JP3242772B2 - 車両のエアコン吹出口構造 - Google Patents

車両のエアコン吹出口構造

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JP3242772B2 JP30397493A JP30397493A JP3242772B2 JP 3242772 B2 JP3242772 B2 JP 3242772B2 JP 30397493 A JP30397493 A JP 30397493A JP 30397493 A JP30397493 A JP 30397493A JP 3242772 B2 JP3242772 B2 JP 3242772B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、前席と後部席にそれ
ぞれエアコンを組込んだ、いわゆるデュアルエアコンを
装備した車両の、例えば後部席側のエアコン吹出口構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の車両エアコン用のダクトは、図
6や図7に示すようにデュアルエアコンのクーリングユ
ニット(図示しない)から車両の左右のルーフサイドレ
ール部101の車内側に沿ってフロント側に延びる二股
の通風経路として構成され、経路の途中の数箇所に吹出
口としてのエアアウトレット102が設けられている。
エアアウトレット102は、後部席の乗員に対してより
よい冷房環境を形成するために着座した乗員の頭部前寄
りの上方位置に設けられていることが多い。また、多く
のこの種の車両ではこの位置に、乗員のためのアシスト
グリップ103も取り付けられている。アシストグリッ
プ103は乗員が手を上げ伸ばして掴み易いエアアウト
レット102のすぐ下方においてルーフサイドレール部
101に対してねじ固定され、車内側に突出している。
なお、ダクト104及びルーフサイドレール部101は
いずれも、最終的には成形天井105により被覆されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような構成の車
両では、図7に示すように、アシストグリップ103の
直上にダクト104が取付けられていて、アシストグリ
ップ103の上方の成形天井105までの間のa寸法が
大きくとれずアシストグリップ103を握るとき、握り
難いといった問題点がある。この問題点は、ダクト10
4を断面積の小さい扁平なものにしたり、エアアウトレ
ット102とアシストグリップ103とを引き離して設
けるなどによる試みにより解決が図られてきたが、風量
の減少を招いたり、アシストグリップ103又はエアア
ウトレット102の最適位置が確保できなくなるといっ
た別の問題を招き、解決できないままにある。
【0004】そこで、この発明は上記した従来の問題点
を解決するためになされたもので、その目的はエアコン
用のダクトの断面積を減少させることも、吹出口及びア
シストグリップの適切な位置をずらすこともなくアシス
トグリップの握り易さが得られる車両のエアコン吹出口
構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するこの
発明の車両のエアコン吹出口構造は、車両のルーフサイ
ドレール部の車内側に沿って配管され、ルーフリインホ
ースに固定されたデュアルエアコン用のダクトの車室側
に開設された吹出口部分に対して、該ダクトの吹出口に
連通する吹出口と、この吹出口の近接位置に一体成形に
より形成され上記吹出口の吹出し方向に沿って突出した
アシストグリップとを備えたクーラレジスタを車室側に
おいて固定したものである。
【0006】
【作用】前記手段によれば、クーラレジスタの固定によ
りその吹出口の近接位置から吹出し方向に沿ってクーラ
レジスタに一体のアシストグリップが突出することにな
り、アシストグリップの成形天井との間は、ダクトの変
更や吹出口の位置関係を変更することなくアシストグリ
ップの突出量の設定により広くとることができるように
なる。
【0007】
【実施例】次に、この発明の一実施例を図1〜図5に基
づいて説明する。図3及び図4に示すように、本例の車
両Sは車室の前部と後部にエアコンを装備した、いわゆ
るデュアルエアコン装備にされている。なお、図3にお
いて、20は前部の吹出し口を示し、前部側のクーリン
グユニット21と送風管22を介して通風可能に形成さ
れている。そして12は後部側の吹出し口を示し、後部
側のクーリングユニット30、送風管31及び後部のダ
クト1を介して通風可能に形成されている。
【0008】図1は車両Sの全体を示した図3及び図4
におけるルーフサイド部のA−A線での拡大断面図であ
り、この部分にデュアルエアコンの後部側のダクト1が
左右のルーフサイドレール部2の車内側に沿ってそれぞ
れ配管されていなお、Gはウインドガラスを示す。後部
側のダクト1の配管は図3及び図5に示すように組付け
られている。
【0009】図1に示すように、ダクト1は、ブロー成
形等により断面略不等脚台形状の樹脂チューブとして形
成され、車両Sのボディ構造であるルーフリィンホース
3にブラケット4を介してねじ5で固定されている。取
付け状態のダクト1は短辺がフロア側に向けられ、長辺
がルーフ側に、長い方の斜辺が車室内方側にそれぞれ向
けられていて、その短辺による下面は概ね水平位にあ
