JPH08315519A - 記録再生装置 - Google Patents

記録再生装置

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Publication number
JPH08315519A
JPH08315519A JP14135495A JP14135495A JPH08315519A JP H08315519 A JPH08315519 A JP H08315519A JP 14135495 A JP14135495 A JP 14135495A JP 14135495 A JP14135495 A JP 14135495A JP H08315519 A JPH08315519 A JP H08315519A
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JP
Japan
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data
read
cluster
retry
sent
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Withdrawn
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JP14135495A
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English (en)
Inventor
Hideki Nagashima
秀樹 長嶋
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/18Error detection or correction; Testing, e.g. of drop-outs
    • G11B20/1816Testing
    • G11B2020/183Testing wherein at least one additional attempt is made to read or write the data when a first attempt is unsuccessful

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  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録データに起因する読出エラーを解消させ
る。 【構成】 読出手段による読出動作についてエラーが生
じた場合に、読出手段に、そのエラーが発生した記録媒
体上の領域について再度読出動作を実行させるリトライ
制御手段を設けるとともに、このリトライ制御手段の制
御によって読出動作が複数回実行された記録媒体上の領
域CLxを記憶しておき、その領域からの再生データ
()を、その領域CLxに、書込手段によって再
度書き込ませる()ことができる再書込制御手段を設
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばディスク状記録
媒体に対して楽曲等のデータを記録/再生することので
きる記録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ユーザーが音楽データ等を記録すること
のできるデータ書き換え可能な光磁気ディスクが知られ
ており、このようなディスクメディアでは、特にバッフ
ァメモリを用いて耐振機能を向上させたものが実現され
ている。
【0003】即ち再生時には、光磁気ディスクから読み
出された音声データを高速レートでバッファメモリに間
欠的に書き込んでいき、一方バッファメモリから低速レ
ートで継続的に読出を行なって音声再生信号として復調
処理していく。このとき、バッファメモリには常時ある
程度のデータ蓄積がなされており、従って外部からの振
動等でトラックジャンプが発生し、一時的に光磁気ディ
スクからのデータ読出が中断されてしまっても、バッフ
ァメモリからは継続して音声データを読み出すことがで
き、再生音声はとぎれることなく出力される。また、記
録時には、入力されたデータを一旦低速レートで継続的
にバッファメモリに書き込み、これを高速レートで間欠
的に読み出して記録ヘッドに供給してディスクへの記録
を行なうようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
バッファメモリを備えていることにより、何らかの原因
でディスクからデータが正常に読み込めないことが発生
した場合には、その部分について再度読出動作(リトラ
イ動作)を行なう余裕が得られ、このリトライ動作によ
って、読出エラーの発生に対応して適正な再生動作を実
現することができる。特に記録されているデータの中に
は読出動作において高頻度で読出エラーが発生する部分
