JPH09130112A - チップアンテナ - Google Patents

チップアンテナ

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JPH09130112A
JPH09130112A JP28345095A JP28345095A JPH09130112A JP H09130112 A JPH09130112 A JP H09130112A JP 28345095 A JP28345095 A JP 28345095A JP 28345095 A JP28345095 A JP 28345095A JP H09130112 A JPH09130112 A JP H09130112A
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JP
Japan
Prior art keywords
chip antenna
base body
conductor
hole
base
Prior art date
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Pending
Application number
JP28345095A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiji Kaminami
誠治 神波
Kenji Asakura
健二 朝倉
Teruhisa Tsuru
輝久 鶴
Takeshi Suesada
剛 末定
Harufumi Bandai
治文 萬代
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容易に、かつ正確に所定の共振周波数を確保
するためのチップアンテナを提供する。 【解決手段】 ヘリカルアンテナ10は、酸化バリウ
ム、酸化アルミニウム、シリカを主成分とする誘電材料
からなる直方体状の基体11の内部に、銅あるいは銅合
金よりなり、基体11の長手方向に螺旋状に巻回される
導体12を備えてなる。導体12の一端は、基体11の
表面に引き出され、導体12に電圧を印加するために基
体11の表面に形成された給電用端子16に接続される
給電端17を形成し、他端は、基体11の内部において
自由端18を形成する。そして、ドリルにて、チップア
ンテナ10の基体11の略縁部に貫通孔19a及び有底
穴19bを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体通信用、ロ
ーカルエリアネットワーク(LAN)用などに用いられ
るチップアンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】図4に、従来のチップアンテナ50の側
面図を示す。51は絶縁体、52はコイル状の導体、5
3は磁性体、54a、54bは外部接続端子である。
【0003】次に、図5(a)乃至図5(f)を参照し
て、従来のチップアンテナ50の製造方法を説明する。
まず、図5(a)に示すように、一方主面が絶縁体51
の実装面となる絶縁体層55を形成し、絶縁体層55の
他方主面上に引き出し端Sを有する略L字型の導電パタ
ーン56を印刷し、絶縁体層55の中央部分に高透磁率
の磁性体パターン57を印刷する。次いで、図5(b)
に示すように、導電パターン56の右半分及び絶縁体層
55の右半分(ただし磁性体パターン57の部分を除
く)を覆う略コ字型の非磁性絶縁体層58を印刷する。
次いで、図5(c)に示すように、略L字型の導電パタ
ーン59を、その一端を導電パターン56の端部と重畳
させて印刷し、磁性体パターン57上に同じく磁性体パ
ターン60を印刷する。
【0004】次いで、図5(d)に示すように、左半分
に磁性体パターン60の部分を除いて略コ字型の非磁性
絶縁体層61を印刷する。そして、図5(b)〜図5
(d)の工程(ただし、引き出し端は形成しない)を所
定の回数になるまで繰り返し、所定巻回数を得た時点
で、図5(e)に示すように、略U字型の導電パターン
62を、その一端を導電パターン59の端部と重畳させ
て、印刷し、その他端を非磁性絶縁体層61の端部に露
出させ、引き出し端Fを形成する。このようにして、引
き出し端S及びFを有するコイル状の導体52が導電パ
ターン56、59及び62によって形成されたことにな
る。
【0005】最後に、図5(f)に示すように、全面に
絶縁体層63を印刷し、積層を終了する。このようにし
て、絶縁体51が絶縁体層55、58、61及び63に
よって形成され、磁性体52が磁性パターン57及び6
0によって形成されたことになる。この積層体を所定の
温度及び時間で焼成して一体化された焼結体とし、その
後、引き出し端S及びFに外部接続端子54a及び54
bを被着、焼き付けして、チップアンテナ50を得る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の従来
