JP3153680B2 - 記録再生装置 - Google Patents

記録再生装置

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JP3153680B2
JP3153680B2 JP18132693A JP18132693A JP3153680B2 JP 3153680 B2 JP3153680 B2 JP 3153680B2 JP 18132693 A JP18132693 A JP 18132693A JP 18132693 A JP18132693 A JP 18132693A JP 3153680 B2 JP3153680 B2 JP 3153680B2
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    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • GPHYSICS
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    • G11B2020/10833Copying or moving data from one record carrier to another

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  • Signal Processing (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オーディオ情報のよう
な連続した情報のディジタルオーディオ信号から生成さ
れたオーディオデータを圧縮後、一旦バッファメモリに
格納し、格納時のデータ転送速度より高い転送速度でバ
ッファメモリからオーディオデータを間欠的に読み出し
て記録媒体へ高密度記録を行う記録再生装置に関し、特
に、コンパクトディスク再生系からミニディスク記録系
へオーディオ情報のダビングを行う記録再生装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】ここ10年来で、オーディオ信号の記録
再生方式はアナログ方式からディジタル方式へと急速に
移行しつつある。民生用の記録媒体としては、ディジタ
ルオーディオ信号の再生専用光ディスクであるコンパク
トディスク(以下、CDと称する)や、記録再生用磁気
テープであるディジタルコンパクトカセットや、記録/
再生/消去が可能な光磁気ディスクであるミニディスク
(以下、MDと称する)等が開発されている。上記MD
は、CDよりさらに小型化され、直径がCDの約1/2
となっている。また、MDに記録されるディジタルオー
ディオ信号は、CDと同程度の情報記録量を確保するた
めに、ATRAC( Adaptive TransformAcoustic Codi
ng)と呼ばれるオーディオ高能率符号化方式によって約
1/5にデータ圧縮されている。
【0003】上記のような記録媒体を扱うディジタル方
式の駆動装置においても、2種類の記録媒体を装着し、
一方の記録媒体から他方の記録媒体へオーディオ情報を
転記することのできるダビング機能が求められている。
例えば、特開平4−332960号公報および特開平4
−258834号公報には、MDに記録されるような圧
縮されたディジタルオーディオ信号を高速でダビングす
ることができる記録再生装置が開示されている。
【0004】また、特開平3−119559号公報に
は、CDからアナログコンパクトカセットにオーディオ
情報をダビングするときに、CD側に再生エラーが発生
した場合の処理方法が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記特開平
4−332960号公報および特開平4−258834
号公報には、再生エラーまたは記録エラーが発生した場
合に、ダビングされたオーディオ情報が途切れないよう
にエラーを解消するリトライ方法について、何も開示さ
れていない。
【0006】また、上記特開平3−119559号公報
には、それぞれの記録媒体でエラー発生位置に戻ってか
らダビングを再開する処理が開示されているものの、記
録側がアナログ方式であり、連続するアナログオーディ
オ信号を記録するため、エラー発生位置において厳密な
連続記録を行うことは困難である。
【0007】さらに、CDからMDへオーディオ情報を
ダビングする場合のように、記録フォーマットが異なる
