JPH09107272A - 受信機 - Google Patents

受信機

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JPH09107272A
JPH09107272A JP28788495A JP28788495A JPH09107272A JP H09107272 A JPH09107272 A JP H09107272A JP 28788495 A JP28788495 A JP 28788495A JP 28788495 A JP28788495 A JP 28788495A JP H09107272 A JPH09107272 A JP H09107272A
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JP
Japan
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data
frequency
area
areas
division ratio
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Application number
JP28788495A
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English (en)
Inventor
Keiichi Asakura
啓一 朝倉
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Channel Selection Circuits, Automatic Tuning Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信レベルが低い放送局もオートプリセット
されるようにする。 【解決手段】 所定の受信レベル以上の放送波信号SRX
を受信したとき、これを検出する検出回路31と、選局
キーK0〜K9のそれぞれにデータエリアA0〜A9が対応
したメモリ44と、退避エリアB0〜B9とを設ける。オ
ートプリセット時、データエリアA0〜A9のデータを退
避エリアB0〜B9に退避する。PLL20の分周比Nを
変更することにより、受信周波数帯をスキャンするとと
もに、このスキャン中に検出回路31が放送波信号SRX
を検出したときには、このときの受信周波数fRXに関す
るデータをデータエリアA0〜A9に登録する。スキャン
が終了したとき、退避エリアB0〜B9に退避したデータ
の中に、データエリアA0〜A9に登録されなかった受信
周波数fRXに関するデータがあるときには、そのデータ
を、メモリ44のうちの残っているデータエリアA0〜
A9に登録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プリセット機能
を有する受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】PLLを使用したシンセサイザ方式の受
信機においては、PLLの可変分周回路の分周比を変更
することにより、受信周波数を変更することができる。
【0003】そこで、一般に、PLLを使用したシンセ
サイザ方式の受信機は、受信周波数を選局キーにプリセ
ットしておくことができ、選局キーを押すと、その押さ
れたキーにプリセットされている周波数を選局できるよ
うにされている。
【0004】すなわち、プリセットは、受信周波数のデ
ータ、例えばPLLの可変分周回路の分周比を、選局キ
ーに対応したメモリエリアに書き込んでおくものであ
る。また、選局は、押された選局キーに対応するメモリ
エリアから分周比を読み出し、これを可変分周回路にセ
ットすることにより、実現している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のプリ
セットを自動的に行うオートプリセットが考えられてい
る。すなわち、このオートプリセットは、所定のキー操
作を行うと、対象となる受信バンドをスキャンしていく
とともに、ある周波数で放送を受信できたら、そのとき
の分周比をメモリエリアに書き込んでいくものである。
【0006】したがって、このオートプリセット機能に
よれば、この種の知識の乏しい者でも、簡単にプリセッ
トを行うことができる。
【0007】ところが、このオートプリセットを行う場
合、古いデータ(分周比)が問題になってしまう。すな
わち、例えば、メモリエリアに10局分の分周比が書き込
まれているが、オートプリセットでは、7局がプリセッ
トされるとする。すると、オートプリセットが終了した
とき、3局分の古い分周比がメモリエリアに残ってしま
