JPH08500154A - パルプの漂白方法 - Google Patents

パルプの漂白方法

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、化学パルプの生産に関連して化学パルプの無塩素漂白を行なう方法において、パルプ懸濁液が好ましくは8%を越える濃度でセルロース含有繊維物質を有し、漂白ラインに入るパルプが好ましくは該漂白ラインの少なくとも一つの漂白槽を通って連続的に送られ、pHを7以下の値に調節するために少なくとも一種類の酸ならびにキレート化剤で処理され、それに続いて少なくとも一段階で5kg/BDMTを越える量で投入される過酸化水素または対応する量の他の過酸化物で75%ISOを越える好ましくは80%を越える明るさまで漂白され、過酸化物漂白が該漂白槽内で高温および2バールを越える圧力で行なわれ、漂白槽の断面積が3m2を越えまた漂白槽の内部に面する金属面の面積がVをm3であらわされる体積値として4Vm2以下である方法。

Description

【発明の詳細な説明】 パルプの漂白方法 本発明は、化学パルプの生産に関連して化学パルプの無塩素漂白を行なう方法 において、パルプ懸濁液が好ましくは8%を越えるコンシステンシーでセルロー ス含有繊維物質を有し、漂白ラインに入るパルプが好ましくは該漂白ラインの少 なくとも一つの漂白槽を通って連続的に送られ、pHを7以下の値に調節するた めに少なくとも一種類の酸ならびにキレート化剤で処理され、それに続いて少な くとも一段階で5kg/BDMTを越える量で加えられる過酸化水素または対応 する量の他の過酸化物で75%ISOを越える好ましくは80%を越える明るさ まで漂白される方法に係わる。 販売上および環境上の理由から、漂白に含塩素化合物を使用しないようにする 努力が求められている。現在の技術では、酸素、過酸化水素、およびオゾンを用 いて軟材硫酸塩パルプから調製された紙パルプを完全に漂白することは困難であ る。EDTA処理および過酸化物の添加を組み合わせて用いるリグノックスおよ びマクロックス型の過酸化物漂白法は多数存在する。これらの方法では、90℃ で最低で4時間の処理時間が必要であり、それにもかかわらず、酸素で非木質化 した軟材パルプの漂白に成功し、カッパ12および明るさ77−79ISOのパ ルプが得られる場合でも、投入される過酸化物の量の約半分は未使用のまま残さ れることがわかっている。 未使用分は、新しい過酸化物を加えた後に再使用のために工程に戻されるべきで あろうが、本発明の発明者等が知るかぎりにおいて、工業的にこのようなことが 行なわれている例はない。過酸化物が酸素反応器に戻される場合もあるが、その 場合には明るさの増大効果がほとんど期待できないことになる。 スウェーデン特許出願公報第8503153−2号(ワグナー−ビロ社)から 、酸素および/またはオゾンを用いまたおそらくは過酸化物を添加してパルプを 非木質化する方法が知られている。前記方法においては、80℃ないし150℃ の温度でパルプをおそらくは過酸化物の存在下で酸素と接触させる。次にアルカ リ化補剤がパルプに加えられる。この工程は、圧力および/または温度を上げな がら数段階にわたって繰り返すことができる。この方法は、基本的には二段階法 がベースであり、その場合には、第一段階は2.5−4.5%のコンシステンシ ーで行なわれ、第二段階は10%のコンシステンシーで行なわれる。投入される 過酸化物の量は、ptp1kg当たりH22が0−5kgである。 すぐに考えつくアプローチとしては、高温高圧を用いて必要な反応時間を短縮 し、または過酸化物の残留量を減らして投入される過酸化水素を最適利用するこ とがあげられる。実際、このような手段はいわゆるリグノックス法を記載したス ウェーデン特許第8902058−0号(EKBノーベル社)にも採用されてい る。このアプ プローチでの実験も行なわれているが、いずれも失敗しており、得られる結果は 純粋な大気圧下での過酸化物による漂白の場合より悪い。リグノックス法による 漂白では酸素は役にたたないともいわれている。