JPH0839295A - 高圧液体処理装置 - Google Patents
高圧液体処理装置Info
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- JPH0839295A JPH0839295A JP6192727A JP19272794A JPH0839295A JP H0839295 A JPH0839295 A JP H0839295A JP 6192727 A JP6192727 A JP 6192727A JP 19272794 A JP19272794 A JP 19272794A JP H0839295 A JPH0839295 A JP H0839295A
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- General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 液状又はペースト状の食品，医薬品等の被処
理物を高圧容器内で高圧殺菌あるいは物性変化させる高
圧液体処理装置に関する。 【構成】 円筒胴１，上蓋２，下蓋３，ヨークフレーム
４，フリーピストンとで加圧容器１０を構成し、被処理
液３０を同容器１０内に供給して加圧処理を行なう。３
１は被処理液供給及び排出用低圧ポンプ、２０は加圧装
置で加圧容器１０内のフリーピストン５の下方に低圧ポ
ンプ３１により被処理液３０を供給し、フリーピストン
５上方の加圧処理済液を次工程に送給したのち、同ポン
プを停止し、加圧装置２０の低圧シリンダ１２のヘッド
側に油圧をかけて高圧ピストン１３を作動し同シリンダ
１１内の被処理液を高圧で加圧する。
理物を高圧容器内で高圧殺菌あるいは物性変化させる高
圧液体処理装置に関する。 【構成】 円筒胴１，上蓋２，下蓋３，ヨークフレーム
４，フリーピストンとで加圧容器１０を構成し、被処理
液３０を同容器１０内に供給して加圧処理を行なう。３
１は被処理液供給及び排出用低圧ポンプ、２０は加圧装
置で加圧容器１０内のフリーピストン５の下方に低圧ポ
ンプ３１により被処理液３０を供給し、フリーピストン
５上方の加圧処理済液を次工程に送給したのち、同ポン
プを停止し、加圧装置２０の低圧シリンダ１２のヘッド
側に油圧をかけて高圧ピストン１３を作動し同シリンダ
１１内の被処理液を高圧で加圧する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は液状又はペースト状の食
品，医薬品等の被処理物を高圧容器内で高圧殺菌あるい
は物性変化させる高圧液体処理装置に関するものであ
る。
品，医薬品等の被処理物を高圧容器内で高圧殺菌あるい
は物性変化させる高圧液体処理装置に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】図５は従来の高圧液体処理装置の概要を
示す縦断面図で、同図における（ａ），（ｂ），
（ｃ），（ｄ）は被処理液の１回の加圧処理工程を示す
ものである。
示す縦断面図で、同図における（ａ），（ｂ），
（ｃ），（ｄ）は被処理液の１回の加圧処理工程を示す
ものである。
【０００３】図において、４０は加圧容器であり、円筒
胴４１と上蓋４２と、下蓋４３と、円筒胴４１内を上下
軸方向に液密に移動するフリーピストン４４と、上蓋４
２及び下蓋４３を支持する図示しないヨークフレームと
からなっている。
胴４１と上蓋４２と、下蓋４３と、円筒胴４１内を上下
軸方向に液密に移動するフリーピストン４４と、上蓋４
２及び下蓋４３を支持する図示しないヨークフレームと
からなっている。
【０００４】３２は被処理液供給用の低圧ポンプであ
り、被処理液供給管３３及び逆止弁３４を介して下蓋４
３に連結されている。３６は排出管であり、下高圧開閉
弁３５が装着されている。
り、被処理液供給管３３及び逆止弁３４を介して下蓋４
３に連結されている。３６は排出管であり、下高圧開閉
弁３５が装着されている。
【０００５】５１は加圧水タンクでありその上部は、低
圧加圧水戻り管５７及び上低圧開閉弁５５を介して上蓋
４２に装着されたパイロット付き逆止弁５６に連結され
