JPH0830975A - 光ディスク記録再生装置及び光ディスク再生装置並びに光ディスク - Google Patents

光ディスク記録再生装置及び光ディスク再生装置並びに光ディスク

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JPH0830975A
JPH0830975A JP16513994A JP16513994A JPH0830975A JP H0830975 A JPH0830975 A JP H0830975A JP 16513994 A JP16513994 A JP 16513994A JP 16513994 A JP16513994 A JP 16513994A JP H0830975 A JPH0830975 A JP H0830975A
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Yasumasa Shibata
泰匡 柴田
Kazuhiro Aoki
和弘 青木
Isao Higashida
勲 東田
Shinichi Konishi
信一 小西
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ランドとグルーブでフォーカス位置を変える
ことにより、ランドとグルーブにおける最適フォーカス
位置のずれの影響を除去し、正確で安定な動作を行わせ
ることのできる光ディスク再生装置を提供する。 【構成】 光ディスク51に記録された記録信号を再生
する記録信号再生回路41と、光ディスク51に照射さ
れて反射した光を検出するフォーカスサーボ制御回路7
と、フォーカスサーボ制御回路7で検出されたフォーカ
ス制御信号にオフセット電圧を加算し、フォーカスの目
標値を生成する加算回路9と、フォーカスの目標値に基
づいてアクチュエータ3を駆動するフォーカス駆動回路
10と、記録信号再生回路41から出力された再生信号
を受けて加算回路9を制御するコントローラ43とを備
え、データ再生時に光ディスク51のランドとグルーブ
でフォーカス位置を変える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録、消去、再生が可
能な光ディスク記録再生装置及び光ディスク再生装置並
びに光ディスクに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光ディスク記録再生装置は、高密
度記録、消去、再生が可能な大容量データファイル装置
や映像記録再生装置として盛んに開発されている。
【0003】以下、従来の光ディスク記録再生装置につ
いて説明する。図9は従来の光ディスク記録再生装置を
示すブロック図、図10は光ディスクに光ビームが集光
されている状態を示す部分拡大図である。図9、図10
において、1は記録消去可能なランド31及びグルーブ
32を有する光ディスク、2は光ビーム、3はアクチュ
エータ、4は光学ヘッド、5はランド・グルーブ切り換
えスイッチ、6は反転回路、7はフォーカスサーボ制御
回路、8はトラッキングサーボ制御回路、9は加算回
路、10はフォーカス駆動回路、11はトラッキング駆
動回路、21は可変抵抗等の値で電圧値を変えることが
できる可変電圧源、41は記録信号再生回路、71は記
録回路、33は光ビーム2を収束させて形成される光ス
ポットである。
【0004】以下、上記のような構成を有する光ディス
ク記録再生装置について、その動作を説明する。光学ヘ
ッド4から出力される光ディスク1の反射光の出力は、
フォーカスサーボ制御回路7に入力されると共に、ラン
ド・グルーブ切り換えスイッチ5と反転回路6を通って
トラッキングサーボ制御回路8にも入力される。フォー
カスサーボ制御回路7で検出されたフォーカス制御信号
は、加算回路9で可変電圧源21からのオフセット電圧
が加えられてフォーカスの目標値となり、フォーカス駆
動回路10に出力される。トラッキングサーボ制御回路
8は、ランド・グルーブ切り換えスイッチ5と反転回路
6によってランド又はグルーブのトラッキング制御信号
を検出し、トラッキング駆動回路11に出力する。フォ
ーカス駆動回路10は、アクチュエータ3を光ディスク
