JP2005034392A - 介護用マット - Google Patents
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Abstract
【課題】 褥瘡や床ずれ等に対する良好な環境を形成することができるとともに、介護負担の軽減化を図ることができる介護用マットを提供する点にある。
【解決手段】 クッション性を有するクッション層1に対して、少なくとも載置面である上面層2Aが通気性素材から形成されたカバー2が被覆され、上面層2Aの載置部2Aa、及び、下面層2Bの接地部2Baを除くカバー部分に、外部と被覆内部を連通する開口2Cが形成されている。
【選択図】 図1
【解決手段】 クッション性を有するクッション層1に対して、少なくとも載置面である上面層2Aが通気性素材から形成されたカバー2が被覆され、上面層2Aの載置部2Aa、及び、下面層2Bの接地部2Baを除くカバー部分に、外部と被覆内部を連通する開口2Cが形成されている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、寝床箇所に敷設して使用する介護用マットに関する。
一般に、衰弱傾向にある老人等の病床人にあっては、寝返りなどもままならない状態になることも多く、同姿勢の状態で寝床との接触状態に至った接触部分に、所謂、褥瘡(じょくそう)や床ずれを生じやすい。
褥瘡や床ずれは、原因の一つに、人体組織の虚血やうっ血による壊死によって生じるものであることがわかっているので、従来から、患部が虚血になるような荷重負担を軽減化するために、介助者が同じ寝姿勢とならないように看護者が注意したりすることが行われている。
近年においては、このような褥瘡や床ずれの軽減化、看護の軽減化を目的とする介護用シートが使用されるようになっている。
また、同様な使用をするものとして、介護用マットが存在している。
この介護用マットとしては、クッション性を有する長方形盤状のクッション体の外周面をカバーで包み込み収容して構成されたものが存在している(例えば、特許文献1参照)。
褥瘡や床ずれは、原因の一つに、人体組織の虚血やうっ血による壊死によって生じるものであることがわかっているので、従来から、患部が虚血になるような荷重負担を軽減化するために、介助者が同じ寝姿勢とならないように看護者が注意したりすることが行われている。
近年においては、このような褥瘡や床ずれの軽減化、看護の軽減化を目的とする介護用シートが使用されるようになっている。
また、同様な使用をするものとして、介護用マットが存在している。
この介護用マットとしては、クッション性を有する長方形盤状のクッション体の外周面をカバーで包み込み収容して構成されたものが存在している(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、従来の介護用シートや介護用マットは、患部への荷重的な負担を軽減して、褥瘡や床ずれの進行を遅延させる効果があるものの改善を目的に使用されるものではなかった。
そのため、一度、体部分が褥瘡や床ずれ状態になってしまうと治り難く、介護する側の手間等の介護負担を軽減することができるものではなかった。
そのため、一度、体部分が褥瘡や床ずれ状態になってしまうと治り難く、介護する側の手間等の介護負担を軽減することができるものではなかった。
本発明は、上述の実状に鑑みて為されたものであって、その主たる課題は、褥瘡や床ずれ等に対する良好な環境を形成することができるとともに、介護負担の軽減化を図ることができる介護用マットを提供する点にある。
本発明の請求項1による介護用マットの特徴構成は、すくなくとも体の一部分が載置可能な大きさを備えた構成において、クッション性を有するクッション層に対して、少なくとも載置面である上面層が通気性素材から形成されたカバーが被覆され、上面層の載置部、及び、下面層の接地部を除くカバー部分に、外部と被覆内部を連通する開口が形成されている点にある。
