JPH08334542A - コネクタ検査具およびコネクタ - Google Patents
コネクタ検査具およびコネクタInfo
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- JPH08334542A JPH08334542A JP7141671A JP14167195A JPH08334542A JP H08334542 A JPH08334542 A JP H08334542A JP 7141671 A JP7141671 A JP 7141671A JP 14167195 A JP14167195 A JP 14167195A JP H08334542 A JPH08334542 A JP H08334542A
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R43/00—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining, or repairing of line connectors or current collectors or for joining electric conductors
- H01R43/20—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining, or repairing of line connectors or current collectors or for joining electric conductors for assembling or disassembling contact members with insulating base, case or sleeve
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- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01R—MEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
- G01R31/00—Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
- G01R31/50—Testing of electric apparatus, lines, cables or components for short-circuits, continuity, leakage current or incorrect line connections
- G01R31/66—Testing of connections, e.g. of plugs or non-disconnectable joints
- G01R31/68—Testing of releasable connections, e.g. of terminals mounted on a printed circuit board
- G01R31/69—Testing of releasable connections, e.g. of terminals mounted on a printed circuit board of terminals at the end of a cable or a wire harness; of plugs; of sockets, e.g. wall sockets or power sockets in appliances
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
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- Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 複数の検査ピンが被検査コネクタにおける対
応する端子金具の挿入状態を個別にかつ誤検出がなく確
実に検知し得るようにすることを目的とする。 【構成】 コネクタ支持体６と検査器本体３を接離可能
に設け、該本体３において検査用電気回路と接続される
複数の検査ピン１１をバネ２により前方へ付勢して設
け、該ピン１１は導電接触面１１ａと該導通接触面の前
方へ突出する不完全挿入検知部１１ｂを有すると共に、
該検知部１１ｂの先端には被検査コネクタにおける片持
ちの可撓支持片１４の被駆動面１４ｂと係合可能なテー
パー状の駆動面１１ｃが形成されている。検査時におい
て該検知部１１ｂが可撓支持片の可撓変位許容空間１６
内に進入しつつ該導通接触面が該可撓支持片により支持
される端子金具Ｃと接触する。
応する端子金具の挿入状態を個別にかつ誤検出がなく確
実に検知し得るようにすることを目的とする。 【構成】 コネクタ支持体６と検査器本体３を接離可能
