JPH09114039A - カラーハロゲン化銀写真要素 - Google Patents

カラーハロゲン化銀写真要素

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JPH09114039A
JPH09114039A JP8243554A JP24355496A JPH09114039A JP H09114039 A JPH09114039 A JP H09114039A JP 8243554 A JP8243554 A JP 8243554A JP 24355496 A JP24355496 A JP 24355496A JP H09114039 A JPH09114039 A JP H09114039A
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emulsion
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silver halide
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Spencer Alan Pugh
アラン プー スペンサー
Thomas Joseph Dannhauser
ジョセフ ダンホーザー トーマス
Arlyce Thomas Bowne
トルマン ボウン アーリス
Sang Hyung Kim
ヒュン キム サン
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Eastman Kodak Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低感度乳剤の粒子サイズの変動に対してより
堅牢であり、依然として好ましいコントラストを維持す
る写真要素を提供する。 【解決手段】 第一層及び第二層をさらに含む多層多色
ハロゲン化銀写真要素。第二層は、溶解物理現像の現像
場所を提供し;色素生成ユニットの最低一つが、可視ス
ペクトルの同領域に分光増感されているが、異なる感度
を示す二層以上の乳剤層を含み、そして第一層が、色素
生成ユニットの最低感度乳剤含有層に隣接し、かつ最低
感度乳剤含有層と第二層との間に配置されており;色素
生成ユニットの最低感度乳剤含有層において、この乳剤
が、0.45μmを超える平均ECD の平板状ハロゲン化銀粒
子を含み、そして当該層が単一乳剤のとき、この粒子が
乳剤層の粒子投影面積の最低50%を占め、そして当該
層が配合乳剤のとき、乳剤層の粒子投影面積の最低25
%を占める写真要素。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特定の多層構造及
びその多層フォーマットにおいてコントラストを改良す
る特定のハロゲン化銀乳剤を有するカラー写真要素に関
する。より具体的には、本発明は、リバーサルカラー写
真要素に関する。
【0002】
【従来の技術】The Theory of the Photographic Proce
ss, 4 版の「Tone and Color Reproduction 」、T. H.
James 編、Macmillan Publishing Co., New Yorkに、詳
細に記載されているように、良好な調子スケールは、心
地よい画像演色を有する画像形成システムでは重要であ
る。コントラストは、調子スケールを特徴づけるのに用
いられる尺度である。それは、一般的に、特性曲線上の
二点(より低いスケールでの一点及びより高いスケール
での一点)をとり、濃度差を対数露光量の差で割って計
算する。フィルム設計で特に関心のある点は、特性曲線
の足のスピードと特性曲線の中間点のスピードを比較す
るコントラスト尺度である。
【0003】この場合の、好ましいコントラスト尺度
は、特性曲線上のD=1.6のポイントとD=0.3の
ポイントとの露光量差を測定して計算する。そして、こ
れらの点間の濃度差(即ち、1.3)を、露光量差(対
数露光量の単位)で割って計算する。写真要素の望まし
いコントラストは、画像形成材料の種類及びその意図す
る用途に依存する。
【0004】カラーハロゲン化銀画像形成システムは、
心地よい調子スケール演出するために高感度乳剤と低感
度乳剤とを合わせて設計される。これらの乳剤は、一般
的に、一部が青光感性となり、一部が緑光感性となり、
そして一部が赤光感性となるように、分光増感色素で処
理される。これらの乳剤を、別々の層に塗布するか、も
しくは配合して同一の層に塗布するか、又はこれらの二
つの方法を任意に組み合わせて塗布することができる。
しばしば、これらの乳剤を色記録中に配置して、カラー
フィルムでは、青感性記録、緑感性記録、及び赤感性記
録となる。各記録は、一層以上の乳剤担持層からなる。
【0005】スピードが異なる乳剤の組合せを有する全
てのシステムでは、調子スケールを心地よくすること
を、単に、乳剤スピードを注意深くかつ正確にコントロ
ールすることによって達成する。例えば、高感度乳剤及
び低感度乳剤の組合せを用いる場合、その場合は、低感
度乳剤は、高感度乳剤よりも特定量感度が低くなければ
ならない。所望する量よりも感度が低いと、得られる調
子スケールは、コントラストが低すぎ、所望する量より
も感度が高いと、得られる調子スケールは、コントラス
トが高すぎるであろう。これらのどちらの調子スケール
欠陥も望ましくない。
【0006】従って、高感度乳剤及び低感度乳剤の相対
スピードは、心地よい調子スケール及び質の高い画像を
演出するのに重要である。乳剤サイズ及びフィルム製造
の変動のため、そしてフィルム処理の変動のために、こ
れらの相対スピードの変動は避けられない。このスピー
ドの変動は、結果としてコントラストの変動を生じる。
コントラストの変動の許容度は、画像形成材料の使用量
に依存するが、製造事象間でおおよそプラスマイナス5
%である。
【0007】乳剤サイズ(そして、その結果としてのス
ピード)の避けられない変動を管理することは、カスタ
マーを心地よくする写真フィルムの製造に重要である。
カスタマーは、製造の変動とは関係無しに、堅実な性能
を有するフィルムを得る方をむしろ好む。この堅実性を
達成するためには、しっかりとした写真フィルム処方を
有することが非常に好ましい。「しっかりとした」と
は、フィルムを形成する成分(例えば、乳剤)の性能の
変動よりも、フィルムの性能の変動が非常に小さいこと
を意味する。本明細書に記載する発明は、フィルム処方
をしっかりとさせる点で、特に、驚くほど良好である。
【0008】上記タイプのハロゲン化銀画像形成システ
ムの場合、フィルムのスピードは、高感度乳剤層のスピ
ードによって制限される。同時に、フィルムの最終画像
構造(粒状度及び鮮鋭度)の質は、通常、その高感度乳
剤のサイズによって制限される。即ち、感度の高い乳剤
ほど、一般的に、低感度の乳剤よりも大きく、乳剤が大
きいほど、一般的に、低感度の乳剤よりも悪い画像構造
を生じる。
【0009】フィルムの設計では、通常、特定の、実行
スピードに適合するように努力し、同時に、そのスピー
ドで、できるだけ心地よい画像構造を演出する。従っ
