JPH0526533U - 自動車用空調装置 - Google Patents

自動車用空調装置

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JPH0526533U
JPH0526533U JP7735891U JP7735891U JPH0526533U JP H0526533 U JPH0526533 U JP H0526533U JP 7735891 U JP7735891 U JP 7735891U JP 7735891 U JP7735891 U JP 7735891U JP H0526533 U JPH0526533 U JP H0526533U
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JP
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air
solar radiation
amount
blower
insolation
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Application number
JP7735891U
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Inventor
英男 菅野
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車内において、左又は右から日射の直射
を受けた時に、日射量の大きい側の吹出グリルから乗員
へ向って風量の多い冷風を流すと共に、日射量の小さい
側の吹出グリルからの冷風の風量を確保し、自動的に快
適な空調を行うことができるようにする。 【構成】 運転席と助手席の前方に設けられ吹出し方向
が可変な左右の吹出グリル14,12、調和空気を左右
配風ダンパ22を経て前記左右の吹出グリル14,12
へ送るブロワ6、車のインパネ上に設けられた左右の日
射量の検知センサ15、及び前記検知センサから信号が
入力され検知センサ15の検知する左右の日射量差が所
定値以上では、日射量の大きい側の吹出グリルの吹出し
方向を乗員へ向け、左右配風ダンパ22を日射量が大き
い側の吹出グリルへの風量が増すように駆動し、ブロワ
6の駆動モータ電圧を左右の日射量差に応じて制御して
ブロワ6の送風量を増加させる制御装置8を備えた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、冷房性能を改良するようにした自動車用空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の自動車の空調装置を、図9及び図10に示す。この空調装置では、ブロ ワ6で送られる風をエバポレータ3で冷却し、ヒータ4で暖めて調和空気として フェース吹出グリル9より室内へ送られて温調が行われる。
【0003】 車内温度は車内センサで検出され、これが制御装置(コントローラ)8に入力 されて、予め設定された車内温度との差に基づいて、同コントローラ8は、エバ ポレータ3とヒータ4間に設けられたエアミックスダンパ5を作動してヒータ4 で暖められる分の空気の量を制御して、室内温度に応じてフェース吹出グリル9 から室内へ吹出される空気の温度を調節している。
【0004】 また、日射量が増すと日射センサ2で検知して、これを前記コントローラ8に 入力し、冷房負荷増大分をブロワモータ7の電圧をアップし風量を増すか、エア ミックスダンパ5をヒータ4での再熱を減らす方向に動かし、吹出し温度を下げ て乗員が快適となるよう車内温度を補正している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
前記の従来の自動車の空調装置では、冷房中は、図10に示すように、通常吹 出風は直接乗員には当てていない。自動車では日射が偏って当たる場合が多く、 乗員に日射が直接当たる(以下直射と云う)と直射の当たる部位は暑く不快とな る。このため、乗員が手動操作でサンバイザで陽除けをしたり、吹出グリル9を 自分の顔の方向に向ける等の操作が必要である。運転手の場合は、これらの操作 のため運転動作に注意不足となり、安全性に欠ける。
【0006】 本考案は、従来の自動車の空調装置の以上の問題点を解決しようとするもので ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案の自動車用空調装置は、運転手席と助手席の前方に設けられ吹出し方向 が可換な左右の吹出グリル、調和空気を左右配風ダンパを経て前記左右の吹出グ リルへ送るモータで駆動されるブロワ、車のインパネ上に設けられた左右の日射 量の検知センサ、及び前記日射量の検知センサから信号が入力され、前記検出セ ンサの検知する左右の日射量差が所定値以上では、前記左右の吹出グリルのうち 日射量の大きい側の吹出グリルの吹出し方向を乗員へ向けると共に前記左右配風 ダンパを日射量の大きい側の吹出グリルへの風量が増すように駆動し、かつ、前 記ブロワの駆動モータ電圧を前記左右の日射量差に応じて制御する制御装置を備 えたことを特徴とする。
【0008】
【作用】
本考案では、左右の日射量の検知センサによって、左右の日射量が検知され、 これが制御装置に入力される。制御装置では、左右の日射量の差が演算される。
