JPH0914440A - シリンダピストンのシール構造 - Google Patents

シリンダピストンのシール構造

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JPH0914440A
JPH0914440A JP16901995A JP16901995A JPH0914440A JP H0914440 A JPH0914440 A JP H0914440A JP 16901995 A JP16901995 A JP 16901995A JP 16901995 A JP16901995 A JP 16901995A JP H0914440 A JPH0914440 A JP H0914440A
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JP
Japan
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piston
cup seal
cylinder hole
cylinder
hydraulic
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JP16901995A
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Naoki Kobayashi
小林  直樹
Yoshifumi Shibusawa
美文 渋沢
Yasuhiko Tsuchiya
靖彦 土屋
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Nissin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Nissin Kogyo Co Ltd
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  • Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】高液圧の発生下においても、カップシールの食
われによる損傷を有効に防止できるようにする。シール
構造における部品点数の削減と成形性及び経済性の向上
を図る。 【構成】カップシール10のベース部10aを支承する
ピストン8の上フランジ8bの外周縁に、半径0.6mm
〜1.2mmの範囲の面取りRを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車や自動二輪
車等のブレーキやクラッチに用いられる車両用液圧マス
タシリンダを始め、シリンダ孔に内挿されたピストンに
カップシールを設けて、ピストンとその前方のシリンダ
孔内部との間を液密または気密に仕切った構造を持つ各
種の液圧アクチュエータを対象とし、詳しくはピストン
の作動と高液圧によるカップシールの損傷を極力防止す
るようにしたシリンダピストンのシール構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等のブレーキやクラッチを液圧で
作動する車両用液圧マスタシリンダにあっては、シリン
ダ孔内を摺動するピストンと、ピストンの摺動に伴なう
高液圧の発生とによって、ピストンの前端面に配設され
たカップシールのベース部と外リップとのコーナ部分
が、シリンダ孔とピストンの先端側大径部との僅かな間
隙に食い込み、長期間の使用によって損傷することがあ
るため、例えば実開昭53−73351号公報や、実開
平5−58540号公報に示される如きシリンダピスト
ンのシール構造が提案されている。
【0003】前者の技術は、ピストンの先端側大径部の
前端面に着座するカップシールのベース部外周に、剛性
を有するリングを埋設しており、また後者の技術は、カ
ップシールの自由状態において、ベース部と外リップと
のコーナ部とシリンダ孔内周面との間に間隙が生じるよ
うに形成し、コーナ部外周部分にベース部から外リップ
に亙る弾性補強環を埋設した構成としており、いずれの
場合も、ベース部と外リップとのコーナ部外周の硬度を
高く設定することにより、コーナ部の食い込みによる損