に設け、該本体３において検査用電気回路と接続される
複数の検査ピン１１をバネ２により前方へ付勢して設
け、該ピン１１は導電接触面１１ａと該導通接触面の前
方へ突出する不完全挿入検知部１１ｂを有すると共に、
該検知部１１ｂの先端には被検査コネクタにおける片持
ちの可撓支持片１４の被駆動面１４ｂと係合可能なテー
パー状の駆動面１１ｃが形成されている。検査時におい
て該検知部１１ｂが可撓支持片の可撓変位許容空間１６
内に進入しつつ該導通接触面が該可撓支持片により支持
される端子金具Ｃと接触する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用ワイヤハーネ
ス等の接続に用いられるコネクタの検査具、および検査
に適した構造のコネクタに関し、コネクタ内の所定位置
に端子金具が正しく組み込まれているか否か、および該
端子金具に接続される電線の導通状態の良否を確実に検
査、判定し得るようにしたものである。
ス等の接続に用いられるコネクタの検査具、および検査
に適した構造のコネクタに関し、コネクタ内の所定位置
に端子金具が正しく組み込まれているか否か、および該
端子金具に接続される電線の導通状態の良否を確実に検
査、判定し得るようにしたものである。
【０００２】
【従来の技術】図１２において、コネクタのハウジング
ａには複数の端子収容室ｂが形成されると共に、各端子
収容室ｂには片持ちの可撓係止片ｃが設けられ、後方か
ら挿入された端子金具ｄを該可撓係止片ｃにより係止す
る。端子金具ｄの挿入時において、端子金具ｄの先端部
が可撓係止片ｃの係止突起ｃ1 に衝合することにより、
可撓係止片ｃを可撓変位許容空間ｅ内に変位させ（図１
２（Ｂ））、係止孔ｄ1が係止突起ｃ1 と一致した状態
において可撓係止片ｃが復元して端子金具ｄを係止して
いる（図１２（Ｃ））。
ａには複数の端子収容室ｂが形成されると共に、各端子
収容室ｂには片持ちの可撓係止片ｃが設けられ、後方か
ら挿入された端子金具ｄを該可撓係止片ｃにより係止す
る。端子金具ｄの挿入時において、端子金具ｄの先端部
が可撓係止片ｃの係止突起ｃ1 に衝合することにより、
可撓係止片ｃを可撓変位許容空間ｅ内に変位させ（図１
２（Ｂ））、係止孔ｄ1が係止突起ｃ1 と一致した状態
において可撓係止片ｃが復元して端子金具ｄを係止して
いる（図１２（Ｃ））。
【０００３】図１３において、ｆは検査具であり、ハウ
ジングａの各端子収容室ｂに対応した筒状の検査用端子
ｇが設置され、検査用端子ｇ内において導通ピンｈが摺
動自在設けられると共に、コイルバネｉにより前方へ突
出している。また、検査具ｆには、ハウジングａ内にお
ける端子金具ｄの不完全挿入を検知するための不完全挿
入検知アームｊが突設されている。
ジングａの各端子収容室ｂに対応した筒状の検査用端子
ｇが設置され、検査用端子ｇ内において導通ピンｈが摺
動自在設けられると共に、コイルバネｉにより前方へ突
出している。また、検査具ｆには、ハウジングａ内にお
ける端子金具ｄの不完全挿入を検知するための不完全挿
入検知アームｊが突設されている。
【０００４】被検査ハウジングａを検査具ｆ上にセット
した状態において（図１３）、不完全挿入検知アームｊ
が可撓変位許容空間ｅ内に進入し、完全に挿入、係止さ
れている下側の端子金具ｄが導通ピンｈを後退させつつ
これと圧接するので、導通チェッカーｋにより良の判定
を得、可撓係止片ｃに係止されていない端子金具ｄは導
通ピンｈと接触しないので、導通チェッカーｋにより否
の判定を得る。
した状態において（図１３）、不完全挿入検知アームｊ
が可撓変位許容空間ｅ内に進入し、完全に挿入、係止さ
れている下側の端子金具ｄが導通ピンｈを後退させつつ
これと圧接するので、導通チェッカーｋにより良の判定
を得、可撓係止片ｃに係止されていない端子金具ｄは導
通ピンｈと接触しないので、導通チェッカーｋにより否
の判定を得る。
【０００５】図１４の状態においては、上側の端子金具
ｄが可撓係止片ｃを変位させた状態の不完全挿入状態に
あり、この状態のハウジングａを検査具ｆ上にセットし
ようとしても、不完全挿入検知アームｊが可撓変位許容
空間ｅを塞いでいる上側の可撓係止片ｃの端面に衝合す
るのでセット不能となり、これによって端子金具ｄの不
完全挿入を検知することができる。
ｄが可撓係止片ｃを変位させた状態の不完全挿入状態に
あり、この状態のハウジングａを検査具ｆ上にセットし
ようとしても、不完全挿入検知アームｊが可撓変位許容
空間ｅを塞いでいる上側の可撓係止片ｃの端面に衝合す
るのでセット不能となり、これによって端子金具ｄの不
完全挿入を検知することができる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、端
子金具ｄが可撓係止片ｃを変位させた状態の不完全挿入
状態にあると、不完全挿入検知アームｊが可撓変位許容
空間ｅ内に進入不可能となるので、電極全部の端子金具
ｄの検査が不能となり、個別的な判定が出来なくなる欠
