JPH08323946A - 多層生分解性プラスチックフィルム - Google Patents

多層生分解性プラスチックフィルム

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JPH08323946A
JPH08323946A JP13782995A JP13782995A JPH08323946A JP H08323946 A JPH08323946 A JP H08323946A JP 13782995 A JP13782995 A JP 13782995A JP 13782995 A JP13782995 A JP 13782995A JP H08323946 A JPH08323946 A JP H08323946A
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JP
Japan
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film
polylactic acid
biodegradable plastic
plastic film
polymer
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JP13782995A
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English (en)
Inventor
Jun Takagi
潤 高木
Shigenori Terada
滋憲 寺田
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Shimadzu Corp
Mitsubishi Plastics Inc
Original Assignee
Shimadzu Corp
Mitsubishi Plastics Inc
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Publication date
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    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W90/00Enabling technologies or technologies with a potential or indirect contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02W90/10Bio-packaging, e.g. packing containers made from renewable resources or bio-plastics

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ヒートシール性に優れた生分解性プラスチッ
クフィルムを提供することにある。 【構成】 ポリ乳酸系重合体あるいはこれを主成分とす
る組成物からなるフィルムを有し、かつ、少なくとも一
方の最外層が生分解性プラスチックフィルムである多層
生分解性プラスチックフィルムであって、前記最外層を
形成する生分解性プラスチックフィルムの融解温度Tm
は、ポリ乳酸系重合体あるいはこれを主成分とする組成
物からなるフィルムの融解温度Tmより、10℃以上低
い多層生分解性プラスチックフィルム、および、ポリ乳
酸系重合体あるいはこれを主成分とする組成物からなる
フィルムは融解温度Tmを有し、前記最外層を形成する
生分解性プラスチックフィルムは非晶性である多層性分
解性プラスチックフィルム。 【効果】 本発明の多層生分解性プラスチックフィルム
は優れたヒートシール性を有するので一般包装材等に使
用でき、かつ、生分解性を有するため環境に優しい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヒートシール性に優れ
た多層生分解性プラスチックフィルムに関する。
【0002】
【従来の技術、および、発明が解決しようとする課題】
スナック菓子袋を典型的な例とした一般包装材用途をは
