JPH0875542A - 表示画素の光量測定方法並びに表示画面の検査方法及び装置 - Google Patents

表示画素の光量測定方法並びに表示画面の検査方法及び装置

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JPH0875542A
JPH0875542A JP6211560A JP21156094A JPH0875542A JP H0875542 A JPH0875542 A JP H0875542A JP 6211560 A JP6211560 A JP 6211560A JP 21156094 A JP21156094 A JP 21156094A JP H0875542 A JPH0875542 A JP H0875542A
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JP6211560A
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Takashi Nakamura
高志 仲村
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Otsuka Electronics Co Ltd
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Otsuka Electronics Co Ltd
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    • G02F1/13Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
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Abstract

(57)【要約】 【目的】表示画面と検査画面との間で歪みや位置ずれを
生じる場合でも、検査画面を動かさないで表示画面の正
確な検査ができるようにする。 【構成】表示画面から複数の表示画素をマーカとして選
定し、この表示画素に対応する受光画素を特定し、前記
表示画素の光量を受光画素により測定し、中心対称な一
定の関数形にフィットさせることにより表示位置の中心
を求め、この中心位置と前記特定された受光画素との位
置上の差を求め、この位置上の差に基づいて、表示画面
と検査画面との歪み又は位置ずれを位置の関数として知
り、モアレ縞の生ずる部分を予測し、このモアレ縞の生
ずる部分に相当する受光画素の受光信号を無視し、残り
の受光画素の受光信号に基づいて検査画面を再構成する
とともに、再構成された検査画面の受光画素の受光光量
と当該受光画素に対応する表示画素の表示光量との関係
を求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表示画素と受光画素と
の間に位置ずれがあっても、両者を動かさないで、表示
画素の光量を正確に測定することができる表示画素の測
定方法に関するものである。本発明は、表示画面を検査
する場合に、表示画面と検査画面との間に歪みやずれが
あっても、両者を動かさないで、表示画素と受光画素と
を対応付け、表示画素の光量を正確に測定することがで
きる表示画面の検査方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶表示板の品質評価は、従来では目視
に頼っていた。目視でも相当小さな表示不良や表示むら
を判定することはできるが、検査員の経験等により評価
の信頼度が違ってくる。したがって、検査結果に客観性
が保証されない。また、目視に頼ることは検査スピード
の点でも、問題がある。
【0003】そこで、これらを解決する方策として、ラ
インセンサや2次元イメージセンサを用いた自動検査方
法が提案されている(特開平6−11679号、特開平
5−240802号公報参照)。前者の特開平6−11
679号公報の内容は、検査対象の表示画素をブライト
状態とするとともに、その検査対象の表示画素の近傍に
ある画素をダーク状態とし、当該画素像に係わる受光画
素群の個々の受光画素の検知光量の積算値をもって検査
対象画素の光量とするものである。
【0004】後者の特開平5−240802号公報の内
容は、表示画素の数と受光画素の数とが必ずしも一致せ
ず両者が1対1に対応しないことを前提として、検査対
象となる表示画面とセンサカメラの位置関係を常に基準
位置に設定し、受光画素のセンスした光度情報に、基準
位置で抽出した対応位置補正係数を乗じることにより表
示画素の光度情報を生成するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前者の特開平6−11
679号公報の発明では、検査対象の表示画素からの光
量をほとんど検出でき、隣接画素からの光量を低減でき
