JP2971003B2 - レーザリペア装置のレンズの汚れを検出する装置 - Google Patents

レーザリペア装置のレンズの汚れを検出する装置

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JP2971003B2 JP33607994A JP33607994A JP2971003B2 JP 2971003 B2 JP2971003 B2 JP 2971003B2 JP 33607994 A JP33607994 A JP 33607994A JP 33607994 A JP33607994 A JP 33607994A JP 2971003 B2 JP2971003 B2 JP 2971003B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザを用いてウェハ
上のパターンを加工するレーザ加工装置のレンズの汚れ
を検出する方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3に、従来のレーザ加工装置におけ
る、加工用レーザ光の経路を示す。レーザ発振器10で
発生したレーザ光は、ミラーM1、ミラーM2及びミラ
ーM3を経由して加工しようとするウェハに垂直に入力
するように反射される。そして、上記レーザ光は、ウェ
ハの直前で対物レンズ11により、ウェハへの焦点合わ
せが行なわれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ウェハ上での加工を微
細化しようとする場合、レーザのスポット径を小さくす
る必要がある。そのために対物レンズ11とウェハ12
の距離が短くなる。その結果として、レーザ加工時、ウ
ェハより飛び散るポリシリコンがレンズに付着すること
があるようになった。レンズによごれが付着すると、ウ
ェハ上に到達するレーザ光のパワーが低下する。そし
て、そのまま加工を行うと、パワーが不足し、切断不良
が発生してしまう。本発明は、レーザ加工装置におい
て、対物レンズ表面の汚れを検出する方法及び装置を実
現することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明においては、次のような方法及び装置を実現
している。つまり、レーザ発振器10より出力したレー
ザ光の強さを受光部A15で測定し、対物レンズ11を
通過したレーザ光の強さを受光部B16または受光部B
26で測定し、受光部A15の測定データと受光部B1
6または受光部B26の測定データの比が、レンズが汚
れていない初期状態より変化したことを検出して、レー
ザ加工装置のレンズの汚れを検出している。
【0005】また、レーザ発振器10より出力したレー
ザ光の強さを、ビームスプリッタ1を通して測定する受
光部Aを設け、ビームスプリッタ1及びビームスプリッ
タ2を経由したレーザ光を、1/4波長板14及び対物
レンズ11を通して照射する標準反射板13を設け、標
準反射板13で反射し、対物レンズ11を透過したレー
ザ光の強さを、1/4波長板14及びビームスプリッタ
2を通して測定する受光部B16を設け、レーザ加工装
置のレンズの汚れを検出する装置としている。
【0006】別の方法として、レーザ発振器10より出
力したレーザ光の強さを、ビームスプリッタ1を通して
測定する受光部A15を設け、ビームスプリッタ1、ミ
ラーM2及び対物レンズ11を経由したレーザ光の強さ
を測定する受光部B26を設け、レーザ加工装置のレン
ズの汚れを検出する装置としている。
【0007】
【作用】対物レンズ11に汚れがついた場合、そこを透
過するレーザの強さは、汚れのない場合に比べ減衰す
る。そこで、その減衰を測定することで、レンズの汚れ
を検出できる。しかし、レーザ発振器10より出力され
るレーザ光の強さが変動するため、対物レンズ11を透
過したレーザ光の強さを測定しただけでレンズの汚れを
特定することはできない。そこで、レーザ発振器10よ
り出力したレーザ光の強さも測定し、レーザ発振器10
を出力したレーザ光の強さと、対物レンズを透過したレ
ーザ光の強さとの比を求め、初期状態より変化したこと
を検出して、レンズの汚れを検知することができる。
【0008】
【実施例】
(実施例1)図1に本発明の実施例を示す。このレーザ
加工装置のレンズの汚れを検出する装置は、レーザ発振
器10より出力したレーザ光の強さを、ミラーM1及び
ビームスプリッタ1を通して測定する受光部A15と、
ビームスプリッタ1及びビームスプリッタ2を経由した
レーザ光を、1/4波長板14及び対物レンズ11を通
して照射する標準反射板13と、標準反射板13で反射
し、対物レンズ11を透過したレーザ光の強さを、1/
4波長板14及びビームスプリッタ2を通して測定する
受光部B16とで構成される。
【0009】レーザ発振器10より出力されたレーザ光
は、ミラーM1で反射されビームスプリッタ1に入力す
る。ビームスプリッタ1で50%のレーザ光はビームス
プリッタ2の方向に進み、残りの50%のレーザ光は受
光部A15に進む。ビームスプリッタ2に進んだレーザ
光は、ビームスプリッタ2で反射され、1/4波長板1
4及び対物レンズ11を通し、標準反射板13に焦点を
結ぶ。ここで、1/4波長板14を透過するとき、レー
ザの位相が90度変化する。レーザは、標準反射板13
上で反射し、対物レンズ11及び1/4波長板14を通
してビームスプリッタ2に入力する。ここで、1/4波
長板14を透過するとき、レーザの位相が更に90度変
化し、ビームスプリッタ2へ入力するレーザは、その位
相が180度変化している。ビームスプリッタ2は、ビ
ームスプリッタ1からのレーザ光に対し180度位相が
変化したレーザを透過し、レーザ光は、受部B16に
到達する。
【0010】対物レンズ11に汚れがついた場合、そこ
を透過するレーザの強さは、汚れのない場合に比べ減衰