1の面と垂直な方向であるフォーカス方向に駆動し、光
ビーム2を収束させて光ディスク1の記録面に光スポッ
ト33を形成する(図10)。一方、トラッキング駆動
回路11は、アクチュエータ3を光ディスク1の半径方
向であるトラッキング方向に駆動し、光スポットを光デ
ィスク1の記録面上のトラックに追従させる。この状態
で記録回路71によってデータ生成を行い、光ディスク
1の記録面上のランド又はグルーブにデータを記録す
る。また、記録信号再生回路41によって記録信号の再
生を行う。
【0005】ここで、フォーカス合焦点位置の調整方法
について説明する。光ディスク1の面上のグルーブ32
のトラックにサーボをかけた状態で、フォーカスサーボ
制御回路7によって出力されるフォーカス制御信号の平
均値電圧が0Vとなるように、加算回路9に加える可変
電圧源21からのオフセット電圧を変化させる。これに
より、フォーカス駆動回路10がアクチュエータ3をフ
ォーカス方向に駆動し、光ディスク1の面上のデータの
記録信号及び再生信号の振幅レベルが最大となるフォー
カス合焦点位置までアクチュエータ3を移動させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようにグ
ルーブ32のトラックにサーボをかけた状態でフォーカ
ス合焦点位置の調整を行うと、ランド31とグルーブ3
2で光の回折状態が異なることから、ランド31の信号
の記録再生を行う場合に、ランド31において記録信号
及び再生信号の振幅レベルが最大となるフォーカス位置
がグルーブ32におけるフォーカス合焦点位置と異なっ
てくる。その結果、光ディスク1のランド31に記録さ
れているデータの再生信号が劣化すると共に、記録時に
データを正しく記録することができないといった問題点
がある。
【0007】本発明は、従来技術における前記課題を解
決するため、ランドとグルーブにおける最適フォーカス
位置のずれの影響を除去し、正確で安定な動作を行わせ
ることのできる光ディスク記録再生装置及び光ディスク
再生装置並びに光ディスクを提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る光ディスク記録再生装置の第1の構成
は、ランド及びグルーブを有する光ディスクに対して、
データを記録再生することができる光ディスク記録再生
装置であって、データを生成し前記光ディスクにデータ
を記録する記録回路と、前記光ディスクに記録された記
録信号を再生する記録信号再生回路と、前記光ディスク
に照射されて反射した光を検出するフォーカスサーボ制
御回路と、前記フォーカスサーボ制御回路で検出された
フォーカス制御信号にオフセットを加算し、フォーカス
の目標値を生成する加算回路と、前記フォーカスの目標
値に基づいて作動するフォーカス駆動回路と、前記記録
信号再生回路から出力された再生信号を受けて前記加算
回路を制御するコントローラとを備え、データ記録時に
ランドとグルーブでフォーカス位置を変えるようにした
ものである。
【0009】また、前記本発明の光ディスク記録再生装
置の第1の構成においては、データ再生時にランドとグ
ルーブでフォーカス位置を変えるようにするのが好まし
い。
【0010】また、本発明に係る光ディスク再生装置の
第1の構成は、ランド及びグルーブを有する光ディスク
に対して、データを再生することができる光ディスク再
生装置であって、前記光ディスクに記録された記録信号
を再生する記録信号再生回路と、前記光ディスクに照射
されて反射した光を検出するフォーカスサーボ制御回路
と、前記フォーカスサーボ制御回路で検出されたフォー
カス制御信号にオフセットを加算し、フォーカスの目標
値を生成する加算回路と、前記フォーカスの目標値に基
づいて作動するフォーカス駆動回路と、前記記録信号再
生回路から出力された再生信号を受けて前記加算回路を
制御するコントローラとを備え、データ再生時にランド
とグルーブでフォーカス位置を変えるようにしたもので
ある。
【0011】また、前記本発明の光ディスク記録再生装
置の第1の構成又は前記本発明の光ディスク再生装置の
第1の構成においては、再生信号の振幅レベルを検出し
てコントローラに出力するレベル検出回路を備え、前記
レベル検出回路の出力によってランドとグルーブにおけ