記録媒体間でディジタルオーディオ信号を転送すること
も考えられる。この場合、記録エラーまたは再生エラー
が発生したときに、オーディオ情報の途切れや重複が起
きないようにエラー発生位置からダビングをし直すリト
ライ技術を確立することは、今後の課題になっている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る記録再生装
置は、上記の課題を解決するために、ディジタルデータ
がアクセスの単位毎に順次記録された第1記録媒体(例
えば、CD)からディジタルデータを読み出す再生系
と、上記ディジタルデータを圧縮して第2記録媒体(例
えば、MD)に記録する記録系とを備えた記録再生装置
において、少なくとも以下の各手段を備えていることを
特徴としている。すなわち、 (1) 上記記録系で圧縮された圧縮データを、圧縮の単位
毎に一時的に格納する記憶手段(例えば、ショックプル
ーフメモリ)、 (2) 上記記録系で圧縮された圧縮データを上記記憶手段
に格納させつつ、複数の圧縮の単位を最小記録単位とし
て、上記記憶手段から圧縮データを読み出して上記第2
記録媒体に記録する記録手段(例えば、システムコント
ロールマイクロコンピュータ、メモリコントローラ、エ
ンコーダ/デコーダ信号処理回路、ヘッド駆動回路、記
録ヘッド、および光ピックアップ)、 (3) 上記第1記録媒体における再生エラーおよび上記第
2記録媒体における記録エラーの少なくとも一方のエラ
ーを検知し、その検知に基づいて記録系および再生系の
動作を一時停止させる停止指令手段(例えば、システム
コントロールマイクロコンピュータ)、 (4) 上記第1記録媒体でどのアクセスの単位を再生中に
エラーが発生したかを検出し、エラーが発生したアクセ
スの単位の複数個前のアクセスの単位から、再生系に再
生を再開させる再生制御手段(例えば、システムコント
ロールマイクロコンピュータ)、 (5) 再生を再開したアクセスの単位に対応する圧縮デー
タを上記記憶手段から判別して読み出し、再生の再開後
に得られた新たな圧縮データとベリファイし、この新た
な圧縮データにおける圧縮の単位の各先頭位置を検出す
るベリファイ手段(例えば、システムコントロールマイ
クロコンピュータ)、 (6) 上記ベリファイ手段の検出結果に基づいて、エラー
が発生した圧縮の単位の先頭から記憶手段に新たな圧縮
データを書込み直す記憶制御手段(例えば、メモリコン
トローラ)、 (7) エラーが発生した最小記録単位の先頭からの圧縮デ
ータを上記記憶手段から読み出して、記録系に上記第2
記録媒体への記録を再開させる記録制御手段(たとえ
ば、システムコントロールマイクロコンピュータ)。
【0009】
【作用】上記の構成によれば、第1記録媒体からアクセ
スの単位毎に読み出されたディジタルデータは、記録系
で圧縮され、圧縮の単位毎に記憶手段に格納される。た
だし、アクセスの単位のデータ長と圧縮の単位のデータ
長とは一致している必要がない。第2記録媒体には、複
数個の圧縮の単位が最小記録単位として記録されるか
ら、記憶手段に少なくとも最小記録単位分の圧縮データ
が格納され終わると、最小記録単位の先頭から読み出さ
れて第2記録媒体に記録されていく。
【0010】したがって、ある最小記録単位の記録中に
エラーが発生したとすると、少なくともその記録中の最
小記録単位の圧縮データは、圧縮の単位毎に記憶手段に
格納されている。そこで、エラー発生後、第1記録媒体
の再生を再開して新たに圧縮された圧縮データを、記憶
手段に記憶されている同一の圧縮データの上に二重書き
していくことができれば、第1記録媒体から記憶手段を
介した第2記録媒体へのダビングを、エラーに無関係に
連続させることができる。
【0011】そのためには、再生再開後の新たな圧縮デ
ータと、記憶手段に記憶されている圧縮データとの一致
を確認するベリファイが必要である。このベリファイの
手順として、 上記第1記録媒体でどのアクセスの単位を再生中にエ
ラーが発生したかを検出する。 エラーが発生したアクセスの単位の複数個前のアクセ
スの単位から、再生を再開する。 再生を再開したアクセスの単位に対応する圧縮データ
を記憶手段から判別して読み出す。 記憶手段から読み出した上記圧縮データを再生の再開
後に得られた新たな圧縮データとベリファイする。 この新たな圧縮データにおける圧縮の単位の各先頭位
置を検出し、記憶手段の対応する記憶位置を確認する。 エラーが発生した圧縮の単位の先頭から記憶手段に新