があることもあるが、このような部分で読出エラーが発
生しても、リトライ動作によって適正な再生が実現され
る。
【0005】しかしながら、なかなかリトライ動作が成
功せず、リトライ回数が多くなってリトライ動作に時間
がかかるとバッファメモリにおけるデータ蓄積がそれだ
け少なくなる。これは、いうまでもなく耐振機能の低下
につながることになる。またリトライ動作は、あくまで
バッファメモリにおけるデータ蓄積量に応じた時間的な
余裕の範囲内で完了することで、適正な再生が実現され
るものであって、バッファメモリにおけるデータ蓄積が
なくなる時点までリトライ動作が継続されれば、読出エ
ラーに伴うノイズ音声が出力されることになってしま
う。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点にかんがみてなされたもので、何らかの原因で読出エ
ラーが発生するようなことがあり、それが外乱などでは
なく記録データに起因するものであって、読出エラー頻
度が高いものであった場合に、それを解消させるように
することを目的とする。
【0007】このため、読出手段による読出動作につい
てエラーが生じた場合に、読出手段に、そのエラーが発
生した記録媒体上の領域について再度読出動作を実行さ
せるリトライ制御手段を設けるとともに、このリトライ
制御手段の制御によって読出動作が所定回数以上実行さ
れた記録媒体上の領域を記憶しておき、その領域からの
再生データを、その領域に、書込手段によって再度書き
込ませることができる再書込制御手段を設けるようにす
る。
【0008】
【作用】例えば所定回数以上リトライ動作が実行された
領域については、記録データに起因して読出が不安定に
なっており、読出エラーが頻発すると考えられるため、
その領域から適正に読み出されたデータを用いて、その
領域のデータを書き直してしまうことで、以降、安定な
読出動作を実現させることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の記録再生装置の実施例を図1
〜図5を用い、次の順序で説明する。 1.記録再生装置の構成 2.クラスタフォーマット 3.再書込動作例 4.再書込動作のための処理例
【0010】1.記録再生装置の構成 図1は本発明の実施例となる、光磁気ディスク(ミニデ
ィスク)を記録媒体として用いた記録再生装置の要部の
ブロック図を示している。光磁気ディスク1は音声デー
タを記録できるメディアとして用いられ、記録/再生時
にはスピンドルモータ2により回転駆動される。光学ヘ
ッド3は光磁気ディスク1に対して記録/再生時にレー
ザ光を照射することで、記録/再生時のヘッドとしての
動作を行なう。即ち記録時には記録トラックをキュリー
温度まで加熱するための高レベルのレーザ出力をなし、
また再生時には磁気カー効果により反射光からデータを
検出するための比較的低レベルのレーザ出力をなす。
【0011】このため、光学ヘッド3はレーザ出力手段
としてのレーザダイオードや、偏光ビームスプリッタや
対物レンズ等からなる光学系、及び反射光を検出するた
めのディテクタが搭載されている。対物レンズ3aは2
軸機構4によってディスク半径方向及びディスクに接離
する方向に変位可能に保持されており、また、光学ヘッ
ド3全体はスレッド機構5によりディスク半径方向に移
動可能とされている。また、磁気ヘッド6aは光磁気デ
ィスク1を挟んで光学ヘッド3と対向する位置に配置さ
れている。この磁気ヘッド6aは供給されたデータによ
って変調された磁界を光磁気ディスク1に印加する動作
を行なう。磁気ヘッド6aは光学ヘッド3とともにスレ
ッド機構5によりディスク半径方向に移動可能とされて
いる。
【0012】再生動作によって、光学ヘッド3により光
磁気ディスク1から検出された情報はRFアンプ7に供
給される。RFアンプ7は供給された情報の演算処理に
より、再生RF信号、トラッキングエラー信号、フォー
カスエラー信号、グルーブ情報(光磁気ディスク1にプ
リグルーブ(ウォブリンググルーブ)として記録されて
いる絶対位置情報)等を抽出する。そして、抽出された
再生RF信号はエンコーダ/デコーダ部8に供給され
る。また、トラッキングエラー信号、フォーカスエラー
信号はサーボ回路9に供給され、グルーブ情報はアドレ
スデコーダ10に供給されて復調される。グルーブ情報
からデコードされたアドレス情報、及びデータとして記
録されエンコーダ/デコーダ部8でデコードされたアド
レス情報は、マイクロコンピュータによって構成される
システムコントローラ11に供給される。
【0013】サーボ回路9は供給されたトラッキングエ
ラー信号、フォーカスエラー信号や、システムコントロ
ーラ11からのトラックジャンプ指令、アクセス指令、
回転速度検出情報等により各種サーボ駆動信号を発生さ
せ、2軸機構4及びスレッド機構5を制御してフォーカ
ス及びトラッキング制御をなし、またスピンドルモータ
2を一定線速度(CLV)に制御する。