ることから、表示画素とセンサ画素との相対位置の変動
が多少あっても、個々の画素の光量を検査することはで
きる。しかし、表示画素の光量分布まで考慮していない
ため、実際には、センサ画素が隙間なく並んでいないの
で、センサ画素に入らないで反射したり吸収されたりす
る光量があることを考慮すれば、個々の画素の光量を検
査精度は、十分に正確とはいえないという問題がある。
【0006】後者の特開平5−240802号公報の内
容では、表示画素とセンサカメラの位置関係を常に基準
位置に設定する必要がある。この公報記載の発明は、表
示画素に対応する受光画素の数が1対1でなくてもよい
ことを前提としているが、受光画素の数を表示画素の数
に等しくし、両画素をほぼ1対1に対応させることは、
現在の技術では不可能なことではない。
【0007】しかし、1対1に対応させた場合でも、表
示画素とセンサカメラの位置関係を基準位置に設定する
際の設定誤差が検出レベル誤差となるため、厳密に相対
位置を合わせる必要があることには変わりない。ところ
が、実際には、検査時に、画素の大きさのレベルで、表
示画面と検査画面との物理的に厳密な位置合わせをする
ことは、極めて困難である。また、表示画面や検査画面
に歪みが存在すれば、いかに位置を合わせても、両画素
を対応させることはできない。このため、表示画面の画
素の配列の空間周波数と検査画面での画素の配列の空間
周波数は微妙にずれ、モアレ縞が生じて検査に著しい影
響を与えるという問題がある。
【0008】そこで、本発明の目的は、上述の技術的課
題を解決し、1個1個の表示画素の正確な光量検査を可
能にすることができる表示画素の光量測定方法を提供す
ることである。本発明の他の目的は、上述の技術的課題
を解決し、歪みや位置ずれを生じる場合でも、検査画面
を動かさないで個々の表示画素と表示画面全体の正確な
検査ができる表示画面の検査方法及び装置を提供するこ
とである。
【0009】
【課題を解決するための手段及び作用】
(1) 前記の目的を達成するための請求項1記載の表示画
素の光量測定方法は、表示画素の光量分布を中心対称な
一定の関数形に仮定し、この表示画素からの光量を、互
いに接近した複数の受光画素により測定し、これらの受
光信号出力値を前記中心対称な一定の関数形にフィット
させることにより、表示画素の表示光量を測定する方法
である。
【0010】この方法によれば、表示画素の光量分布を
中心対称な一定の関数形に仮定し、この表示画素を表示
させ、前記表示した表示画素からの光量を、互いに接近
した複数の受光画素により測定し、これらの受光信号出
力値を前記中心対称な一定の関数形にフィットさせるこ
とことにより、前記中心対称な一定の関数形の高さや積
分値を求めることができ、表示画素の光量を推定するこ
とができる。 (2) 請求項2記載の表示画面の検査方法は、表示画面か
ら複数の表示画素を選定し、この表示画素に対応する受
光画素を特定し、前記表示画素を表示させてそれらの光
量を受光画素により測定し、中心対称な一定の関数形に
フィットさせることにより表示位置の中心を求め、この
中心位置と前記特定された受光画素との位置上の差を求
め、この位置上の差に基づいて、表示画面と検査画面と
の歪み又は位置ずれを位置の関数として知り、モアレ縞
の生ずる部分を予測し、このモアレ縞の生ずる部分に相
当する受光画素の受光信号を無視し、残りの受光画素の
受光信号に基づいて検査画面を再構成するとともに、再
構成された検査画面の受光画素の受光光量と当該受光画
素に対応する表示画素の表示光量との関係を前記中心対
称な一定の関数形を利用して求める方法である。
【0011】この方法によれば、まず、複数の表示画素
をマーカとして選定し、この表示画素に対応する受光画
素を特定する。そして、前記表示画素を表示させ、その
表示画素からの光量を受光画素により測定し、前記中心
対称な一定の関数形にフィットさせることにより表示位
置の中心を求め、この中心位置と前記特定された受光画
素との位置上の差を求める。
【0012】このことにより、表示画面とセンサ画面と
の関係がどのようにずれ、画面が歪んでいるのか、知る
ことができる。そして、その画面の歪みを補正し、受光
画素の受光信号に基づいて検査画面の画像を再構成す
る。このことにより、光学系を含む機械系の歪みとモア
レを解消することができる。
【0013】このようにして再構成された検査画面は、
モアレ縞の生ずる暗い像に係る画素が除外されているの
で、原画像の形、明るさをかなり正確に表しているが、
表示画素と受光画素とのずれがあるので、それに応じた
光量補正をしなければならない。そこで、再構成された
検査画面の受光画素の受光光量を、当該受光画素に対応
する表示画素の標準的な光量を表す中心対称な一定の関
数形を用いて推定する。この推定は、表示画素と受光画
素とのずれが分かり、関数形およびその大きさ(高さ)
が分かっていれば可能なことである。したがって、当該
