JPH086229A - 遮光性粘着シート - Google Patents

遮光性粘着シート

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JPH086229A
JPH086229A JP13871894A JP13871894A JPH086229A JP H086229 A JPH086229 A JP H086229A JP 13871894 A JP13871894 A JP 13871894A JP 13871894 A JP13871894 A JP 13871894A JP H086229 A JPH086229 A JP H086229A
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JP
Japan
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light
sheet
layer
adhesive layer
shielding
Prior art date
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Pending
Application number
JP13871894A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Danjo
滋 檀上
Manabu Sakahara
学 坂原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication of JPH086229A publication Critical patent/JPH086229A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Adhesive Tapes (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 着色層の遮光性が良好で、かつ接着層の接着
性が良好である遮光性粘着シートを提供する。 【構成】 遮光性シートと、前記遮光性シートの一面に
形成された粘着剤層とからなる遮光性粘着シートであっ
て、前記遮光性シートが、透明樹脂フィルム上に、着色
層、接着層、着色層及び透明樹脂フィルムが順次積層さ
れたシートであり、前記着色層が、油溶性染顔料を含有
する高分子材料で、感光材料が感光する波長の光線を遮
光しその他の可視光線を透過し得る材料からなり、前記
接着層が、水系アクリルエマルジョンからなる遮光性粘
着シート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感光材料を扱う分野、
例えば、写真製版等の印刷分野で使用される遮光性粘着
シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、感光材料を扱う分野、例えば、写
真製版等の印刷分野では、焼付けの作業効率を高めるた
めに、写真撮影したネガ又はポジ画像を一版分にまとめ
る必要がある。その際、焼付工程で感光材料に支障を来
さないために、従来より、感光材料が感光する波長を有
する光線を遮光し、かつ貼着した時に被貼着面を透視で
きる着色透明な遮光性粘着シートが用いられている。
【0003】実公昭50−3557号公報には、このよ
うな遮光性粘着シートが開示されている。この遮光性粘
着シートは、図2に示すように、基材として、透明樹脂
フィルム上11に、着色層12、接着層13、着色層1
2′及び透明樹脂フィルム11′が順次積層された遮光
性シートを用い、その上に下塗剤層15を介して粘着剤
層14を形成したものである。上記接着層13は、熱硬
化型接着剤又は溶剤活性型接着剤からなり、また着色層
12、12′は、耐熱性及び耐光性の高い油溶性染顔料
及び合成樹脂からなる。着色層12、12′は、油溶性
染顔料と合成樹脂を有機溶剤に溶解し塗布乾燥して形成
され、そして接着層13は上記接着剤を有機溶剤に溶解
し塗布乾燥して形成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記遮光性
粘着シートの製造では、着色層12上に接着層13の塗
布液を塗布すると、着色層12が侵されて色落ちやピン
ホールが生じるので、着色層12の感光材料に感光する
波長の光線の遮光性が悪くなる。また着色層12中の染
顔料が接着層13の製膜中の塗膜に移行するので、接着
層13の接着性が悪くなる。本発明は、上記を鑑み、着
色層の遮光性が良好で、かつ接着層の接着性が良好であ
る遮光性粘着シートを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段を説明すると、本発明の遮光性粘着シートは、
遮光性シートと、前記遮光性シートの一面に形成された
