JPH086625Y2 - バンパサイド部の取付構造 - Google Patents

バンパサイド部の取付構造

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JPH086625Y2
JPH086625Y2 JP1989103383U JP10338389U JPH086625Y2 JP H086625 Y2 JPH086625 Y2 JP H086625Y2 JP 1989103383 U JP1989103383 U JP 1989103383U JP 10338389 U JP10338389 U JP 10338389U JP H086625 Y2 JPH086625 Y2 JP H086625Y2
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美明 西村
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、例えば自動車等の車体前後に取付けられ
るバンパの取付構造に係り、特にこのバンパが車体側部
まで廻り込んだバンパサイド部を有しており、このバン
パサイド部の車体側への取付構造に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、自動車等のバンパの両側におけるバンパサイド
部の車体側への取付構造としては、例えば第7図乃至第
10図に示す構造がある。
即ち、第8図及び第10図に示すように、車体側部であ
るフェンダパネル10の表面には樹脂グロメット20がビス
等で固定されている。
また、第7図及び第9図に示すようにバンパサイド部
30の裏面における端縁近傍には上下一対のリブ310が一
体形成されており、このリブ310には樹脂リテーナ40が
クリップ90等を介して固定されている。
一方、第7図及び第8図に示すようにこの樹脂リテー
ナ40には前記フェンダパネル10に固定した樹脂グロメッ
ト20に対応する部位にボス形状の嵌合爪410が一体形成
されており、前記樹脂グロメット20に嵌合するように成
っている。
そして、第8図に示すようにリテーナ40の嵌合爪410
をフェンダパネル10の樹脂グロメット20に差し込み嵌合
することにより、バンパサイド部30をフェンダパネル10
に取付けるように構成されている。
尚、このようなバンパサイド部の取付構造を示す従来
技術としては、例えば実開昭60−178257号公開公報(実
願昭59−66310号)がある。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし第7図乃至第10図及び実開昭60−178257号に示
すバンパサイド部の取付構造の場合、バンパサイド部30
へのリテーナ40の固定が、第7図及び第9図に示すよう
にバンパサイド部30に一体形成したリブ310にリテーナ4
0の孔部を挿通してクリップ90で固定した所謂遊挿固定
であって剛的結合ではないため、前記バンパサイド部30
とリテーナ40との間に相対的なガタがあり、特に車体前
後方向にガタつくことになる。
また、第8図に示すようにバンパサイド部30に固定さ
れたリテーナ40の嵌合爪410とフェンダパネル10に固定
された樹脂グロメット20との嵌合状態においても、両者
の間には相対的なガタつきがあり、バンパの自重によっ
てバンパが倒れるような状態となる。
従って、このようなガタつきによりバンパサイド部30
が車体前後方向に移動することになり、バンパサイド部
30のフェンダパネル10への取付状態において、第8図及
び第10図に示すような前記バンパサイド部30の端縁とフ
ェンダパネル側との車体前後方向の幅(一般に見切幅と
称する)lが一定とならず、外観見栄えを損なうことに
なる。
そこでこの考案の課題は、バンパサイド部をフェンダ
パネル側に取付けるためのリテーナと樹脂クリップとの
嵌合構造を工夫することにより、取付状態におけるバン
パサイド部の車体前後方向への移動を拘束するととも
に、フェンダパネル表面からバンパサイド部までの距離
を一定に保持して、見切幅を一定にすることである。
〔課題を解決するための手段〕
そのためこの考案は、フェンダパネルの表面もしくは
バンパサイド部の裏面のいずれか一方に設けられた樹脂
グロメットと、このフェンダパネルの表面もしくはバン
パサイド部の裏面のいずれか他方で、前記樹脂グロメッ
トと対応する位置に設けられて、前記グロメットに嵌合
することによって、バンパサイド部をフェンダパネルに
取付ける嵌合部材とを備えたバンパサイド部の取付構造
において、前記樹脂グロメットは、車体上下方向に形成
された嵌合溝を備え、この嵌合溝には、両内側面から中
央に向けて突出形成された少なくとも2組の対向リブを
備え、また前記嵌合部材は、前記嵌合溝の形成方向に長
い嵌合部を備え、この嵌合部が、前記2組の対向リブ間
に圧入嵌合可能な太さの棒状に形成されていることを特
徴とするものである。
〔作用〕
上述の手段によれば、車体上下方向に形成された樹脂
グロメットの嵌合溝に、同じく車体上下方向に長い棒状
の嵌合部を備えた嵌合部材を嵌合させて、バンパサイド