う。
【0008】そこで、オートプリセットを実行すると
き、次の(A)項あるいは(B)項の処理を実行することが考
えられている。 (A) 最初に、メモリエリアのすべてをクリアし、その
後、上記のオートプリセット処理を行う。 (B) 上記のオートプリセット処理を行うとともに、そ
のとき、分周比はメモリエリアに上書きしていく。そし
て、スキャンが終了したとき、残ったメモリエリアがあ
れば、そのメモリエリアをクリアする。 すなわち、この(A)項あるいは(B)項の方法を実行すれ
ば、古い分周比が、メモリエリアに残ることがない。
【0009】ところが、(A)項あるいは(B)項の方法の場
合には、オートプリセットのスキャン時、受信レベルが
低いために受信を検出できない放送局は、プリセットさ
れなくなってしまう。
【0010】したがって、そのような放送局を受信でき
るようにするためには、オートプリセット後、その放送
局をマニュアルで選局し、空いている選局キーにあらた
めてプリセットする必要がある。しかし、このような操
作は面倒であり、不便である。
【0011】この発明は、このような問題点を解決しよ
うとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】このため、この発明にお
いては、PLLにおいて形成された信号を使用して受信
信号の周波数変換を行うとともに、上記PLLの可変分
周回路の分周比を変更することにより、上記信号の周波
数を変更して受信周波数を変更するようにしたシンセサ
イザ方式の受信機において、所定の受信レベル以上の放
送波信号を受信したとき、これを検出する検出回路と、
複数の選局キーと、上記複数の選局キーのそれぞれにデ
ータエリアが対応したメモリと、退避エリアとを有し、
オートプリセット時、上記データエリアのデータを上記
退避エリアに退避し、上記分周比を変更して上記信号の
周波数を変更することにより、受信周波数帯をスキャン
するとともに、このスキャン中に上記検出回路が上記放
送波信号を検出したときには、このときの受信周波数に
関するデータを上記データエリアに登録し、上記スキャ
ンが終了したとき、上記退避エリアに退避したデータの
中に、上記データエリアに登録されなかった受信周波数
に関するデータがあるときには、そのデータを、上記メ
モリのうちの残っているデータエリアに登録するように
した受信機とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、この発明をFM受信機に
適用した場合の1つを示す。そして、符号10はシンセ
サイザ方式に構成されたFM受信回路であり、アンテナ
11からの受信信号が、電子同調方式のアンテナ同調回
路12に供給されて目的とする周波数fRXの放送波信号
SRXが取り出される。
【0014】そして、この信号SRXが、高周波アンプ1
3を通じてミキサ回路14に供給されるとともに、VC
O21から周波数fLOが、例えば、 fLO=fRX−fIF〔kHz〕 ・・・ (1) fIFは中間周波数で、例えば、fIF=10.7MHzの発振信
号SLOが取り出され、この信号SLOがミキサ回路14に
局部発振信号として供給され、信号SRXは中間周波信号
SIF(中間周波数fIF)に周波数変換される。
【0015】さらに、この中間周波信号SIFが、バンド
パスフィルタおよび広帯域アンプから構成された中間周
波回路15を通じてFM復調回路16に供給されてオー
ディオ信号が復調され、このオーディオ信号がアンプ1
7を通じてスピーカ18に供給される。
【0016】そして、このとき、VCO21は、回路2
2〜25とともに、PLL20を構成している。すなわ
ち、VCO21からの信号SLOが、可変分周回路22に
供給されて1/Nの周波数に分周され、その分周信号が
位相比較回路23に供給されるとともに、発振回路24
から基準周波数、例えば周波数100kHzの発振信号が取
り出され、この発振信号が比較回路23に供給され、そ
の比較出力がローパスフィルタ25を通じてVCO21
にその制御電圧として供給される。また、フィルタ25
の出力電圧が、同調回路12に選局電圧として供給され
る。
【0017】したがって、定常状態においては、分周回
路22からの分周信号と、発振回路24の発振信号とは
周波数が等しいので、このときの発振信号SLOの周波数
fLOは、 fLO=N×0.1〔MHz〕 ・・・ (2) となり、(1)、(2)式から fRX=fLO+fIF =N×0.1+10.7〔MHz〕 ・・・ (3) となる。
【0018】したがって、分周比Nを、653〜793の間に
おいて「1」ずつ変化させれば、局部発振周波数fLO
