JPH0915134A - パーティクルの検査方法および検査装置 - Google Patents

パーティクルの検査方法および検査装置

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JPH0915134A
JPH0915134A JP7163484A JP16348495A JPH0915134A JP H0915134 A JPH0915134 A JP H0915134A JP 7163484 A JP7163484 A JP 7163484A JP 16348495 A JP16348495 A JP 16348495A JP H0915134 A JPH0915134 A JP H0915134A
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JP
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light
laser light
semiconductor substrate
particles
polarized
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JP7163484A
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English (en)
Inventor
Kenji Hagiwara
健至 萩原
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electronics Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】成膜工程が進んでいっても、十分な感度を得る
ことができ、従来検知できなかったパーティクルを検知
可能にするパーティクルの検査方法および検査装置を提
供する。 【構成】ウエハ5にレーザ光を垂直に入射し、その反射
光を受光し、パーティクルの有無および個数の計算を行
なう第1の工程と、ウエハ5上に透明膜を成膜してレー
ザ光を45度の入射角で入射して反射光より計算する第
2の工程と、ウエハ5に反射膜を成膜してP偏光したレ
ーザ光を俯角20度で入射して反射光より計算する第3
の工程と、ウエハ5に金属膜を成膜してS偏光したレー
ザ光を俯角20度で入射し反射光より計算する第4の工
程とを含んでいる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パーティクルの検査
方法および検査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ULSIデバイスの超微細化にと
もない、プロセスのクリーン化の必要性が高まってい
る。中でも、半導体デバイスの歩留り対策および装置管
理の面からも、パーティクルの検査技術は重要な技術で
ある。従来のパーティクルの検査は、単一波長のレーザ
を発振する光源より、ウエハに垂直にレーザを照射し、
そのレーザの散乱光を受光部で受け、受光部の信号を計
算機を用いて処理していた。これにより、パーティクル
を測定し、ウエハ上のパーティクルの検査を行なってい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来例のパーティクルの検査方法は、単一波長のレーザ光
を垂直に照射することによる測定のみであったため、初
期のベアシリコンウエハから酸化膜形成、ポリシリコン
膜形成、金属膜形成へと成膜工程が進むにつれ、十分な
感度を得ることができず、所望のパーティクルの測定を
行なうことができなかった。
【0004】この発明は、この従来例の問題点を解決す
るもので、成膜工程が進んでいっても、十分な感度を得
ることができ、従来検知できなかったパーティクルを検
知可能にするパーティクルの検査方法および検査装置を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1のパーティクル
の検査方法は、半導体基板にレーザ光を第1の入射角で
入射し、半導体基板で反射した光を受光し、その受光信
号を用いてパーティクルの有無および個数の計算を行な