て、高感度乳剤を、その特定の実行スピードを達成する
のに必要とされる高感度にする(但し、より高感度には
しない)。そして、より低感度の乳剤のサイズ(及び、
スピード)を、これらの高感度乳剤と組み合わせたと
き、心地よい調子スケールを達成するように設定する。
従って、良好な調子スケール及び最適な画像構造と共に
所望するスピードのフィルムを生産するために、最終の
多層フィルムにおいて極めて特別のスピードの低感度乳
剤を作成できること(それは、通常、極めて特定のサイ
ズの低感度乳剤を作成することを意味する)が非常に重
要である。しかし、そのような特定の粒子サイズを必要
とするフィルム処方は、全くしっかりしていない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】コントラストコントロ
ールの問題を複雑にするのは、いくつかのフィルムシス
テムに用いられる現像剤(カラーリバーサルフィルムに
用いられる、著名なProcess E-6 )に関して、「溶解物
理現像」として知られている処理により、コートされた
乳剤が現像されるということである(The Theory of th
e Photographic Process, 4 版の「The Mechanism of D
evelopment」、T. H. James 編、Macmillan Publishing
Co., New Yorkを参照されたい)。溶解物理現像は、特
に、コロイド状銀(ケリーリー銀としても知られてい
る)のような現像促進剤の存在下で、乳剤スピードに大
きな影響を与えることができる。従って、良好な調子を
有する写真要素を提供するという課題は、そのような現
像を受ける乳剤では一層複雑になる。溶解物理現像の効
果は、より感度の低い乳剤に特に表明されている。
【0011】従って、低感度乳剤の粒子サイズの変動に
対してよりしっかりしており、依然として好ましいコン
トラストを維持する写真フィルムの処方を作成する方法
が必要である。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、感光性ハロゲ
ン化銀乳剤層及び画像色素生成カプラーを含んで成る赤
感性、シアン色素生成ユニット;感光性ハロゲン化銀乳
剤層及び画像色素生成カプラーを含んで成る緑感性、マ
ゼンタ色素生成ユニット;並びに感光性ハロゲン化銀乳
剤層及び画像色素生成カプラーを含んで成る青感性、イ
エロー色素生成ユニットをその上に配置した支持体を含
んで成るカラーハロゲン化銀写真要素であって、前記写
真要素が、第一層及び第二層をさらに含んで成り、前記
第二層が、溶解物理現像のための現像場所を提供する層
であり;前記色素生成ユニットの少なくとも一つが、可
視スペクトルの同じ領域に分光増感されているが、異な
る写真感度を示す二層以上の乳剤層を含み、そして前記
第一層が、前記色素生成ユニットの最も感度の低い乳剤
を含有する層に隣接し、かつ前記最も感度の低い乳剤を
含有する層と前記第二層との間に配置されており;前記
色素生成ユニットの最も感度の低い乳剤を含有する層に
おいて、この最も感度の低い乳剤が、0.45μmを超
える平均等価円直径の平板状ハロゲン化銀粒子を含み、
そして当該層が単一の乳剤を含有する場合は、そのよう
な粒子が当該乳剤層の粒子投影面積の少なくとも50%
を占め、そして当該層が配合乳剤を含有する場合は、当
該乳剤層の粒子投影面積の少なくとも25%を占めるカ
ラーハロゲン化銀写真要素を提供する。
【0013】驚くことに、この第一層を有する写真要素
を、非常に広範囲の粒子サイズを有する低感度乳剤と共
に用いることができ、なおも望ましいコントラストを維
持することを見出した。この中間層がないと、小さな範
囲の乳剤サイズ(0.35μmより小さい平均ECD)
でしか、所望するフィルムコントラストが達成されな
い。従って、この層を追加すると写真要素の処方の堅牢
性を高め、カスタマー立場により一致した製品性能を生
じる。
【0014】低感度乳剤により大きな粒子用いることが
できるという別の利点もある。これらの利点は、それぞ
れの用途によって変わるが、鮮鋭度の改善、色再現の改
善、そしてプッシュ処理特性の改良を含むことができ
る。中間層の追加は、所望する写真要素の特定のニーズ
に適合させるのに必要とされる粒子サイズの使用に融通
性を与える
【0015】
【発明の実施の形態】多くの写真要素は、溶解物理現像
のための場所としてはたらく層(本明細書では、第二層
と呼ぶ)を有する。これらの層は、意図するしないにか
かわらず、近くのハロゲン化銀画像色素生成層の現像を
促進する場合がある。これはそのような近くの層に望ま
しいコントラストの影響を与えることができる。本願発
明者は、一定の中間層(本願明細書では、第一層と呼
ぶ)が、そのような現像促進を改良するように作用する
ことができることを発見した。中間層の使用は、驚くこ
とに、溶解物理現像によって影響を受ける層において、
より大きな範囲のハロゲン化銀粒子サイズを許容する。
層及び粒子サイズのこの組合せが、よりしっかりした処
方を可能にする。
【0016】本発明のカラーハロゲン化銀写真要素は、
当該技術分野で公知の画像生成層もしくは非画像生成層
のいずれも有することができる。この写真要素は多層、
多色要素である。最も好ましくは、それはリバーサル写
真要素である。多色要素は、可視光スペクトルの三原色
の領域にそれぞれ感度を有する色素画像生成ユニットを
有する。各ユニットは、単一乳剤層、又は同じか実質的
に同じスペクトル領域に分光感度を有する複式乳剤層か
ら成ることができる。要素のこれらの層を当該技術分野
で知られる種々の順序で配置することができる。
【0017】本発明では、多色写真要素は、好ましくは
支持体からの順序で、それと組合わさる少なくとも一つ
シアン色素生成カプラーを有する少なくとも一層の赤感
性ハロゲン化銀乳剤層を含んで成るシアン色素画像生成
ユニット;それと組合わさる少なくとも一つマゼンタ色
素生成カプラーを有する少なくとも一層の緑感性ハロゲ
ン化銀乳剤層を含んで成るマゼンタ色素画像生成ユニッ
ト;並びにそれと組合わさる少なくとも一つイエロー色
素生成カプラーを有する少なくとも一層の青感性ハロゲ
ン化銀乳剤層を含んで成るイエロー色素画像生成ユニッ
トをその上に配置した支持体を含んで成る。
【0018】本発明では、問題の色素生成ユニット(即
ち、第二層によって生じる溶解物理現像効果を改良しよ
うとする色素生成ユニット)は、可視光の同じ領域に分
光増感されているが異なる写真感度を示す二層以上の乳
剤層を含んで成る。写真感度とは、当該技術分野で写真
スピードとして知られているものを意味する。本発明で
は、第一層は、問題の色素生成ユニットの最も感度の低
い乳剤を含有する層に隣接し、前記の最も感度の低い層
と、溶解物理現像の場所としてはたらく第二層との間に
ある。写真要素では、溶解物理現像を促進する一層以上
の層(第二層)が存在することができ、本発明の中間層
(第一層)をそのような第二層の影響を受ける各色素生
成ユニットのために用いることができる。
【0019】検討したように、問題の色素生成ユニット
は一層以上のハロゲン化銀乳剤層を含んで成る。以下に
記載するように、本発明の平板状乳剤を、前記色素生成
