JPH09129519A - 安全機構付き電解コンデンサ - Google Patents

安全機構付き電解コンデンサ

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JPH09129519A
JPH09129519A JP7281266A JP28126695A JPH09129519A JP H09129519 A JPH09129519 A JP H09129519A JP 7281266 A JP7281266 A JP 7281266A JP 28126695 A JP28126695 A JP 28126695A JP H09129519 A JPH09129519 A JP H09129519A
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JP7281266A
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English (en)
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Morihiro Yamada
衛弘 山田
Hiroshi Kurimoto
浩 栗本
Saneharu Minami
眞春 南
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • H01G9/00Electrolytic capacitors, rectifiers, detectors, switching devices, light-sensitive or temperature-sensitive devices; Processes of their manufacture
    • H01G9/004Details
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    • HELECTRICITY
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    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G9/00Electrolytic capacitors, rectifiers, detectors, switching devices, light-sensitive or temperature-sensitive devices; Processes of their manufacture
    • H01G9/0003Protection against electric or thermal overload; cooling arrangements; means for avoiding the formation of cathode films
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    • H01G9/00Electrolytic capacitors, rectifiers, detectors, switching devices, light-sensitive or temperature-sensitive devices; Processes of their manufacture
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安全機構を有した安全機構付き電解コンデン
サを提供する。 【解決手段】 コンデンサ素子31を内蔵する金属ケー
ス32と、金属ケース32の開口部に装着された上蓋3
3と、上蓋33に固定された一対の金属リベット35
と、金属リベット35の一端部に接続された一対の外部
接続端子39と、金属リベット35の他端部を貫通させ
る貫通孔41を設けた樹脂成形固定部材40とを有し、
樹脂成形固定部材40の貫通孔41を貫通した一対の金
属リベット35の他端とコンデンサ素子31からの一対
の引き出しリード板42とを金属接合により接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電解コンデンサの
異常時に、金属ケース内の圧力の上昇により上蓋を変形
させ、内部の電気回路を遮断するようにした安全機構付
き電解コンデンサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は従来の電解コンデンサを示したも
ので、この図8において、1は駆動用電解液を含浸させ
たコンデンサ素子で、このコンデンサ素子1からは一対
の引き出しリード板2a,2bが導出されている。3は
ゴム3aと樹脂板3bを一体に積層して構成した封口部
材で、この封口部材3には一対のアルミニウムよりなる
金属リベット4a,4bを貫通させ、そして一対の金属
リベット4a,4bの一端部には一対の外部接続端子5
a,5bを接続し、かつ他端部にはアルミニウムよりな
る金属ワッシャ6a,6b,7a,7bを介して前記一
対の引き出しリード板2a,2bをかしめによって接続
している。このようにして一体化されたコンデンサ素子
1および封口部材3は、内部に固定材8を入れ、かつ開
口部付近に横絞り加工を施したアルミニウムよりなる有
底円筒状の金属ケース9内に収納され、そして金属ケー
ス9の開口端にカーリング加工を施すことにより、封口
部材3を固定している。また前記金属ケース9の有底部
には薄肉部よりなる弱点部(図示せず)を設けている。
【0003】上記した図8に示す従来の電解コンデンサ
においては、定格電圧より高い過電圧が印加された場
合、金属ケース9内の温度が上昇し、そしてこの温度上
昇によりコンデンサ素子1に含浸された駆動用電解液を
構成する有機溶媒が蒸気化し、かつ電気化学反応により
水素ガスが発生するため、コンデンサ素子1を収納した
金属ケース9の内圧が上昇する。そしてこの内圧が異常
に上昇した場合には、金属ケース9の有底部に設けた薄
肉部よりなる弱点部が破れ、そしてこの破れた弱点部よ
り駆動用電解液を構成する有機溶媒のガスは外部に流出
するため、大きな爆発には至らないものである。
【0004】しかしながら、上記した電解コンデンサに
おいては、駆動用電解液が外部に霧状に噴出するため、
この噴出した霧状の駆動用解液がこの電解コンデンサを
設置している電子機器の内部を汚したり、霧状の噴出ガ
スが火災による煙と見間違われるという問題点を有して
いた。
【0005】上記した問題点を解決するために、例えば
実公平6−39446号公報に示されているように、す
なわち図9に示すような保安装置付電解コンデンサが提
案されている。
【0006】この図9に示す保安装置付電解コンデンサ
は次のように構成されているものである。すなわち、こ
の図9において、11は内部にコンデンサ素子12を収
