JPS62187808A - レンズ保持装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はビデオカメラ等の光学機器に用いることができ
るレンズ保持装置に関するものである。

従来の技術 近年、光学関連機器はエレクトロニクスの進展に支えら
れて急速にその用途が広がり、それとともに生産性の向
上の要求も強まっている。光学素子を支えるいわゆる鏡
胴については樹脂化することにより生産性の向上、コス
トダウンを図ろうとする試みが行なわれつつある。

以下、図面を参照しながら上述した従来のレンズ組立体
の一例について説明する。

第６図は従来のレンズ保持装置の斜視図を示すものであ
り、数枚のレンズ群（１はそのうちの１枚）を抱持する
鏡胴２を別の鏡胴３に固定させる構造は、いわゆるマス
タレンズ群の固定方法に良く用いられている。更に詳し
く説明すれば、鏡胴３の７ランジ部４に設けられた取付
穴５を介して鏡胴３を機器本体に支持し、鏡胴３の内側
に鏡胴２を装嵌し、鏡胴２に設けられた溝６が、鏡胴３
に設けられた穴子にのぞむように大体の位置決めを行な
い、然る後、軸８とｆｉｌｊ９とが偏心している偏心ピ
ン１Ｑを用い、軸９が穴７に係合し、軸８が溝６に係合
した状態で偏心ビン１０を回転させることにより鏡胴２
全レンズの光軸方向に移動させ、バックフォーカスの調
整を行なう。調整が終了後、鏡胴３に設けられたネジ穴
１１にネジ１２を螺合させ、ネジ１２の先端を鏡胴２に
圧接させて固定し、然る後、偏心ビンを取シ外すことに
よってレンズ系の焦点合せが完了する。

発明が解決しようとする問題点 ［７かしながら上記のような構成では、金属部品を用い
た鏡胴の場合は全く問題はないが、樹脂材料を用いだ鏡
胴の場合は、使用中に経時変化等でネジの締め付は力が
低下し、鏡胴の位置が動いてフォーカスがずれるおそれ
があった。

また、締め付は力の低下分だけネジの締め付は力を増加
させて、あらかじめ強く締め付けておくと鏡胴が変形し
、光学性能が劣化するという問題も有していた。

本発明は上記問題点に鑑み、樹脂材料を用いた鏡胴でも
長期間にわたって精度良く固定するレンズ保持装置を提
供するものである。

問題点を解決するだめの手段 上記問題点を解決するだめに本発明のレンズ保持装置は
、レンズを収納し光軸方向に移動可能なレンズ鏡胴と、
前記レンズ鏡胴の外周を保持するだめの外枠と、前記レ
ンズ鏡胴の側面に設けた光軸と略直角方向の穴部と、前
記穴部と対向する位置に配置し前記外枠に設けた長穴部
と、前記穴部と前記長穴部を固定する固定部材とを備え
たものである。

作　　用 本発明は上記した構成によって、鏡胴の外周を直接強い
力で押し付けないため、鏡胴の変形が少なく、樹脂鏡胴
を長期間にわたって精度よく固定することが可能となる
。

実施例 以下、本発明の一実施例のレンズ保持装置について、図
面を参照しながら説明する。

第１図は本発明の一実施例に係るレンズ保持装置の断面
図であり、第２図はその側面図、第３図はその要部平面
図、第４図はマスターレンズ部の斜視図である。第１図
〜第４図において、ガラス人りポリカーボネート樹脂で
成形された２個の同一形状の分割鏡胴２０にはレンズ２
１，２２゜２３が挿入されている。レンズ２１の外周部
は分割鏡胴２ｏの内周面のレンズ保持部２４によって保
持されてお沙、分割鏡胴２ｏの内面に設けた弾性片２６
によって、レンズ２１をレンズ規制部２６に押圧するこ
とにより、光軸方向の位置決めを行なっている。同様に
、レンズ２２は分割鏡胴２０のレンズ保持部２７９弾性
片２８．レンズ規制部２９によって固定され、レンズ２
３はレンズ保持部３０．弾性片３１．レンズ規制部３２
によって固定されている。

