JPH0839633A - 電動射出成形機の射出装置 - Google Patents

電動射出成形機の射出装置

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JPH0839633A
JPH0839633A JP17991894A JP17991894A JPH0839633A JP H0839633 A JPH0839633 A JP H0839633A JP 17991894 A JP17991894 A JP 17991894A JP 17991894 A JP17991894 A JP 17991894A JP H0839633 A JPH0839633 A JP H0839633A
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JP
Japan
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screw
rotation
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injection
shaft
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JP17991894A
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English (en)
Inventor
Atsushi Emoto
敦史 江本
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Withdrawn legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/46Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould
    • B29C45/47Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould using screws
    • B29C45/50Axially movable screw
    • B29C45/5008Drive means therefor
    • B29C2045/5076Drive means therefor using a single drive motor for rotary and for axial movements of the screw

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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】構造を簡素化して小型化することができ、操作
性及び信頼性を向上させることができるようにする。 【構成】電動モータ63と、電動モータ63の回転が入
力され、互いに逆方向の回転を第1の出力部材67及び
第2の出力部材67に発生させる遊星減速機62と、前
記第1の出力部材67の回転を選択的に停止させる回転
軸用ロック機構79と、前記第2の出力部材67の回転
を選択的に停止させる射出軸用ロック機構80とを有す
る。前記第1の出力部材67の回転をスクリュー20に
伝達し、スクリュー20を回転させる第1の伝達手段
と、前記第2の出力部材67の回転を直線方向の動きに
変換してスクリュー20に伝達し、スクリュー20を前
進させる第2の伝達手段とを有する。スクリュー20を
回転させることによって計量を、スクリュー20を前進
させることによって射出を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電動射出成形機の射出
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、射出成形機においては、加熱シリ
ンダ内において加熱され溶融させられた樹脂を高圧で射
出し、金型のキャビティに充填(じゅうてん)し、該キ
ャビティ内において冷却して固化させ、続いて、金型を
開いて成形品を取り出すようになっている。
【0003】前記射出成形機は型締装置及び射出装置を
有し、前記型締装置は固定プラテン及び可動プラテンを
備え、型締用シリンダが可動プラテンを進退させること