点がある。
子金具ｄが可撓係止片ｃを変位させた状態の不完全挿入
状態にあると、不完全挿入検知アームｊが可撓変位許容
空間ｅ内に進入不可能となるので、電極全部の端子金具
ｄの検査が不能となり、個別的な判定が出来なくなる欠
点がある。
【０００７】本発明は上記した点に着目し、各導通ピン
が対応する端子金具の不完全挿入を個別的に判定すると
共に、誤検出がなく信頼性の高い判定結果が得られるよ
うにしたコネクタ検査具および検査に適した構造をもつ
コネクタを提供することを課題とする。
が対応する端子金具の不完全挿入を個別的に判定すると
共に、誤検出がなく信頼性の高い判定結果が得られるよ
うにしたコネクタ検査具および検査に適した構造をもつ
コネクタを提供することを課題とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記の課題を達成するた
め、本発明においては、コネクタ支持体と検査器本体を
接離可能に設け、該検査器本体において検査用電気回路
と接続される複数の検査ピンをバネにより前方へ付勢し
て設け、該検査ピンは導電接触面と該導通接触面の前方
へ突出する不完全挿入検知部を有すると共に、該不完全
挿入検知部の先端には被検査コネクタにおける片持ちの
可撓支持片における被駆動面と係合可能なテーパー状の
駆動面が形成されており、検査時において該不完全挿入
検知部が前記片持ちの可撓支持片の可撓変位許容空間内
に進入しつつ該導通接触面が該可撓支持片により支持さ
れる端子金具と接触する構成を採用した。
め、本発明においては、コネクタ支持体と検査器本体を
接離可能に設け、該検査器本体において検査用電気回路
と接続される複数の検査ピンをバネにより前方へ付勢し
て設け、該検査ピンは導電接触面と該導通接触面の前方
へ突出する不完全挿入検知部を有すると共に、該不完全
挿入検知部の先端には被検査コネクタにおける片持ちの
可撓支持片における被駆動面と係合可能なテーパー状の
駆動面が形成されており、検査時において該不完全挿入
検知部が前記片持ちの可撓支持片の可撓変位許容空間内
に進入しつつ該導通接触面が該可撓支持片により支持さ
れる端子金具と接触する構成を採用した。
【０００９】また、上記コネクタ検査具による検査に適
したコネクタは、請求項２に記載のように、ハウジング
の端子収容室内に可撓変位許容空間を存して可撓支持片
を設け、該可撓支持片を端子収容室内に完全に挿入され
た端子金具と係合させて該端子金具の後抜けを阻止する
ようにしたコネクタにおいて、前記可撓支持片の先端部
にコネクタ検査具における検査ピンの不完全挿入検知部
と係合可能なテーパー状の被駆動面を設ける構成を採用
した。
したコネクタは、請求項２に記載のように、ハウジング
の端子収容室内に可撓変位許容空間を存して可撓支持片
を設け、該可撓支持片を端子収容室内に完全に挿入され
た端子金具と係合させて該端子金具の後抜けを阻止する
ようにしたコネクタにおいて、前記可撓支持片の先端部
にコネクタ検査具における検査ピンの不完全挿入検知部
と係合可能なテーパー状の被駆動面を設ける構成を採用
した。
【００１０】
【作用】請求項１の発明において、コネクタに対して端
子金具が不完全挿入の場合には、検査ピンの不完全挿入
検知部が該端子金具により変位されている可撓支持片の
端部に衝合して該可撓支持片の可撓変位許容空間内に進
入出来ないので、検査ピンの導通接触面が該端子金具と
接触不能となり、検査用電気回路が導通しない。また、
不完全挿入検知部のテーパー状の駆動面と可撓支持片の
被駆動面との係合により該可撓支持片は常に可撓変位許
容空間を塞ぐ方向の力を受けるので、検査ピンの進入は
確実に阻止される。従って、検査ピンが無理に可撓変位
許容空間に押しこまれて誤検出をしたり、可撓支持片又
は端子金具が損傷するのを未然に防止することができ
る。
子金具が不完全挿入の場合には、検査ピンの不完全挿入
検知部が該端子金具により変位されている可撓支持片の
端部に衝合して該可撓支持片の可撓変位許容空間内に進
入出来ないので、検査ピンの導通接触面が該端子金具と
接触不能となり、検査用電気回路が導通しない。また、
不完全挿入検知部のテーパー状の駆動面と可撓支持片の
被駆動面との係合により該可撓支持片は常に可撓変位許
容空間を塞ぐ方向の力を受けるので、検査ピンの進入は
確実に阻止される。従って、検査ピンが無理に可撓変位
許容空間に押しこまれて誤検出をしたり、可撓支持片又
は端子金具が損傷するのを未然に防止することができ
る。
【００１１】請求項２の発明によれば、端子収容室にお
ける可撓支持片の先端部には、コネクタ検査具の不完全
挿入検知部と係合可能なテーパー状の被駆動面を設けて
あるから、端子金具の不完全挿入状態で検査ピンが進入
して来ると、その不完全挿入検知部によって可撓支持片
は前記可撓変位許容空間を塞ぐ方向の力を受け、該検査
ピンの進入を確実に阻止するので、上記の如く誤検出等
を未然に防止することができる。