ると共に、高圧加圧水戻り管６６及び上高圧開閉弁６５
を介して上蓋４２に連結されている。
圧加圧水戻り管５７及び上低圧開閉弁５５を介して上蓋
４２に装着されたパイロット付き逆止弁５６に連結され
ると共に、高圧加圧水戻り管６６及び上高圧開閉弁６５
を介して上蓋４２に連結されている。
【０００６】５２は低圧ポンプであり、加圧水タンク５
１の下部に装着され、低圧加圧水供給管５３及び上低圧
開閉弁５４を介してパイロット付き逆止弁５６に連結さ
れている。
１の下部に装着され、低圧加圧水供給管５３及び上低圧
開閉弁５４を介してパイロット付き逆止弁５６に連結さ
れている。
【０００７】６２は高圧ポンプであり、加圧水タンク５
１の下部に装着され、高圧加圧水供給管６３及び上高圧
開閉弁６４を介して上蓋４２に連結されている。高圧加
圧水供給管６３には圧力計６７が装着されている。
１の下部に装着され、高圧加圧水供給管６３及び上高圧
開閉弁６４を介して上蓋４２に連結されている。高圧加
圧水供給管６３には圧力計６７が装着されている。
【０００８】つぎに同装置の作用について説明すると、
例えば果汁の被処理液３０を、次の工程で加圧処理す
る。
例えば果汁の被処理液３０を、次の工程で加圧処理す
る。
【０００９】まず、図５（ａ）に示すように、一方の上
低圧開閉弁５５及びパイロット付き逆止弁５６を開き、
被処理液供給用の低圧ポンプ３２を作動して未処理の被
処理液３０を、被処理液供給管３３、逆止弁３４から加
圧容器４０内のフリーピストン４４の下方に供給してフ
リーピストン４４を上昇させ、フリーピストン４４の上
方の加圧水（例えば飲料水）５０を低圧加圧水戻り管５
７から加圧水タンク５１に戻す。
低圧開閉弁５５及びパイロット付き逆止弁５６を開き、
被処理液供給用の低圧ポンプ３２を作動して未処理の被
処理液３０を、被処理液供給管３３、逆止弁３４から加
圧容器４０内のフリーピストン４４の下方に供給してフ
リーピストン４４を上昇させ、フリーピストン４４の上
方の加圧水（例えば飲料水）５０を低圧加圧水戻り管５
７から加圧水タンク５１に戻す。
【００１０】次に前記低圧ポンプ３２を停止し、図５
（ｂ）に示すように、一方の上低圧開閉弁５５を閉じて
一方の上高圧開閉弁６４を開き、高圧ポンプ６２を作動
して加圧水供給管６３からフリーピストン４４の上方に
加圧水５０を供給し、圧力計６７によってその圧力値を
検出しながら加圧し、被処理液３０を加圧処理する。
（ｂ）に示すように、一方の上低圧開閉弁５５を閉じて
一方の上高圧開閉弁６４を開き、高圧ポンプ６２を作動
して加圧水供給管６３からフリーピストン４４の上方に
加圧水５０を供給し、圧力計６７によってその圧力値を
検出しながら加圧し、被処理液３０を加圧処理する。
【００１１】次に、図５（ｃ）に示すように、高圧ポン
プ６２を停止し、一方の上高圧開閉弁６４を閉じて他方
の上高圧開閉弁６５を開き、加圧水５０を高圧加圧水戻
り管６６から加圧水タンク５１に戻し、被処理液３０を
減圧する。
プ６２を停止し、一方の上高圧開閉弁６４を閉じて他方
の上高圧開閉弁６５を開き、加圧水５０を高圧加圧水戻
り管６６から加圧水タンク５１に戻し、被処理液３０を
減圧する。
【００１２】次に、図５（ｄ）に示すように、下高圧開
閉弁３５及び他方の上低圧開閉弁５４を開いて低圧ポン
プ５２を作動し、加圧水５０を低圧加圧水供給管５３及
びパイロット付き逆止弁５６からフリーピストン４４の
上方に供給してフリーピストン４４を下降させ、加圧処
理済の被処理液３０を排出管３６から排出して次工程に
送給する。
閉弁３５及び他方の上低圧開閉弁５４を開いて低圧ポン
プ５２を作動し、加圧水５０を低圧加圧水供給管５３及
びパイロット付き逆止弁５６からフリーピストン４４の
上方に供給してフリーピストン４４を下降させ、加圧処
理済の被処理液３０を排出管３６から排出して次工程に
送給する。
【００１３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の装置では、被処理液３０の１回の加圧処理が、
（１）加圧容器４０に充填、（２）加圧操作、（３）加
圧保持、（４）減圧、（５）加圧容器４０から排出、の
