JPH08320485A - 液晶表示装置 - Google Patents
液晶表示装置Info
- Publication number
- JPH08320485A JPH08320485A JP7127711A JP12771195A JPH08320485A JP H08320485 A JPH08320485 A JP H08320485A JP 7127711 A JP7127711 A JP 7127711A JP 12771195 A JP12771195 A JP 12771195A JP H08320485 A JPH08320485 A JP H08320485A
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- JP
- Japan
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- liquid crystal
- polarizing plates
- polarizing plate
- polarizing
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 高温高湿環境下においても、偏光板の変
色、退色等による劣化を生じず、表示品質の安定した液
晶表示装置を提供すること目的とする。 【構成】 ２枚のガラス基板の間に液晶材料が充填さ
れる液晶セルを備える液晶表示装置において、前記２枚
のガラス基板の少なくとも一方のガラス基板に接着され
る偏光板の周辺部をシール材で覆う。
色、退色等による劣化を生じず、表示品質の安定した液
晶表示装置を提供すること目的とする。 【構成】 ２枚のガラス基板の間に液晶材料が充填さ
れる液晶セルを備える液晶表示装置において、前記２枚
のガラス基板の少なくとも一方のガラス基板に接着され
る偏光板の周辺部をシール材で覆う。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】 本発明は液晶表示装置に関す
る。
る。
【０００２】
【従来の技術】 一般に、液晶表示装置を構成する液晶
パネルは次のような手順により形成される。まず、片面
に透明電極パターンを形成しその上に配向膜を形成した
一対の透明基板を、透明電極の面を対向させて互いに張
り合わせ、一対の透明基板の間に液晶を封入し、これを
液晶セルとする。次いで、液晶セルの一方の面に偏光
板、他方の面に偏光反射板又は偏光板を密着するよう貼
り付けることにより、液晶パネルが形成される。上記液
晶パネルは例えば図４のように示される。図４におい
て、２１、２２は一対の透明基板、２３は液晶層、２４
は透明基板２１、２２および液晶層２３から構成される
液晶セル、２５は上側の偏光板、２６は下側の偏光板、
２７、２８は接着剤である。偏光板２５、２６と液晶セ
ル２４は表示部全面において一定距離（密着を含む）を
保っている必要がある。すなわち、偏光板２５、２６が
部分的に液晶セル２４に密着したり、離れていたりする
と、液晶パネルの表示面に干渉縞が現れ、表示品質が著
しく低下する。このため、通常は偏光板２５、２６を接
着剤２７、２８で液晶セル２４の透明基板２１、２２の
全面に亘って接着させるようにしている。
パネルは次のような手順により形成される。まず、片面
に透明電極パターンを形成しその上に配向膜を形成した
一対の透明基板を、透明電極の面を対向させて互いに張
り合わせ、一対の透明基板の間に液晶を封入し、これを
液晶セルとする。次いで、液晶セルの一方の面に偏光
板、他方の面に偏光反射板又は偏光板を密着するよう貼
り付けることにより、液晶パネルが形成される。上記液
晶パネルは例えば図４のように示される。図４におい
て、２１、２２は一対の透明基板、２３は液晶層、２４
は透明基板２１、２２および液晶層２３から構成される
液晶セル、２５は上側の偏光板、２６は下側の偏光板、
２７、２８は接着剤である。偏光板２５、２６と液晶セ
ル２４は表示部全面において一定距離（密着を含む）を
保っている必要がある。すなわち、偏光板２５、２６が
部分的に液晶セル２４に密着したり、離れていたりする
と、液晶パネルの表示面に干渉縞が現れ、表示品質が著