ける可撓支持片の先端部には、コネクタ検査具の不完全
挿入検知部と係合可能なテーパー状の被駆動面を設けて
あるから、端子金具の不完全挿入状態で検査ピンが進入
して来ると、その不完全挿入検知部によって可撓支持片
は前記可撓変位許容空間を塞ぐ方向の力を受け、該検査
ピンの進入を確実に阻止するので、上記の如く誤検出等
を未然に防止することができる。
【００１２】
【実施例】図１乃至図６において、検査具Ａには台盤１
の一側において電線引出口２ａを有する固定壁２が立設
され、他側において検査器本体３が固定壁２方向に移動
可能に設けられ、軸４で回動自在に支持される操作レバ
ー５に連動して前後動する。
の一側において電線引出口２ａを有する固定壁２が立設
され、他側において検査器本体３が固定壁２方向に移動
可能に設けられ、軸４で回動自在に支持される操作レバ
ー５に連動して前後動する。
【００１３】固定壁２と検査器本体３間においてコネク
タ支持体６が設けられる。コネクタ支持体６は上方と検
査器本体３側を開設したコネクタ収容室６ａを有する枠
形状であり、固定壁２側に電線引出口６ｂを有する。コ
ネクタ支持体６は固定壁２から突出してコネクタ支持体
６内に達する案内杆７に捲装されたコイルバネ８により
検査器本体３方向へ付勢され、検査器本体３により加圧
されることによりコイルバネ８に抗して後退する（図４
参照）。
タ支持体６が設けられる。コネクタ支持体６は上方と検
査器本体３側を開設したコネクタ収容室６ａを有する枠
形状であり、固定壁２側に電線引出口６ｂを有する。コ
ネクタ支持体６は固定壁２から突出してコネクタ支持体
６内に達する案内杆７に捲装されたコイルバネ８により
検査器本体３方向へ付勢され、検査器本体３により加圧
されることによりコイルバネ８に抗して後退する（図４
参照）。
【００１４】コネクタ支持体６内には上方からコネクタ
Ｂが収容され、この際にコネクタＢの後方から導出され
ている電線Ｗ1 は電線引出口６ｂ，２ａ内に案内される
（図２，図３，図４）。検査器本体３内には、コネクタ
Ｂのハウジング２０内の複数の端子収容室９に対応して
複数の検査用端子１０が設けられ、検査用端子１０内に
おいて検査ピン１１が摺動自在に設けられると共に、コ
イルバネ１２により前方の検査室１３内に突出して設け
られている。
Ｂが収容され、この際にコネクタＢの後方から導出され
ている電線Ｗ1 は電線引出口６ｂ，２ａ内に案内される
（図２，図３，図４）。検査器本体３内には、コネクタ
Ｂのハウジング２０内の複数の端子収容室９に対応して
複数の検査用端子１０が設けられ、検査用端子１０内に
おいて検査ピン１１が摺動自在に設けられると共に、コ
イルバネ１２により前方の検査室１３内に突出して設け
られている。
【００１５】検査ピン１１の突出端には、図５および図
６に拡大して示すように、導通接触面１１ａの一側にお
いて前方に突出した不完全挿入検知部１１ｂを有し、か
つ該検知部１１ｂの先端外側にはテーパー状の駆動面１
１ｃを形成した検査体１１′が設けられている。そし
て、この不完全挿入検知部１１ｂの駆動面１１ｃに対応
して、端子収容室９における可撓支持片１４の先端部１
４ｂには駆動面１１ｃと平行なテーパー状の被駆動面１
４ｃが設けられている。各検査用端子１０はリード線Ｗ
2 によりチェッカー（図示せず）に接続されている。
６に拡大して示すように、導通接触面１１ａの一側にお
いて前方に突出した不完全挿入検知部１１ｂを有し、か
つ該検知部１１ｂの先端外側にはテーパー状の駆動面１
１ｃを形成した検査体１１′が設けられている。そし
て、この不完全挿入検知部１１ｂの駆動面１１ｃに対応
して、端子収容室９における可撓支持片１４の先端部１
４ｂには駆動面１１ｃと平行なテーパー状の被駆動面１
４ｃが設けられている。各検査用端子１０はリード線Ｗ
2 によりチェッカー（図示せず）に接続されている。
【００１６】次に、検査具Ａによるコネクタの検査につ
いて説明する。検査に際し、操作レバー５を回動して検
査器本体３を前進させてコネクタＢの前部を検査室１３
内に受け入れつつ検査体１１′を雌型の端子金具Ｃと接
触させる。図７の場合において、コネクタＢの下側の端
子収容室９における端子金具Ｃは、完全に挿入されて片
持ちの可撓支持片１４の係止突起１４ａが該端子金具Ｃ
の係止孔１５に進入することにより該可撓支持片１４は
完全に復元しているが、上側の端子収容室９における端
子金具Ｃ′は不完全挿入であって係止突起１４ａを介し
て可撓支持片１４を変位させた状態となっている。
いて説明する。検査に際し、操作レバー５を回動して検
査器本体３を前進させてコネクタＢの前部を検査室１３
内に受け入れつつ検査体１１′を雌型の端子金具Ｃと接
触させる。図７の場合において、コネクタＢの下側の端
子収容室９における端子金具Ｃは、完全に挿入されて片
持ちの可撓支持片１４の係止突起１４ａが該端子金具Ｃ
の係止孔１５に進入することにより該可撓支持片１４は
完全に復元しているが、上側の端子収容室９における端