圧力を加える場合には、好まし くはMCポンプを用い、汲み上げられる懸濁液は8%を越え好ましくは18%以 下のコンシステンシーを有するようにする。 特許および他の文献で引用されている実験は、それなりの理由で実験室規模で 行なわれたものであることに留意する必要がある。温度を(例えば90℃から9 5℃に)上げると得られる結果が悪くなることが示されており、したがって、過 酸化物による漂白は90℃以下の温度で行なうことが好ましいという結論が得ら れている。 本発明の目的は、冒頭に記載した種類の方法において、より効率的でより均質 な漂白が得られる方法を提供することである。 本発明にもとづけば、この目的は、過酸化物漂白が該漂白槽内で高温および2 バールを越える圧力で行なわれ、漂白槽の断面積が3m2を越えまた漂白槽の内 部に面する金属面の面積がVをm3であらわされる体積値として4Vm2以下であ る方法によって達成される。 さらに、実験室での漂白では、最高温度が90℃−95℃の水槽内で、大気圧 条件下で、プラスチック・バッグが用いられる。 驚くべきことに、オートクレーブの高温金属面が過酸 化物の分解の触媒作用をすることが明らかになった。パルプと過酸化物を共に密 閉したプラスチック・バッグ内に入れた後に該バッグをオートクレーブとバッグ の間での熱の移転のために水を満たしたオートクレーブに入れると、過酸化物の 消費量が少なくてすむと同時に、明るさ、カッパ数、および粘性がすべて改善さ れる。余分な(5バール)の酸素圧を加えた場合と加えない場合の両方で実験を 行なった。なんらかの特定の理論を援用せずとも、このような効果が生じるのは オートクレーブの高温の金属面が過酸化物の分解の触媒作用をすることによるも のであると推定することができる。このことをさらに調べるために、下記の実験 を含む各種実験を行なった。これらの実験の結果、上記の推定が正しいことが示 された。槽内の単位体積当たりの内側に露出した金属面の面積は槽の体積の二乗 に比例して減少するので、上に述べた問題は、実験室特有の問題であり、漂白槽 の断面積が特定の値(約3m2)にあるときに限界的となる(したがって、断面 積Dが増大するとこの問題は減少する)と結論することができる。 また、同じく驚くべきことに、本発明にもとづく方法は、破壊されずにより高 いpH値に耐えることのできるキレート化剤を用いることによってさらにその効 果が高められることも明らかになった。 当業者には、最新技術として、パルプ懸濁液内に存在する遷移元素をまず結合 しその後に洗い去るために、Q 段階でキレート化剤例えばEDTAを加えた後にパルプ懸濁液を洗浄することが 知られている。しかし、EDTAと結合した一定量の金属は、懸濁液内に残って つぎの段階に持ち越される。さらに、EDTAと結合しない金属もあり、それも そのまま残るおそれがある。 次の段階でみられるph値では、EDTAと複雑に結合していた金属が、ED TAが漂白段階で用いられるph値に耐えられないために解放されるものと思わ れる。解放された金属イオンは、結合しなかった金属イオンと共に漂白に使用さ れる過酸化物を分解するため、その後の工程に悪影響を及ぼす。 すなわち、Q段階の後に、好ましくは過酸化物と共に分解せずに高いpH値に 耐えることができるキレート化剤を一定量加えることによって、本発明にもとづ く方法が改善されることが立証された。この添加によって、上述の欠点が除去さ れる。本発明にもとづけば、好ましいキレート化剤はEDTAである。 また、漂白に関連して、5kg/BDMT以下、好ましくは3kg/BDMT 以下、さらに好ましくは1kg/BDMT以下の量の酸素を供給することによっ て、本発明にもとづく方法がさらに改善されることも明らかになった。また、酸 素の代わりに窒素を用いることもできるが、その場合には過酸化物の消費量がわ ずかだけ増大することも明らかにされた。 本発明のさらに他の特徴にもとづけば、本発明の方法 は、90℃を越える、好ましくは100℃に等しいかまたはそれを越える、さら に好ましくは100℃と105℃の間の漂白中の温度を用いることによって改善 される。 