傷を極力抑制するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、両者の
カップシールの場合も、基材としてのゴム材料とリング
や弾性補強環等の高硬度材料との二部材が必要で、しか
もゴム材料をカップシール形状に加硫成形しながら、高
硬度材料を所定箇所に埋め込むという面倒な工程となる
ため、部品点数と成形性及び経済性に劣るものであっ
た。
【0005】そこで本発明は、高液圧の発生下において
も、カップシールの食い込みに起因する損傷を有効に防
止しつつ、部品点数の削減と成形性及び経済性の向上を
図ったシリンダピストンのシール構造を提供することを
目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の目的に
従い、シリンダ孔を摺動するピストンの先端側面にカッ
プシールのベース部を支承して設け、該ベース部の外周
側からピストンの前方へ突出する外リップの先端を前記
シリンダ孔に液密且つ移動可能に圧接して設けたシリン
ダピストンのシール構造において、前記ピストンの先端
側面外周縁に、半径0.6mm〜1.2mmの範囲の面取り
を形成したことを特徴としている。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を自動二輪車の後輪
ディスクブレーキ装置用液圧マスタシリンダに適用した
一形態例を、図1及び図2に基づいて説明する。後輪デ
ィスクブレーキ装置1は、図示しない自動二輪車用の車
体後部に固設される縦型の液圧マスタシリンダ2と、ラ
イダーに踏み操作されるブレーキペダル3と、下端をブ
レーキペダル3の後端に枢支され、上端を液圧マスタシ
リンダ1の下端に臨ませて縦方向に配設されるプッシュ
ロッド4と、液圧マスタシリンダ2にコネクタ5を介し
て接続される別体のリザーバ6とを備えている。
【0008】液圧マスタシリンダ2には、シリンダ孔7
が下端を開口して設けられ、該シリンダ孔7に、ピスト
ン8がカップシール10を介して液密且つ移動可能に内
挿されており、ピストン8とシリンダ孔7の上壁2aと
の間に液圧室9が画成される。ピストン8の上端面8d
には、カップシール10とリテーナ11とが配設され、
該リテーナ11とシリンダ孔7の上壁2aとの間にリタ
ーンスプリング12が縮設されており、ピストン8は、
このリターンスプリング12によって常時非作動方向
(ブレーキペダル方向)へ付勢され、下端を上述のプッ
シュロッド4に支承されている。
【0009】シリンダ孔7の上壁2aには、作動液の吐
出口となるユニオン孔13が液圧室9に連通して設けら
れており、液圧室9で発生した液圧がユニオン孔13か
らブレーキホースを通して後輪回りに配設されたキャリ
パボディ(いずれも図示せず)へ供給されるようになっ
ている。液圧マスタシリンダ2の一側壁2bには、コネ
クタ5を接続するための環状ボス部2cが突設され、該
ボス部2cに囲繞される一側壁2bにリリーフポート1
4とサプライポート15とが貫通形成されており、シリ
ンダ孔7とリザーバ6内の作動液を両ポート14,15
を通して流通できるようにしている。
【0010】前記ピストン8は、シリンダ孔7を摺動す
る大径の本体部8aと、カップシール10を支承する上
フランジ8bと、本体部8a及び上フランジ8bとの間
に画成される周溝8cとを持っている。上フランジ8b
は、本体部8aよりも僅かに小径で、シリンダ孔7との
間には作動液を流通させるためのクリアランスCが設定
されており、また上フランジ8bの上端面8dの外周縁
には、面取り半径Rが0.6mm〜1.2mmの半径で円弧
状に形成されている。
【0011】また、前記カップシール10は、上フラン
ジ8bの上端面8dにリターンスプリング12の弾発力
を以て着座して配設されるベース部10aと、該ベース
部10aの外周からピストン8の前方へ拡径して突出
し、先端をシリンダ孔7に液密且つ移動可能に圧接させ
るテーパ状の外リップ10bと、同じくベース部10a
の中央からリテーナ11を貫通してリテーナ11を保持
するボス部10cとからなっている。
【0012】ピストン8の上フランジ8bとカップシー
ル10は、ブレーキペダル3を踏み操作しない非制動時