工程となり、サイクルタイムの短縮に限界があると云う
不具合があった。
来の装置では、被処理液３０の１回の加圧処理が、
（１）加圧容器４０に充填、（２）加圧操作、（３）加
圧保持、（４）減圧、（５）加圧容器４０から排出、の
工程となり、サイクルタイムの短縮に限界があると云う
不具合があった。
【００１４】また、加圧水５０加圧用の高圧ポンプ６
２、加圧水５０供給用及び被処理液３０排出用の大容量
の低圧ポンプ５２、被処理液３０用及び加圧水５０戻し
用の大容器の低圧ポンプ３２等の３種類のポンプと、上
低圧弁５４，５５、パイロット付き逆止弁５６、上高圧
弁６４，６５等の多数の弁類とが必要であり、低圧加圧
水供給管５３、低圧加圧水戻り管５７、加圧水供給管６
３、高圧加圧水戻り管６６等の配管が複雑になるので、
装置の製作費及び維持管理費が高価なものになる不具合
があった。
２、加圧水５０供給用及び被処理液３０排出用の大容量
の低圧ポンプ５２、被処理液３０用及び加圧水５０戻し
用の大容器の低圧ポンプ３２等の３種類のポンプと、上
低圧弁５４，５５、パイロット付き逆止弁５６、上高圧
弁６４，６５等の多数の弁類とが必要であり、低圧加圧
水供給管５３、低圧加圧水戻り管５７、加圧水供給管６
３、高圧加圧水戻り管６６等の配管が複雑になるので、
装置の製作費及び維持管理費が高価なものになる不具合
があった。
【００１５】本発明は被処理液の加圧処理のサイクルタ
イムを短縮すると共に、ポンプ類、弁類を少なくし、そ
の配管を簡単にすることが可能な高圧液体処理装置を提
供し、前記従来技術の不具合点を解決することを目的と
している。
イムを短縮すると共に、ポンプ類、弁類を少なくし、そ
の配管を簡単にすることが可能な高圧液体処理装置を提
供し、前記従来技術の不具合点を解決することを目的と
している。
【００１６】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の構成として本発明の高圧液体処理装置は、円筒胴及び
この円筒胴の両端に嵌着した１対の蓋からなる加圧容器
と、この加圧容器内で前記円筒胴の軸方向に液密に移動
するように内装したフリーピストンとを具備した高圧液
体処理装置において、前記加圧容器内の前記フリーピス
トンと前記加圧容器の一方の蓋とで囲まれた処理室に連
通する被処理液高圧加圧供給手段を設けるとともに、前
記加圧容器内の前記フリーピストンと前記加圧容器の一
方及び他方の蓋とで囲まれた両方の処理室に接続した被
処理液低圧供給排出手段を設けたことを特徴としてい
る。
の構成として本発明の高圧液体処理装置は、円筒胴及び
この円筒胴の両端に嵌着した１対の蓋からなる加圧容器
と、この加圧容器内で前記円筒胴の軸方向に液密に移動
するように内装したフリーピストンとを具備した高圧液
体処理装置において、前記加圧容器内の前記フリーピス
トンと前記加圧容器の一方の蓋とで囲まれた処理室に連
通する被処理液高圧加圧供給手段を設けるとともに、前
記加圧容器内の前記フリーピストンと前記加圧容器の一
方及び他方の蓋とで囲まれた両方の処理室に接続した被
処理液低圧供給排出手段を設けたことを特徴としてい
る。
【００１７】
【作用】上記のように構成した本発明の処理装置におい
ては、被処理液を次の工程で加圧処理する。
ては、被処理液を次の工程で加圧処理する。
【００１８】まず、被処理液供給排出手段によって未処
理の被処理液を加圧容器内のフリーピストンと加圧容器
の一方の蓋とで囲まれた処理室に供給してフリーピスト
ンを加圧容器内の他方の蓋側の端部へ移動させ、フリー
ピストンと加圧容器の他方の蓋で囲まれた処理室の加圧
処理済の被処理液を排出する。
理の被処理液を加圧容器内のフリーピストンと加圧容器
の一方の蓋とで囲まれた処理室に供給してフリーピスト
ンを加圧容器内の他方の蓋側の端部へ移動させ、フリー
ピストンと加圧容器の他方の蓋で囲まれた処理室の加圧
処理済の被処理液を排出する。
【００１９】次に、被処理液高圧加圧供給手段によって
フリーピストンと加圧容器の一方の蓋とで囲まれた処理
室に高圧加圧した被処理液を供給して所定の処理圧力に
加圧し、一定時間保持する。
フリーピストンと加圧容器の一方の蓋とで囲まれた処理
