JPH0870960A - ふとん通気マット - Google Patents

ふとん通気マット

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JPH0870960A
JPH0870960A JP20845094A JP20845094A JPH0870960A JP H0870960 A JPH0870960 A JP H0870960A JP 20845094 A JP20845094 A JP 20845094A JP 20845094 A JP20845094 A JP 20845094A JP H0870960 A JPH0870960 A JP H0870960A
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JP
Japan
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air
futon
mattress
layer
dispersion layer
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JP20845094A
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English (en)
Inventor
Yasuki Yoshimura
安期 吉邨
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  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ふとんに、温調および/または調湿した空気を
吹込んで快適なコンディションを付与し、使用者に安眠
を提供、病人の回復を助け、床づれを防止する。 【構成】ふとん7と実質的に同じ広さであって、周縁部
4が空気不透過に構成された空気分散層2と、空気不透
過層3とからなり、空気分散層の空気供給口5にエアコ
ンディショナと送風機とを連結するとよい。空気分散層
側にふとんを重ね、空気供給口から空気をふとんに通気
して使用する。従来使用しているふとんをそのまま使用
できるので家庭用としても便利であるが、ベッドと組合
わせ病院などで経済的に使用することができる。ふとん
乾燥器としても利用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ふとん(通常、しきぶ
とん)に、温調および/または調湿した空気を吹込んで
快適なコンディションを付与し、使用者に安眠を提供
し、病人の回復を助け、床づれを防止するふとん通気マ
ットに関する。
【0002】
【従来の技術】ふとんは、睡眠中に程よいクッション性
と保温性とを保持することを目的に使用されているが、
通気性に関しては常に快適な状態とは言えず、使用者の
発汗などによって内部が高湿度、高温度になり、安眠や
病気の回復が妨げられることもしばしば経験するところ
である。しかし、ふとんの保温性と通気性とは本質的に
両立しにくい特性である。そこで、適宜にふとんに強制
的に通気して、高温、高湿を防止しようとする試みがい
くつか提案されている。実公昭60−15483号公報
には、表面を接着剤で固定したウエッブ状中入綿を重
ね、中間に送風するふとんが、実公平4−53715号
公報には布団の綿層の中間または下側に温風または冷風
を吹き込む開口を有するパイプを挿入した改良布団が,
実開昭63−161557号マイクロフィルムには、わ
た層の間に通気性または通気口を有する送風部材を介在
せしめた改良ふとんが記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の通気
性ふとんは、使用時に通気路が使用者の体重で圧迫閉塞
されて温風や冷風の供給が困難になるとか、綿層に吹き
込むべき温風や冷風の大部分が下面や側面から漏洩して
綿中を通気しないとか、綿中の異物感が使用者に伝達し
て安眠できないなどの課題があり、また、従来使用して
いるふとんとは別に、特別な構成のふとんを用意しなけ
ればならない経済的な問題などがあった。本発明は、こ
れら課題を解決し、従来のふとんをそのまま組合わせ
て、簡易、効果的にふとんに通気し、ふとんのコンディ
ションを調整して快適な睡眠や休養を提供することので
きる、実用性のあるふとん通気マットを提供することを
目的に研究と試作とを重ね、完成されたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のふとん通気マッ
