JPH0894984A - シール剤の塗布装置およびその方法 - Google Patents

シール剤の塗布装置およびその方法

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JPH0894984A
JPH0894984A JP23513194A JP23513194A JPH0894984A JP H0894984 A JPH0894984 A JP H0894984A JP 23513194 A JP23513194 A JP 23513194A JP 23513194 A JP23513194 A JP 23513194A JP H0894984 A JPH0894984 A JP H0894984A
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Akira Hara
暁 原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明はシール剤を一定の幅寸法と高さで
塗布することができるようにしたシール剤の塗布装置を
提供することにある。 【構成】 XYテーブル4の上方に設けられZ方向に沿
って駆動されるとともに基板6に塗布されるシール剤を
吐出するノズル体24と、ノズル体とXYテーブル上の
基板とを側方から撮像するスコープ35と、スコープ3
5からの画像によってノズル体先端と基板上面との間隔
を設定する操作部40と、操作部によって間隔を設定し
たときの基板上面の第1の高さ位置およびシール剤塗布
時にシール剤が塗布される部分の基板上面の第2の高さ
位置を検出する距離検出センサ26と、センサ26によ
り検出された第1の高さ位置が記憶されるとともに、シ
ール剤塗布時に検出する第2の高さ位置を第1の高さ位
置と比較し、その比較に基づいてノズル体のZ方向の位
置を補正する制御装置30とを具備したことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は液晶用の基板にシール
剤を塗布するためのシール剤の塗布装置およびその方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、液晶表示装置は一対のガラス製
の基板を所定の間隔で離間対向させて結合するととも
に、これら基板間の空間部に液晶を充填して形成され
る。上記空間部は周辺部がシール剤によって密封され
る。
【0003】上記シール剤は一対の基板を結合する前
に、一方の基板の周辺部に塗布される。基板にシール剤
を塗布する場合、スクリーン印刷による方法と、特開平
2−198417号公報に示されるようにノズル体を用
いて塗布する方法とがある。
【0004】前者の場合、基板にスクリーンが接触する
ため、スクリーンに付着した微粒子が基板に転移される
ということがあり、またシール剤はスキージで上記スク
リーンに刷り込んでそのパターン開口を通過させて印刷
されるため、塗布量が一定しずらいなどのことがあっ
た。
【0005】これに対して後者の場合、基板にノズル体
を接触させずに、一定の間隔を保ちながらノズル体から
一定量のシール剤を吐出させることができるから、前者
の場合に比べて基板を汚すことなく、精度よく塗布する
ことができる。
【0006】ところで、基板に塗布されるシール剤の幅
寸法や高さ寸法が一定しないと、一対の基板を結合した
とき、シール剤が多い場合には基板に形成されたパター
ン上に食み出し、少ない場合にはシール幅が十分に得ら
れず、液晶の漏れが生じるなどのことがある。したがっ
て、基板に供給されるシール剤の幅寸法や高さ寸法はμ
m単位の精度で管理することが要求される。
【0007】ノズル体を用いてシール剤を塗布する場
合、上記ノズル体から吐出されるシール剤の圧力を一定
に制御することで、塗布されるシール剤の幅寸法や高さ
寸法を管理するということが行われている。
【0008】しかしながら、塗布されるシール剤の幅寸
法や高さ寸法は、シール剤の吐出圧力だけに影響される
ものでなく、上記基板の上面と上記ノズル体の下端との
間隔によって大きく影響されるということが確認されて
いる。そこで、上記基板とノズル体との間隔を設定して
シール剤を塗布するということが行われている。
【0009】従来、上記基板とノズル体との間隔を設定
するには、塗布装置に基準板(ロードセル)を設け、ノ
ズル体を下降させて上記基準板にノズル体の先端を接触
させ、その位置を0点(基準点)としてノズル体と基板
との間隔を設定するということが行われていた。