子金具Ｃ′は不完全挿入であって係止突起１４ａを介し
て可撓支持片１４を変位させた状態となっている。
【００１７】そして、この状態のコネクタＢを検査する
と、端子金具Ｃに対応する検査ピン１１の不完全挿入検
知部１１ｂが可撓支持片１４における可撓変位許容空間
１６内に進入するので導通接触面１１ａが端子金具Ｃと
接触して検査用電気回路を導通させる。これに対して、
端子金具Ｃ′に対応する検査ピン１１の不完全挿入検知
部１１ｂが可撓支持片１４の端部に衝合するので検査ピ
ン１１の前進が阻止され、導通接触面１１ａが端子金具
Ｃ′と非接触となり、検査用電気回路が不導通となって
チェッカーにより挿入不良の判定を得る。即ち、不完全
挿入検知部１１ｂと可撓支持片１４の端部同志の衝合に
際し、テーパー状の駆動面１１ｃが拾い面となって同じ
くテーパー状の被駆動面１４ｃと当接する。これによ
り、可撓支持片１４は可撓変位許容空間１６側に向けて
拡開する方向の力を受け、不完全挿入検知部１１ｂが可
撓変位許容空間１６に進入するのを確実に阻止する。従
って、不良品が誤って良品として判定されることはな
い。
と、端子金具Ｃに対応する検査ピン１１の不完全挿入検
知部１１ｂが可撓支持片１４における可撓変位許容空間
１６内に進入するので導通接触面１１ａが端子金具Ｃと
接触して検査用電気回路を導通させる。これに対して、
端子金具Ｃ′に対応する検査ピン１１の不完全挿入検知
部１１ｂが可撓支持片１４の端部に衝合するので検査ピ
ン１１の前進が阻止され、導通接触面１１ａが端子金具
Ｃ′と非接触となり、検査用電気回路が不導通となって
チェッカーにより挿入不良の判定を得る。即ち、不完全
挿入検知部１１ｂと可撓支持片１４の端部同志の衝合に
際し、テーパー状の駆動面１１ｃが拾い面となって同じ
くテーパー状の被駆動面１４ｃと当接する。これによ
り、可撓支持片１４は可撓変位許容空間１６側に向けて
拡開する方向の力を受け、不完全挿入検知部１１ｂが可
撓変位許容空間１６に進入するのを確実に阻止する。従
って、不良品が誤って良品として判定されることはな
い。
【００１８】図８の場合には、コネクタＢ′におけるハ
ウジング２０′内の端子収容室９′の一端に端子金具係
止用の段部１７が形成されると共に、対向側に先端にテ
ーパー状の被駆動面１８ａを形成した片持ちの可撓支持
片１８が設けられている。本実施例では、完全挿入状態
の端子金具Ｃの肩部１９が該段部１７に係合すると共に
可撓支持片１８が端子金具Ｃを押圧してこの係止状態を
保持しているが、不完全挿入の端子金具Ｃ′の肩部１９
が段部１７上に乗って可撓支持片１８が復元していな
い。従って、完全挿入の端子金具Ｃに対しては、検査ピ
ン１１の不完全挿入検知部１１ｂが可撓変位許容空間１
６内に進入可能であるが、不完全挿入の端子金具Ｃ′に
対しては、不完全挿入検知部１１ｂの駆動面１１ｃが可
撓支持片１８の端部の被駆動面１８ａに衝合して検査ピ
ン１１の前進が阻止され、検査不能である。
ウジング２０′内の端子収容室９′の一端に端子金具係
止用の段部１７が形成されると共に、対向側に先端にテ
ーパー状の被駆動面１８ａを形成した片持ちの可撓支持
片１８が設けられている。本実施例では、完全挿入状態
の端子金具Ｃの肩部１９が該段部１７に係合すると共に
可撓支持片１８が端子金具Ｃを押圧してこの係止状態を
保持しているが、不完全挿入の端子金具Ｃ′の肩部１９
が段部１７上に乗って可撓支持片１８が復元していな
い。従って、完全挿入の端子金具Ｃに対しては、検査ピ
ン１１の不完全挿入検知部１１ｂが可撓変位許容空間１
６内に進入可能であるが、不完全挿入の端子金具Ｃ′に
対しては、不完全挿入検知部１１ｂの駆動面１１ｃが可
撓支持片１８の端部の被駆動面１８ａに衝合して検査ピ
ン１１の前進が阻止され、検査不能である。
【００１９】図９の場合には、不完全挿入検知部１１ｂ
の端面（衝合面）１１ｂ1 の両側に該端面よりも突出し
たテーパー状の駆動面１１ｃ′を有する駆動片１１ｄを
設ける一方、コネクタＢ″（図１０参照）のハウジング
２０″における端子収容室９″の係止突起１４ａを有す
る可撓支持片１４′の先端部１４ｂの両側に被駆動面１
４ｃ′を有する被駆動片１４ｄを設けたものである。
の端面（衝合面）１１ｂ1 の両側に該端面よりも突出し
たテーパー状の駆動面１１ｃ′を有する駆動片１１ｄを
設ける一方、コネクタＢ″（図１０参照）のハウジング
２０″における端子収容室９″の係止突起１４ａを有す
る可撓支持片１４′の先端部１４ｂの両側に被駆動面１
４ｃ′を有する被駆動片１４ｄを設けたものである。
【００２０】図１０の場合において、コネクタＢ″の上
側の端子収容室９″における雄型の端子金具Ｄは完全に
挿入されており、可撓支持片１４′の係止突起１４ａが
該端子金具Ｄの係止孔１５′に進入することにより該可
撓支持片１４は完全に復元している。下側の端子収容室
９″における雄型の端子金具Ｄ′は不完全挿入であり、
係止突起１４ａを介して可撓支持片１４′を変位させた
状態となっている。