たな圧縮データを二重書きしていく。こうして、エラー
が発生した最小記録単位の圧縮データを全て記憶手段に
二重書きし終わった後、その最小記録単位の先頭からの
圧縮データを上記記憶手段から読み出して、第2記録媒
体への記録を再開させれば、エラーによる中断にかかわ
らず、ダビングを連続させることができる。
【0012】
【0013】このように、本発明によれば、第1記録媒
体と第2記録媒体の記録フォーマットが異なっていたと
しても、第1記録媒体のディジタルデータを第2記録媒
体へダビングしている最中に発生したエラーを、簡単な
制御内容で解消することができる。その上、エラーが発
生した時点で、再生系および記録系の動作が一時停止さ
れるので、再生系から記録系へディジタルデータを通常
再生速度より高速に転送する場合にも適用することがで
きる。
【0014】
【実施例】本発明の一実施例について図1ないし図5に
基づいて説明すれば、以下のとおりである。ただし、本
実施例では、本発明に係る記録再生装置の一例として、
MDに対してオーディオ情報の記録再生を行うMD記録
再生系と、CDからオーディオ情報を再生するCD再生
系とを備え、CDからMDへオーディオ情報をダビング
することができるように構成された記録再生装置につい
て説明する。
【0015】図5に示すように、上記MD記録再生系
は、MD(請求項に記載の第2記録媒体)としてのディ
スク31を装着すると共に、光ピックアップ32、RF
アンプ33、エンコーダ/デコーダ信号処理回路34、
ショックプルーフメモリコントローラ(以下、メモリコ
ントローラと称する)5、ショックプルーフメモリ(バ
ッファメモリ)6、音声伸長・圧縮回路7、D/A・A
/Dコンバータ8、システムコントロールマイクロコン
ピュータ(以下、システムコントロールマイコンと称す
る)9、サーボ回路10、ドライバ回路11、スピンド
ルモータ12、送りモータ13、電源ON/OFF回路
14、ヘッド駆動回路15、記録ヘッド16、音声出力
端子17、音声入力端子18、切り換えスイッチ19、
およびキー判別回路42を備えている。
【0016】一方、上記CD再生系は、CD(請求項に
記載の第1記録媒体)としてのディスク41を装着する
と共に、CD再生装置20を備えている。CD再生装置
20は、システムコントロールマイコン9によって制御
されながら、ディスク41の通常再生を行うほか、ディ
スク41のオーディオ情報をディスク31へダビングす
るときには、通常再生時より高速でディスク41からオ
ーディオ情報を読み出すように制御される。
【0017】ディスク31の再生時に、ディスク31
は、ドライバ回路11に駆動されるスピンドルモータ1
2により回転駆動される。ディスク31に記録されてい
るオーディオデータを読み出す光ピックアップ32は、
ドライバ回路11に駆動される送りモータ13によりデ
ィスク31の半径方向に送られる。さらに、光ピックア
ップ32の対物レンズは、ドライバ回路11に駆動され
るアクチュエータ(図示せず)により、フォーカッシン
グ方向およびトラッキング方向に駆動される。
【0018】光ピックアップ32によって読み出された
オーディオデータは、RFアンプ33で増幅され、エン
コーダ/デコーダ信号処理回路34に送られる。また、
RFアンプ33は、読み出されたオーディオデータか
ら、フォーカスエラー信号やトラッキングエラー信号等
のサーボ制御信号を生成し、これをサーボ回路10に出
力する。
【0019】サーボ回路10は、上記RFアンプ33か
らのサーボ制御信号と、システムコントロールマイコン
9からのコントロール信号とにより、光ピックアップ3
2におけるフォーカッシングとトラッキング、並びにデ
ィスク31の回転速度にサーボをかけるように、上記ド
ライバ回路11を制御する。さらに、ドライバ回路11
は、上記サーボ回路10からのコントロール信号によ
り、光ピックアップ32、スピンドルモータ12および
送りモータ13を駆動する。
【0020】上記エンコーダ/デコーダ信号処理回路3
4は、RFアンプ33で増幅されたオーディオデータを
復調し、さらに誤り訂正等の信号処理を行い、メモリコ
ントローラ5に送る。上記メモリコントローラ5は、上
記エンコーダ/デコーダ信号処理回路34から送られて
くるオーディオデータを、請求項に記載の記憶手段とし
てのショックプルーフメモリ6に書き込む。ショックプ
ルーフメモリ6には、オーディオデータを格納する領域
以外に、オーディオデータに関する付加情報としてTO