じめ、農業資材・建築資材・医用材料など幅広い用途で
ヒートシール性に優れたフィルムが要求されている。
【0003】ヒートシール性に優れたフィルムとは、加
熱バーや加熱板あるいは加熱ロール等を用いてフィルム
同志を熱と圧力で貼り合わせたり接着する、いわゆる
「ヒートシール」する際に、所望する接着強度を安定し
て得られる温度範囲が広いフィルムをさす。すなわちヒ
ートシール性に優れたフィルムは、ヒートシールを行う
ことにより、各種のフィルム加工製品を簡便に得ること
ができる。
【0004】ヒートシールの際に上記温度範囲を下回る
と、フィルム基材が固いので充分な接着強度が得られ
ず、上回ると、フィルム基材が柔らかくなり過ぎてピン
ホールあるいはしわ等が生じて外観の劣化を引き起こす
と同時に、それらが原因で接着強度が低下する。
【0005】また、ヒートシール性が乏しいと、狭い温
度範囲でヒートシール作業を行わなければならず、高い
温度制御能力が求められ装置が高価になる、生産性が悪
い、不良率が高い、作業者の心身の疲労が激しいといっ
た種々の問題が発生する。
【0006】そこでポリオレフィン、PET(ポリエチ
レンテレフタレート)、PVC(ポリ塩化ビニル)等の
汎用フィルムでは、ヒートシールを必要する用途には、
特殊なポリマー設計の原料を用いたり、異種原料のブレ
ンドや積層を行うことにより、ヒートシール性を改良し
たフィルムが使用されるケースが少なくない。
【0007】一方、近年環境問題に関する高まりからプ
ラスチック加工品全般に対して、自然環境中に棄却され
た場合、経時的に分解・消失する自然環境に悪影響を及
ぼさないプラスチック製品が求められている。
【0008】ところが、従来のプラスチックフィルム製
品は、自然環境中で長期にわたって安定であり、しかも
嵩比重が小さいため、廃棄物埋め立て地の短命化を促進
したり、自然の景観や野生動植物の生活環境を損なうと
いった問題点が指摘されていた。
【0009】そこで、今日注目を集めているのは、生分
解性プラスチック材料である。生分解性プラスチック
は、土壌中や水中で、加水分解や生分解により、徐々に
崩壊・分解が進行し、最終的に微生物の作用により無害
な分解物となることが知られている。
【0010】現在、実用化が検討されている生分解性プ
ラスチックは、脂肪族ポリエステル、変性PVA(ポリ
ビニルアルコール)、セルロースエステル化合物、デン
プン変性体、およびこれらのブレンド体に大別される。
【0011】脂肪族ポリエステルとしては、例えば、微
生物産出系重合体としてポリ(ヒドロキシ酪酸/吉草
酸)が、合成系重合体としてポリカプロラクトンや脂肪
族ジカルボン酸と脂肪族ジオールの縮合体が、そして、
半合成系重合体としてポリ乳酸系重合体がそれぞれ知ら
れている。
【0012】これらの生分解性プラスチックは各々固有
の特徴を有し、それに応じた用途展開が考えられるが、
中でも、ポリ乳酸系重合体は、他の生分解性プラスチッ
クと比較して透明性、剛性、耐熱性、加工性等が秀でて
いることから、従来硬質PVCやPETが使用されてき
た硬質透明フィルム用途への展開が図られようとしてい
る。
【0013】特に、ポリ乳酸系重合体を使用した二軸延
伸熱固定フィルムは汎用フィルムと同等あるいは優る機
械物性を有し、完全生分解性であるので、一般包装材を
始め、幅広い用途に応用が期待されている。
【0014】ところが、ポリ乳酸系重合体から作られた
フィルムは、ヒートシール性に乏しく、フィルム加工製
品等の様々な分野に使用する上で、実用上の大きな問題
となっていた。そこで本発明の目的は、ヒートシール性
に優れた生分解性プラスチックフィルムを提供するもの
である。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、ポリ乳
酸系重合体あるいはこれを主成分とする組成物からなる
フィルムを有し、かつ、少なくとも一方の最外層が生分
解性プラスチックフィルムである多層生分解性プラスチ
ックフィルムであって、前記最外層を形成する生分解性
プラスチックフィルムの融解温度Tmは、前記ポリ乳酸
系重合体あるいはこれを主成分とする組成物からなるフ
ィルムの融解温度Tmより、10℃以上低いことを特徴
とする多層生分解性プラスチックフィルムである。異な
る本発明の要旨は、ポリ乳酸系重合体あるいはこれを主