上記特徴構成によれば、クッション層の存在によって、体部分を柔軟に受止めることできるとともに、開口が存在することによって、常に外気と被覆内部とを通気状態にすることができ、例えば、当該介護用マットの上面に、人体部分が載置状態になった場合、人体部分と直接に接触するカバー部分が通気性素材によって体部分との接触性を良好に保ちながら、人体部分の載置部分が常に空気流通下に置かれた状態にすることができる。
従って、柔軟なクッション層によって人体部分との載置部分が虚血になるようなことを
抑制しながら、人体部分との載置部分に湿気ムレなどを軽減することができ、このことによって、例えは、載置される人体部分に褥瘡や床ずれ等があるような場合であっても、載置部分に無用な湿気ムレを生じさせることを防止することができるので、看護用マットとして最良な載置環境を形成することができるとともに、介護負担の軽減化を図ることができる。
抑制しながら、人体部分との載置部分に湿気ムレなどを軽減することができ、このことによって、例えは、載置される人体部分に褥瘡や床ずれ等があるような場合であっても、載置部分に無用な湿気ムレを生じさせることを防止することができるので、看護用マットとして最良な載置環境を形成することができるとともに、介護負担の軽減化を図ることができる。
本発明の請求項2による介護用マットの特徴構成は、前記開口が、クッション層の周縁に沿って少なくとも一対形成されている点にある。
上記特徴構成によれば、開口が少なくとも一対あれば、カバー内の空気が袋内に閉じ込められるようなことがないので、カバー内の空気流通が円滑で、クッション層に湿気分が滞留しにくい状態を形成することができる。
従って、人体部分と接触する部分の通気性を良好に保つことができるので、使用品質の向上を図ることができる。
本発明の請求項3による介護用マットの特徴構成は、前記カバーの下面層が、防水性部材から形成されている点にある。
上記特徴構成によれば、人体部分との載置部分の十分な通気性を確保しながら、失禁などの体内排出液を下面層が受止める構造になっており、人体部分が載置されるカバー部分はクッション層を介在して下面層とは直接に接触することがないので、載置部分の通気性を確保しながら失禁による排出液を受止めて寝床への汚しを確実に阻止することができる。
従って、介護用商品としての利便性、使用性、信頼性の向上を図ることができる。
本発明の請求項4による介護用マットの特徴構成は、介護用マットの一方向一端縁と、同構成の介護用マットの一方向他端縁とを連結手段によって着脱自在に構成してあるとともに、各介護用マットには、連結方向と同座標直交する方向のカバー部分に開口が形成されている点にある。
上記特徴構成によれば、必要に応じて大きさの異なる介護用マットを形成することができる。
従って、現状に合わせて最適な大きさ状態で使用することができるので、使い勝手がよい。
本発明の請求項5による介護用マットの使用方法の特徴構成は、前記クッション層が、体積中の空間部分が全方向に連通形成された立体構造体から形成されている点にある。
上記特徴構成によれば、通気性の高いクッション層を形成することができる。
従って、看護用マットとして通気品質の向上を図ることができる。
〔第1実施形態〕
以下、本発明を適用した介護用マットAを説明する。
この介護用マットAは、図1、図2に示すように、平面視で長方形盤状のクッション層1を備え、このクッション層1の上カバー部分を形成する上面層2Aが通気性部材から形
成され、クッション層1の下カバー部分を形成する下面層2Bが防水性部材から形成されているカバー2が被覆され、上面層2Aの上面に対応する載置部2Aa、及び、下面層2Bの下面に対応する接地部2Baを除くカバー部分に、クッション層1の対向する側縁位置の夫々に、外部と被覆内部を連通する開口2C,2Cが形成されている。
以下、本発明を適用した介護用マットAを説明する。
この介護用マットAは、図1、図2に示すように、平面視で長方形盤状のクッション層1を備え、このクッション層1の上カバー部分を形成する上面層2Aが通気性部材から形
成され、クッション層1の下カバー部分を形成する下面層2Bが防水性部材から形成されているカバー2が被覆され、上面層2Aの上面に対応する載置部2Aa、及び、下面層2Bの下面に対応する接地部2Baを除くカバー部分に、クッション層1の対向する側縁位置の夫々に、外部と被覆内部を連通する開口2C,2Cが形成されている。