分割鏡胴２０の外周には円周方向に溝３３と、光軸３４
と略直角方向にネジ穴３６が設けられており、２個の分
割鏡胴２ｏとレンズ２１，２２゜２３で構成されたマス
ターレンズ部３６はマスターフランジ３７に収納されて
いる。この場合、マスターフランジ３７に設けだ凹部３
８と分割鏡胴２０に設けた凸部３９とが係合し、光軸３
４に対する回転方向の位置決めを行なっている。また、
マスターフランジ３７にはネジ穴３５と対向する位置に
長穴４０を有しており、長穴４０を介して固定ビス４１
を分割鏡胴２０のネジ穴３６に締め付けられる様に構成
されている。さらに、マスク−フランジ３７の長穴４０
と反対側には、マスターレンズ部３θを光軸方向に微調
整するだめの偏心ビン（図示せず）のガイド穴４２を有
している。

以上の様に構成された本実施例のレンズ保持装置を組立
、調整する場合は、まず、片方の分割鏡胴２０［レンズ
２１．２２．２３をそれぞれ挿入した後、他方の分割鏡
胴２０を覆いかぶせ、マスターレンズ部３６として完成
した状態でマスターフランジ３７に装嵌し、マスターフ
ランジ３７に設けた長穴ａｏｆ通して分割鏡胴２０のネ
ジ穴３６に固定ビス４１を軽く締め付ける。

つぎに、ガイド穴４２に従来例と同様の偏心ビンを差し
込み、偏心ビンの先端を分割鏡胴２ｏの溝３３に係合さ
せ、その偏心ビンを回転させることによりマスターレン
ズ部３６を光軸方向に移動させパックフォーカス調整を
行なう。この時、凸部３９と凹部３８とが係合している
ため、マスターレンズ部３６は凹部３８にガイドされて
光軸方向のみに移動可能である。調整が終了後は、固定
ビス４１を強く締め付け、偏心ビンをマスターフランジ
３７から取り外し、バンクフォーカス調整が完了する。

以上のように本実施例によれば、レンズ鏡胴の外周を保
持するための外枠と、レンズ鏡胴の側面に設けた光軸と
略直角方向の穴部と、穴部と対向する位置に配置し外枠
に設けた長穴部と、穴部と長穴部を固定する固定部材と
を備えたため、鏡胴の変形が少なく、樹脂製鏡胴を長期
間にわたって精度よく固定することができる。

発明の効果 以上のように本発明によれば、固定ネジを強い力で締め
付けてもレンズ鏡胴の外周を強い力で直接押し付けない
ため、レンズ鏡胴が変形せず、光学性能を悪化させるこ
とがない。従って、樹脂材料を用いた鏡胴であっても、
経時変化で鏡胴の位置がずれる心配がなく、長期間にわ
たって精度よく固定できるというすぐれた効果が得られ
るものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係るレンズ保持装置の断面
図、第２図はその側面図、第３図はその要部平面図、第
４図はそのマスターレンズ部の斜視図、第６図は従来の
レンズ保持装置の斜視図である。 ２０−１・・・分割鏡胴、２１，２２．２３・・・・・
レンズ、３５・・・・・・ネジ穴、３ア・・・・マスタ
ーフランジ、４ｏ・・・・・・長穴、４１・・・・・固
定ビス。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名２０
・・・９劃餞胴 Ｊ 第５図 １θ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. レンズを収納し光軸方向に移動可能なレンズ鏡胴と、前
   記レンズ鏡胴の外周を保持するための外枠と、前記レン
   ズ鏡胴の側面に設けた光軸と略直角方向の穴部と、前記
   穴部と対向する位置に配置し前記外枠に設けた長穴部と
   、前記穴部と前記長穴部を固定する固定部材とを備えた
   ことを特徴とするレンズ保持装置。