成分とする組成物からなるフィルムを有し、かつ、少な
くとも一方の最外層が生分解性プラスチックフィルムで
ある多層生分解性プラスチックフィルムであって、前記
ポリ乳酸系重合体あるいはこれを主成分とする組成物か
らなるフィルムは融解温度Tmを有し、前記最外層を形
成する生分解性プラスチックフィルムは非晶性フィルム
であることを特徴とする多層生分解性プラスチックフィ
ルムである。前記ポリ乳酸系重合体あるいはこれを主成
分とする組成物からなるフィルムの融解温度Tmが10
0℃以上であることが好ましい。
【0016】本発明に用いられるポリ乳酸系重合体は、
ポリ乳酸または乳酸と他のヒドロキシカルボン酸との共
重合体、もしくはこれらの組成物であり、本発明の効果
を阻害しない範囲で他の高分子材料が混入されても構わ
ない。また、フィルムの物性および加工性を調整する目
的で可塑剤、滑剤、無機フイラー、紫外線吸収剤などの
添加剤、改質剤を添加することも可能である。
【0017】乳酸としてはL−乳酸、D−乳酸が挙げら
れ、ヒドロキシカルボン酸としてはグリコール酸、3−
ヒドロキシ酪酸、4−ヒドロキシ酪酸、3−ヒドロキシ
吉草酸、4−ヒドロキシ吉草酸、6−ヒドロキシカプロ
ン酸などが代表的に挙げられる。
【0018】重合法は縮合重合法、開環重合法など、公
知の方法を採用することも可能であり、さらには、分子
量増大を目的として少量の鎖延長剤、例えば、ジイソシ
アネート化合物、ジエポキシ化合物、酸無水物、酸クロ
ライドなどを使用しても構わない。重合体の重量平均分
子量としては、60,000から1000,000の範
囲が好ましく、かかる範囲を下まわると実用物性がほと
んど発現されないなどの問題を生じる。また上まわる場
合には、溶融粘度が高くなりすぎ成形加工性に劣る。
【0019】ここで、ポリ乳酸系重合体あるいはこれを
主成分とする組成物からなるフィルム(以下、略してポ
リ乳酸系フィルムという)の融解温度Tmが100℃以
上であることが肝要である。Tmが100℃未満では耐
熱性が低下して、二次加工等においてしわ等を引き起こ
して実用的でない。また、ポリL−乳酸ホモ重合体のT
mは195℃であり、D−乳酸,グリコール酸,6−ヒ
ドロキシカプロン酸等の共重合成分が増えるにしたがっ
てTmは低下する。このため実際的には、本発明に使用
されるポリ乳酸系フィルムのTmは100℃以上、19
5℃以下である。
【0020】また、ポリ乳酸系重合体等の結晶性重合体
は共重合比を増していくと、昇温時の結晶化温度Tcは
上昇していき融解温度Tmは低下していく傾向にある。
Tc>Tmとなった温度では、実質的にTmは観察され
なくなる。すなわち、共重合単量体の選択によっては、
Tmが100℃まで下がり切る前に消失する場合もあり
得るが、本発明においては、ポリ乳酸系フィルムはTm
を有することが必要である。
【0021】上述したポリ乳酸系フィルムに積層される
生分解性プラスチックフィルムは、使用されるポリ乳酸
系フィルムの融解温度Tmより10℃以上低い生分解性
プラスチックフィルム、あるいは、非晶性である生分解
性プラスチックフィルムである。生分解性プラスチック
フィルムとしては例えばポリ乳酸、ポリ乳酸以外の脂肪
族ポリエステル、変性PVA、セルロースエステル化合
物等が使用できる。
【0022】ポリ乳酸系フィルム(基材)に積層される
生分解性プラスチックフィルムとして、ポリ乳酸系フィ
ルムが使用されるときは、ポリ乳酸系フィルムが多層化
されたことになる。
【0023】基材として使用されるポリ乳酸系フィルム
より、融解温度Tmが10℃以上低い所望するポリ乳酸
系フィルムは、上述したように、ホモ重合体に対してD
あるいはL−乳酸、グリコール酸、6−ヒドロキシカプ
ロン酸等の共重合成分を加えることにより、融解温度T
mを低下させて得ることができる。積層されるフィルム
としては、ホモ重合体の融解温度Tmが195℃なの
で、185℃以下のポリ乳酸系フィルムが使用される。
また、非晶性であるポリ乳酸系フィルムを得るために
は、共重合比をさらに増していけばよい。
【0024】本発明で積層される生分解性プラスチック
フィルムとして用いられる、ポリ乳酸以外の脂肪族ポリ
エステルはアルキレンとエステル結合を基本骨格として
持つものであり、生分解性に実質影響を与えない範囲