【0010】しかしながら、このような方法によると、
ノズル体を基準板に接触させたとき、ノズル体下端面の
形状変化、さらにはゴミの介在などによって0点が一定
しないということがあるため、上記ノズル体と基板との
間隔を精密に管理できないということがあった。
【0011】また、ノズル体先端と基板上面との間隔を
設定しても、基板は全体にわたって厚さが一様でなく、
また基板はXYテーブルに吸着保持されることで、その
テーブルの上面の平面精度に応じてたわみが生じる。
【0012】したがって、これらのことにより、ノズル
体先端と基板上面との間隔を上記基準板を基準にして設
定しても、ノズル体を所定の軌跡に沿って移動させなが
らシール剤を塗布する際、その間隔が一定に維持されず
に変化することになるから、そのことによってシール剤
の幅寸法や高さ寸法が一定にならないということもあ
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来はノ
ズル体先端と基板上面との間隔を、上記ノズル体を基準
板に接触させ、その位置を基準点として設定していたの
で、接触時の条件が変わることで、上記間隔を一定に設
定するということができないということがあった。
【0014】また、基板は全体にわたって厚さが一様で
ないばかりか、XYテーブルに吸着されることで、上記
テーブルの平面精度に応じてたわみが生じるから、ノズ
ル体と基板との間隔を基準板によって設定しても、ノズ
ル体を移動させてシール剤を塗布する際に、それらの間
隔が変化してしまうということがあった。
【0015】この発明の目的は、ノズル体の先端を基準
板に接触させることなく、ノズル体先端と基板上面との
間隔を設定できるようにするとともに、基板の厚さが一
様でなかったり、XYテーブル上に吸着保持されること
でたわみが生じたりしても、ノズル体先端と基板上面と
の間隔を一定に維持しながらシール剤を塗布することが
できるシール剤の塗布装置およびその方法を提供するこ
とにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1に記載されたこの発明は、液晶用基板にシー
ル剤を塗布する塗布装置において、装置本体と、この本
体に設けられXY方向に駆動されるとともに上面に上記
基板が載置されるXYテーブルと、このXYテーブルの
上方に設けられ上記XYテーブルの移動方向と直交する
Z方向に沿って駆動されるとともに上記基板に塗布され
るシール剤を吐出するノズル体と、このノズル体と上記
XYテーブル上の基板とを側方から撮像する撮像手段
と、この撮像手段からの画像によって上記ノズル体先端
と上記基板上面との間隔を設定する設定手段と、上記ノ
ズル体と一体的に設けられ上記設定手段によって間隔を
設定したときの上記基板上面の第1の高さ位置およびシ
ール剤塗布時にシール剤が塗布される部分の基板上面の
第2の高さ位置を検出する検出手段と、この検出手段に
より検出された第1の高さ位置が記憶されるとともに、
シール剤塗布時に検出する上記第2の高さ位置を上記第
1の高さ位置と比較し、その比較に基づいて上記ノズル
体のZ方向の位置を補正する制御手段とを具備したこと
を特徴とする。
【0017】請求項2に記載された発明は、シール剤を
ノズル体から吐出させ、そのシール剤を液晶用基板に塗
布する塗布方法において、上記ノズル体をその先端が上
記基板に当たることのない所定の位置まで下降させて撮
像する工程と、撮像された上記ノズル体と上記基板との
画像から上記ノズル体先端と上記基板上面との間隔を設
定する工程と、上記ノズル体先端と上記基板上面との間
隔が設定されたときに上記ノズル体を基準にして上記基
板上面の第1の高さ位置を検出して記憶する工程と、シ
ール剤塗布時に上記ノズル体を基準にしてシール剤が塗
布される部分の基板上面の第2の高さ位置を検出し、そ
の第2の高さ位置を上記第1の高さ位置と比較し、その
比較に基づいて上記ノズル体のZ方向の位置を補正する
工程とを具備したことを特徴とする。
【0018】
【作用】請求項1と請求項2に記載された発明によれ
ば、ノズル体を基板に接触させずに、ノズル体先端と基
板上面との間隔を設定することができ、また基板の厚さ
に誤差があったり、基板がXYテーブルに吸着されるこ
とでたわんだりしても、ノズル体先端と基板上面との間
隔を一定に制御しながらシール剤を塗布することができ
る。
【0019】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面を参照して