によって、金型を接離させるようになっている。一方、
射出装置は、ホッパから供給された樹脂を加熱し溶融さ
せる加熱シリンダ、及び溶融させられた樹脂を射出する
射出ノズルを備え、前記加熱シリンダ内にスクリューが
進退自在に配設される。そして、該スクリューを前進さ
せることによって樹脂を射出し、後退させることによっ
て計量を行うことができるようになっている。
【0004】ところで、前記射出装置を進退させるため
に、また、前記スクリューを進退させるために電動機を
使用する電動射出成形機が提供されている。図2は従来
の電動射出成形機における射出装置の概略図である。図
において、2は射出装置、4は射出装置フレームであ
り、該射出装置フレーム4の前方(図における左方)に
は加熱シリンダ21が固定され、該加熱シリンダ21の
先端に射出ノズル21aが配設される。そして、前記加
熱シリンダ21にはホッパ21bが配設されるととも
に、加熱シリンダ21の内部にはスクリュー20が進退
自在にかつ回転自在に配設され、スクリュー20の後端
が支持部材5によって回転自在に支持される。
【0005】該支持部材5には第1サーボモータ6が取
り付けられ、該第1サーボモータ6の回転がタイミング
ベルト7aを介して前記スクリュー20に伝達されるよ
うになっている。また、前記射出装置フレーム4には、
スクリュー20と平行にねじ軸8が回転自在に支持され
るとともに、該ねじ軸8と第2サーボモータ9とが連結
される。すなわち、前記ねじ軸8の後端はタイミングベ
ルト7bを介して第2サーボモータ9に接続され、該第
2サーボモータ9によってねじ軸8を回転させることが
できる。そして、前記ねじ軸8の前端は支持部材5に固
定されたナット5aと螺合(らごう)させられる。した
がって、前記第2サーボモータ9を駆動し、タイミング
ベルト7bを介してねじ軸8を回転させることによっ
て、ナット5aを軸方向に移動させることができる。
【0006】次に、前記構成の射出装置2の動作につい
て説明する。まず、計量工程においては、第1サーボモ
ータ6を駆動し、タイミングベルト7aを介してスクリ
ュー20を回転させ、該スクリュー20を所定の位置ま
で後退させる。この時、ホッパ21bから供給された樹
脂は、加熱シリンダ21内において加熱され溶融させら
れ、スクリュー20の後退に伴ってスクリュー20の前
方(図における左方)に溜(た)められる。
【0007】次に、射出工程においては、加熱シリンダ
21の先端の射出ノズル21aを図示しない金型に押し
当て、第2サーボモータ9を駆動し、タイミングベルト
7bを介してねじ軸8を回転させる。この時、支持部材
5は前記ねじ軸8の回転に伴って移動させられ、前記ス
クリュー20を前進させるので、スクリュー20の前方
に溜められた樹脂を射出ノズル21aから射出する。
【0008】ところが、前記構成の射出装置2において
は、計量工程においてスクリュー20を後退させるため
に第1サーボモータ6が、射出工程においてスクリュー
20を前進させるために第2サーボモータ9が必要にな
り、射出装置2のコストが高くなってしまう。そこで、
一つのサーボモータを配設し、計量工程におけるスクリ
ュー20の後退用として、また、射出工程におけるスク
リュー20の前進用として使用した電動射出成形機が提
供されている。
【0009】図3は従来の電動射出成形機における他の
射出装置の概略図である。図において、1は型締装置、
2は射出装置である。前記型締装置1は、射出成形機フ
レーム3の上の一対の固定プラテン10、11間に架設
されたタイバー12、及び該タイバー12に対して移動
自在に配設された可動プラテン13を有する。そして、
一方の固定プラテン11と可動プラテン13との各対向
面には、それぞれ金型14が取り付けられ、また、可動
プラテン13の反対面には回転力を推力に変換するねじ
軸15が突設される。該ねじ軸15は、他方の固定プラ
テン10に対して回転自在に装着された回転盤16と螺
合する。そして、該回転盤16に歯車17が取り付けら
れ、該歯車17と共に前記回転盤16が回転すると、回
転に伴ってねじ軸15が可動プラテン13と共に移動す
るようになっている。
【0010】一方、射出装置2は、スクリュー20が進
退自在にかつ回転自在に配設された加熱シリンダ21
と、該加熱シリンダ21を保持するとともに、射出成形
機フレーム3の上に移動自在に支持されたハウジング2