納した金属製ケースで、この金属製ケース11の上側開
口部の周縁にはリング状の弾性パッキン13を介して金
属製上蓋14を気密に装着保持している。15は金属製
上蓋14を貫通するように設けられた第1リベットで、
この第1リベット15はアルミニウム中空リベット15
a内に鉄またはアルミニウム以外の金属リベット15b
を圧入溶接してなる複合形のリベットとして構成されて
いる。そしてこの第1リベット15は、樹脂成形絶縁体
16とアルミニウム中空リベット15aとの間に圧縮挾
持したシリコンゴム17により金属製上蓋14に対し、
気密に、かつ絶縁して装着されている。また前記金属リ
ベット15bの上端部には外部端子18を溶接により接
続し、そしてアルミニウム中空リベット15aに溶接に
より接続した弱点部付アルミニウム箔板19は、樹脂成
形固定板20に装着した第2リベット21により、コン
デンサ素子12からの引き出しリード箔板22と共にア
ルミニウムワッシャ23を介してリベット止めで固定接
続されている。
【0007】上記した図9に示す保安装置付電解コンデ
ンサは、電解コンデンサに異常が生じて金属製ケース1
1内の圧力が上昇した場合、この圧力の上昇によって、
金属製上蓋14が上方向へふくらむように大きく変形
し、そしてこの金属製上蓋14の上方向への変形に伴っ
て、この金属製上蓋14に圧縮状態のシリコンゴム17
によって気密に、かつ絶縁されて装着されている第1リ
ベット15も上方向へ変位し、そしてこの第1リベット
15の上方向への変位に伴って、この第1リベット15
を構成するアルミニウム中空リベット15aに溶接され
た弱点部付アルミニウム箔板19も上方向へ引張られて
弱点部で切断されるもので、これにより、弱点部付アル
ミニウム箔板19とコンデンサ素子12からの引き出し
リード箔板22との接続が切断されるため、電解コンデ
ンサの電気回路が遮断されるものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図9に
示す保安装置付電解コンデンサにおいては、電流が外部
端子18からコンデンサ素子12まで流れる経路におけ
る部品として、第1リベット15における金属リベット
15b、アルミニウム中空リベット15a、弱点部付ア
ルミニウム箔板19、第2リベット21、アルミニウム
ワッシャ23、引き出しリード箔板22の6個の部品を
使用しているため、その構造が複雑となって組立工数も
多くなり、また個々の部品の接続箇所も5ヵ所と多くな
って、接続の信頼性も悪くなるという問題点を有してい
た。
【0009】また、交流の大電流が流れる外部端子18
からコンデンサ素子12までの電気回路の途中に、機械
的強度を弱くした弱点部付アルミニウム箔板19を設
け、そしてこの弱点部付アルミニウム箔板19は機械的
強度を落とすために電流が流れるアルミニウム箔板19
の断面積を小さくしているため、この断面積の小さい弱
点部では抵抗が上がって交流電流により発熱することに
なり、その結果、電解コンデンサの基本的な必要特性で
あるリプル電流(交流電流)耐量を犠牲にしてしまうと
いう問題点を有していた。
【0010】本発明は上記従来の問題点を解決するため
になされたもので、本来の目的である安全機構を有し、
かつ電流が外部接続端子からコンデンサ素子まで流れる
経路における部品の接続箇所が極めて少なく、しかも電
流が流れる経路に断面積を小さくした弱点部を有しない
安全機構付き電解コンデンサを提供することを目的とす
るものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の安全機構付き電解コンデンサは、駆動用電解
液を含浸させたコンデンサ素子と、このコンデンサ素子
を内蔵する有底筒状の金属ケースと、この金属ケースの
開口部にパッキンを介して装着された上蓋と、この上蓋
を貫通するように上蓋に固定された一対の金属リベット
と、この一対の金属リベットの一端部に接続された一対
の外部接続端子と、前記一対の金属リベットの他端部を
貫通させる貫通孔を設けた樹脂成形固定部材とを有し、
前記樹脂成形固定部材の貫通孔を貫通して上蓋と反対方
向に突き出た一対の金属リベットの他端部と前記コンデ
ンサ素子からの一対の引き出しリード板とを金属接合に
より接続したもので、電解コンデンサに異常が生じて金
属ケース内の圧力が上昇した場合には、この圧力の上昇
によって、上蓋がふくらむように変形し、そしてこの変
形に伴って上蓋に固定された一対の金属リベットがコン
デンサ素子から離れる方向に持ち上げられるため、これ
により、一対の金属リベットの他端とコンデンサ素子か
らの一対の引き出しリード板との金属接合が切断されて
電解コンデンサの電気回路が遮断されるものである。
【0012】したがって、従来例で示した金属ケースの
有底部に薄肉部よりなる弱点部を設けたもののように、
外部に噴出した霧状の駆動用電解液が電子機器の内部を
汚したり、霧状の噴出ガスが火災による煙と見間違われ
るという問題はなくなり、また構造的には、電流が外部
接続端子からコンデンサ素子まで流れる経路における部
品が金属リベットと引き出しリード板のみであるため、
シンプルな構造となり、かつ接続箇所も従来例で示した
保安装置付電解コンデンサに比べて極めて少なく、した
がって、組立工数、接続の信頼性の面で非常に有用とな
るものである。
【0013】また電気回路における電流が流れる経路
に、従来例で示した保安装置付電解コンデンサのような
断面積を小さくした弱点部を有していないため、断面積
の小さい弱点部を有するものにおける問題点、すなわ
ち、断面積の小さい弱点部では抵抗が上がって交流電流
により発熱するため、電解コンデンサの基本的な必要特
性であるリプル電流(交流電流)耐量を犠牲にしてしま
うという問題点もなくなる等、画期的な安全機構を具備
した電解コンデンサを提供することができるものであ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の安全機
構付き電解コンデンサは、駆動用電解液を含浸させたコ
ンデンサ素子と、このコンデンサ素子を内蔵する有底筒
状の金属ケースと、この金属ケースの開口部にパッキン
を介して装着された上蓋と、この上蓋を貫通するように
上蓋に固定された一対の金属リベットと、この一対の金
属リベットの一端部に接続された一対の外部接続端子
と、前記一対の金属リベットの他端部を貫通させる貫通
孔を設けた樹脂成形固定部材とを有し、前記樹脂成形固
定部材の貫通孔を貫通して上蓋と反対方向に突き出た一
対の金属リベットの他端と前記コンデンサ素子からの一
対の引き出しリード板とを金属接合により接続したもの
であり、電解コンデンサに異常が生じて金属ケース内の
圧力が上昇した場合には、この圧力の上昇によって、上
蓋がふくらむように変形し、そしてこの変形に伴って上
蓋に固定された一対の金属リベットがコンデンサ素子か