う第1の工程と、半導体基板上に透明膜を成膜し、半導
体基板にレーザ光を第2の入射角で入射し、半導体基板
で反射した光を受光し、その受光信号を用いてパーティ
クルの有無および個数の計算を行なう第2の工程と、記
半導体基板上に反射膜を成膜し、P偏光したレーザ光を
第3の入射角で半導体基板に入射し、半導体基板で反射
した光を受光し、その受光信号を用いてパーティクルの
有無および個数の計算を行なう第3の工程と、半導体基
板上に金属膜を成膜し、S偏光したレーザ光を第4の入
射角で半導体基板に入射し、半導体基板で反射した光を
受光し、その受光信号を用いてパーティクルの有無およ
び個数の計算を行なう第4の工程とを含むものである。
【0006】請求項2のパーティクルの検査装置は、半
導体基板に第1の入射角で入射する第1のレーザ光源
と、前記半導体基板に第2の入射角で入射する第2のレ
ーザ光源と、前記半導体基板に第3の入射角で入射する
S偏光したレーザ光を発振する第3のレーザ光源と、前
記半導体基板に第4の入射角で入射するP偏光したレー
ザ光を発振する第4のレーザ光源と、前記第1のレーザ
光源ないし前記第4のレーザ光源により入射して前記半
導体基板で反射した光をそれぞれ受光する受光手段と、
前記第1のレーザ光源ないし前記第4のレーザ光源によ
る前記受光手段の受光信号を入力してパーティクルの有
無および個数の計算を行なう計算機とを備えたものであ
る。
【0007】請求項3のパーティクルの検査方法は、半
導体基板にP偏光したレーザ光を第1の入射角で入射
し、前記半導体基板で反射した光を受光し、その受光信
号を用いてパーティクルの有無および個数の計算を行な
う第1の工程と、S偏光したレーザ光を第2の入射角で
前記半導体基板に入射し、前記半導体基板で反射した光
を受光し、その受光信号を用いてパーティクルの有無お
よび個数の計算を行なう第2の工程とを含むものであ
る。
【0008】請求項4のパーティクルの検査装置は、半
導体基板に第1の入射角で入射するP偏光したレーザ光
を発振するレーザ光源と、前記半導体基板に第2の入射
角で入射するS偏光したレーザ光を発振するレーザ光源
と、前記半導体基板の前記P偏光の反射光を受光する受
光部および前記S偏光の反射光を受光する受光部を有す
る受光手段と、前記受光手段の受光信号を入力してパー
ティクルの有無および個数の計算を行なう計算機とを備
えたものである。
【0009】
【作用】請求項1のパーティクルの検査方法によれば、
第1の工程および第2の工程によりレーザ光の入射角度
を変えながらウエハに照射し、また第3の工程および第
4の工程によりレーザ光をP偏光からS偏光へと変える
ため、垂直入射の単一レーザによる不十分な測定感度を
補い、膜表面の影響を抑制してウエハ上のパーティクル
を高感度で測定することができ、従来例では検知できな
かった所望のパーティクルの測定が可能となる。
【0010】請求項2のパーティクルの検査装置によれ
ば、請求項1のパーティクルの検査方法に適用できるの
で、請求項1と同作用がある。請求項3のパーティクル
の検査方法によれば、レーザ光をP偏光からS偏光へと
変えるため、垂直入射の単一レーザによる不十分な測定
感度を補い、膜表面の影響を抑制してウエハ上のパーテ
ィクルを高感度で測定することができ、従来例では検知
できなかった所望のパーティクルの測定が可能となる。
【0011】請求項4のパーティクルの検査装置は、請
求項3のパーティクルの検査方法に適用できるので、請
求項1と同作用がある。
【0012】
【実施例】この発明の第1の実施例について、図1およ
び図2を参照しながら説明する。パーティクルの検査装
置について説明する。図1は光学系を含む構成を示し、
図2はウエハに垂直に入射する場合の走査系を示すもの
である。図1において、1は波長488nmのP偏光し
たArレーザ光を発生する第1のレーザ光源である。こ
れから発振されたレーザ光は水平に置かれた半導体基板
のベアシリコンウエハ5上の領域にハーフミラー12を
介して第1の入射角である垂直に入射するように配置さ
れている。また、このウエハ5上で反射した散乱光を受
光するように、受光手段であるP偏光の受光部6が配置
されている。また、これらの受光信号をコンピュータを
実施例とする計算機8に入力し、計算機8でパーティク
ルの有無および個数の計算を行なう。