る加算回路の出力を制御するのが好ましい。
【0012】また、前記本発明の光ディスク記録再生装
置の第1の構成又は前記本発明の光ディスク再生装置の
第1の構成においては、再生信号を2値化する2値化回
路と、2値化されたデータと記録する前の元データとを
照合し、エラーレートを検出してコントローラに出力す
るエラーレート検出回路とを備え、前記エラーレート検
出回路の出力によってランドとグルーブにおける加算回
路の出力を制御するのが好ましい。
【0013】また、本発明に係る光ディスク記録再生装
置の第2の構成は、記録可能な光ディスク及び再生専用
光ディスクに対して、データを再生することができる光
ディスク記録再生装置であって、データを生成し前記光
ディスクにデータを記録する記録回路と、前記光ディス
クに記録された記録信号を再生する記録信号再生回路
と、前記光ディスクに照射されて反射した光を検出する
フォーカスサーボ制御回路と、前記フォーカスサーボ制
御回路で検出されたフォーカス制御信号にオフセットを
加算し、フォーカスの目標値を生成する加算回路と、前
記フォーカスの目標値に基づいて作動するフォーカス駆
動回路と、前記記録信号再生回路から出力された再生信
号を受けて前記加算回路を制御するコントローラとを備
え、データ再生時に記録可能な光ディスクと再生専用光
ディスクでフォーカス位置を変えるようにしたものであ
る。
【0014】また、本発明に係る光ディスク再生装置の
第2の構成は、記録可能な光ディスク及び再生専用光デ
ィスクに対して、データを再生することができる光ディ
スク再生装置であって、前記光ディスクに記録された記
録信号を再生する記録信号再生回路と、前記光ディスク
に照射されて反射した光を検出するフォーカスサーボ制
御回路と、前記フォーカスサーボ制御回路で検出された
フォーカス制御信号にオフセットを加算し、フォーカス
の目標値を生成する加算回路と、前記フォーカスの目標
値に基づいて作動するフォーカス駆動回路と、前記記録
信号再生回路から出力された再生信号を受けて前記加算
回路を制御するコントローラとを備え、データ再生時に
記録可能な光ディスクと再生専用光ディスクでフォーカ
ス位置を変えるようにしたものである。
【0015】また、前記本発明の光ディスク記録再生装
置の第2の構成又は前記本発明の光ディスク再生装置の
第2の構成においては、再生信号の振幅レベルを検出し
てコントローラに出力するレベル検出回路を備え、前記
レベル検出回路の出力によって加算回路の出力を制御す
るのが好ましい。
【0016】また、前記本発明の光ディスク記録再生装
置の第2の構成又は前記本発明の光ディスク再生装置の
第2の構成においては、再生信号を2値化する2値化回
路と、2値化されたデータと記録する前の元データとを
照合し、エラーレートを検出してコントローラに出力す
るエラーレート検出回路とを備え、前記エラーレート検
出回路の出力によって加算回路の出力を制御するのが好
ましい。
【0017】また、本発明に係る光ディスクの構成は、
ランド及びグルーブに単一周波数の信号を書き込んだ領
域を有するものである。
【0018】
【作用】前記本発明の光ディスク記録再生装置の第1の
構成によれば、データ記録時にランドとグルーブでフォ
ーカス位置を変えるようにしたので、データ記録時にラ
ンドとグルーブで別個にフォーカスの最適位置に調整す
ることができる。その結果、ランドとグルーブにおける
最適フォーカス位置のずれの影響を除去することができ
るので、ランドとグルーブ各々の記録時における記録信
号の品質を良好にして、データ記録時の誤りを少なくす
ることができる。
【0019】また、前記本発明の光ディスク記録再生装
置の第1の構成において、データ再生時にランドとグル
ーブでフォーカス位置を変えるようにするという好まし
い構成によれば、データ再生時にランドとグルーブで別
個にフォーカスの最適位置に調整することができる。そ
の結果、ランドとグルーブにおける最適フォーカス位置
のずれの影響を除去することができるので、ランドとグ
ルーブ各々の再生信号の品質を良好にして、データ再生
時の誤りを少なくすることができる。
【0020】また、前記本発明の光ディスク再生装置の
第1の構成によれば、データ再生時にランドとグルーブ
