JPH09114038A - カラーハロゲン化銀写真要素 - Google Patents

カラーハロゲン化銀写真要素

Info

Publication number
JPH09114038A
JPH09114038A JP8243415A JP24341596A JPH09114038A JP H09114038 A JPH09114038 A JP H09114038A JP 8243415 A JP8243415 A JP 8243415A JP 24341596 A JP24341596 A JP 24341596A JP H09114038 A JPH09114038 A JP H09114038A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
dye
emulsion
sensitive
silver halide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP8243415A
Other languages
English (en)
Inventor
Spencer Alan Pugh
アラン プー スペンサー
Thomas Joseph Dannhauser
ジョセフ ダンホーザー トーマス
Arlyce Thomas Bowne
トルマン ボウン アーリス
Sang Hyung Kim
ヒュン キム サン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eastman Kodak Co
Original Assignee
Eastman Kodak Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Eastman Kodak Co filed Critical Eastman Kodak Co
Publication of JPH09114038A publication Critical patent/JPH09114038A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C7/00Multicolour photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents; Photosensitive materials for multicolour processes
    • G03C7/30Colour processes using colour-coupling substances; Materials therefor; Preparing or processing such materials
    • G03C7/3029Materials characterised by a specific arrangement of layers, e.g. unit layers, or layers having a specific function
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C7/00Multicolour photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents; Photosensitive materials for multicolour processes
    • G03C7/30Colour processes using colour-coupling substances; Materials therefor; Preparing or processing such materials
    • G03C7/3022Materials with specific emulsion characteristics, e.g. thickness of the layers, silver content, shape of AgX grains
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/005Silver halide emulsions; Preparation thereof; Physical treatment thereof; Incorporation of additives therein
    • G03C1/0051Tabular grain emulsions
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/005Silver halide emulsions; Preparation thereof; Physical treatment thereof; Incorporation of additives therein
    • G03C1/0051Tabular grain emulsions
    • G03C2001/0055Aspect ratio of tabular grains in general; High aspect ratio; Intermediate aspect ratio; Low aspect ratio
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/005Silver halide emulsions; Preparation thereof; Physical treatment thereof; Incorporation of additives therein
    • G03C1/035Silver halide emulsions; Preparation thereof; Physical treatment thereof; Incorporation of additives therein characterised by the crystal form or composition, e.g. mixed grain
    • G03C2001/03511Bromide content