【0009】 前記左右の日射量の差が所定値以上の場合には、制御装置によって日射量の多 い側の一方の吹出グリルの吹出し方向が乗員の方向へ向けられる。また同時に、 制御装置によって、左右吹出しグリルへ調和空気を分配して送る左右配風ダンパ が駆動されて日射量の大きい側の吹出しグリルへの風量が増加すると共に吹出し 風の風速が高められる。
【0010】 また、前記左右の日射量の差が所定値以上の場合、左右配風ダンパによって日 射量の大きい側の吹出しグリルへの風量が増加することによって、日射量の小さ い側の吹出しグリルへの風量が減少する。この時、制御装置によってブロワの駆 動モータ電圧を左右の日射量の差に応じて制御して増加するによって、前記日射 量の小さい側の吹出しグリルへの風量の減少が補償される。
【0011】 このようにして、本考案によれば、左右の日射量の差が所定値以上の場合、日 射量が多い側の吹出しグリルから増加した風量の調和空気が乗員の顔付近の方向 へ向って高い速度で吹出されると共に、日射量の少い側の吹出しグリルからも十 分な風量の調和空気が吹出される。従って、乗員に直射があった場合においても 、乗員が快適となる調和空気を自動的に自動車内に発生させることができる。
【0012】
【実施例】
本考案の一実施例を、図1ないし図8によって説明する。6はモータ7で駆動 されるブロワで、同ブロワ7で送られる風は、エバポレータ3で冷却され、ヒー タ4で暖められて適当な温度の調和空気(冷風)となる。
【0013】 運転者席と助手席の前方には、それぞれ右左の吹出グリル12、14が設けら れ、両吹出グリル12,14の中間には中央吹出グリル13が設けられている。 中央吹出グリル13の中央には、同グリル13を左右に分ける仕切板13′が設 けられている。前記ヒータ4の下流側は、右吹出グリル12と中央吹出グリル1 3の右半の部分、及び左吹出グリル14と中央吹出グリル13の左方の部分とに 右と左に分岐して接続されており、この左右に風を配分する左右配風ダンパ22 がヒータ4の下流側に設けられている。
【0014】 前記右と左の吹出グリル12,14は、図4に示すように(図4では右吹出グ リルのみを示す)、縦ルーバ20と横ルーバ18を備え、横ルーバ18は電磁石 19によって上下に傾動し、縦ルーバ20はモータ21によって左右に傾動して 、その吹出し方向を変えることができるようになっている。
【0015】 図2及び図3に示すように、前記左右及び中央の吹出グリル13前方のインパ ネ23には、日射の方向と日射量を検知するための左右の日射センサ16,17 をセンサ固定台24に固定した左右日射センサ15が取付けられている。
【0016】 前記左右日射センサ15は、図1に示すように、自動車に搭載された制御装置 (コントローラ)8に接続されており、同制御装置8は、前記ブロワ6を駆動す るモータ7、前記左右配風ダンパ22の図示しない駆動モータ及び前記縦ルーバ 20のモータ21と前記横ルーバ18の電磁石19に接続されている。
【0017】 前記制御装置8は、入力される左右日射センサ15の左の日射センサ16と右 の日射センサ17の検出した日射量の差を演算し、その所定値以上になった時に は、その信号によって、次のようにブロワ6を駆動するモータ7、左右配風ダン パ22の駆動モータ及び縦ルーバ20のモータと横ルーバ18の電磁石19を制 御する。 (1)ブロワ6を駆動するモータ7の電圧を増加させる。 (2)左右配風ダンバ22のモータを作動して同ダンパ22の開度を調節して日 射量の多い側への風量を増加させる。 (3)日射量の多い側の右又は左の吹出グリル12又は14の電磁石19とモー タ21に通電して横ルーバ18と縦ルーバ20を傾動して、同吹出グリルの吹出 し方向を、日射量の多い側の乗員の顔付近へ向ける。例えば、図5に示すように 、右側の日射量が多い時には、右吹出グリル12の風の吹出し方向Fを運転者1 1の顔付近へ向ける。
【0018】 本実施例の作動について図8によって説明する。ステップ101で、制御装置 8が左右日射センサ15の検知する左右の日射量差が所定値以上か否かを検出す る。左右の日射量差が所定値以上でない時には、ステップ110,111,11 2に示すように、吹出グリルのモータ21と電磁石19には通電されず、ブロワ 6の駆動モータ7の電圧は変化せず、左右配風ダンパ22は中央位置を保ち、自 動車内には、通常な状態での空気調和が行われる。
【0019】 ステップ101で前記の左右の日射量差が所定値以上であることが検出した時 には、制御装置8は、ステップ102A,102Bでそれぞれ右日射量が左日射 量より大きいか、又は右日射量より左日射量が大きいかを判定する。ステップ1 02A及びステップ102Bに続いて、それぞれ添字A,Bを付したステップ1 03,104,105,106が継続して行われるが、スナップ102Aに続く ステップとステップ102Bに続くステップは左右逆になっているに過ぎないの で、ステップ102Aに続くステップについて以下説明する。
【0020】 前記のように、右日射量が左日射量より大きい場合には、ステップ103A及 び104Aにおいて、右吹出グリル12のモータ21と電磁石19に通電して吹 出グリル12の風の吹出し方向を運転手の顔付近へ向ける。ステップ105Aで ブロワ6のモータ7の電圧を増加する。また、ステップ106Aで左右配風ダン パ22を駆動し、図1における−θ側へこれを動かして開度を変え、ブロワ6に よって送られる調和空気が、左吹出グリル14より多量に右吹出グリル12へ送 られるようにする。