C情報を格納する領域が設けられており、ディスク31
が装置に挿入されると、直ちにディスク31からTOC
情報が読み出され、オーディオデータと同じ経路でショ
ックプルーフメモリ6の所定の領域に格納される。ま
た、メモリコントローラ5は、システムコントロールマ
イコン9の要求に応じて、必要なTOC情報をショック
プルーフメモリ6から読み出し、システムコントロール
マイコン9に送る。
【0021】システムコントロールマイコン9は、請求
項に記載の記録手段、停止指令手段、リトライ制御手段
および記録系制御手段を構成し、TOC情報を基に本シ
ステムをコントロールすると共に、必要なデータをディ
スク31から読み出す。メモリコントローラ5は、上記
ショックプルーフメモリ6に一時的に記憶されたオーデ
ィオデータを順番に読み出し、音声伸長・圧縮回路7に
送る。音声伸長・圧縮回路7は、音声伸長回路におい
て、送られたオーディオデータを所定のフォーマットに
従って伸長して圧縮を解き、D/A・A/Dコンバータ
8に送る。D/A・A/Dコンバータ8は、D/Aコン
バータにおいて、送られてきたディジタル信号をアナロ
グ変換してオーディオ信号を生成する。このオーディオ
信号は、出力端子17から出力される。
【0022】一方、ディスク31にオーディオ情報を記
録する場合、そのオーディオ情報がアナログソースから
入力される場合と、上述のようにCD再生装置20から
入力される場合とがある。この入力系統の切り換えは、
システムコントロールマイコン9によって制御される切
り換えスイッチ19によって行われる。
【0023】オーディオ情報がアナログソースから入力
される場合には、アナログオーディオ信号が音声入力端
子18を介してD/A・A/Dコンバータ8のA/Dコ
ンバータに入力され、オーディオデータに変換される。
ただし、A/Dコンバータから音声伸長・圧縮回路7へ
オーディオデータを転送する速度より、CD再生装置2
0から音声伸長・圧縮回路7にディジタルオーディオ信
号を転送する速度の方が速い。これは、既に説明したよ
うに、ディスク41のオーディオ情報をディスク31へ
ダビングするときには、ディスク41の読み出し速度が
通常再生時より高速になるためである。
【0024】音声伸長・圧縮回路7は、その音声圧縮回
路を用いて、ATRAC(AdaptiveTransform Acoustic
Coding) と呼ばれるMDの情報圧縮技術によって、切
り換えスイッチ19を介して入力されたオーディオデー
タを約1/5に圧縮してメモリコントローラ5へ送る。
メモリコントローラ5は、入力された圧縮オーディオデ
ータをショックプルーフメモリ6に一旦書き込んだ後、
ショックプルーフメモリ6から圧縮オーディオデータを
読み出して、エンコーダ/デコーダ信号処理回路34へ
送る。ここで、変調、誤り訂正用符号の付加等が行われ
る。
【0025】システムコントロールマイコン9は、メモ
リコントローラ5を制御してショックプルーフメモリ6
に格納されているTOC情報からディスク31上の記録
可能領域を認識し、サーボ回路10を制御して記録可能
領域をサーチさせる。記録可能領域のサーチが終わる
と、システムコントロールマイコン9の制御により、エ
ンコーダ/デコーダ信号処理回路34が出力する信号に
基づいて、ヘッド駆動回路15が記録ヘッド16を駆動
する。また、同時にドライバ回路11により、光ピック
アップ32のレーザ回路が駆動され、ディスク31の磁
界印加部分に再生時よりも強いレーザを照射することに
より、ディスク31上に変調データが記録される。な
お、光ピックアップ32、エンコーダ/デコーダ信号処
理回路34、メモリコントローラ5、ヘッド駆動回路1
5および記録ヘッド16は、請求項に記載の記録手段を
構成している。
【0026】ディスク31への記録が終了すると、シス
テムコントロールマイコン9は、メモリコントローラ5
を制御してショックプルーフメモリ6に格納されている
TOC情報を書換え、これを最新のTOC情報として利
用することによって、ディスク31に記録されているオ
ーディオ情報を管理する。例えばディスク31の内周側
に設けられたTOC領域(U−TOC領域と呼ばれてい
る)は、最新のTOC情報に書き換えられるようになっ
ている。
【0027】上記の構成において、CDからMDへオー
ディオ情報をダビングする場合、CD側で再生エラーが
発生した場合はもちろん、MD側で記録エラーが発生し
た場合でも、ダビング速度が通常速度より高速になる