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 良好な色バランスを有する写真要素を提供す
る。 【解決手段】 ハロゲン化銀乳剤層及び色素生成カプラ
ーを含む赤感性シアン色素生成ユニット;ハロゲン化銀
乳剤層及び色素生成カプラーを含む緑感性マゼンタ色素
生成ユニット;並びにハロゲン化銀乳剤層及び色素生成
カプラーを含む青感性イエロー色素生成ユニットを配置
した支持体を含んで成る写真要素であって、前記写真要
素が、第一層及び第二層をさらに含んで成り、第二層
が、溶解物理現像の現像場所を提供する層であり;色素
生成ユニットの少なくとも一つが、可視スペクトルの同
じ領域に分光増感されているが、異なる写真感度を示す
二層以上の乳剤層を含み、そして第一層が、色素生成ユ
ニットの最も感度の低い乳剤を含有する層に隣接し、か
つ最も感度の低い乳剤を含有する層と第二層との間に配
置されているカラーハロゲン化銀写真要素。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、「プッシュ処理」
として当該技術分野で知られている処理に適したものに
する、特定の多層フォーマットを有するカラー写真要素
に関する。より具体的には、本発明は、カラーハロゲン
化銀リバーサル写真要素に関する。
【0002】
【従来の技術】プッシュ処理は、意図したもしくは意図
しない露光不足を補正するために写真業界でしばしば用
いられる技法である。本質において、写真要素を露光不
足にしてしまった撮影者(例えば、速い動作の参加者も
しくは物体を撮影するために体育行事で、適切なスピー
ドよりも速いスピードで低感度のフィルムを露光した撮
影者)は、露光不足で形成された相対的に少量の銀を、
補正することができる(例えば、黒白第一現像剤でのフ
ィルムの現像を長くすることによって失ったスピードを
再度獲得する)。そのような技法が有利なことは明かで
あるが、色記録の一つが現像が、他の色記録の現像より
も異なる速度で進むと、問題が生じる場合がある。その
ような場合、色バランスの低下を生じる。
【0003】プッシュ処理によって生じる色バランス問
題を克服するために多くの技法が提供されている。米国
特許第5,478,711号及び同5,460,932
号明細書では、現像促進剤、及び現像抑制剤成分を遅れ
て放出することができる放出化合物の適用が探求されて
いる。米国特許第5,298,369号明細書には、色
記録の感光性層の一つと効果的に組み合わさるコロイド
状銀含有層を含んで成るプッシュ処理に適した写真要素
が記載されている。このコロイド状銀含有層は、そのよ
うな層が存在しない場合と比較して、それと効果的に組
み合わさる層にスピード増加を与えた。当該発明は、プ
ッシュ処理に由来するカラーミスマッチを小さくするか
もしくは除くと主張した。
【0004】しかし、米国特許第5,298,369号
明細書記載の写真要素の利用は、プッシュ処理によって
起きる問題の万能薬ではない。青スピードの増加を望む
場合、そしてこの特許明細書に記載される例の結果とし
て(即ち、コロイド状銀を含有する中間層を目的の青感
性ハロゲン化銀層に隣接して提供すると)、実際に、目
的層のスピードが増加することを、本願発明者は見出し
た。しかし、スピードが過度に増加したので、三原色の
色記録の特性曲線の足領域での色バランスが悪くなっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本願発明者は、良好な
色バランスが、目標の色素生成乳剤層での「溶解物理現
像」の効果を改良することによってのみ得ることができ
ると結論づけた。溶解物理現像は、ある種の現像剤(カ
ラーリバーサルフィルムに用いられる最も著名なプロセ
スE−6黒白現像剤)を用いる場合に生じる現像プロセ
スである(The Theory of the Photographic Process,
4 版の「The Mechanism of Development」、T. H. Jame
s 編、Macmillan Publishing Co., New Yorkを参照され
たい)。溶解物理現像は、特に、コロイド状銀(ケリー
リー銀としても知られている)のような現像促進剤の存
在下で、乳剤スピードに大きな影響を与えることができ
る。従って、良好な色バランスを有する写真要素を提供
するという課題は、そのような現像を受ける乳剤では一
層複雑になる。溶解物理現像の影響は、より感度の低い
乳剤に特に表明されている。
【0006】本願発明者は、プッシュ処理時にスピード
を増加することができるが、写真要素の足の色バランス
まで有害な影響を与えない手段を提供しようと努力し
た。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、感光性ハロゲ
ン化銀乳剤層及び画像色素生成カプラーを含んで成る赤
感性、シアン色素生成ユニット;感光性ハロゲン化銀乳
剤層及び画像色素生成カプラーを含んで成る緑感性、マ
ゼンタ色素生成ユニット;並びに感光性ハロゲン化銀乳
剤層及び画像色素生成カプラーを含んで成る青感性、イ
エロー色素生成ユニットをその上に配置した支持体を含
んで成るカラーハロゲン化銀写真要素であって、前記写
真要素が、第一層及び第二層をさらに含んで成り、前記
第二層が、溶解物理現像のための現像場所を提供する層
であり;前記色素生成ユニットの少なくとも一つが、可
視スペクトルの同じ領域に分光増感されているが、異な
る写真感度を示す二層以上の乳剤層を含み、そして前記
第一層が、前記色素生成ユニットの最も感度の低い乳剤
を含有する層に隣接し、かつ前記最も感度の低い乳剤を
含有する層と前記第二層との間に配置されているカラー
ハロゲン化銀写真要素を提供する。
【0008】さらに本発明は、前記色素生成ユニットの
最も感度の低い乳剤を含有する層が、0.44μmを超
えかつ0.89μm未満の平均等価円直径を有する平板
状ハロゲン化銀粒子を含んで成る上記写真要素を提供す
る。好ましくは上記写真要素はカラーリバーサル写真要
素である。上記のような第一層及び第二層を有する写真
要素(特に、リバーサル要素)がプッシュ処理した後で
優れた色バランスを有することを見出した。さらに驚く
ことには、特定範囲の粒径を有する低感度乳剤と組み合
わせた、第一及び第二層を有する写真要素に関して、プ
ッシュ処理時に追加的に色バランスの改良を達成できる
ことが見出された。
【0009】
【発明の実施の形態】多くの写真要素は、溶解物理現像
のための場所としてはたらく層(本明細書では、第二層
と呼ぶ)を有する。これらの層は、意図するしないにか
かわらず、近くのハロゲン化銀画像色素生成層の現像を
促進する場合がある。この効果は、プッシュ処理時に特
に言われる。本願発明者は、一定の中間層(本願明細書
では、第一層と呼ぶ)が、そのような現像促進を改良す
るように作用することができ、第二層と一緒に用いてプ
ッシュ処理時に溶解物理現像によって影響を受ける層の
色バランスをコントロールすることができることを発見
した。このことは、中間層を後に記載する特定範囲のハ
ロゲン化銀粒径と組み合わせて用いる場合に、特にそう
である。
【0010】本発明のカラーハロゲン化銀写真要素は、
当該技術分野で公知の画像生成層もしくは非画像生成層
のいずれも有することができる。この写真要素は多層、
多色要素である。最も好ましくは、それはリバーサル写
真要素である。多色要素は、可視光スペクトルの三原色
の領域にそれぞれ感度を有する色素画像生成ユニットを
有する。各ユニットは、単一乳剤層、又は同じか実質的
に同じスペクトル領域に分光感度を有する複式乳剤層か
ら成ることができる。要素のこれらの層を当該技術分野
で知られる種々の順序で配置することができる。
【0011】本発明では、多色写真要素は、好ましくは
支持体からの順序で、それと組合わさる少なくとも一つ
シアン色素生成カプラーを有する少なくとも一層の赤感
性ハロゲン化銀乳剤層を含んで成るシアン色素画像生成
ユニット;それと組合わさる少なくとも一つマゼンタ色
素生成カプラーを有する少なくとも一層の緑感性ハロゲ
ン化銀乳剤層を含んで成るマゼンタ色素画像生成ユニッ
ト;並びにそれと組合わさる少なくとも一つイエロー色
素生成カプラーを有する少なくとも一層の青感性ハロゲ
ン化銀乳剤層を含んで成るイエロー色素画像生成ユニッ
トをその上に配置した支持体を含んで成る。
【0012】本発明では、問題の色素生成ユニット(即
ち、第二層によって生じる溶解物理現像効果を改良しよ
うとする色素生成ユニット)は、可視光の同じ領域に分
光増感されているが異なる写真感度を示す二層以上の乳
剤層を含んで成る。写真感度とは、当該技術分野で写真
スピードとして知られているものを意味する。本発明で
は、第一層は、問題の色素生成ユニットの最も感度の低
い乳剤を含有する層に隣接し、前記の最も感度の低い層
と、溶解物理現像の場所としてはたらく第二層との間に
ある。写真要素では、溶解物理現像を促進する一層以上
の層(第二層)が存在することができ、本発明の中間層
(第一層)をそのような第二層の影響を受ける各色素生
成ユニットのために用いることができる。
【0013】検討したように、問題の色素生成ユニット
は一層以上のハロゲン化銀乳剤層を含んで成る。好まし
い態様では、以下に記載するように、本発明の平板状乳
剤を、前記色素生成ユニットの最も感度の低い乳剤を有
する層に配置する。複数の層を有する色素生成ユニット
は、写真感度が異なる少なくとも三種類のハロゲン化銀
乳剤を含有することが多い。これらは、一般的に、高感
度乳剤、中感度乳剤及び低感度乳剤として説明される。
これらの乳剤を、異なる層に別々にコートすることがで
き、もしくは同一の層に配合してコートすることがで
き、又はそれらを組み合わせることができる。二層−色
素生成ユニットは、例えば、高感度乳剤だけを含有する
一つの層と、中感度乳剤及び低感度乳剤の両方を含有す
るもう一つの層を有する場合がある。これらの乳剤の別
の組合せも可能であり、本発明の範囲内である。また、
色素生成ユニットは、三種類より多いハロゲン化銀乳剤
を含有することもできる。これらの層の組成の細部に関
係なく、最も感度の低い乳剤を有する層は、第一層に隣
接する。