する。そこで、その減衰を測定することで、レンズの汚
れを検出できる。しかし、レーザ発振器10より出力さ
れるレーザ光の強さが変動するため、対物レンズ11を
透過したレーザ光の強さを測定しただけでレンズの汚れ
を特定することはできない。そこで、レーザ発振器10
より出力したレーザ光の強さも測定し、レーザ発振器1
0を出力したレーザ光の強さと、対物レンズを透過した
レーザ光の強さとの比を求め、初期状態より変化したこ
とを検出して、レンズの汚れを検知することができる。
図1の例においては、標準反射板13を用いて反射さ
せ、受光部A15と受光部B16のレーザ光の強さの比
率をあらかじめ測定し、その後、その比率が変化した場
合は、途中のレンズ上に汚れがついたため、受光部B1
6のレーザ光の強さが低下したものと考えることができ
る。この実施例においては、対物レンズ11を往復2回
通過するため、実施例2における1回通過と比べると、
レンズの汚れに対する受光部B16の減衰は大きく、検
出感度が高いといえる。
【0011】(実施例2)図2に本発明の別の実施例を
示す。この実施例において、このレーザ加工装置のレン
ズの汚れを検出する装置は、レーザ発振器10より出力
したレーザ光の強さを、ミラーM1及びビームスプリッ
タ1を通して測定する受光部A15と、ビームスプリッ
タ1及びミラーM2を経由して、対物レンズ11を透過
したレーザ光の強さを測定する受光部B26とで構成さ
れる。
【0012】レーザ発振器10より出力されたレーザ光
は、ミラーM1で反射されビームスプリッタ1に入力す
る。ビームスプリッタ1で50%のレーザ光はミラーM
2の方向に進み、残りの50%のレーザ光は受光部A1
5に進む。ミラーM2に進んだレーザ光は、ミラーM2
で反射され、対物レンズ11を通して集束した後、受光
部B26に到達する。
【0013】対物レンズ11に汚れがついた場合、そこ
を透過するレーザの強さは、汚れのない場合に比べ減衰
する。そこで、その減衰を測定することで、レンズの汚
れを検出できる。しかし、レーザ発振器10より出力さ
れるレーザ光の強さが変動するため、対物レンズ11を
透過したレーザ光の強さを測定しただけでレンズの汚れ
を特定することはできない。そこで、レーザ発振器10
より出力したレーザ光の強さも測定し、レーザ発振器1
0を出力したレーザ光の強さと、対物レンズを透過した
レーザ光の強さとの比を求め、初期状態より変化したこ
とを検出して、レンズの汚れを検知することができる。
図2の例においては、受光部A15と受光部B26のレ
ーザ光の強さの比率をあらかじめ測定し、その後、その
比率が変化した場合は、途中のレンズ上に汚れがついた
ため、受光部B26のレーザ光の強さが低下したものと
考えることができる。この実施例においては、対物レン
ズ11を1回通過するため、実施例1における2回通過
に比べると、レンズの汚れに対する受光部B26の減衰
は小さく、検出感度が低いといえる。
【0014】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。ま
ず、対物レンズ11に汚れがついた場合、そこを透過す
るレーザの強さは、汚れのない場合に比べ減衰する。そ
こで、その減衰を測定することで、レンズの汚れを検出
できる。しかし、レーザ発振器10より出力されるレー
ザ光の強さが変動するため、対物レンズ11を透過した
レーザ光の強さを測定しただけでレンズの汚れを特定す
ることはできない。そこで、レーザ発振器10より出力
したレーザ光の強さも測定し、レーザ発振器10を出力
したレーザ光の強さと、対物レンズを透過したレーザ光
の強さとの比を求め、初期状態より変化したことを検出
して、レンズの汚れを検知することができる。レーザ加
工を実施する前に、受光部A15と受光部B16または
受光部B26を測定し、その比を求め、レンズが汚れて
いない初期値に対して変化がないことを確認すること
で、レンズの汚れがないことを確信し、レーザ光のパワ
ー不足による、切断不良を未然に防ぐことができ、有効
な発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す説明図である。
【図2】本発明の別の実施例を示す説明図である。
【図3】従来のレーザ加工装置を示す説明図である。
【符号の説明】
10 レーザ発振器 11 対物レンズ 12 ウェハ 13 標準反射板 14 1/4波長板 15 受光部A 16、26 受光部B

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ発振器(10)より出力したリペ
    用レーザ光の強さを、ビームスプリッタ(1)を通し
    て測定する受光部A(15)を設け、 ビームスプリッタ(1)及びビームスプリッタ(2)を
    経由したレーザ光を、1/4波長板(14)及び対物レ
    ンズ(11)を通して照射する標準反射板(13)を設
    け、 標準反射板(13)で反射し、対物レンズ(11)を透
    過したレーザ光の強さを、1/4波長板(14)及びビ
    ームスプリッタ(2)を通して測定する受光部B(1
    6)を設けたことを特徴とするレーザリペア装置のレン
    ズの汚れを検出する装置。
JP33607994A 1994-12-22 1994-12-22 レーザリペア装置のレンズの汚れを検出する装置 Expired - Lifetime JP2971003B2 (ja)

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JP6546229B2 (ja) * 2017-08-23 2019-07-17 ファナック株式会社 レーザ加工前に外部光学系の汚染の種類及びレベルに応じて焦点シフトを調整するレーザ加工方法

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