に、シリンダ孔7のリリーフポート14とサプライポー
ト15との間に位置しており、液圧室9はリリーフポー
ト14を通して、またカップシール10の外リップ10
bの外側からピストン8の周溝8cの内部までの間がサ
プライポート15を通して、それぞれリザーバ6と連通
していて、作動液が相互に流通できるようになってい
る。
【0013】一方、ライダーがブレーキペダル3を踏み
操作すると、プッシュロッド4が上動して、ピストン8
が液圧室9のリターンスプリング12を圧縮しながらシ
リンダ孔27の上部へ移動し、カップシール10の外リ
ップ10bがリリーフポート14を通過するまでの間
は、液圧室9内の作動液がリリーフポート14を通して
リザーバ6へ流出して行き、またピストン8の本体部8
aがサプライポート15を閉塞するまでの間は、カップ
シール10とピストン8の外回りの作動液が、サプライ
ポート15を通してリザーバ6へ流出して行く。
【0014】そして、カップシール10の外リップ10
bがリリーフポート14を通過したのちは、液圧室9と
リザーバ6との連通が遮断され、液圧室9の作動液が徐
々に昇圧されて行き、またピストン8の本体部8aがサ
プライポート15を閉塞したのちは、ピストン8の外回
りとリザーバ6との連通が遮断される。液圧室9で昇圧
された作動液は、ユニオン孔13からキャリパボディへ
送られ、後輪を制動する。
【0015】また、上述の踏み操作を解除すると、ピス
トン8がリターンスプリング12の復元力によってシリ
ンダ孔7を下方へ押し戻され、拡大する液圧室9の負圧
に伴ってキャリパボディへ注出した作動液がユニオン孔
13より液圧室9に環流して行く。そして、カップシー
ル10の外リップ10bがリリーフポート14を後退す
ると、液圧室9とリザーバ6とが連通して、リザーバ6
内の作動液が液圧室9へ環流して行き、またピストン8
の本体部8aがサプライポート15を後退すると、ピス
トン8の外回りとリザーバ6とが連通して、同じくリザ
ーバ6内の作動液がピストン8の周溝8c内へ環流して
行く。
【0016】周溝8c内へ環流した作動液は、ピストン
8の後退に伴って、上フランジ8bとシリンダ孔7間の
隙間Cからカップシール10の外リップ10b外側へ入
り、更に外リップ10bの先端を内方へ押しながら、シ
リンダ孔7との間を通って液圧室9へ補給されて行き、
拡大化に伴う液圧室9内の作動液量を補償する。
【0017】図3及び図4は、本発明を自動車の後輪ブ
レーキ装置用液圧マスタシリンダに適用した他の形態例
を示すもので、後輪ブレーキ装置20は、横型の液圧マ
スタシリンダ21と、該マスタシリンダ21の上部に一
体に配設されたリザーバ22と、液圧マスタシリンダ2
1の開口側に配設されるプッシュロッド23とを持って
いる。
【0018】液圧マスタシリンダ21のシリンダ孔24
には、ピストン25が液密且つ移動可能に内挿され、該
ピストン25とシリンダ孔24の前部壁21aとの間に
液圧室26が画成されると共に、シリンダ孔24の上部
壁21bに、シリンダ孔24とリザーバ22とを連通す
るリリーフポート27とサプライポート28とが穿設さ
れている。
【0019】ピストン25の前部側には、カップシール
29と2枚のリテーナ30,31とが配設され、リテー
ナ30とシリンダ孔24の上壁21aとの間にリターン
スプリング32が縮設されており、ピストン25はリタ
ーンスプリング32の弾発力にて常時非作動方向へ付勢
され、後端を上述のプッシュロッド23にて支承されて
いる。
【0020】上記ピストン25は、シリンダ孔24を摺
動する前後部のフランジ25a(後部フランジは図示せ
ず)と、中間部の小径本体部25bと、前部フランジ2
5aの中央から前方へ突出する小径軸部25cと、前部
フランジ25aの外周側に穿設される複数の液通孔25
dとを持っており、ピストン25が液圧室26方向へ前
進する作動時に、シリンダ孔24の前部壁21aに当接
してピストン25のストローク量を規制するようになっ
ている。
【0021】前記カップシール29は、ピストン25の
前部フランジ25aの前面にリテーナ31を介して支承
されるベース部29aと、該ベース部29aの外周から
ピストン25の前方へ拡径して突出し、先端をシリンダ