【0013】2は波長488nmのP偏光したArレー
ザ光を発生する第2のレーザ光源である。これから発振
されたレーザ光は水平に置かれた透明膜である酸化膜が
成膜されたウエハ5上の領域に第2の入射角である俯角
45度の角度をもって入射するように配置されている。
また、このウエハ5上で反射した散乱光を受光するよう
に、受光部6が配置されている。また、これらの受光信
号を計算機8に入力し、前記と同様の計算を行う。
【0014】3は波長488nmのP偏光したArレー
ザ光を発生する第3のレーザ光源である。これから発振
されたレーザ光は水平に置かれた反射膜であるポリシリ
コン膜が形成されたウエハ5上の領域に第3の入射角で
ある俯角20度の角度をもって入射するように配置され
ている。また、このウエハ5上で反射した散乱光を受光
するように、偏光ビームスプリッタ10が置かれてい
る。この偏光ビームスプリッタ10によってP偏光とS
偏光に分離された光が入射するように受光手段を構成す
るP偏光の受光部6とS偏光の受光部7がそれぞれ配置
されている。さらに、これらのP偏光の受光信号とS偏
光の受光信号を計算機8に入力し、前記と同様の計算を
行なう。
【0015】4は波長488nmのS偏光したArレー
ザ光を発生する第4のレーザ光源である。これから発さ
れたレーザ光は水平に置かれた金属膜であるアルミ膜が
形成されたウエハ5上の領域に第4の入射角である俯角
20度の角度をもって入射するように配置されている。
また、このウエハ5上で反射した散乱光を入射する受光
部7が配置されている。これらの受光信号を計算機8に
入力し、前記と同様にパーティクルの有無および個数の
計算を行なう。
【0016】つぎに、このパーティクル検査装置を用い
たパーティクル検査方法について説明する。すなわち、
このパーティクル検査方法は、第1の工程と、第2の工
程と、第3の工程と、第4の工程を含む。第1の工程
は、半導体基板のウエハ5にレーザ光を第1の入射角で
入射し、ウエハ5で反射した光を受光し、その受光信号
を用いてパーティクルの有無および個数の計算を行な
う。図2に示すように、第1のレーザ光源の波長488
nmのArレーザ光を、水平に置かれたベアシリコンウ
エハ5上の領域に、ハーフミラー12を介して垂直に照
射する。ウエハ5を載せたステージ11はウエハ5のサ
イズとほぼ同等であり、ステージ11はウエハ5を載せ
たまま、装置内を約20μmのステップでまず、+x方
向に移動する。これによって、装置内のウエハ5を載せ
たステージ11の移動にともなって、Arレーザ光が2
0μmのステップ間隔でウエハ5上を走査することがで
きる。レーザ光がウエハ5の一方の端から他端まで走査
し終わったら、次にステージ11はウエハ5を載せたま
ま、+y方向に20μm移動し、それから、−x方向に
約20μmのステップ間隔で移動する。この動作を繰り
返すことによって、ウエハ5の全面をレーザー光が走査
できるようになっている。
【0017】このウエハ5上で反射された受光成分は受
光部6で電気信号として変換される。この信号出力が計
算機8に送られ、ここで計算処理によってベアシリコン
ウエハ5上のパーティクル9の有無および個数を検知す
る。これにより、ベアシリコンウエハ上0. 1μm以上
のパーティクルが検知できる。第2の工程は、半導体基
板のウエハ5上に透明膜を成膜し、ウエハ5にレーザ光
を第2の入射角で入射し、ウエハ5で反射した光を受光
し、その受光信号を用いてパーティクルの有無および個
数の計算を行なうものである。すなわち、ベアシリコン
ウエハ5上に酸化膜を500nm程度熱酸化により形成
する。図1において、第2のレーザ光源2の波長488
nmのArレーザ光は水平に置かれた酸化膜が形成され
たウエハ5上の領域に45度の角度をもって照射する。
第1の工程における走査と同様にして、ウエハ5の全面
をレーザ光で走査した後、このウエハ5上で反射された
P偏光成分は受光部6で電気信号に変換される。この出
力信号が計算機8に送られ、ここで計算処理によってウ
エハ5上のパーティクル9の有無および個数を検知す
る。ベアシリコンウエハ5上に酸化膜が形成されている
場合、膜表面の影響により反射光は散乱するが、45度
の照射角度を持たせることにより酸化膜表面の影響を抑