本発明のさらに他の特徴にもとづけば、本発明の方法は、10kg/BDMT を越えて35kg/BDMT以下の過酸化物の量を投入することによって改善さ れ、85ISOを越える明るさを達成することができる。 本発明のさらに他の特徴にもとづけば、本発明の方法は、3バールを越える、 好ましくは5バールと15バールの問の、さらに好ましくは5バールと10バー ルの間の圧力を用いることによって改善される。 本発明のさらに他の特徴にもとづけば、本発明の方法は、漂白中にパルプを有 意な程度まで金属面と接触させず、好ましくは漂白槽の少なくとも内表面をポリ まー材またはセラミック材製とすることによって改善される。 本発明のさらに他の特徴にもとづけば、本発明の方法は、Q段階の前にZ段階 または過酢酸段階を設け、過酸化物の消費量を20kg/BDMT以下としなが らこのような二段階法を用いて85ISOを越える明るさを得ることによって改 善される。 本発明のさらに他の特徴にもとづけば、本発明の方法は、ZQの間で洗浄を行 なわないことによって、また好ましくはZ段階の前にA段階を設けることによっ て改善される。 本発明のさらに他の特徴にもとづけば、本発明の方法 は、過酸化物段階でのパルプ内のマンガン含有量は、パルプの5g/BDMT以 下、好ましくはパルプの1g/BDMT以下、さらに好ましくはパルプの0.5 g/BDMT以下とし、当該含有量を最終的に漂白されたパルプの含有量にほぼ 等しくすることによって改善される。 本発明のさらに他の特徴にもとづけば、本発明の方法は、漂白段階で、温度が 漂白自身を行なうためにのぞましいレベルに最終的に上昇する前に、過酸化物を 90℃以下の温度で混合するのに先立って、まずパルプ懸濁液にpH上昇剤を加 えることによって改善される。 本発明のさらに他の特徴にもとづけば、本発明の方法は、過酸化物の添加に先 立つ漂白段階でのパルプ懸濁液へのpH上昇剤の添加にあたって、当初のpH値 を11.5以上には上昇させず、好ましくはpH値を10と11の間の値に調節 することによって改善される。 本発明のさらに他の特徴にもとづけば、本発明の方法は、過酸化物漂白段階に 少なくとも一つのキレート化剤を用い、該キレート化剤を好ましくは過酸化物と 共に懸濁液に加えることによって改善される。 本発明のさらに他の特徴にもとづけば、本発明の方法は、キレート化剤の少な くとも一つをほぼ11までのpH値に耐えるものとし、当該キレート化剤をDT PAとすることによって改善される。 本発明のさらに他の特徴にもとづけば、本発明の方法は、キレート化剤DTP Aを好ましくは1および2kg DTPA/ADMTの間の量だけ加えることによって改善される。 本発明のさらに他の特徴にもとづけば、本発明の方法は、遠心ポンプいわゆる MCポンプを用いて漂白槽内に陽圧を生じさせることによって改善される。 本発明のさらに他の特徴にもとづけば、本発明の方法は、過酸化物漂白を漂白 槽内に気相を存在させずに水圧を用いて行なうことによって改善される。 本発明のさらに他の特徴にもとづけば、本発明の方法は、直径が3メートル、 好ましくは5メートル、さらに好ましくは7メートルを越える漂白槽を用いるこ とによって改善される。 以下の実施例は、本発明を明かにし、驚くべきまた予期しない結果を示す。 比較実験 以下の説明は、添付の図を参照して行なう。 第1図は、本発明にもとづく漂白を、5バール、100℃または5バール、1 10℃で1、2、および3時間、90℃、0バールで4時間、および90℃、5 バールで4時間行なったときのの明るさ%ISOとH22の合計消費量kg/A DMTの間の関係を示すグラフである。 第2図は、本発明にもとづく漂白を、5バール、100℃または5バール、1 10℃で1、2、および3時間、90℃,0バールで4時間、および90℃、5 バールで4時間行なったときのの明るさ%ISOと粘性dm2/ kgの間の関係を示すグラフである。 第3図は、本発明にもとづく漂白を、加圧P段階を漂白の作業手順の異なる位 置に挿入し、またオゾン段階を50℃と6kgまたは4kgの圧力でマンガンの 量を変えて行なったときの明るさISOとH22の合計消費量kg/ADMTの 間の関係を示すグラフである。 