粘着剤層とからなる遮光性粘着シートであって、前記遮
光性シートが、透明樹脂フィルム上に、着色層、接着
層、着色層及び透明樹脂フィルムが順次積層されたシー
トであり、前記着色層が、油溶性染顔料を含有する高分
子材料で、感光材料が感光する波長の光線を遮光しその
他の可視光線を透過し得る材料からなり、前記接着層
が、水系アクリルエマルジョンからなることにより特徴
づけられる。
【0006】本発明の遮光性粘着シートの構成を図1に
示す。上記遮光性粘着シートは、透明樹脂フィルム1上
に、着色層2、接着層3、着色層2′及び透明樹脂フィ
ルム1′が順次積層されたシートと、上記遮光性シート
の一面に形成される透明な粘着剤層4とからなる。
【0007】上記樹脂フィルム1、1′は、材料とし
て、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピ
レン、ポリスチレン、ポレエチレン、ポリ塩化ビニル等
の合成樹脂等が挙げられ、中でも、寸法安定性、透明性
及び加工性に優れたポリエチレンテレフタレートが好適
に使用され、フィルムに成形される。フィルムの厚さ
は、5〜50μmが好ましい。上記樹脂フィルム1、
1′は、同じ材料でも異なる材料でもよい。
【0008】上記着色層2、2′は、油溶性染顔料を含
有する高分子材料からなり、この材料は、感光材料が感
光する波長の光線を遮光し、かつその他の可視光線を透
過し得る材料である。上記高分子材料は、透明で、上記
透明な樹脂フィルム1に対して接着性を有し、かつ上記
染顔料を充分に溶解又は分散し得る材料である。このよ
うな高分子材料としては、例えば、塩化ビニル樹脂、塩
化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリ(メタ)アクリル
樹脂、ポリウレタン樹脂等の熱可塑性樹脂;不飽和ポリ
エステル等の熱硬化性樹脂等が挙げられる。
【0009】上記油溶性染顔料は、着色層2、2′が感
光材料が感光する波長の光線を遮光し、かつその他の光
線を透過し得る色に着色できる材料であれば特に限定さ
れないが、例えば、赤色油溶性染料を使用すると、着色
層2、2′は約200〜400mμの感光波長の光線を
吸収して遮光し、約400〜800mμの波長の可視光
線を透過する。また必要に応じて、上記着色層2、2′
中に紫外線吸収剤等の添加剤を含有させてもよい。また
上記着色剤層2、2′は、同じ材料でも異なる材料でも
よい。
【0010】上記接着層3は、透明な樹脂フィルム1、
1′上にそれぞれ着色剤層2、2′を塗設したものを、
互いに貼り合わせて接着し一体化するために設けられた
層で、透明な水系アクリルエマルジョンからなる。この
ようなアクリルエマルジョンの具体例としては、例え
ば、アクリル系粘着剤等が挙げられる。上記粘着剤層4
は、透明な粘着剤からなる。このような粘着剤として
は、例えば、ゴム系粘着剤等が挙げられる。
【0011】図1の遮光性粘着シートは、以下のように
して作成される。まず、遮光性シートの形成を次のよう
に行う。予め、上記高分子材料、染顔料及び必要に応じ
て紫外線吸収剤等の添加剤を、例えば、トルエン、メチ
ルエチルケトン、酢酸エチル、アセトン等の有機溶剤に
溶解又は分散させる。これを2枚の透明な樹脂フィルム
1、1′上にそれぞれ塗布し乾燥して着色層2、2′を
形成する。これらのうちの1枚に、水系アクリルエマル
ジョンを塗布し乾燥して接着層3を形成する。その後、
もう1枚の透明な樹脂フィルム1′の着色層2′と、上
記接着層3とを貼り合わせることにより、遮光性シート
を作成する。
【0012】一方、離型紙上に粘着剤を塗布し乾燥して
粘着剤層4を形成する。次いで、この離型紙上の粘着剤
層4と、上記で作成された遮光性シートとを貼り合わせ
て密着させ、遮光性シート上に粘着剤層4を積層する。
通常、離型紙は、粘着剤層4の表面に仮着されて、他物
との粘着を防止し、使用時にはこれを剥がす。
【0013】これらの密着性を良好とするために、必要
に応じて、遮光性シートと粘着剤層4との間に下塗剤層
を設けてもよい。また遮光性粘着シートをロール捲きに
した時に、粘着剤層4が遮光性シートから容易に剥がれ
るように、遮光性シートの粘着剤層4が形成されていな
い面に離型層を形成してもよい。上記遮光性粘着シート
は、必要に応じてテープ等の所望の太さに裁断され、ロ
ール捲きにされる。
【0014】
【作用】本発明の遮光性粘着シートは、接着層は水系ア
クリルエマルジョンを塗布乾燥することにより形成され
る。従って、油溶性染顔料及び高分子材料からなる着色
層が侵されて色落ちやピンホールが生じることがない。
また、着色層中の染顔料が接着層の製膜中の塗膜に移行
することがない。
【0015】
【実施例】以下に実施例を掲げて本発明を詳細に説明す
るが、本発明はこれら実施例のみに限定されるものでは