のチップアンテナにおいては、一般に移動体通信用に用
いられるホイップアンテナと比較して小形化され表面実
装することができるものであるが、帯域幅は比較的狭く
なっていた。そのため、製造工程において、共振周波数
が所定の値より移動した場合、アンテナの利得が大幅に
低下することになり、共振周波数を所定の値に変える必
要があった。しかしながら、共振周波数を変えるには、
チップアンテナの設計から始め、新たにチップアンテナ
を作り直す必要があり、時間とコストがかかるという問
題点が生じていた。
【0007】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、容易に、かつ正確に所定の共
振周波数を確保するためのチップアンテナを提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述する問題点を解決す
るため本発明は、誘電材料及び磁性材料の少なくとも一
方からなる基体と、該基体の表面及び内部の少なくとも
一方に形成された少なくとも1つの導体と、前記基体の
表面に設けられ、前記導体に電圧を印加するための少な
くとも1つの給電用端子と、前記基体に設けられた貫通
孔及び有底穴の少なくとも一方とを備えることを特徴と
する。
【0009】また、前記貫通孔及び有底穴の少なくとも
一方に、前記基体を構成する材料と誘電率あるいは透磁
率が異なる誘電材料及び磁性材料の少なくとも一方を充
填することを特徴とする。
【0010】これにより、本発明のチップアンテナによ
れば、チップアンテナの基体に貫通孔及び有底穴の少な
くとも一方を設けたり、その貫通孔及び有底穴の少なく
とも一方に、基体を構成する材料と誘電率あるいは透磁
率が異なる誘電材料及び磁性材料の少なくとも一方を充
填したりするため、基体の実効誘電率あるいは実効透磁
率を変化させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例を説明する。なお、各実施例中において、第1の実
施例と同一もしくは同等の部分には同一番号を付し、詳
細な説明は省略する。
【0012】図1及び図2に、本発明に係るチップアン
テナの第1の実施例の斜視図及び分解斜視図を示す。
【0013】チップアンテナ10は、直方体状の基体1
1の内部に、基体11の長手方向に螺旋状に巻回される
導体12を備えてなる。ここで、基体11は、酸化バリ
ウム、酸化アルミニウム、シリカを主成分とする誘電材
料(比誘電率6.1)からなる矩形状のシート層13a
〜13cを積層してなる。このうち、シート層13b及
び13cの表面には、銅あるいは銅合金よりなり、直線
状をなす導電パターン14a〜14hが、印刷、蒸着、
貼り合わせ、あるいはメッキによって設けられるととも
に、シート層13bには、厚み方向に形成されたビアホ
ール15が設けられる。そして、シート層13a〜13
cを積層し、導電パターン14a〜14hをビアホール
15で接続することにより、巻回断面が矩形状をなし、
螺旋状に巻回される導体12が形成される。
【0014】また、導体12の一端(導電パターン14
eの一端)は、基体11の表面に引き出され、導体12
に電圧を印加するために基体11の表面に設けられた給
電用端子16に接続される給電部17を形成し、他端
(導電パターン14dの一端)は、基体11の内部にお
いて自由端18を形成する。
【0015】そして、ドリルにて、チップアンテナ10
の基体11の略縁部に厚み方向に貫通孔19a及び有底
穴19bを形成する。
【0016】図3に、本発明に係るチップアンテナの第
2の実施例の斜視図を示す。チップアンテナ20は、第
1の実施例であるチップアンテナ10と比較して、基体
11の略縁部に形成された貫通孔19a及び有底穴19
bに、基体11を構成する誘電材料と誘電率が異なる誘
電材料、例えば比誘電率2のエポキシ樹脂21を充填し
た点で異なる。
【0017】具体例として、チップアンテナ10、チッ
プアンテナ20及び従来のチップアンテナ50につい
て、共振周波数を評価した。この際、共振周波数は各ア
ンテナの反射損失特性から求めた。その結果を表1に示
す。
【0018】
【表1】
【0019】以上のように、上述の実施例では、チップ
アンテナ10を構成する基体11の略縁部に貫通孔19
a及び有底穴19bを設けることにより、基体11の実
効誘電率を変化させ、チップアンテナ10の共振周波数
を変化させることができる。したがって、チップアンテ
ナの共振周波数を所定の値に調整することが可能とな
る。
【0020】また、チップアンテナ20を構成する基体
11の略縁部に設けた貫通孔19a及び有底穴19bを
エポキシ樹脂21を充填することにより、基体11の実
効誘電率を変化させ、チップアンテナ20の共振周波数
を変化させることができる。したがって、チップアンテ
ナの共振周波数を所定の値に調整することが可能とな
る。
【0021】なお、上述の実施例においては、基体が誘