【0014】再生RF信号はエンコーダ/デコーダ部8
でEFM復調、CIRC等のデコード処理され、メモリ
コントローラ12によって一旦バッファメモリ13に書
き込まれる。なお、光学ヘッド3による光磁気ディスク
1からのデータの読み取り及び光学ヘッド3からバッフ
ァメモリ13までの再生データの転送は1.41Mbit/secで
行なわれる。
【0015】バッファメモリ13に書き込まれたデータ
は、再生データの転送が0.3Mbit/sec となるタイミング
で読み出され、エンコーダ/デコーダ部14に供給され
る。そして、変形DCT処理による音声圧縮に対するデ
コード処理等の再生信号処理を施され、D/A変換器1
5によってアナログ信号とされる。そして、端子16か
ら再生音声出力信号としてパワーアンプなどの部位に供
給され、スピーカ等から音声として出力される。
【0016】バッファメモリ13へのデータの書込/読
出は、メモリコントローラ12によって書込ポインタと
読出ポインタの制御によりアドレス指定されて行なわれ
る。このような再生時の場合、書込ポインタ(書込アド
レス)は上記したように1.41Mbit/secのタイミングでイ
ンクリメントされ、一方、読出ポインタ(読出アドレ
ス)は0.3Mbit/sec のタイミングでインクリメントされ
ていくため、この書込と読出のビットレートの差異によ
り、バッファメモリ13内には或る程度データが蓄積さ
れた状態となる。バッファメモリ13内にフル容量のデ
ータが蓄積された時点で書込ポインタのインクリメント
は停止され、光学ヘッド3による光磁気ディスク1から
のデータ読出動作も停止される。ただし読出ポインタR
のインクリメントは継続して実行されているため、再生
音声出力はとぎれないことになる。
【0017】その後、バッファメモリ13から読出動作
のみが継続されていき、或る時点でバッファメモリ13
内のデータ蓄積量が所定量以下となったとすると、再び
光学ヘッド3によるデータ読出動作及び書込ポインタの
インクリメントが再開され、再びバッファメモリ13の
データ蓄積がなされていく。
【0018】このようにバッファメモリ13を介して再
生音響信号を出力することにより、例えば外乱等でトラ
ッキングが外れた場合などでも、再生音声出力が中断し
てしまうことはなく、データ蓄積が残っているうちに例
えば正しいトラッキング位置までにアクセスしてデータ
読出を再開することで、再生出力に影響を与えずに動作
を続行できる。即ち、耐振機能を著しく向上させること
ができる。いいかえれば、バッファメモリ13における
蓄積データによって再生出力が継続されている間は、光
学ヘッド3による読出動作はリトライができることにな
る。
【0019】光磁気ディスク1に対して記録動作が実行
される際には、端子17から入力された音声信号がA/
D変換器18に供給される。そしてA/D変換器18に
よって、44.1KHz サンプリング、16ビット量子化のデ
ジタルデータとされた後、エンコーダ/デコーダ部14
に供給され、音声圧縮エンコード処理を施される。即ち
変形DCT処理により約1/5のデータ量に圧縮され
る。
【0020】エンコーダ/デコーダ部14において圧縮
された記録データはメモリコントローラ12によって一
旦バッファメモリ13に書き込まれ、また所定タイミン
グで読み出されてエンコーダ/デコーダ部8に送られ
る。そしてエンコーダ/デコーダ部8でCIRCエンコ
ード、EFM変調等のエンコード処理された後、磁気ヘ
ッド駆動回路6に供給される。
【0021】磁気ヘッド駆動回路6は、エンコード処理
された記録データに応じて、磁気ヘッド6aに磁気ヘッ
ド駆動信号を供給する。つまり、光磁気ディスク1に対
して磁気ヘッド6によるN又はSの磁界印加を実行させ
る。また、このときシステムコントローラ11は光学ヘ
ッド3に対して、記録レベルのレーザ光を出力するよう
に制御信号を供給する。
【0022】操作部19には録音キー、再生キー、停止
キー、AMSキー、サーチキー等がユーザー操作に供さ
れるように設けられている。また表示部20ではディス
クの総演奏時間、再生や録音時の進行時間などの時間情
報や、トラックナンバ、動作状態、動作モードなどの各
種の表示がシステムコントローラ11の制御に基づいて
行なわれる。
【0023】システムコントローラ11内におけるRA
M11aは各種制御演算のためのワークメモリとして用
いられるほか、特に本実施例では後述する再書込処理の
ための対象となる領域(クラスタ)のアドレスを記憶す
ることに用いられる。
【0024】2.クラスタフォーマット ここで、クラスタという単位について説明する。ミニデ
ィスクシステムにおける記録動作の単位となるクラスタ
のフォーマットは図5に示される。ミニディスクシステ
ムでの記録トラックとしては図5のようにクラスタCL
が連続して形成されており、1クラスタが記録時の最小
単位とされる。1クラスタは2〜3周回トラック分に相
当する。
