JPH085851Y2 - 車両用送風装置 - Google Patents
車両用送風装置Info
- Publication number
- JPH085851Y2 JPH085851Y2 JP40089390U JP40089390U JPH085851Y2 JP H085851 Y2 JPH085851 Y2 JP H085851Y2 JP 40089390 U JP40089390 U JP 40089390U JP 40089390 U JP40089390 U JP 40089390U JP H085851 Y2 JPH085851 Y2 JP H085851Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blower
- air
- vehicle
- suction port
- blown
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車等車両内におい
て空調装置と併用する車両用送風装置に関するものであ
る。
て空調装置と併用する車両用送風装置に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】本考案に対応する従来の技術は見当らな
い。
い。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】従来の自動車の空調装
置は自動車の構造上通常インスツルメントパネルの下部
に設置されており、冷風の吹出口は前席に向けられてい
るので、前席の冷房は十分に行われるが、後席では前座
席等の障壁のため冷房は不十分であった。またリヤーク
ーラを設けて後席を冷房するものもあるが、コスト高と
なる他、エンジンへの負荷が大きくなり特に軽自動車、
商用バン型車等にはリヤークーラを装備することは困難
であった。
置は自動車の構造上通常インスツルメントパネルの下部
に設置されており、冷風の吹出口は前席に向けられてい
るので、前席の冷房は十分に行われるが、後席では前座
席等の障壁のため冷房は不十分であった。またリヤーク
ーラを設けて後席を冷房するものもあるが、コスト高と
なる他、エンジンへの負荷が大きくなり特に軽自動車、
商用バン型車等にはリヤークーラを装備することは困難
であった。
【０００４】本考案は上記欠点を解消するために、車両
の後席の冷房を十分に、かつ確実に行わしめる車両用送
風装置を提供しようとするものである。
の後席の冷房を十分に、かつ確実に行わしめる車両用送
風装置を提供しようとするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本考案は、車両の空調装
置から前席側に吹出された冷風を吸込む吸込口と、この
吸込まれた冷風を送風する送風機と、この送風された冷
風を後席側に吹出す吹出口と、前記送風機の運転・停止
を司掌する送風スイッチとを備え、前記吸込口近傍の空
気温度が所定値以上のとき前記送風スイッチが運転状態
とされていても前記送風機の運転を停止せしめる制御手
段とを設けたことを特徴とする車両用送風装置に係る。
置から前席側に吹出された冷風を吸込む吸込口と、この
吸込まれた冷風を送風する送風機と、この送風された冷
風を後席側に吹出す吹出口と、前記送風機の運転・停止
を司掌する送風スイッチとを備え、前記吸込口近傍の空
気温度が所定値以上のとき前記送風スイッチが運転状態
とされていても前記送風機の運転を停止せしめる制御手
段とを設けたことを特徴とする車両用送風装置に係る。
【０００６】
【作用】本考案の車両用送風装置は前記構成を具えてい
るので、自動車の空調装置から前席側に吹出された冷風
は吸込口に吸込まれ送風機により吹出口から後席側へ吹
出されるので後席の乗員に冷風を吹きつけることができ
る。
るので、自動車の空調装置から前席側に吹出された冷風
は吸込口に吸込まれ送風機により吹出口から後席側へ吹
出されるので後席の乗員に冷風を吹きつけることができ
る。
【０００７】また温度センサ等により検知された吸込口
近傍の空気温度が所定値以上のときには送風スイッチが
運転状態とされていても制御手段からの指令により送風
機の運転が停止される。これによって、車内が所定値以
上の高温にある時には、温度の高い空気が後席側へ吹出
すことが防止される。
近傍の空気温度が所定値以上のときには送風スイッチが
運転状態とされていても制御手段からの指令により送風
機の運転が停止される。これによって、車内が所定値以
上の高温にある時には、温度の高い空気が後席側へ吹出
すことが防止される。
【０００８】
【実施例】図１は本案の車両用送風装置の１実施例の斜
視図を示す。１は送風装置（本図全体）、２は同送風装
置のケース、６は風の吹出口である。
視図を示す。１は送風装置（本図全体）、２は同送風装
置のケース、６は風の吹出口である。
【０００９】図２に前記送風装置１の断面図（図１のＡ
−Ａ断面）を示す。２はケース、３は送風機、４は同送
風機３を回転可能に保持するケース２に一体に設けられ
たケーシング、５はケース２の前面に設けられた吸込
口、６はケース２の後面に設けられた吹出口、７は吹出
口６に設けられた風向調節板である。
−Ａ断面）を示す。２はケース、３は送風機、４は同送
風機３を回転可能に保持するケース２に一体に設けられ
たケーシング、５はケース２の前面に設けられた吸込
口、６はケース２の後面に設けられた吹出口、７は吹出
口６に設けられた風向調節板である。
【００１０】図３は本実施例の作用を説明する送風装置
１が取付けられている自動車の断面図を示す。送風装置
１は前席と後席の間の自動車の天井部に取付けられてい
る。３１は自動車に予め備えられていて前席側に冷風を
吹出す空調装置である。矢印は風の流れを示す。空調装
置３１から前席側に吹出された冷風は、吸込口５に吸込
まれ送風機３によって付勢されて吹出口６から後席側に
吹出される。これによって、後席の乗員に直接冷風を吹
きつけることができ、その風速によりさらに冷房感を向
上させることができる。
１が取付けられている自動車の断面図を示す。送風装置
１は前席と後席の間の自動車の天井部に取付けられてい