ら離れる方向に持ち上げられるため、これにより、一対
の金属リベットの他端とコンデンサ素子からの一対の引
き出しリード板との金属接合が切断されて電解コンデン
サの電気回路が遮断されるものである。
【0015】請求項2に記載の安全機構付き電解コンデ
ンサは、一対の金属リベットの他端とコンデンサ素子か
らの一対の引き出しリード板との金属接合は、超音波溶
接、レーザ溶接、冷間圧接、かしめのいずれかにより行
うようにしたものであり、これらの方法により、一対の
金属リベットの他端とコンデンサ素子からの一対の引き
出しリード板との金属接合を簡単に行うことができるも
のである。
【0016】請求項3に記載の安全機構付き電解コンデ
ンサは、樹脂成形固定部材の貫通孔を貫通した一対の金
属リベットの他端部を外部より狭窄保持する治具の挿入
用空孔を樹脂成形固定部材に設けたものであり、治具の
挿入用空孔の存在により、樹脂成形固定部材の貫通孔を
貫通して上蓋と反対方向に突き出た一対の金属リベット
の他端とコンデンサ素子からの一対の引き出しリード板
とを金属接合して電気的に接続する場合、その金属接合
を容易に、かつ確実に行うことができるものである。
【0017】請求項4に記載の安全機構付き電解コンデ
ンサは、駆動用電解液を含浸させたコンデンサ素子と、
このコンデンサ素子を内蔵する有底筒状の金属ケース
と、この金属ケースの開口部にパッキンを介して装着さ
れた上蓋と、この上蓋に固定された樹脂製の端子固定部
材と、この端子固定部材の成形時に一体に成形保持され
た一対の金属リベットと、この一対の金属リベットの一
端部に接続された一対の外部接続端子とを有し、前記一
対の金属リベットの他端と前記コンデンサ素子からの一
対の引き出しリード板とを金属接合により接続したもの
であり、電解コンデンサに異常が生じて金属ケース内の
圧力が上昇し、この圧力上昇に伴って上蓋が上方に変形
した場合、この上蓋に固定された前記樹脂製の端子固定
部材も一体となって上方に変形することになり、その結
果、この端子固定部材に一体に成形保持された一対の金
属リベットにおける一対の外部接続端子の端子間ピッチ
が上方への変形に伴って広がるようなことはなくなるた
め、この一対の外部接続端子を電子機器のプリント基板
の孔に挿入した場合におけるプリント基板の孔付近での
割れや亀裂の発生ということはなくなるものである。
【0018】請求項5に記載の安全機構付き電解コンデ
ンサは、上蓋に固定された樹脂製の端子固定部材の一部
に機械的強度の弱い弱点部を設けたものであり、この構
成によれば、電解コンデンサに異常が生じて金属ケース
内の圧力が上昇した場合、この圧力上昇に伴って上蓋お
よび樹脂製の端子固定部材は一体となって上方に変形す
ることになり、そして樹脂製の端子固定部材はある圧力
で機械的強度の弱い弱点部が割れるため、この割れによ
り、樹脂製の端子固定部材は急激に変位することにな
り、その結果、この変位により、引き出しリード板と金
属リベットの接続箇所も急激に上方向に引張られて樹脂
成形固定部材における貫通孔のエッジ部分で切断される
ため、安全機構の作動性は著しく向上するものである。
【0019】請求項6に記載の安全機構付き電解コンデ
ンサは、樹脂製の端子固定部材を固定する上蓋の周縁部
に縦方向に伸びる塑性伸び部を設けたものであり、電解
コンデンサに異常が生じて金属ケース内の圧力が上昇し
た場合、端子固定部材を介して上蓋を上方向に変形させ
る。この場合、上蓋の周縁部には縦方向に伸びる塑性伸
び部を形成しているため、上蓋はある圧力までは弾性変
形し、そしてある圧力以上になると、塑性伸び部が塑性
変形することになり、これにより、上蓋は急激に上方に
変形するため、引き出しリード板と金属リベットの接続
箇所も急激に上方向に引張られて切断され、電解コンデ
ンサの電気回路が遮断されるものである。
【0020】以下、本発明の実施の形態について、添付
図面にもとづいて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の第1の実施の形態にお
ける安全機構付き電解コンデンサを示したもので、この
図1において、31はコンデンサ素子で、このコンデン
サ素子31は陽極箔と陰極箔をその間にセパレータを介
在させて巻回することにより構成されている。そしてこ
のコンデンサ素子31は駆動用電解液を含浸させた後、
アルミニウムよりなる有底円筒状の金属ケース32に内
蔵されるものである。33は金属ケース32の開口部を
閉塞する金属製の上蓋で、この上蓋33は金属ケース3
2の開口部に弾性を有するゴムにより構成されたリング
状のパッキン34を介して装着される。35はアルミニ
ウムよりなる一対の金属リベットで、この一対の金属リ
ベット35の一端部に近接する部分には、フェノール樹
脂成形体よりなる一対の絶縁体36を装着しており、そ
してこの一対の絶縁体36は、前記上蓋33に設けた一
対の貫通孔37に一部が入り込むものである。前記一対
の金属リベット35の上蓋33への固定は、一対の金属
リベット35を一対の絶縁体36を介して上蓋33に貫
通させ、そして一対の金属リベット35の他端部に弾性
ゴムを一体化した樹脂成形体あるいはゴム貼り樹脂積層
板38を貫通させ、その後、一対の金属リベット35の
他端部をかしめることにより、一対の金属リベット35
を上蓋33に気密に、かつ絶縁して固定している。39
は前記一対の金属リベット35の一端部に接続された一
対の外部接続端子、40は前記一対の金属リベット35
の他端部を貫通させる貫通孔41を設けた樹脂成形固定
部材で、この樹脂成形固定部材40の貫通孔41を貫通
して上蓋33と反対方向に突き出た一対の金属リベット
35の他端と、前記コンデンサ素子31から導出された
一対の引き出しリード板42は、超音波溶接により金属
接合を行って電気的に接続している。なお、前記樹脂成
形固定部材40の貫通孔41は、一対の金属リベット3
5の他端部がかろうじて挿入できる寸法余裕度の少ない
孔径にしている。また前記樹脂成形固定部材40の略中
央部には突出部40aを一体に形成し、この突出部40
aをコンデンサ素子31の巻芯空洞部31aに挿入する
ことにより、コンデンサ素子31を樹脂成形固定部材4
0に保持している。43は樹脂成形固定部材40に複数
個設けた連通孔で、この連通孔43はコンデンサ素子3
1部分と上蓋33部分とを連通させるものである。
【0021】上記のようにして一体化されたコンデンサ
素子31、樹脂成形固定部材40、一対の金属リベット
35、上蓋33等は、内部に固定材44を入れ、かつ開
口部付近に横絞り加工を施した有底円筒状の金属ケース
32内に収納され、そして金属ケース32の開口端にカ
ーリング加工を施すことにより、樹脂成形固定部材4
0、上蓋33等を固定している。
【0022】上記した図1に示す本発明の第1の実施の
形態における安全機構付き電解コンデンサにおいて、電
解コンデンサに異常が生じて金属ケース32内の圧力が