【0025】そして1クラスタCLは、セクターSFC
FFとされる4セクターのサブデータ領域と、セクター
00〜S1Fとして示す32セクターのメインデータ領域
から形成されている。1セクタは2352バイトで形成
されるデータ単位である。4セクターのサブデータ領域
はサブデータやリンキングエリアとしてなどに用いら
れ、TOCデータ、オーディオデータ等の記録は32セ
クターのメインデータ領域に行なわれる。なお、アドレ
スは1セクター毎に記録される。
【0026】また、セクターはさらにサウンドグループ
という単位に細分化され、2セクターが11サウンドグ
ループに分けられている。つまり図示するように、セク
ターS00などの偶数セクターと、セクターS01などの奇
数セクターの連続する2つのセクターに、サウンドグル
ープSG00〜SG0Aが含まれる状態となっている。1つ
のサウンドグループは424バイトで形成されており、
11.61msec の時間に相当する音声データ量となる。1つ
のサウンドグループSG内にはデータがLチャンネルと
Rチャンネルに分けられて記録される。例えばサウンド
グループSG00はLチャンネルデータL0とRチャンネ
ルデータR0で構成され、またサウンドグループSG01
はLチャンネルデータL1とRチャンネルデータR1で
構成される。なお、Lチャンネル又はRチャンネルのデ
ータ領域となる212バイトをサウンドフレームとよん
でいる。
【0027】3.再書込動作例 ここで、本実施例の記録再生装置において特徴的な動作
となる再書込動作について例をあげて説明する。再書込
動作とは、再生時に読出エラーが発生し、何度かのリト
ライ動作によって適正なデータが読み出された部分を有
するクラスタについて、再生終了後などにデータを書き
直す動作である。
【0028】例えば或るセクターの読出に関して読出エ
ラーが発生したが、1回〜2回程度のリトライ動作で適
正なデータが読み出せた場合は、外部振動などに起因す
る読出エラーである可能性が高い。このため記録データ
自体には問題ないと判断できる。ところが、例えば3回
以上のリトライ動作によってやっと正常にデータが読み
出せたような場合は、外部振動等よりも、データ自体に
問題がある確率が高い。このような場合、次の再生時も
同一のセクターで読出エラーが発生する恐れが大きいも
のとなる。
【0029】そこで本実施例では、データ自体に問題が
あると判断したクラスタについては再生中にそのクラス
タナンバ(クラスタアドレス)を記憶しておき、再生終
了時点で再度そのクライタのデータを読み出し、適正な
データが読み出された時点で、そのデータを、そのクラ
スタに対して再度書込を行なうようにするものである。
つまり、読出エラーの原因となるデータ自体の問題を、
データを書き直すことによって解消しようとするもので
ある。
【0030】図2に動作例を示す。いまディスク1に対
してアドレスAd1 〜Ad2 の間の再生が行なわれると
する。光学ヘッド3によって図中で示すようにアドレ
スAd1 からの再生が行なわれていった時に、或るクラ
スタ(クラスタCLx)内における或るセクター(セク
ターSn)に対する読出動作において、読出エラーが
発生したとする。ここでシステムコントローラ11は光
学ヘッド3による動作を、セクターSnの読出リトライ
を実行させることになる。
【0031】ところが、図示するように1回目のリトラ
イに失敗し、さらにリトライを繰り返して3回目のリト
ライにも失敗し、4回目のリトライでやっと正常にデー
タが読み取れたとする。このときシステムコントローラ
11はリトライに続いて以降のセクターの読取を継続さ
せていくことになるが、この3回以上のリトライを行な
ったセクターを含むクラスタのアドレス(CLx)を記
憶するようにする。
【0032】その後として示すように読取が継続さ
れ、再生動作がアドレスAd2 に達した時点で再生が終
了されたとする。するとシステムコントローラ11は光
学ヘッド3をクラスタCLxの先頭にアクセスさせ、
として示すようにクラスタCLxのデータの読取を実行
させる。そしてまたセクターSnでで示すように読出
エラーが発生し、リトライを2回行なうことでセクター
Snのデータが正常に読み込めたとする。その後のよ
うにクラスタCLxの最後までのデータを読み込み、ク
ラスタCLxのデータを全てバッファメモリ13に取り
込めたら、続いてシステムコントローラ11は、光学ヘ
ッド3及び磁気ヘッド6aを再度クラスタCLxの先頭
位置にアクセスさせ、で示すようにバッファメモリ1
3に読み込んだデータをクラスタCLxの領域に記録し
ていく。
【0033】そしてこのクラスタCLxへの記録動作を
終了した時点で動作を終えることになる。この時点で、
クラスタCLxのデータとしては、データ内容はそのま
まであるが、新たに書き直されていることによって、セ
クターSnに存在していたと思われる何らかの問題は解
消された状態となる。このため、以降の再生時には、同