2とを有する。該ハウジング22の内部には、スクリュ
ー移動部材25が前後に摺動(しゅうどう)自在に取り
付けられていて、該スクリュー移動部材25によってス
クリュー20の後端に配設されたスクリュー回転用歯車
26が回転自在に支持される。
【0011】前記スクリュー移動部材25の後端には、
ねじ軸30が螺合される。該ねじ軸30は、ハウジング
22によって回転自在に支持され、ハウジング22の外
に突出してブレーキ装置31と連結される。該ブレーキ
装置31は、内部に図示しないヒステリシスブレーキを
備える。また、34は射出装置2の伝動軸であり、該伝
動軸34の後端はハウジング22の外に突出し、駆動ベ
ルト38を介してサーボモータ37に連結されていて、
該サーボモータ37によって伝動軸34が回転させられ
る。前記伝動軸34の前端は、ハウジング22の内部に
おいてノズルタッチ部材43と連結される。該ノズルタ
ッチ部材43は、前記ハウジング22に回転自在に支持
され、先端に固定プラテン11と螺合するねじ軸43b
を有する。
【0012】そして、前記伝動軸34とノズルタッチ部
材43との間には、電磁式のクラッチ機構44が配設さ
れ、両者を係脱して選択的に接続する。また、48は電
磁式のクラッチ機構47を介して伝動軸34に取り付け
られた伝動歯車であり、前記スクリュー回転用歯車26
と噛合(しごう)する。なお、29は射出用歯車、36
は伝動歯車、46はクラッチ機構、51は電磁ブレーキ
である。
【0013】次に、前記構成の射出装置2の動作につい
て説明する。まず、サーボモータ37が駆動され、型締
装置1の回転盤16が回転させられると、ねじ軸15が
送り出され、可動プラテン13が移動して型閉じが行わ
れ、更に型締めが行われる。そして、型締圧力が所定の
圧力に達すると、射出装置2において、クラッチ機構4
4が係合させられ、伝動軸34とノズルタッチ部材43
とが接続されて同方向に回転する。
【0014】該ノズルタッチ部材43の回転によってね
じ軸43bは固定プラテン11内に進入し、ハウジング
22を固定プラテン11側に引き寄せる。そして、ノズ
ルタッチが確認されると、電磁ブレーキ51によってノ
ズルタッチ部材43をハウジング22側に固定し、クラ
ッチ機構44を解放して伝動軸34との接続を断つ。次
に、電磁式のクラッチ機構46が係合させられ、サーボ
モータ37の回転が伝動歯車36等を介して射出用歯車
29に伝達され、ねじ軸30が回転させられる。該ねじ
軸30の回転によってスクリュー移動部材25が前進さ
せられ、該スクリュー移動部材25の前進に伴ってスク
リュー20が前進し、加熱シリンダ21内の樹脂を射出
する。
【0015】前記射出工程が完了すると、サーボモータ
37が停止させられ、同時にクラッチ機構46が解放さ
れ、射出用歯車29への回転の伝達を停止し、スクリュ
ー移動部材25を停止させる。また、伝動軸34におい
ては、クラッチ機構47が係合され伝動軸34と伝動歯
車48とが接続される。このようにして、サーボモータ
37を駆動すると、伝動歯車48によってスクリュー回
転用歯車26が回転させられ、それに伴ってスクリュー
20が回転して計量が開始される。この時、ブレーキ装
置31を作動させ、スクリュー背圧を発生させる。そし
て、ホッパから供給された樹脂は、スクリュー20の回
転に伴いスクリュー20の前方(図における左方)に移
動し、その際の樹脂圧によってスクリュー20はスクリ
ュー移動部材25と共に後退する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の電動射出成形機の射出装置においては、電磁式のク
ラッチ機構46を係合させることによってスクリュー2
0を前進させ、クラッチ機構47を係合させることによ
ってスクリュー20を後退させるようになっているの
で、射出装置2の構造が複雑になり大型化してしまうだ
けでなく、クラッチ機構46、47の切換えに伴う制御
が困難になり、操作性が低下してしまう。
【0017】また、クラッチ機構46、47の図示しな
い摩擦板が、摩耗したり、滑りを発生させたり、発熱し
たりするので電動射出成形機の射出装置2の信頼性が低
下してしまう。本発明は、前記従来の電動射出成形機の
射出装置の問題点を解決して、構造を簡素化して小型化
することができ、操作性及び信頼性を向上させることが
できる電動射出成形機の射出装置を提供することを目的
とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の電
動射出成形機の射出装置においては、電動モータと、該
電動モータの回転が入力され、互いに逆方向の回転を第
1の出力部材及び第2の出力部材に発生させる遊星減速
機と、前記第1の出力部材の回転を選択的に停止させる
回転軸用ロック機構と、前記第2の出力部材の回転を選
択的に停止させる射出軸用ロック機構とを有する。
【0019】また、前記第1の出力部材の回転をスクリ
ューに伝達し、スクリューを回転させる第1の伝達手段
と、前記第2の出力部材の回転を直線方向の動きに変換
してスクリューに伝達し、スクリューを前進させる第2
の伝達手段とを有する。
【0020】
【作用】本発明によれば、前記のように電動射出成形機
の射出装置においては、電動モータと、該電動モータの
回転が入力され、互いに逆方向の回転を第1の出力部材
及び第2の出力部材に発生させる遊星減速機と、前記第
1の出力部材の回転を選択的に停止させる回転軸用ロッ
ク機構と、前記第2の出力部材の回転を選択的に停止さ
せる射出軸用ロック機構とを有する。
【0021】この場合、前記回転軸用ロック機構を作動
させることによって前記第1の出力部材の回転を停止さ
せると、第2の出力部材に回転を発生させることができ
る。一方、前記射出軸用ロック機構を作動させることに
よって前記第2の出力部材の回転を停止させると、第1
の出力部材に回転を発生させることができる。また、前
記第1の出力部材の回転をスクリューに伝達し、スクリ
ューを回転させる第1の伝達手段と、前記第2の出力部
材の回転を直線方向の動きに変換してスクリューに伝達
し、スクリューを前進させる第2の伝達手段とを有す
る。
【0022】したがって、第1の出力部材の回転をスク
リューに伝達し、スクリューを回転させることによって
計量を行い、第2の出力部材の回転を直線方向の動きに
変換してスクリューに伝達し、スクリューを前進させる
ことによって射出を行うことができる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。図1は本発明の実施例における
電動射出成形機の射出装置の概略図、図4は本発明の実
施例における遊星減速機の第1の作動状態図、図5は本
発明の実施例における遊星減速機の第2の作動状態図で
ある。
【0024】図において、20はスクリュー、21は該
スクリュー20を進退自在にかつ回転自在に支持する加
熱シリンダである。該加熱シリンダ21は図示しない射
出装置フレームに支持され、加熱シリンダ21の後端の
近傍にホッパ21bが配設される。また、55は射出装
置フレームに固定された固定プレート、56は該固定プ
レート55に対して進退自在に配設された可動プレート
である。そして、該可動プレート56に、前記加熱シリ
ンダ21と一体的に形成されたシャフト57が回転自在
に支持される。
【0025】さらに、シャフト57と平行にスプライン
軸59が配設される。該スプライン軸59は前記可動プ
レート56によって回転自在に支持されるとともに可動
プレート56を貫通して後方(図における右方)に延
び、更に固定プレート55を貫通してギヤ60と連結さ
れる。前記スプライン軸59は後方部分にスプライン6
1が形成され、前記ギヤ60とスプライン嵌合(かんご
う)させられる。
【0026】そして、前記ギヤ60と遊星減速機62と
が連結され、該遊星減速機62の第1の回転が出力され
る。そのために、前記射出装置フレームに電動モータ6
3が配設され、該電動モータ63の出力軸64に出力さ
れた回転が前記遊星減速機62に入力され、該遊星減速
機62の第1の出力部材66から第1の回転が、第2の
出力部材67から第2の回転が出力される。そして、前
記出力軸64を正方向に回転させ、図4に示すように第
1の出力部材66を固定すると、第2の出力部材67が
逆方向に回転させられ、図5に示すように第2の出力部
材67を固定すると、第1の出力部材66が正方向に回
転させられる。この場合、第1の出力部材66及び第2
の出力部材67はいずれも遊星減速機62によって減速
させられ、第2の出力部材67の回転数より第1の出力
部材66の回転数は低くなる。
【0027】該第1の出力部材66は外周に歯66aが
形成され、該歯66aと前記ギヤ60とが噛合させられ
る。したがって、前記第1の出力部材66に出力された