側の端子収容室９″における雄型の端子金具Ｄは完全に
挿入されており、可撓支持片１４′の係止突起１４ａが
該端子金具Ｄの係止孔１５′に進入することにより該可
撓支持片１４は完全に復元している。下側の端子収容室
９″における雄型の端子金具Ｄ′は不完全挿入であり、
係止突起１４ａを介して可撓支持片１４′を変位させた
状態となっている。
【００２１】図７の場合と同様にしてコネクタＢ″を検
査すると、端子金具Ｄに対応する検査ピン１１の不完全
挿入検知部１１ｂは、可撓支持片１４′の可撓変位許容
空間１６内に進入するので、導通接触面１１ａが端子金
具Ｄと接触して検査用電気回路を導通させる。一方、不
完全挿入の端子金具Ｄ′では、検査ピン１１の前進が阻
止され、導通接触面１１ａが端子金具Ｄ′と非接触とな
り、検査用電気回路が不導通となるからチェッカーによ
り挿入不良の判定を得る。即ち、不完全挿入検知部１１
ｂと可撓支持片１４′は、図１１に示すように、端面１
１ｂ1 ，１４ｂ1 の突き合わせと共に駆動面１１ｃ′が
被駆動面１４ｃ′と当接する。そこで、検査ピン１１の
押圧力をＦとすると、被駆動面１４ｃ′には該面と平行
な分力Ｆ1 と垂直な分力Ｆ2 が作用するが、分力Ｆ1 は
摩擦係数が小さいのでこれを無視すると、可撓支持片１
４′は全体として可撓変位許容空間１６側に向けて変位
する方向の分力Ｆ 2 を受け、不完全挿入検知部１１ｂが
可撓変位許容空間１６に進入するのを確実に阻止するこ
とができる。従って、不良品が誤って良品として判定さ
れることはない。
査すると、端子金具Ｄに対応する検査ピン１１の不完全
挿入検知部１１ｂは、可撓支持片１４′の可撓変位許容
空間１６内に進入するので、導通接触面１１ａが端子金
具Ｄと接触して検査用電気回路を導通させる。一方、不
完全挿入の端子金具Ｄ′では、検査ピン１１の前進が阻
止され、導通接触面１１ａが端子金具Ｄ′と非接触とな
り、検査用電気回路が不導通となるからチェッカーによ
り挿入不良の判定を得る。即ち、不完全挿入検知部１１
ｂと可撓支持片１４′は、図１１に示すように、端面１
１ｂ1 ，１４ｂ1 の突き合わせと共に駆動面１１ｃ′が
被駆動面１４ｃ′と当接する。そこで、検査ピン１１の
押圧力をＦとすると、被駆動面１４ｃ′には該面と平行
な分力Ｆ1 と垂直な分力Ｆ2 が作用するが、分力Ｆ1 は
摩擦係数が小さいのでこれを無視すると、可撓支持片１
４′は全体として可撓変位許容空間１６側に向けて変位
する方向の分力Ｆ 2 を受け、不完全挿入検知部１１ｂが
可撓変位許容空間１６に進入するのを確実に阻止するこ
とができる。従って、不良品が誤って良品として判定さ
れることはない。
【００２２】また、上記分力Ｆ2 は、可撓支持片１４′
における先端部１４ａの軸線方向の力Ｆ1 ′とこれに直
角な力Ｆ2 ′の合成と見做すことができる。従って、可
撓支持片１４′が検査ピン１１で押されたときに、先端
部１４ａにはその軸線と平行な方向から力が作用するの
で、容易には損傷せず、また、可撓支持片１４′は全体
として直角分力Ｆ2 ′により可撓変位許容空間１６側に
押しつけられる。
における先端部１４ａの軸線方向の力Ｆ1 ′とこれに直
角な力Ｆ2 ′の合成と見做すことができる。従って、可
撓支持片１４′が検査ピン１１で押されたときに、先端
部１４ａにはその軸線と平行な方向から力が作用するの
で、容易には損傷せず、また、可撓支持片１４′は全体
として直角分力Ｆ2 ′により可撓変位許容空間１６側に
押しつけられる。
【００２３】さらに、図１０の下側の端子収容室９″に
おいて、雄型の端子金具Ｄ′が二点鎖線の如くに若干後
退した位置にあり、可撓支持片１４′が端子金具Ｄ′の
側に変位した状態において、検査ピン１１が進入してき
た場合を想定する。この場合においても、検査ピン１１
の先端両側の駆動面１１ｃ′が可撓支持片１４′の被駆
動面１４ｃ′に当接して拾い面として作用するから、該
可撓支持片１４′は可撓変位許容空間１６側に変位する
ので検査ピン１１の進入を確実に阻止することができ
る。従って、不完全挿入状態において、検査ピン１１の
不完全挿入検知部１１ｂが無理やり可撓変位許容空間１
６押し込まれ、これにより可撓支持片１４′またはその
先端部１４ｂが損傷したり、端子金具Ｄ′に凹みが生じ
る、といったトラブルは未然に防止される。
おいて、雄型の端子金具Ｄ′が二点鎖線の如くに若干後
退した位置にあり、可撓支持片１４′が端子金具Ｄ′の
側に変位した状態において、検査ピン１１が進入してき
た場合を想定する。この場合においても、検査ピン１１
の先端両側の駆動面１１ｃ′が可撓支持片１４′の被駆
動面１４ｃ′に当接して拾い面として作用するから、該
可撓支持片１４′は可撓変位許容空間１６側に変位する
ので検査ピン１１の進入を確実に阻止することができ
る。従って、不完全挿入状態において、検査ピン１１の
不完全挿入検知部１１ｂが無理やり可撓変位許容空間１
６押し込まれ、これにより可撓支持片１４′またはその