【0014】本発明の一つの態様では、二層以上の乳剤
層を含んで成る問題の色素生成ユニットは、青感性、イ
エロー色素生成ユニットであり、第一層及び第二層は、
青感性、イエロー色素生成ユニットと緑感性、マゼンタ
色素生成ユニットの間に置かれている。別の態様では、
以下に記載する平板状乳剤を、当該青感性層の最も感度
の低い乳剤を含有する層に含有させる。
【0015】第一層は、当該技術分野で知られているい
ずれの親水性コロイド層にも成ることができる。従っ
て、第一層は、ゼラチン(例えば、オセイン)もしくは
ゼラチン誘導体から成ることができる。単独で、もしく
は組み合わせて用いることができる他の特定の適合する
親水性コロイド材料には、セルロース誘導体、デキスト
ラン等の多糖類、アラビアゴム、等;ポリビニルピロリ
ドンのような水溶性ポリビニル化合物、アクリルアミド
ポリマー、等の合成ポリマー物質が含まれる。その他の
材料は、米国特許第5,298,369号明細書及びリ
サーチディスクロージャー、1989年12月、アイテム3081
19、セクションIXA に記載されている。
【0016】第一層は、溶解物理現像によって起きる問
題の色素生成ユニットの促進された現像の影響を改善し
なければならない。典型的に、第一層を260〜220
0mgゼラチン/m2 のレベルで、好ましくは500〜
1000mgゼラチン/m2のレベルでコートする。第
一層は、増粘剤、界面活性剤、硬膜剤、カプラー、酸化
された(被酸化)現像主薬掃去剤、現像抑制剤、現像促
進剤、吸収色素、等の追加の添加剤を含有することがで
きる。これらの化合物を当該技術分野で公知の量及び方
法で添加することができる。第一層は、一般的にコロイ
ド状銀を含有しない。
【0017】好ましくは、第一層は、被酸化現像主薬掃
去剤を含んで成る。典型的な掃去剤には、ジスルホンア
ミドフェノール類及び米国特許第2,336,327
号、同2,728,659号、及び同2,403,72
1号明細書に具体的に説明されているバラスト化もしく
は非拡散化酸化防止剤が含まれる。その他のものはリサ
ーチディスクロージャー、1989年12月、アイテム30811
9、セクションVII.I 、及びリサーチディスクロージャ
ー、1994年9 月、アイテム36544 、セクションX.Dに記
載されている。この掃去剤を、10〜1,000mg/
2 の量、好ましくは50〜200mg/m2 の量、そ
して最適には75〜125mg/m2 の量で第一層に導
入することが好ましい。
【0018】第二層は、溶解物理現像のための場所とし
てはたらくいずれの層にも成ることができる(The Theo
ry of the Photographic Process, 4 版の「The Mechan
ismof Development」、T. H. James 編、Macmillan Pub
lishing Co., New Yorkを参照されたい)。第二層も当
該技術分野で知られている層から選ぶことができる。そ
のような層の例には、かぶらせたハロゲン化銀粒子を含
む層もしくはコロイド状銀層が含まれるが、これらに限
定されない。コロイド状銀層では、コロイド状銀は、写
真の技術分野で通常用いるタイプのいずれのコロイド状
の元素の銀にも成ることができる。例えば、それはイエ
ローコロイド状銀(即ち、ケリーリー銀)、又はブラッ
クもしくはグレイ/ブラックコロイド状銀となることが
できる。一般的に、そのような銀コロイドは、約5〜約
10nm(約50〜約100オングストローム)の範囲
内の大きさの銀粒子を含有する。この銀コロイドを、一
般的に、ゼラチン中もしくは上記タイプの他の親水性コ
ロイド中で作成する。例えば、ケリーリー銀を、一般的
に、デキストリンと硝酸銀との反応によって得られる塩
基性溶液での銀還元からなるプロセスで調製する。多く
の場合では、フタル化ゼラチンを加えて銀生成物の洗浄
を容易にする。
【0019】コロイド状銀の量は、第二層の目的によっ
て変わることができる。典型的には、コロイド状銀の量
は、5〜500mg/m2 の範囲にわたる。より典型的
には、25〜250mg/m2 の範囲、そして通常は、
50〜150mg/m2 の範囲である。コロイド状銀層
をイエローフィルター層として用い、この目的に適した
銀量を用いることが多い。あるいは、イエローフィルタ
ー色素を含有する層を用いることもできる。適合する色
素には、米国特許第2,538,008号、同2,53
8,009号、同4,420,555号、同4,95
0,586号、同4,948,718号、同4,94
8,717号、同4,940,654号、同4,92
3,788号、同4,900,653号、同4,86
1,700号、同4,857,446号、同4,85
5,221号、同5,213,956号、同5,21
3,957号、及び同5,298,377号、並びに英
国特許第695,873号及び同760,739号、並
びに欧州特許出願第430,186号明細書に記載され
ているものが含まれる。この場合、第二層はコロイド状
銀の代わりにかぶらせた粒子を含んでもよい。このイエ
ローフィルター色素は第二層中に存在してもよく、もし
くは別の層に存在してもよい。また。イエローフィルタ
ー色素を前記コロイド状銀層に含んでもよい。
【0020】他の添加剤を第二層に添加することができ
る。それらは、第一層に添加する上記の添加剤のいずれ
にも成ることができる。これらの化合物を当該技術分野
で知られている量及び方法で添加することができる。本
発明の要素は、上記の層に追加して層を含むことができ
る。そのような層には、フィルター層、中間層、オーバ
ーコート層、下引き層等が含まれる。当該写真要素は、
リサーチディスクロージャー、アイテム34390 、1992年
11月,(Kenneth Mason Publications, Ltd., Dudley Ann
ex, 12a North Street, Emsworth, Hampshire PO10 7D
Q, England によって出版) に記載されるような透明支
持体の裏面上の磁気粒子を含有する層のような透明磁気
記録層を含むこともできる。
【0021】一般的に、当該要素は約5〜約30μmの
総厚を有する。さらに、当該写真要素は、発明協会公開
技報No.94−6023(1994年3 月15日発行)に記
載されているような軟ポリエチレンナフタレートフィル
ムベースを有することができ、リサーチディスクロージ
ャー、アイテム36230 、1994年6 月に記載されているよ
うな、そしてアドバンスドフォトシステム(特に、コダ
ックアドバンティックス(商標)フィルムもしくはカメ
ラ)のような、小フォーマットシステムに用いることが
できる。
【0022】本発明のより好ましい写真要素では、問題
の色素生成ユニットの最も感度の低い乳剤を含有する層
は、特定のパラメータに適合する平板状ハロゲン化銀粒
子を含む。前記層の最も感度の低い乳剤は、0.44μ
mを超えかつ0.89μm未満、より好ましくは0.4
7μmを超えかつ0.80μm未満、そして最も好まし
くは0.50μmを超えかつ0.70μm未満の平均等
価円直径を有するハロゲン化銀粒子から成るであろう。
当該層中に一種類だけ乳剤が存在する場合は、その乳剤
は、上記の様な最も感度の低い乳剤である。好ましく
は、そのような平板状粒子は、10より大きい、より好
ましくは約25より大きい平板状度(粒子の等価円直径
をその厚みの二乗で割ったもの)を有する。
【0023】最も感度の低い乳剤を含有するハロゲン化
銀乳剤層に一種類の乳剤タイプのハロゲン化銀粒子だけ
が存在する場合、好ましい平板状粒子は、特定の平均等
価円直径を有し、前記の特定の乳剤層の粒子投影面積の
少なくとも約50%を占めることが考えられる。より好
ましくは、それらは投影面積の少なくとも75%を占
め、最適には、投影面積の少なくとも90%を占める。
この好ましい平板状粒子を別のスピードの乳剤と組み合
わせるかもしくは配合して、例えば、低−中感度層を形
成する場合、最も感度の低い乳剤によって供与される好
ましい平板状粒子は、この特定乳剤層の粒子投影面積の
約25%〜75%、より好ましくは50%近くを占める
ことができる。当該層が配合乳剤を含有する場合、最も
感度の低い乳剤によって供与される好ましい平板状粒子
は、この特定乳剤層の粒子投影面積の少なくとも25
%、好ましくは少なくとも40%を占めるのがよい。
【0024】いずれの層においても、用いるハロゲン化
銀乳剤は、沈殿の際に単分散もしくは多分散のいずれに
もなることができる。この乳剤の粒子径分布を、ハロゲ
ン化銀粒子分離技法もしくは異なる粒子径のハロゲン化
銀乳剤の配合によって、コントロールすることができ
る。当該ハロゲン化銀写真要素に用いられる粒子は、塩
化銀、臭化銀、臭塩化銀、塩臭化銀、ヨウ塩化銀、ヨウ
臭化銀、臭ヨウ塩化銀、塩ヨウ臭化銀、ヨウ臭塩化銀及
びヨウ塩臭化銀乳剤となることができる。本発明では、
各色素生成ユニットの粒子が、少なくとも75%、より
好ましくは少なくとも90%の臭ヨウ化銀を含有するこ
とが好ましい。最適には完全に臭ヨウ化銀であることが
好ましい。そのような乳剤のヨウ化物含有率は、好まし
くは、1〜15モル%、好ましくは、2〜6モル%、最
適には2〜4モル%である。
【0025】本発明の別の色素生成層及び/もしくはユ
ニットに用いるハロゲン化銀乳剤は、いかなるサイズ及
び形態の粒子も含有することができる。この粒子は、立
方体、八面体、立方−八面体、もしくは立方格子タイプ
のハロゲン化銀粒子のその他のいずれの自然発生形状も
とることができる。さらに、この粒子は、球状粒子もし
くは平板状粒子のような不規則と成ることができる。特
に好ましいものは、平板状形態を有する粒子であり、よ
り好ましいものは、10より大きい平均平板状度、より
好ましくは約25より大きい平均平板状度を有する粒子
である。
【0026】これらのハロゲン化銀粒子を、写真乳剤に
用いることができる通常のいずれの分散媒体にも含むこ
とができる。具体的には、分散媒体は水性ゼラチン−解
膠剤分散媒体が企図され、ゼラチンは、例えば、アルカ
リ処理ゼラチン(家畜の骨及び皮ゼラチン)もしくは酸
処理ゼラチン(豚皮ゼラチン)及びゼラチン誘導体(ア
セチル化ゼラチン、フタル化ゼラチン)が特に考えられ
る。用いる場合は、ゼラチンは、好ましくは総銀モルに