【0021】 以上によって、左右の日射量差が所定値以上の場合には、ブロワ6のモータ7 への電圧が増加し、かつ、日射の多い側の吹出グリルからの吹出し風は乗員の顔 付近へ向かうと共に同吹出グリルへの送風量が増加する。
【0022】 従って、左右の日射量差が所定値以上の場合、直射を受ける側の吹出グリルか らはその側の乗員の顔へ向って直接に速度が高く多量の冷風が吹出されることと なる。日射量と風速が変化した場合の快適ゾーンは、図6(a)に示す通りであ り、本実施例では、直射を受ける側の乗員に十分な快適感を与えることができる 。
【0023】 また、図6(b)には、快適感を得ることができる日射量と吹出しインターバ ルの関係を示す。図6(b)に示されるように、日射量が小さい時には、吹出グ リルを適宜スイングさせて乗員へ向う吹出し風にインターバルを与えるようにす ることが望ましい。
【0024】 左右の日射量の差が所定値以上の時には、前記のように、左右配風ダンパ22 の開度が図7に示すように、θ〜−θの間で調節される。これによって、日射量 の少い側の吹出グリルへの風量が低下するので、本実施例では、前記したように ブロワ6を駆動するモータ7の電圧を増加させて(図7(a)参照)ブロワ6の 送風量を増し、前記日射量の少い側の吹出グリルの風量の低下を補償し、これに よって、日射量が少い側の乗員の快適感を維持する。
【0025】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案においては、乗員に偏って日射が当る場合に、日 射量の多い側の吹出グリルから乗員へ向って速度の高い多量の冷風を送ると共に 、反対側の吹出グリルへの冷風の風量も維持することによって、自動車内で快適 な温調を自動的に行うことができ、快適性を向上させることができる。
【0026】 また、以上によって、運転中に乗員がサンバイザや吹出グリルを操作する作業 が不要となり安全性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の概略の構成図、
【図2】同実施例の吹出グリルと左右日射センサの取付
状態の説明図、
【図3】同実施例の左右日射センサの構成図、
【図4】同実施例の右吹出グリルの構造説明図、
【図5】同実施例の吹出グリルと運転者との状態の説明
図、
【図6】図6(a)は風速、日射量に対する快適ゾー
ン、図6(b)は快適な日射量と吹出しインターバルを
それぞれ示す関係図、
【図7】左右日射量差とブロワモータ電圧、左右配風ダ
ンパ開度の関係図、
【図8】前記本考案の実施例のフローチャート図、
【図9】従来の自動車用空調装置の構成図、
【図10】同従来の自動車用空調装置の吹出ルーバと日
射センサの状態の説明図である。
【符号の説明】
3 エバポレータ 4 ヒータ 6 ブロワ 7 ブロワのモータ 8 制御装置 11 乗員 12 右吹出グリル 14 左吹出グリル 15 左右日射センサ 18 横ルーバ 19 電磁石 20 縦ルーバ 21 モータ 22 左右配風ダンパ 23 インパネ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転手席と助手席の前方に設けられ吹出
    し方向が可換な左右の吹出グリル、調和空気を左右配風
    ダンパを経て前記左右の吹出グリルへ送るモータで駆動
    されるブロワ、車のインパネ上に設けられた左右の日射
    量の検知センサ、及び前記日射量の検知センサから信号
    が入力され、前記検出センサの検知する左右の日射量差
    が所定値以上では、前記左右の吹出グリルのうち日射量
    の大きい側の吹出グリルの吹出し方向を乗員へ向けると
    共に前記左右配風ダンパを日射量の大きい側の吹出グリ
    ルへの風量が増すように駆動し、かつ、前記ブロワの駆
    動モータ電圧を前記左右の日射量差に応じて制御する制
    御装置を備えたことを特徴とする自動車用空調装置。
JP7735891U 1991-09-25 1991-09-25 自動車用空調装置 Withdrawn JPH0526533U (ja)

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JP7735891U JPH0526533U (ja) 1991-09-25 1991-09-25 自動車用空調装置

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JP (1) JPH0526533U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019151238A (ja) * 2018-03-05 2019-09-12 株式会社デンソー 車両用シート空調装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019151238A (ja) * 2018-03-05 2019-09-12 株式会社デンソー 車両用シート空調装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19951130