程、ショックプルーフメモリ6で再書込みの時間を吸収
できない可能性が高くなる。そこで、エラー発生箇所で
記録が途切れてしまわないように、圧縮オーディオデー
タを連続して記録しようとすると、CDとMDとでそれ
ぞれエラー発生箇所にアクセスするリトライ処理が必要
になる。
【0028】ここで、問題となるのは、CDとMDとで
記録フォーマットが異なる点である。それぞれのパラメ
ータを以下に整理して示す。
【0029】〔CD〕 1フレーム=6サンプリングデータ 1サブコードフレーム=98フレーム =588サンプリングデータ =1/75秒 アクセスの単位=サブコードフレーム毎 〔MD〕 1サウンドグループ=512サンプリングデータ(圧縮
の単位) 1セクタ=5.5サウンドグループ =2816サンプリングデータ 1クラスタ=32セクタ =176サウンドグループ =90112サンプリングデータ アクセスの単位=セクタ毎 最小記録単位=クラスタ単位 このように、CDにおけるアクセスの単位のデータ長
が、MDにおける圧縮の単位のデータ長、あるいはアク
セスの単位および最小記録単位のデータ長と異なってい
るため、リトライ処理の際には、CDの再生再開タイミ
ングとMDの記録再開タイミングとを調整する制御が必
要になる。そこで、この制御を容易にするために、図4
(a)〜(c)に示すように、システムコントロールマ
イコン9によって、CD再生装置20から1サウンドグ
ループ分のオーディオデータ(512サンプリングデー
タ)が読み出される毎にカウントし、サウンドグループ
単位でオーディオデータを管理するとよい。
【0030】CD再生系からMD記録再生系へのダビン
グ動作において、図2(a)(b)に示すように、ディ
スク41(CD)からオーディオデータの読み出しが始
まると同時に、MD記録再生系では、音声伸長・圧縮回
路7に伝送されたオーディオデータが、1サウンドグル
ープ毎に約1/5に圧縮され、メモリコントローラ5に
よってショックプルーフメモリ6へ順次書き込まれる。
【0031】また、図2(c)に示すように、ディスク
31(MD)に記録する最初の記録単位であるクラスタ
1に属する圧縮オーディオデータをショックプルーフメ
モリ6に書き込み終わるまでの間、ディスク31では、
クラスタ1の記録開始位置がサーチされている。
【0032】次に、ショックプルーフメモリ6に対しク
ラスタ1の書込みが終了し、かつ、クラスタ2の書込み
が始まると同時に、ショックプルーフメモリ6からクラ
スタ1が書込みレートより高いレートで読み出され、デ
ィスク31に記録される。このように、ショックプルー
フメモリ6からの読み出し速度は書込み速度より速いた
め、ショックプルーフメモリ6からの圧縮オーディオデ
ータの読み出しは間欠的に行われる。この結果、ショッ
クプルーフメモリ6からクラスタ1の圧縮オーディオデ
ータを読み出し終えてから、ショックプルーフメモリ6
にクラスタ2の書込みを終了するまでの期間、ディスク
31では、クラスタ2の記録開始位置がサーチされてい
る。クラスタ2がディスク31に記録され終わった時点
で、ディスク41では、クラスタ3の途中までの再生が
終わっている。
【0033】次に、図2(a)(b)に示すように、ク
ラスタ3のA点までの圧縮オーディオデータがディスク
31に記録されたときに、例えば外部からショックが加
わったため、光ピックアップ32のトラック逸脱や、C
D再生装置20における音飛びが発生したとする。すな
わち、この場合、エラーが発生した最小記録単位はクラ
スタ3である。このとき、システムコントロールマイコ
ン9は、記録エラーまたは再生エラーを検知し、MD記
録再生系の記録動作およびCD再生装置20の再生動作
を一旦停止させ、リトライ処理を開始する。
【0034】この場合、ディスク31ではクラスタ2ま
での記録が正常になされており、ショックプルーフメモ
リ6にはクラスタ3の圧縮オーディオデータが正常に書
き込まれている。ディスク41のエラー発生時点の再生
位置から少し戻って再生を再開すれば、新たに得られた
圧縮オーディオデータは、ショックプルーフメモリ6に
格納済みの圧縮オーディオデータと重複することにな
る。したがって、ショックプルーフメモリ6に格納済み
の圧縮オーディオデータと新たに得られた圧縮オーディ
オデータとの一致を確認し、ショックプルーフメモリ6
の同一の圧縮オーディオデータの上に二重書きをしてい
けば、エラーを解消することができる。
【0035】こうして、ショックプルーフメモリ6にク