えることができ、酸化膜上0. 2μm以上のパーティク
ルが検知できる。
【0018】第3の工程は、半導体基板のウエハ5上に
反射膜を成膜し、P偏光したレーザ光を第3の入射角で
ウエハ5に入射し、ウエハ5で反射した光を受光し、そ
の受光信号を用いてパーティクルの有無および個数の計
算を行なう。ウエハ5上にポリシリコン膜をLPCVD
法により400nm程度形成する。図1において、第3
のレーザ光源3の波長488nmのP偏光したArレー
ザ光3は水平に置かれたポリシリコン膜が形成されたウ
エハ5上の領域に俯角20度の角度をもって照射する。
ウエハ5の全面をレーザ光が走査した後、このウエハ5
上で反射されたS偏光成分は受光部6で電気信号に変換
される。そして、この出力信号が計算機8に送られる。
そして、ここで計算処理によってウエハ5上のパーティ
クル9の有無および個数を検知する。ベアシリコンウエ
ハ5上にポリシリコン膜が形成されている場合、たとえ
ば、ウエハ5の表面にポリシリコン膜が400nm成膜
されている場合には、高角度でレーザ光を照射した際に
ポリシリコン膜の表面で照射光が乱反射し、パーティク
ル測定が正確には行えない。ここで俯角20度の照射角
度を持たせることにより、膜表面の凹凸による影響を低
く抑えることができ、ポリシリコン膜上0.25μm以
上のパーティクルが検知できる。
【0019】第4の工程は、半導体基板のウエハ5上に
金属膜を成膜し、S偏光したレーザ光を第4の入射角で
ウエハ5に入射し、ウエハ5で反射した光を受光し、そ
の受光信号を用いてパーティクルの有無および個数の計
算を行なう。すなわち、ウエハ5上にアルミ膜をスパッ
タ法により700nm程度形成する。図1において、第
4のレーザ光源4の波長488nmのS偏光したArレ
ーザ光4は、水平に置かれてアルミ膜が形成されたウエ
ハ5上の領域に俯角20度の角度をもって照射する。ウ
エハ5の全面をレーザ光で前記と同様に走査した後、こ
のウエハ5上で反射されたS偏光成分は受光部7で電気
信号に変換される。この出力信号が計算機8に送られ、
ここで計算処理によってウエハ5上のパーティクル9の
有無および個数を検知する。ベアシリコンウエハ5上に
アルミ膜が形成されている場合、膜表面の凹凸の影響に
より反射光はかなり散乱するが、俯角20度の照射角度
を持たせることにより膜表面の影響を最小限に抑えるこ
とができ、アルミ膜上0.3μm以上のパーティクルが
検知できる。
【0020】この実施例のパーティクル検査方法によれ
ば、第1の工程および第2の工程によりレーザ光の入射
角度を変えながらウエハ5に照射し、また第3の工程お
よび第4の工程によりレーザ光をP偏光からS偏光へと
変えるため、垂直入射の単一レーザによる不十分な測定
感度を補い、膜表面の影響を抑制してウエハ5上のパー
ティクルを高感度で測定することができ、従来例では検
知できなかった所望のパーティクルの測定が可能とな
る。
【0021】またパーティクルの検査装置によれば、前
記したパーティクルの検査方法に適用できるので、前記
と同様な作用効果がある。この発明の第2の実施例を図
3および図4に示す。すなわち、このパーティクル検査
装置は、第1の実施例において、第1のレーザ光源1は
波長594nmのP偏光したHe −Ne レーザ光源を用
い、第4のレーザ光源3は波長633nmのS偏光した
He −Ne レーザ光源を用い、第2のレーザ光源および
第3のレーザ光源は省略している。
【0022】第1のレーザ光源1から発振されたレーザ
光は水平に置かれたベアシリコンウエハ5に垂直に入射
するように配置されている。他方、第4のレーザ光源4
から発振されたレーザ光は水平に置かれたベアシリコン
ウエハ5に俯角20度の低角度で入射するように配置さ
れている。また、このウエハ5上で反射した散乱光が入
射するように、偏光ビームスプリッタ10が置かれてい
る。さらに、この偏光ビームスプリッタ10によってP
偏光とS偏光に分離された光が入射するようにP偏光の
受光部6とS偏光の受光部7がそれぞれ配置されてい
る。また、これらのP偏光信号とS偏光信号を計算機8
に入力されるようしている。
【0023】このように構成された装置を用いて、パー
ティクルの測定を行なう場合の動作について説明する。
すなわち、波長594nmのP偏光したHe −Ne レー