第4図は、本発明にもとづく漂白を、(同じ実験で)加圧P段階を漂白の作業 手順の異なる位置に挿入し、またオゾン段階を50℃と6kgまたは4kgの圧 力でマンガンの量を変えて行なったときの明るさISOと粘性dm2/kgの間 の関係を示すグラフである。 第5図は、本発明にもとづく漂白を、(QZ)段階の後に加圧(PO)段階を 設けた漂白手順および比較のために大気圧および90℃を用いた漂白手順で行な ったときの明るさ%ISOと反応時間の間の関係を示すグラフである。 第6図は、本発明にもとづく漂白を、第5図に示す漂白手順および比較のため に大気圧および90℃を用いた漂白手順で行なったときの明るさ%ISOと粘性 dm2/kgの問の関係を示すグラフである。 第7図は、本発明にもとづく漂白を、第5図に示す漂白手順および比較のため に大気圧および90℃を用いた漂白手順で行なったときの明るさ%ISOとH22の合計消費量kg/ADMTの間の関係を示すグラフである。 第8図は、本発明にもとづく漂白を、加圧(PO)段 階を設けた漂白手順および比較のために大気圧および90℃を用いた漂白手順で 行なったときの明るさ%ISOと反応時間の間の関係を示すグラフである。 第9図は、本発明にもとづく漂白を、第8図に示す漂白手順および比較のため に大気圧および90℃を用いた漂白手順で行なったときの明るさ%ISOと粘性 dm2/kgの間の関係を示すグラフである。 第10図は、本発明にもとづく漂白を、第8図に示す漂白手順および比較のた めに大気圧および90℃を用いた漂白手順で行なったときの明るさ%ISOとH22の合計消費量kg/ADMTの間の関係を示すグラフである。 第11図は、本発明にもとづく漂白を、標準Q前処理またはDTPAを用いた 前処理のいずれかを用いた加圧(PO)漂白によって行なったときの明るさ%I SOと粘性dm2/kgの間の関係を示すグラフであり、第一のグラフは軟材の 漂白を示し、第二のグラフは軟材クラフトパルプの漂白を示す。 第12図は、実験室で非木質したパルプのQ(PO)漂白を行なった場合の明 るさ%ISOとH22の合計消費量kg/ADMTの間の関係および同じ場合の 粘性dm2/kgに対する明るさ%ISOの関係に及ぼす保護剤(例:キレート 化剤)の影響を示すグラフである。酸素で非木質化した軟材パルプのQ(加圧P )漂白一つには漂白槽内の金属面との直接接触で漂白される パルプ懸濁液との違いによる効果を、またもう一つには圧力を加えることによる 効果を示し、また間接的には、オートクレーブのプラスチック・バッグの周囲を 水で満たすとパルプ懸濁液への熱の移転が大きく改善されることから工程中に温 度を上げることによる効果を示すために、以下の実験を行なった。 カッパ数12.1、コンシステンシー10%、粘性1020dm2/kgのパ ルプを、Q段階で、温度70℃、初期pH(H2SO4)4.7、最終pH5.0 に設定してEDTAで処理した。このようにして処理したパルプを、次に、コン システンシー10%、時間240分、温度90℃に設定したEOP段階にかけた 。この段階は、標準圧カラムa、b、およびc、ならびに陽圧(酸素雰囲気)5 バールで行なった。その結果を下の表に示す。 表Iから、パルプの懸濁液と金属面との間の接触がないことがH22の消費量 に直接影響すること、および、後者はまたカラムbとcの比較からわかるように パルプ懸濁液への熱の供給の影響もうけることがわかろう。 表Iから、酸素圧(5バール)を加えることによって明るさが2単位改善され 、また、カラムcとfの比較からわかるように選択性が改善されカッパ数が減少 することが明らである。 負荷を同じとすれば、温度を90℃から10℃上げて100℃とすることによ って、同じ最終的な明るさを得るために必要な反応時間をほぼ半分にすることが できる。このことは、上の実験と同じパルプを用いた他の実験でも同様に示され た。この場合には、実験はすべて加圧酸素圧を5バールとして行なった。実験置 パラメーターおよび結果を下の表IIに示す。I:fとII:eを比較すると温 度の影響がわかる。 