が、65.3MHz〜79.3MHzの間を100kHzの間隔で変化す
るので、受信周波数fRXは、76.0MHz〜90.0MHzの周波
数帯を100kHzの周波数ステップで、かつ、分周比Nに
対応して変化することになる。
【0019】さらに、中間周波アンプ15からの中間周
波信号SIFの一部が検出回路31に供給されるととも
に、復調回路16の復調出力の一部が検出回路31に供
給される。こうして、検出回路31からは、 所定の受信レベル以上の放送波信号SRXを受信したとき“1” 〃 受信していないとき“0” となる受信検出信号S31が取り出される。
【0020】さらに、この受信機には、システム制御用
として、マイクロコンピュータ40が設けられている。
このマイクロコンピュータ40は、CPU41と、プロ
グラム用のROM42と、ワークエリア用のRAM43
と、プリセット用のメモリ44とを有する。そして、メ
モリ42〜44はシステムバス49を通じてCPU41
に接続される。
【0021】この場合、ROM42には、これに書き込
まれているプログラムの一部として、例えば図2および
図3に示すオートプリセットルーチン100を有する。
なお、このオートプリセットルーチン100の詳細につ
いては、後述する。
【0022】さらに、メモリ44は、データの消去およ
び書き込みを電気的に行うことのできるROMとされ、
あるいは、図示はしないが、電池によりバックアップさ
れたRAMとされ、すなわち、メモリ44は不揮発性メ
モリとされ、電源をオフにしたときでも、書き込まれた
データを保持できるようにされている。
【0023】そして、このメモリ44は、例えば図4B
に示すように、後述する選局キーの数に対応して、例え
ば10局分のデータエリアA0〜A9を有し、そのデータエ
リアA0〜A9のそれぞれに、その選局キーにプリセット
される放送局のための分周比Nを記憶できるようにされ
ている。なお、このエリアA0〜A9の分周比Nが、上述
した値653〜793の範囲外のとき、例えば0のとき、それ
は、対応するデータエリアがクリアされていることを示
す。
【0024】さらに、バス49には、ポート51、52
およびキーインターフェイス回路53が接続される。そ
して、ポート51は分周回路22に接続され、CPU4
1からの分周比Nが、ポート51を通じて分周回路22
にセットされる。また、検出回路31からの受信の検出
信号S31がポート52を通じてマイクロコンピュータ4
0に取り込まれる。
【0025】また、インターフェイス回路53には、オ
ートプリセットキーKPなどの各種の操作キーと、10局
分の選局キーK0〜K9とが接続されている。なお、図4
A、Bにも示すように、選局キーK0〜K9は、メモリ4
4のデータエリアA0〜A9にそれぞれ対応する。さら
に、キーKP〜K9は、いずれもノンロックタイプのプッ
シュスイッチにより構成されている。
【0026】さらに、バス49には、ディスプレイコン
トローラ55が接続され、このコントローラ56に表示
用のメモリ56が接続されるとともに、表示素子とし
て、例えばLCD60が接続される。そして、CPU4
1からコントローラ55に表示用のデータが供給される
と、このデータがメモリ56に書き込まれるとともに、
この書き込まれたデータがコントローラ55により繰り
返し読み出されてLCD60に供給され、LCD60に
は、コントローラ55に供給されたデータに対応した文
字などが表示される。
【0027】このような構成において、それぞれの動作
が、マイクロコンピュータ40の処理により以下のよう
に実行される。
【0028】〔通常モード〕これは、普通に放送を受信
しているモードであるが、選局キーK0〜K9を使用して
選局を行うことのできるモードでもある。
【0029】すなわち、任意の放送を受信している状態
のとき、選局キーK0〜K9のうち、目的とする放送局の
プリセットされている選局キーKi(i=0〜9のどれか)
を押すと、メモリ44のデータエリアA0〜A9のうち、
押された選局キーKiに対応するデータエリアAiから、
そこに登録されている分周比Nが読み出される。そし
て、この読み出された分周比Nがポート51を通じて可
変分周回路22にセットされ、以後、受信回路10は、
そのセットされた分周比Nに対応した受信周波数fRXと
なる。
【0030】また、このとき、データエリアAiから読
み出された分周比Nが、(3)式にしたがって受信周波数
fRXを示す文字データに変換され、この文字データがコ
ントローラ55に供給されてLCD60にその受信周波
数fRXがデジタル表示される。また、同様にして、LC
D60には、押された選局キーKiの番号iもデジタル
表示される。
【0031】したがって、選局キーKiを押すと、その
