JPH0854552A - レンズホルダー - Google Patents

レンズホルダー

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JPH0854552A
JPH0854552A JP6191621A JP19162194A JPH0854552A JP H0854552 A JPH0854552 A JP H0854552A JP 6191621 A JP6191621 A JP 6191621A JP 19162194 A JP19162194 A JP 19162194A JP H0854552 A JPH0854552 A JP H0854552A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来のレンズホルダーでは、前方レンズの後
端面外周縁部と後方レンズの前端面外周縁部とに係合す
る環状突部がレンズホルダー内周に形成されていたので
該突部の位置で成形用金型(駒)を前後に2分割しなけ
ればならなかった。本発明は駒を2分割する必要のない
レンズホルダーを提供する。 【構成】 本発明のレンズホルダー11では、前方レン
ズの後端面外周縁部と後方レンズの前端面外周縁部とに
係合する3個の突部12が60度おきに該ホルダーの内
周面に形成され、前方レンズの外周面に嵌合する第一レ
ンズ嵌合部13、後方レンズの外周面に嵌合する第二レ
ンズ嵌合部15、もそれぞれ周方向において互いに所定
間隔を以て配置されている。従って、成形用金型を非分
割構造としても該金型をレンズホルダー前方側へ抜くこ
とができるので、該ホルダーの前方側の軸心との食い違
いが生じることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光学機器等に使用される
レンズホルダーに関し、特に、合成樹脂の射出成形もし
くはダイキャスト等の成形方法で製造するに適した構造
のレンズホルダーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カメラ等の光学機器に使用されて
いる公知のレンズホルダーの代表的な例について図8を
参照して説明する。
【0003】同図に示すように、従来のレンズホルダー
1には複数のレンズL1〜L2が互いに光軸方向に所定
間隔を置いて配置されており、その中で互いに近い位置
に配置されている一組のレンズL1及びL2の間には、
両レンズの互いに対向する端面の外周縁部に係合する環
状突部2が該レンズホルダー1の内周面に形成され、該
環状突部2の前方側の端面2aに前方側のレンズL1の
後端面の外周縁部が当接され、該環状突部2の後方側の
端面2bに後方側のレンズL2の前端面の外周縁部が当
接されている。
【0004】前述のような構造の公知のレンズホルダー
においては、内周面に該環状突部2があるため、該レン
ズホルダー1を例えば構成樹脂の射出成形で製造する場
合、成形用中子(駒)を一体形のものに設計してしまう
と、型抜きの際に該環状突部2が障害物となって該駒を
図8において左側に抜くことができない。従って、従来
は該レンズホルダー1を射出成形で製造する場合には、
図9に示すように、該環状突部2と該突部2より前方の
部分を成形するための駒3と、該突部2より後方の部分
を成形するための駒4とに成形用中子を分割していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来構造のレン
ズホルダーを射出成形で製造する場合には、前述のよう
に駒を2分割にする必要があったため、駒3で成形され
た部分の軸心と駒4で成形された部分の軸心とがずれて
しまう危険性があった。そのため、偏心敏感度が高い設
計の光学系では、レンズホルダーに前記のような軸心の
ずれ(偏心)があると、結像面での片ぼけが生じてしま
うという光学的欠陥を招くことになる。
【0006】
【発明の目的】本発明の目的は、前述のような軸心のず
れを生じないで射出成形等の加工方法により製造するこ
とのできる改善されたレンズホルダーを提供することで
ある。以下に本発明の目的を請求項毎に記載する。
【0007】請求項1の発明は、互いに光軸方向に所定
間隔を置いて配置された少なくとも一組の第一レンズ及
び第二レンズを内蔵するレンズホルダーにおいて、光軸
方向前方に配置された該第一レンズに対して光軸方向後
方に配置された該第二レンズは該第一レンズと同径かも
しくは該第一レンズよりも小径であり、該第一レンズの