ない。 実施例1 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体(ユニオンカーバイド
社製、ビニライトVYHH)100重量部、ニトリルゴ
ム(日本ゼオン社製、ニッポラン1432J)30重量
部、赤色油溶性染料(保土谷化学社製、スピロンレッド
GEH)5重量部及びオレンジ色油溶性染料(BASF
社製、ザボンオレンジ272)1重量部をメチルエチル
ケトンに均一に溶解して塗布液を調製した。
【0016】この塗布液を、2枚のポリエステルフィル
ム(ダイアホイル社製、E−130)上に、それぞれ乾
燥後の厚さが2μmとなるようにグラビアコーターを用
いて塗布し乾燥し、フィルム上に着色層を形成し、これ
らをフィルムAとした。これらのフィルムAの着色層の
外観はピンホールがなく、均一な塗布面であった。これ
らのうち1枚のフィルムAの着色層上に、アクリルエマ
ルジョン(綜研化学社製、E−3303S、固形分57
%、粘度200p/25℃)を乾燥後の厚さが3μmと
なるように塗布し、次いで、この上にもう1枚のフィル
ムAを着色層を下側にして積層して遮光性シートBを作
成した。この遮光性シートBは、着色層が侵された様子
がなく、ピンホールがない均一な外観を有していた。
【0017】このシートBの着色層と接着層との間のT
剥離強度を測定したところ、220g/12mmであっ
た。また、このシートBを、40℃、500時間放置し
た後の着色層と接着層との間のT剥離強度について測定
したところ、220g/12mmであり、変化はなかっ
た。この40℃、500時間放置した後にアセトン中に
6時間放置した後の着色層の色落ち及び着色層と接着層
との層間剥離について調べたところ、色落ちも層間剥離
も起こらなかった。
【0018】比較例1 実施例1のアクリルエマルジョンの代わりに、実施例1
で使用したビニライトVYHHのメチルエチルケトン溶
液を用いたこと以外は、実施例1と同様にして遮光性シ
ートCを作成した。この遮光性シートCは、着色層が一
部侵され、表面が荒れ、ピンホールの部分が見られた。
このシートCの着色層と接着層との間のT剥離強度を測
定したところ、200g/12mmであった。また、こ
のシートCを、40℃、500時間放置した後の着色層
と接着層との間のT剥離強度について測定したところ、
80g/12mmであり、強度の変化があった。この4
0℃、500時間放置した後にアセトン中に6時間放置
した後の着色層の色落ち及び着色層と接着層との層間剥
離について調べたところ、色落ちが認められ、端面から
層間剥離が起こった。
【0019】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明
は、着色層の色落ちやピンホールがないため、遮光性が
良好であり、かつ着色層中の染顔料が接着層の製膜中の
塗膜に移行することがないので、接着層の接着性が良好
であり、耐溶剤性が良好な遮光性粘着シートを提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の遮光性粘着シートの構成を示す断面
図。
【図2】従来の遮光性粘着シートの構成を示す断面図。
【符号の説明】
1、1′ 透明樹脂フィルム 2、2′ 着色層 3 接着層 4 粘着剤層 11、11′透明樹脂フィルム 12、12′着色層 13 接着層 14 粘着剤層 15 下塗剤層 16 離型層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09J 7/02 JLE G03F 1/04

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遮光性シートと、前記遮光性シートの一
    面に形成された粘着剤層とからなる遮光性粘着シートで
    あって、前記遮光性シートが、透明樹脂フィルム上に、
    着色層、接着層、着色層及び透明樹脂フィルムが順次積
    層されたシートであり、前記着色層が、油溶性染顔料を
    含有する高分子材料で、感光材料が感光する波長の光線
    を遮光しその他の可視光線を透過し得る材料からなり、
    前記接着層が、水系アクリルエマルジョンからなること
    を特徴とする遮光性粘着シート。
JP13871894A 1994-06-21 1994-06-21 遮光性粘着シート Pending JPH086229A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2105483A1 (en) 2005-12-06 2009-09-30 Nitto Denko Corporation Light-shielding pressure-sensitive adhesive sheet

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