表II:eと表II:cを比較すると、過酸化物の投入量を35から25kg ptp (2/3)に減らすと、81.4ISOの明るさを得るまでに要する 時間が2時間から3時間に増えることがわかる。 異なる温度での比較実験 −オートクレーブ内で金属との直接接触 −酸素圧の影響に注意 酸素圧と温度の組み合わせの重要性を示すために、上の実験に加えて、同じパ ルプを用い、酸素圧を0−10バールにして他の実験も行なった。第1図のグラ フから、とくに、110℃および5バールでQ(加圧P)手順を用いた場合には 、在来の大気圧および90℃で行なう場合と比較して所要反応時間が4時間から 1時間に短縮されることがわかる。さらに、必要な過酸化物消費量も25%減少 して18kg ptp となる。 第2図のグラフから、とくに、90℃で単に酸素圧を加えただけでも、明るさ が2ステップ上がって80から82になることがわかる。 以上から、加圧P段階を二段階に分割し、工程の第一の部分を例えば大気圧下 で80−90℃の低温で行ない、パルプ内の過酸化物含有量が低下したところで 第二の部分を酸素圧を加えながら110−120℃で行なうようなことも可能な ことがわかる。 過酸化物段階に先立ってQ処理を行なう重要性は、すでによく知られている。 加圧P段階にオゾンを組み合わせれば、単純二段階手順を用いてきわめて明るく (88−90ISO)またすぐれた強度をもった商品価値の高いパルプを生産す ることができる。過酸化水素の合計消費量と%ISOであらわした明るさとの関 係を示す第3図および粘性と%ISOであらわした明るさとの関係を 示す第4図を参照されたい。これらのグラフから、いくつかの異なる手順でのM n含有量、明るさ、および過酸化水素の消費量または粘性の間の相関が明確にわ かる。手順ZQから明らかなように、オゾン段階の後に洗浄を内挿せずにアルカ リを用いてpH5−6とするQ段階を設ける手順では、マンガン含有量の少ない すぐれた結果が得られる。 過酸化物の消費量とパルプの粘性に関してマンガンが存在することがきわめて 重要性であることがわかった。本発明の発明者等の実験では、マンガン1g/パ ルプBDTMを加えるごとに過酸化物の消費量が2kg/BDTM増大し、パル プの品質がSCAN粘性(dm3/kg)で10ないし20単位低下することが 示された。このような低いマンガン含有量を得るためには、洗浄度は、95%、 好ましくは99%を越えなければならない。そのためには、漂白ラインでKAM YR大気ディフューザー、KAMYR圧力ディフューザー、またはKAMYR洗 浄プレス機の一以上またはそれらを組み合わせたものを使用するの最もよい。 (ZQ)段階の後に加圧(PO)段階を設定した場合に大気圧で在来の技術を 用いたものと比較して得られる大きな効果は、第5図、第6図、および第7図の グラフから明らかである。第5図のグラフは、反応時間の減少を示しており、第 6図のグラフは、過酸化物およびオゾンを用いた加圧漂白法によって粘性の損失 がかなり少な くてすみ、したがって比較実験に比して高い粘性と明るさが得られることを示し ており、第7図のグラフは、本発明にもとづいて88−89%ISOの明るさを 達成する場合、過酸化物の消費量は、大気圧で行なわれた比較実験と比較して半 分ですむことを示している。 酸素を用いて非木質化したEuc.球状硬材パルプを105℃で加圧漂白した 場合と同じパルプを90℃で大気圧下で漂白した場合の比較実験も行なった(第 8、9、および10図参照)。先行するQ段階で用いたパルプのカッパ数は7. 2、過酸化物の供給量は33kg/ptpであった。 標準Q前処理およびDPTAを用いた前処理から得られる二つの異なる軟材パ ルプのそれぞれの粘性が加圧(PO)段階の漂白で受ける影響に関する比較実験 も行なった(第11図参照)。いずれの場合も、同じ粘性で、それぞれ3時問お よび4時間で同じ明るさが得られることがわかる。(PO)段階での異なる組み 合わせで、明るさとの関係での粘性および明るさとの関係でのH22消費量が受 ける影響に関する比較実験も行なった(第12図参照)。第一のグラフで、Mg SO4のみを加えば場合と比較して、DTPAを加えた過酸化物の消費量が減少 することがわかる。 