ユニットの最も感度の低い乳剤を有する層に配置する。
複数の層を有する色素生成ユニットは、写真感度が異な
る少なくとも三種類のハロゲン化銀乳剤を含有すること
が多い。これらは、一般的に、高感度乳剤、中感度乳剤
及び低感度乳剤として説明される。これらの乳剤を、異
なる層に別々にコートすることができ、もしくは同一の
層に配合してコートすることができ、又はそれらを組み
合わせることができる。二層−色素生成ユニットは、例
えば、高感度乳剤だけを含有する一つの層と、中感度乳
剤及び低感度乳剤の両方を含有するもう一つの層を有す
る場合がある。これらの乳剤の別の組合せも可能であ
り、本発明の範囲内である。また、色素生成ユニット
は、三種類より多いハロゲン化銀乳剤を含有することも
できる。これらの層の組成の細部に関係なく、最も感度
の低い乳剤を有する層は、第一層に隣接する。
【0020】本発明の一つの態様では、二層以上の乳剤
層を含んで成る問題の色素生成ユニットは、青感性、イ
エロー色素生成ユニットであり、第一層及び第二層は、
青感性、イエロー色素生成ユニットと緑感性、マゼンタ
色素生成ユニットの間に置かれている。別の態様では、
以下に記載する平板状乳剤を、当該青感性層の最も感度
の低い乳剤を含有する層に含有させる。
【0021】第一層は、当該技術分野で知られているい
ずれの親水性コロイド層にも成ることができる。従っ
て、第一層は、ゼラチン(例えば、オセイン)もしくは
ゼラチン誘導体から成ることができる。単独で、もしく
は組み合わせて用いることができる他の特定の適合する
親水性コロイド材料には、セルロース誘導体、デキスト
ラン等の多糖類、アラビアゴム、等;ポリビニルピロリ
ドンのような水溶性ポリビニル化合物、アクリルアミド
ポリマー、等の合成ポリマー物質が含まれる。その他の
材料は、米国特許第5,298,369号明細書及びリ
サーチディスクロージャー、1989年12月、アイテム3081
19、セクションIXA に記載されている。
【0022】第一層は、溶解物理現像によって起きる問
題の色素生成ユニットの促進された現像の効果を改善し
なければならない。典型的に、第一層を260〜220
0mgゼラチン/m2 のレベルで、好ましくは500〜
1000mgゼラチン/m2のレベルでコートする。第
一層は、増粘剤、界面活性剤、硬膜剤、カプラー、酸化
された(被酸化)現像主薬掃去剤、現像抑制剤、現像促
進剤、吸収色素、等の追加の添加剤を含有することがで
きる。これらの化合物を当該技術分野で公知の量及び方
法で添加することができる。第一層は、一般的にコロイ
ド状銀を含有しない。
【0023】好ましくは、第一層は、被酸化現像主薬掃
去剤を含んで成る。典型的な掃去剤には、ジスルホンア
ミドフェノール類及び米国特許第2,336,327
号、同2,728,659号、及び同2,403,72
1号明細書に具体的に説明されているバラスト化もしく
は非拡散化酸化防止剤が含まれる。その他のものはリサ
ーチディスクロージャー、1989年12月、アイテム30811
9、セクションVII.I 、及びリサーチディスクロージャ
ー、1994年9 月、アイテム36544 、セクションX.Dに記
載されている。この掃去剤を、10〜1,000mg/
2 の量、好ましくは50〜200mg/m2 の量、そ
して最適には75〜125mg/m2 の量で第一層に導
入することが好ましい。
【0024】第二層は、溶解物理現像のための場所とし
てはたらくいずれの層にも成ることができる(The Theo
ry of the Photographic Process, 4 版の「The Mechan
ismof Development」、T. H. James 編、Macmillan Pub
lishing Co., New Yorkを参照されたい)。第二層も当
該技術分野で知られている層から選ぶことができる。そ
のような層の例には、かぶらせたハロゲン化銀粒子を含
む層もしくはコロイド状銀層が含まれるが、これらに限
定されない。コロイド状銀層では、コロイド状銀は、写
真の技術分野で通常用いるタイプのいずれのコロイド状
の元素の銀にも成ることができる。例えば、それはイエ
ローコロイド状銀(即ち、ケリーリー銀)、又はブラッ
クもしくはグレイ/ブラックコロイド状銀となることが
できる。一般的に、そのような銀コロイドは、約5〜約
10nm(約50〜約100オングストローム)の範囲
内の大きさの銀粒子を含有する。この銀コロイドを、一
般的に、ゼラチン中もしくは上記タイプの他の親水性コ
ロイド中で作成する。例えば、ケリーリー銀を、一般的
に、デキストリンと硝酸銀との反応によって得られる塩
基性溶液での銀還元からなるプロセスで調製する。多く
の場合では、フタル化ゼラチンを加えて銀生成物の洗浄
を容易にする。
【0025】コロイド状銀の量は、第二層の目的によっ
て変わることができる。典型的には、コロイド状銀の量
は、5〜500mg/m2 の範囲にわたる。より典型的
には、25〜250mg/m2 の範囲、そして通常は、
50〜150mg/m2 の範囲である。コロイド状銀層
をイエローフィルター層として用い、この目的に適した
銀量を用いることが多い。あるいは、イエローフィルタ
ー色素を含有する層を用いることもできる。適合する色
素には、米国特許第2,538,008号、同2,53
8,009号、同4,420,555号、同4,95
0,586号、同4,948,718号、同4,94
8,717号、同4,940,654号、同4,92
3,788号、同4,900,653号、同4,86
1,700号、同4,857,446号、同4,85
5,221号、同5,213,956号、同5,21
3,957号、及び同5,298,377号、並びに英
国特許第695,873号及び同760,739号、並
びに欧州特許出願第430,186号明細書に記載され
ているものが含まれる。この場合、第二層はコロイド状
銀の代わりにかぶらせた粒子を含んでもよい。このイエ
ローフィルター色素は第二層中に存在してもよく、もし
くは別の層に存在してもよい。また。イエローフィルタ
ー色素を前記コロイド状銀層に含んでもよい。
【0026】他の添加剤を第二層に添加することができ
る。それらは、第一層に添加する上記の添加剤のいずれ
にも成ることができる。これらの化合物を当該技術分野
で知られている量及び方法で添加することができる。本
発明の要素は、上記の層に追加して層を含むことができ
る。そのような層には、フィルター層、中間層、オーバ
ーコート層、下引き層等が含まれる。当該写真要素は、
リサーチディスクロージャー、アイテム34390 、1992年
11月,(Kenneth Mason Publications, Ltd., Dudley Ann
ex, 12a North Street, Emsworth, Hamp shire PO10 7D
Q, Englandによって出版) に記載されるような透明支持
体の裏面上の磁気粒子を含有する層のような透明磁気記
録層を含むこともできる。
【0027】一般的に、当該要素は約5〜約30μmの
総厚を有する。さらに、当該写真要素は、発明協会公開
技報No.94−6023(1994年3 月15日発行)に記