室に高圧加圧した被処理液を供給して所定の処理圧力に
加圧し、一定時間保持する。
【００２０】次に、被処理液高圧加圧供給手段による加
圧を解除して前記被処理液を減圧し、被処理液供給排出
手段によって未処理の被処理液を加圧容器内のフリーピ
ストンと加圧容器の他方の蓋とで囲まれた処理室に供給
してフリーピストンを前述の一方の蓋側の端部へ移動さ
せ、フリーピストンと加圧容器の一方の蓋とで囲まれた
処理室の加圧処理済の被処理液を加圧容器から排出す
る。
圧を解除して前記被処理液を減圧し、被処理液供給排出
手段によって未処理の被処理液を加圧容器内のフリーピ
ストンと加圧容器の他方の蓋とで囲まれた処理室に供給
してフリーピストンを前述の一方の蓋側の端部へ移動さ
せ、フリーピストンと加圧容器の一方の蓋とで囲まれた
処理室の加圧処理済の被処理液を加圧容器から排出す
る。
【００２１】次に、一方の蓋側の端部まで移動したフリ
ーピストンと一方の蓋とで囲まれた処理室に、被処理液
高圧加圧供給手段によって高圧加圧した被処理液を供給
してフリーピストンを加圧容器内の高圧加圧に要する体
積減少分だけ他方の蓋側に移動させ、フリーピストンと
加圧容器の他方の蓋とで囲まれた処理室に供給した被処
理液を所定の加圧処理圧力に加圧し、一定時間保持して
加圧処理する。
ーピストンと一方の蓋とで囲まれた処理室に、被処理液
高圧加圧供給手段によって高圧加圧した被処理液を供給
してフリーピストンを加圧容器内の高圧加圧に要する体
積減少分だけ他方の蓋側に移動させ、フリーピストンと
加圧容器の他方の蓋とで囲まれた処理室に供給した被処
理液を所定の加圧処理圧力に加圧し、一定時間保持して
加圧処理する。
【００２２】次に、被処理液高圧加圧供給手段による加
圧を解除し、フリーピストンを一方の蓋側の端部へ戻し
て前記被処理液を減圧し、被処理液供給排出手段によっ
て未処理の被処理液を加圧容器内のフリーピストンと加
圧容器の一方の処理室に供給してフリーピストンを加圧
容器の他方の蓋側の端部へ移動させ、フリーピストンと
加圧容器の他方の蓋とで囲まれた処理室内の加圧処理済
の被処理液を加圧容器から排出する。
圧を解除し、フリーピストンを一方の蓋側の端部へ戻し
て前記被処理液を減圧し、被処理液供給排出手段によっ
て未処理の被処理液を加圧容器内のフリーピストンと加
圧容器の一方の処理室に供給してフリーピストンを加圧
容器の他方の蓋側の端部へ移動させ、フリーピストンと
加圧容器の他方の蓋とで囲まれた処理室内の加圧処理済
の被処理液を加圧容器から排出する。
【００２３】以上の工程を反復し、被処理液高圧加圧供
給手段によって高圧加圧した被処理液を加圧容器内のフ
リーピストンの一方の側へ供給するだけで、１対の被処
理液供給排出手段によってフリーピストンの両面側に順
次供給した被処理液を連続して加圧処理する。
給手段によって高圧加圧した被処理液を加圧容器内のフ
リーピストンの一方の側へ供給するだけで、１対の被処
理液供給排出手段によってフリーピストンの両面側に順
次供給した被処理液を連続して加圧処理する。
【００２４】
【実施例】以下、本発明を図１〜図４に示す実施例によ
り詳細に説明する。図１〜図４は本発明の一実施例であ
る、高圧液体処理装置の概略構成及び加圧処理工程を示
す縦断面図である。
り詳細に説明する。図１〜図４は本発明の一実施例であ
る、高圧液体処理装置の概略構成及び加圧処理工程を示
す縦断面図である。
【００２５】これらの図において、１０は加圧容器であ
り、円筒胴１と、上蓋２と下蓋３と、上蓋２及び下蓋３
を支持するヨークフレーム４と、円筒胴１内を上下軸方
向に液密に移動するフリーピストン５とからなってい
る。
り、円筒胴１と、上蓋２と下蓋３と、上蓋２及び下蓋３
を支持するヨークフレーム４と、円筒胴１内を上下軸方
向に液密に移動するフリーピストン５とからなってい
る。
【００２６】３１は被処理液供給及び排出用の低圧ポン
プであり、下低圧供給管２２、下低圧開閉弁８、下逆止
弁９及び共用供給管２４を介して下蓋３に連結されると
共に、上低圧供給管２１、上低圧開閉弁６及び上逆止弁
７を介して上蓋２に連結されている。
プであり、下低圧供給管２２、下低圧開閉弁８、下逆止