しく低下する。このため、通常は偏光板２５、２６を接
着剤２７、２８で液晶セル２４の透明基板２１、２２の
全面に亘って接着させるようにしている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】 このような従来の液
晶表示装置にあっては、前記透明基板はガラス基板また
はプラスチックフィルムから構成される。例えばガラス
基板と偏光板とを粘着剤で接着させる方法においては、
偏光性が付与されたポリビニルアルコールフィルム等の
両面にセルロース系フィルム例えば三酢酸セルロースフ
ィルムの保護層を被覆したラミネート構造の偏光板をガ
ラス基板よりなる液晶セル面に適用して液晶表示板とす
ることが行われており、この液晶セル面への適用は、偏
光板表面に設けた接着剤層を該セル面に当接し、押し付
けることにより行われるのが通常である。しかし、上記
接着剤としては、その優れた接着性、透明性等のために
アクリル系樹脂からなるものが多用されているが、高温
高湿環境下での使用において接着剤の発泡や剥離等の外
観欠点が発生したりする等の問題を生じる。すなわち、
偏光板の全面を接着剤でガラス基板に接着しているにも
かかわらず、偏光板とガラス基板との合わせ面の周辺か
ら水分が偏光板とガラス基板との接着面内部に侵入して
しまうため、十分な気密性が得られない。この結果、高
温高湿な状態では偏光板とガラス基板との間に侵入した
水分等のため、偏光板の一部がガラス基板からはがれて
液晶パネルの表示面に干渉縞が現れてしまう欠点があっ
た。また、偏光板は、上記のようにラミネート構造であ
るため、露出する偏光板の側面から偏光板の層間に水分
が侵入して偏光板が変色、退色を生じて劣化するおそれ
があった。特に自動車などの計器表示に用いられる液晶
表示装置の場合、偏光板は過酷な耐湿性及び耐熱性が要
求され、このような欠点は液晶表示装置全体の信頼性を
著しく損ねるものであった。本発明は、上記問題点を解
決するものであり、高温高湿環境下においても、偏光板
の変色、退色等による劣化を生じず、また、液晶パネル
の表示面に干渉縞が現れない表示品質の安定した液晶表
示装置を提供することを目的とする。
晶表示装置にあっては、前記透明基板はガラス基板また
はプラスチックフィルムから構成される。例えばガラス
基板と偏光板とを粘着剤で接着させる方法においては、
偏光性が付与されたポリビニルアルコールフィルム等の
両面にセルロース系フィルム例えば三酢酸セルロースフ
ィルムの保護層を被覆したラミネート構造の偏光板をガ
ラス基板よりなる液晶セル面に適用して液晶表示板とす
ることが行われており、この液晶セル面への適用は、偏
光板表面に設けた接着剤層を該セル面に当接し、押し付
けることにより行われるのが通常である。しかし、上記
接着剤としては、その優れた接着性、透明性等のために
アクリル系樹脂からなるものが多用されているが、高温
高湿環境下での使用において接着剤の発泡や剥離等の外
観欠点が発生したりする等の問題を生じる。すなわち、
偏光板の全面を接着剤でガラス基板に接着しているにも
かかわらず、偏光板とガラス基板との合わせ面の周辺か
ら水分が偏光板とガラス基板との接着面内部に侵入して
しまうため、十分な気密性が得られない。この結果、高
温高湿な状態では偏光板とガラス基板との間に侵入した
水分等のため、偏光板の一部がガラス基板からはがれて
液晶パネルの表示面に干渉縞が現れてしまう欠点があっ
た。また、偏光板は、上記のようにラミネート構造であ
るため、露出する偏光板の側面から偏光板の層間に水分
が侵入して偏光板が変色、退色を生じて劣化するおそれ
があった。特に自動車などの計器表示に用いられる液晶
表示装置の場合、偏光板は過酷な耐湿性及び耐熱性が要
求され、このような欠点は液晶表示装置全体の信頼性を
著しく損ねるものであった。本発明は、上記問題点を解
決するものであり、高温高湿環境下においても、偏光板
の変色、退色等による劣化を生じず、また、液晶パネル
の表示面に干渉縞が現れない表示品質の安定した液晶表
示装置を提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】 本発明は、２枚の透明