後端面の外周縁部と該第二レンズの前端面の外周縁部と
に係合する複数の突部が該レンズホルダーの内周面の周
方向に沿って所定間隔を置いて形成されており、該第一
レンズの外周面に嵌合する第一レンズ嵌合部が該突部と
ほぼ同一中心角位置に形成され、該第二レンズの外周面
に嵌合する第二レンズ嵌合部が該突部の間の位置に形成
されていることを特徴とするレンズホルダーを提供する
ことを目的とする。
【0008】請求項2の発明は、互いに光軸方向に所定
間隔を置いて配置された少なくとも一組の第一レンズ及
び第二レンズを内蔵するレンズホルダーにおいて、光軸
方向前方に配置された該第一レンズに対して光軸方向後
方に配置された該第二レンズは該第一レンズと同径かも
しくは該第一レンズよりも小径であり、該第一レンズの
後端面の外周縁部と該第二レンズの前端面の外周縁部と
に係合する複数の突部が該レンズホルダーの内周面に周
方向に沿って所定間隔を置いて形成されており、該第一
レンズの外周面及び該第二レンズの外周面に嵌合するレ
ンズ嵌合部が該突部の間の位置に形成されていることを
特徴とするレンズホルダーを提供することを目的とす
る。
【0009】請求項3の発明は、請求項1もしくは請求
項2の構成を有するレンズホルダーにおいて該第一レン
ズ嵌合部及び該第二レンズ嵌合部の少なくとも一方に
は、該レンズを半径方向に微少移動させるとともに該レ
ンズを半径方向移動不可能に固定する機能を有した半径
方向微調整手段が設けられていることを特徴とするレン
ズホルダーを提供することを目的とする。
【0010】請求項4の発明は、請求項3の構成を有す
るレンズホルダーにおいて該半径方向微調整手段が、該
第一レンズ嵌合部及び該第二レンズ嵌合部に貫設された
半径方向のビス孔と、該ビス孔に螺入されて該レンズを
半径方向に移動させるビスと、で構成されていることを
特徴とするレンズホルダーを提供することを目的とす
る。
【0011】請求項5の発明は、請求項1もしくは請求
項2の構成を有するレンズホルダーにおいて、該第一レ
ンズ嵌合部及び該第二レンズ嵌合部には該第一レンズ及
び第二レンズをカシメつけるためのカシメ片が連設され
ていることを特徴とするレンズホルダーを提供すること
を目的とする。
【0012】請求項6の発明は、請求項5の構成を有す
るレンズホルダーにおいて、該カシメ片が数カ所切欠か
れており、その切欠き部を通して工具によって該第二レ
ンズを半径方向に微少移動させることを特徴とするレン
ズホルダーを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段及び作用】前記課題を解決
するために請求項1の発明は、互いに光軸方向に所定間
隔を置いて配置された少なくとも一組の第一レンズ及び
第二レンズを内蔵するレンズホルダーにおいて、光軸方
向前方に配置された該第一レンズに対して光軸方向後方
に配置された該第二レンズは該第一レンズと同径かもし
くは該第一レンズよりも小径であり、該第一レンズの後
端面外周縁部と該第二レンズの前端面外周縁部とに係合
する複数の突部が該レンズホルダーの内周面の周方向に
沿って所定間隔を置いて形成されており、該第一レンズ
の外周面に嵌合する第一レンズ嵌合部が該突部とほぼ同
一中心角位置に形成され、該第二レンズの外周面に嵌合
する第二レンズ嵌合部が該突部の間の位置に形成されて
いることを特徴とするレンズホルダーを提供する。
【0014】前記課題を解決するために請求項2の発明
は、互いに光軸方向に所定間隔を置いて配置された少な
くとも一組の第一レンズ及び第二レンズを内蔵するレン
ズホルダーにおいて、光軸方向前方に配置された該第一
レンズに対して光軸方向後方に配置された該第二レンズ
は該第一レンズと同径かもしくは該第一レンズよりも小
径であり、該第一レンズの後端面の外周縁部と該第二レ
ンズの前端面の外周縁部とに係合する複数の突部が該レ
ンズホルダーの内周面に周方向に沿って所定間隔を置い
て形成されており、該第一レンズの外周面及び該第二レ
ンズの外周面に嵌合するレンズ嵌合部が該突部の間の位
置に形成されていることを特徴とするレンズホルダーを
提供する。
【0015】前記課題を解決するために請求項3の発明
は、請求項1もしくは請求項2の構成を有するレンズホ
ルダーにおいて該第一レンズ嵌合部及び該第二レンズ嵌
合部の少なくとも一方には、該レンズを半径方向に微小
移動させるとともに該レンズを半径方向移動不可能に固
定する機能を有した半径方向微調整手段が設けられてい