弁９及び共用供給管２４を介して下蓋３に連結されると
共に、上低圧供給管２１、上低圧開閉弁６及び上逆止弁
７を介して上蓋２に連結されている。
【００２７】２０は加圧装置であり、図示しない油圧装
置に連結された低圧シリンダ１２と、高圧シリンダ１１
と、高圧ピストン１３とからなっている。高圧シリンダ
１１は、高圧供給管２３及び共用供給管２４を介して下
蓋３に連結されている。低圧シリンダ１２は、ヘッド側
油圧管１６及びピストン側油圧管１７によって図示しな
い油圧ユニットに連結され、ヘッド側油圧管１６には圧
力計１８が装着されている。
置に連結された低圧シリンダ１２と、高圧シリンダ１１
と、高圧ピストン１３とからなっている。高圧シリンダ
１１は、高圧供給管２３及び共用供給管２４を介して下
蓋３に連結されている。低圧シリンダ１２は、ヘッド側
油圧管１６及びピストン側油圧管１７によって図示しな
い油圧ユニットに連結され、ヘッド側油圧管１６には圧
力計１８が装着されている。
【００２８】１４は上高圧開閉弁、２５は上排出管であ
り、上蓋２に連結されると共に、共用排出管２７を介し
て次工程に連結されている。
り、上蓋２に連結されると共に、共用排出管２７を介し
て次工程に連結されている。
【００２９】１５は下高圧開閉弁、２６は下排出管であ
り、下蓋３に連結されると共に、共用排出管２７を介し
て次工程に連結されている。
り、下蓋３に連結されると共に、共用排出管２７を介し
て次工程に連結されている。
【００３０】次に、本装置の作用として、例えば果汁の
被処理液３０の加圧処理工程を説明する。
被処理液３０の加圧処理工程を説明する。
【００３１】図１に示すように、下低圧開閉弁８及び上
高圧開閉弁１４を開くと共に、上低圧開閉弁６及び下高
圧開閉弁１５を閉じ、低圧ポンプ３１を作動して被処理
液３０を下低圧供給管２２、逆止弁９及び共用供給管２
４から加圧容器１０内のフリーピストン５の下方に供給
してフリーピストン５を上昇させ、フリーピストン５の
上方の加圧処理済の被処理液３０を上排出管２５及び共
用排出管２７から次工程に送給する。
高圧開閉弁１４を開くと共に、上低圧開閉弁６及び下高
圧開閉弁１５を閉じ、低圧ポンプ３１を作動して被処理
液３０を下低圧供給管２２、逆止弁９及び共用供給管２
４から加圧容器１０内のフリーピストン５の下方に供給
してフリーピストン５を上昇させ、フリーピストン５の
上方の加圧処理済の被処理液３０を上排出管２５及び共
用排出管２７から次工程に送給する。
【００３２】次に、図２に示すように、低圧ポンプ３１
を停止し、上高圧開閉弁１４及び下高圧開閉弁１５を閉
じ、加圧装置２０の低圧シリンダ１２のヘッド側に油圧
を掛けて高圧ピストン１３を作動して高圧シリンダ１１
内の被処理液３０を高圧で加圧し、高圧供給管２４から
フリーピストン５の下方に供給し、圧力計１８によって
低圧シリンダ１２のヘッド側の圧力を検出しながら円筒
胴１内の被処理液３０を加圧し、一定時間保持して加圧
処理する。
を停止し、上高圧開閉弁１４及び下高圧開閉弁１５を閉
じ、加圧装置２０の低圧シリンダ１２のヘッド側に油圧
を掛けて高圧ピストン１３を作動して高圧シリンダ１１
内の被処理液３０を高圧で加圧し、高圧供給管２４から
フリーピストン５の下方に供給し、圧力計１８によって
低圧シリンダ１２のヘッド側の圧力を検出しながら円筒
胴１内の被処理液３０を加圧し、一定時間保持して加圧
処理する。
【００３３】この場合、高圧ピストン１３の低圧側と高
圧側との面積比によって加圧容器１０内の圧力を、低圧
シリンダ１２内の圧力に換算する。また、高圧シリンダ
１１の有効容積は高圧シリンダ１１内の被処理液３０を
円筒胴１内に押し込み、円筒胴１内の被処理液３０が所
定の圧力に十分上昇するように、被処理液３０の圧縮率
を考慮して決定されている。
圧側との面積比によって加圧容器１０内の圧力を、低圧
シリンダ１２内の圧力に換算する。また、高圧シリンダ
１１の有効容積は高圧シリンダ１１内の被処理液３０を
円筒胴１内に押し込み、円筒胴１内の被処理液３０が所
定の圧力に十分上昇するように、被処理液３０の圧縮率
を考慮して決定されている。