第1の回転は歯66a、ギヤ60、スプライン軸59を
介して駆動プーリ69に伝達される。一方、前記シャフ
ト57には従動プーリ71が固定され、前記駆動プーリ
69と従動プーリ71との間にタイミングベルト72が
張設される。そして、前記駆動プーリ69に伝達された
回転は、タイミングベルト72を介して従動プーリ71
に伝達され、シャフト57を介してスクリュー20に伝
達される。
【0028】また、第2の出力部材67に遊星減速機6
2の出力軸68が固定され、第2の出力部材67に出力
された第2の回転は、前記出力軸68に伝達される。該
出力軸68は前記固定プレート55を貫通して延び、前
方部分にボールねじ75が形成される。該ボールねじ7
5はボールナット76と螺合させられ、該ボールナット
76は荷重計77を介して前記可動プレート56に固定
され、とともに、ボールねじ75の回転を直線方向の動
きに変換させる。
【0029】そして、前記第1の出力部材60の回転を
選択的に停止させるために、前記可動プレート56とス
プライン軸59との間に回転軸用ロック機構79が配設
され、作動状態においてスプライン軸59の回転を停止
させる。また、前記第2の出力部材67の回転を選択的
に停止させるために、前記固定プレート55と出力軸6
8との間に射出軸用ロック機構80が配設され、作動状
態において出力軸68の回転を停止させる。
【0030】本実施例においては、前記回転軸用ロック
機構79及び射出軸用ロック機構80は、ブレーキ機
構、クラッチ機構、メカロック機構、ワンウェイクラッ
チ等によって構成される。次に、前記遊星減速機62の
構造について説明する。図6は本発明の実施例における
遊星減速機の縦断面図、図7は本発明の実施例における
遊星減速機の横断面図である。
【0031】図において、64は電動モータ63(図
1)の出力軸、66は内歯歯車を構成する第1の出力部
材、67は第2の出力部材、68は出力軸、81a、8
1bは前記出力軸64、68の中心に対して偏心させら
れた偏心体、82a、82bはころ軸受、83a、83
bは外歯歯車、84は内ローラ孔、85は該内ローラ孔
84を貫通して配設された内ピン、86は該内ピン85
の外周に配設された内ローラ、87は外歯、88は該外
歯87と第1の出力部材66の内歯との間に配設された
外ピン、89は前記出力軸64と偏心体81a、81b
との間に形成されたスプライン、91a、91bはスラ
スト軸受である。
【0032】前記偏心体81a、81bは、180
〔°〕ずつ位相をずらせた二つの偏心溝を周囲に形成し
ていて、該偏心溝に前記ころ軸受82a、82bが配設
される。また、前記偏心体81a、81bは中空であ
り、その内周に前記スプライン89が形成される。図7
のO1 、O2 はそれぞれ前記偏心体81a、81bの中
心を示す。
【0033】前記第1の出力部材66の内側には、多数
の軸方向の歯車が形成され、該歯車に外ピン88が回転
自在に嵌合させられる。前記外歯歯車83a、83bは
内ピン85の数に対応する数の内ローラ孔84を備え、
該内ローラ孔84の内面と内ローラ86の外面が摺動す
るようになっている。そして、前記外歯歯車83a、8
3bの外形は、例えば閉じられたサイクロイド曲線を描
き、前記外ピン88と協働する。
【0034】次に、電動射出成形機の射出装置の動作に
ついて説明する。まず、射出工程において、回転軸用ロ
ック機構79を作動させてスプライン軸59を停止さ
せ、前記第1の出力部材66を固定する。この状態にお
いて、前記電動モータ63が駆動されて、出力軸64が
正方向に回転させられると、第2の出力部材67に逆方
向の回転が出力され、出力軸68に伝達される。
【0035】その結果、出力軸68の回転はボールねじ
75に伝達される。そして、前記可動プレート56はボ
ールねじ75の回転に伴って前進し、スクリュー20を
前進させる。また、計量工程において、まず、前記電動
モータ63を逆方向に駆動して出力軸64を逆方向に回
転させる。このようにして、スクリュー20を設定計量
位置に移動させることができる。
【0036】続いて、射出軸用ロック機構80を作動さ
せて出力軸68を停止させ、前記第2の出力部材67を
固定する。次に、回転軸用ロック機構79を解放して前
記電動モータ63を駆動し、出力軸64を正方向に回転
させると、第1の出力部材66に正方向の回転が出力さ
れ、ギヤ60に伝達される。その結果、ギヤ60の回転
