JPH0687091B2 - レンズ保持装置 - Google Patents

レンズ保持装置

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JPH0687091B2
JPH0687091B2 JP19812287A JP19812287A JPH0687091B2 JP H0687091 B2 JPH0687091 B2 JP H0687091B2 JP 19812287 A JP19812287 A JP 19812287A JP 19812287 A JP19812287 A JP 19812287A JP H0687091 B2 JPH0687091 B2 JP H0687091B2
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JP
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lens barrel
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正高 伊崎
隆宜 矢吹
公男 徳田
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ビデオカメラの撮影レンズ等に用いられるレ
ンズ保持装置に関するものである。
(従来の技術) 近年、ビデオカメラの普及に伴い、撮影レンズの需要が
急激に増大するとともに、小形軽量化,低価格化の要求
が強くなっている。レンズ保持装置についても、レンズ
群を固定する鏡胴構造の簡略化や光学的調整の容易化に
よって、生産性や調整精度の向上を図ることが試みられ
ている。
従来のこの種のレンズ保持装置について、第3図および
第4図により説明する。
第3図は、従来のレンズ保持装置の一部を切り欠いて示
した断面図で、ズームレンズに使用されるバックフォー
カス調整用のマスタレンズ群を固定するために用いられ
るものである。
鏡胴1の内部に3個の環状のスペーサ2,3および4で間
隔を規制された3個のレンズ5,6および7を順次装填
し、上記の鏡胴1の後端部に形成した雌ねじに環状の押
えねじ8を嵌合し、締め付けて上記のレンズ5,6および
7を固定している。なお、上記の鏡胴1は、前後に環状
の案内部1aと、ほぼ中央部に位置調整用の円周溝1bが形
成されている。
このような鏡胴1は、後部外周に案内鍔を有する外枠9
の内周に、その案内部1aを利用して摺動自在に嵌合さ
れ、その円周溝1bが外枠9に設けた調整用丸孔9aの位置
に来るように粗調整した後、外枠9にはその中心に向く
ように配設された固定用小ねじ10で固定される。
このように構成されたレンズ保持装置のバックフォーカ
ス調整について説明する。
まず、固定用小ねじ10を緩め、鏡胴1が外枠9の中で自
在に摺動できる状態にする。次に、第4図に示す、先端
に偏心ピン11aが形成された調整棒11を外枠9の調整用
丸孔9aに挿入し、偏心ピン11aを鏡胴1の調整用円周溝1
bに係合させる。この状態で調整棒11を回すと、偏心ピ
ン11aが調整用円周溝1bを介して鏡胴1を外枠9に対し
て前後に移動させる。バックフォーカスが調整された位
置で固定用小ねじ10を締め付け、固定する。
バックフォーカスの調整が終れば、調整棒11を調整用丸
孔9aから取り外す。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上記の構成では、バックフォーカスを調
整する際に、調整棒11の回転角と外枠9に対する鏡胴1
の移動量は、第5図に示した両者の関係図のようにサイ
ンカーブとなり、正比例関係にないという問題があっ
た。第5図では、横軸に調整棒11の回転角を、縦軸に鏡
胴1の移動量を採って示してある。従って、偏心ピン11
aの位置によっては移動量が一定せず、微調整が難しい
という問題があった。また、調整が終了した時点で固定
用小ねじ10を締め付けると、鏡胴1が僅かに移動するこ
とが起るため、調整誤差が大きいという問題もあった。