対して0.01〜100gのレベルである。合成コロイ
ドから成る分散媒体も考えられる。
【0027】ハロゲン化銀カラーリバーサルフィルム
は、一般的にカラーリバーサル処理による現像の指定を
伴う。カラーリバーサル処理による現像の指定(最も一
般的な方法は、該フィルム、その容器、もしくはフィル
ムと共に提供される印刷されたチラシを含む包装)を伴
うフィルムに関しては、そのフィルムをカラーリバーサ
ル処理によって現像すべきであるとの表示があるであろ
う。そのような表示は、例えば、このフィルムが、「リ
バーサルフィルム」であること、もしくはカラーリバー
サル処理で現像されるべきであること、又は「Process
E-6 」のような公知のカラーリバーサル処理の単なる引
用を述べる簡単な印刷された提示である。
【0028】ここでいう「カラーリバーサル」処理は、
非発色現像剤(即ち、フィルム中の他の化合物との反応
により像様に色を生成しない現像剤:白黒現像剤ともい
う)での処理を用いるものである。この後、未露光ハロ
ゲン化銀を、通常、化学的に、もしくは光に露光するこ
とによりかぶらせる。そして、この要素を発色現像剤
(即ち、フィルム中の他の化合物と反応して像様に色を
生成する現像剤)で処理する。
【0029】典型的な構成では、リバーサルフィルムは
マスキングカプラーを含有しない。さらに、リバーサル
フィルムは、一般的に、典型的なネガ型材料の場合のガ
ンマよりも非常に高い1.5〜2.0の間のガンマを有
する。次の表の文献は、以下のものである: (1)リサーチディスクロージャー、1978年12月、アイ
テム17643 、(2)リサーチディスクロージャー、1989
年12月、アイテム308119、(3)リサーチディスクロー
ジャー、1994年9 月、アイテム36544 、(Kenneth Mason
Publications, Ltd., Dudley Annex, 12a North Stree
t, Emsworth, Hampshire PO10 7DQ, England によって
出版) 。この表及び表中に引用した文献は、本発明に従
う写真要素に用いるのに適した特定の成分を説明するも
のとして理解すべきである。また、この表及び表中に引
用した文献は、要素を露光、処理及び操作するのに適し
た方法並びにそれに含まれる画像を記載している。本発
明の写真要素の用途に特に適した成分は、リサーチディ
スクロージャー、1995年2 月、アイテム37038 に記載さ
れている。
【0030】 文献番号 セクション 主題 1 I,II 粒子組成、形態及び調製;硬膜 2 I,II,IX,X, 剤、塗布助剤、添加物等を含む XI,XII,XIV,XV 乳剤調製 3 I,II,III,IX A&B 1 III,IV 化学増感及び分光増感/減感 2 III,IV 3 IV,V 1 V UV色素、蛍光増白剤、 2 V 蛍光色素 3 VI 1 VI カブリ防止剤及び安定化剤 2 VI 3 VII 1 VIII 吸収及び散乱材料;帯電防止層 2 VIII,XIII,XVI ;艶消し剤 3 VIII,IX C&D 1 VII 画像カプラー及び画像改質カプ 2 VII ラー;色素安定化剤及び色相改 3 X 良剤 1 XVII 支持体 2 XVII 3 XV 3 XI 特定層配列 3 XII,XIII ネガ型乳剤;直接陽画乳剤 2 XVIII 露光 3 XVI 1 XIX,XX 化学処理;現像主薬 2 XIX,XX,XXII 3 XVIII,XIX,XX 3 XIV 走査及びディジタル処理方法
【0031】本発明の写真要素用支持体には、セルロー
スエステル(例えば、三酢酸セルロース及び二酢酸セル
ロース)並びに二塩基性芳香族カルボン酸と二価アルコ
ールとのポリエステル(例えば、ポリエチレンテレフタ
レート、ポリエチレンナフタレート)、ペーパー及びポ
リマーコートペーパーが含まれる。そのような支持体
は、リサーチディスクロージャー3、セクションXVに
詳細に記載されている。
【0032】また、写真要素は、漂白もしくは定着処理
工程を促進するか改良して画像の質を高める追加の材料
を含有することもできる。欧州特許出願第193,38
9号及び同301,477号;米国特許第4,163,
669号、同4,865,956号、及び同4,92
3,784号各明細書に記載されている漂白促進剤が特
に有用である。また、核生成剤、現像促進剤もしくはそ
れらの前駆体(英国特許第2,097,140号及び同
2,131,188号明細書);電子移動剤(米国特許
第4,859,578号及び同4,912,025号明
細書);ヒドロキノン類、アミノフェノール類、アミン
類、没食子酸の誘導体のようなカブリ防止及び混色防止
剤;カテコール;アスコルビン酸;ヒドラジド類;スル
ホンアミドフェノール類;及び非カラー生成カプラーの
使用も企図される。
【0033】当該要素は、水中油滴型分散体、ラテック
ス分散体もしくは固体粒子分散体のいずれかとして、コ
ロイド状銀ゾル並びに/又はイエロー及び/もしくはマ
ゼンタフィルター色素を含んで成るフィルター色素層も
含むことができる。さらに、それらを「スメアリング」
カプラー(例えば、米国特許第4,366,237号;
同4,420,556号及び同4,543,323号明
細書並びに欧州特許出願第96,570号明細書に記載
されるようなもの)と一緒に用いることもできる。ま
た、そのカプラーを、例えば、特願昭61−25824
9号もしくは米国特許第5,019,492号明細書に
記載されるような保護形態にブロックもしくはコートす
ることができる。
【0034】当該写真要素は、さらに、「現像抑制剤放
出型」化合物(DIR)の様な他の画像改良化合物を含
むこともできる。DIR化合物は、例えば、Photograph
ic Science and Engineering, 13巻、174 頁(1969)の
C. R. Barr, J. R. Thirtle及びP. W. Vittumの「Devel
oper-Inhibitor-Releasing(DIR) Couplers for ColorPh
otography 」に記載されている。カラーリバーサル要素
に特別の用途を有するDIRは、米国特許第5,39
9,465号、同5,380,633号、同5,39
9,466号、及び同5,310,642号明細書に記
載されている。
【0035】本発明のコンセプトを用いて反射カラープ
リントを得ることも考えることができる。本発明の要素
を形成する乳剤及び材料を、エポキシ溶剤(欧州特許出
願第0164961号明細書に記載)、追加の安定剤
(例えば、米国特許第4,346,165号、同4,5
40,653号、及び同4,906,559号明細書に
記載)、カルシウム等の多価カチオン類に対する感受性
を減らす、米国特許第4,994,359号明細書に記
載されているようなバラスト化キレート剤、及び米国特
許第5,068,171号及び同5,096,805号
明細書に記載されているような汚れ減少化合物と共に、
米国特許第4,917,994号明細書に記載されるよ
うなpH調製された支持体上にコートすることができ
る。本発明の要素に有用なその他の化合物は、次の公報
に記載されている:特開昭58−09959号;同58
−62586号;特開平02−072629号;同02
−072630号;同02−072632号;同02−
072633号;同02−072634号;同02−0
77822号;同02−078229号;同02−07
8230号;同02−079336号;同02−079
338号;同02−079690号;同02−0796
91号;同02−080487号;同02−08048
9号;同02−080490号;同02−080491
号;同02−080492号;同02−080494
号;同02−085928号;同02−086669
号;同02−086670号;同02−087361
号;同02−087362号;同02−087363
号;同02−087364号;同02−088096
号;同02−088097号;同02−093662
号;同02−093663号;同02−093664
号;同02−093665号;同02−093666
号;同02−094668号;同02−094055
号;同02−094056号;同02−101937
号;同02−103409号;同02−151577
号。
【0036】本発明に用いるハロゲン化銀粒子を、リサ
ーチディスクロージャー3及び、James の、The Theory
of the Photographic Processに記載されているよう
な、当該技術分野公知の方法に従って調製することがで
きる。それらの方法には、アンモニア乳剤製造、中性も
しくは酸性乳剤製造、及び当該技術分野で公知の他の製
造方法等の製造方法が含まれる。これらの方法は、一般
的に、保護コロイドの存在下で、水溶性銀塩を水溶性ハ
ロゲン化物塩と混合し、沈殿によるハロゲン化銀の生成
時に温度、pAg、pH値等を適切な値にコントロール
することを要する。
【0037】本発明に用いるハロゲン化銀を、貴金属
(例えば、金)増感剤、中間カルコゲン(例えば、イオ
ウ)増感剤、還元増感剤及び当該技術分野で公知の他の
増感剤を用いて有利に化学増感することができる。ハロ
ゲン化銀の化学増感に有用な化合物及び技法は、当該技
術分野では公知であり、リサーチディスクロージャー3
及びそこに引用されている文献に記載されている。
【0038】この乳剤は、また、写真乳剤に有用である
として知られているいずれの添加剤も含有することがで
きる。それらの添加剤には、例えば、活性ゼラチン、イ
オウ、セレン、テルル、金、プラチナ、パラジウム、イ
リジウム、オスミウム、レニウム、リン、もしくはそれ
らの組合せ等の化学増感剤が含まれる。化学増感は、一
般的に、リサーチディスクロージャー、1975年6 月、ア
イテム13452 、及び米国特許第3,772,031号明
細書に具体的に示されているように、5〜10のpAg
レベル、5〜8のpHレベル及び30〜80℃の温度で
実施する。
【0039】ハロゲン化銀を、リサーチディスクロージ
ャー3に記載されているような当該技術分野で公知の任
意の方法で増感色素を用いて増感することができる。そ
れらの色素の例には、シアニン類、メロシアニン類、シ