受光画素に対応する表示画素の受光光量と、当該受光画
素に対応する表示画素の表示光量との関係を求めること
ができる。
【0014】このようにして、受光画素の受光光量と、
当該受光画素に対応する表示光量との関係が求まれば、
例えば、バックライトを用いる表示画面の場合、その表
示画面を動作させたときに周りの表示画素に比べて暗い
表示画素や明るい表示画素の位置を、受光光量に基づい
て特定し、標準的な光量(例えば請求項1の方法で求め
られた標準光量)との相対比較をすることができ、精度
の高い表示画面の検査をすることができる。
【0015】
【実施例】以下実施例を示す添付図面によって詳細に説
明する。 <検査装置の概要>図1は、液晶表示装置の表示画面を
検査する装置を示す概略図である。液晶表示装置は例え
ば640画素×480画素(カラーであれば、1920
(640×3)画素×480画素)の表示画素を有する
ものであって、図示しない駆動装置によって駆動され
る。すなわち駆動装置によってバックライトを点灯さ
せ、任意の画素のみを透過状態(ブライト)にしたり、
遮光状態(ダーク)にしたりすることができる。
【0016】液晶表示装置はサンプルホルダに固定され
る。サンプルホルダは上下及び縦横方向に移動可能であ
るが、本発明は表示画面を動かさずに測定することが目
的なので、サンプルホルダは原則として固定したままで
ある。ただし、後述するように受光画素が必ず表示画素
よりも少し多くなるように投影する必要があるので、そ
の範囲でサンプルホルダは上下移動される。
【0017】CCDカメラは、液晶表示装置の表示画面
を撮像するもので、液晶表示装置の各表示画素がCCD
カメラの各受光画素に1対1又は1対多(この「多」と
いう数はきわめて1に近い数とする)に対応するよう
に、倍率が設定される。したがって、CCDカメラの視
野にある受光画素も、原則として640画素×480画
素により構成される。このCCDカメラも、固定された
ままの状態で撮像される。
【0018】CCDカメラの受光信号は、CCDコント
ローラにより処理され、CCDコントローラは、CRT
ディスプレイ、キーボード、マウスからなるパーソナル
コンピュータシステムにより制御される。具体的には、
CCDカメラのどの受光画素が、どの程度の光量を受け
たかを、記録することができる。 <検査手順1>この検査手順は、請求項1の方法に関す
るもので、1つ1つの表示画素の表示光量を求めること
を目的とする。
【0019】任意の画素を光らせて、CCDカメラで測
定する。表示画素の位置と受光画素の位置は多少ずれて
いて、かつカメラには分解能の限界があるので、前記表
示画素に対応する受光画素のみならずその周辺の受光画
素も何らかの光量を検出することになる。1つの画素か
ら発する表示光量の分布を、中心対称な一定の関数形に
仮定する。例えば、 f(x)=h・exp{−ln2・(x−xp 2 /w
G 2 } (h:ピークの高さ、x:位置座標、xp :ピークの位
置座標、w:分布の半値幅)といったガウス分布、 f(x)=h/{1+(x−xp 2 /wL 2 } といったローレンツ分布、 f(x)=h∫dt・exp{−ln2・t2
G 2 }/{1+(x−xp −t)2 /wL 2 }(tは
−∞から∞まで) といった、ガウス分布とローレンツ分布との複合形が考
えられる。
【0020】そして、この分布関数を使って、最小二乗
法により受光光量のフィッティングを行う。図2は、離
れた2つの画素から発する表示光量の一方向の分布をフ
ィッティングした例を示す。図中BL というのは、バッ
クライトのレベルで、表示位置によって違ったレベルに
なっているが、これはバックライトの強度むらがあるこ
とを表す。したがって、この強度むらを取り除くことに
より、表示画素の正確な光量を知ることができるように
なる。
【0021】得られた表示光量の分布を、ピークの位置
座標xp を共通にして重ねて描いたのが、図3である。
ただし、バックライトのレベルは合わせてある。分布関
数の高さが違うのは、表示光量やビームの広がり(半値
幅)が画素ごとに少しずつ異なるからである。多数の画
素についての前記表示光量のピークの高さhと半値幅w
とから、分布の平均をとると、その画素の平均的な表示
光量(標準光量という)や半値幅を知ることができる。
【0022】標準光量が分かると、液晶表示装置の任意
の画素を選んで光らせて、前記の手順を適用して表示光
量を求め、標準光量と比較して画素の光透過度の良否を
チェックすることができる。なお、画素の遮光度につい
ては、図4に示すように1つの画素の遮光度の分布を、
中心対称な凹型の関数形に仮定して、前記と同様の手順
を採用して、画素の遮光度の良否をチェックすればよ
い。 <検査手順2>この検査手順は、請求項2の方法及び請
求項3の装置に関するもので、各表示画素に対応する受
光画素のずれを、1画素の大きさ未満のオーダーで正確