上のグラフは、また、MgSO4を使用したことも示している。プラスチック の質の向上のためにこの方法でMgならびにCaを単独でまたは組み合わせて使 用する ことは、当業者には公知のことである。 下のグラフから、上の組み合わせを用いて同じ明るさとした場合に粘性に好ま しい影響があることがわかる。 本発明の目的は、投入される過酸化物を高度に利用し、また同時に製品に高度 の明るさを達成することである。以上から明らかなように、この目的は異なるさ まざまな方法で達成することができる。 本発明は、以上の説明に限定されるものではなく、説明した各特徴を添付の請 求の範囲内で有利に組み合わせることが可能である。
【手続補正書】 【提出日】1995年5月19日 【補正内容】 5 補正の対象 明細書 6.補正の内容 (1)明細書第10頁13〜23行中の記載を以下のように補正する。 「第11図は、本発明にもとづく漂白を、標準Q前処理またはDTPAを用 いた前処理のいずれかを用いた加圧(P〇)漂白によって行なったときの明るさ %ISOと粘性dm2/kgの間の関係における、軟材の漂白を示すグラフであ る。 第12図は、本発明にもとづく漂白を、標準Q前処理またはDTPAを用いた 前処理のいずれかを用いた加圧(PO)漂白によって行なったときの明るさ%I SOと粘性dm2/kgの間の関係における、軟材クラフトパルプの漂白を示す 。 第13図は、実験室で非木質したパルプのQ(PO)漂白を行なった場合の明 るさ%ISOとH22の合計消費量kg/ADMTの間の関係を示すグラフであ る。 第14図は、実験室で非木質したパルプのQ(P○)漂白を行なった場合の粘 性dm2/kgに対する明るさ%ISOの関係に及ぼす保護剤(例:キレート化 剤)の影響を示すグラフである。」 (2)同書第18頁第12行〜第19項第3行中の記載を以下のように補正する 。 「標準Q前処理およびDPTAを用いた前処理から得られる二つの異なる軟 材パルプのそれぞれの粘性が加圧(PO)段階の漂白で受ける影響に関する比較 実験も行なった(第11図および第12図参照)。いずれの場合も、同じ粘性で 、それぞれ3時間および4時間で同じ明るさが得られることがわかる。(PO) 段階での異なる組み合わせで、明るさとの関係での粘性および明るさとの関係で のH22消費量が受ける影響に関する比較実験も行なった(第13図および第1 4図参照)。第13図のグラフで、MgSO4のみを加えた場合と比較して、D TPAを加えた過酸化物の消費量が減少することがわかる。 第13図のグラフは、また、MgSO4を使用したことも示している。プラス チックの質の向上のためにこの方法でMgならびにCaを単独でまたは組み合わ せて使用することは、当業者には公知のことである。 第14図のグラフから、第13図の組み合わせを用いて同じ明るさとした場合 に粘性に好ましい影響があることがわかる。」
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AT,AU,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CZ,DE,DK,ES,FI,GB,H U,JP,KP,KR,KZ,LK,LU,LV,MG ,MN,MW,NL,NO,NZ,PL,PT,RO, RU,SD,SE,SK,UA,US,UZ,VN (72)発明者 ニルソン,エリク スウエーデン国.エス―660 57・ヴエゼ. ピイエル 1318.アトルプ (72)発明者 ラルソン,ラルス−オーベ スウエーデン国.エス―652 20・カルル スタード.ガルヴアレガタン.9ビイ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.