選局キーKiにプリセットされている放送局を選局する
ことができる。また、その周波数や選局キーKiの番号
も表示される。
【0032】〔オートプリセットモード〕これは、選局
キーK0〜K9に受信可能な放送局を自動的にプリセット
するモードである。そして、これは、CPU41によ
り、ルーチン100が実行されることにより実現され
る。
【0033】すなわち、通常モードのとき、オートプリ
セットキーKPを押すと、これがCPU41により判別
され、CPU41の処理がルーチン100のステップ1
01からスタートし、次にステップ102に進む。
【0034】そして、このステップ102において、メ
モリ44のデータエリアA0〜A9の分周比N(クリアさ
れている値も含む)が、RAM43の退避エリアB0〜
B9に退避(転送)され、その後、ステップ103にお
いて、メモリ44のデータエリアA0〜A9がクリアされ
る。このクリアは、エリアA0〜A9に、分周比Nとして
存在しない値、例えば0を書き込むことにより実現され
る。
【0035】続いて、処理はステップ104に進み、こ
のステップ104において、可変分周回路22の分周比
Nが、最小値653にセットされて受信回路10の受信周
波数fRXは最低周波数76.0MHzとされる。また、ポイン
タRが値0にクリアされる。このポインタRは、選局キ
ーK0〜K9のうち、放送局のプリセットされる選局キー
を指定するとともに、放送局のプリセットされた選局キ
ーの数を示すカウンタでもある。したがって、R=0〜
9である。
【0036】次に、ステップ111において、可変分周
回路22の分周比Nが最大値793を越えたかどうかがチ
ェックされ、今の場合は越えていないので、処理はステ
ップ111からステップ112に進む。そして、このス
テップ112において、ポインタRが最大値9を越えた
かどうかがチェックされ、今の場合は越えていないの
で、処理はステップ112かステップ113に進む。
【0037】そして、このステップ113において、ポ
ート52に供給される受信の検出信号S31をチェックす
ることにより、所定の受信レベル以上の放送波信号SRX
を受信しているかどうかが判別され、受信していないと
きには(S31=“0”のときには)、処理はステップ1
13からステップ114に進み、このステップ114に
おいて、可変分周回路22の分周比Nが「1」だけイン
クリメントされ、その後、処理はステップ111に戻
る。
【0038】したがって、以後、ステップ111〜11
4が繰り返されるとともに、この繰り返しにより、受信
回路10の受信周波数fRXが、最低周波数76.0MHzから
100kHzステップで順に上昇していく。すなわち、最低
周波数76.0MHzからスキャンが開始されたことになる。
【0039】そして、ある周波数で放送波信号SRXを受
信すると、これがステップ113により判別され、処理
はステップ113からステップ121に進む。そして、
このステップ121において、現在の分周比Nが、メモ
リ44のデータエリアA0〜A9のうち、ポインタRの指
示するエリアARに書き込まれる。したがって、現在受
信中の放送局が、選局キーKRにプリセットされたこと
になる。
【0040】続いて、処理はステップ122に進み、こ
のステップ122において、現在の分周比N、すなわ
ち、ステップ121でデータエリアARに登録された分
周比Nと等しい分周比Nが、RAM43の退避エリアB
0〜B9にあるかどうかがチェックされる。
【0041】そして、等しい分周比Nがあるときには、
処理はステップ122からステップ123に進み、ステ
ップ123、124が順に実行される。
【0042】すなわち、今、簡単のため、RAM43の
退避エリアB0〜B9に退避されている分周比が、図5A
に示すように、値Na〜Neおよびクリアデータ0〜0で
あるとする。また、現在の分周比Nが値Nbであるとす
る。
【0043】すると、この現在の分周比Nbと等しい分
周比Nbが、データエリアB0〜B9のうちのエリアB1に
あるので(図5A)、ステップ123において、エリア
B1の次のエリアB2から最後のエリアB9までの値Nc〜
Neおよび0〜0が、図5Bに示すように、上書きによ
り1つ前のエリアB2〜B8にシフト(転送)される。し
たがって、このとき、エリアB1のもとの分周比Nbは、
分周比Ncの上書きにより消去される。
【0044】そして、次に、ステップ124において、
図5Cに示すように、エリアB9がクリアされる(図5
Bでは、エリアB9のデータを不定「−」にしている
が、実際には、データをシフト(転送)しても、シフト
元のデータは残るので、エリアB9のデータは、図5B
の場合、「0」となる)。
【0045】つまり、一般的には、現在の分周比Nxと