アニン類及びメロシアニン類の錯体(即ち、トリ、テト
ラ、及び多核シアニン類並びにメロシアニン類)、オキ
ソノール類、ヘミオキソノール類、スチリル類、メロス
チリル類、並びにストレプトシアニン類を含むポリメチ
ン色素クラス等の種々の色素クラスの色素が含まれる。
この色素をハロゲン化銀粒子及び親水性コロイドの乳剤
に、写真要素にこの乳剤をコートする前(例えば、化学
増感時もしくはその後)何時でも、もしくはコートする
のと同時に添加することができる。色素/ハロゲン化銀
乳剤を、コーティングの直前もしくはコーティングの前
に、カラー画像生成カプラーの分散体と混合することが
できる。
【0040】本発明の写真要素を、リサーチディスクロ
ージャー3に記載されている技法を含む、当該技術分野
で公知の任意の技法を用いて像様露光することができ
る。これは、一般的に、スペクトルの可視領域の光に対
する露光を必要とし、そのような露光は、レンズを通し
たライブ像である。しかし、本発明の要素は、上記のよ
うにフィルムライター中で露光することができる。フィ
ルムライター中での露光は、発光装置の手段による(例
えば、ライトバルブ、CRT等でコントロールされた
光)保存されている像(例えば、コンピュータ記憶像)
に対する露光である。
【0041】本発明の写真要素は、一部分、溶解物理現
像に従うか、もしくはそのような現像が意図しないで起
きる処理システムと共に用いる場合に最も適している。
この態様では、ハロゲン化銀溶剤として日常的に知られ
ている高レベルの銀イオンキレート剤を含有するE−6
黒白現像剤が著名である。好ましくは、本発明の組成物
を含んで成る写真要素は、カラーリバーサル要素であ
る。この要素を、任意のカラーリバーサル処理で処理す
ることができる。上記のように、そのような処理は、最
初に黒白現像剤で当該要素を処理し、その後、化学カブ
リもしくは光カブリを用いて未露光粒子をかぶらせ、次
に発色現像剤で処理することを要する。
【0042】好ましい、非発色現像剤(即ち、黒白現像
主薬)は、ヒドロキノン類(例えば、スルホン酸ヒドロ
キノン)である。好ましい発色現像主薬は、p−フェニ
レンジアミン類である。とりわけ好ましい現像主薬は:
4−アミノ−N,N−ジエチルアニリン塩酸塩、4−ア
ミノ−3−メチル−N,N−ジエチルアニリン塩酸塩、
4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−(β−メタ
ンスルホンアミド)エチルアニリンセスキ硫酸塩水和
物、4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−(β−
ヒドロキシエチル)アニリン硫酸塩、4−アミノ−3−
β−(メタンスルホンアミド)エチル−N,N−ジエチ
ルアニリン塩酸塩、及び4−アミノ−N−エチル−N−
(2−メトキシエチル)−m−トルイジン ジ−p−ト
ルエンスルホン酸である。
【0043】現像の次に漂白−定着して銀もしくはハロ
ゲン化銀を除去し、洗浄し、乾燥する。漂白及び定着を
この目的に用いるものとして知られている任意の材料を
用いて行うことができる。漂白浴は、一般的に、鉄(I
II)の水溶性塩類及び錯体(例えば、フェリシアン化
カリウム、塩化第二鉄、エチレンジアミン四酢酸鉄のア
ンモニウム塩もしくはカリウム塩)、水溶性過硫酸塩類
(例えば、過硫酸カリウム、ナトリウム、もしくはアン
モニウム)、水溶性重クロム酸塩類(例えば、重クロム
酸カリウム、ナトリウム、及びリチウム)等の酸化剤の
水溶液から成っている。定着浴は、一般的に、銀イオン
と水溶性塩を形成する化合物、例えば、チオ硫酸ナトリ
ウム、チオ硫酸アンモニウム、チオシアン酸カリウム、
チオシアン酸ナトリウム、チオ尿素等の水溶液から成っ
ている。漂白及び定着浴の詳細は、リサーチディスクロ
ージャー3に記載されている。
【0044】当該写真要素を、反復使用を目的とする露
光構造又は使い捨てカメラ、レンズ付きカメラもしくは
感光材料パッケージユニットのように色々呼ばれる限定
された用途を目的とする露光構造に組み込むことができ
る。本発明のカラーリバーサル要素は、電子式フィルム
ライター(そのようなフィルムライターは、典型的にレ
ーザー、レーザーダイオード、もしくは他の制御された
光源でフィルムを露光する)での露光にも用いることが
できる。
【0045】本発明の実施を、特定の具体的例を引用し
て以下に詳細に説明するが、本発明をこれらに限定する
ものではない。
【0046】
【実施例】例1 本発明の利点を与える第一層の重要性(即ち、コロイド
状銀含有第二層の存在によってもたらされるアンバラン
スの補正)を次の例で具体的に説明する。この例では、
青感性記録と緑感性記録との間にコロイド状銀含有第二
層を有する多色リバーサル要素を、通常の手段によって
調製した。本発明の例では、被酸化現像主薬の掃去剤を
含有する第一層を、青感性記録とコロイド状銀含有層と
の間に挿入した。濃度0.3を達成するのに必要な足ス
ピードを、相対的対数露光量単位(×100)として測
定した。Δスピードは、11分プッシュ処理を行った場
合の通常の現像時間に対する足スピードの増加を示す。
【0047】
【表1】
【0048】表Iからわかるように、コロイド状銀含有
層と青感性記録との間に中間層(本発明の第一層)が存
在すると(サンプル2)、その層が存在しない場合より
も、プッシュ処理時のスピード増加がより小さい。結果
として、プッシュ処理時の色バランスが最適化される。例2 この例では、コロイド状銀含有層(本発明の第二層)と
0.44μmを超えかつ0.89μm未満の平均等価円
直径の平板状粒子を有する青感性、イエロー色素生成層
との間に、本発明の第一層を有することによる利点を調
べる。これらのサンプルを通常の方法によって調製し
た。次の層構成の一連の多層カラーリバーサル写真要素
を調製した:
【0049】支持体 層1:ハレーション防止層 層2:第一中間層 層3:第一赤感性層(低感度) 層4:第二赤感性層(中感度) 層5:第三赤感性層(高感度) 層6:第二中間層 層7:第三中間層 層8:第一緑感性層(低感度) 層9:第二緑感性層(中感度) 層10:第三緑感性層(高感度) 層11:第四中間層 層12:第五中間層 層13:第六中間層 層14:第一青感性層(低感度) 層15:第二青感性層(高感度) 層16:第一オーバーコート層 層17:第二オーバーコート層
【0050】上記各層は通常の方法で調製され、通常の
カプラーを有していた。層12は本発明の第二層を示す
(即ち、それは75mg/m2 に等しい量のコロイド状
銀を含有する)。この層は、ゼラチン680mg/m
2 、界面活性剤、ポリマー増粘剤、及び硬膜剤も含有し
ていた。層13は、本発明の第一層を示す。この層は、
650mg/m2 の量のゼラチン、増粘剤(アクリルア
ミド20%及び2−アクリルアミド−2−メチルプロパ
ンスルホン酸80%のコポリマー)、並びに次の構造の
被酸化現像主薬の掃去剤を含んでいた:
【0051】
【化1】
【0052】層14(青感性、イエロー色素生成ユニッ
トの低感度青感性乳剤層)は、カテコール金属イオン封
鎖剤、カブリ防止剤、イエロー色素生成カプラー及び現
像抑制剤成分の放出を遅らせることができる放出化合物
を含んでいた。この乳剤層の最も感度の低い乳剤の臭ヨ
ウ化銀粒子(3〜4モル%ヨウ化物)を、六塩化イリジ
ウムカリウムの存在下での沈殿により形成した。これら
の粒子は、下記表II及びIIIに記載するような平均
等価円直径を有する平板状粒子であった。低感度青感性
乳剤層の最も感度の低い乳剤の全ては、30を超える平
均平板状度を有していた。この層では最も感度の低い乳
剤は、当該乳剤層の粒子投影面積の46%を占めた。こ
れらの粒子を当該技術分野で公知の方法で化学増感及び
分光増感した。層14は、3%ヨウ化物の平板状臭ヨウ
化銀粒子の中感度イエロー乳剤も含有する配合層であっ
た。この粒子は、平板状度59の1.0μm×0.13
μmであった。0.85μmを超えかつ1.5μm未満
の平均ECDを有する中感度イエロー乳剤がこの態様に
適していることが考えられる。さらに、ヨウ化物レベル
2〜6%がこの態様に適していることも考えられる。
【0053】層15は、2%ヨウ化物平板状臭ヨウ化銀
粒子の高感度イエロー乳剤を含んでいた。この粒子は、
平均平板状度89の2.0μm×0.15μmであっ
た。1.5μmを超えかつ2.5μm未満の平均ECD
を有する高感度イエロー乳剤がこの態様に適しているこ
とが考えられる。さらに、ヨウ化物レベル2〜6%がこ
の態様に適していることも考えられる。
【0054】Wratten TM(Eastman Kodak Company) 2Bフ
ィルターを備えた5500K色温度を有するType 1-bセ
ンシトメータで1/50秒間、この要素にステップ露光
を与えた。そして露光した要素を既知のE−6処理スキ
ームを用いて処理した。下記表では、スピードは全て、
例1と同じように濃度0.3のところで測定した低感度
青スピード(×100)である。スピード1は、6分間
の通常の現像後に得られたスピードである。Δスピード
は、プッシュ処理(11分間の現像)に起因するスピー
ド1からのスピードの増分である。ECDは、低感度青
感性乳剤層(層14)の最も感度の低い乳剤に含まれる
粒子の平均等価円直径である。Tは、低感度青感性乳剤
層の最も感度の低い乳剤の粒子の平均平板状度である。
KIは、低感度青感性乳剤層の最も感度の低い乳剤の粒
子のヨウ化物含有率である。ヨウ化物濃度を測定した
が、本発明による利点に無関係であった。
【0055】当該要素のマゼンタ及びシアン色素生成ユ
ニットに関して中性色バランスを与えるため、そしてそ
の色バランスをプッシュ処理後も維持するためには、通
常のスピード(スピード1)及びプッシュ処理の結果の
スピードの改善(Δスピード)の両方が60±5単位で
あることが望ましいことであった。このデータからわか
るように、本発明のサンプルだけがこれらの結果を与え
た。
【0056】
【表2】
【0057】
【表3】
【0058】本発明の他の好ましい態様を請求項との関
連において、次に記載する。なお、態様1は請求項1と
同じである。 (態様1)感光性ハロゲン化銀乳剤層及び画像色素生成
カプラーを含んで成る赤感性、シアン色素生成ユニッ