ラスタ3の二重書きが終了した後、クラスタ3の先頭か
ら読み出してディスク31に記録し直し、クラスタ4以
降のダビングを通常どおり継続させれば、エラー発生の
影響を全く受けずに、ディスク31に圧縮オーディオデ
ータを連続してダビングすることができる。
【0036】以下に、再生再開後の新たな圧縮オーディ
オデータとショックプルーフメモリ6に格納済みの圧縮
オーディオデータとのベリファイについて、具体的に説
明する。
【0037】まず、音声伸長・圧縮回路7に使用されて
いる圧縮LSIの圧縮フォーマットを考慮して、ディス
ク41では、上記A点の例えば2つ前のサウンドグルー
プ(本実施例では、図1(b)に示すようにサウンドグ
ループ25)から再生を再開するようにする。ただし、
CDのアクセスの単位は1サブコードフレームであるか
ら、ディスク41では、実際には2つ前のサブコードフ
レームの先頭にアクセスすることになる。ディスク41
のアクセスには、図1(a)に示すように、各サブコー
ドフレームの先頭から再生される同期信号(サブコード
フレームシンク)が用いられる。本実施例では、システ
ムコントロールマイコン9がサブコードフレームシンク
21をサーチし、CD再生装置20にディスク41の再
生を再開させる。
【0038】続いて、システムコントロールマイコン9
は、サブコードフレームシンク21から始まるサブコー
ドフレーム内のデータと、サウンドグループ25内のデ
ータとの対応関係に基づいて、ディスク41の再生再開
後、音声伸長・圧縮回路7から出力される新たな圧縮オ
ーディオデータに対応する圧縮オーディオデータをショ
ックプルーフメモリ6から判別して読み出す。そして、
新たな圧縮オーディオデータと格納済みの圧縮オーディ
オデータとをベリファイすることによって、図1(c)
に示すように、A点より1つ前のサウンドグループ26
の先頭を検出する。こうして、ショックプルーフメモリ
6の記憶位置を確認した後、図1(d)に示すように、
メモリコントローラ5にショックプルーフメモリ6への
書込みを、エラーが発生した圧縮の単位であるサウンド
グループ27から再開するように命令する。これによ
り、クラスタ3のサウンドグループ27からサウンドグ
ループ176までの圧縮オーディオデータが二重書きさ
れる。
【0039】クラスタ3の圧縮オーディオデータが、全
てショックプルーフメモリ6に書込み終わるまでの間、
ディスク31ではクラスタ3の記録開始位置がサーチさ
れている。ショックプルーフメモリ6へクラスタ3を書
込み終わった時点で、図3に示すように、ディスク31
への記録をクラスタ3の先頭から再開する。こうして、
エラー発生の影響を全く受けずに、ディスク41のオー
ディオデータは、ディスク31へ連続してダビングされ
る。
【0040】また、CD再生系からMD記録再生系への
データ転送速度が高速の場合、ショックプルーフメモリ
6で再書込みをするのに要する時間を吸収できなくなる
可能性があるが、CD再生系およびMD記録再生系の動
作が一旦停止され、ショックプルーフメモリ6への再書
込みが終了した時点で、MDへの記録が再開されるの
で、データ転送速度に関わらず確実にエラーが解消され
る。
【0041】
【発明の効果】本発明に係る記録再生装置は、以上のよ
うに、記録系で圧縮された圧縮データを、圧縮の単位毎
に一時的に格納する記憶手段と、記録系で圧縮された圧
縮データを上記記憶手段に格納させつつ、複数の圧縮の
単位を最小記録単位として、上記記憶手段から圧縮デー
タを読み出して第2記録媒体に記録する記録手段と、
1記録媒体における再生エラーおよび上記第2記録媒体
における記録エラーの少なくとも一方のエラーを検知
し、その検知に基づいて記録系および再生系の動作を一
時停止させる停止指令手段と、上記第1記録媒体でどの
アクセスの単位を再生中にエラーが発生したかを検出
し、エラーが発生したアクセスの単位の複数個前のアク
セスの単位から、再生系に再生を再開させる再生制御手
段と、再生を再開したアクセスの単位に対応する圧縮デ
ータを上記記憶手段から判別して読み出し、再生の再開
後に得られた新たな圧縮データとベリファイし、この新
たな圧縮データにおける圧縮の単位の各先頭位置を検出
するベリファイ手段と、上記ベリファイ手段の検出結果
に基づいて、エラーが発生した圧縮の単位の先頭から記
憶手段に新たな圧縮データを書込み直す記憶制御手段
と、エラーが発生した最小記録単位の先頭からの圧縮デ
ータを上記記憶手段から読み出して、記録系に上記第2