電材料により構成される場合について述べたが、基体と
しては誘電材料に限定されるものではなく、磁性材料、
あるいは誘電材料と磁性材料の組み合わせでもよい。ま
た、貫通孔及び有底穴を充填する材料についても、誘電
材料に限定されるものではなく、磁性材料、あるいは誘
電材料と磁性材料の組み合わせでもよい。
【0022】さらに、上述の実施例においては、基体に
誘電材料を用い、充填する材料に誘電率の異なる誘電材
料を用いる場合について説明したが、基体に誘電材料を
用いる場合には、充填する材料に磁性材料、あるいは誘
電率の異なる誘電材料と磁性材料の混合体を用いてもよ
い。また、基体に磁性材料を用いる場合には、充填する
材料に誘電材料、透磁率の異なる磁性材料、あるいは誘
電材料と透磁率の異なる磁性材料の混合体のいずれかを
用いればよい。また、基体に誘電材料と磁性材料の混合
体を用いた場合も同様である。
【0023】さらに、上述の実施例においては、基体に
対して導体を1本設ける場合について説明したが、導体
は2本以上形成されていてもよい。この場合には、チッ
プアンテナは複数の共振周波数を有することができる。
【0024】また、上述の実施例においては、基体の内
部に導体を形成する場合について説明したが、基体の表
面及び内部の少なくとも一方に導体パターンを巻回し、
導体を形成してもよい。さらに、基体の表面に螺旋状の
溝を設け、その溝に沿ってメッキ線、あるいはエナメル
線等の線材を巻回し、導体を形成してもよい。また、導
体は基体の表面及び内部の少なくとも一方にミアンダ状
に形成されていてもよい。
【0025】さらに、貫通孔及び有底穴を設ける位置、
並びに、給電用端子を設ける位置は、本発明の実施にあ
たって必須の条件となるものではない。
【0026】また、貫通孔及び有底穴の大きさ、深さ、
あるいは貫通孔及び有底穴に充填する誘電材料及び磁性
材料の誘電率あるいは透磁率を変えることにより、共振
周波数の変化量を調整することができる。
【0027】
【発明の効果】本発明のチップアンテナによれば、製造
工程においてチップアンテナの共振周波数が移動した場
合、チップアンテナを構成する基体に貫通孔及び有底穴
の少なくとも一方を設けたり、その貫通孔及び有底穴の
少なくとも一方に、基体を構成する材料と誘電率あるい
は透磁率が異なる誘電材料及び磁性材料の少なくとも一
方を充填したりするため、基体の実効誘電率あるいは実
効透磁率を変化させることができる。その結果、チップ
アンテナの共振周波数を所定の値に調整することができ
る。
【0028】また、容易にかつ正確に共振周波数を調整
することができるため、調整にかかる時間及びコストを
節約することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のチップアンテナに係る第1の実施例の
斜視図である。
【図2】図1のチップアンテナの分解斜視図である。
【図3】本発明のチップアンテナに係る第2の実施例の
斜視図である。
【図4】従来のチップアンテナの断面図である。
【図5】図4のチップアンテナの製造方法を説明する概
略平面図である。
【符号の説明】
10 チップアンテナ 11 基体 12 導体 16 給電用端子 19a 貫通孔 19b 有底穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 末定 剛 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 (72)発明者 萬代 治文 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘電材料及び磁性材料の少なくとも一方
    からなる基体と、該基体の表面及び内部の少なくとも一
    方に形成された少なくとも1つの導体と、前記基体の表
    面に設けられ、前記導体に電圧を印加するための少なく
    とも1つの給電用端子と、前記基体に設けられた貫通孔
    及び有底穴の少なくとも一方とを備えることを特徴とす
    るチップアンテナ。
  2. 【請求項2】 前記貫通孔及び有底穴の少なくとも一方
    に、前記基体を構成する材料と誘電率あるいは透磁率が
    異なる誘電材料及び磁性材料の少なくとも一方を充填す
    ることを特徴とする請求項1に記載のチップアンテナ。
JP28345095A 1995-10-31 1995-10-31 チップアンテナ Pending JPH09130112A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007020728A1 (ja) * 2005-08-12 2007-02-22 Murata Manufacturing Co., Ltd. アンテナ構造およびそれを備えた無線通信装置
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