上昇した場合、その圧力は樹脂成形固定部材40に複数
個設けた連通孔43を介して上蓋33にかかり、上蓋3
3を上方にふくらませるように変形させる。そしてこの
変形に伴って上蓋33に固定された一対の金属リベット
35も上方向に引張られ、そしてこれにより、樹脂成形
固定部材40の下に位置するコンデンサ素子31からの
一対の引き出しリード板42と一対の金属リベット35
の超音波溶接による接続箇所が引張られる。この場合、
樹脂成形固定部材40における一対の金属リベット35
が貫通する貫通孔41の面積が、引き出しリード板42
と金属リベット35の接続箇所における引き出しリード
板42の面積より小さくなっているため、金属リベット
35の上方向への変形に伴って引き出しリード板42が
貫通孔41に入り込もうとしても、貫通孔41に入り込
むことはできず、その結果、この貫通孔41のエッジ部
分で一対の金属リベット35と一対の引き出しリード板
42の超音波溶接による接続箇所は切断されることにな
り、この切断により、電解コンデンサの電気回路は遮断
される。
【0023】したがって、従来例で示した金属ケースの
有底部に薄肉部よりなる弱点部を設けたもののように、
外部に噴出した霧状の駆動用電解液が電子機器の内部を
汚したり、霧状の噴出ガスが火災による煙と見間違われ
るという問題はなくなるものである。
【0024】(実施の形態2)図2は本発明の第2の実
施の形態における安全機構付き電解コンデンサを示した
もので、この図2において、51はコンデンサ素子で、
このコンデンサ素子51は陽極箔と陰極箔をその間にセ
パレータを介在させて巻回することにより構成されてい
る。そしてこのコンデンサ素子51は駆動用電解液を含
浸させた後、アルミニウムよりなる有底円筒状の金属ケ
ース52に内蔵されるものである。53は金属ケース5
2の開口部を閉塞する封口部材で、この封口部材53は
ベーク板53aの上にゴム板53bを積層して一体に構
成しているものである。そしてこの封口部材53は、図
1に示した本発明の第1の実施の形態における金属製の
上蓋33と、フェノール樹脂成形体よりなる絶縁体36
と、ゴム貼り樹脂積層板38の3つの機能を一体化した
もので、この封口部材53の採用により、この本発明の
第2の実施の形態は簡易型の安全機構付き電解コンデン
サを構成したものである。54はアルミニウムよりなる
一対の金属リベットで、この一対の金属リベット54は
前記封口部材53に貫通させ、かつこの封口部材53の
上側と下側に位置する部分をかしめることにより、封口
部材53に固定しているものである。55は前記一対の
金属リベット54の一端部に接続された一対の外部接続
端子、56は前記一対の金属リベット54の他端部を貫
通させる貫通孔57を設けた樹脂成形固定部材で、この
樹脂成形固定部材56の貫通孔57を貫通して封口部材
53と反対方向に突き出た一対の金属リベット54の他
端と、前記コンデンサ素子51から導出された一対の引
き出しリード板58は、超音波溶接により金属接合を行
って電気的に接続している。なお、前記樹脂成形固定部
材56の貫通孔57は、一対の金属リベット54の他端
部がかろうじて挿入できる寸法余裕度の少ない孔径にし
ている。59は樹脂成形固定部材56に複数個設けた連
通孔で、この連通孔59はコンデンサ素子51部分と封
口部材53部分とを連通させるものである。
【0025】上記のようにして一体化されたコンデンサ
素子51、樹脂成形固定部材56、一対の金属リベット
54、封口部材53は、内部に固定材60を入れ、かつ
開口部付近に横絞り加工を施した有底円筒状の金属ケー
ス52内に収納され、そして金属ケース52の開口端に
カーリング加工を施すことにより、樹脂成形固定部材5
6、封口部材53を固定している。
【0026】上記した図2に示す本発明の第2の実施の
形態における安全機構付き電解コンデンサにおいて、電
解コンデンサに異常が生じて金属ケース52内の圧力が
上昇した場合、その圧力は樹脂成形固定部材56に複数
個設けた連通孔59を介して封口部材53にかかり、封
口部材53を上方にふくらませるように変形させる。そ
してこの変形に伴って封口部材53に固定された一対の
金属リベット54も上方向に引張られ、そしてこれによ
り、樹脂成形固定部材56の下に位置するコンデンサ素
子51からの一対の引き出しリード板58と一対の金属
リベット54の超音波溶接による接続箇所が引張られ
る。この場合、樹脂成形固定部材56における一対の金
属リベット54が貫通する貫通孔57の面積が、引き出
しリード板58と金属リベット54の接続箇所における
引き出しリード板58の面積より小さくなっているた
め、金属リベット54の上方向への変形に伴って引き出
しリード板58が貫通孔57に入り込もうとしても、貫
通孔57に入り込むことはできず、その結果、この貫通
孔57のエッジ部分で一対の金属リベット54と一対の
引き出しリード板58の超音波溶接による接続箇所は切
断されることになり、この切断により、電解コンデンサ
の電気回路は遮断される。
【0027】したがって、従来例で示した金属ケースの
有底部に薄肉部よりなる弱点部を設けたもののように、
外部に噴出した霧状の駆動用電解液が電子機器の内部を
汚したり、霧状の噴出ガスが火災による煙と見間違われ
るという問題はなくなるものである。
【0028】(実施の形態3)図3は本発明の第3の実
施の形態における安全機構付き電解コンデンサを示した
もので、この図3において、61はコンデンサ素子で、
このコンデンサ素子61は陽極箔と陰極箔をその間にセ
パレータを介在させて巻回することにより構成されてい
る。そしてこのコンデンサ素子61は駆動用電解液を含
浸させた後、アルミニウムよりなる有底円筒状の金属ケ
ース62に内蔵されるものである。63は金属ケース6
2の開口部を閉塞する金属製の上蓋で、この上蓋63は
金属ケース62の開口部に弾性を有するゴムにより構成
されたリング状のパッキン64を介して装着される。6
5はアルミニウムよりなる一対の金属リベットで、この
一対の金属リベット65の一端部に近接する部分には、
フェノール樹脂成形体よりなる絶縁体66を装着してい
る。67は前記上蓋63に設けた一対の貫通孔68に圧
入した絶縁リングである。前記一対の金属リベット65
の上蓋63への固定は、一対の金属リベット65を絶縁
体66を介して前記絶縁リング67に貫通させ、そして
一対の金属リベット65の他端部にゴム貼り樹脂積層板
69を貫通させ、その後、一対の金属リベット65の他
端部をかしめることにより、一対の金属リベット65を
上蓋63に気密に、かつ絶縁して固定している。70は
前記一対の金属リベット65の一端部に接続された一対
の外部接続端子、71は前記一対の金属リベット65の
他端部を貫通させる貫通孔72を設けた樹脂成形固定部
材で、この樹脂成形固定部材71の貫通孔72を貫通し
て上蓋63と反対方向に突き出た一対の金属リベット6