孔24に液密且つ移動可能に圧接させるテーパ状の外リ
ップ29bと、ベース部29aの内側からピストン25
の前方へ突出する筒状の内リップ29cとを持ってい
る。内リップ29cとベース部29aの内側には、カッ
プシール29をピストン25の小径軸部25cに装着す
るための取付け孔29dが貫通形成され、またフランジ
25aの前端面25eの外周縁には、円弧状の面取り半
径Rが0.6mm〜1.2mmの範囲で形成されている。
【0022】本形態例では、制動操作を解除した際に、
ピストン25の後退に連れてサプライポート28から液
圧室26へ環流する作動液が、前部フランジ25aの液
通孔25dを流通する点で前述の形態例と異なってお
り、その他の作用は自動二輪車の場合と同様に行なわれ
る。
【0023】
【実施例】次に、本発明の技術思想に基づいて行なった
カップシールの耐久性試験例を、次頁の表1と図5及び
図6に基づいて説明する。
【0024】
【表1】 表1の耐久試験は、日本工業規格「JIS D260
5」の規定に基づいて行なっており、カップシールの硬
度は、JIS D2605に準じて、Aを70Hsに、
Bを60Hsにそれぞれ設定している。また、カップシ
ールにかかる作動液圧には、JIS D2605に高液
圧として規定される70kgf /cm2 よりも更に高液圧の
160kgf /cm2 を設定した。各テストにおけるピスト
ンの作動回数は、それぞれ1万回である。
【0025】表1の試験結果によれば、ピストンとシリ
ンダ孔とのクリアランスCの大小やカップの硬度は、カ
ップシールの損傷に影響せず、ピストンのカップシール
側外周縁に形成される面取り半径Rの大きさによって発
生に影響することが分った。このうち、ピストンの面取
り半径Rが0.2〜0.5mmの範囲ではカップシールに
損傷を生じたが、面取り半径Rが0.6mm以上では発生
は見られなかった。
【0026】図5は、上記表1の試験結果を説明する概
略図で、(A)ではピストンPの面取り半径Rを0.2
〜0.3mmに設定し、(B)ではピストンPの面取りを
45度のカット面CUとし、(C)ではピストンPの面
取り半径Rを0.6〜0.7mmとして、図5の(A),
(B)を本発明の技術思想の外に置き、また図5の
(C)を本発明の技術思想の範囲内に置いている。
【0027】図5(A)〜(C)は、いずれの場合もカ
ップシールCSのコーナ部がシリンダ孔CYとピストン
PとのクリアランスCに食い込むが、図5の(A)で
は、ピストンPの面取り半径Rが小さいために、急角度
で折り曲げられたコーナ部内側が圧縮されて狭い範囲に
高い応力が発生し、またこの高応力を他の部分へ充分に
分散するのを急角度な折り曲げ荷重が妨げると考えら
れ、また図5の(B)では、45度のカット面CUの2
箇所の稜縁がエッジとなり、このエッジがカップシール
CSのコーナ部内側に剪断応力を発生させることによ
り、(A)(B)ともにカップシールCSに損傷を生じ
るものと考えられる。
【0028】これに対して、本発明の技術思想の適用範
囲にある図5(C)では、ピストンPの面取り半径Rが
大きいために、カップシールCSのコーナ部内側が面取
り半径Rに広い面積で圧接するようになり、コーナ部内
側に発生する単位面積当たりの応力が低く抑えられ、ま
たこの応力を他の部分へ分散できて、カップシールCS
の損傷が回避されるものと思われる。
【0029】図6は、上記ピストンPの面取り半径Rと
ブレーキペダルのストロークSとの関係図を示してお
り、ピストンPの面取り半径Rを大きくして行くと、面
取り部分周辺の液圧室面積が増大するため、制動時に作
動液の移動量が増えてピストンストロークが増加するこ
とが分る。このうち、面取り半径Rが1.2mmまではピ
ストンストロークの変化は少ないが、面取り半径Rが
1.2mmのピストンストロークS2を越えると、ピスト
ンストロークが急激に増大して、ブレーキペダルの操作
フィーリングに違和感を与えると共に、初期制動にもタ
イムラグを生じることとなる。
【0030】従って、ピストンPの先端側面外周縁に形
成される面取り半径Rは、表1で行なったカップシール
の耐久性試験例から下限を0.6mmとし、また図6のブ
レーキペダルのストロークSとの関係から、上限を1.