で、ウレタン結合、アミド結合、エーテル結合等を導入
することもできる。特に、イソシアネート化合物を用
い、主鎖にウレタン結合を導入し分子量をジャンプアッ
プすることができる。
【0025】具体的には、まず脂肪族ジオールと脂肪族
ジカルボン酸を縮合して得られる重合体が挙げられる。
脂肪族ジオールとしては、エチレングリコール、1,4
−ブタンジオール、および1,4−シクロヘキサンジメ
タノール等が挙げられ、脂肪族ジカルボン酸としては、
コハク酸、アジピン酸、スベリン酸、セバシン酸および
ドデカン二酸等が代表的にあげられる。これらの中から
それぞれ1種類以上選んで縮合重合した後、必要に応じ
てイソシアネート化合物で重量平均分子量を50,00
0以上にジャンプアップした重合体は、通常60〜11
0℃のTmとポリエチレンと同様な基本物性を持ち、本
発明に好ましく用いることができる。
【0026】また、環状ラクトン類を有機金属触媒を用
い開環重合した一連の脂肪族ポリエステルが挙げられ
る。単量体としては、ε−カプロラクトン、δ−バレロ
ラクトン、β−メチル−δ−バレロラクトン、β−プロ
ピオラクトン、ピバロラクトン、β−ブチロラクトン、
γ−ブチロラクトン等が代表的に挙げられ、さらに、ラ
クチドやグリコリドが挙げられる。これらから1種類以
上選ばれて重量平均分子量が30,000以上になるよ
うに条件を調整して重合される。Tmの制御は単量体の
選択によって行われるが、通常50〜170℃である。
【0027】他の合成系脂肪族ポリエステルとしては、
環状酸無水物とオキシラン類、例えば、無水コハク酸と
エチレンオキサイド、プロピオンオキサイドあるいはア
リルグリシジルエーテルの重合体や、エチレンと環状ケ
テンアセタールである2−メチレン−1,3−ジオキソ
ランや2−メチレン−1,3−ジオキセパンとのラジカ
ル重合体等が挙げられる。
【0028】また、アルカリゲネスユートロファスを始
めとする菌体内でアセチルコエンチームA(アセチルC
oA)により生合成される脂肪族ポリエステルが知られ
ている。この脂肪族ポリエステルは、主にポリ−β−ヒ
ドロキシ酪酸(ポリ3HB)であるが、プラスチックと
しての実用特性を向上さすために、発酵プロセスを工夫
し、通常吉草酸ユニット(HV)を共重合し、ポリ(3
HB−co−3HV)の共重合体にすることが工業的に
有利である。HV共重合比は一般的に0〜40%であ
り、この範囲でTmは130〜165℃である。HVの
代わりに4HBを共重合したり、長鎖のヒドロキシアル
カノエートを共重合してもよい。
【0029】本発明で積層される生分解性プラスチック
フィルムとして用いられる、ポリビニルアルコール(P
VA)は既存の石油由来合成系重合体の中では、比較的
生分解性に優れているが、PVAホモポリマーは分子の
凝集力が大きすぎ、融点を持たず溶融押出成形ができな
いので、フィルム化する上で成形加工上の制約を受け
る。そこで、エチレンを共重合したり、通常ケン化工程
で消失する酢酸ビニルユニットを残存させたりして、5
0〜150℃位のTmを持つよう改質して用いることが
できる。この様なPVA系重合体をベースに、生分解性
を高めるためにデンプン等を分散させた組成物が、生分
解性プラスチック材料として一定の評価を得ており、変
性PVAと呼ばれている。
【0030】本発明で積層される生分解性プラスチック
フィルムとして用いられる、セルロースエステル化合物
は通常セルロースの水酸基を酢酸エステル化した化合物
であり、その置換度は2〜3の間にある。セルロースエ
ステル化合物はTmを実質的に持たない。溶融成形加工
性を付与するために、可塑剤を添加してもよい。可塑剤
は材料のTg(ガラス転移温度)を調整する働きもあ
る。可塑剤としては、生分解性を考慮して、脂肪族エス
テルや油脂類、例えば、ジブチルアジベート、ジオクチ
ルアジペート、グリセリンアセテート、大豆油、ひまし
油、あまに油等が好ましく挙げられる。
【0031】ポリ乳酸系フィルムに積層される生分解性
プラスチックフィルムにも、本発明の効果を阻害しない
範囲でフィルムの物性や加工性を調整する目的で、可塑
剤、滑剤、無機フイラー、紫外線吸収剤などの添加剤、
改質剤、あるいは、他の高分子材料を添加することも可
能である。
【0032】本発明の多層生分解性プラスチックフィル