に知るとともに、1個1個の表示画素の正確な光量評価
をすることを目的とする。
【0023】表示画面の互いに一直線上にない少なくと
も3つの表示画素をマーカとして選定し、この表示画素
(以下「マーカ画素」という)に対応する受光画素を特
定する。この実施例では、表示画面の四隅近くの表示画
素をマーカ画素としているので、表示画素に対応する受
光画素も、検査画面の四隅近くの受光画素となる。な
お、これよりもっと多数のマーカ画素を選定するほう
が、歪みやずれをきめ細かく調べるためには好ましい。
【0024】前記マーカ画素を光らせて、CCDカメラ
で測定する。マーカ画素の位置と対応する受光画素の位
置は実際には多少ずれていて、カメラにも分解能の限界
があるので、前記マーカ画素に対応する受光画素のみな
らずその周辺の受光画素も何らかの光量を検出すること
になる。1つの画素から発する表示光量の分布を、中心
対称な一定の関数形に仮定する。例えば、前述したよう
に、ガウス分布、ローレンツ分布、ガウス分布とローレ
ンツ分布との複合形が考えられる。
【0025】そして、検査手順1と同様、この分布関数
を使って、最小二乗法により受光光量のフィッティング
を行い、分布の中心座標を見出し、前記特定された受光
画素との位置上の差を求める。4つのマーカ画素それぞ
れ光らせて行うので、画面の4点において位置上の差を
求めることができる。前記の位置上の差に基づいて、直
線補間法を使って、画面の任意の位置における歪みや位
置ずれを推定する。この直線補間法は、例えば図5に示
すように、3つのマーカ画素の位置座標を(x1
1 ),(x2 ,y2 ),(x3 ,y3 )とし、受光画
素の位置上の差が同一方向にΔ1 ,Δ2 ,Δ3 だけ起こ
ったすると、任意の位置(x,y)での位置ずれΔを、
行列式
【0026】
【数1】
【0027】で求める方法である。これにより、画面の
任意の位置における位置ずれ、すなわち当該方向に何画
素ずれているか(1画素未満のずれも含む)を推定する
ことができる。なお、マーカ画素の位置上の差Δ1 ,Δ
2 ,Δ3 は同一方向に起こるとは限らず、互いにばらば
らの方向に起こる(ベクトルとなる)ことが予想される
が、この場合は、位置ずれΔの方向をx成分とy成分と
に分けて求め、最後に合成すればよい。
【0028】表示画素の繰り返し空間周波数をNとす
る。Nは一般にベクトルであり、位置の関数であるが、
ここでは簡単のため、スカラーであり、定数であるとす
る。検査画面のずれが、ある位置から一定方向に離れる
に従って直線的に変化するケースを仮定すると、受光画
素の同方向の空間周波数はN′(定数,≠N)となる。
したがって、両画素の分布を重ねたときのモアレ縞の空
間周波数は、N−N′となり、縞は周期的に現れる。
【0029】ここで、モアレ縞は、N>N′のときに
も、N<N′のときにも現れるが、本発明では、N<
N′であることが必要である。なぜなら、後述するよう
に、このモアレ縞の生ずる部分に相当する受光画素の受
光信号を無視するのであるから、受光画素のほうが表示
画素よりも数が多くなければならないからである。した
がって、検査画面の方が縮小しているケースすなわちN
>N′のケースでは測定できないので、CCDカメラの
倍率が、N<N′となるようにサンプルホルダの位置
を、倍率拡大方向に再調整しなければならない。
【0030】隣接する表示画素と表示画素との丁度の中
間の位置にある受光画素を特定する。このような受光画
素は、表示画素から受ける光量が最も少なく、モアレ縞
の暗線に相当する画素であり、空間周波数N−N′で周
期的に繰り返し出現するはずである。そこで、これらの
受光画素からの受光信号を、除外する。図6は、簡単の
ため、x方向に表示画素A,B,C,Dが4つ並び、こ
れに対応する受光画素a,b,c,d,eが5つ並んで
いる状態を示す。真ん中の受光画素cは、2つの表示画
素B,Cの中間に位置するので、この真ん中の受光画素
cからの信号が除外されることになる。
【0031】このようにして、一部の受光画素を除外し
て再構成されたセンサ画像は、モアレ縞の生ずる暗い画
素に係る像が除外されているので、原画像の形、明るさ
を表している。そこで、再構成された画面の受光画素と
表示画素との対応付けをあらためて行う必要があるが、
上述のように、表示画素と表示画素の丁度の中間の位置
にある受光画素は除外されているのであるから、受光画
素には、いずれか最も近い表示画素が必ず存在するはず
である。図6の例でいえば、表示画素A,B,C,D
が、受光画素a,b,d,eにそれぞれ対応する。この
受光画素に表示画素を対応付け、受光画素と対応する表
示画素との位置ずれΔを求める。この位置ずれΔは前の
手順ですでに求まっているものである。
【0032】そして、この位置ずれΔに基づいて光量の
補正をする。具体的には、図7に示すように、検査手順
1で求まった標準光量分布関数のピークの位置座標xp
にΔを加えた位置における光量を求めればよいのであ