5の他端は、前記コンデンサ素子61から導出された一
対の引き出しリード板73と、超音波溶接により金属接
合を行って電気的に接続している。なお、前記樹脂成形
固定部材71の貫通孔72は、一対の金属リベット65
の他端部がかろうじて挿入できる寸法余裕度の少ない孔
径にしている。また前記樹脂成形固定部材71の略中央
部には突出部71aを一体に形成し、この突出部71a
をコンデンサ素子61の巻芯空洞部61aに挿入するこ
とにより、コンデンサ素子61を樹脂成形固定部材71
に保持している。74は樹脂成形固定部材71に設けた
連通孔で、この連通孔74はコンデンサ素子61部分と
上蓋63部分とを連通させるものである。75は樹脂成
形固定部材71に設けた治具の挿入用空孔で、この治具
の挿入用空孔75は図4に示すように、一対の金属リベ
ット65と対応するように4箇所設けられ、そしてこの
治具の挿入用空孔75から一対の治具76a,76bを
挿入することにより、樹脂成形固定部材71に設けた貫
通孔72を貫通した一対の金属リベット65の他端部を
外部より狭窄保持するようにしている。
【0029】上記のようにして一体化されたコンデンサ
素子61、樹脂成形固定部材71、一対の金属リベット
65、上蓋63等は、内部に固定材77を入れ、かつ開
口部付近に横絞り加工を施した有底円筒状の金属ケース
62内に収納され、そして金属ケース62の開口端にカ
ーリング加工を施すことにより、樹脂成形固定部材7
1、上蓋63等を固定している。
【0030】上記した図3に示す本発明の第3の実施の
形態における安全機構付き電解コンデンサにおいて、電
解コンデンサに異常が生じて金属ケース62内の圧力が
上昇した場合、その圧力は樹脂成形固定部材71に設け
た連通孔74を介して上蓋63を上方にふくらませるよ
うに変形させる。そしてこの変形に伴って上蓋63に固
定された一対の金属リベット65も上方向に引張られ、
そしてこれにより、樹脂成形固定部材71の下に位置す
るコンデンサ素子61からの一対の引き出しリード板7
3と一対の金属リベット65の超音波溶接による接続箇
所も引張られる。この場合、樹脂成形固定部材71にお
ける一対の金属リベット65が貫通する貫通孔72の面
積が、引き出しリード板73と金属リベット65の接続
箇所における引き出しリード板73の面積より小さくな
っているため、金属リベット65の上方向への移動に伴
って引き出しリード板73が貫通孔72に入り込もうと
しても、貫通孔72に入り込むことはできず、その結
果、この貫通孔72のエッジ部分で一対の金属リベット
65と一対の引き出しリード板73の超音波溶接による
接続箇所は切断されることになり、この切断により、電
解コンデンサの電気回路は遮断される。
【0031】したがって、従来例で示した金属ケースの
有底部に薄肉部よりなる弱点部を設けたもののように、
外部に噴出した霧状の駆動用電解液が電子機器の内部を
汚したり、霧状の噴出ガスが火災による煙と見間違われ
るという問題はなくなるものである。
【0032】また図3に示す本発明の第3の実施の形態
においては、樹脂成形固定部材71の貫通孔72を貫通
した一対の金属リベット65の他端部を外部より狭窄保
持する治具の挿入用空孔75を樹脂成形固定部材71に
設けているため、樹脂成形固定部材71の貫通孔72を
貫通して上蓋63と反対方向に突き出た一対の金属リベ
ット65の他端と前記コンデンサ素子61からの一対の
引き出しリード板73とを超音波溶接により金属接合し
て電気的に接続する場合、その金属接合を容易に、かつ
確実に行うことができるものである。
【0033】すなわち、一対の金属リベット65の他端
とコンデンサ素子61からの一対の引き出しリード板7
3とを超音波溶接により金属接合する場合、接合箇所の
近辺の金属リベット65を保持固定することが接合の信
頼性と強度を確保するのに重要な要素となるが、樹脂成
形固定部材71の貫通孔72を貫通して上蓋63と反対
方向に突き出ている一対の金属リベット65をコンデン
サ素子61側で保持固定し、そしてこの金属リベット6
5の先端でコンデンサ素子61からの一対の引き出しリ
ード板73を金属接合すると、樹脂成形固定部材71の
貫通孔72を貫通して上蓋63と反対方向に突き出てい
る金属リベット65の根元部から金属リベット65の先
端の金属接合部までの距離として、金属リベット65を
治具で保持固定できる長さが必要となるため、金属リベ
ット65の根元部から金属リベット65の先端の金属接
合部までの長さは長くなるものである。このように金属
リベット65の根元部から金属リベット65の先端の金
属接合部までの長さが長くなると、電解コンデンサに異
常が生じて金属ケース62内の圧力が上昇し、この圧力
上昇に伴って上蓋63が上方向に変形し、そしてこの変
形に伴って金属リベット65が上方向に引張られ、かつ
樹脂成形固定部材71における金属リベット65が貫通
する貫通孔72のエッジ部分で、金属リベット65と引
き出しリード板73の超音波溶接による接続箇所が切断
される場合、金属リベット65の移動距離が長くなるた
め、信頼性ならびに応答性が悪くなるものである。
【0034】しかるに本発明の第3の実施の形態におい
ては、樹脂成形固定部材71の貫通孔72を貫通した一
対の金属リベット65の他端部を外部より狭窄保持する
治具の挿入用空孔75を樹脂成形固定部材71に設けて
いるため、樹脂成形固定部材71の貫通孔72を貫通し
て上蓋63と反対方向に突き出た一対の金属リベット6
5の他端とコンデンサ素子61からの一対の引き出しリ
ード板73とを超音波溶接により金属接合する場合、前
記治具の挿入用空孔75から一対の治具76a,76b
を挿入することにより、樹脂成形固定部材71に設けた
貫通孔72を貫通した一対の金属リベット65の他端部
を外部より狭窄保持することによって、一対の金属リベ
ット65の他端とコンデンサ素子61からの一対の引き
出しリード板73との金属接合も容易に、かつ確実に行
うことができ、しかもこの治具の挿入用空孔75の存在
により、樹脂成形固定部材71の貫通孔72を貫通して
上蓋63と反対方向に突き出ている金属リベット65の
突出長さも短くすることができ、これにより、電解コン
デンサに異常が生じて、金属リベット65と引き出しリ
ード板73の超音波溶接による接続箇所が切断される場
合の信頼性ならびに応答性を高めることができるもので
ある。
【0035】(実施の形態4)図5は本発明の第4の実
施の形態における安全機構付き電解コンデンサを示した
もので、81はコンデンサ素子で、このコンデンサ素子
81は陽極箔と陰極箔をその間にセパレータを介在させ
て巻回することにより構成されている。そしてこのコン
デンサ素子81は駆動用電解液を含浸させた後、アルミ
ニウムよりなる有底円筒状の金属ケース82に内蔵され
るものである。83は金属ケース82の開口部を閉塞す
る金属製の上蓋で、この上蓋83は金属ケース82の開