記録媒体への記録を再開させる記録制御手段とを備えて
いる構成である。
【0042】それゆえ、第1記録媒体から記録フォーマ
ットの異なる第2記録媒体へオーディオデータをダビン
グしている最中にエラーが発生しても、エラー発生直前
の圧縮の単位から再生し直し、記憶手段へ再度書込み直
すので、エラーの影響を全く受けることなく、第2記録
媒体にオーディオデータを連続してダビングすることが
できる。さらに、エラー発生時点で、再生系および記録
系の動作を一旦停止するので、再生系から記録系へのデ
ータ転送速度が高速の場合でも、エラー解消は確実に行
われるという効果を併せて奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る記録再生装置のリトライ処理を示
すタイミングチャートである。
【図2】CDからオーディオデータを読み出す動作、M
D記録再生系でオーディオデータを圧縮しメモリする動
作、およびMDへ圧縮オーディオデータを記録する動作
の関係を示すタイミングチャートである。
【図3】リトライ処理後のMDにおけるディジタルデー
タの記録内容を示す説明図である。
【図4】(a)(b)は、CDから再生されるオーディ
オデータを、MDにおける圧縮の単位と同じデータ長で
管理することを示す説明図、(c)は、MDの最小記録
単位のデータ長を示す説明図である。
【図5】本発明に係る記録再生装置の一構成例を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
2 光ピックアップ(記録手段) 4 エンコーダ/デコーダ信号処理回路(記録手段) 5 ショックプルーフメモリコントローラ(記録手段
および記憶制御手段) 6 ショックプルーフメモリ(記憶手段) 9 システムコントロールマイコン(記録手段、停止
指令手段、再生制御手段、ベリファイ手段および記録制
御手段) 15 ヘッド駆動回路(記録手段) 16 記録ヘッド(記録手段) 20 CD再生装置(再生系) 31 ディスク(第2記録媒体) 41 ディスク(第1記録媒体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G11B 20/10 G11B 20/10 F 301 301A (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 20/18 G11B 7/00 G11B 19/02 G11B 20/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタルデータがアクセスの単位毎に
    順次記録された第1記録媒体からディジタルデータを読
    み出す再生系と、上記ディジタルデータを圧縮して第2
    記録媒体に記録する記録系とを備えた記録再生装置にお
    いて、 上記記録系で圧縮された圧縮データを、圧縮の単位毎に
    一時的に格納する記憶手段と、上記記録系で圧縮された圧縮データを上記記憶手段に格
    納させつつ、複数の圧縮の単位を最小記録単位として、
    上記記憶手段から圧縮データを読み出して上記第2記録
    媒体に記録する記録手段と、 上記第1記録媒体における再生エラーおよび上記第2記
    録媒体における記録エラーの少なくとも一方のエラーを
    検知し、その検知に基づいて記録系および再生系の動作
    を一時停止させる停止指令手段と、 上記第1記録媒体でどのアクセスの単位を再生中にエラ
    ーが発生したかを検出し、エラーが発生したアクセスの
    単位の複数個前のアクセスの単位から、再生系に再生を
    再開させる再生制御手段と、 再生を再開したアクセスの単位に対応する圧縮データを
    上記記憶手段から判別して読み出し、再生の再開後に得
    られた新たな圧縮データとベリファイし、この新たな圧
    縮データにおける圧縮の単位の各先頭位置を検出するベ
    リファイ手段と、 上記ベリファイ手段の検出結果に基づいて、エラーが発
    生した圧縮の単位の先頭から記憶手段に新たな圧縮デー
    タを書込み直す記憶制御手段と、 エラーが発生した最小記録単位の先頭からの圧縮データ
    を上記記憶手段から読み出して、記録系に上記第2記録
    媒体への記録を再開させる記録制御手段とを備えている
    ことを特徴とする記録再生装置。
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