ムの層構成は、基材としてポリ乳酸系フィルムを使用
し、最外層を形成する少なくとも一方のフィルムが生分
解性プラスチックフィルムであれば特に限定されない
が、両面ヒートシール性や耐カール性を付与するため
に、機械特性に優れたポリ乳酸系フィルムを内層にし
て、両外層を他の生分解性プラスチックフィルムにした
2種3層構成の積層フィルムとすることができる。
【0033】また、ガスバリア性や水蒸気バリア性等の
他の機能性を付与する目的で3層以上の多層構成として
も構わない。また、低価格化のためや、カール性を有し
ている方が好ましい用途のために、中心層から上下非対
象の層構成にしてもよい。
【0034】ポリ乳酸系フィルムに生分解性プラスチッ
クフィルムを積層する方法としては、通常に用いられる
方法を採用することができる。例えば、複数の押出機を
一つの口金に連結しいわゆる共押出をする方法、巻き出
した一種のフィルム上に別種の材料をコーティングする
方法、適温にある複数種のフィルムをロールやプレス機
などで熱圧着する方法、あるいは、接着剤を使ってフィ
ルム同志を貼り合わせたりする方法等が代表的に挙げら
れる。
【0035】いわゆるドライラミやウエットラミする場
合の接着剤としては、ビニル系、アクリル系、ポリアミ
ド系、ポリエステル系、ゴム系、ウレタン系等が一般的
に用いられるが、接着剤も生分解性にする場合には、で
んぷん、アミロース、アミロペクチン等の多糖類や、
膠、ゼラチン、カゼイン、ゼイン、コラーゲン等の蛋白
質類やポリペプチド類、未加硫天然ゴム、あるいは、脂
肪族ポリエステル等が好ましく採用される。
【0036】ポリ乳酸系重合体が本来的に有する脆性を
大幅に改良し、フィルム強度をより向上させるために
は、基材として用いられるポリ乳酸系フィルムの面配向
度△Pを3.0×10-3〜30×10-3に調整すること
が望ましい。
【0037】ΔPは、フイルムの厚み方向に対する面方
向の配向度を表わし、通常直交3軸方向の屈折率を測定
し以下の式で算出される。 ΔP={(γ+β)/2}−α (α<β<γ) ここで、γ、βがフイルム面に平行な直交2軸の屈折
率、αはフイルム厚さ方向の屈折率である。
【0038】ΔPは結晶化度や結晶配向にも依存する
が、大きくはフイルム面内の分子配向に依存する。つま
りフイルム面内、特にフイルムの流れ方向および/また
はそれと直交する方向の1または2方向に対し、分子配
向を増大させることにより、無配向シート・フイルムで
は1.0×10-3以下であるΔPを本発明で規定する
3.0×10-3以上に増大させることができる。
【0039】ΔPを増大させる方法としては、既知のあ
らゆるフイルム延伸法に加え、電場や磁場を利用した分
子配向法を採用することもできる。
【0040】通常はTダイ、Iダイ、丸ダイ等から溶融
押し出ししたシート状物または円筒状物を冷却キャスト
ロールや水、圧空等により急冷し非晶質に近い状態で固
化させた後、ロール法、テンター法、チューブラー法等
により一軸または二軸に延伸する方法が、工業的に望ま
しく採用される。
【0041】延伸した多層生分解性プラスチックフィル
ムを製造する際に、ラミネート、いわゆる、ドライラミ
あるいはウエットラミにより多層化する場合は、あらか
じめ延伸加工されたポリ乳酸系フィルムを用いれば良い
し、共押し出しする場合は、押出された多層フィルムを
適当な条件で延伸すれば良い。
【0042】ポリ乳酸系フィルムにだけ着目した場合の
延伸条件としては、延伸温度50〜100℃、延伸倍率
1.5倍〜5倍、延伸速度100%/分〜10,000
%/分が一般的ではあるが、この適正範囲は重合体の組
成や、未延伸シートの熱履歴によって異なってくるの
で、ΔPの値を見ながら適宜決められる。
【0043】こうして延伸されたポリ乳酸系フィルム
は、本来的に有する脆性が大幅に改良され、機械強度が
向上している。熱収縮性のフィルムであり、収縮包装や
収縮結束包装、あるいは収縮ラベル等に、用途展開可能
である。
【0044】ところが、前述したΔPが3.0×10-3
〜30×10-3のポリ乳酸系フィルムを使用した多層生
分解性プラスチックフィルムでは、熱寸法安定性が要求
される多くの用途に用いることができない。そこで、ポ
リ乳酸系フィルムに熱寸法安定性を付与するためには、