ザ光は水平に置かれたウエハ5上に垂直に照射される。
他方、波長633nmのS偏光したHe −Ne レーザ光
はウエハ5上に俯角20度の低角度で照射される。これ
らのレーザ光はウェハ5上の同一領域に照射される。こ
れらのレーザ光のウエハ5上で反射された光は、偏光ビ
ームスプリッタ10に入り、ここでP偏光成分とS偏光
成分とに分離される。分離されたP偏光成分はP偏光の
受光手段である受光部6に入射し電気信号に変換され
る。また、分離されたS偏光成分はS偏光の受光手段で
ある受光部7に入射し電気信号に変換される。これらの
出力信号が計算機8に送られ、ここで計算処理によって
パーティクル8の有無を検知し、粒径別に計算する。
【0024】また、このパーティクルの検査装置を用い
た検査方法は、第1の工程で、半導体基板のウエハ5に
P偏光したレーザ光を第1の入射角で入射し、ウエハ5
で反射した光を受光し、その受光信号を用いてパーティ
クルの有無および個数の計算を行なう。また第2の工程
で、S偏光したレーザ光を第2の入射角でウエハ5に入
射し、ウエハ5で反射した光を受光し、その受光信号を
用いてパーティクルの有無および個数の計算を行なう。
この方法において、第1の工程および第2の工程は工程
順序にしたがって行ってもよいが、第1の工程および第
2の工程を同時に行ってもよい。
【0025】図4は、パーティクルの粒径に対する散乱
光強度を示す散乱断面積の関係図を示している。白丸が
波長633nmのS偏光、黒丸が波長594nmのP偏
光である。図4から明らかなように、粒径に対する散乱
光強度は0. 3μm以上の粒径に対してはP偏光を用い
た方がS偏光よりも大きく、0. 3μm以上の大きさの
パーティクル粒子を測定する場合は高感度な測定を行え
る。
【0026】しかし、P偏光では、粒径が0.3μmよ
り微小になってくると、急に感度が落ち込む。これに対
して、S偏光では、0.35μm付近から感度が上昇し
て、感度が落ち込むP偏光よりも約一桁大きな散乱光強
度が得られる。よって、0.1〜0.3μmのような微
小なパーティクル粒子を測定する場合には、S偏光を用
いた方がP偏向よりも高感度な測定を行える。
【0027】したがって、S偏光のレーザ光源で測定す
る場合は0.3μm以下のデータのみを採用し、S偏光
のレーザ光源で測定する場合は0.3μm以上のデータ
のみを採用するように、S偏光とP偏光の2種類のレー
ザ光を切り替えて、最適な条件を用いて測定を行なうこ
とにより、最も感度の高いパーティクルの測定が行え
る。
【0028】なお、前記した実施例では、レーザ光源を
ArまたはHe −Ne とし、照射角度を所定の角度にし
たが、これに限らずレーザ光源の種類も照射角度も他の
ものであっても良い。また第1のレーザ光源1ないし第
4のレーザ光源4の少なくとも一対以上を共用し、入射
角度を変えるために首振り構造を採用したり、またP偏
光とS変更を相互に変更するために偏光可変手段を採用
してもよい。
【0029】
【発明の効果】請求項1のパーティクルの検査方法によ
れば、第1の工程および第2の工程によりレーザ光の入
射角度を変えながらウエハに照射し、また第3の工程お
よび第4の工程によりレーザ光をP偏光からS偏光へと
変えるため、垂直入射の単一レーザによる不十分な測定
感度を補い、ウエハ上のパーティクルを高感度で測定す
ることができ、従来例では検知できなかった所望のパー
ティクルの測定が可能となるという効果がある。
【0030】請求項2のパーティクルの検査装置によれ
ば、請求項1のパーティクルの検査方法に適用できるの
で、請求項1と同効果がある。請求項3のパーティクル
の検査方法によれば、レーザ光をP偏光からS偏光へと
変えるため、垂直入射の単一レーザによる不十分な測定
感度を補い、ウエハ上のパーティクルを高感度で測定す
ることができ、従来例では検知できなかった所望のパー
ティクルの測定が可能となる。
【0031】請求項4のパーティクルの検査装置は、請
求項3のパーティクルの検査方法に適用できるので、請
求項1と同効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例におけるパーティクル
の検査装置の説明図である。
【図2】パーティクルの検査装置の走査系を示す説明図
である。