等しい分周比Nxが、データエリアB0〜B9のうちのエ
リアBj(j=0〜8)にあるときには、ステップ123
において、エリアBjの次のエリアB(j+1)から最後のエ
リアB9までの分周比N(クリアデータ0を含む)が、
上書きにより1つ前のエリアBj〜B8にシフトされる。
そして、次に、ステップ124において、エリアB9が
クリアされる。
【0046】こうして、ステップ124が実行される
と、処理はステップ125に進み、このステップ125
において、ポインタRが「1」だけインクリメントさ
れ、その後、処理はステップ114に戻る。
【0047】また、ステップ122において、現在の分
周比Nと等しい分周比Nが、RAM43の退避エリアB
0〜B9にないときには、処理はステップ122からステ
ップ123、124をスキップしてステップ125に進
み、その後、ステップ114に戻る。
【0048】したがって、ステップ121〜125によ
れば、スキャンにより放送波信号SRXを受信できると、
そのときの分周比NがデータエリアARに登録され、そ
の放送局が選局キーKRにプリセットされる。また、退
避エリアB0〜B9に、そのときの分周比Nと等しい分周
比Nがあれば、これが削除されるとともに、残りの分周
比は前詰めされる。
【0049】こうして、FM放送帯のスキャンが行われ
るとともに、プリセットが行われていく。なお、このス
キャンによるプリセット中に、すべての選局キーK0〜
K9にプリセットが行われると、ステップ125により
R=10となるとともに、これがステップ112により判
別されて処理はステップ112からステップ115に進
み、このルーチン100を終了する。
【0050】しかし、選局キーK0〜K9のすべてに対し
てプリセットが行われないかぎり、スキャンによるプリ
セットが続けられていく。
【0051】そして、FM放送帯の最高周波数90MHzま
でスキャンが行われると、このとき、ステップ114に
より分周比Nが最大値793を越えるとともに、これがス
テップ111により判別され、処理はステップ111か
らステップ131に進む。
【0052】すると、このステップ131において、退
避エリアB0〜B9を指定するためのポインタQが値0に
クリアされ、次にステップ132において、ポインタ
(カウンタ)Rが最大値9よりも大きいかどうか、すな
わち、データエリアA0〜A9に空いているデータエリア
があるかどうかがチェックされる。
【0053】そして、R>9ではないときには、すなわ
ち、空いているデータエリアがあるときには、処理はス
テップ132からステップ133に進み、このステップ
133において、退避エリアB0〜B9のうち、ポインタ
Qの示す退避エリアBQに、分周比Nが残っているかど
うか(クリアされていないかどうか)がチェックされ
る。
【0054】そして、残っていないときには、処理はス
テップ132からステップ136に進み、このステップ
136によりルーチン100を終了する。
【0055】しかし、残っているときには、処理はステ
ップ133からステップ134に進み、このステップ1
34において、退避エリアB0〜B9のうちのエリアBQ
の分周比Nが、データエリアA0〜A9のうちのエリアA
Rに転送される。続いて、処理はステップ135に進
み、このステップ135において、ポインタR、Qがそ
れぞれ「1」ずつインクリメントされ、その後、処理は
ステップ132に戻る。
【0056】したがって、以後、ステップ132〜13
5が繰り返され、データエリアA0〜A9には、ステップ
111〜125のスキャンにより登録された分周比に続
いて、退避エリアB0〜B9に残っている分周比N、すな
わち、ステップ111〜125のスキャンでは登録され
なかった分周比Nが、追加されていく。
【0057】そして、データエリアA0〜A9のすべての
エリアに分周比Nが登録されると、ステップ135によ
りR=10となるとともに、これがステップ132により
判別され、処理はステップ132からステップ136に
進み、このルーチン100を終了する。
【0058】さらに、ステップ132〜135の繰り返
しにより、退避エリアB0〜B9のすべての分周比Nをデ
ータエリアA0〜A9に転送すると、次に転送するべきデ
ータは分周比ではなく、クリアデータとなる。すると、
これがステップ133において判別され、処理はステッ
プ133からステップ136に進み、ルーチン100を
終了する。
【0059】以上のようにして選局キーK0〜K9のプリ
セットが行われるが、この場合、上述のFM受信機によ
れば、オートプリセット時、 データエリアA0〜A9の古い分周比Nを、いったん
退避エリアB0〜B9に退避する。 一般的なオートプリセットを実行し、データエリア