フィルムを昇温したときの結晶融解熱量ΔHmと昇温中
の結晶化により発生する結晶化熱量ΔHcとの差(ΔH
m−ΔHc)を20J/g以上かつ{(ΔHm−ΔH
c)/ΔHm}を0.75以上に制御する。
【0045】すなわち、これらの条件を下回る場合は、
フィルムの熱寸法安定性が不良であり、貼り合わせ、乾
燥、エージング等の加温される2次加工工程や、夏場の
保管中に収縮してしまう問題が生じやすく、実用に供し
ない。かかる条件を上回れば、熱寸法安定性が良好とな
り、実用上支障がなくなる。
【0046】ΔHm、ΔHcは、フィルムサンプルの示
差走査熱量測定(DSC)により求められるもので、Δ
Hmは昇温速度10℃/分で昇温したときの全結晶を融
解させるのに必要な熱量であって、重合体の結晶融点付
近に現れる結晶融解による吸熱ピークの面積から求めら
れる。またΔHcは、昇温過程で生じる結晶化の際に発
生する発熱ピークの面積から求められる。
【0047】ΔHmは、主に重合体そのものの結晶性に
依存し、結晶性が大きい重合体では大きな値を取る。ち
なみに共重合体のないL−乳酸またはD−乳酸の完全ホ
モポリマーでは、60J/g以上であり、これら2種の
乳酸の共重合体ではその組成比によりΔHmは変化す
る。ΔHcは、重合体の結晶性に対するその時のフィル
ムの結晶化度に関係する指標であり、ΔHcが大きいと
きには、昇温過程でフィルムの結晶化が進行する。すな
わち重合体が有する結晶性を基準にフィルムの結晶化度
が相対的に低かったことを表す。逆に、ΔHcが小さい
時は、重合体が有する結晶性を基準にフィルムの結晶化
度が相対的に高かったことを表す。
【0048】すなわち、(ΔHm−ΔHc)を増大させ
るための1つの方向は、結晶性が高い重合体を原料に、
結晶化度の比較的高いフィルムをつくることである。フ
ィルムの結晶化度は、重合体の組成に少なからず依存
し、重合体そのもののΔHmを20J/g以上にするに
は、L−乳酸とD−乳酸から共重合体を作るケースにお
いては、その組成比を100:0〜94:6の範囲内ま
たは0:100〜6:94の範囲内に調製する必要があ
ることが実験上確かめられている。また、ΔHcを低下
させるためには、すなわちフィルムの結晶化度を高める
ためにはフィルムの成形加工条件を選定する必要があ
る。
【0049】成形加工工程、特にテンター法2軸延伸に
おいてフィルムの結晶化度を上げるためには、延伸倍率
を上げ配向結晶化を促進する、延伸後に結晶化温度以上
の雰囲気で熱処理するなどが有用である。なお、ΔPが
大きいほど結晶化温度が低下する傾向があり、本発明の
場合には鋭意検討した結果少なくとも70℃以上で、好
適には90℃〜170℃の範囲で3秒以上熱処理するこ
とで熱寸法安定性が付与できる。この範囲内で熱処理温
度が高いほど、また熱処理時間が長いほど熱寸法安定性
は向上する。
【0050】
【実施例】以下に実施例を示すが、これらにより本発明
に限定されるものではない。
【0051】(実験例1)50mmφ単軸エクストルー
ダーからの溶融物が内層に、30mmφ単軸エクストル
ダーからの溶融物が両外層になるように、2種3層Tダ
イ口金を用い共押出を行った。外層/内層/外層の厚み
比を1/8/1になるよう調整し、全体で250μmの
未延伸シートを押出後急冷して採取した。
【0052】内層(基材)としてはL体/D体=98/
2、重量平均分子量20万のポリ乳酸((株)島津製作
所製ラクティ)(Tm=170℃)を、外層としては脂
肪族ポリエステルである昭和高分子(株)製ビオノーレ
1010(Tm=114℃)、ダイセル化学工業(株)
製プラクセルH−7(Tm=60℃)、(株)ゼネカ製
バイオポールD300G(Tm=162℃)および同D
400G(Tm=153℃)を用いた。また、同様にし
て、30mmφ単軸エクストルーダーによりポリ乳酸を
押出し、ポリ乳酸の単層で構成される250μmのシー
トを得た。
【0053】上述したシートを1.5倍に縦延伸し、つ
いで、1.5倍に横延伸した後、160℃で熱処理し
た。延伸後のフイルムの流れ速度は2m/分、延伸・熱
処理各ゾーンの通過時間はそれぞれ30秒であった。
【0054】外層として使用したポリ乳酸系フィルム層
のTmが170℃のため、内層に使用される脂肪族ポリ