様のセクターSnでの読出エラーの発生は解消できる。
【0034】4.再書込動作のための処理例 このような再書込動作を実現するためのシステムコント
ローラ11の処理を図3、図4で説明する。まず再生動
作中にはシステムコントローラ11は図3の処理が行な
われる。即ち、再生動作が終了するまでの間は処理はス
テップF101からF102に進み、光学ヘッド3によるディス
ク1からのデータの読込が実行される。なお、読込動作
については、上述したようにバッファメモリ13の蓄積
量に応じて間欠的に高速レートで行なわれるものであ
る。
【0035】データの読込処理に際して読出エラーが発
生しなければ、処理はステップF103→F104と進み、リト
ライカウンタRCTをリセットしてステップF101からF1
02に戻って、次のセクターの読出に移る。或るセクター
データの読込について読出エラーが発生した場合は、ス
テップF103からF105に進み、そのセクターデータの再読
込、つまり読出リトライ動作を実行させる。またこのと
きリトライカウンタRCTをインクリメントする(F10
6)。
【0036】読出リトライによっても再び読出エラーが
発生した場合は、ステップF108からF105に戻り、読出リ
トライを繰り返すことになる。リトライ回数が10回に
達してしまった場合は、たとえその10回目のリトライ
によって読み出されたデータがエラーとなっていても、
それを有効データとする。つまり、ステップF107で肯定
結果が出ることにより、ステップF104に進んでリトライ
カウンタRCTがリセットされ、ステップF102で次のセ
クターデータの読出に移る。
【0037】10回に満たない何回かのリトライによっ
て正常なデータが読み出せた場合は、ステップF108から
F109に進み、リトライカウンタRCTを確認する。そし
て、リトライカウンタRCTが3以上でなければ、つま
り1回又は2回のリトライ動作によって正常にデータが
読み出せた場合は、そのままステップF104に進んでリト
ライカウンタRCTがリセットされ、ステップF102で次
のセクターデータの読出に移る。
【0038】一方、ステップF109でリトライカウンタR
CTが3以上と判定された場合は、その読出リトライを
行なったセクターを含むクラスタのナンバ(クラスタア
ドレス)を記憶する。つまりシステムコントローラ11
は、3回から9回のリトライ動作によって読み出せたセ
クターについては、データ自体に何らかの問題があって
読取が不安定になっていると判断し、再生終了後にその
セクターを含むクラスタの再書込動作を実行するため
の、クラスタアドレスをRAM11aに記憶していくこ
とになる。
【0039】再生動作が終了したら、処理はステップF1
01からF111に進んで、再書込処理に入る。この再書込処
理は図4に詳しく示される。まずシステムコントローラ
11はRAM11aを検索し、再書込動作対象となるク
ラスタアドレスを得る(F201)。
【0040】もし再書込動作対象となるクラスタアドレ
スが1つも記憶されていなければ、当然再書込動作は不
要であるため、何もせずにステップF202から処理を終え
る。一方、再書込動作対象となるクラスタアドレスが存
在した場合は、システムコントローラ11は光学ヘッド
3をそのクラスタアドレスにアクセスさせ、そのクラス
タのデータの読出を実行させる。この場合も読出エラー
が発生した場合はリトライ動作によって正常なデータを
読み出させる(F203,F204) 。この処理は図2のの
動作に相当する。なお、ステップF204で読出エラーと判
別された場合のリトライについては、実際には無限ルー
プとなることを防止するために、そのリトライ回数を制
限することが好ましい。
【0041】そのクラスタについてデータ読出が完了
し、バッファメモリ13内にクラスタデータを取り込め
たら、次に、そのバッファメモリ13に保持したデータ
を再びディスク1の、そのクラスタアドレスの領域に書
込む(F205)。この処理は図2のの動作に相当する。こ
のような再書込動作対象クラスタに対する再書込動作を
終了したら、再びRAM11aを確認して他の再書込動
作対象クラスタを検索し、存在すれば同様に再書込動作
を実行し、また存在しなければ処理を終えることにな
る。
【0042】以上の処理により、本実施例の記録再生装
置では図2で例示したような再書込動作が実現される。
これによってデータ自体に起因して読出が不安定になる
部位が存在しても、それが解消されることになり、読出
エラーの発生回数及びそれに応じて必要となる読出リト
ライ動作の回数が大幅に低減される。これは、バッファ
メモリ13による耐振機能を無用に低下させないことに
なり、機器の性能は向上されることになる。
【0043】ところで、上述のように再書込動作を行な
った後、さらにそのクラスタからのデータ読出を行なっ
て、データチェックを行なうようにしてもよい。そして
例えばリトライ回数が多くても2〜3回以内で適正にデ