ト;感光性ハロゲン化銀乳剤層及び画像色素生成カプラ
ーを含んで成る緑感性、マゼンタ色素生成ユニット;並
びに感光性ハロゲン化銀乳剤層及び画像色素生成カプラ
ーを含んで成る青感性、イエロー色素生成ユニットをそ
の上に配置した支持体を含んで成るカラーハロゲン化銀
写真要素であって、前記写真要素が、第一層及び第二層
をさらに含んで成り、前記第二層が、溶解物理現像のた
めの現像場所を提供する層であり;前記色素生成ユニッ
トの少なくとも一つが、可視スペクトルの同じ領域に分
光増感されているが、異なる写真感度を示す二層以上の
乳剤層を含み、そして前記第一層が、前記色素生成ユニ
ットの最も感度の低い乳剤を含有する層に隣接し、かつ
前記最も感度の低い乳剤を含有する層と前記第二層との
間に配置されているカラーハロゲン化銀写真要素。
【0059】(態様2)前記写真要素が、リバーサル要
素である態様1に記載の写真要素。 (態様3)前記第二層が、コロイド状銀層もしくはかぶ
らせた粒子を含有する層である態様1に記載の写真要
素。 (態様4)前記第二層が、コロイド状銀層である態様3
に記載の写真要素。 (態様5)前記色素生成ユニットが、赤感性、シアン色
素生成ユニット;緑感性、マゼンタ色素生成ユニット;
及び青感性、イエロー色素生成ユニットの順序で支持体
上に配置され、二層以上の乳剤層を含んで成る前記色素
生成ユニットが、青感性、イエロー色素生成ユニットで
あり、そして前記第一及び第二層が、前記青感性、イエ
ロー色素生成ユニットと前記緑感性、マゼンタ色素生成
ユニットの間に配置されている態様1に記載の写真要
素。
【0060】(態様6)前記第一層が、コロイド状銀を
含まない態様1に記載の写真要素。 (態様7)前記第一層が、被酸化現像主薬掃去剤を含む
態様1に記載の写真要素。 (態様8)前記第一層が、1m2 当たり260〜220
0mgのゼラチンを含有する態様1に記載の写真要素。
【0061】(態様9)前記色素生成ユニットの最も感
度の低い乳剤を含有する層において、この最も感度の低
い乳剤が、0.44μmを超えかつ0.89μm未満の
平均等価円直径の平板状ハロゲン化銀粒子を含み、当該
層が単一の乳剤を含有する場合は、そのような粒子が当
該乳剤層の粒子投影面積の少なくとも50%を占め、そ
して当該層が配合乳剤を含有する場合は、当該乳剤層の
粒子投影面積の少なくとも25%を占める、態様1に記
載の写真要素。
【0062】(態様10)前記色素生成ユニットの最も
感度の低い乳剤を含有する層において、この最も感度の
低い乳剤が、0.47μmを超えかつ0.80μm未満
の平均等価円直径の平板状ハロゲン化銀粒子を含み、当
該層が単一の乳剤を含有する場合は、そのような粒子が
当該乳剤層の粒子投影面積の少なくとも50%を占め、
そして当該層が配合乳剤を含有する場合は、当該乳剤層
の粒子投影面積の少なくとも25%を占める、態様9に
記載の写真要素。
【0063】(態様11)前記色素生成ユニットの最も
感度の低い乳剤を含有する層において、この最も感度の
低い乳剤が、0.50μmを超えかつ0.70μm未満
の平均等価円直径の平板状ハロゲン化銀粒子を含み、当
該層が単一の乳剤を含有する場合は、そのような粒子が
当該乳剤層の粒子投影面積の少なくとも50%を占め、
そして当該層が配合乳剤を含有する場合は、当該乳剤層
の粒子投影面積の少なくとも25%を占める、態様10
に記載の写真要素。
【0064】(態様12)前記写真要素が、リバーサル
要素であり、前記第二層がコロイド状銀層もしくはかぶ
らせた粒子を含有する層であり、そして前記第一層が1
2当たり260〜2200mgのゼラチンを含有しか
つコロイド状銀を含まない態様5に記載の写真要素。 (態様13)支持体から順に、感光性ハロゲン化銀乳剤
層及び画像色素生成カプラーを含んで成る赤感性、シア
ン色素生成ユニット;感光性ハロゲン化銀乳剤層及び画
像色素生成カプラーを含んで成る緑感性、マゼンタ色素
生成ユニット;並びに感光性ハロゲン化銀乳剤層及び画
像色素生成カプラーを含んで成る青感性、イエロー色素
生成ユニットをその上に配置した支持体を含んで成るカ
ラーリバーサルハロゲン化銀写真要素であって、前記写
真要素が、第一層及び第二層をさらに含んで成り、前記
第二層が、溶解物理現像のための現像場所を提供する層
であり;前記色素生成ユニットの少なくとも一つが、可
視スペクトルの同じ領域に分光増感されているが、異な
る写真感度を示す二層以上の乳剤層を含み、そして前記
第一層が、前記色素生成ユニットの最も感度の低い乳剤
を含有する層に隣接し、かつ前記最も感度の低い乳剤を
含有する層と前記第二層との間に配置されており;前記
色素生成ユニットの最も感度の低い乳剤を含有する層に
おいて、この最も感度の低い乳剤が、0.44μmを超
えかつ0.89μm未満の平均等価円直径の平板状ハロ
ゲン化銀粒子を含み、当該層が単一の乳剤を含有する場
合は、そのような粒子が当該乳剤層の粒子投影面積の少
なくとも50%を占め、そして当該層が配合乳剤を含有
する場合は、当該乳剤層の粒子投影面積の少なくとも2
5%を占めるカラーリバーサルハロゲン化銀写真要素。
【0065】(態様14)前記色素生成ユニットの最も
感度の低い乳剤を含有する層において、この最も感度の
低い乳剤が、0.47μmを超えかつ0.80μm未満
の平均等価円直径の平板状ハロゲン化銀粒子を含む、態
様13に記載の写真要素。 (態様15)前記色素生成ユニットの最も感度の低い乳
剤を含有する層において、この最も感度の低い乳剤が、
0.50μmを超えかつ0.70μm未満の平均等価円
直径の平板状ハロゲン化銀粒子を含む、態様14に記載
の写真要素。
【0066】(態様16)前記第二層が、コロイド状銀
層もしくはかぶらせた粒子を含有する層である態様13
に記載の写真要素。 (態様17)前記第二層が、コロイド状銀層である態様
16に記載の写真要素。 (態様18)二層以上の乳剤層を含んで成る前記色素生
成ユニットが、青感性、イエロー色素生成ユニットであ
り、そして前記第一及び第二層が、前記青感性、イエロ
ー色素生成ユニットと前記緑感性、マゼンタ色素生成ユ
ニットの間に配置されている態様13に記載の写真要
素。
【0067】(態様19)前記平板状ハロゲン化銀粒子
が、約10を超える平均平板状度を有する態様13に記
載の写真要素。 (態様20)前記平板状ハロゲン化銀粒子が、約25を
超える平均平板状度を有する態様13に記載の写真要
素。 (態様21)前記平板状粒子のハロゲン化物含有率が、
少なくとも90モル%の臭ヨウ化物である態様13に記
載の写真要素。
【0068】(態様22)前記第一層が、コロイド状銀
を含まない態様13に記載の写真要素。 (態様23)前記第一層が、被酸化現像主薬掃去剤を含
む態様13に記載の写真要素。 (態様24)前記第一層が、1m2 当たり260〜22
00mgのゼラチンを含有する態様13に記載の写真要
素。
【0069】(態様25)前記第二層がコロイド状銀層
もしくはかぶらせた粒子を含有する層であり、前記第一
層が1m2 当たり260〜2200mgのゼラチンを含
有しかつコロイド状銀を含まず、そして前記平板状粒子
が10を超える平均平板状度を有しかつ前記平板状粒子
のハロゲン化物含有率が少なくとも90モル%の臭ヨウ
化物である態様13に記載の写真要素。
【0070】(態様26)支持体から順に、感光性ハロ
ゲン化銀乳剤層及びシアン画像色素生成カプラーを含ん
で成る赤感性、シアン色素生成ユニット;感光性ハロゲ
ン化銀乳剤層及びマゼンタ画像色素生成カプラーを含ん
で成る緑感性、マゼンタ色素生成ユニット;並びに可視
スペクトルの同じ領域に分光増感されているが、異なる
写真感度を示す、各乳剤層がイエロー画像色素生成カプ
ラーを含有する二層以上の乳剤層を含んで成る青感性、
イエロー色素生成ユニットをその上に配置した支持体を
含んで成るハロゲン化銀リバーサルカラー写真要素であ
って、前記写真要素が、前記青感性、イエロー色素生成
ユニットと前記緑感性、マゼンタ色素生成ユニットとの
間に、第一層及び第二層をさらに含んで成り、前記第二
層が、コロイド状銀層もしくはかぶらせた粒子を含有す
る層であり;前記第一層が、前記青感性、イエロー色素
生成ユニットの最も感度の低い乳剤を含有する層に隣接
し、かつ前記最も感度の低い乳剤を含有する層と前記第
二層との間に配置されており;前記青感性、イエロー色
素生成ユニットの最も感度の低い乳剤を含有する層にお
いて、この最も感度の低い乳剤が、0.44μmを超え
かつ0.89μm未満の平均等価円直径及び約25を超
える平均平板状度の平板状ハロゲン化銀粒子を含み;前
記平板状粒子のハロゲン化物含有率が、少なくとも90
モル%の臭ヨウ化物であり;そして当該層が単一の乳剤
を含有する場合は、そのような粒子が当該乳剤層の粒子
投影面積の少なくとも50%を占め、そして当該層が配
合乳剤を含有する場合は、当該乳剤層の粒子投影面積の
少なくとも25%を占めるハロゲン化銀リバーサルカラ
ー写真要素。
【0071】(態様27)前記色素生成ユニットの最も
感度の低い乳剤を含有する層において、この最も感度の
低い乳剤が、0.47μmを超えかつ0.80μm未満
の平均等価円直径の平板状ハロゲン化銀粒子を含む、態
様26に記載の写真要素。 (態様28)前記色素生成ユニットの最も感度の低い乳
剤を含有する層において、この最も感度の低い乳剤が、
0.50μmを超えかつ0.70μm未満の平均等価円
直径の平板状ハロゲン化銀粒子を含む、態様27に記載
の写真要素。
【0072】(態様29)前記第二層が、コロイド状銀
層である態様26に記載の写真要素。 (態様30)前記第一層が、1m2 当たり260〜22
00mgのゼラチンを含有しかつコロイド状銀を含まな
い態様26に記載の写真要素。 本発明の好ましい態様を特に詳細に記載したが、本発明
の精神及び範囲内で種々の変更及び改造が可能であるこ
とは、理解されるであろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アーリス トルマン ボウン アメリカ合衆国,ニューヨーク 14612, ロチェスター,エリントン サークル 44 (72)発明者 サン ヒュン キム アメリカ合衆国,ニューヨーク 14534, ピッツフォード,サットン ポイント 19