ることを特徴とするレンズホルダーを提供する。
【0016】前記課題を解決するために請求項4の発明
は、請求項3の構成を有するレンズホルダーにおいて該
半径方向微調整手段が、該第一レンズ嵌合部及び該第二
レンズ嵌合部に貫設された半径方向のねじ孔と、該ねじ
孔に螺入されて該レンズを半径方向に移動させるビス
と、で構成されていることを特徴とするレンズホルダー
を提供する。
【0017】前記課題を解決するために請求5の発明
は、請求項1もしくは請求項2の構成を有するレンズホ
ルダーにおいて該第一レンズ嵌合部及び該第二レンズ嵌
合部には該第一レンズ及び第二レンズをカシメつけるた
めのカシメ片が形成されていることを特徴とするレンズ
ホルダーを提供する。
【0018】前記課題を解決するために請求項6の発明
は、請求項5の構成を有するレンズホルダーにおいて、
該カシメ片が数カ所切欠かれており、その切欠き部を通
して工具によって該第二レンズを半径方向に微少移動さ
せることを特徴とするレンズホルダーを提供する。
【0019】
【実施例】
<実施例1>以下に図1及び図2を参照して本発明の第
一実施例について説明する。
【0020】図2において、L1〜L5はレンズ、11
は本実施例のレンズホルダー、である。レンズホルダー
11の内周面にはレンズL1とレンズL2(レンズL5
と一体になっている)とを光軸方向に所定間隔をおいて
固定配置するための3個の突部12が図1に示すように
周方向に沿って所定間隔で(本実施例では中心角120
度毎、該突部2の相互間隔は60度ごとに)形成されて
おり、該突部12の前方側の端面12aは前方側レンズ
L1の後端面外周部に係合して該レンズL1を光軸方向
に位置決め及び固定し、該突部12の後方側の端面12
bは後方側レンズL2の前端面外周縁部に係合して該レ
ンズL2を光軸方向に位置決め及び固定している。
【0021】また、該突部12に隣接する前方位置に
は、図1に示すように該突部12と同じ中心角位置に該
ホルダーの内周に沿って中心角120度毎に3個のレン
ズL1嵌合部13が形成されるとともに、該突部12に
対して中心角位置が少しずれた位置には該嵌合部13か
ら前方に突出してカシメ片14が設けられている。レン
ズL1が該突部12の前端面12aに当接されるととも
に該嵌合部13に嵌合された後に、該カシメ片14を折
り曲げて該カシメ片14でレンズL1の外周縁部を固定
することにより該レンズL1が固定されている。
【0022】一方、該突部12より後方のレンズL2の
配置位置には、レンズL2の外周面に嵌合する3個のレ
ンズL2嵌合部15が図1に示すように中心角120度
毎に設けられており、該レンズL2嵌合部15は同図に
示すように前記突部12に対して中心角位置がずれた位
置(すなわち、軸方向から見ると、該突部12の間の位
置)に配置されている。また、該レンズL2嵌合部15
から後方に突出してカシメ片16が設けられている。レ
ンズL2を該突部12の後端面12bに当接して光軸方
向の位置決めをし、且つ該レンズの外周面を該嵌合部1
5に嵌合させた後、該カシメ片16を折り曲げてレンズ
L5の後端面外周縁部にカシメつけることにより該レン
ズL2及びL5が固定される。
【0023】以上のように、本実施例のレンズホルダー
においては、前方側レンズの軸方向受け部及び後方側レ
ンズの軸方向受け部となる該突部12が従来のレンズホ
ルダーのように全周に渡って連続した環状のものではな
くて該突部12同士が互いに離れているため、該レンズ
ホルダーを射出成形で製造する場合に成形用中子(駒)
を一体型のものに設計しても該駒を図2において左側へ
抜くことができるので、従来のレンズホルダーのように
レンズホルダーの前方部分の軸心と後方部分の軸心とが
食い違ってしまう危険性がなくなり、その結果、本実施
例によれば、互いに偏心敏感度の高いレンズを含む光学
系の構成に適したレンズホルダーが提供できる。
【0024】<実施例2>図3及び図4を参照して本発
明の第二実施例について説明する。なお、本実施例のレ
ンズホルダーは第一実施例のレンズホルダーの変形例で
あるため、図3及び図4においては第一実施例のレンズ
ホルダーと同じ構成要素については図1及び図2と同じ
符号で表示してあり、これらの同じ構成要素については
説明を省略する。
【0025】本実施例のレンズホルダー11において第
一実施例のレンズホルダー11と異なるところは、前記
レンズL1嵌合部13と前記レンズL2嵌合部15が一
体に成形されて、レンズ嵌合部23となっていることで