る。３１は自動車に予め備えられていて前席側に冷風を
吹出す空調装置である。矢印は風の流れを示す。空調装
置３１から前席側に吹出された冷風は、吸込口５に吸込
まれ送風機３によって付勢されて吹出口６から後席側に
吹出される。これによって、後席の乗員に直接冷風を吹
きつけることができ、その風速によりさらに冷房感を向
上させることができる。
【００１１】また図３において、２１は送風機３の運転
停止を司掌する送風スイッチ、２２は吸込口５の近傍に
装着された温度センサで、これら送風スイッチ２１及び
温度サンサ２２の信号を入力した制御手段２３の指令に
基づいて送風機３が運転又は停止されるようになってい
る。
停止を司掌する送風スイッチ、２２は吸込口５の近傍に
装着された温度センサで、これら送風スイッチ２１及び
温度サンサ２２の信号を入力した制御手段２３の指令に
基づいて送風機３が運転又は停止されるようになってい
る。
【００１２】即ち、送風スイッチ２１がＯＮとされた状
態下において、吸込口５近傍の空気温度は温度センサ２
２により検知され、この空気温度が所定温度以下のとき
には制御手段２３の指令に基づいて送風機３が運転され
る。これにより、前記したように、前席側の冷風が送風
機１を介して後席側へ吹出される。
態下において、吸込口５近傍の空気温度は温度センサ２
２により検知され、この空気温度が所定温度以下のとき
には制御手段２３の指令に基づいて送風機３が運転され
る。これにより、前記したように、前席側の冷風が送風
機１を介して後席側へ吹出される。
【００１３】一方温度センサ２２により検知された空気
温度が所定温度以上のときには制御手段２３の指令に基
づいて送風スイッチ２１がＯＮ状態にあっても送風機３
の運転は停止される。従って空調装置３１の運転開始直
後等のように車内が高温下にある場合には、後席側への
熱風の吹出しは防止され、乗員に不快感を与えることが
防止される。
温度が所定温度以上のときには制御手段２３の指令に基
づいて送風スイッチ２１がＯＮ状態にあっても送風機３
の運転は停止される。従って空調装置３１の運転開始直
後等のように車内が高温下にある場合には、後席側への
熱風の吹出しは防止され、乗員に不快感を与えることが
防止される。
【００１４】
【考案の効果】本考案においては、吸込口、送風機及び
吹出口を備えた車両用送風装置により空調装置からの冷
風を後席側へ吹出すことができるので、後席の乗員に十
分な冷房感を与えることができる。また吸込口近傍の空
気温度が所定値以上のときは、制御手段の指令に基づい
て送風スイッチが運転状態とされていても送風機の運転
が停止されるので、後席側への熱風の吹出しは防止され
乗員に不快感を与えることはない。
吹出口を備えた車両用送風装置により空調装置からの冷
風を後席側へ吹出すことができるので、後席の乗員に十
分な冷房感を与えることができる。また吸込口近傍の空
気温度が所定値以上のときは、制御手段の指令に基づい
て送風スイッチが運転状態とされていても送風機の運転
が停止されるので、後席側への熱風の吹出しは防止され
乗員に不快感を与えることはない。
【図１】本考案の一実施例に係る車両用送風装置の斜視
図である。
図である。
【図２】図１のＡ−Ａ線断面図である。
【図３】前記実施例に係る車両用送風装置を取付けた自
動車の断面図である。 １ 送風装置 ３ 送風機 ５ 吸込口 ６ 吹出口 ２１ 送風スイッチ ２２ 温度センサ ２３ 制御手段 ３１ 空調装置
動車の断面図である。 １ 送風装置 ３ 送風機 ５ 吸込口 ６ 吹出口 ２１ 送風スイッチ ２２ 温度センサ ２３ 制御手段 ３１ 空調装置
Claims (1)
- 【請求項１】 車両の空調装置から前席側に吹出された
冷風を吸込む吸込口と、この吸込まれた冷風を送風する
送風機と、この送風された冷風を後席側に吹出す吹出口
と、前記送風機の運転・停止を司掌する送風スイッチと
を備え、前記吸込口近傍の空気温度が所定値以上のとき
前記送風スイッチが運転状態とされていても前記送風機
の運転を停止せしめる制御手段とを設けたことを特徴と
する車両用送風装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP40089390U JPH085851Y2 (ja) | 1990-12-18 | 1990-12-18 | 車両用送風装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP40089390U JPH085851Y2 (ja) | 1990-12-18 | 1990-12-18 | 車両用送風装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0490412U JPH0490412U (ja) | 1992-08-06 |
| JPH085851Y2 true JPH085851Y2 (ja) | 1996-02-21 |
Family
ID=31879071
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP40089390U Expired - Lifetime JPH085851Y2 (ja) | 1990-12-18 | 1990-12-18 | 車両用送風装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH085851Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7200501B2 (ja) * | 2018-05-11 | 2023-01-10 | 株式会社デンソー | 車両用空調装置 |
-
1990
- 1990-12-18 JP JP40089390U patent/JPH085851Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0490412U (ja) | 1992-08-06 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960820 |