基板の間に液晶材料が充填される液晶セルを備える液晶
表示装置において、前記２枚の透明基板の少なくとも一
方の透明基板に接着される偏光板の周辺部がシール材で
覆われていることを特徴とする。
基板の間に液晶材料が充填される液晶セルを備える液晶
表示装置において、前記２枚の透明基板の少なくとも一
方の透明基板に接着される偏光板の周辺部がシール材で
覆われていることを特徴とする。
【０００５】
【作用】 ガラス基板に貼着される偏光板の周辺部がシ
ール材で覆われているので、偏光板の側面全体が露出せ
ず、偏光板の吸湿により該偏光板が変質し易くなること
もなく、また、偏光板とガラス基板との合わせ面の周辺
の間から侵入した水分等によって偏光板の一部がガラス
基板からはがれてしまうこともなく、偏光板の寿命、ひ
いては液晶表示装置全体の寿命が長くなる。
ール材で覆われているので、偏光板の側面全体が露出せ
ず、偏光板の吸湿により該偏光板が変質し易くなること
もなく、また、偏光板とガラス基板との合わせ面の周辺
の間から侵入した水分等によって偏光板の一部がガラス
基板からはがれてしまうこともなく、偏光板の寿命、ひ
いては液晶表示装置全体の寿命が長くなる。
【０００６】
【実施例】 以下、本発明を図面に基づいて説明する。
図１および図２は本発明に係る液晶表示装置の実施例を
示す図であり、図１は液晶表示装置の部分平面図であ
る。図２は図１の切断面線Ａ−Ｂによる断面図である。
まず、構成を説明する。図１および図２において、１は
液晶パネルであり、液晶パネル１は液晶セル２および第
１、第２偏光板３、４から構成される。液晶セル２は液
晶層５および該液晶層５を挟む一対のガラス基板６、７
を有しており、第１、第２偏光板３、４の間に挟まれて
いる。そして、８、９はシール材を示し、偏光板３、４
の側面１３、１４全体およびガラス基板６、７と偏光板
３、４との貼り合わせ面の周辺を覆うように、偏光板
３、４の周辺部に設けられている。尚、図１において１
０は電極端子であり、１１は液晶セル２に液晶材料を充
填する際の充填口である。また図２において１２はガラ
ス基板６、７および偏光板３、４を接着する接着剤であ
る。この場合の接着剤としては、その優れた接着性、透
明性等のためにアクリル系樹脂からなるものを用いる。
偏光板３、４は、いずれもシール材８、９をその表面に
形成できる広さの余裕をもったガラス基板６、７の内側
表面に貼り付けられ、前記偏光板３、４の表面の内、シ
ール材８、９で覆われた部分を除く部分が液晶パネル１
の有効表示領域となっている。前記シール材８、９は、
前記偏光板３、４の側面１３、１４全体を覆い、該側面
１３、１４が露出して直接外気に触れないように設けら
れるとともに、液晶パネル１の厚さが厚くなり過ぎない
ように形成されている。この場合のシール材の材料とし
ては、熱圧着成形をする場合には熱硬化性エポキシ樹脂
が望ましいが、その他に偏光板３、４を変質させない限
り、例えば、紫外線を照射して硬化させるＵＶ硬化性エ
ポキシ樹脂などを用いることもできる。また偏光板３、
４は、ボリビニルアルコールをヨウ素或いは二色性染料
で染色し、一軸延伸して作成した偏光子と、この偏光子
を補強或いは保護するために偏光子の両面に各々接着剤
を介して接着された支持体からなる。この支持体として
は、通常のセルローストリアセテート（ＴＡＣ）フィル
ムが用いられ、その厚さは２０〜１５０μｍ程度であ
る。そして、前記偏光板３、４の側面１３、１４が直接
露出して外気に触れていないので、偏光板３、４とガラ
ス基板６、７との間に水分等が侵入したりして偏光板
３、４の一部が、それぞれガラス基板６、７からはがれ
てしまったり、あるいは、側面１３、１４から水分が吸
湿されたりして、偏光板３、４中のヨウ素系染料が、上
記水分に溶けて抜け出すこともなく偏光板３、４におい
て変色、退色等の劣化を生じず、偏光板３、４の有効表
示領域が変質し難しくなり、液晶パネル１の表示特性が
安定する。次に本実施例に係る液晶表示装置の製造方法
を説明する。図３は、上記実施例に係る液晶表示装置の
製造工程を示す説明図である。まず、図３（ａ）に示す
ようにガラス基板の片面にＩＴＯ膜などにより透明電極