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光性ハロゲン化銀乳剤層及び画像色素
    生成カプラーを含んで成る赤感性、シアン色素生成ユニ
    ット;感光性ハロゲン化銀乳剤層及び画像色素生成カプ
    ラーを含んで成る緑感性、マゼンタ色素生成ユニット;
    並びに感光性ハロゲン化銀乳剤層及び画像色素生成カプ
    ラーを含んで成る青感性、イエロー色素生成ユニットを
    その上に配置した支持体を含んで成るカラーハロゲン化
    銀写真要素であって、前記写真要素が、第一層及び第二
    層をさらに含んで成り、 前記第二層が、溶解物理現像のための現像場所を提供す
    る層であり;前記色素生成ユニットの少なくとも一つ
    が、可視スペクトルの同じ領域に分光増感されている
    が、異なる写真感度を示す二層以上の乳剤層を含み、そ
    して前記第一層が、前記色素生成ユニットの最も感度の
    低い乳剤を含有する層に隣接し、かつ前記最も感度の低
    い乳剤を含有する層と前記第二層との間に配置されてい
    るカラーハロゲン化銀写真要素。
JP8243415A 1995-09-15 1996-09-13 カラーハロゲン化銀写真要素 Withdrawn JPH09114038A (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US382295P 1995-09-15 1995-09-15
US08/581,297 US5691124A (en) 1995-09-15 1995-12-28 Color photographic element with improved push processing
US60/003822 1995-12-28
US08/581297 1995-12-28