る。このダクト1の下面には適所に吹出口6が開設され
ている。なお、適所とは後部席の乗員に対してよりよい
冷房環境とするために適した位置を指し、より具体的に
は着座した乗員の頭部前寄りの上方位置付近である。
【0010】ダクト1及びルーフサイドレール部2等は
成形天井7により被覆され、車内側からは隠蔽され見え
ることはない。上記ダクト1の吹出口6部分には、図2
に示すようなクーラレジスタ8が二本のねじ9と固定用
フック10とにより車内側から装着され固定されてい
る。このクーラレジスタ8は、盤状角形のベース11に
ダクト1の吹出口6に連通する格子状の吹出口12と、
この吹出口12の外寄りの近接位置に一体成形により車
両における前後方向に形成され吹出口12の吹出し方向
に沿って突出したアシストグリップ13とを備えた樹脂
成形物である。
【0011】アシストグリップ13の突出量は握り易さ
を基準として通常のものより大きめに設定され、その基
部には固定のためのねじ挿通孔14が開けられている。
またアシストグリップ13に対向するベース11の側部
寄りの取付面側には上述の固定用フック10が車両にお
ける前後方向に一つずつ一体に形成されている。この固
定用フック10はダクト1の吹出口6の口縁に掛け止め
得るものであり、二本のねじ9とともにダクト1の吹出
口部分に対するクーラレジスタ8の固定に供される。
【0012】上記構成のエアコン吹出口構造において
は、クーラレジスタ8の固定によりその吹出口12の外
寄りの近接位置から吹出し方向に沿ってクーラレジスタ
8に一体のアシストグリップ13が車内側に突出するこ
とになり、アシストグリップ13の成形天井7との間
は、ダクト1の薄型化や断面積の変更或いは、吹出口1
2との位置関係を変更することなくアシストグリップ1
3の突出量の設定により十分広くとることができ、狭隘
感なくアシストグリップ13を利用することができる。
アシストグリップ13の突出量の増加によっても吹出口
12の機能はなんら阻害されず、また、部品も組付け工
数も前記した従来例の場合より減少しコストも低減す
る。勿論、吹出口12とアシストグリップ13の位置は
それぞれが適所にあり、機能を阻害しあうことはない。
【0013】なお、本実施例のエアコン吹出口構造はデ
ュアルエアコンの後部側ダクトの吹出口に適用した場合
を示したが、前部側ダクトのたとえば助手席窓側の天井
部に設けることができる。
【0014】
【発明の効果】以上実施例による説明からも明らかなよ
うにこの発明によれば、クーラレジスタの固定によりそ
の吹出口の近接位置から吹出し方向に沿ってクーラレジ
スタに一体のアシストグリップが突出することになり、
アシストグリップの成形天井との間は、その突出量の設
定により十分広くとることができるようになるので、ダ
クトの断面積を減少させることも、吹出口及びアシスト
グリップの適切な位置をずらすこともなくアシストグリ
ップの握り易さが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例としてのエアコン吹出構造
を示す要部拡大断面図である。
【図2】この発明の実施例のクーラレジスタの拡大斜視
図である。
【図3】この発明の実施例を示す車両全体の略体側断面
図である。
【図4】この発明の実施例を示す車両全体の略体平面図
である。
【図5】この発明の実施例のデュアルエアコン後部側の
構成を示す斜視図である。
【図6】従来のデュアルエアコンを装備した車両の吹出
口要部の説明図である。
【図7】図6におけるB−B線の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 ダクト 2 ルーフサイドレール部 3 ルーフリインホース 6 吹出口 7 成形天井 8 クーラレジスタ 12 吹出口 13 アシストグリップ S 車両
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−98035(JP,A) 実開 昭56−76510(JP,U) 実開 平1−172952(JP,U) 実開 昭59−150633(JP,U) 実開 平3−109943(JP,U) 実開 昭60−95321(JP,U) 実開 昭62−6145(JP,U) 実開 平6−87034(JP,U) 実開 昭60−51115(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60H 1/34 B60N 3/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のルーフサイドレール部の車内側に
    沿って配管され、ルーフリインホースに固定されたデュ
    アルエアコン用のダクトの車内側に開設された吹出口部
    分に対して、該ダクトの吹出口に連通する吹出口と、こ
    の吹出口の近接位置に一体成形により形成され上記吹出
    口の吹出し方向に沿って突出したアシストグリップとを
    備えたクーラレジスタを車内側において固定したことを
    特徴とする車両のエアコン吹出口構造。
JP30397493A 1993-12-03 1993-12-03 車両のエアコン吹出口構造 Expired - Fee Related JP3242772B2 (ja)

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