トを、図1を参照して説明すると、周縁部4が空気不透
過に構成されている通気性の空気分散層2と、空気不透
過層3とが重ね合わされてなるシート状体であって、空
気分散層には空気供給口5が取付けられていて、空気分
散層側にふとん6を重ね、空気供給口から空気を供給し
空気分散層を通してふとんに分散通気せしめ、使用する
ことを特徴とする。空気分散層2を、繊維の三次元成形
体シーとで構成すると、適当なクッション性と長期間の
形状回復性が保持される利点がある。また、空気分散層
とふとんとが接する面に、多孔シート層10を重ね合わ
せておくと、空気の分散をさらに円滑にすることができ
る。本発明のふとん通気マットの空気供給口に、送入空
気を温調および/または調湿するためのエアコンディシ
ョナと送風機とを着脱可能に連結して利用すると快適で
ある。ベッドに本発明のふとん通気マットを取り付け、
ふとん通気ベッドとして使用することもできる。ふとん
通気マットを柔軟に構成するか、折畳み可能に構成して
おくと、収納や運搬に便利である。
【0005】
【実施態様例と作用】本発明を実施態様例をあげなが
ら、図面を参照して具体的に説明する。図1は本発明の
ふとん通気マットの一例を示す断面図、図2は平面図で
ある。図3は他の実施態様例を示す断面図である。本発
明のふとん通気マット1(または21)は、通常、組合
わせて使用するふとん6(または26)と実質的に同じ
広さのものを使用する。ふとん通気マット1は、シート
状であって、空気分散層2(または22)と空気不透過
層3(または23)との少なくとも2層から構成され、
かつ、空気分散層2の周縁部4(または24)には、空
気分散層2に吹込んだ空気がふとん6を通過しないで周
辺から流出するのを防止するために、空気不透過部分4
(または24)が設けられている。
【0006】空気分散層2は、シート状であって、導入
した空気をふとんの所要部分に吹込むために分散する機
能を有するものであればよく、繊維成形体シート、通気
性多孔質シート、なみ板、段ボール板状シート、空気を
吹込む有孔管を埋設したマットなどがあげられる。使用
する素材は、プラスチックやゴムが成形性や経済性の点
で好ましいが、これに限定されない。素材中に防菌剤や
防黴剤を混入することもできる。空気分散層2は、快適
な睡眠を得るために、マットレス程度の柔軟性のあるシ
ートが好ましいが、ふとんと組合わせて使用するのでよ
り堅めでも差支えなく、また、長期間使用しても圧縮に
対する形状回復性が損なわれないことが望まれる。例え
ば、太いポリエステル繊維にクリンプを施し、三次元的
に絡めて繊維の一部分を相互に接着または融着し、へち
まの芯状に成形した繊維の三次元成形体シート(例え
ば、カールロック:東亜紡織(株)製)などが好適であ
る。柔軟性のある素材を使用した場合は、薄手のふとん
や毛布などと組合わせて使用することも可能である。空
気分散層2の通気性は全体が均一である必要はなく、例
えば身体の接触する位置の周辺部の通気性を高く、これ
に比して身体の接触する位置の通気性をやや低くするな
ど、位置によって通気性に変化をもたせることもでき
る。空気分散層2と空気不透過部分4との面積比率や形
状はとくに限定されない。空気分散層2を身体が接触す
る部分とその周囲をに限定することもできるし、ふとん
のごく周縁部だけを鉢巻き状に空気不透過部分4にする
こともできる。
【0007】空気不透過層3や空気不透過部分4には、
ゴムまたはプラスチックをコートした布帛、プラスチッ
クシート、独立気泡のスポンジマットなどが好適であ
る。空気不透過層3および空気不透過部分4における空
気の不透過性は、物理的な厳密さを要求するものではな
いが、空気分散層2に送入した空気が下方や側方に流出
してしまい、ふとんを通気する空気が確保できないよう
であると、本発明の目的は達成できない。
【0008】空気分散層2および空気不透過層3の厚さ
は、それぞれその機能を有し、使用に差支えのない限
り、とくに限定されない。また、空気の分散性を向上さ
せるために空気分散層2のふとん側にプラスチック、ゴ
ムや布帛などの多孔シート10を重ね合わせておくとよ
い。外観を好ましくするために空気分散層2および空気
不透過層3とを布帛などでカバーすることなどもでき
る。空気分散層2、空気不透過層3および空気不透過部
分4とは、例えば、空気分散層2と空気不透過部分4と
を図1に示すように一体に成形し空気不透過層3と積層
しても、図3の実施態様例のように空気不透過層23と
空気不透過部分4とを一体にして空気分散層22の周り
を包むように形成してもよく、また、これら3者を別々