説明する。図4はこの発明のシール剤塗布装置の正面図
で、同図中1は装置本体である。この本体1は防振台2
を介して支持されたベース3を有する。このベース3上
にはXY方向(二次元方向)に駆動されるXYテーブル
4が設けられている。このXYテーブル4は、図1に示
すようにモータからなるX駆動源5aによってX方向に
駆動されるXテーブル4aと、このXテーブル4a上に
設けられ同じくモータからなるY駆動源5bによってY
方向に駆動されるYテーブル4bとを備えている。
【0020】上記XYテーブル4上には図示しない吸引
機構を備えたステージ5が設けられ、このステージ5上
には液晶表示装置を形成するためのガラス製の基板6が
上記吸引機構によって吸着保持されるようになってい
る。
【0021】上記ベース3の上方には門型の架台7が設
けられている。この架台7にはノズル上下機構8、スコ
ープ上下機構9およびアライメントカメラ調整機構11
が設けられている。
【0022】上記ノズル上下機構8は、図5(a)、
(b)に示すように上記架台7に取付け固定される固定
板21を有する。この固定板21には可動板22が上記
XY方向がなす平面に対して垂直なZ方向に沿って移動
自在に設けられている。この可動板22は上記固定板2
1に設けられたサーボモータ23によってZ方向にμm
単位の精度で駆動されるようになっている。
【0023】上記可動板22にはノズル体24とZ方向
の微調整機構25を介して距離検出センサ26とが一体
的に設けられている。上記ノズル体24は、内部に供給
されて加圧されたシール剤を吐出して後述するごとく上
記ステージ5に吸着保持された基板6の周辺部に沿って
塗布するためのものであり、また上記距離検出センサ2
6は、上記ノズル体24先端と基板6上面との間隔、つ
まり基板上面の高さをμm単位の精度で検出する。
【0024】そして、上記距離検出センサ26からの検
出信号によって、上記基板6上面に上記シール剤を塗布
する際に、上記ノズル体24先端と基板6上面との間隔
が後述するごとく一定に制御される。
【0025】上記距離検出センサ26によって検出され
た検出信号、つまり基板6の所定位置の高さ信号は図1
に示す制御装置30に入力される。この制御装置31
は、XYテーブル4を駆動して上記基板6にシール剤を
塗布する際、後述するごとく設定された、上記ノズル体
24先端と基板6上面との間隔Gを、上記距離検出セン
サ26からの検出信号によって補正する。
【0026】つまり、後述するように、上記距離検出セ
ンサ26からの検出信号によって、基板6の厚さに誤差
があったり、吸着されることでたわんだりしても、その
上面とノズル体24先端との間隔Gが一定に保たれてシ
ール剤が塗布されるようになっている。
【0027】上記スコープ上下機構9は、図6(a)、
(b)に示すように上記架台7に取付け固定される固定
板31を有する。この固定板31には可動板32がZ方
向に沿って移動自在に設けられている。この可動板32
は上記固定板31に設けられたマイクロシリンダ33に
よってZ方向に駆動されるようになっており、その下端
部にはXY精密ステージ34が設けられている。このX
Y精密ステージ34には撮像手段としてのCCDカメラ
からなるスコープ35が保持されている。
【0028】上記XYテーブル4を上記スコープ35の
下方から退避させた状態で上記マイクロシリンダ34を
作動させて上記スコープ35を下降させると、このスコ
ープ35はXYテーブル4上に載置された基板6と、こ
の基板6の上面に先端を対向させたノズル体24の先端
部とを撮像するようになっている。上記スコープ35に
よる撮像部位は図1に示す光源ランプLによって照明さ
れる。
【0029】上記スコープ34の撮像信号は図1に示す
モニタ36に送られて表示される。モニタ36には図2
(a)に示すように、基板6とノズル体24との画像お
よびその画像に対応する位置に目盛37が表示される。
したがって、この目盛37により、上記基板6上面と、
上記ノズル体24先端との間隔Gを読み取ることがで
き、またその間隔Gは上記ノズル体24のZ方向の位置
をサーボモータ23によって調整することで、任意の値
に設定できる。
【0030】上記ノズル体24のZ方向の位置の設定
は、上記制御装置30に接続された操作部40によって
行われる。この操作部40には図3に示すよう基板6上
面と上記ノズル体24先端との間隔Gの設定に関連する
開始スイッチ39、上昇スイッチ41、下降スイッチ4
2、設定スイッチ43、戻りスイッチ44が設けられ、
またシール剤塗布に関連するキャリブレーションスイッ