口部に弾性を有するゴムにより構成されたリング状のパ
ッキン84を介して装着される。85は前記上蓋83に
固定された樹脂製の端子固定部材、86はアルミニウム
よりなる一対の金属リベットで、この一対の金属リベッ
ト86は前記端子固定部材85の成形時に一体に成形保
持され、かつ一対の金属リベット86の一端部には一対
の外部接続端子87を接続している。88は前記一対の
金属リベット86の他端部を貫通させる貫通孔89を設
けた樹脂成形固定部材で、この樹脂成形固定部材88の
貫通孔89を貫通して上蓋83と反対方向に突き出た一
対の金属リベット86の他端は、前記コンデンサ素子8
1から導出された一対の引き出しリード板90と、超音
波溶接により金属接合を行って電気的に接続している。
なお、前記樹脂成形固定部材88の貫通孔89は、一対
の金属リベット86の他端部がかろうじて挿入できる寸
法余裕度の少ない孔径にしている。91は樹脂成形固定
部材88に複数個設けた連通孔で、この連通孔91はコ
ンデンサ素子81部分と上蓋83部分とを連通させるも
のである。
【0036】上記のようにして一体化されたコンデンサ
素子81、樹脂成形固定部材88、上蓋83等は、内部
に固定材92を入れ、かつ開口部付近に横絞り加工を施
した有底円筒状の金属ケース82内に収納され、そして
金属ケース82の開口端にカーリング加工を施すことに
より、樹脂成形固定部材88、上蓋83等を固定してい
る。
【0037】上記した図5に示す本発明の第4の実施の
形態における安全機構付き電解コンデンサにおいて、電
解コンデンサに異常が生じて金属ケース82内の圧力が
上昇した場合、その圧力は樹脂成形固定部材88に設け
た連通孔91を介して上蓋83を上方にふくらませるよ
うに変形させる。そしてこの変形に伴って一対の金属リ
ベット86も上方向に引張られ、そしてこれにより、樹
脂成形固定部材88の下に位置するコンデンサ素子81
からの一対の引き出しリード板90と一対の金属リベッ
ト86の超音波溶接による接続箇所も引張られる。この
場合、樹脂成形固定部材88における一対の金属リベッ
ト86が貫通する貫通孔89の面積が、引き出しリード
板90と金属リベット86の接続箇所における引き出し
リード板90の面積より小さくなっているため、金属リ
ベット86の上方向への移動に伴って引き出しリード板
90が貫通孔89に入り込もうとしても、貫通孔89に
入り込むことはできず、その結果、この貫通孔89のエ
ッジ部分で一対の金属リベット86と一対の引き出しリ
ード板90の超音波溶接による接続箇所は切断されるこ
とになり、この切断により、電解コンデンサの電気回路
は遮断される。
【0038】したがって、従来例で示した金属ケースの
有底部に薄肉部よりなる弱点部を設けたもののように、
外部に噴出した霧状の駆動用電解液が電子機器の内部を
汚したり、霧状の噴出ガスが火災による煙と見間違われ
るという問題はなくなるものである。
【0039】また図5に示す本発明の第4の実施の形態
の安全機構付き電解コンデンサにおいては、一端部に一
対の外部接続端子87を接続した一対の金属リベット8
6を、上蓋83に固定された樹脂製の端子固定部材85
の成形時に一体に成形保持しているため、一対の外部接
続端子87の端子間ピッチは固定されたものとなり、し
たがって、この第4の実施の形態の電解コンデンサは、
一対の外部接続端子を電子機器のプリント基板の孔に挿
入するタイプの電解コンデンサに適用して非常に有用と
なるものである。
【0040】すなわち、前述した図1に示す本発明の第
1の実施の形態における安全機構付き電解コンデンサに
おいては、一対の金属リベット35の一端部に近接する
部分にフェノール樹脂成形体よりなる一対の絶縁体36
を装着し、かつこの一対の絶縁体36は上蓋33に設け
た一対の貫通孔37に一部を入り込ませ、そして前記一
対の金属リベット35の一端部に一対の外部接続端子3
9を接続した構成としているため、電解コンデンサに異
常が生じて金属ケース32内の圧力が上昇し、この圧力
上昇に伴って上蓋33が上方に変形すると、一対の金属
リベット35の一端部に接続された一対の外部接続端子
39の端子間ピッチは広がるように動作するものであ
る。この場合、電子機器のプリント基板の孔に挿入され
た一対の外部接続端子39の端子間ピッチが広がるよう
に動作すると、上蓋33の上方への変形に伴って一対の
金属リベット35が上方へ引張られなくなり、その結
果、コンデンサ素子31からの一対の引き出しリード板
42と一対の金属リベット35の超音波溶接による接続
箇所の切断が正常に行われなかったり、あるいは一対の
外部接続端子39の端子間ピッチの広がりにより、電子
機器のプリント基板の孔付近で割れや亀裂が生じるとい
う可能性を有するものである。
【0041】しかるに、図5に示す本発明の第4の実施
の形態における安全機構付き電解コンデンサにおいて
は、一端部に一対の外部接続端子87を接続した一対の
金属リベット86を、上蓋83に固定された樹脂製の端
子固定部材85の成形時に一体に成形保持しているた
め、電解コンデンサに異常が生じて金属ケース82内の
圧力が上昇し、この圧力上昇に伴って上蓋83が上方に
変形した場合、この上蓋83に固定された前記樹脂製の
端子固定部材85も一体となって上方に変形することに
なり、その結果、この端子固定部材85に一体に成形保
持された一対の金属リベット86における一対の外部接
続端子87の端子間ピッチが上方への変形に伴って広が
るようなことはなくなるため、この一対の外部接続端子
87を電子機器のプリント基板の孔に挿入した場合にお
けるプリント基板の孔付近での割れや亀裂の発生という
ことはなくなるものである。
【0042】(実施の形態5)図6は本発明の第5の実
施の形態における安全機構付き電解コンデンサを示した
もので、101はコンデンサ素子で、このコンデンサ素
子101は陽極箔と陰極箔をその間にセパレータを介在
させて巻回することにより構成されている。そしてこの
コンデンサ素子101は駆動用電解液を含浸させた後、
アルミニウムよりなる有底円筒状の金属ケース102に
内蔵されるものである。103は金属ケース102の開
口部を閉塞する金属製の上蓋で、この上蓋103は金属
ケース102の開口部に弾性を有するゴムにより構成さ
れたリング状のパッキン104を介して装着される。1
05は前記上蓋103に固定された樹脂製の端子固定部
材、106はアルミニウムよりなる一対の金属リベット
で、この一対の金属リベット106は前記端子固定部材
105の成形時に一体に成形保持され、かつ一対の金属
リベット106の一端部には一対の外部接続端子107
を接続している。108は前記一対の金属リベット10
6の他端部を貫通させる貫通孔109を設けた樹脂成形
固定部材で、この樹脂成形固定部材108の貫通孔10
9を貫通して上蓋103と反対方向に突き出た一対の金