る。このようにして、受光画素の受光光量と、当該受光
画素に対応する表示画素の表示光量との光量差Δhが求
まる。
【0033】次に表示画面の検査手順に入る。表示画面
をバックライトで光らせておいて、暗い表示画素や明る
い表示画素が点在すれば、再構成された検査画面に基づ
いて位置ずれΔを求め、それらの異常な画素を特定す
る。そして、受光画素の受光光量に光量差Δhを加え
て、それらの異常な画素の実際の光量を推定する。
【0034】このようにして、表示画素の光量を標準的
な光量(例えば請求項1の方法で求められた標準光量)
と比較することにより、表示画面の各画素の検査をする
ことができる。
【0035】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
1つ1つの画素の表示光量を正確に知ることができる。
また、多数の画素について測定することにより、平均的
な表示光量も分かるので、他の表示画素の光量を調べる
ときのしきい値の設定に利用することもできる。また、
中心対称な一定の関数形の中心座標を求めれば、表示画
素の位置を特定することもできる。
【0036】請求項2又は3の発明によれば、表示画面
や受光手段をまったく動かすことなしに表示画素と受光
画素との位置ずれを知ることができ、対応付けをするこ
とができる。また、互いの位置ずれにより生ずる光量補
正もすることができ、検査画面を正確に再現することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】表示装置の表示画面を検査する検査装置を示す
概略図である。
【図2】離れた2つの画素から発する表示光量の一方向
の分布を分布関数を用いてフィッティングする例を示し
たグラフである。
【図3】得られた表示光量の分布関数を、ピークの位置
座標xp を共通にして重ねて描いたグラフである。
【図4】表示画素の遮光度を中心対称な凹型の分布関数
を用いてフィッティングする例を示したグラフである。
【図5】選定された表示画面の互いに一直線上にない少
なくとも3つの表示画素の位置座標を示す図である。
【図6】x方向に表示画素A,B,C,Dが4つ並び、
これらに対応する受光画素a,b,c,d,eが5つ並
んでいる状態を示す図である。
【図7】位置ずれΔxに基づいて光量の補正をする方法
を説明するグラフである。
【符号の説明】
1 液晶表示装置 2 サンプルホルダー 3 CCDカメラ 4 CCDコントローラ 5 CRTディスプレイ 6 キーボード 7 マウス

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表示画素の光量分布を中心対称な一定の関
    数形に仮定し、この表示画素からの光量を、互いに接近
    した複数の受光画素により測定し、これらの受光信号出
    力値を前記中心対称な一定の関数形にフィットさせるこ
    とにより、表示画素の光量を測定することを特徴とする
    表示画素の光量測定方法。
  2. 【請求項2】表示画面から複数の表示画素を選定し、こ
    の表示画素に対応する受光画素を特定し、前記複数の表
    示画素を表示させてそれらの光量を受光画素により測定
    し、中心対称な一定の関数形にフィットさせることによ
    り表示位置の中心を求め、この中心位置と前記特定され
    た受光画素との位置上の差を求め、この位置上の差に基
    づいて、表示画面と検査画面との歪み又は位置ずれを位
    置の関数として知り、モアレ縞の生ずる部分を予測し、
    このモアレ縞の生ずる部分に相当する受光画素の受光信
    号を無視し、残りの受光画素の受光信号に基づいて検査
    画面を再構成するとともに、再構成された検査画面の受
    光画素の受光光量と当該受光画素に対応する表示画素の
    表示光量との関係を前記中心対称な一定の関数形を利用
    して求めることを特徴とする表示画面の検査方法。
  3. 【請求項3】前記請求項2記載の表示画面の検査方法を
    利用する表示画面の検査装置であって、 表示画面を取り付けるサンプルホルダーと、表示画面を
    撮像するカメラと、カメラの撮像信号に基づいて受光信
    号を処理するコントローラとを有し、 前記コントローラは、検査画面に対して、表示画面と検
    査画面との歪み又は位置ずれを位置の関数として求める
    手段と、 モアレ縞の生ずる部分に相当する受光画素の受光信号を
    無視し、残りの受光画素の受光信号に基づいて検査画面
    を再構成する手段と、 再構成された検査画面の受光画素の受光光量と当該受光
    画素に対応する表示画素の表示光量との関係を求める手
    段とを有することを特徴とする表示画面の検査装置。
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