エステルの上記例の内、ポリ乳酸系フィルム層のTmよ
り10℃以上低い内層を形成できる本発明に含まれるも
のはビオノーレ1010(Tm=114℃)、プラクセ
ルH−7(Tm=60℃)、バイオポールD300G
(Tm=162℃)を使用したフィルムであり、これら
を実施例1〜3とした。一方、バイオポールD400G
(Tm=153℃)を使用した多層フィルムおよびポリ
乳酸の単層構成のフィルムを使用したものを比較例1お
よび2とした。
【0055】フィルムの評価結果を表1に示す。なお、
表中に示す測定値は次に示すような条件で測定を行い、
算出した。
【0056】(1)ΔP アッベ屈折計によって直交3軸方向の屈折率(α,β,
γ)を測定し、次式で算出した。
【0057】 ΔP={(γ+β)/2} − α (α<β<γ) γ:フイルム面内の最大屈折率 β:それに直交するフイルム面内方向の屈折率 α:フイルム厚さ方向の屈折率 なお、本発明においては、△Pはポリ乳酸系重合体フィ
ルムについて規定するものであるので、共押出等などに
より積層後、延伸・熱処理された場合には、必要に応
じ、ポリ乳酸系フィルム層以外のフィルム層を除去し、
ポリ乳酸系フィルムについて測定した。
【0058】(2)熱分析 パーキンエルマー製DSC−7を用い、原料ペレット、
もしくはポリ乳酸系フィルム層のフイルムサンプル10
mgをJIS−K7122に基づき、昇温速度10℃/
分で昇温した時のサーモグラムからガラス転移温度Tg
・融解温度Tm・結晶融解熱量ΔH・結晶化熱量ΔH
を求め、それぞれ算出した。
【0059】(3)ヒートシール強度 フィルムサンプルをMD(フィルムの流れ方向)を長手
方向として10mm幅×100mm長さの短冊状に切り
出し、この短冊状サンプル2枚を重ね合わせ、10mm
幅のヒートシールバーを有するヒートシーラーに直交す
る様にセットした後、所定の温度で片側より加熱し、
1.178Kg/cmの圧力で、15秒間ヒートシー
ルした。この時、積層フィルムを用いる場合には、易接
着処理面同士が内側になるようセットした。
【0060】上記サンプルをインテスコ万能試験機20
5型機を用い、JIS K−6854に準拠し、剥離速
度100mm/分で破断するまで、または、接着部分が
残り1mmになるまでT型剥離試験を行った。得られた
時間−応力のピーク値をヒートシール強度とし、簡便な
理解のため、全くシールされないか、されてもその値が
50g/cm未満のものを×、50g/cm以上500
g/cm未満のものを△、500g/cm以上のものを
○として示した。
【0061】
【表1】 表1より明らかなように、内層(基材)と最外層とのT
mの差が10℃以上である実施例1〜3には、広い温度
範囲で好適なヒートシール性能が得られることがわか
る。一方、Tmの差が10℃以下である比較例1、単層
である比較例2はヒートシール性能が劣る。
【0062】(実験例2)比較例2と同様な方法で得ら
れる厚み40μmの2軸延伸熱固定ポリ乳酸フィルムを
ベース(基材)にして、ドライラミ方式でベースの一方
側に後述するインフレーションフィルムに貼り合わせ、
2層積層フィルムを作製した。
【0063】結晶性である変性PVA系として日本合成
化学工業(株)製マタービーAF−05H(Tm=13
6℃)、非晶性であるセルロースエステル化合物として
ダイセル化学工業(株)製酢酸綿L−40とジブチルア
ジペート43部の組成物(Tmなし・Tg=103
℃)、非晶性であるポリ乳酸系重合体としてL体/D体
=86/14、重量平均分子量20万の重合体(Tmな
し・Tg=55℃)、さらに、ベースに使用したポリ乳
酸を用いて、インフレーションフィルム用設備を備えた
30mmφ単軸エクストルーダーを用い、BUR(ブロ
ーアップレシオ)2.5〜4.4で、厚み10〜15μ
mのインフレーションフィルムを製造した。
【0064】2軸延伸熱固定ポリ乳酸系フィルム上に、
接着剤として日本ポリウレタン工業(株)製ニッポラン
3022/コロネートL=9/1の混合物を用い、コー
ターで厚み2〜5μmに塗布した後、上記3種類のイン
フレーションフィルムを圧着して、40℃×2日間エー
ジングし接着剤を硬化させ、実施例4〜6および比較例
3の多層生分解性プラスチックフィルムを得た。
【0065】これらの積層フィルムの評価結果を表2に
示す。