ある。従って、第一実施例で説明したレンズホルダーと
同様に、該レンズホルダーを射出成形で製造する場合に
成形用中子(駒)を一体型のものに設計しても、図4に
おいて左側へ抜くことができるので、従来のレンズホル
ダーのようにレンズホルダーの前方部分の軸心と後方部
分の軸心とが食い違ってしまう危険性がなくなり、その
結果、本実施例によれば、互いに偏心敏感度の高いレン
ズを含む光学系の構成に適したレンズホルダーが提供で
きる。
【0026】<実施例3>図5及び図6を参照して本発
明の第二実施例について説明する。なお、本実施例のレ
ンズホルダーは第一実施例もしくは第2実施例のレンズ
ホルダーに更に以下のような構造部分を付加したもので
あるため、図5及び図6においては例えば第一実施例の
レンズホルダーと同じ構成要素については図1及び図2
と同じ符号で表示してあり、これらの同じ構成要素につ
いては説明を省略する。
【0027】本実施例のレンズホルダー11において第
一実施例のレンズホルダー11と異なるところは、前記
レンズL2嵌合部15に半径方向微調整手段としての放
射方向の3個のねじ孔18が貫設されており、該レンズ
ホルダー11の外側から該ねじ孔18にビス17をねじ
込むことによりレンズL2(及びL5)を半径方向に微
調整できるようになっていることである。従って、レン
ズL1の軸心に対してレンズL2及びL5の軸心がわず
かに偏心している場合には3本のビス17のねじ込み量
を調整することによりレンズL2及びL5の軸心をレン
ズL1の軸心に正確に一致させることができる。なお、
該レンズホルダー11を合成樹脂材料で構成する場合、
材料として例えばポリエステルに炭素繊維を混合したF
RPを使用することを仮定すると、該レンズホルダーは
非常に丈夫ではあるがわずかの弾性変形も可能であるた
め、該ビス17のねじ込み量によって該レンズL2嵌合
部15がわずかに半径方向に弾性変形することによりレ
ンズL2及びL5を半径方向に移動させることができ
る。
【0028】以上のように、本実施例のレンズホルダー
は第一実施例のレンズホルダーよりも更に前後のレンズ
の光軸を一致させる機能が高いので、互いに偏心敏感度
の高い複数のレンズを含む光学系のレンズホルダーとし
て好適であり、また、第一実施例のレンズホルダーと同
じく一体型の成形駒を使って射出成形で製造することが
できる。
【0029】<実施例4>図7を参照して本発明の第四
実施例について説明する。なお、本実施例のレンズホル
ダーは第一実施例のレンズホルダーの変形例であるた
め、図7においては第一実施例のレンズホルダーと同じ
構成要素については図1及び図2と同じ符号で表示して
あり、これらの同じ構成要素については説明を省略す
る。
【0030】本実施例のレンズホルダー11において第
一実施例のレンズホルダー11と異なるところは、カシ
メ片16が周上数カ所切欠かれており、その結果、複数
の切欠き部19を有していることである。よって、この
複数の切欠き部19のうち任意の切欠き部19を通して
公知の、例えばマイクロメータのような工具20でレン
ズL2及びL5の嵌合部を半径方向に微少移動させるこ
とができる。つまり、レンズL1とレンズL2及びL5
の偏心調整が可能となる。そして調整後、工具20でレ
ンズL2及びL5を保持したままカシメ片16をカシメ
たり、残りの切欠き部19を通して接着剤を塗布したり
してレンズL2及びL5をレンズホルダー11に固定す
る。
【0031】以上のように、本実施例のレンズホルダー
は第一実施例のレンズホルダーよりもさらに前後のレン
ズの光軸を一致させる機能が高いので、互いに偏心敏感
度の高い複数のレンズを含む光学系のレンズホルダーと
して好適であり、また、第一実施例のレンズホルダーと
同じく一体型の成形駒を使って射出成形で製造すること
ができる。
【0032】<発明と実施例との対応>請求項1もしく
は請求項2に記載した「突部」は実施例において突部1
2に該当し、請求項1〜5に記載した「第一レンズ嵌合
部」は実施例において「レンズL1嵌合部13」に該当
し、「第二レンズ嵌合部」は実施例において「レンズL
2嵌合部」に該当する。また、請求項3〜5の「半径方
向微調整手段」は実施例において「ねじ孔」と「ビス」
とによって表される概念に該当する。
【0033】
【発明の効果】請求項1〜6の発明によれば、非分割型
の成形用金型(駒)を使用して成形することができ、且
つ前方側レンズの軸心と後方側レンズの軸心とに食い違