はスプライン軸59、駆動プーリ69、タイミングベル
ト72及び従動プーリ71を介してシャフト57に伝達
され、スクリュー20を逆方向に回転させる。このよう
に、計量を行うことができる。そして、前記荷重計77
によって加熱シリンダ21内の樹脂圧を検出し、該樹脂
圧が設定圧になると前記電動モータ63を停止させる。
【0037】したがって、一つの電動モータ63によっ
て射出と計量とを行うことができるので、射出装置の構
造が簡素化し小型化することができる。また、回転軸用
ロック機構79及び射出軸用ロック機構80を操作する
だけでよいので、操作性を向上させることができる。そ
して、クラッチ機構の摩擦板が、摩耗したり、滑りを発
生させたり、発熱したりすることがなくなるので、射出
装置の信頼性を向上させることができる。
【0038】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させるこ
とが可能であり、これらを本発明の範囲から排除するも
のではない。
【0039】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば電動射出成形機の射出装置においては、電動モータ
と、該電動モータの回転が入力され、互いに逆方向の回
転を第1の出力部材及び第2の出力部材に発生させる遊
星減速機と、前記第1の出力部材の回転を選択的に停止
させる回転軸用ロック機構と、前記第2の出力部材の回
転を選択的に停止させる射出軸用ロック機構とを有す
る。
【0040】また、前記第1の出力部材の回転をスクリ
ューに伝達し、スクリューを回転させる第1の伝達手段
と、前記第2の出力部材の回転を直線方向の動きに変換
してスクリューに伝達し、スクリューを前進させる第2
の伝達手段とを有する。この場合、第1の出力部材の回
転をスクリューに伝達し、スクリューを回転させること
によって計量を行い、第2の出力部材の回転を直線方向
の動きに変換してスクリューに伝達し、スクリューを前
進させることによって射出を行うことができる。
【0041】したがって、一つの電動モータによって射
出と計量とを行うことができるので、射出装置の構造が
簡素化し小型化することができる。また、回転軸用ロッ
ク機構及び射出軸用ロック機構を操作するだけでよいの
で、操作性を向上させることができる。そして、クラッ
チ機構の摩擦板が、摩耗したり、滑りを発生させたり、
発熱したりすることがなくなるので、射出装置の信頼性
を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における電動射出成形機の射出
装置の概略図である。
【図2】従来の電動射出成形機における射出装置の概略
図である。
【図3】従来の電動射出成形機における他の射出装置の
概略図である。
【図4】本発明の実施例における遊星減速機の第1の作
動状態図である。
【図5】本発明の実施例における遊星減速機の第2の作
動状態図である。
【図6】本発明の実施例における遊星減速機の縦断面図
である。
【図7】本発明の実施例における遊星減速機の横断面図
である。
【符号の説明】
20 スクリュー 62 遊星減速機 63 電動モータ 66 第1の出力部材 67 出力部材 79 回転軸用ロック機構 80 射出軸用ロック機構

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)電動モータと、(b)該電動モー
    タの回転が入力され、互いに逆方向の回転を第1の出力
    部材及び第2の出力部材に発生させる遊星減速機と、
    (c)前記第1の出力部材の回転を選択的に停止させる
    回転軸用ロック機構と、(d)前記第2の出力部材の回
    転を選択的に停止させる射出軸用ロック機構と、(e)
    前記第1の出力部材の回転をスクリューに伝達し、スク
    リューを回転させる第1の伝達手段と、(f)前記第2
    の出力部材の回転を直線方向の動きに変換してスクリュ
    ーに伝達し、スクリューを前進させる第2の伝達手段と
    を有することを特徴とする電動射出成形機の射出装置。
JP17991894A 1994-08-01 1994-08-01 電動射出成形機の射出装置 Withdrawn JPH0839633A (ja)

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