属リベット106の他端は、前記コンデンサ素子101
から導出された一対の引き出しリード板110と、超音
波溶接により金属接合を行って電気的に接続している。
なお、前記樹脂成形固定部材108の貫通孔109は、
一対の金属リベット106の他端部がかろうじて挿入で
きる寸法余裕度の少ない孔径にしている。111は樹脂
成形固定部材108に設けた連通孔で、この連通孔11
1はコンデンサ素子101部分と上蓋103部分とを連
通させるものである。また前記樹脂製の端子固定部材1
05の周縁部の一部には、樹脂厚みを薄くした機械的強
度の弱い弱点部105aをリング状に設けている。
【0043】上記のようにして一体化されたコンデンサ
素子101、樹脂成形固定部材108、上蓋103等
は、内部に固定材112を入れ、かつ開口部付近に横絞
り加工を施した有底円筒状の金属ケース102内に収納
され、そして金属ケース102の開口部にカーリング加
工を施すことにより、樹脂成形固定部材108、上蓋1
03等を固定している。
【0044】上記した図6に示す本発明の第5の実施の
形態における安全機構付き電解コンデンサにおいて、電
解コンデンサに異常が生じて金属ケース102内の圧力
が上昇した場合、その圧力は樹脂成形固定部材108に
設けた連通孔111を介して上蓋103を上方にふくら
ませるように変形させる。そしてこの変形に伴って一対
の金属リベット106も上方向に引張られ、そしてこれ
により、樹脂成形固定部材108の下に位置するコンデ
ンサ素子101からの一対の引き出しリード板110と
一対の金属リベット106の超音波溶接による接続箇所
も引張られる。この場合、樹脂成形固定部材108にお
ける一対の金属リベット106が貫通する貫通孔109
の面積が、引き出しリード板110と金属リベット10
6の接続箇所における引き出しリード板110の面積よ
り小さくなっているため、金属リベット106の上方向
への移動に伴って引き出しリード板110が貫通孔10
9に入り込もうとしても、貫通孔109に入り込むこと
はできず、その結果、この貫通孔109のエッジ部分で
一対の金属リベット106と一対の引き出しリード板1
10の超音波溶接による接続箇所は切断されることにな
り、この切断により、電解コンデンサの電気回路は遮断
される。
【0045】したがって、従来例で示した金属ケースの
有底部に薄肉部よりなる弱点部を設けたもののように、
外部に噴出した霧状の駆動用電解液が電子機器の内部を
汚したり、霧状の噴出ガスが火災による煙と見間違われ
るという問題はなくなるものである。
【0046】また図6に示す本発明の第5の実施の形態
の安全機構付き電解コンデンサは、安全機構の作動性を
著しく向上させることができるものである。すなわち、
この本発明の第5の実施の形態においては、樹脂製の端
子固定部材105の周縁部の一部に、樹脂厚みを薄くし
た機械的強度の弱い弱点部105aをリング状に設けて
いるため、電解コンデンサに異常が生じて金属ケース1
02内の圧力が上昇した場合、この圧力上昇に伴って上
蓋103および樹脂製の端子固定部材105は一体とな
って上方に変形することになり、そして樹脂製の端子固
定部材105はある圧力で機械的強度の弱い弱点部10
5aが割れるため、この割れにより、樹脂製の端子固定
部材105は急激に変位することになり、その結果、こ
の変位により、引き出しリード板110と金属リベット
106の接続箇所も急激に上方向に引張られて樹脂成形
固定部材108における貫通孔109のエッジ部分で切
断されるため、安全機構の作動性は著しく向上するもの
である。
【0047】(実施の形態6)図7は本発明の第6の実
施の形態における安全機構付き電解コンデンサを示した
もので、121はコンデンサ素子で、このコンデンサ素
子121は陽極箔と陰極箔をその間にセパレータを介在
させて巻回することにより構成されている。そしてこの
コンデンサ素子121は駆動用電解液を含浸させた後、
アルミニウムよりなる有底円筒状の金属ケース122に
内蔵されるものである。123は金属ケース122の開
口部を閉塞する金属製の上蓋で、この上蓋123は金属
ケース122の開口部に弾性を有するゴムにより構成さ
れたリング状のパッキン124を介して装着される。1
25は前記上蓋123に固定された樹脂製の端子固定部
材、126はアルミニウムよりなる一対の金属リベット
で、この一対の金属リベット126は前記端子固定部材
125の成形時に一体に成形保持され、かつ一対の金属
リベット126の一端部には一対の外部接続端子127
を接続している。128は前記一対の金属リベット12
6の他端部を貫通させる貫通孔129を設けた樹脂成形
固定部材で、この樹脂成形固定部材128の貫通孔12
9を貫通して上蓋123と反対方向に突き出た一対の金
属リベット126の他端は、前記コンデンサ素子121
から導出された一対の引き出しリード板130と、超音
波溶接により金属接合を行って電気的に接続している。
なお、前記樹脂成形固定部材128の貫通孔129は、
一対の金属リベット126の他端部がかろうじて挿入で
きる寸法余裕度の少ない孔径にしている。131は樹脂
成形固定部材128に設けた連通孔で、この連通孔13
1はコンデンサ素子121部分と上蓋123部分とを連
通させるものである。また前記上蓋123の周縁部には
縦方向に伸びる円筒状の塑性伸び部123aを一体に形
成している。そしてこの塑性伸び部123aは、ある圧
力までは弾性変形し、そしてある圧力以上になると塑性
変形して急激に上蓋123を上方に変形させるものであ
る。
【0048】上記のようにして一体化されたコンデンサ
素子121、樹脂成形固定部材128、上蓋123等
は、内部に固定材132を入れ、かつ開口部付近に横絞
り加工を施した有底円筒状の金属ケース122内に収納
され、そして金属ケース122の開口部にカーリング加
工を施すことにより、樹脂成形固定部材128、上蓋1
23等を固定している。
【0049】上記した図7に示す本発明の第6の実施の
形態における安全機構付き電解コンデンサにおいて、電
解コンデンサに異常が生じて金属ケース122内の圧力
が上昇した場合、その圧力は樹脂成形固定部材128に
設けた連通孔131を介して端子固定部材125にかか
り、そしてこの端子固定部材125を介して上蓋123
を上方向に変形させる。この場合、上蓋123の周縁部
には縦方向に伸びる円筒状の塑性伸び部123aを一体
に形成しているため、上蓋123はある圧力までは弾性
変形し、そしてある圧力以上になると、塑性伸び部12
3aが塑性変形することになり、これにより、上蓋12
3は急激に上方に変形するため、引き出しリード板13
0と金属リベット126の接続箇所も急激に上方向に引
張られて樹脂成形固定部材128における貫通孔129
のエッジ部分で切断される。
【0050】この切断により、電解コンデンサの電気回
路は遮断されるため、従来例で示した金属ケースの有底