先端部１４ｂが損傷したり、端子金具Ｄ′に凹みが生じ
る、といったトラブルは未然に防止される。
【００２４】
【発明の効果】以上説明したように、請求項１の発明に
よれば、各検査ピンにより対応する該端子金具の不完全
挿入を個別的に検知することが可能であり、検査能率を
大幅に向上することができる。また、検査ピンが無理に
可撓変位許容空間に押しこまれて誤検出をしたり、可撓
支持片又は端子金具が損傷するのを未然に防止すること
ができる。また、請求項２の発明によれば、端子収容室
における可撓支持片の先端部にコネクタ検査具の不完全
挿入検知部と係合可能なテーパー状の被駆動面を設けて
あるから、端子金具の不完全挿入状態で検査ピンが進入
して来ると、その不完全挿入検知部によって可撓支持片
は前記可撓変位許容空間を塞ぐ方向の力を受け、該検査
ピンの進入を確実に阻止するので、上記の如く誤検出等
を未然に防止することができる。
よれば、各検査ピンにより対応する該端子金具の不完全
挿入を個別的に検知することが可能であり、検査能率を
大幅に向上することができる。また、検査ピンが無理に
可撓変位許容空間に押しこまれて誤検出をしたり、可撓
支持片又は端子金具が損傷するのを未然に防止すること
ができる。また、請求項２の発明によれば、端子収容室
における可撓支持片の先端部にコネクタ検査具の不完全
挿入検知部と係合可能なテーパー状の被駆動面を設けて
あるから、端子金具の不完全挿入状態で検査ピンが進入
して来ると、その不完全挿入検知部によって可撓支持片
は前記可撓変位許容空間を塞ぐ方向の力を受け、該検査
ピンの進入を確実に阻止するので、上記の如く誤検出等
を未然に防止することができる。
【図１】本発明に係る検査具の斜視図である。
【図２】同上の平面図である。
【図３】同上の一部破断側面図である。
【図４】同上の検査時の一部破断側面図である。
【図５】被検査コネクタと対応する検査ピンの斜視図で
ある。
ある。
【図６】同上の検査体と端子収容室における可撓支持片
の先端部の拡大斜視図である。
の先端部の拡大斜視図である。
【図７】被検査コネクタの検査時の状態を示す断面図で
ある。
ある。
【図８】他の被検査コネクタの検査時の状態を示す断面
図である。
図である。
【図９】他の検査体と端子収容室における可撓支持片の
先端部の拡大斜視図である。
先端部の拡大斜視図である。
【図１０】他の該検査コネクタと検査具の検査時の状態
を示す要部断面図である。
を示す要部断面図である。
【図１１】同上の検査ピンと可撓支持片の先端部の作用
説明図である。
説明図である。
【図１２】（Ａ）〜（Ｃ）はそれぞれコネクタに対する
端子金具の挿入過程を示す断面図である。
端子金具の挿入過程を示す断面図である。
【図１３】従来の検査具の検査状態を示す断面図であ
る。
る。
【図１４】従来の検査具の他の検査状態を示す断面図で
ある。
ある。
Ａ 検査具 Ｂ，Ｂ′ コネクタ Ｃ，Ｃ′ 端子金具 ３ 検査器本体 ６ コネクタ支持体 １１ 検査ピン １１ａ 導通接触面 １１ｂ 不完全挿入検知部 １１ｃ （テーパー状の）駆動面 １２ バネ １４，１４′ 可撓支持片 １４ａ 係止突起 １４ｂ 先端部 １４ｃ 被駆動面 １６ 可撓変位許容空間 １８ 可撓支持片 １８ａ 被駆動面 １９ ハウジング
Claims (2)
- 【請求項１】 コネクタ支持体と検査器本体を接離可能
に設け、該検査器本体において検査用電気回路と接続さ
れる複数の検査ピンをバネにより前方へ付勢して設け、
該検査ピンは導電接触面と該導通接触面の前方へ突出す
る不完全挿入検知部を有すると共に、該不完全挿入検知
部の先端には被検査コネクタにおける片持ちの可撓支持
片における被駆動面と係合可能なテーパー状の駆動面が
形成されており、検査時において該不完全挿入検知部が
前記片持ちの可撓支持片の可撓変位許容空間内に進入し
つつ該導通接触面が該可撓支持片により支持される端子
金具と接触することを特徴とするコネクタ検査具。 - 【請求項２】 ハウジングの端子収容室内に可撓変位許
容空間を存して可撓支持片を設け、該可撓支持片を端子
収容室内に完全に挿入された端子金具と係合させて該端
子金具の後抜けを阻止するようにしたコネクタにおい
て、前記可撓支持片の先端部にコネクタ検査具における
検査ピンの不完全挿入検知部と係合可能なテーパー状の
被駆動面を設けたことを特徴とするコネクタ。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7141671A JPH08334542A (ja) | 1995-06-08 | 1995-06-08 | コネクタ検査具およびコネクタ |