2mmとすることにより、カップシールの損傷を防止しつ
つ、ブレーキペダルのストロークの変化がS1とS2の
間の僅かな範囲にとどまるので、ブレーキペダルの操作
フィーリングに違和感が殆どなく、初期制動時のタイム
ラグも僅小に抑えることができて、実用的に好ましい成
果が得られる。
【0031】本発明は、発明の実施の形態で述べた自動
二輪車や自動車の後輪ブレーキ装置用液圧マスタシリン
ダを始め、これら車両の前輪ブレーキ用液圧マスタシリ
ンダや、各種の液圧,気圧アクチュエータにおけるシリ
ンダピストンのシール構造として適用が可能であり、長
期間の使用にもカップシールの損傷を有効に防止するこ
とができ、簡単な構成と相俟って信頼性をより一層高め
るものである。
【0032】特に、近年の自動車や自動二輪車等の車両
にあっては、急制動時にも後輪のロックを抑制して、車
両の安定した姿勢を保ちながら、短距離で停止すること
のできるアンチロックブレーキシステム(略称:AB
S)の装着率が高まっているが、本発明は、ABSの高
い発生液圧にも安定したシール性能を長期間維持するこ
とができ、しかも安価で高い信頼性を得ることができ
る。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のシリンダ
ピストンのシール構造は、カップシールのベース部を支
承するピストンの先端側面外周縁に、半径0.6mm〜
1.2mmの範囲の円弧状の面取りを形成することによ
り、高液圧の発生下において、カップシールがピストン
とシリンダ孔との間に食い込むことがあっても、これに
起因するカップシールの損傷を長期間有効に防止するこ
とができ、ゴム材料をカップシール形状に加硫成形しな
がら、高硬度材料を所定箇所に埋め込まなければならな
かった従来のものと較べると、構成が頗る簡単であるた
め、部品点数の削減と成形性及び経済的の向上が図れ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一形態例を示す自動二輪車の後輪ディ
スクブレーキ装置用液圧マスタシリンダの要部拡大断面
【図2】本発明の一形態例を示す自動二輪車の後輪ディ
スクブレーキ装置用液圧マスタシリンダの一部切欠き断
面正面図
【図3】本発明の他の形態例を示す自動車の後輪ブレー
キ装置用液圧マスタシリンダの一部切欠き断面正面図
【図4】本発明の他の形態例を示す自動車の後輪ブレー
キ装置用液圧マスタシリンダの要部拡大断面
【図5】本発明と他の構造とを比較したピストンカツプ
部分の概略図
【図6】ピストンの面取り半径とペダルストロークとの
関係図
【符号の説明】
1…後輪ディスクブレーキ装置 2…液圧マスタシリンダ 3…ブレーキペダル 4…プッシュロッド 7…シリンダ孔 8…ピストン 8a…本体部 8b…上フランジ 8c…周溝 8d…上端面 9…液圧室 10…カップシール 10a…ベース部 10b…外リップ 10c…ボス部 11…リテーナ 20…後輪ブレーキ装置 21…液圧マスタシリンダ 24…シリンダ孔 25…ピストン 25a…前部フランジ 25b…小径本体部 25c…小径軸部 25d…液通孔 25e…フランジ25aの前端面 26…液圧室 29…カップシール 29a…ベース部 29b…外リップ 29c…内リップ 29d…取付け孔 C…クリアランス CS…カップシール CU…カット面 CY…シリンダ孔 P…ピストン R…上フランジ8bの上端面8dの外周縁に形成される
面取りの半径 S,S1,S2…ブレーキペダルのストローク

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ孔を摺動するピストンの先端側
    面にカップシールのベース部を支承して設け、該ベース
    部の外周側からピストンの前方へ突出する外リップの先
    端を、前記シリンダ孔に液密且つ移動可能に圧接して設
    けたシリンダピストンのシール構造において、前記ピス
    トンの先端側面外周縁に、半径0.6mm〜1.2mmの範
    囲の面取りを形成したことを特徴とするシリンダピスト
    ンのシール構造。
JP16901995A 1995-07-04 1995-07-04 シリンダピストンのシール構造 Pending JPH0914440A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008273413A (ja) * 2007-04-27 2008-11-13 Hitachi Ltd マスタシリンダおよびその製造方法
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