パターンを形成し、その上に配向膜を形成した一対のガ
ラス基板６、７を備える。そして、透明電極パターンの
対向する面上に液晶充填口を除く周縁近辺全周にわたり
エポキシ樹脂等を印刷して、接着剤層１２を形成した
後、前記ガラス基板６、７間にスペーサを狭着して上下
電極膜が一致するように位置合わせをしてから、前記ガ
ラス基板６、７を互いに張り合わせる。次に張り合わさ
れたガラス基板６、７を真空室に入れ、それぞれのガラ
ス基板間隔を真空にして液晶材料を注入し、液晶層５を
形成した後、その注入口をシール材で封止することによ
り液晶セル２を得る。次いで、図３（ｂ）に示すように
液晶セル２の一方のガラス基板６の表面に偏光板３、他
方のガラス基板７の表面に偏光板（又は偏光反射板）４
を密着するように当てがい、接着剤で貼り付けることに
より液晶パネル１を形成する。偏光板３および偏光板４
の面積は、いずれも、ガラス基板６およびガラス基板７
のそれぞれの面積よりも小さく、該ガラス基板６および
ガラス基板７の表面にシール材８、９を形成する余裕が
ある程度の広さに設定されている。また、偏光板３およ
び偏光板４の接着に用いる接着剤はガラス基板６、７に
貼着される接着剤と同様のものを使用することができ
る。そして、図３（ｃ）に示すように、偏光板３、４の
周辺部をまんべんなくシール材８、９で覆い偏光板３、
４のそれぞれ４つの側面１３、１４の表面が露出しない
ようにする。偏光板３、４の周辺部をまんべんなくシー
ル材８、９で覆う方法としてはシート状にした熱硬化性
エポキシ樹脂を偏光板３、４のそれぞれの周辺部に当て
がう方法が量産上望ましいが、これに限らず、ペースト
状の熱硬化性エポキシ樹脂を偏光板３、４の周辺部に塗
着、硬化させる方法であってもよい。最後に、図３
（ｄ）は、前記シール材８を熱圧着成形するときの説明
図である。ガラス基板６の表面に貼着された偏光板３の
側面１３を含む周辺部を覆うシール材８を熱圧着プレス
１５でプレスする。シール材８の偏光板３を覆う厚みは
５０μｍから３００μｍ位で、特に１００μｍから２０
０μｍ位が好ましく、シール材８と偏光板３およびガラ
ス基板６との重なり部分の幅は０．５mmから１．０mm位
が好ましく、これらは偏光板３のガラス基板６との合わ
せ面および側面１３から偏光板３の内部へ水蒸気等が侵
入するのを防ぐのに望ましく十分な厚み又は幅である。
また、熱圧着プレスでプレスするときの温度は６０℃か
ら１２０℃で、特に好ましくは８０℃から１００℃、熱
圧着時間は偏光板３に対する熱の影響を少なくするため
数秒程度（１０秒以内）におさえた方が望ましいことが
経験的に確かめられている。尚、ガラス基板７の表面に
貼着された偏光板４の周辺部と該偏光板４の側面１４を
覆うシール材９を熱圧着成形する場合も、上記と同様の
要領で行う。
図１および図２は本発明に係る液晶表示装置の実施例を
示す図であり、図１は液晶表示装置の部分平面図であ
る。図２は図１の切断面線Ａ−Ｂによる断面図である。
まず、構成を説明する。図１および図２において、１は
液晶パネルであり、液晶パネル１は液晶セル２および第
１、第２偏光板３、４から構成される。液晶セル２は液
晶層５および該液晶層５を挟む一対のガラス基板６、７
を有しており、第１、第２偏光板３、４の間に挟まれて
いる。そして、８、９はシール材を示し、偏光板３、４
の側面１３、１４全体およびガラス基板６、７と偏光板
３、４との貼り合わせ面の周辺を覆うように、偏光板
３、４の周辺部に設けられている。尚、図１において１
０は電極端子であり、１１は液晶セル２に液晶材料を充
填する際の充填口である。また図２において１２はガラ
ス基板６、７および偏光板３、４を接着する接着剤であ
る。この場合の接着剤としては、その優れた接着性、透
明性等のためにアクリル系樹脂からなるものを用いる。
偏光板３、４は、いずれもシール材８、９をその表面に
形成できる広さの余裕をもったガラス基板６、７の内側
表面に貼り付けられ、前記偏光板３、４の表面の内、シ
ール材８、９で覆われた部分を除く部分が液晶パネル１
の有効表示領域となっている。前記シール材８、９は、
前記偏光板３、４の側面１３、１４全体を覆い、該側面
１３、１４が露出して直接外気に触れないように設けら