載されているような軟ポリエチレンナフタレートフィル
ムベースを有することができ、リサーチディスクロージ
ャー、アイテム36230 、1994年6 月に記載されているよ
うな、そしてアドバンスドフォトシステム(特に、コダ
ックアドバンティックス(商標)フィルムもしくはカメ
ラ)のような、小フォーマットシステムに用いることが
できる。
【0028】本発明のより好ましい写真要素では、問題
の色素生成ユニットの最も感度の低い乳剤を含有する層
は、特定のパラメータに適合する平板状ハロゲン化銀粒
子を含む。前記層の最も感度の低い乳剤は、0.45μ
mを超える平均等価円直径を有するハロゲン化銀粒子か
ら成るであろう。上限は特に必要とされないが、この粒
子サイズは、乳剤用途における現実的なもの、そして所
望するスピード特性を与えるものに限定されねばならな
いと、当業者は理解するであろう。通常は、このハロゲ
ン化銀粒子は、1.5μmより大きな平均等価円直径を
有しないであろう。当該層中に一種類だけ乳剤が存在す
る場合は、その乳剤は、上記の様な最も感度の低い乳剤
である。好ましくは、そのような平板状粒子は、10よ
り大きい、より好ましくは約25より大きい平板状度
(粒子の等価円直径をその厚みの二乗で割ったもの)を
有する。
【0029】最も感度の低い乳剤を含有するハロゲン化
銀乳剤層に一種類の乳剤タイプのハロゲン化銀粒子だけ
が存在する場合、本発明の平板状粒子は、特定の平均等
価円直径を有し、前記の特定の乳剤層の粒子投影面積の
少なくとも約50%を占めることが考えられる。より好
ましくは、それらは投影面積の少なくとも75%を占
め、最適には、投影面積の少なくとも90%を占める。
平板状粒子を別のスピードの乳剤と組み合わせるかもし
くは配合して、例えば、低−中感度層を形成する場合、
最も感度の低い乳剤によって供与される好ましい平板状
粒子は、この特定乳剤層の粒子投影面積の約25%〜7
5%、より好ましくは50%近くを占めることができ
る。当該層が配合乳剤を含有する場合、最も感度の低い
乳剤によって供与される好ましい平板状粒子は、この特
定乳剤層の粒子投影面積の少なくとも25%、好ましく
は少なくとも40%を占めるのがよい。
【0030】いずれの層においても、用いるハロゲン化
銀乳剤は、沈殿の際に単分散もしくは多分散のいずれに
もなることができる。この乳剤の粒子径分布を、ハロゲ
ン化銀粒子分離技法もしくは異なる粒子径のハロゲン化
銀乳剤の配合によって、コントロールすることができ
る。当該ハロゲン化銀写真要素に用いられる粒子は、塩
化銀、臭化銀、臭塩化銀、塩臭化銀、ヨウ塩化銀、ヨウ
臭化銀、臭ヨウ塩化銀、塩ヨウ臭化銀、ヨウ臭塩化銀及
びヨウ塩臭化銀乳剤となることができる。本発明では、
各色素生成ユニットの粒子が、少なくとも75%、より
好ましくは少なくとも90%の臭ヨウ化銀を含有するこ
とが好ましい。最適には完全に臭ヨウ化銀であることが
好ましい。そのような乳剤のヨウ化物含有率は、好まし
くは、1〜15モル%、好ましくは、2〜6モル%、最
適には2〜4モル%である。
【0031】本発明の別の色素生成層及び/もしくはユ
ニットに用いるハロゲン化銀乳剤は、いかなるサイズ及
び形態の粒子も含有することができる。この粒子は、立
方体、八面体、立方−八面体、もしくは立方格子タイプ
のハロゲン化銀粒子のその他のいずれの自然発生形状も
とることができる。さらに、この粒子は、球状粒子もし
くは平板状粒子のような不規則と成ることができる。特
に好ましいものは、平板状形態を有する粒子であり、よ
り好ましいものは、10より大きい平均平板状度、より
好ましくは約25より大きい平均平板状度を有する粒子
である。
【0032】これらのハロゲン化銀粒子を、写真乳剤に
用いることができる通常のいずれの分散媒体にも含むこ
とができる。具体的には、分散媒体は水性ゼラチン−解
膠剤分散媒体が企図され、ゼラチンは、例えば、アルカ
リ処理ゼラチン(家畜の骨及び皮ゼラチン)もしくは酸
処理ゼラチン(豚皮ゼラチン)及びゼラチン誘導体(ア
セチル化ゼラチン、フタル化ゼラチン)が特に考えられ
る。用いる場合は、ゼラチンは、好ましくは総銀モルに
対して0.01〜100gのレベルである。合成コロイ
ドから成る分散媒体も考えられる。
【0033】ハロゲン化銀カラーリバーサルフィルム
は、一般的にカラーリバーサル処理による現像の指定を
伴う。カラーリバーサル処理による現像の指定(最も一
般的な方法は、該フィルム、その容器、もしくはフィル
ムと共に提供される印刷されたチラシを含む包装)を伴
うフィルムに関しては、そのフィルムをカラーリバーサ
ル処理によって現像すべきであるとの表示があるであろ
う。そのような表示は、例えば、このフィルムが、「リ
バーサルフィルム」であること、もしくはカラーリバー
サル処理で現像されるべきであること、又は「Process
E-6 」のような公知のカラーリバーサル処理の単なる引
用を述べる簡単な印刷された提示である。
【0034】ここでいう「カラーリバーサル」処理は、
非発色現像剤(即ち、フィルム中の他の化合物との反応
により像様に色を生成しない現像剤:白黒現像剤ともい
う)での処理を用いるものである。この後、未露光ハロ
ゲン化銀を、通常、化学的に、もしくは光に露光するこ
とによりかぶらせる。そして、この要素を発色現像剤
(即ち、フィルム中の他の化合物と反応して像様に色を
生成する現像剤)で処理する。
【0035】典型的な構成では、リバーサルフィルムは
マスキングカプラーを含有しない。さらに、リバーサル
フィルムは、一般的に、典型的なネガ型材料の場合のガ
ンマよりも非常に高い1.5〜2.0の間のガンマを有
する。次の表の文献は、以下のものである: (1)リサーチディスクロージャー、1978年12月、アイ
テム17643 、(2)リサーチディスクロージャー、1989
年12月、アイテム308119、(3)リサーチディスクロー
ジャー、1994年9 月、アイテム36544 、(Kenneth Mason
Publications, Ltd., Dudley Annex, 12a North Stree
t, Emsworth, Hampshire PO10 7DQ, England によって
出版) 。この表及び表中に引用した文献は、本発明に従
う写真要素に用いるのに適した特定の成分を説明するも
のとして理解すべきである。また、この表及び表中に引
用した文献は、要素を露光、処理及び操作するのに適し
た方法並びにそれに含まれる画像を記載している。本発
明の写真要素の用途に特に適した成分は、リサーチディ
スクロージャー、1995年2 月、アイテム37038 に記載さ
れている。
【0036】 文献番号 セクション 主題 1 I,II 粒子組成、形態及び調製;硬膜 2 I,II,IX,X, 剤、塗布助剤、添加物等を含む XI,XII,XIV,XV 乳剤調製 3 I,II,III,IX A&B 1 III,IV 化学増感及び分光増感/減感 2 III,IV 3 IV,V 1 V UV色素、蛍光増白剤、 2 V 蛍光色素 3 VI 1 VI カブリ防止剤及び安定化剤 2 VI 3 VII 1 VIII 吸収及び散乱材料;帯電防止層 2 VIII,XIII,XVI ;艶消し剤 3 VIII,IX C&D 1 VII 画像カプラー及び画像改質カプ 2 VII ラー;色素安定化剤及び色相改 3 X 良剤 1 XVII 支持体 2 XVII 3 XV 3 XI 特定層配列 3 XII,XIII ネガ型乳剤;直接陽画乳剤 2 XVIII 露光 3 XVI 1 XIX,XX 化学処理;現像主薬 2 XIX,XX,XXII 3 XVIII,XIX,XX 3 XIV 走査及びディジタル処理方法