【００３４】次に、高圧ピストン１３を元に戻して減圧
し、図３に示すように、下低圧開閉弁８を閉じて下高圧
開閉弁１５を開き、低圧ポンプ３１を作動して被処理液
３０を上低圧供給管２１からフリーピストン５の上方に
供給し、フリーピストン５を下降させてフリーピストン
５の下方の加圧処理済の被処理液３０を下排出管２６及
び共用排出管２７から次工程に送給する。
し、図３に示すように、下低圧開閉弁８を閉じて下高圧
開閉弁１５を開き、低圧ポンプ３１を作動して被処理液
３０を上低圧供給管２１からフリーピストン５の上方に
供給し、フリーピストン５を下降させてフリーピストン
５の下方の加圧処理済の被処理液３０を下排出管２６及
び共用排出管２７から次工程に送給する。
【００３５】次に、図４に示すように、低圧ポンプ３１
を停止し、上高圧開閉弁１４及び下高圧開閉弁１５を閉
じて低圧シリンダ１２を作動し、高圧シリンダ１１内の
被処理液３０を高圧でフリーピストン５の下方に供給し
てフリーピストン５を上昇させ、フリーピストン５の上
方の被処理液３０を加圧し、一定時間保持して加圧処理
する。
を停止し、上高圧開閉弁１４及び下高圧開閉弁１５を閉
じて低圧シリンダ１２を作動し、高圧シリンダ１１内の
被処理液３０を高圧でフリーピストン５の下方に供給し
てフリーピストン５を上昇させ、フリーピストン５の上
方の被処理液３０を加圧し、一定時間保持して加圧処理
する。
【００３６】次に、図１に示す作用と同様に、低圧ポン
プ３１を作動してフリーピストン５を上昇させ、加圧処
理済の被処理液３０を上排出管２５及び共用排出管２７
から次工程に送給する。
プ３１を作動してフリーピストン５を上昇させ、加圧処
理済の被処理液３０を上排出管２５及び共用排出管２７
から次工程に送給する。
【００３７】なお、本発明は上述した実施例の横型の加
圧装置と堅型の加圧容器だけでなく、堅型の加圧容器と
堅型の加圧装置、横型の加圧容器と横型の加圧装置及び
横型の加圧容器と堅型の加圧装置にも適用できるもので
ある。
圧装置と堅型の加圧容器だけでなく、堅型の加圧容器と
堅型の加圧装置、横型の加圧容器と横型の加圧装置及び
横型の加圧容器と堅型の加圧装置にも適用できるもので
ある。
【００３８】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、加圧容器内のフリーピストンと加圧容器の一方の蓋
とで囲まれた処理室に接続（連通）して被処理液高圧加
圧供給手段を設け、さらに前記フリーピストンと加圧容
器の蓋とで囲まれた両方の処理室に接続した一方及び他
方の被処理液低圧供給排出手段を設けたことにより、被
処理液高圧加圧供給手段によって高圧加圧した被処理液
を加圧容器内のフリーピストンの一方の側へ供給するだ
けで、１対の被処理液低圧供給排出手段によってフリー
ピストンの両面側に順次供給した被処理液を連続して加
圧処理することができ、被処理液の供給と排出とを同時
に行なうことができる。
ば、加圧容器内のフリーピストンと加圧容器の一方の蓋
とで囲まれた処理室に接続（連通）して被処理液高圧加
圧供給手段を設け、さらに前記フリーピストンと加圧容
器の蓋とで囲まれた両方の処理室に接続した一方及び他
方の被処理液低圧供給排出手段を設けたことにより、被
処理液高圧加圧供給手段によって高圧加圧した被処理液
を加圧容器内のフリーピストンの一方の側へ供給するだ
けで、１対の被処理液低圧供給排出手段によってフリー
ピストンの両面側に順次供給した被処理液を連続して加
圧処理することができ、被処理液の供給と排出とを同時
に行なうことができる。
【００３９】従って、加圧処理工程のサイクルタイムを
大幅に短縮して被処理液の加圧処理費用を低減すること
が可能になり、高圧液体処理装置の加圧装置及び開閉弁
の減少、配管の簡素化を図ることができるので、その製
作費及び維持管理費を低減することができる。
大幅に短縮して被処理液の加圧処理費用を低減すること
が可能になり、高圧液体処理装置の加圧装置及び開閉弁
の減少、配管の簡素化を図ることができるので、その製
作費及び維持管理費を低減することができる。
【図１】本発明の一実施例に係る高圧液体処理装置の概
略構成及び加圧処理工程図を示す縦断面図で、加圧処理