部に薄肉部よりなる弱点部を設けたもののように、外部
に噴出した霧状の駆動用電解液が電子機器の内部を汚し
たり、霧状の噴出ガスが火災による煙と見間違われると
いう問題はなくなるとともに、安全機構の作動性も著し
く向上させることができるものである。
【0051】なお、上記した本発明の各実施の形態にお
いては、一対の金属リベットの他端とコンデンサ素子か
らの一対の引き出しリード板との金属接合は、超音波溶
接により行ったものについて説明したが、これに限定さ
れるものではなく、これ以外の例えば、レーザ溶接、冷
間圧接、かしめのいずれかによって金属接合を行うよう
にしてもよいものである。
【0052】
【発明の効果】以上のように本発明の安全機構付き電解
コンデンサは、有底筒状の金属ケースの開口部にパッキ
ンを介して装着された上蓋を貫通するように上蓋に一対
の金属リベットを固定し、かつこの一対の金属リベット
の一端部には一対の外部接続端子を接続し、さらに一対
の金属リベットの他端部を樹脂成形固定部材に設けた貫
通孔に貫通させるとともに、この樹脂成形固定部材の貫
通孔を貫通して上蓋と反対方向に突き出た一対の金属リ
ベットの他端と、有底筒状の金属ケースに内蔵したコン
デンサ素子からの一対の引き出しリード板とを金属接合
により接続したもので、電解コンデンサに異常が生じて
金属ケース内の圧力が上昇した場合には、この圧力の上
昇によって、上蓋がふくらむように変形し、そしてこの
変形に伴って上蓋に固定された一対の金属リベットがコ
ンデンサ素子から離れる方向に持ち上げられるため、こ
れにより、一対の金属リベットの他端とコンデンサ素子
からの一対の引き出しリード板との金属接合が切断され
て電解コンデンサの電気回路が遮断されるものである。
【0053】したがって、従来例で示した金属ケースの
有底部に薄肉部よりなる弱点部を設けたもののように、
外部に噴出した霧状の駆動用電解液が電子機器の内部を
汚したり、霧状の噴出ガスが火災による煙と見間違われ
るという問題はなくなり、また構造的には、電流が外部
接続端子からコンデンサ素子まで流れる経路における部
品が金属リベットと引き出しリード板のみであるため、
シンプルな構造となり、かつ接続箇所も従来例で示した
保安装置付電解コンデンサに比べて極めて少なく、した
がって、組立工数、接続の信頼性の面で非常に有用とな
るものである。
【0054】また電気回路における電流が流れる経路
に、従来例で示した保安装置付電解コンデンサのような
断面積を小さくした弱点部を有していないため、断面積
の小さい弱点部を有するものにおける問題点、すなわ
ち、断面積の小さい弱点部では抵抗が上がって交流電流
により発熱するため、電解コンデンサの基本的な必要特
性であるリプル電流(交流電流)耐量を犠牲にしてしま
うという問題点もなくなる等、画期的な安全機構を具備
した電解コンデンサを提供することができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す安全機構付き
電解コンデンサの縦断面図
【図2】本発明の第2の実施の形態を示す安全機構付き
電解コンデンサの縦断面図
【図3】本発明の第3の実施の形態を示す安全機構付き
電解コンデンサの縦断面図
【図4】図3に示す電解コンデンサの要部の破断斜視図
【図5】本発明の第4の実施の形態を示す安全機構付き
電解コンデンサの縦断面図
【図6】本発明の第5の実施の形態を示す安全機構付き
電解コンデンサの縦断面図
【図7】本発明の第6の実施の形態を示す安全機構付き
電解コンデンサの縦断面図
【図8】従来例を示す電解コンデンサの縦断面図
【図9】他の従来例を示す安全機構付き電解コンデンサ
の縦断面図
【符号の説明】
31,51,61,81,101,121 コンデンサ
素子 32,52,62,82,102,122 金属ケース 33,63,83,103,123 上蓋 34,64,84,104,124 パッキン 35,54,65,86,106,126 一対の金属
リベット 39,55,70,87,107,127 一対の外部
接続端子 40,56,71,88,108,128 樹脂成形固
定部材 41,57,72,89,109,129 貫通孔 42,58,73,90,110,130 一対の引き
出しリード板 75 治具の挿入用空孔 85,105,125 端子固定部材 105a 弱点部 123a 塑性伸び部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動用電解液を含浸させたコンデンサ素
    子と、このコンデンサ素子を内蔵する有底筒状の金属ケ
    ースと、この金属ケースの開口部にパッキンを介して装
    着された上蓋と、この上蓋を貫通するように上蓋に固定
    された一対の金属リベットと、この一対の金属リベット
    の一端部に接続された一対の外部接続端子と、前記一対
    の金属リベットの他端部を貫通させる貫通孔を設けた樹
    脂成形固定部材とを有し、前記樹脂成形固定部材の貫通
    孔を貫通して上蓋と反対方向に突き出た一対の金属リベ
    ットの他端と前記コンデンサ素子からの一対の引き出し
    リード板とを金属接合により接続してなる安全機構付き
    電解コンデンサ。
  2. 【請求項2】 一対の金属リベットの他端とコンデンサ
    素子からの一対の引き出しリード板との金属接合は、超
    音波溶接、レーザ溶接、冷間圧接、かしめのいずれかに
    より行うようにした安全機構付き電解コンデンサ。
  3. 【請求項3】 樹脂成形固定部材の貫通孔を貫通した一
    対の金属リベットの他端部を外部より狭窄保持する治具
    の挿入用空孔を樹脂成形固定部材に設けた請求項1記載
    の安全機構付き電解コンデンサ。
  4. 【請求項4】 駆動用電解液を含浸させたコンデンサ素
    子と、このコンデンサ素子を内蔵する有底筒状の金属ケ
    ースと、この金属ケースの開口部にパッキンを介して装
    着された上蓋と、この上蓋に固定された樹脂製の端子固
    定部材と、この端子固定部材の成形時に一体に成形保持
    された一対の金属リベットと、この一対の金属リベット
    の一端部に接続された一対の外部接続端子とを有し、前
    記一対の金属リベットの他端と前記コンデンサ素子から
    の一対の引き出しリード板とを金属接合により接続して
    なる安全機構付き電解コンデンサ。
  5. 【請求項5】 上蓋に固定された樹脂製の端子固定部材
    の一部に機械的強度の弱い弱点部を設けた請求項4記載
    の安全機構付き電解コンデンサ。
  6. 【請求項6】 樹脂製の端子固定部材を固定する上蓋の
    周縁部に縦方向に伸びる塑性伸び部を設けた請求項4記
    載の安全機構付き電解コンデンサ。
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