チ45、運転スイッチ46、停止スイッチ47が設けら
れている。操作部40はキーボードであってもよく、ま
たはタッチ入力できるデイスプレイのいずれであっても
よい。
【0031】上記開始スイッチ39をオンすると、ステ
ージ5に載置された基板6が真空吸着され、XYテーブ
ル4をギャップ設定ポジションに位置決めする。つい
で、スコープ35が下降し、モニタ36に基板6上面と
ノズル体24下端との画像が表示される。なお、最初に
間隔Gを設定するときには基板6に相当する形状の基準
基板が用いられることもある。
【0032】上記上昇スイッチ41、下降スイッチ42
は上記サーボモータ23を作動させて上記ノズル体24
を上昇、下降させるためのスイッチで、上記設定スイッ
チ43は上記上昇および下降スイッチによって間隔Gを
設定したのちオンすることで、その間隔Gを制御装置3
0に記憶させる。それによって、間隔Gの設定が終了す
る。
【0033】上記戻りスイッチ44は、間隔Gの設定後
にオンすることで、スコープ35を上昇させるととも
に、XYテーブル4を初期位置に戻す。上記キャリブレ
ーションスイッチ45は、上記間隔Gの設定後にオンす
ることで、自動的に測長のゼロポイントを捜し出し、そ
の位置を上記制御装置30に記憶させる。シール剤塗布
時に、上記距離検出センサ26の検出信号と、記憶され
たゼロポイントとが比較され、その差に応じてサーボモ
ータ23が駆動されてノズル体24のZ方向の位置が制
御される。つまり、シール剤塗布時に、基板6の厚さの
変化やたわみなどで設定された間隔Gに変化すると、そ
の変化に応じて間隔Gが補正されるから、ノズル体24
先端と基板6上面との間隔がμm単位の精度で一定に維
持される。
【0034】この実施例においては、キャリブレーショ
ンスイッチ45をオンすることで測長されるゼロポイン
ト、つまり間隔Gを設定したときの基板6上面の高さを
第1の高さ位置とし、シール剤塗布時に上記距離検出セ
ンサ26によって検出される基板6上面の高さを第2の
高さ位置とする。
【0035】上記運転スイッチ46はシール剤の塗布を
開始するためのもので、オンすることで、上記ノズル体
24からシール剤が所定の圧力で吐出されるとともに、
制御装置30に予め設定されたデータに基づいてXYテ
ーブル4がXY方向に所定の軌跡で駆動される。それに
よって、XYテーブル4上の基板6の所定位置、つまり
図2(b)に示す基板6に形成された回路パターンPの
周辺部に沿ってシール剤Sが矩形枠状に塗布されること
になる。
【0036】上記アライメントカメラ調整機構11は、
図7(a)、(b)に示すように上記架台7に取付け固
定される固定板51を有する。この固定板51には可動
板52がマイクロメータからなるX、Y、Z方向の微調
整機構53a〜53cによって三次元方向に微調整可能
に設けられている。この可動板51にはアライメントラ
メラ54が光軸をZ方向に沿わせて設けられている。
【0037】上記アライメントカメラ54はXYテーブ
ル4上に吸着保持された基板6を撮像する。アライメン
トカメラ54からの撮像信号は画像処理部55に入力さ
れて処理され、その画像信号は上記制御装置30に入力
される。
【0038】上記基板6の四隅部には図2(b)に示す
ように十字状のアライメントマークmが形成されてい
る。したがって、上記制御装置30は上記画像処理部5
5からの画像信号を処理することで、上記基板6のXY
テーブル4上における位置を演算する。この演算結果
は、上記制御装置30において予め設定された設定値と
比較され、その比較結果に差があれば、基板6にシール
剤を塗布するときに、上記XYテーブル4のXY方向の
駆動の軌跡が補正される。
【0039】つまり、XYテーブル4上に保持された基
板6の位置が一定でなくとも、XYテーブル4のXY方
向の駆動が補正されることで、上記基板6の定められた
位置にシール剤を塗布できるようになっている。
【0040】つぎに、上記構成の装置によって基板6に
シール剤を塗布する手順を説明する。まず、XYテーブ
ル4が初期位置に位置決めされた状態でそのステージ5
に基板6(もしくは基板6と同様の形状の基準基板)を
載置し、操作部40の開始スイッチ39をオンする。そ
れによって、ステージ5に載置された基板6が真空吸着
され、XYテーブル4はギャップ設定ポジションへ駆動
される。ついで、スコープ上下機構9のスコープ35が
下降し、ノズル体24下端部と基板6とを側方から撮像
する。
【0041】上記スコープ35からの画像はモニタ36