済の被処理液を次工程に送給する状態図である。
略構成及び加圧処理工程図を示す縦断面図で、加圧処理
済の被処理液を次工程に送給する状態図である。
【図２】同処理装置における被処理液の加圧処理状態を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図３】同処理装置における加圧処理済の被処理液を次
工程に送給する状態を示す説明図である。
工程に送給する状態を示す説明図である。
【図４】同処理装置における被処理液の加圧処理開始状
態を示す説明図である。
態を示す説明図である。
【図５】（ａ）〜（ｄ）は何れも従来の高圧液体処理装
置の概略構成及び加圧処理工程を示す縦断面図である。
置の概略構成及び加圧処理工程を示す縦断面図である。
１ 円筒胴 ２ 上蓋 ３ 下蓋 ５ フリーピストン １０ 加圧容器 １１ 高圧シリンダ １２ 低圧シリンダ １３ 高圧ピストン ２０ 加圧装置 ３０ 被処理液 ３１ 低圧ポンプ
Claims (1)
- 【請求項１】 円筒胴及びこの円筒胴の両端に嵌着した
１対の蓋からなる加圧容器と、この加圧容器内で前記円
筒胴の軸方向に液密に移動するように内装したフリーピ
スントンとを具備した高圧液体処理装置において、前記
加圧容器内の前記フリーピストンと前記加圧容器の一方
の蓋とで囲まれた処理室に連通する被処理液高圧加圧供
給手段を設けると共に、前記加圧容器内の前記フリーピ
ストンと前記加圧容器の一方及び他方の蓋とで囲まれた
両方の処理室に接続した被処理液低圧供給排出手段を設
けたことを特徴とする高圧液体処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6192727A JPH0839295A (ja) | 1994-07-26 | 1994-07-26 | 高圧液体処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6192727A JPH0839295A (ja) | 1994-07-26 | 1994-07-26 | 高圧液体処理装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0839295A true JPH0839295A (ja) | 1996-02-13 |
Family
ID=16296066
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6192727A Withdrawn JPH0839295A (ja) | 1994-07-26 | 1994-07-26 | 高圧液体処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0839295A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102429311A (zh) * | 2011-11-29 | 2012-05-02 | 上海伊本轻工机械有限公司 | 无篮框杀菌罐 |
| JP5936019B1 (ja) * | 2015-02-27 | 2016-06-15 | ミカドテクノス株式会社 | 減圧・加圧加工処理方法 |
-
1994
- 1994-07-26 JP JP6192727A patent/JPH0839295A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102429311A (zh) * | 2011-11-29 | 2012-05-02 | 上海伊本轻工机械有限公司 | 无篮框杀菌罐 |
| JP5936019B1 (ja) * | 2015-02-27 | 2016-06-15 | ミカドテクノス株式会社 | 減圧・加圧加工処理方法 |
| JP2016159315A (ja) * | 2015-02-27 | 2016-09-05 | ミカドテクノス株式会社 | 減圧・加圧加工処理方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20011002 |