いを生じさせる恐れのないレンズホルダーを提供でき
る。
【0034】また、請求項3〜6の発明によれば、後方
側のレンズの軸心を微調整することができるので、互い
に偏心敏感度の高いレンズ対を含む高精度の光学系に適
したレンズホルダーを提供できる。
【0035】請求項5の発明によれば、前方レンズに嵌
合する嵌合部と後方レンズに嵌合する嵌合部にレンズを
カシメつけるためのカシメ片が形成されているのでレン
ズを強固に固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例のレンズホルダーの横断面
図。
【図2】図1のレンズホルダーの縦断面図。
【図3】本発明の第二実施例のレンズホルダーの縦断面
図。
【図4】第二実施例のレンズホルダーの横断面図。
【図5】本発明の第三実施例のレンズホルダーの縦断面
図。
【図6】第三実施例のレンズホルダーの横断面図。
【図7】本発明の第四実施例のレンズホルダーの横断面
図。
【図8】従来のレンズホルダーの縦断面図。
【図9】図8のレンズホルダーを射出成形法で製造する
場合の成形用金型(駒)の分割方法と型抜き方向とを説
明するための図。
【符号の説明】
1,11…レンズホルダー 2…環状突部 3,4…駒(成形用中子) 12…突部 13…レンズL1嵌合部 14,16…カシメ
片 15…レンズL2嵌合部 17…ビス 18…ねじ孔 19…切欠き部 20…調整工具

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに光軸方向に所定間隔を置いて配置
    された少なくとも一組の第一レンズ及び第二レンズを内
    蔵するレンズホルダーにおいて、 光軸方向前方に配置された該第一レンズに対して光軸方
    向後方に配置された該第二レンズは該第一レンズと同径
    かもしくは該第一レンズよりも小径であり、 該第一レンズの後端面の外周縁部と該第二レンズの前端
    面の外周縁部とに係合する複数の突部が該レンズホルダ
    ーの内周面に周方向に沿って所定間隔を置いて形成され
    ており、 該第一レンズの外周面に嵌合する第一レンズ嵌合部が該
    突部とほぼ同一中心角位置に形成され、該第二レンズの
    外周面に嵌合する第二レンズ嵌合部が該突部の間の位置
    に形成されていることを特徴とするレンズホルダー。
  2. 【請求項2】 互いに光軸方向に所定間隔を置いて配置
    された少なくとも一組の第一レンズ及び第二レンズを内
    蔵するレンズホルダーにおいて、 光軸方向前方に配置された該第一レンズに対して光軸方
    向後方に配置された該第二レンズは該第一レンズと同径
    かもしくは該第一レンズよりも小径であり、 該第一レンズの後端面の外周縁部と該第二レンズの前端
    面の外周縁部とに係合する複数の突部が該レンズホルダ
    ーの内周面に周方向に沿って所定間隔を置いて形成され
    ており、 該第一レンズの外周面及び該第二レンズの外周面に嵌合
    するレンズ嵌合部が該突部の間の位置に形成されている
    ことを特徴とするレンズホルダー。
  3. 【請求項3】 該第一レンズ嵌合部及び該第二レンズ嵌
    合部の少なくとも一方には、該レンズを半径方向に微少
    移動させるとともに該レンズを半径方向移動不可能に固
    定する機能を有した半径方向微調整手段が設けられてい
    ることを特徴とする請求項1もしくは請求項2のレンズ
    ホルダー。
  4. 【請求項4】 該半径方向微調整手段は、該第一レンズ
    嵌合部及び該第二レンズ嵌合部に貫設された半径方向の
    ビス孔と、該ビス孔に螺入されて該レンズを半径方向に
    移動させるビスと、で構成されていることを特徴とする
    請求項3のレンズホルダー。
  5. 【請求項5】 該第一レンズ嵌合部及び該第二レンズ嵌
    合部には該第一レンズ及び第二レンズをカシメつけるた
    めのカシメ片が連設されていることを特徴とする請求項
    1もしくは請求項2のレンズホルダー。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 前記カシメ片は数カ所切欠かれており、その切欠き部を
    通して工具によって該第二レンズを半径方向に微少移動
    させることを特徴とするレンズホルダー。
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