に成形し接着一体化したり、離合可能に組立ててもよ
い。要は、空気分散層2に送入した空気がふとんの方へ
流れるように、他の方向への空気の流出を遮断してお
く。空気分散層2および空気不透過層3は、柔軟に構
成、または切断して連続するカバーシートに挿入し、二
つまたは三つに折畳み可能に構成しておくと、押入れに
収納したり、運搬するのに便利である。11は、折曲げ
部である。
【0009】空気分散層2にはふとん6に通気する空気
供給口5を取付ける。空気供給口5は、空気不透過部分
4を貫通して、また空気不透過層3を通して取付けても
よい。空気供給口5に、ふとん6に温調および/または
調湿した空気を吹込むための送風機7とエアコンディシ
ョナ8とを連結し、空気を快適な状態に調整してふとん
6に吹込むことができる。ふとん6またはふとん通気マ
ット1の適当な場所に一または複数の温度センサーを取
付け、自動的に吹込み空気の温度調整をすることも可能
である。また、使用者が横臥がした状態で温度や吹込み
空気量を調整できるようにリモートコントローラ9を取
付けておくこともできる。
【0010】本発明のふとん通気マットに組合わせて使
用するふとんは、一般のふとんでもふとん通気マットに
専用のふとんにすることも可能で、ふとんを構成する素
材は、通常のふとんの場合と変ることがなく、天然わ
た、合成わたあるいはこれらを混用することができる。
場合によっては、ふとんに代え、毛布を敷いて使用する
こともできる。また、本発明のふとん通気マットをベッ
ドに取付け、ふとん通気ベッドとしてその上にふとんを
敷いて使用することもできる。
【0011】
【発明の効果】本発明のふとん通気マットは、送入した
空気を不要な方向に漏らすことなく、効率的にふとんに
通気させる。温調および/または調湿した空気を吹込ん
で快適なコンディションを付与し、使用者に安眠を提
供、病人の回復を助け、床づれを防止する効果がある。
また、ふとん乾燥器としても便利に使用することができ
る。しかも、ふとんとは別個に構成されているので、使
用者が用いていた従来のふとんをそのまま用いることが
できる便利さと経済性とがある。家庭用としても便利で
あるが、病院などで他人の使用したふとんを使用したく
ない場合でも、ベッドの一部として、ふとんそのものは
使用者の個人的なふとんに交換して使用することがで
き、衛生上も好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のふとん通気マットの1例を示す断面
図。
【図2】 同上の平面図。
【図3】 他の実施態様例を示す断面図。
【符号の説明】
1,21:ふとん通気マット 2,22:空気分散層 3,23:空気不透過層 4,24:周縁部(空気不透過部分) 5,25:空
気供給口 6,26:ふとん 7,27:送風機 8,28:
エアコンディショナ 9:リモートコントローラ 10:多孔シート 1
1:折曲げ部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】周縁部4が空気不透過に構成されている通
    気性の空気分散層2と、空気不透過層3とが重ね合わさ
    れてなるシート状体であって、空気分散層には空気供給
    口5が取付けられていて、空気分散層側にふとん6を重
    ね、空気供給口から空気を供給し空気分散層を通してふ
    とんに分散通気せしめ、使用することを特徴とする、ふ
    とん通気マット。
  2. 【請求項2】空気分散層が、繊維の三次元成形体シート
    で構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の
    ふとん通気マット。
  3. 【請求項3】空気分散層とふとんとが接する面に、多孔
    シート層10を重ね合わせたことを特徴とする、請求項
    1または2に記載のふとん通気マット。
  4. 【請求項4】空気供給口に着脱可能に送入空気を温調お
    よび/または調湿するためのエアコンディショナ7と送
    風機8とが連結されていることを特徴とする、請求項1
    ないし3のいずれかに記載のふとん通気マット。
  5. 【請求項5】ベッドに、請求項1ないし4のいずれかに
    記載のふとん通気マットが取り付けられていることを特
    徴とする、ふとん通気ベッド。
JP20845094A 1994-09-01 1994-09-01 ふとん通気マット Pending JPH0870960A (ja)

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