【0066】
【表2】 表2より明らかなように、ポリ乳酸系フィルムと一方側
の最外層である生分解性プラスチックフィルムとのTm
の差が10℃以上である実施例1、および、一方側の最
外層である生分解性プラスチックフィルムが非晶性であ
る実施例2、3は、広い温度範囲で好適なヒートシール
性能が得られることがわかる。一方、Tmの差がない比
較例3はヒートシール性能が劣る。
【0067】(実験例3)実施例1で使用した、ビオノ
ーレ1010を外層に設けた3層である多層生分解性プ
ラスチックフィルムの未延伸シートを表3に示す条件で
縦延伸しついで横延伸し、さらに熱処理して、実施例8
〜11のシートを得た。尚、実施例7は未延伸シートで
ある。
【0068】得られた実施例7〜11について実験例
1,2と同様な方法でヒートシール性能について調べた
ところ、広い温度範囲で好適なヒートシール性能が得ら
れることがわかった。さらに、引張り破断強度および熱
収縮性について表3に示す。尚、表中に示す測定値は次
に示すような条件で測定を行い、算出した。
【0069】(4)引張り破断強度 引張り強度は東洋精機テンシロンII型機を用い、JIS
−K7127に基づいて測定した。MDはフイルムの流
れ方向、TDはフイルムの流れに対し直交する方向を示
す。
【0070】(5)熱収縮性 フイルムサンプルを100mm×100mmに切り出
し、80℃の温水バスに300秒浸漬した後、その寸法
を計り、元の寸法に対する熱収縮分の割合(%)を算出
した。
【0071】
【表3】 実施例7は未延伸シートであるため収縮率は小さいが、
引張り強度が不十分である。実施例8は面配向度ΔPが
3×10−3〜30×10−3の範囲にあり、延伸して
いるため、程々の引張り強度を有する熱収縮フィルムと
して適している。実施例9は面配向度ΔPが上記範囲に
あり、延伸後の熱処理温度が適切であるため、引張り強
度および熱収縮性ともに優れた熱収縮フィルムである。
一方、実施例10,11は△Pが3×10−3〜30×
10−3、(ΔHm−ΔHc)が20J/g以上、
{(ΔHm−ΔHc)/ΔHm}が0.75以上であ
り、引張り強度および熱寸法安定性ともに優れた熱寸法
安定性フィルムである。
【0072】すなわち、表3より明らかなように、本発
明の多層生分解性プラスチックフィルムは延伸条件によ
りヒートシール性に優れ、適度な引張り強度を持ち、か
つ、熱収縮性あるいは熱寸法安定性を有する多層生分解
性プラスチックフィルムを得ることができる。
【0073】
【発明の効果】本発明の多層生分解性プラスチックフィ
ルムは優れたヒートシール性を有するので一般包装材等
に使用でき、かつ、生分解性を有するため環境に優し
い。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリ乳酸系重合体あるいはこれを主成分
    とする組成物からなるフィルムを有し、かつ、少なくと
    も一方の最外層が生分解性プラスチックフィルムである
    多層生分解性プラスチックフィルムであって、 前記最外層を形成する生分解性プラスチックフィルムの
    融解温度Tmは、前記ポリ乳酸系重合体あるいはこれを
    主成分とする組成物からなるフィルムの融解温度Tmよ
    り、10℃以上低いことを特徴とする多層生分解性プラ
    スチックフィルム。
  2. 【請求項2】 ポリ乳酸系重合体あるいはこれを主成分
    とする組成物からなるフィルムを有し、かつ、少なくと
    も一方の最外層が生分解性プラスチックフィルムである
    多層生分解性プラスチックフィルムであって、 前記ポリ乳酸系重合体あるいはこれを主成分とする組成
    物からなるフィルムは融解温度Tmを有し、前記最外層
    を形成する生分解性プラスチックフィルムは非晶性フィ
    ルムであることを特徴とする多層生分解性プラスチック
    フィルム。
  3. 【請求項3】 前記ポリ乳酸系重合体あるいはこれを主
    成分とする組成物からなるフィルムの融解温度Tmが1
    00℃以上であることを特徴とする請求項1または2記
    載の多層生分解性プラスチックフィルム。
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