部をフェンダパネルに取り付けるので、バンパサイド部
を車体前後方向へ移動しないように拘束できるととも
に、前記棒状の嵌合部が、この嵌合溝内に突出する対向
リブ間に挟持されて固定されるため、フェンダパネルの
表面からバンパサイド部までの距離が一定に保持でき、
取付状態におけるバンパサイド部の車両前後方向へのガ
タつきはないため、このバンパサイド部とフェンダパネ
ル側との見切幅を一定にすることができ、外観見栄えを
向上することができる。
また、嵌合部材は、その棒状の嵌合部を、樹脂グロメ
ット側の嵌合溝内に突出する対向リブ間にガタなく固定
されるため、フェンダパネルの表面からバンパサイド部
までの距離が一定に保持でき、例えばサイドバンパ部
を、フェンダパネルの表面に対して面一に保持すること
ができる。
〔実施例〕
以下、添付図面に基づいてこの考案の実施例を説明す
る。
第1図から第4図までの図面はこの考案の一実施例を
示しており、第1図は各部材の固定取付前状態における
裏面側から見た分解斜視図、第2図は取付状態の第4図
II−II線断面図、第3図はバンパサイド部の取付前状態
における表面側から見た概略斜視図、第4図はバンパサ
イド取付状態の車体前部概略斜視図、第5図及び第6図
はこの考案の他の実施例を示しており、第5図は第1図
相当分解斜視図、第6図はリテーナを介して樹脂グロメ
ットをバンパサイド部側に固定した状態の第5図VI−VI
線断面図である。
そして、第2図に示すように、フェンダパネル1の表
面もしくはバンパサイド部3の裏面のいずれか一方に樹
脂グロメット2を固定し、いずれか他方にリテーナ4を
固定した構成であって、この実施例では図示するよう
に、フェンダパネル1の表面に固定された樹脂グロメッ
ト2と、バンパサイド部3の裏面に固定されたリテーナ
4とを嵌合することによって、この第2図及び第4図に
示すようにバンパサイド部3をフェンダパネル1に取付
けるよう構成されている。
このように構成されたバンパサイド部の取付構造であ
って、第1図乃至第3図に示すように、フェンダパネル
1の表面に固定される樹脂グロメット2は、車体上下方
向に延びる所定長さを有する形状とし、この樹脂グロメ
ット2の長手方向の全長にわたって車体上下方向に延び
る嵌合溝5を一体形成して成り、このような形状の樹脂
グロメット2をビス7等でフェンダパネル1の表面に剛
的に固定する。
尚、この実施例では前記樹脂グロメット2が第1図及
び第3図に示すように、車体上下方向に間隔をおいて上
下一対配設固定された構造を示している。
また、バンパサイド部3の裏面に固定されるリテーナ
4は、例えば鉄板等の剛体で形成されており、前記樹脂
グロメット2の嵌合溝5に対応する位置には、この嵌合
溝5と嵌合し、かつこの嵌合状態では車体前後方向の移
動を拘束するような車体上下方向に延びる上下一対の嵌
合部6、例えば金属製の丸棒材がコ字形状に形成されて
固着されている。
ここで、第1図及び第2図に示すように、バンパサイ
ド部3の裏面に一体形成したリブ31を前記リテーナ4と
鉄板等の剛体から成るサブリテーナ8とで挟み込み、リ
ベット9等で固定することにより、前記嵌合部6が形成
されたリテーナ4はバンパサイド部3に対して剛的に固
定されることになり、このバンパサイド部3とリテーナ
4との相対的なガタつきをなくすることができる。
そして、このようにバンパサイド部3の裏面に剛的に
固定されたリテーナ4に形成した車体上下方向に延びる
嵌合部6を、フェンダパネル1の表面に剛的に固定され
た樹脂グロメット2に形成した車体上下方向に延びる嵌
合溝5に、たたき込み等によって、圧入して2組の対向
リブ(図1及び図6参照)の間に嵌合することにより、
この嵌合部6と嵌合溝5とは車体前後方向への移動を拘
束するように嵌合固定することができる。
また、嵌合溝5に圧入嵌合した棒状の嵌合部6は、2
組の対向リブの間に挟持されて、フェンダパネル1から
バンパサイド部3の表面までの距離が一定に保持され
る。また2組の対向リブは、それぞれ嵌合溝5の奥方へ
傾斜させて形成されているため、棒状の接合部6を圧入
する際には容易に圧入嵌合できるが外れ難い構造となっ
ている。
このような嵌合により、バンパサイド部とフェンダパ
ネル1との間において車体前後方向等の相対的なガタつ
きがなくなり、またバンパの自重によってこのバンパが
倒れるようなこともない。
従って、バンパサイド部3とリテーナ4との間のガタ
つき、及びバンパサイド部3のフェンダパネル1への取
付状態における両者のガタつきはなく、バンパサイド部
3の車体前後方向への移動がないため、バンパサイド部
3のフェンダパネル1への取付状態において、前記バン
パサイド部3の端縁とフェンダパネル1側との車体前後
方向の幅である見切幅Lを一定にすることができ、外観
見栄えを向上することができると共に、バンパサイド部
3を、周囲のフェンダパネル1と面一に取り付けた場合
にも、棒状の嵌合部6が2組の対向リブの間に挟持され
て固定されるため、この取り付け状態を保持することが
できる。
また、このような構成は、バンパサイド部3とリテー
ナ4との固定方法、及びこのリテーナ4(嵌合部6)と