ータが読み込めた場合はチェックOKとする。ところ
が、2〜3回のリトライを行なってもデータ読出エラー
となった場合は、例えば修復不能な傷などに起因するエ
ラーであるとみなして、その領域をディスク1の管理情
報(TOC)において傷エリアとして登録してしまった
り、或は書込可能なフリーエリアとして登録してしまう
などの処理を行なうことが考えられる。
【0044】なお、実施例での再書込動作においては、
再生終了後に再度、対象となるクラスタのデータを読み
込み、その読み込んだデータを書込ようにしているが、
再生時において数回のリトライが行なわれ、そのクラス
タを再書込動作対象と指定する際に、その時に読み込ん
だデータ自体も記憶しておき、再生終了後にその記憶し
ておいたデータをそのまま書き込むようにすれば、再生
終了後の処理を短時間で済ますことができる。つまり、
図2のの動作を不要とすることができる。また、
再書込動作対象と指定するのはリトライ動作が3〜9回
実行されたクラスタとしているが、もちろん指定条件は
他にも各種考えられる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明の記録再生装
置は、所定回数以上リトライ動作が実行された領域につ
いては、記録データに起因して読出が不安定になってお
り、読出エラーが頻発すると判別し、その領域から適正
に読み出されたデータを用いて、その領域のデータを書
き直してしまうようにしているため、以降、その領域に
ついて安定な読出動作を実現させることができる。これ
によって耐振性能も阻害することなく、安定な再生動作
が実現されるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の記録再生装置のブロック図で
ある。
【図2】実施例の再書込動作の説明図である。
【図3】実施例の再書込動作のための処理のフローチャ
ートである。
【図4】実施例の再書込動作のための処理のフローチャ
ートである。
【図5】ミニディスクシステムのクラスタフォーマット
の説明図である。
【符号の説明】
1 ディスク 3 光学ヘッド 6a 磁気ヘッド 9 サーボ回路 11 システムコントローラ 11a RAM 12 メモリコントローラ 13 バッファメモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 11/10 581 9296−5D G11B 11/10 581D 586 9296−5D 586E 19/04 501 19/04 501D 27/08

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体からデータを読み出すことので
    きる読出手段と、 記録媒体に対してデータを書き込むことのできる書込手
    段と、 前記読出手段による読出動作についてエラーが生じた場
    合に、前記読出手段に、そのエラーが発生した記録媒体
    上の領域について再度読出動作を実行させるリトライ制
    御手段と、 前記リトライ制御手段の制御によって読出動作が所定回
    数以上実行された記録媒体上の領域を記憶しておき、そ
    の領域からの再生データを、その領域に、前記書込手段
    によって再度書き込ませることができる再書込制御手段
    と、 を備えたことを特徴とする記録再生装置。
JP14135495A 1995-05-17 1995-05-17 記録再生装置 Withdrawn JPH08315519A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14135495A JPH08315519A (ja) 1995-05-17 1995-05-17 記録再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14135495A JPH08315519A (ja) 1995-05-17 1995-05-17 記録再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08315519A true JPH08315519A (ja) 1996-11-29

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6625096B1 (en) 1999-07-02 2003-09-23 Nec Corporation Optical disk recording and reproduction method and apparatus as well as medium on which optical disk recording and reproduction program is recorded

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