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09114038A true JPH09114038A (ja) 1997-05-02

Family

ID=26672237

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8243415A Withdrawn JPH09114038A (ja) 1995-09-15 1996-09-13 カラーハロゲン化銀写真要素

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5691124A (ja)
EP (1) EP0763772A1 (ja)
JP (1) JPH09114038A (ja)
CN (1) CN1102758C (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6162595A (en) * 1999-11-23 2000-12-19 Eastman Kodak Company Reversal photographic elements comprising an additional layer containing an imaging emulsion and a non-imaging emulsion
US6737229B2 (en) 2002-07-18 2004-05-18 Eastman Kodak Company Reversal photographic element comprising an imaging layer containing imaging and non-image forming emulsions
DE102006034245C5 (de) 2006-07-21 2014-05-28 Stratec Biomedical Systems Ag Positioniereinrichtung zur Positionierung von Pipetten

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5494032A (en) * 1978-10-02 1979-07-25 Konishiroku Photo Ind Co Ltd Treatment of photosensitive material of silver halide for color photography
JPS59214852A (ja) * 1983-05-20 1984-12-04 Fuji Photo Film Co Ltd ハロゲン化銀カラー反転写真感光材料の処理方法
DE68923591T2 (de) * 1988-09-14 1996-03-28 Eastman Kodak Co Photographisches Aufzeichnungsmaterial mit Magenta-Kuppler und einem Chalcogenazoliumsalz.
FR2664400A1 (fr) * 1990-07-04 1992-01-10 Kodak Pathe Produit inversible pour la photographie en couleurs.
JPH04113354A (ja) * 1990-09-03 1992-04-14 Konica Corp ハロゲン化銀カラー写真感光材料
US5298377A (en) * 1991-08-28 1994-03-29 Eastman Kodak Company Photographic element with 2-equivalent magenta dye-forming coupler and filter dye
DE69205263T2 (de) * 1991-12-19 1996-05-15 Eastman Kodak Co Photographisches Umkehrelement und dessen Verarbeitungsverfahren.
JPH05323528A (ja) * 1992-05-19 1993-12-07 Fuji Photo Film Co Ltd ハロゲン化銀カラー写真感光材料
EP0583020B1 (en) * 1992-05-20 1998-08-12 Eastman Kodak Company Photographic material with improved granularity
JPH075647A (ja) * 1992-12-28 1995-01-10 Fuji Photo Film Co Ltd ハロゲン化銀カラー写真感光材料
US5378590A (en) * 1993-01-15 1995-01-03 Eastman Kodak Company Color photographic reversal element with improved color reproduction
US5391469A (en) * 1993-10-27 1995-02-21 Eastman Kodak Company Radiographic elements exhibiting reduced pressure induced variances in sensitivity
US5460932A (en) * 1994-05-27 1995-10-24 Eastman Kodak Company Photographic elements containing development accelerators and release compounds that release development inhibitors

Also Published As

Publication number Publication date
CN1159608A (zh) 1997-09-17
EP0763772A1 (en) 1997-03-19
CN1102758C (zh) 2003-03-05
US5691124A (en) 1997-11-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3160379B2 (ja) カラー写真記録材料処理方法
EP0684511B1 (en) Low contrast film
JPS62206541A (ja) 新規な層構成のハロゲン化銀カラ−写真感光材料
JP3949737B2 (ja) 多色写真要素
JPH09114038A (ja) カラーハロゲン化銀写真要素
JP2909220B2 (ja) 写真臭ヨウ化銀乳剤、要素およびその製造方法
JPH09114039A (ja) カラーハロゲン化銀写真要素
JP3974206B2 (ja) 高コントラスト写真材料
JP3391599B2 (ja) 写真要素および可視画像提供方法
EP0733947B1 (en) Color reversal elements comprising a bleach accelerator releasing compound
US6162595A (en) Reversal photographic elements comprising an additional layer containing an imaging emulsion and a non-imaging emulsion
GB2329479A (en) Silver halide light sensitive element
US5563027A (en) Color reversal electronic output film
JPH07113738B2 (ja) 経時カブリ等の少ない改良されたハロゲン化銀写真感光材料
JPH09203992A (ja) 増感色素含有写真要素
JPH02181139A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
US5389507A (en) Reversal elements with internal latent image forming core-shell emulsions
US5932403A (en) Silver halide photographic light sensitive material having silver halide emulsion blends in the fast layer
JP2736450B2 (ja) 高感度、高画質で階調性の優れたハロゲン化銀写真感光材料
JPH03219230A (ja) ハロゲン化銀カラー写真感光材料、ハロゲン化銀乳剤及びその製造方法
US5914225A (en) Color photographic element with enhanced properties at reduced development times
JPH0239142A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JP2003195443A (ja) 写真要素
JPH09127636A (ja) カラーハロゲン化銀写真要素
JP2000181033A (ja) 写真要素

Legal Events

Date Code Title Description
A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20040603