に表示される。このモニタ36には目盛37も同時に表
示されるから、その目盛37によってノズル体24下端
面と基板6上面との間隔Gを目視によって確認すること
ができる。
【0042】上記間隔Gは塗布されるシール剤の幅寸法
と高さ寸法によって予め定められた値に設定される。た
とえば、この実施例では上記目盛37の2目盛である5
0μmに設定される。つまり、モニタ36の画像を見な
がら上昇スイッチ41あるいは下降スイッチ42によっ
てノズル体24を上昇または下降させ、上記間隔Gを5
0μmに設定する。
【0043】間隔Gの設定が終了したら、設定スイッチ
43をオンすることで、設定された間隔Gが制御装置3
0に記憶される。ついで、キャリブレーションスイッチ
45をオンすることで、間隔Gが50μmのときの距離
検出センサ26のゼロポイントが自動的に捜されて制御
装置30に記憶される。つまり、基板6上面の第1の高
さ位置が記憶される。
【0044】つぎに、戻りスイッチ44をオンすること
で、スコープ35が上昇し、XYテーブル4が初期位置
に戻る。間隔Gの設定時に、基板6に代わり、それと同
様の基準基板を用いた場合には間隔Gの設定後にXYテ
ーブル4が初期位置に戻ったら、ステージ5から基準基
板を取り外し、シール剤を塗布するための基板6に交換
する。
【0045】つぎに、シール剤を塗布するために運転ス
イッチ46をオンする。それによって、基板6がステー
ジ5に真空吸着されるとともに、その基板6をアライメ
ントカメラ54が撮像する。撮像信号は画像処理部55
で処理され、その画像信号が制御装置30で演算される
ことで、アライメントマークmのXY方向の位置が演算
される。この演算結果からステージ5上の基板6のXY
方向の傾きが求められ、その位置が予め定められた設定
値と比較される。
【0046】上記基板6の実際の位置と、予め設定され
た設定値とに差があれば、シール剤の塗布時に、その差
に応じてXYテーブル4の駆動が補正される。したがっ
て、XYテーブル4がXY方向に駆動されるとともに、
ノズル体24からシール剤が吐出されて塗布される際、
基板6の保持状態(XY方向の傾き)にかかわらず、上
記基板6の予め定められた位置にシール剤を塗布するこ
とができる。
【0047】基板6にシール剤を塗布する際、距離検出
センサ26が基板6までの距離、つまり基板上面の第2
の高さ位置を検出し、その第2の高さ位置を制御装置3
0に予め設定されたゼロポイントである、第1の高さ位
置と比較する。
【0048】上記第1の高さ位置と第2の高さ位置とに
差があれば、その差に応じて制御装置30からノズル上
下機構8のサーボモータ23に駆動信号が出力され、そ
の差が0となる高さに、上記ノズル体24と距離検出セ
ンサ26が一体的に設けられた可動体22を上下駆動す
る。
【0049】それによって、距離検出センサ26が検出
する基板6上面までの第2の高さ位置が予め設定された
第1の高さ位置(ゼロポイント)に一致するよう、上記
ノズル体24の高さが制御されながらシール剤が塗布さ
れる。
【0050】つまり、基板6上面と、ノズル体24下端
面との距離が一定に維持されながらシール剤が塗布され
るので、基板6の厚さが一様でなかったり、たわんだり
していても、ノズル体24と基板6との間隔Gが一定に
なるよう補正されながらシール剤が塗布される。したが
って、基板6に塗布されるシール剤の幅寸法や高さ寸法
にばらつきが生じるのを防止することができる。
【0051】この発明は上記一実施例に限定されるもの
でなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能で
ある。たとえば、上記一実施例では基板上面とノズル体
下端面との間隔を設定する設定手段として、これらを側
方からスコープで撮像し、その画像から上記間隔を目視
で確認しながら上昇および下降スイッチを手動で操作し
て設定するようにしたが、以下のようにして自動で行う
こともできる。
【0052】つまり、スコープで基板とノズル体とを側
方から撮像した画像を画像処理部によって処理し、その
処理信号から基板とノズル体との間隔を算出する。ま
た、制御装置には予め基準となる間隔を設定しておき、
その設定値と算出値とを比較し、その比較に基づいてサ
ーボモータを駆動する。このようにすれば、手動で行っ
ていた間隔の設定を自動で行うことができ、また上記一
実施例と同様、ノズル体を基板に接触させることなく行
える。
【0053】また、検出手段として1つの距離検出セン
サを用い、その1つの距離検出センサによって間隔を設