れるとともに、液晶パネル１の厚さが厚くなり過ぎない
ように形成されている。この場合のシール材の材料とし
ては、熱圧着成形をする場合には熱硬化性エポキシ樹脂
が望ましいが、その他に偏光板３、４を変質させない限
り、例えば、紫外線を照射して硬化させるＵＶ硬化性エ
ポキシ樹脂などを用いることもできる。また偏光板３、
４は、ボリビニルアルコールをヨウ素或いは二色性染料
で染色し、一軸延伸して作成した偏光子と、この偏光子
を補強或いは保護するために偏光子の両面に各々接着剤
を介して接着された支持体からなる。この支持体として
は、通常のセルローストリアセテート（ＴＡＣ）フィル
ムが用いられ、その厚さは２０〜１５０μｍ程度であ
る。そして、前記偏光板３、４の側面１３、１４が直接
露出して外気に触れていないので、偏光板３、４とガラ
ス基板６、７との間に水分等が侵入したりして偏光板
３、４の一部が、それぞれガラス基板６、７からはがれ
てしまったり、あるいは、側面１３、１４から水分が吸
湿されたりして、偏光板３、４中のヨウ素系染料が、上
記水分に溶けて抜け出すこともなく偏光板３、４におい
て変色、退色等の劣化を生じず、偏光板３、４の有効表
示領域が変質し難しくなり、液晶パネル１の表示特性が
安定する。次に本実施例に係る液晶表示装置の製造方法
を説明する。図３は、上記実施例に係る液晶表示装置の
製造工程を示す説明図である。まず、図３（ａ）に示す
ようにガラス基板の片面にＩＴＯ膜などにより透明電極
パターンを形成し、その上に配向膜を形成した一対のガ
ラス基板６、７を備える。そして、透明電極パターンの
対向する面上に液晶充填口を除く周縁近辺全周にわたり
エポキシ樹脂等を印刷して、接着剤層１２を形成した
後、前記ガラス基板６、７間にスペーサを狭着して上下
電極膜が一致するように位置合わせをしてから、前記ガ
ラス基板６、７を互いに張り合わせる。次に張り合わさ
れたガラス基板６、７を真空室に入れ、それぞれのガラ
ス基板間隔を真空にして液晶材料を注入し、液晶層５を
形成した後、その注入口をシール材で封止することによ
り液晶セル２を得る。次いで、図３（ｂ）に示すように
液晶セル２の一方のガラス基板６の表面に偏光板３、他
方のガラス基板７の表面に偏光板（又は偏光反射板）４
を密着するように当てがい、接着剤で貼り付けることに
より液晶パネル１を形成する。偏光板３および偏光板４
の面積は、いずれも、ガラス基板６およびガラス基板７
のそれぞれの面積よりも小さく、該ガラス基板６および
ガラス基板７の表面にシール材８、９を形成する余裕が
ある程度の広さに設定されている。また、偏光板３およ
び偏光板４の接着に用いる接着剤はガラス基板６、７に
貼着される接着剤と同様のものを使用することができ
る。そして、図３（ｃ）に示すように、偏光板３、４の
周辺部をまんべんなくシール材８、９で覆い偏光板３、
４のそれぞれ４つの側面１３、１４の表面が露出しない
ようにする。偏光板３、４の周辺部をまんべんなくシー
ル材８、９で覆う方法としてはシート状にした熱硬化性
エポキシ樹脂を偏光板３、４のそれぞれの周辺部に当て
がう方法が量産上望ましいが、これに限らず、ペースト
状の熱硬化性エポキシ樹脂を偏光板３、４の周辺部に塗
着、硬化させる方法であってもよい。最後に、図３
（ｄ）は、前記シール材８を熱圧着成形するときの説明
図である。ガラス基板６の表面に貼着された偏光板３の
側面１３を含む周辺部を覆うシール材８を熱圧着プレス
１５でプレスする。シール材８の偏光板３を覆う厚みは
５０μｍから３００μｍ位で、特に１００μｍから２０
０μｍ位が好ましく、シール材８と偏光板３およびガラ
ス基板６との重なり部分の幅は０．５mmから１．０mm位
が好ましく、これらは偏光板３のガラス基板６との合わ
せ面および側面１３から偏光板３の内部へ水蒸気等が侵
入するのを防ぐのに望ましく十分な厚み又は幅である。
また、熱圧着プレスでプレスするときの温度は６０℃か
ら１２０℃で、特に好ましくは８０℃から１００℃、熱
圧着時間は偏光板３に対する熱の影響を少なくするため
数秒程度（１０秒以内）におさえた方が望ましいことが
経験的に確かめられている。尚、ガラス基板７の表面に
貼着された偏光板４の周辺部と該偏光板４の側面１４を