| US08/659,637 US5718603A (en) | 1995-06-08 | 1996-06-06 | Inspection device for connectors and connector |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7141671A JPH08334542A (ja) | 1995-06-08 | 1995-06-08 | コネクタ検査具およびコネクタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08334542A true JPH08334542A (ja) | 1996-12-17 |
Family
ID=15297493
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7141671A Pending JPH08334542A (ja) | 1995-06-08 | 1995-06-08 | コネクタ検査具およびコネクタ |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5718603A (ja) |
| JP (1) | JPH08334542A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0963701A (ja) * | 1995-08-21 | 1997-03-07 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | コネクタ |
Families Citing this family (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001208790A (ja) * | 2000-01-26 | 2001-08-03 | Yazaki Corp | コネクタ導通検査具 |
| JP2001257023A (ja) | 2000-03-14 | 2001-09-21 | Yazaki Corp | コネクタ |
| JP3743310B2 (ja) * | 2001-06-07 | 2006-02-08 | 住友電装株式会社 | コネクタ検査装置 |
| US6981313B2 (en) * | 2002-07-09 | 2006-01-03 | Emerson Electric Co. | Apparatus for connecting electric terminal to connector blocks |
| JP3960430B2 (ja) * | 2003-10-16 | 2007-08-15 | タイコエレクトロニクスアンプ株式会社 | 電気コネクタ |
| WO2008007166A1 (en) * | 2006-07-10 | 2008-01-17 | Fci | Front grid of a female electrical connector |
| DE102007004795A1 (de) * | 2007-01-31 | 2008-08-07 | Kostal Kontakt Systeme Gmbh | Kontaktiereinrichtung |
| JP5471607B2 (ja) * | 2010-03-03 | 2014-04-16 | 住友電装株式会社 | コネクタ組立用治具 |
| JP5550455B2 (ja) * | 2010-05-28 | 2014-07-16 | 矢崎総業株式会社 | ワイヤハーネス導通検査方法およびワイヤハーネス導通検査プログラム |
| JP6901914B2 (ja) * | 2017-06-26 | 2021-07-14 | 日本発條株式会社 | 給電装置及び車両用シート |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63131074A (ja) * | 1986-11-20 | 1988-06-03 | Mitsubishi Electric Corp | マイクロ波放射計 |
| JP3029081B2 (ja) * | 1993-08-24 | 2000-04-04 | 矢崎総業株式会社 | コネクタ検査具 |
-
1995
- 1995-06-08 JP JP7141671A patent/JPH08334542A/ja active Pending
-
1996
- 1996-06-06 US US08/659,637 patent/US5718603A/en not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0963701A (ja) * | 1995-08-21 | 1997-03-07 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | コネクタ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5718603A (en) | 1998-02-17 |
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