【0037】本発明の写真要素用支持体には、セルロー
スエステル(例えば、三酢酸セルロース及び二酢酸セル
ロース)並びに二塩基性芳香族カルボン酸と二価アルコ
ールとのポリエステル(例えば、ポリエチレンテレフタ
レート、ポリエチレンナフタレート)、ペーパー及びポ
リマーコートペーパーが含まれる。そのような支持体
は、リサーチディスクロージャー3、セクションXVに
詳細に記載されている。
【0038】また、写真要素は、漂白もしくは定着処理
工程を促進するか改良して画像の質を高める追加の材料
を含有することもできる。欧州特許出願第193,38
9号及び同301,477号;米国特許第4,163,
669号、同4,865,956号、及び同4,92
3,784号各明細書に記載されている漂白促進剤が特
に有用である。また、核生成剤、現像促進剤もしくはそ
れらの前駆体(英国特許第2,097,140号及び同
2,131,188号明細書);電子移動剤(米国特許
第4,859,578号及び同4,912,025号明
細書);ヒドロキノン類、アミノフェノール類、アミン
類、没食子酸の誘導体のようなカブリ防止及び混色防止
剤;カテコール;アスコルビン酸;ヒドラジド類;スル
ホンアミドフェノール類;及び非カラー生成カプラーの
使用も企図される。
【0039】当該要素は、水中油滴型分散体、ラテック
ス分散体もしくは固体粒子分散体のいずれかとして、コ
ロイド状銀ゾル並びに/又はイエロー及び/もしくはマ
ゼンタフィルター色素を含んで成るフィルター色素層も
含むことができる。さらに、それらを「スメアリング」
カプラー(例えば、米国特許第4,366,237号;
同4,420,556号及び同4,543,323号明
細書並びに欧州特許出願第96,570号明細書に記載
されるようなもの)と一緒に用いることもできる。ま
た、そのカプラーを、例えば、特願昭61−25824
9号もしくは米国特許第5,019,492号明細書に
記載されるような保護形態にブロックもしくはコートす
ることができる。
【0040】当該写真要素は、さらに、「現像抑制剤放
出型」化合物(DIR)の様な他の画像改良化合物を含
むこともできる。DIR化合物は、例えば、Photograph
ic Science and Engineering, 13巻、174 頁(1969)の
C. R. Barr, J. R. Thirtle及びP. W. Vittumの「Devel
oper-Inhibitor-Releasing(DIR) Couplers for ColorPh
otography 」に記載されている。カラーリバーサル要素
に特別の用途を有するDIRは、米国特許第5,39
9,465号、同5,380,633号、同5,39
9,466号、及び同5,310,642号明細書に記
載されている。
【0041】本発明のコンセプトを用いて反射カラープ
リントを得ることも考えることができる。本発明の要素
を形成する乳剤及び材料を、エポキシ溶剤(欧州特許出
願第0164961号明細書に記載)、追加の安定剤
(例えば、米国特許第4,346,165号、同4,5
40,653号、及び同4,906,559号明細書に
記載)、カルシウム等の多価カチオン類に対する感受性
を減らす、米国特許第4,994,359号明細書に記
載されているようなバラスト化キレート剤、及び米国特
許第5,068,171号及び同5,096,805号
明細書に記載されているような汚れ減少化合物と共に、
米国特許第4,917,994号明細書に記載されるよ
うなpH調製された支持体上にコートすることができ
る。本発明の要素に有用なその他の化合物は、次の公報
に記載されている:特開昭58−09959号;同58
−62586号;特開平02−072629号;同02
−072630号;同02−072632号;同02−
072633号;同02−072634号;同02−0
77822号;同02−078229号;同02−07
8230号;同02−079336号;同02−079
338号;同02−079690号;同02−0796
91号;同02−080487号;同02−08048
9号;同02−080490号;同02−080491
号;同02−080492号;同02−080494
号;同02−085928号;同02−086669
号;同02−086670号;同02−087361
号;同02−087362号;同02−087363
号;同02−087364号;同02−088096
号;同02−088097号;同02−093662
号;同02−093663号;同02−093664
号;同02−093665号;同02−093666
号;同02−094668号;同02−094055
号;同02−094056号;同02−101937
号;同02−103409号;同02−151577
号。
【0042】本発明に用いるハロゲン化銀粒子を、リサ
ーチディスクロージャー3及び、James の、The Theory
of the Photographic Processに記載されているよう
な、当該技術分野公知の方法に従って調製することがで
きる。それらの方法には、アンモニア乳剤製造、中性も
しくは酸性乳剤製造、及び当該技術分野で公知の他の製
造方法等の製造方法が含まれる。これらの方法は、一般
的に、保護コロイドの存在下で、水溶性銀塩を水溶性ハ
ロゲン化物塩と混合し、沈殿によるハロゲン化銀の生成
時に温度、pAg、pH値等を適切な値にコントロール
することを要する。
【0043】本発明に用いるハロゲン化銀を、貴金属
(例えば、金)増感剤、中間カルコゲン(例えば、イオ
ウ)増感剤、還元増感剤及び当該技術分野で公知の他の
増感剤を用いて有利に化学増感することができる。ハロ
ゲン化銀の化学増感に有用な化合物及び技法は、当該技
術分野では公知であり、リサーチディスクロージャー3
及びそこに引用されている文献に記載されている。
【0044】この乳剤は、また、写真乳剤に有用である
として知られているいずれの添加剤も含有することがで
きる。それらの添加剤には、例えば、活性ゼラチン、イ
オウ、セレン、テルル、金、プラチナ、パラジウム、イ
リジウム、オスミウム、レニウム、リン、もしくはそれ
らの組合せ等の化学増感剤が含まれる。化学増感は、一
般的に、リサーチディスクロージャー、1975年6 月、ア
イテム13452 、及び米国特許第3,772,031号明
細書に具体的に示されているように、5〜10のpAg
レベル、5〜8のpHレベル及び30〜80℃の温度で
実施する。
【0045】ハロゲン化銀を、リサーチディスクロージ
ャー3に記載されているような当該技術分野で公知の任
意の方法で増感色素を用いて増感することができる。そ
れらの色素の例には、シアニン類、メロシアニン類、シ
アニン類及びメロシアニン類の錯体(即ち、トリ、テト