前記開口2C,2Cは、クッション層1の周縁に沿う間欠位置、つまり、長方形状の短辺部1a,1bに対応するカバー位置に形成されている。
また、前記カバー2の上面層2Aと下面層2Bは、縫製されて両端が開放する筒状のカバー本体2Dを形成するとともに、このカバー本体2Dの両端開口部には、当該開口径よりも小径に環状ゴム3を介して環綴じされて開口2C,2Cが形成され、クッション層1の両短辺部1a,1bの周縁を収縮状態の環状ゴム3によって包み込み状態にすることによって、カバー2内にクッション層1が保持されている。ここで、カバー2の下面層2Bの周縁は、上面層2Aの周縁と縫い合わされた状態では、図4に示すように、上方に折り曲げられて全体的に受け皿状に形成され、周縁からの液漏れを阻止可能な防水形状になっている。
前記カバー2の上面層2Aとしては、肌触りや質感等、体部分との良好な接触性を保つために、使用条件や使用者の要求性能によって異なるが、木綿、羊毛、絹、麻等の天然繊維、ポリエステル、ポリアミド、ポリアクリロニトリル等の合成繊維、レーヨン等の再生繊維、アスベスト、ガラス繊維等の無機繊維等から選ばれる繊維からなる不織布、織物、編物、若しくは、積層物等が用いられる。
また、必要に応じて、抗菌防臭性、制菌性、消臭性、ノネナール消臭性、吸湿性、放湿性、pH緩衝性、制電性、防汚性、抗ピル性の多機能を発現させることもできる。その加工方法は、特に限定されない。
前記カバー2の下面層2Bとしては、防水性素材であるウレタン樹脂、ポリエステル、ポリアミド、ポリアクリロニトリル等の合成繊維、レーヨン等の再生繊維、アスベスト、ガラス繊維等の無機繊維等から選ばれる繊維からなる不織布、織物、編物、若しくは、積層物等の素材を単独、或は、複合して形成された防水性シートを用いて形成されている。
前記クッション層1は、網状弾性体、独立気泡体(ポリウレタン、塩化ビニル系樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ABS等)及び連続気泡体(ポリウレタン、天然ゴム(ラテックス)、合成ゴム、塩化ビニル系樹脂等)、木綿綿、羊毛綿、高分子ゲル、非弾性捲縮繊維詰綿、非弾性捲縮繊維に接着した樹脂棉や硬綿、及び空気クッション(エアクッション)、及び、3次元(立体)編織物等の単体或いは積層したものを用いることができる。特に、リサイクル性、快適性(介助者の体圧分散性、むれ感等)の観点から、網状弾性体が好ましい。
この実施形態のクッション層1としては、熱可塑性合成樹脂の太糸をランダムな立体網目状に接合して、体積中の空間部分が全方向にランダムに連通形成された立体構造体を形成し、何れの方向にも通気性を有する肉厚さが約5mmから90mm程度で、平面視で長方形盤状の網状弾性体が使用され、一例としては、東洋紡績株式会社のブレスエアー(商品名、商標)と言った網状弾性体があげられる。
網状弾性体を形成する熱可塑性樹脂は、ポリオレフィン系、ポリエステル系、ポリウレタン系などの熱可塑性樹脂エラストマーが好ましく、より好ましくはポリエステル系熱可塑性エラストマーである。
ポリエステル系エラストマーとしては、熱可塑性ポリエステルをハードセグメントとし、ポリアルキレンジオールをソフトセグメントとするポリエステルエーテルブロック共重合体、又は、脂肪族ポリエステルをソフトセグメントとするポリエステルエーテルブロック共重合体が例示できる。
ポリエステルエーテルブロック共重合体のより具体的な事例としては、テレフタル酸、イソフタル酸、ナフタレン・2,6−ジカルボン酸、ナフタレン・2,7−ジカルボン酸、ジフェニル−4,4'−ジカルボン酸等の芳香族ジカルボン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸等の脂環族ジカルボン酸、琥珀酸、アジピン酸、セバチン酸、ダイマー酸等の脂肪族ジカルボン酸又は、これらのエステル形成性誘導体などから選ばれたジカルボン酸の少なくとも1種と、1,4・ブタンジオール、エチレングリコール、トレメチレングリコール、