A0〜A9に分周比Nを登録する。 項の終了後、退避エリアB0〜B9に退避した分周
比Nの中に、項のオートプリセットではプリセットさ
れなかった分周比Nがあるときには、その分周比Nをデ
ータエリアA0〜A9のうちの残っているデータエリアに
登録する。 のようにしている。
【0060】したがって、もとのデータエリアA0〜A9
に分周比Nが登録されている放送局であれば、オートプ
リセットにおけるスキャン時、その放送局の受信レベル
が低くても、自動的にプリセットすることができる。ま
た、放送局が重複してプリセットされることもない。し
たがって、例えば、誤ってオートプリセットキーKPを
押してしまっても、受信レベルの低い放送局がプリセッ
トから除外されるようなことがない。
【0061】なお、上述においては、ステップ103に
おいて、データエリアA0〜A9のすべてをクリアすると
したが、このクリアを実行しないで、ステップ121、
134の登録を上書きとするとともに、ステップ133
からステップ136に進むとき、データエリアA0〜A9
に残っているデータエリアがあれば、そのデータエリア
をクリアしてもよい。
【0062】さらに、ステップ132、133とステッ
プ136との間で、データエリアA0〜A9における分周
比Nを、例えば周波数順にソートしてもよい。また、上
述においては、プリセットキーKPを押すと、ルーチン
100が実行されるとしたが、例えば、LCD60にメ
ニューを表示し、このメニューからプリセットモードを
選択して実行するようにもできる。さらに、上述におい
ては、受信回路10がFM放送を受信する場合である
が、AM放送あるいはテレビ放送を受信する場合も、同
様に構成することができる。
【0063】
【発明の効果】この発明によれば、一度登録してある放
送局であれば、オートプリセットを実行したとき、その
放送局の受信レベルが低くても、自動的にプリセットす
ることができる。また、放送局が重複してプリセットさ
れることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一形態を示す系統図である。
【図2】この発明の一形態の一部を示すフローチャート
である。
【図3】図2の続きの一形態を示すフローチャートであ
る。
【図4】データエリアおよび退避エリアの一形態を示す
図である。
【図5】この発明を説明するための図である。
【符号の説明】
10 受信回路 14 ミキサ回路 15 中間周波回路 16 FM復調回路 20 PLL 21 VCO 22 可変分周回路 31 検出回路(受信レベル用) 40 マイクロコンピュータ 41 CPU 42 ROM(プログラム用) 43 RAM(ワークエリア用) 44 メモリ(プリセット用) 55 ディスプレイコントローラ 60 LCD 100 オートプリセットルーチン KP オートプリセットキー K0〜K9 選局キー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】PLLにおいて形成された信号を使用して
    受信信号の周波数変換を行うとともに、上記PLLの可
    変分周回路の分周比を変更することにより、上記信号の
    周波数を変更して受信周波数を変更するようにしたシン
    セサイザ方式の受信機において、 所定の受信レベル以上の放送波信号を受信したとき、こ
    れを検出する検出回路と、 複数の選局キーと、 上記複数の選局キーのそれぞれにデータエリアが対応し
    たメモリと、 退避エリアとを有し、 オートプリセット時、上記データエリアのデータを上記
    退避エリアに退避し、 上記分周比を変更して上記信号の周波数を変更すること
    により、受信周波数帯をスキャンするとともに、 このスキャン中に上記検出回路が上記放送波信号を検出
    したときには、このときの受信周波数に関するデータを
    上記データエリアに登録し、 上記スキャンが終了したとき、上記退避エリアに退避し
    たデータの中に、上記データエリアに登録されなかった
    受信周波数に関するデータがあるときには、そのデータ
    を、上記メモリのうちの残っているデータエリアに登録
    するようにした受信機。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の受信機において、 上記オートプリセット時、上記データエリアのデータを
    上記退避エリアに退避する処理と、上記スキャンの処理
    との間に、上記データエリアのすべてをクリアする処理
    を実行するようにした受信機。
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