ラ、及び多核シアニン類並びにメロシアニン類)、オキ
ソノール類、ヘミオキソノール類、スチリル類、メロス
チリル類、並びにストレプトシアニン類を含むポリメチ
ン色素クラス等の種々の色素クラスの色素が含まれる。
この色素をハロゲン化銀粒子及び親水性コロイドの乳剤
に、写真要素にこの乳剤をコートする前(例えば、化学
増感時もしくはその後)何時でも、もしくはコートする
のと同時に添加することができる。色素/ハロゲン化銀
乳剤を、コーティングの直前もしくはコーティングの前
に、カラー画像生成カプラーの分散体と混合することが
できる。
【0046】本発明の写真要素を、リサーチディスクロ
ージャー3に記載されている技法を含む、当該技術分野
で公知の任意の技法を用いて像様露光することができ
る。これは、一般的に、スペクトルの可視領域の光に対
する露光を必要とし、そのような露光は、レンズを通し
たライブ像である。しかし、本発明の要素は、上記のよ
うにフィルムライター中で露光することができる。フィ
ルムライター中での露光は、発光装置の手段による(例
えば、ライトバルブ、CRT等でコントロールされた
光)保存されている像(例えば、コンピュータ記憶像)
に対する露光である。
【0047】本発明の写真要素は、一部分、溶解物理現
像に従うか、もしくはそのような現像が意図しないで起
きる処理システムと共に用いる場合に最も適している。
この態様では、ハロゲン化銀溶剤として日常的に知られ
ている高レベルの銀イオンキレート剤を含有するE−6
黒白現像剤が著名である。好ましくは、本発明の組成物
を含んで成る写真要素は、カラーリバーサル要素であ
る。この要素を、任意のカラーリバーサル処理で処理す
ることができる。上記のように、そのような処理は、最
初に黒白現像剤で当該要素を処理し、その後、化学カブ
リもしくは光カブリを用いて未露光粒子をかぶらせ、次
に発色現像剤で処理することを要する。
【0048】好ましい、非発色現像剤(即ち、黒白現像
主薬)は、ヒドロキノン類(例えば、スルホン酸ヒドロ
キノン)である。好ましい発色現像主薬は、p−フェニ
レンジアミン類である。とりわけ好ましい現像主薬は:
4−アミノ−N,N−ジエチルアニリン塩酸塩、4−ア
ミノ−3−メチル−N,N−ジエチルアニリン塩酸塩、
4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−(β−メタ
ンスルホンアミド)エチルアニリンセスキ硫酸塩水和
物、4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−(β−
ヒドロキシエチル)アニリン硫酸塩、4−アミノ−3−
β−(メタンスルホンアミド)エチル−N,N−ジエチ
ルアニリン塩酸塩、及び4−アミノ−N−エチル−N−
(2−メトキシエチル)−m−トルイジン ジ−p−ト
ルエンスルホン酸である。
【0049】現像の次に漂白−定着して銀もしくはハロ
ゲン化銀を除去し、洗浄し、乾燥する。漂白及び定着を
この目的に用いるものとして知られている任意の材料を
用いて行うことができる。漂白浴は、一般的に、鉄(I
II)の水溶性塩類及び錯体(例えば、フェリシアン化
カリウム、塩化第二鉄、エチレンジアミン四酢酸鉄のア
ンモニウム塩もしくはカリウム塩)、水溶性過硫酸塩類
(例えば、過硫酸カリウム、ナトリウム、もしくはアン
モニウム)、水溶性重クロム酸塩類(例えば、重クロム
酸カリウム、ナトリウム、及びリチウム)等の酸化剤の
水溶液から成っている。定着浴は、一般的に、銀イオン
と水溶性塩を形成する化合物、例えば、チオ硫酸ナトリ
ウム、チオ硫酸アンモニウム、チオシアン酸カリウム、
チオシアン酸ナトリウム、チオ尿素等の水溶液から成っ
ている。漂白及び定着浴の詳細は、リサーチディスクロ
ージャー3に記載されている。
【0050】当該写真要素を、反復使用を目的とする露
光構造又は使い捨てカメラ、レンズ付きカメラもしくは
感光材料パッケージユニットのように色々呼ばれる限定
された用途を目的とする露光構造に組み込むことができ
る。本発明のカラーリバーサル要素は、電子式フィルム
ライター(そのようなフィルムライターは、典型的にレ
ーザー、レーザーダイオード、もしくは他の制御された
光源でフィルムを露光する)での露光にも用いることが
できる。
【0051】本発明の実施を、特定の具体的例を引用し
て以下に詳細に説明するが、本発明をこれらに限定する
ものではない。
【0052】
【実施例】この例は、コロイド状銀含有層(本発明の第
二層)と青感性、イエロー色素生成層との間に本発明の
第一層を持たない写真要素において、所望するコントラ
スト範囲を達成するために、低感度青感性層の最も感度
の低い平板状乳剤が、0.35μmより小さい平均等価
円直径を有しなければならないことを説明する。さら
に、コロイド状銀含有層と青感性、イエロー色素生成層
との間に第一層を有する写真要素が、最も感度の低い平
板状粒子が0.45μmよりも大きい平均等価円直径を
有し、なおも所望するコントラスト範囲に適合する青混
成層を有することができることを示す。サンプルの写真
要素を通常の方法で調製した。サンプル1〜11は、次
の層構成を有する多層カラーリバーサル写真要素であっ
た:
【0053】支持体 層1:ハレーション防止層 層2:第一中間層 層3:第一赤感性層(低感度) 層4:第二赤感性層(中感度) 層5:第三赤感性層(高感度) 層6:第二中間層 層7:第三中間層 層8:第一緑感性層(低感度) 層9:第二緑感性層(中感度) 層10:第三緑感性層(高感度) 層11:第四中間層 層12:第五中間層 層13:第六中間層 層14:第一青感性層(低感度) 層15:第二青感性層(高感度) 層16:第一オーバーコート層 層17:第二オーバーコート層
【0054】上記各層は通常の方法で調製され、通常の
カプラーを有していた。層12は本発明の第二層を示
す。即ち、それは75mg/m2 に等しい量のコロイド
状銀を含有した。この層は、ゼラチン680mg/m
2 、界面活性剤、ポリマー増粘剤、及び硬膜剤も含有し
ていた。層13は、本発明の第一層を示す。この層は、
650mg/m2 の量のゼラチン、増粘剤(アクリルア
ミド20%及び2−アクリルアミド−2−メチルプロパ
ンスルホン酸80%のコポリマー)、並びに次の構造の
被酸化現像主薬の掃去剤を含んでいた:
【0055】
【化1】
【0056】層14(青感性、イエロー色素生成ユニッ
トの低感度青感性乳剤層)は、カテコール金属イオン封
鎖剤、カブリ防止剤、イエロー色素生成カプラー及び現
像抑制剤成分の放出を遅らせることができる放出化合物
を含んでいた。この乳剤層の最も感度の低い乳剤の臭ヨ
ウ化銀粒子(3〜4モル%ヨウ化物)を、六塩化イリジ
ウムカリウムの存在下での沈殿により形成した。これら
の粒子は、下記表Iに記載するような平均等価円直径を
有する平板状粒子であった。低感度青感性乳剤層の最も
感度の低い乳剤の全ては、30を超える平均平板状度を
有していた。この層では最も感度の低い乳剤は、当該乳
剤層の粒子投影面積の46%を占めた。これらの粒子を
当該技術分野で公知の方法で化学増感及び分光増感し
た。層14は、3%ヨウ化物の平板状臭ヨウ化銀粒子の
中感度イエロー乳剤も含有する配合層であった。この中