テトレメチレングリコール、ペンタメチレングリコール、ヘキサメチレングリコール等の脂肪族ジオール、1,1−シクロヘキサンジメタノール、1,4−シクロヘキサンジメタノール等の脂環族ジオール、又はこれらのエステル形成性誘導体などから選ばれたジオール成分の少なくとも1種,及び平均分子量が約300〜5000のポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコール、エチレンオキシド−プロピレンオキシド共重合体等のポリアルキレンジオールのうち少なくとも1種から構成される三元ブロック共重合体である。
ポリエステルエステルブロック共重合体としては、上記ジカルボン酸とジオール及び平均分子量が約300〜3000のポリラクトン等のポリエステルジオールのうち少なくとも各1種から構成される三元ブロック共重合体である。
熱接着性、耐加水分解性、伸縮性、耐熱性等を考慮すると、ジカルボン酸としてはテレフタル酸、及び/又はナフタレン−2,6−ジカルボン酸、ジオール成分としては1,4・ブタンジオール、ポリアルキレンジオールとしてはポリテトラメチレングリコールの三元ブロック共重合体又は、ポリエステルジオールとしてのポリラクトンの三元ブロック共重合体が特に好ましい。
特殊な例では、ポリシロキサン系のソフトセグメントを導入したものも使うことができる。また、上記ポリエステルエラストマーは単独又は2種類以上混合して使用できる。更には、ポリエステルエラストマーに非エラストマー成分をブレンドされたもの、共重合したもの等も使用できる。
網状構造体は、抗菌性や撥水性、耐水性、耐熱性であることが好ましく、これらの特性を発揮させるために、原料の熱可塑性樹脂中にこれらの添加剤を含有させ、これらの特性を発揮する加工剤で処理することが好ましい。
網状構造体は、必要に応じて、可塑剤、安定剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、防黴剤、着色剤、酸化防止剤、難燃剤、消臭剤、抗菌剤、マイクロカプセル型等の熱膨張剤、加工助剤等の公知の添加剤を添加することができる。
このような構成にすることによって、例えば、図3に示すように、ベッドB上の長手方向中央部に、左右の開口2C,2C側がベッドBの左右側方に向く載置状態にして、臀部周辺等の体部分を載置するための看護用マットAを形成する。
そして、看護用マットAに臀部を載置した場合、図4に示すように、臀部の形状に沿って接触圧が略均等な受止め状態でベッド面B1側にクッション層1が適度に沈み込んで、硬綿のように硬過ぎで沈み込みがないとか、ウレタンのように極端に沈み込むことがないために、望ましい寝姿勢が得られ、虚血状態を作り出しにくい状態にするとともに、ベッ
ドBの左右側方に開放されたカバー2の開口2C,2Cによって、寝返りなどがなく臀部が動かない状態においては、空気が温度差によって外部空気がクッション層1内に取り込まれる通気状態になり、寝返りなどで僅かに臀部に動きがある場合においては、カバー2が鞴(ふいご)のように作用してクッション層1内が通気状態になり、何れの状態においてもクッション層1内に通気性が確保され、載置された臀部回りの湿気分が通気性素材からなるカバー2の上面層2Aを通して取り除かれることになり、雑菌の繁殖等を抑制することができるので、褥瘡や床ずれを生じさせにくくすることができる環境を形成することができる。
ドBの左右側方に開放されたカバー2の開口2C,2Cによって、寝返りなどがなく臀部が動かない状態においては、空気が温度差によって外部空気がクッション層1内に取り込まれる通気状態になり、寝返りなどで僅かに臀部に動きがある場合においては、カバー2が鞴(ふいご)のように作用してクッション層1内が通気状態になり、何れの状態においてもクッション層1内に通気性が確保され、載置された臀部回りの湿気分が通気性素材からなるカバー2の上面層2Aを通して取り除かれることになり、雑菌の繁殖等を抑制することができるので、褥瘡や床ずれを生じさせにくくすることができる環境を形成することができる。