【図3】第2の実施例におけるパーティクルの検査装置
の説明図である。
【図4】S偏光したレーザ光とP偏光したレーザ光の、
パーティクル粒子の粒径に対する散乱断面積を示す関係
図である。
【符号の説明】
1 第1のレーザ光源 2 第2のレーザ光源 3 第3のレーザ光源 4 第4のレーザ光源 5 半導体基板のベアシリコンウエハ 6 P偏光の受光部 7 S偏光の受光部 8 計算機 9 パーティクル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板にレーザ光を第1の入射角で
    入射し、前記半導体基板で反射した光を受光し、その受
    光信号を用いてパーティクルの有無および個数の計算を
    行なう第1の工程と、 前記半導体基板上に透明膜を成膜し、半導体基板にレー
    ザ光を第2の入射角で入射し、前記半導体基板で反射し
    た光を受光し、その受光信号を用いてパーティクルの有
    無および個数の計算を行なう第2の工程と、 前記半導体基板上に反射膜を成膜し、P偏光したレーザ
    光を第3の入射角で前記半導体基板に入射し、前記半導
    体基板で反射した光を受光し、その受光信号を用いてパ
    ーティクルの有無および個数の計算を行なう第3の工程
    と、 前記半導体基板上に金属膜を成膜し、S偏光したレーザ
    光を第4の入射角で前記半導体基板に入射し、前記半導
    体基板で反射した光を受光し、その受光信号を用いてパ
    ーティクルの有無および個数の計算を行なう第4の工程
    とを含むパーティクルの検査方法。
  2. 【請求項2】 半導体基板に第1の入射角で入射する第
    1のレーザ光源と、前記半導体基板に第2の入射角で入
    射する第2のレーザ光源と、前記半導体基板に第3の入
    射角で入射するS偏光したレーザ光を発振する第3のレ
    ーザ光源と、前記半導体基板に第4の入射角で入射する
    P偏光したレーザ光を発振する第4のレーザ光源と、前
    記第1のレーザ光源ないし前記第4のレーザ光源により
    入射して前記半導体基板で反射した光をそれぞれ受光す
    る受光手段と、前記第1のレーザ光源ないし前記第4の
    レーザ光源による前記受光手段の受光信号を入力してパ
    ーティクルの有無および個数の計算を行なう計算機とを
    備えたパーティクルの検査装置。
  3. 【請求項3】 半導体基板にP偏光したレーザ光を第1
    の入射角で入射し、前記半導体基板で反射した光を受光
    し、その受光信号を用いてパーティクルの有無および個
    数の計算を行なう第1の工程と、 S偏光したレーザ光を第2の入射角で前記半導体基板に
    入射し、前記半導体基板で反射した光を受光し、その受
    光信号を用いてパーティクルの有無および個数の計算を
    行なう第2の工程とを含むパーティクルの検査方法。
  4. 【請求項4】 半導体基板に第1の入射角で入射するP
    偏光したレーザ光を発振するレーザ光源と、前記半導体
    基板に第2の入射角で入射するS偏光したレーザ光を発
    振するレーザ光源と、前記半導体基板の前記P偏光の反
    射光を受光する受光部および前記S偏光の反射光を受光
    する受光部を有する受光手段と、前記受光手段の受光信
    号を入力してパーティクルの有無および個数の計算を行
    なう計算機とを備えたパーティクルの検査装置。
JP7163484A 1995-06-29 1995-06-29 パーティクルの検査方法および検査装置 Pending JPH0915134A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004093252A (ja) * 2002-08-30 2004-03-25 Hitachi Ltd 欠陥検査装置および欠陥検査方法
JP2012189567A (ja) * 2011-03-11 2012-10-04 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd パターン欠陥検出装置

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