感度乳剤粒子は、平板状度59の1.0μm×0.13
μmであった。0.85μmを超えかつ1.5μm未満
の平均ECDを有する中感度イエロー乳剤がこの態様に
適していることが考えられる。さらに、ヨウ化物レベル
2〜6%がこの態様に適していることも考えられる。
【0057】層15は、2%ヨウ化物平板状臭ヨウ化銀
粒子の高感度イエロー乳剤を含んでいた。この粒子は、
平均平板状度89の2.0μm×0.15μmであっ
た。1.5μmを超えかつ2.5μm未満の平均ECD
を有する高感度イエロー乳剤がこの態様に適しているこ
とが考えられる。さらに、ヨウ化物レベル2〜6%がこ
の態様に適していることも考えられる。
【0058】コロイド状銀含有層(本発明の第二層)と
青感性、イエロー色素生成層との間に本発明の第一層が
無く、むしろコロイド状銀含有層が青感性、イエロー色
素生成ユニットに隣接して存在した以外は、サンプル1
6〜26を、サンプル1〜11のところで記載した様に
調製した。サンプル16〜26は、次の様な層構成を有
した:
【0059】支持体 層1:ハレーション防止層 層2:第一中間層 層3:第一赤感性層(低感度) 層4:第二赤感性層(中感度) 層5:第三赤感性層(高感度) 層6:第二中間層 層7:第三中間層 層8:第一緑感性層(低感度) 層9:第二緑感性層(中感度) 層10:第三緑感性層(高感度) 層11:第四中間層 層12:第五中間層 層13:第一青感性層(低感度) 層14:第二青感性層(高感度) 層15:第一オーバーコート層 層16:第二オーバーコート層
【0060】層12は、コロイド状銀層であり、層13
は、青感性、イエロー色素生成ユニットの低感度青感性
乳剤層である。この乳剤層の最も感度の低いハロゲン化
銀乳剤は、表1に記載するような平均等価円直径を有す
る平板状粒子からなっていた。低感度青感性乳剤層の最
も感度の低い乳剤の全ては、30を超える平均平板状度
を有していた。これらのサンプルに用いた中感度及び高
感度乳剤は、サンプル1〜11に用いたのと同じであ
り、層13も配合層であった。
【0061】Wratten TM(Eastman Kodak Company) 2Bフ
ィルターを備えた5500K色温度を有するType 1-bセ
ンシトメータで1/50秒間、これらのサンプルにステ
ップ露光を与えた。そして露光した要素を既知のE−6
処理スキームを用いて処理した。平均コントラストを、
第一現像で6分間通常現像を行い、次に標準E−6処理
スキームの残りを続けた後測定した。コントラストを、
濃度=0.3と濃度=1.6との間での対数露光量に対
する濃度の変化として測定した。
【0062】表Iは、特性曲線のより低いスケール(D
=0.3)及び特性曲線の中間点(D=1.6)の間の
平均コントラストに対する、粒子サイズ及び中間層の効
果を示す。下記表で、ECDは、低感度青感性乳剤層の
最も感度の低い乳剤に含まれる粒子の平均等価円直径で
ある。IL13(本発明の第一層)は、サンプル1〜1
1の層13のゼラチン量(mg/m2 )である。上記の
ように、サンプル16〜26は、この層を有しない。C
LSは、コロイド状銀層である。Dev(%)は、測定
したコントラストの目標コントラストからの偏差であ
る。
【0063】
【表1】
【0064】通常のリバーサル現像(即ち、第一現像で
の6分)で最適な調子スケールを提供するために、青感
性、イエロー色素生成ユニットの平均コントラストが−
1.17〜−1.29であることが望ましく、平均コン
トラストが−1.23であるのが好ましい。−1.17
〜−1.29のコントラスト範囲は、好ましいコントラ
スト−1.23のプラスマイナス5%の偏差を表す。表
Iからわかるように、青感性層の最も感度の低い乳剤と
してより大きな粒子サイズを用いた場合、本発明の第一
層を有する本発明のサンプルだけが所望するコントラス
ト(容認できる偏差内)を提供する。青感性層とコロイ
ド状銀層との間に本発明の中間層が無いサンプルは、青
感性色ユニットが、最も感度の低い乳剤中に0.35μ
mより小さい等価円直径を有する平板状粒子含有する場
合のみ、所望する範囲のコントラスト値を提供する。
【0065】本発明の他の好ましい態様を請求項との関
連において、次に記載する。なお、態様1は請求項1と
同じである。 (態様1)感光性ハロゲン化銀乳剤層及び画像色素生成
カプラーを含んで成る赤感性、シアン色素生成ユニッ
ト;感光性ハロゲン化銀乳剤層及び画像色素生成カプラ
ーを含んで成る緑感性、マゼンタ色素生成ユニット;並
びに感光性ハロゲン化銀乳剤層及び画像色素生成カプラ
ーを含んで成る青感性、イエロー色素生成ユニットをそ
の上に配置した支持体を含んで成るカラーハロゲン化銀
写真要素であって、前記写真要素が、第一層及び第二層
をさらに含んで成り、前記第二層が、溶解物理現像のた
めの現像場所を提供する層であり;前記色素生成ユニッ
トの少なくとも一つが、可視スペクトルの同じ領域に分
光増感されているが、異なる写真感度を示す二層以上の
乳剤層を含み、そして前記第一層が、前記色素生成ユニ
ットの最も感度の低い乳剤を含有する層に隣接し、かつ
前記最も感度の低い乳剤を含有する層と前記第二層との
間に配置されており;前記色素生成ユニットの最も感度
の低い乳剤を含有する層において、この最も感度の低い
乳剤が、0.45μmを超える平均等価円直径の平板状
ハロゲン化銀粒子を含み、そして当該層が単一の乳剤を
含有する場合は、そのような粒子が当該乳剤層の粒子投
影面積の少なくとも50%を占め、そして当該層が配合
乳剤を含有する場合は、当該乳剤層の粒子投影面積の少
なくとも25%を占めるカラーハロゲン化銀写真要素。
【0066】(態様2)前記写真要素が、リバーサル要
素である態様1に記載の写真要素。 (態様3)前記第二層が、コロイド状銀層もしくはかぶ
らせた粒子を含有する層である態様1に記載の写真要
素。 (態様4)前記第二層が、コロイド状銀層である態様3
に記載の写真要素。 (態様5)前記色素生成ユニットが、赤感性、シアン色
素生成ユニット;緑感性、マゼンタ色素生成ユニット;
及び青感性、イエロー色素生成ユニットの順序で支持体
上に配置され、二層以上の乳剤層を含んで成る前記色素
生成ユニットが、青感性、イエロー色素生成ユニットで
あり、そして前記第一及び第二層が、前記青感性、イエ
ロー色素生成ユニットと前記緑感性、マゼンタ色素生成
ユニットの間に配置されている態様1に記載の写真要
素。
【0067】(態様6)前記平板状ハロゲン化銀粒子
が、約10を超える平均平板状度を有する態様1に記載
の写真要素。 (態様7)前記平板状ハロゲン化銀粒子が、約25を超
える平均平板状度を有する態様6に記載の写真要素。 (態様8)前記平板状粒子のハロゲン化物含有率が、少
なくとも90モル%の臭ヨウ化物である態様1に記載の
写真要素。
【0068】(態様9)前記第一層が、コロイド状銀を
含まない態様1に記載の写真要素。 (態様10)前記第一層が、被酸化現像主薬掃去剤を含
む態様1に記載の写真要素。 (態様11)前記第一層が、1m2 当たり260〜22
00mgのゼラチンを含有する態様1に記載の写真要
素。
【0069】(態様12)前記第二層がコロイド状銀層
もしくはかぶらせた粒子を含有する層であり、前記第一