また、このような環境にあれば、現状が褥瘡や床ずれ状態にあっても患部における、虚血や雑菌の繁殖を抑制することが可能であるので、患部の進行を抑制することが可能である。
さらに、この介護用マットAによれば、カバー2の上面層2Aが通気性素材で液体の透過性もよく、しかも、防水性素材であるカバー2の下面層2Bの存在によって、臀部が載置されるカバー部分は、クッション層1を介在して下面層2Bとは直接に接触することがないので、載置部分の通気性を確保しながら失禁などの排出液体がベッド面B1に浸透することを確実に阻止することができ、失禁用の介護用マットAとして兼用に使用することができるので、より一層、介護ケアーの軽減化を図ることが可能である。
また、この介護用マットAは、クッション層1とカバー2とに取外しによって簡単に分離することも、取付けによって簡単に組付けすることができ、しかも、両者は洗浄することができるので、衛生面に配慮された構成になっている。
ここで、この実施形態のカバー2の上面層2Aはポリエステルから形成され、下面層2Bはウレタンから形成され、水の沸点より高温度側に両者の軟化点が存在しているので、両者を煮沸消毒することができ、衛生面で信頼性のある介護用マットAを形成することができる。
ここで、この実施形態のカバー2の上面層2Aはポリエステルから形成され、下面層2Bはウレタンから形成され、水の沸点より高温度側に両者の軟化点が存在しているので、両者を煮沸消毒することができ、衛生面で信頼性のある介護用マットAを形成することができる。
この介護用マットAは、人体部分に掛けられる布団から開口2C,2Cの一部又は全部が露出する状態で使用される場合が最も通気性が形成されるが、布団で閉じられていてもカバー2の鞴作用や熱対流によって通気性が形成される。ここで、鞴作用は、介護者による介助者の寝返り操作や、介助者自身の寝返りによって生じる。
また、この介護用マットAの開口2C,2Cの大きさを換えることによって、通気性の大小を形成することができるので、複数種類に開口の大きさを換えたものを形成してもよいし、開口の大きさを自在に換えられるように、面ファスナー、ファスナー、ボタン等の開閉手段によって、開口の大きさを調節可能にしたもの、或は、開閉用の窓を複数設けて、状況にあわせた開口の大きさを形成することができるものであってもよい。
この介護用マットAでは、開口2C,2Cがあるので厳冬期において暖房がない状態では寒いのではないかとの懸念に対しては、掛布団などで開口2C,2Cが閉じられる状態になるので、保温性は通常のマットと変わらない。しかも、このような状態下では、開口2C,2Cが閉じられていても蒸れることはない。
〔第2実施形態〕
この第2実施形態の介護用マットAを、第1実施形態と異なる点を説明し、同構成部分には同符号を付してその詳細は省略する。
この介護用マットAは、同構成の介護用マット同士を連結手段Cによって連結可能に構成されている。具体的には、図5に示すように、開口2C,2Cが形成されたクッション層1の一方の長辺1c側に連結手段Cの係止部Caを形成し、他方の長辺1d側に係止手
段Cの係止受け部Cbを形成して、介護用マットAの係止部Caに、同構成の介護用マットAの係止受け部Cbを係止して、同構成の介護用マットA,A同士を連結することができるとともに、同構成の複数の介護用マットA・・・を一方向に連結することができる。
この第2実施形態の介護用マットAを、第1実施形態と異なる点を説明し、同構成部分には同符号を付してその詳細は省略する。
この介護用マットAは、同構成の介護用マット同士を連結手段Cによって連結可能に構成されている。具体的には、図5に示すように、開口2C,2Cが形成されたクッション層1の一方の長辺1c側に連結手段Cの係止部Caを形成し、他方の長辺1d側に係止手
段Cの係止受け部Cbを形成して、介護用マットAの係止部Caに、同構成の介護用マットAの係止受け部Cbを係止して、同構成の介護用マットA,A同士を連結することができるとともに、同構成の複数の介護用マットA・・・を一方向に連結することができる。
連結手段Cとしては、係止部Caが面ファスナーのフック群面、係止受け部Cbがフック群面と着脱自在に係合可能なループ群面となった構成、係止部Caがボタン、係止受け部Cbがボタン孔となった構成、係止部Caが係止片、係止受け部Cbが係止受け溝となった構成等が一例にあげられる。