化学パルプの生産に関連して化学パルプの無塩素漂白を行なうにあたって 、パルプ懸濁液が好ましくは8%を越える濃度でセルロース含有繊維物質を有し 、漂白ラインに入るパルプが好ましくは該漂白ラインの少なくとも一つの漂白槽 を通って連続的に送られ、pHを7以下の値に調節するために少なくとも一種類 の酸ならびにキレート化剤で処理され、それに続いて少なくとも一段階で5kg /BDMTを越える量で投入される過酸化水素または対応する量の他の過酸化物 で75%ISOを越える好ましくは80%を越える明るさまで漂白される方法に おいて、過酸化物漂白が該漂白槽内で高温および2バールを越える圧力で行なわ れること、および、漂白槽の断面積が3m2を越えまた漂白槽の内部に面する金 属面の面積がVをm2であらわされる体積値として4Vm2以下であることを特徴 とする方法。 2.漂白に関連して、酸素は、5kg/BDMT以下、好ましくは3kg/B DMT以下、さらに好ましくは1kg/BDMT以下の量で加えられることを特 徴とする請求の範囲第1項に記載の方法。 3.漂白中の温度は、90℃を越える、好ましくは100℃に等しいかまたは それを越える、さらに好ましくは100℃と105℃の間であることを特徴とす る請求の範囲第1項あるいは第2項のいずれか一項に記載の方法。 4.投入される過酸化物の量は、(85ISOを越える明るさを達成するため に)10kg/BDMTを越えて35kg/BDMT以下であることを特徴とす る請求の範囲第1〜3項のいずれか一項に記載の方法。 5.圧力は、3バールを越える、好ましくは5バールと15バールの間の、さ らに好ましくは5バールと10バールの間であることを特徴とする請求の範囲第 1〜4項のいずれか一項に記載の方法。 6.漂白中のパルプの懸濁液は、有意な程度まで金属面と接触させず、好まし くは漂白槽の少なくとも内表面をポリまー材またはセラミック材製とすることを 特徴とする請求の範囲第1〜5項のいずれか一項に記載の方法。 7.Q段階の前にZ段階または過酢酸段階を設け、過酸化物の消費量を20k g/BDMT以下としながらこのような二段階法を用いて85ISOを越える明 るさを得ることを特徴とする請求の範囲第1〜6項のいずれか一項に記載の方法 。 8.ZQの間で洗浄を行なわないことによって、また好ましくはZ段階の前に A段階を設けることを特徴とする請求の範囲第7項に記載の方法。 9.漂白段階では、温度が漂白自身を行なうためにのぞましいレベルに最終的 に上昇させる前に、過酸化物を90℃以下の温度で混合するのに先立って、まず パルプにpH上昇剤を加えることを特徴とする請求の範囲第3項に記載の方法。 10.漂白段階でのパルプ懸濁液へのpH上昇剤の添加にあたって、当初のp H値を11.5以上には上昇させず、好ましくはpH値を10と11の間の値に 調節することを特徴とする請求の範囲第9項に記載の方法。 11.過酸化物漂白段階に少なくとも一つのキレート化剤を用い、該キレート 化剤を好ましくは過酸化物と共に懸濁液に加えることを特徴とする請求の範囲第 1〜10項のいずれか一項に記載の方法。 12.キレート化剤の少なくとも一つをほぼ11までのpH値に耐えるものと し、当該キレート化剤をDTPAとすることを特徴とする請求の範囲第1〜11 項のいずれか一項に記載の方法。 13.DTPAを好ましくは1および2kgDTPA/ADMTの問の量だけ 加えることを特徴とする請求の範囲第1〜12項のいずれか一項に記載の方法。 14.遠心ポンプいわゆるMCポンプを用いて漂白槽内に陽圧を生じさせるこ とを特徴とする請求の範囲第1〜13項のいずれか一項に記載の方法。 15.過酸化物漂白を漂白槽内に気相を存在させずに水圧を用いて行なうこと を特徴とする請求の範囲第1〜14項のいずれか一項に記載の方法。 16.漂白槽の直径は、3メートル、好ましくは5メートル、さらに好ましく は7メートルを越えることを特徴とする請求の範囲第1〜15項のいずれか一項 に記載の方法。 17.過酸化物段階で投入されるパルプ内のマンガン含有量は、パルプの5g /BDMT以下、好ましくはパルプの1g/BDMT以下、さらに好ましくはパ ルプの0.5g/BDMT以下とし、当該含有量は、最終的に漂白されたパルプ 中の含有量にほぼ等しいことを特徴とする請求の範囲1〜16のいずれか一項に 記載の方法。
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