フェンダパネル1に固定された樹脂グロメット2(嵌合
溝5)との形状及び嵌合方法等の僅かな変更で容易に実
施することができるため、極めて簡単な構造で作業性を
損なうことなく、軽量安価なものとすることができる。
次に第5図及び第6図の構成は、この考案の他の実施
例を示しており、嵌合溝5が形成された樹脂グロメット
2及び嵌合部6を前述した第1図乃至第4図に示す実施
例とは逆に固定したものである。
即ち、これら第5図及び第6図に示すように嵌合溝5
が形成された樹脂グロメット2をリテーナ4を介してビ
ス7によってバンパサイド部3の裏面のリブ31に固定
し、前記樹脂グロメット2の嵌合溝5に嵌合する嵌合部
6をビス71等でフェンダパネル1の表面に固定したもの
であり、これ以外の構成は前述した第1図乃至第4図に
示す実施例と同一である。
尚、これら第5図及び第6図の図中の符号において、
前述した第1図乃至第4図の構成と同一符号は同一部位
(同一名称)を示しており、詳細な説明は省略する。
そして、これら第5図及び第6図に示すこの考案の他
の実施例の構成においても、前述した第1図乃至第4図
に示す実施例の構成と同一の機能を果たし、同一の作用
効果を奏することができるものである。
尚、以上の実施例に限定されることなく、各部材の材
質及び形状ならびに嵌合、固定方法は必要に応じて適宜
変更され得るものであり、実用新案登録請求の範囲内に
て種々の実施態様を包含するものである。
〔考案の効果〕
この考案は上述のように、フェンダパネル側もしくは
バンパサイド部側のいずれか一方に固定される樹脂グロ
メットに車体上下方向に延びる嵌合溝を形成し、この嵌
合溝に嵌合するよう車体上下方向に延びる嵌合部をフェ
ンダパネル側もしくはバンパサイド部側のいずれか他方
に固定されるリテーナに形成したものであり、これらの
嵌合により車体前後方向の移動を拘束することができ、
バンパサイド部の取付状態における車体前後方向へのガ
タつきを防止することができるため、バンパサイド部と
フェンダパネルとの見切幅を一定とすることができると
ともに、フェンダパネル1の表面からバンパサイド部3
までの距離を一定に保持でき、外観見栄えを向上するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第4図までの図面はこの考案の一実施例を示
しており、第1図は各部材の固定、取付前の分解斜視
図、第2図はバンパサイド部の取付状態の第4図II−II
線断面図、第3図はバンパサイド部取付前の概略斜視
図、第4図はバンパサイド部取付状態の車体前部概略斜
視図、第5図及び第6図はこの考案の他の実施例を示し
ており、第5図は第1図相当分解斜視図、第6図はリテ
ーナを介して樹脂クリップを固定した状態の第5図VI−
VI線断面図、第7図から第10図までの図面は従来例を示
しており、第7図は第1図相当分解斜視図、第8図は第
2図相当断面図、第9図はリテーナ固定状態の第7図IX
−IX線断面図(第6図相当断面図)、第10図は第3図相
当概略斜視図である。 1……フェンダパネル 2……樹脂グロメット 3……バンパサイド部 4……リテーナ 5……嵌合溝 6……嵌合部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フェンダパネルの表面もしくはバンパサイ
    ド部の裏面のいずれか一方に設けられた樹脂グロメット
    と、このフェンダパネルの表面もしくはバンパサイド部
    の裏面のいずれか他方で、前記樹脂グロメットと対応す
    る位置に設けられて、前記グロメットに嵌合することに
    よって、バンパサイド部をフェンダパネルに取付ける嵌
    合部材とを備えたバンパサイド部の取付構造において、 前記樹脂グロメットは、車体上下方向に形成された嵌合
    溝を備え、この嵌合溝には、両内側面から中央に向けて
    突出形成された少なくとも2組の対向リブを備え、また
    前記嵌合部材は、前記嵌合溝の形成方向に長い嵌合部を
    備え、この嵌合部が、前記2組の対向リブ間に圧入嵌合
    可能な太さの棒状に形成されていることを特徴とするバ
    ンパサイド部の取付構造。
JP1989103383U 1989-09-01 1989-09-01 バンパサイド部の取付構造 Expired - Lifetime JPH086625Y2 (ja)

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JPH0342454U JPH0342454U (ja) 1991-04-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5571948U (ja) * 1978-11-13 1980-05-17

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JPH0342454U (ja) 1991-04-22

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