また、この実施形態では、クッション層1の一方の長辺1c側の端面に対応するカバー2部分に、連結手段Cの係止部Caが形成され、クッション層1の他方の長辺1d側の端面に対応するカバー2部分に、係止受け部Cbが形成され、看護用マットA,A同士の連結、又は、複数の介護用マットA・・・の一方向の連結において、連結された介護用マットA,A同士に隙間が生じない構成になっている。
このように構成された複数の介護用マットAを連結手段Cによって一方向に連結して、必要とする長さの看護用マットAを形成することができる。
具体的には、ベッドBの全面に敷設する長さに連結した介護用マットAを形成して使用することも、必要な箇所のみに敷設する看護用マットAを形成することができる。
〔別実施形態〕
1) 上記実施形態では、カバー2に一対の開口2C,2Cを形成したものを説明したが、一つの開口を形成するものであっても、3つ以上形成するのもであってもよい。
開口2Cの形成箇所は、人体部分が載置される部分を除く箇所がよく、看護用マットの周縁に沿って形成されるのが好適である。
1) 上記実施形態では、カバー2に一対の開口2C,2Cを形成したものを説明したが、一つの開口を形成するものであっても、3つ以上形成するのもであってもよい。
開口2Cの形成箇所は、人体部分が載置される部分を除く箇所がよく、看護用マットの周縁に沿って形成されるのが好適である。
2) 上記実施形態では、カバーが、上面層が通気性部材から形成され、下面層が防水性部材から形成されている看護用マットについて説明したが、本発明はこれに限らず、上面層と下面層の両層が通気性部材から形成されている看護用マットであってもよく、このような構成であれば、上記第1、第2実施形態のように失禁を兼ねる看護用マットとしては用いられないけれども、臀部以外の体部分を載置するマットとして用いることができる。
この場合、例えば、頭部、首部、胴部、腕部、脚部等に対応する大きさ、又は、幅や長さを有する体部分専用の介護用マットを形成するものであってもよく、血行不良の軽減用のマットや、痛みの軽減用マット等と言った看護用マットを形成するものであってもよい。
この場合、例えば、頭部、首部、胴部、腕部、脚部等に対応する大きさ、又は、幅や長さを有する体部分専用の介護用マットを形成するものであってもよく、血行不良の軽減用のマットや、痛みの軽減用マット等と言った看護用マットを形成するものであってもよい。
3) 本発明は、上記実施形態に限らず、例えば、カバーの開口側の両端部分にベッドなどに巻き込み固定するための帯体を取付けられたものであっても、開口に通気性を有する網状体を設けたものであってもよい。
A 介護用マット
1 クッション層
2 カバー
2A 上面層
2B 下面層
2C 開口
C 連結手段
1 クッション層
2 カバー
2A 上面層
2B 下面層
2C 開口
C 連結手段
Claims (5)
- すくなくとも体の一部分が載置可能な大きさを備えた介護用マットであって、
クッション性を有するクッション層に対して、少なくとも載置面である上面層が通気性素材から形成されたカバーが被覆され、上面層の載置部、及び、下面層の接地部を除くカバー部分に、外部と被覆内部を連通する開口が形成されている介護用マット。 - 前記開口が、クッション層の周縁に沿って少なくとも一対形成されている請求項1記載の介護用マット。
- 前記カバーの下面層が、防水性部材から形成されている請求項1に記載の介護用マット。
- 介護用マットの一方向一端縁と、同構成の介護用マットの一方向他端縁とを連結手段によって着脱自在に構成してあるとともに、各介護用マットには、連結方向と同座標直交する方向のカバー部分に開口が形成されている請求項1、2又は3記載の介護用マット。
- 前記クッション層が、体積中の空間部分が全方向に連通形成された立体構造体から形成されている請求項1、2、3又は4記載の介護用マット。
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