定したときの基板上面の第1の高さ位置と、シール剤塗
布時における基板上面の第2の高さ位置との検出を行う
ようにしたが、これら2つの検出を別々のセンサで行う
ようにしてもよいこと勿論である。
【0054】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明は、ノズル体
先端と基板上面とを撮像し、その画像に基づいてノズル
体先端と基板上面との間隔を設定し、そのときの基板上
面の高さを第1の高さ位置として検出して記憶させると
ともに、シール剤塗布時にシール剤が塗布される部分の
基板上面の高さを第2の高さ位置として検出し、その第
2の高さ位置を上記第1の高さ位置と比較し、その比較
に基づいてノズル体の高さを制御しながらシール剤を塗
布するようにした。
【0055】そのため、ノズル体を基板に接触させるこ
となく、これらの間隔を設定することができ、また基板
の厚さが一様でなかったり、吸着保持されることでたわ
みが生じるなどしてその上面の高さが部分的に変化して
も、基板上面とノズル体下端との間隔が一定となるよう
補正されながらシール剤が塗布されるから、塗布された
シール剤の幅寸法や高さ寸法を一定にすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す概略的構成図。
【図2】(a)は同じくノズル体と基板との間隔を設定
するときのモニタ画面の説明図、(b)は同じく基板の
平面図。
【図3】同じく制御装置に接続された操作部の説明図。
【図4】同じく塗布装置の正面図。
【図5】(a)は同じくノズル上下機構の正面図、
(b)は同じく側面図。
【図6】(a)は同じくスコープ上下機構の正面図、
(b)は同じく側面図。
【図7】(a)は同じくアライメントカメラ調整機構の
正面図、(b)は同じく側面図。
【符号の説明】
4…XYテーブル、6…液晶用基板、9…スコープ上下
機構(撮像手段)、24…ノズル体、26…距離検出セ
ンサ(検出手段)、30…制御装置(制御手段)、35
…スコープ(撮像手段)、36…モニタ(設定手段)、
40…操作部(設定手段)、41…上昇スイッチ(設定
手段)、42…下降スイッチ(設定手段)、43…設定
スイッチ(設定手段)。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶用基板にシール剤を塗布する塗布装
    置において、 装置本体と、 この本体に設けられXY方向に駆動されるとともに上面
    に上記基板が載置されるXYテーブルと、 このXYテーブルの上方に設けられ上記XYテーブルの
    移動方向と直交するZ方向に沿って駆動されるとともに
    上記基板に塗布されるシール剤を吐出するノズル体と、 このノズル体と上記XYテーブル上の基板とを側方から
    撮像する撮像手段と、 この撮像手段からの画像によって上記ノズル体先端と上
    記基板上面との間隔を設定する設定手段と、 上記ノズル体と一体的に設けられ上記設定手段によって
    間隔を設定したときの上記基板上面の第1の高さ位置お
    よびシール剤塗布時にシール剤が塗布される部分の基板
    上面の第2の高さ位置を検出する検出手段と、 この検出手段により検出された第1の高さ位置が記憶さ
    れるとともに、シール剤塗布時に検出する上記第2の高
    さ位置を上記第1の高さ位置と比較し、その比較に基づ
    いて上記ノズル体のZ方向の位置を補正する制御手段と
    を具備したことを特徴とするシール剤の塗布装置。
  2. 【請求項2】 シール剤をノズル体から吐出させ、その
    シール剤を液晶用基板に塗布する塗布方法において、 上記ノズル体をその先端が上記基板に当たることのない
    所定の位置まで下降させて撮像する工程と、 撮像された上記ノズル体と上記基板との画像から上記ノ
    ズル体先端と上記基板上面との間隔を設定する工程と、 上記ノズル体先端と上記基板上面との間隔が設定された
    ときに上記ノズル体を基準にして上記基板上面の第1の
    高さ位置を検出して記憶する工程と、 シール剤塗布時に上記ノズル体を基準にしてシール剤が
    塗布される部分の基板上面の第2の高さ位置を検出し、
    その第2の高さ位置を上記第1の高さ位置と比較し、そ
    の比較に基づいて上記ノズル体のZ方向の位置を補正す
    る工程とを具備したことを特徴とするシール剤の塗布方
    法。
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