に示すのは、この考案の金属転
写箔Aの拡大断面を示すもので、1はポリエチレ
ンテレフタレートフイルム、2が熱可塑性合成樹
脂離型層、3が熱硬化性合成樹脂保護層、4がク
ロム金属蒸着層、5が感熱性接着剤層であり、一
体の薄フイルム状に形成されている。ここで、ポ
リエチレンテレフタレートフイルム1はベースフ
イルムとして使用され、肉厚35〜50ミクロンが適
当である。つぎに熱可塑性合成樹脂離型層2はポ
リエチレンテレフタレートフイルム1と熱硬化性
合成樹脂保護層3とが剥離するために使用され、
たとえばアクリル樹脂系の合成樹脂材などが使用
される。それは膜厚0.5ミクロン程度で通常のホ
ツトスタンプ箔よりも離型の軽いタイプが適当で
ある。熱硬化性合成樹脂保護層3は、後述の素材
または素材および真空蒸着、またはスパツタリン
グなどによつて形成されたクロム金属蒸着層4を
保護するために存在する。そしてこの熱硬化性合
成樹脂保護層3はフツ素樹脂系のものを使用する
ことにより、耐久性が向上し、さらに膜厚を最大
10ミクロン程度にしても作業性の点でとくに問題
が発生しないことから、オーバーコートクリヤー
が無くても外装として十分耐久性があり、いわゆ
る箔やけなどが発生し難いものとなる。
【0007】 クロム金属蒸着層4は重厚な金属感を
付与するために純クロム金属を使用しており、好
ましくは真空蒸着またはスパツタリングによつて
形成される。膜厚は200〜400オングストロームが
適当であり、これより薄いと良好な金属光沢が得
られなくなり、これより厚い場合にはクラツクが
発生しやすくなる。感熱性接着剤層5はクロム金
属蒸着層4を成形素材に接着させるために使用さ
れ、たとえばアクリル樹脂系などの合成樹脂材が
使用される。膜厚は2〜3ミクロンで、通常のホ
ツトスタンプ用金属箔の接着層樹脂よりも低温接
着タイプ(150〜170度C位)の材質のものが適当
である。このクロム金属蒸着層4に予め、後述の
金型の凹凸形状部に見合つた位置に、シルク印刷
などによつて、文字、図柄を表わす金属光沢部分
eを残して、その周囲に印刷塗装部分f[印刷イ
ンキ付着部分]を設ける。これは反対に文字、図
柄を印刷インキ付着部分として印刷表示し、他を
金属光沢部分としてもよい。なお、このような印
刷表示を設けるには、図1中、二点鎖線で示すよ
うに感熱性接着剤層5の上からでも差し支えな
い。そして図2に示すように金型の雌型C側にお
いて、製品Fに文字、図柄などが形成された凹部
aが現れるように、、雄型Bにそれに対応する凸
部bを設ける。またこれは製品Fに凸部b′が形成
されるように、雄型Bに凹部a′を形成してもよ
い。この金属転写箔Aを図2に示す雄型B、雌型
C間に配置し、雌型Cに接するノズルDより、透
明な合成樹脂材Eをクロム金属蒸着層4側に射出
成形する。
【0008】 この際、金属転写箔Aは、クロム金属
蒸着層4を製品F面に感熱性接着剤層5によつて
接着転写する。すなわち雄型B、雌型C内のキヤ
ビテイ内に製品Fが成形され、同時にこの製品F
の一面にクロム金属蒸着層4が加熱融着される。
そして、これを離型することによつて、文字、図
柄の凹、凸状部分に、立体的に金属光輝処理がな
された製品Fが得られることとなる。なお、この
クロム金属蒸着層4は、金型に形成した文字、図
柄などの立体面の凹凸、側壁などに密着性がよ
く、それらに重厚な感触の光輝面を付与するとが
できる。図3はこの考案による製品Fの一例を示
すもので、透明板cを透視して、図示、手前側方
向に凹状に形成された文字dおよび図柄d′がクロ
ム金属光沢部分eとして表示されており、fで示
す部分が異色の印刷塗装部分である。
【0009】
【考案の効果】 この考案の光輝加飾体は、自動
車などのエンブレム、パネルガーニツシユ、イン
ストルメントパネルなどの装飾体として、全面よ
り透視して文字、図柄などを表示し、クロム金属
による重厚な光輝面を有する斬新、有用な製品と
なり、それはホツトスタンプ法の製品にみられる
ような変形、反りなどが無く、したがつて形状、
寸法も安定した製品となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に用いる金属転写箔の部分拡大
断面図。
【図2】この考案における製品を作るために射出
成形をなした状態を示す断面図。
【図3】この考案の製品の正面図。
【符号の説明】
A……金属転写箔 1……ポリエチレンテレフタレートフイルム 2……熱可塑性合成樹脂離型層 3……熱可塑性合成樹脂保護層 4……クロム金属蒸着層 5……感熱性接着剤層 B……雄型 C……雌型 a……凹部 a′……凹部 b……凸部 b′……凸部 F……製品 c……透明板 d……文字 d′……図柄 e……クロム金属光沢部分 f……印刷塗装部分

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエチレンテレフタレートフイ
    ルムに、熱可塑性合成樹脂離型層、熱可塑性合成
    樹脂保護層、クロム金属蒸着層、感熱性接着剤層
    の順に形成した金属転写箔において、前記クロム
    金属蒸着層または感熱性接着剤層に文字、図柄な
    どを印刷表示した転写箔を金型内に配置し、透明
    なプラスチツク樹脂材を前記クロム金属蒸着層側
    に射出成形して形成したことを特徴とする光輝加
    飾体。
  2. 【請求項2】 クロム金属蒸着層または感熱性接
    着剤層において、文字、図柄などを表わす部分を
    残して金属光沢部分とし、他を印刷塗装部分とし
    て印刷表示した金属転写箔を用いたことを特徴と
    する請求項1記載の光輝加飾体。
  3. 【請求項3】 クロム金属蒸着層または感熱性接
    着剤層において、文字、図柄などを表わす部分を
    印刷塗装部分として印刷表示した金属転写箔を用
    いたことを特徴とする請求項1記載の光輝加飾
    体。
  4. 【請求項4】 クロム金属蒸着層または感熱性接
    着剤層の金属光沢部分または印刷塗装部分に合致
    する部分を、凹または凸状に形成したことを特徴
    とする請求項1,2,3記載の光輝加飾体。
JP11199091U 1991-12-24 1991-12-24 光輝加飾体 Granted JPH04120011U (ja)

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JP11199091U JPH04120011U (ja) 1991-12-24 1991-12-24 光輝加飾体

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JPH04120011U JPH04120011U (ja) 1992-10-27
JPH0534904Y2 true JPH0534904Y2 (ja) 1993-09-03

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ID=31931030

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JPS6032000A (ja) * 1983-07-30 1985-02-18 日本写真印刷株式会社 金属光沢模様を有するバック押し転写材及びその製造法

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