覆うシール材９を熱圧着成形する場合も、上記と同様の
要領で行う。
【０００７】
【発明の効果】 高温高湿環境の使用条件下において
も、液晶セルの透明基板と偏光板との貼り合わせ面およ
び偏光板の側面から偏光板の内部へ水蒸気等が侵入する
のを防ぎ、偏光板の変色、退色、劣化が生じず、偏光板
の一部が透明基板からはがれてしまうこともなく表示品
質の安定した耐久性に優れた液晶表示装置を提供するこ
とができる。
も、液晶セルの透明基板と偏光板との貼り合わせ面およ
び偏光板の側面から偏光板の内部へ水蒸気等が侵入する
のを防ぎ、偏光板の変色、退色、劣化が生じず、偏光板
の一部が透明基板からはがれてしまうこともなく表示品
質の安定した耐久性に優れた液晶表示装置を提供するこ
とができる。
【図１】 本発明の実施例に係る液晶表示装置の部分平
面図である。
面図である。
【図２】 本発明の実施例に係る液晶表示装置の部分断
面図である。
面図である。
【図３】 本発明の実施例に係る液晶表示装置の製造工
程を示す説明図である。
程を示す説明図である。
【図４】 従来の液晶パネルの概略正面図である。
１ 液晶パネル ２ 液晶セル ３，４ 偏光板 ５ 液晶層 ６，７ ガラス基板 ８，９ シール剤 １０ 電極端子 １１ 充填口 １２ 接着剤 １３，１４ 偏光板の側面 １５ 熱圧着プレス
Claims (1)
- 【請求項１】 ２枚の透明基板の間に液晶材料が充填さ
れる液晶セルを備える液晶表示装置において、前記２枚
の透明基板の少なくとも一方の透明基板に接着される偏
光板の周辺部がシール材で覆われていることを特徴とす
る液晶表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7127711A JPH08320485A (ja) | 1995-05-26 | 1995-05-26 | 液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7127711A JPH08320485A (ja) | 1995-05-26 | 1995-05-26 | 液晶表示装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08320485A true JPH08320485A (ja) | 1996-12-03 |
Family
ID=14966824
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7127711A Pending JPH08320485A (ja) | 1995-05-26 | 1995-05-26 | 液晶表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08320485A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030003455A (ko) * | 2001-07-02 | 2003-01-10 | 주식회사 엘지이아이 | 세탁기용 ｌｃｄ 어셈블리 |
| JP2004258165A (ja) * | 2003-02-25 | 2004-09-16 | Nitto Denko Corp | 光学部材、その製造方法、粘着型光学部材および画像表示装置 |
| JP2006227462A (ja) * | 2005-02-21 | 2006-08-31 | Citizen Watch Co Ltd | メモリ性液晶表示装置 |
| JP2007316587A (ja) * | 2006-04-28 | 2007-12-06 | Nitto Denko Corp | 液晶パネルおよび液晶表示装置 |
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| JP2009300956A (ja) * | 2008-06-17 | 2009-12-24 | Arisawa Mfg Co Ltd | 立体画像表示装置の製造方法、及び立体画像表示装置 |
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