層が1m2 当たり260〜2200mgのゼラチンを含
有し、そして前記平板状粒子が約10を超える平均平板
状度を有しかつ前記平板状粒子のハロゲン化物含有率が
少なくとも90モル%である態様2に記載の写真要素。
【0070】(態様13)前記第一層が、コロイド状銀
を含まない態様12に記載の写真要素。 (態様14)前記第一層が、被酸化現像主薬掃去剤を含
む態様12に記載の写真要素。 (態様15)支持体から順に、感光性ハロゲン化銀乳剤
層及びシアン画像色素生成カプラーを含んで成る赤感
性、シアン色素生成ユニット;感光性ハロゲン化銀乳剤
層及びマゼンタ画像色素生成カプラーを含んで成る緑感
性、マゼンタ色素生成ユニット;並びに可視スペクトル
の同じ領域に分光増感されているが、異なる写真感度を
示す、各乳剤層がイエロー画像色素生成カプラーを含有
する二層以上の乳剤層を含んで成る青感性、イエロー色
素生成ユニットをその上に配置した支持体を含んで成る
ハロゲン化銀リバーサルカラー写真要素であって、前記
写真要素が、前記青感性、イエロー色素生成ユニットと
前記緑感性、マゼンタ色素生成ユニットとの間に、第一
層及び第二層をさらに含んで成り、前記第二層が、コロ
イド状銀層もしくはかぶらせた粒子を含有する層であ
り;前記第一層が、前記青感性、イエロー色素生成ユニ
ットの最も感度の低い乳剤を含有する層に隣接し、かつ
前記最も感度の低い乳剤を含有する層と前記第二層との
間に配置されており;前記青感性、イエロー色素生成ユ
ニットの最も感度の低い乳剤を含有する層において、こ
の最も感度の低い乳剤が、0.45μmを超える平均等
価円直径及び約10を超える平均平板状度の平板状ハロ
ゲン化銀粒子を含み;そして当該層が単一の乳剤を含有
する場合は、そのような粒子が当該乳剤層の粒子投影面
積の少なくとも50%を占め、そして当該層が配合乳剤
を含有する場合は、当該乳剤層の粒子投影面積の少なく
とも25%を占めるハロゲン化銀リバーサルカラー写真
要素。
【0071】(態様16)前記平板状ハロゲン化銀粒子
が、約25を超える平均平板状度を有する態様15に記
載の写真要素。 (態様17)前記平板状粒子のハロゲン化物含有率が、
少なくとも90モル%の臭ヨウ化物である態様15に記
載の写真要素。 (態様18)前記第二層が、コロイド状銀層である態様
15に記載の写真要素。
【0072】(態様19)前記第一層が、1m2 当たり
260〜2200mgのゼラチンを含有する態様15に
記載の写真要素。 (態様20)前記第一層が、コロイド状銀を含まない態
様15に記載の写真要素。 (態様21)前記第一層が、被酸化現像主薬掃去剤を含
む態様15に記載の写真要素。
【0073】(態様22)支持体から順に、感光性ハロ
ゲン化銀乳剤層及びシアン画像色素生成カプラーを含ん
で成る赤感性、シアン色素生成ユニット;感光性ハロゲ
ン化銀乳剤層及びマゼンタ画像色素生成カプラーを含ん
で成る緑感性、マゼンタ色素生成ユニット;並びに可視
スペクトルの同じ領域に分光増感されているが、異なる
写真感度を示す、各乳剤層がイエロー画像色素生成カプ
ラーを含有する二層以上の乳剤層を含んで成る青感性、
イエロー色素生成ユニットをその上に配置した支持体を
含んで成るハロゲン化銀リバーサルカラー写真要素であ
って、前記写真要素が、前記青感性、イエロー色素生成
ユニットと前記緑感性、マゼンタ色素生成ユニットとの
間に、第一層及び第二層をさらに含んで成り、前記第二
層が、コロイド状銀層もしくはかぶらせた粒子を含有す
る層であり;前記第一層が、前記青感性、イエロー色素
生成ユニットの最も感度の低い乳剤を含有する層に隣接
し、かつ前記最も感度の低い乳剤を含有する層と前記第
二層との間に配置されており、そして前記第一層は、1
2 当たり260〜2200mgのゼラチンを含有し、
コロイド状銀を含まず;前記青感性、イエロー色素生成
ユニットの最も感度の低い乳剤を含有する層において、
この最も感度の低い乳剤が、少なくとも90モル%の臭
ヨウ化物のハロゲン化物含有率、0.45μmを超える
平均等価円直径及び約25を超える平均平板状度の平板
状ハロゲン化銀粒子を含み、そして当該層が単一の乳剤
を含有する場合は、そのような粒子が当該乳剤層の粒子
投影面積の少なくとも50%を占め、そして当該層が配
合乳剤を含有する場合は、当該乳剤層の粒子投影面積の
少なくとも25%を占めるハロゲン化銀リバーサルカラ
ー写真要素。
【0074】(態様23)前記第一層が、被酸化現像主
薬掃去剤を含む態様22に記載の写真要素。 本発明の好ましい態様を特に詳細に記載したが、本発明
の精神及び範囲内で種々の変更及び改造が可能であるこ
とは、理解されるであろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アーリス トルマン ボウン アメリカ合衆国,ニューヨーク 14612, ロチェスター,エリントン シークル 44 (72)発明者 サン ヒュン キム アメリカ合衆国,ニューヨーク 14534, ピッツフォード,サットン ポイント 19

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光性ハロゲン化銀乳剤層及び画像色素
    生成カプラーを含んで成る赤感性、シアン色素生成ユニ
    ット;感光性ハロゲン化銀乳剤層及び画像色素生成カプ
    ラーを含んで成る緑感性、マゼンタ色素生成ユニット;
    並びに感光性ハロゲン化銀乳剤層及び画像色素生成カプ
    ラーを含んで成る青感性、イエロー色素生成ユニットを
    その上に配置した支持体を含んで成るカラーハロゲン化
    銀写真要素であって、 前記写真要素が、第一層及び第二層をさらに含んで成
    り、 前記第二層が、溶解物理現像のための現像場所を提供す
    る層であり;前記色素生成ユニットの少なくとも一つ
    が、可視スペクトルの同じ領域に分光増感されている
    が、異なる写真感度を示す二層以上の乳剤層を含み、そ
    して前記第一層が、前記色素生成ユニットの最も感度の
    低い乳剤を含有する層に隣接し、かつ前記最も感度の低
    い乳剤を含有する層と前記第二層との間に配置されてお
    り;前記色素生成ユニットの最も感度の低い乳剤を含有
    する層において、この最も感度の低い乳剤が、0.45
    μmを超える平均等価円直径の平板状ハロゲン化銀粒子
    を含み、そして当該層が単一の乳剤を含有する場合は、
    そのような粒子が当該乳剤層の粒子投影面積の少なくと
    も50%を占め、そして当該層が配合乳剤を含有する場
    合は、当該乳剤層の粒子投影面積の少なくとも25%を
    占めるカラーハロゲン化銀写真要素。
JP8243554A 1995-09-15 1996-09-13 カラーハロゲン化銀写真要素 Withdrawn JPH09114039A (ja)

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EP0763773A3 (en) 1997-05-28

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