また、調整棒11を一方向に回転させていくと、途中から
反転して回転方向と移動方向が逆転するので、偏心ピン
11aの係合位置によって、調整棒11の回転方向と鏡胴1
の移動方向とが一定せず、作業性が悪いという問題があ
った。
さらに、鏡胴1の中に、複数のレンズ5,6および7をそ
れぞれスペーサ2,3および4と重ねて挿入するため、光
軸を揃えることが難しく、また、組立工数も多いという
問題があった。
本発明は、上記の問題点を解決するもので、作業性に優
れ、組立工数が大幅に低減し、バックフォーカスの調整
が容易で精度のよいレンズ保持装置を提供するものであ
る。
(問題点を解決するための手段) 上記の問題点を解決するため、本発明は、複数枚のレン
ズをそれぞれ固定する複数個の保持溝を内周に、偶数条
の雄ねじを外周にそれぞれ形成し、光軸を含む平面で二
分割された分割鏡胴と、上記の分割鏡胴を相対向させた
状態で固定する結合手段と、上記分割鏡胴の外周部に位
置した歯車と、上記の雄ねじに嵌合する偶数条の雌ねじ
および鏡胴を摺動自在に保持する案内部を内周に形成
し、且つ、上記の歯車の円周の一部が露呈する調整窓を
有する外枠と、上記の分割鏡胴を外枠に対して光軸方向
に付勢するばね手段とからレンズ保持装置を構成するも
のである。
(作 用) 上記の構成によれば、外枠に嵌合した鏡胴の歯車をこれ
に噛み合う小歯車を有する調整軸を回して駆動し、偶数
条のねじの回転によって外枠に対して鏡胴を光軸方向に
移動させるため調整棒の回転角と鏡胴の移動量は正比例
するばかりでなく、その方向は常に一定しているため、
作業性が良く、極めて容易にバックフォーカスの最適位
置を見付けることができる。また、ばね装置の付勢力で
雌雄のねじが接触しているため、調整位置でそのまま固
定されるため、調整後の鏡胴の微少移動がなく、調整精
度が向上する。
また、2分割鏡胴の外周に形成された移動用ねじは偶数
条ねじであるため、同一金型で形成できるので精度が良
く、且つ安価となる。さらに、光軸に対して直角方向か
らレンズを個々に挿入できるため、組立てが容易とな
り、組立工数が大幅に低減できる。
(実施例) 本発明の一実施例を第1図および第2図により説明す
る。
第1図は本発明によるレンズ保持装置の一部を切り欠い
て示した断面図で、光軸12を含み紙面に垂直な平面で2
分割され、合成樹脂材料で形成された同一形状の分割鏡
胴13および14は、内周面には5個のレンズ15,16,17,18
および19がそれぞれ固定されるレンズ保持溝20,21,22,2
3および24が、外周面には前後部に嵌合円筒面25および2
6、中央部に2条の雄ねじ27と平歯車28がそれぞれ形成
されている。なお、上記のレンズ保持溝20,21,22,23お
よび24は共に同一の構成を有しているので、符号20を付
したレンズ保持溝を代表として説明すると、レンズ保持
溝20はレンズ15の中心軸を光軸12に一致させる円筒面20
a、光軸12との直角度を出す胴付面20b、および胴付面20
bにレンズ15を密着させる弾性片20cで構成されている。
鏡胴の組立ては、一方の分割鏡胴13のレンズ保持溝20,2
1,22,23および24に、半径方向からレンズ15,16,17,18お
よび19を順次挿入した後、残りの分割鏡胴14をかぶせ、
外周に粘着テープ29を巻いて固定すると、分割鏡胴13お
よび14のそれぞれの外周に形成した2条雄ねじ27(分割
鏡胴14の2条雄ねじは描かれていない)は、ねじ山が連
結して1個の2条雄ねじとなる。
上記のレンズ群を固定した分割鏡胴13および14を収容す
る後端外周に案内鍔を有する外枠30は、内周面に分割鏡
胴13および14の嵌合円筒面25および26がそれぞれ嵌合す
る案内部31および32と、2条雄ねじ27が嵌合する2条雌
ねじ33が、また、ほぼ中央部に上記の平歯車28が露呈す
る調整用角孔34が形成されている。
また、外枠30の前方の案内部31と、分割鏡胴13および14
の平歯車28の対向面の間には、波形ばね座金35が挿され
ており、分割鏡胴13および14に光軸12に平行に後方に付
勢し、2条雄ねじ27を2条雌ねじ33に常に圧力をもって
密着するように押し付けている。
このように構成されたレンズ保持装置のバックフォーカ
ス調整時の動作について説明する。
外枠30の調整用角孔34に、分割鏡胴13および14の平歯車
28と噛み合う小歯車を有する調整治具(図示せず)を取
り付け、平歯車28を駆動すると、分割鏡胴13および14が
外枠30に対して回転し、嵌合する2条の雌雄ねじ33およ
び27の働きにより、分割鏡胴13および14は外枠30に対し
て光軸12の方向に移動して、バックフォーカスが調整さ
れる。
第2図は調整軸(図示せず)の回転角を横軸に、鏡胴の
光軸方向移動量を縦軸に示した関係図で、両者は正比例
の関係にある。しかも、回転方向と移動方向が常に一定
しているので、作業性が良い。
さらに、波形ばね座金35で光軸方向に付勢力が働いてお
り、2条雌雄ねじ33および27間に常に摩擦力が働いてい
るため、調整治具を取り外しても調整終了時のままに位
置が固定され、また、カメラ使用中の振動で移動するこ
ともない。
なお、本実施例では、雌雄ねじ33および27を2条とした
が、4条,6条等の偶数ならば、組立て時にねじ山が連続
するため、分割鏡胴13および14は同一金型で成形するこ
とができる。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、バックフォーカ
ス調整の際に、鏡胴の光軸方向移動量は調整軸の回転角
に正比例し、しかも、その方向が一定しているので作業
性が良く、調整が容易である。また、調整終了後に固定
用小ねじで鏡胴を固定する必要がないので、調整精度が
向上する。
また、分割鏡胴は偶数条ねじの使用により同一の金型で
成形できるので、一組の分割鏡胴の寸法差によって生ず
る傾きがなく、光学性能の低下が少ない。さらに、半径
方向からレンズを挿入できるので、組立てが容易で、組
立工数が大幅に低減する。
従って、光学性態の優れた、組立工数の少ない安価なレ
ンズ保持装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるレンズ保持装置の断面図、第2図
は本発明のバックフォーカス調整時の調整軸の回転角と
鏡胴移動量の関係図、第3図は従来のレンズ保持装置の
断面図、第4図は調整棒の斜視図、第5図は従来のバッ
クフォーカス調整時の調整棒の回転角と鏡胴移動量の関
係図である。 1……鏡胴、1a,31,32……案内部、1b……調整用円周
溝、2,3,4……スペーサ、5,6,7,15,16,17,18,19……レ
ンズ、8……押えねじ、9,30……外枠、9a……調整用丸
孔、10……固定用小ねじ、11……調整棒、11a……偏心
ピン、12……光軸、13,14……分割鏡胴、20,21,22,23,2
4……レンズ保持溝、20a……円筒面、20b……胴付面、2
0c……弾性片、25,26……嵌合円筒面、27……2条雄ね
じ、28……平歯車、29……粘着テープ、33……2条雌ね
じ、34……調整用角孔、35……波形ばね座金。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−187808(JP,A) 実開 昭51−92137(JP,U) 特公 平5−74050(JP,B2)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数枚のレンズをそれぞれ固定する複数個
    の保持溝を内周に、偶数条の雄ねじを外周にそれぞれ形
    成し、光軸を含む平面で二分割された分割鏡胴と、 上記の分割鏡胴を相対向させた状態で固定する結合手段
    と、 上記の分割鏡胴の外周部に位置した歯車と、 上記の雄ねじに嵌合する偶数条の雌ねじおよび鏡胴を摺
    動自在に保持する案内部を内周に形成し、且つ、上記の
    歯車の円周の一部が露呈する調整窓を有する外枠と、 上記の分割鏡胴を外枠に対して光軸方向に付勢するばね
    手段と からなるレンズ保持装置。
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