でフォーカス位置を変えるようにしたので、データ再生
時にランドとグルーブで別個にフォーカスの最適位置に
調整することができる。その結果、ランドとグルーブに
おける最適フォーカス位置のずれの影響を除去すること
ができるので、ランドとグルーブ各々の再生信号の品質
を良好にして、データ再生時の誤りを少なくすることが
できる。
【0021】また、前記本発明の光ディスク記録再生装
置の第1の構成又は前記本発明の光ディスク再生装置の
第1の構成において、再生信号の振幅レベルを検出して
コントローラに出力するレベル検出回路を備え、前記レ
ベル検出回路の出力によってランドとグルーブにおける
加算回路の出力を制御するという好ましい構成によれ
ば、ランドとグルーブで別個にフォーカスの最適位置に
調整することができる。すなわち、サーボをかけた後
で、コントローラはまず加算回路に加えるオフセット電
圧を変化させ、レベル検出回路のそれぞれのオフセット
電圧による信号振幅レベルの出力結果を記憶する。そし
て、信号振幅レベルが最大となるオフセット電圧を加算
回路に加えることにより、フォーカスの最適位置に調整
することができる。従って、この方法を用いて、ランド
とグルーブにおける再生時の最適フォーカス位置に対応
するオフセット電圧を求めて記憶し、データ再生時にラ
ンドとグルーブ各々に対応するオフセット電圧を加算回
路に加えることにより、ランドとグルーブで別個にフォ
ーカスの最適位置に調整することができる。
【0022】また、前記本発明の光ディスク記録再生装
置の第1の構成又は前記本発明の光ディスク再生装置の
第1の構成において、再生信号を2値化する2値化回路
と、2値化されたデータと記録する前の元データとを照
合し、エラーレートを検出してコントローラに出力する
エラーレート検出回路とを備え、前記エラーレート検出
回路の出力によってランドとグルーブにおける加算回路
の出力を制御するという好ましい構成によれば、ランド
とグルーブで別個にフォーカスの最適位置に容易に調整
することができる。すなわち、コントローラはまず加算
回路に加えるオフセット電圧を変化させ、エラーレート
検出回路のそれぞれのオフセット電圧によるランダム信
号のエラーレートの出力結果を記憶する。そして、エラ
ーレートが所定の値となるコントローラのオフセット電
圧V3 、V4 を決定し、エラーレートが最小となるオフ
セット電圧V3 、V4 の中心値VE :(V3 +V4 )/
2を加算回路に加えることにより、フォーカスの最適位
置に調整することができる。従って、この方法を用い
て、ランドとグルーブにおける再生時の最適フォーカス
位置に対応するオフセット電圧を求めて記憶し、データ
再生時にランドとグルーブ各々に対応するオフセット電
圧を加算回路に加えることにより、ランドとグルーブで
別個にフォーカスの最適位置に容易に調整することがで
きる。
【0023】また、前記本発明の光ディスク記録再生装
置の第2の構成又は本発明に係る光ディスク再生装置の
第2の構成によれば、データ再生時に記録可能な光ディ
スクと再生専用光ディスクでフォーカス位置を変えるよ
うにしたので、記録可能な光ディスクと再生専用光ディ
スクで別個にフォーカスの最適位置に調整することがで
きる。その結果、異なる光ディスク間における最適フォ
ーカス位置のずれの影響を除去することができるので、
再生信号の品質を向上させることができる。
【0024】また、前記本発明の光ディスク記録再生装
置の第2の構成又は前記本発明の光ディスク再生装置の
第2の構成において、再生信号の振幅レベルを検出して
コントローラに出力するレベル検出回路を備え、前記レ
ベル検出回路の出力によって加算回路の出力を制御する
という好ましい構成によれば、記録可能な光ディスクと
再生専用光ディスクで別個にフォーカスの最適位置に調
整することができる。すなわち、サーボをかけた後で、
コントローラはまず加算回路に加えるオフセット電圧を
変化させ、レベル検出回路のそれぞれのオフセット電圧
による信号振幅レベルの出力結果を記憶する。そして、
信号振幅レベルが最大となるオフセット電圧を加算回路
に加えることにより、フォーカスの最適位置に調整する
ことができる。従って、この方法を用いて、光ディスク
が記録可能な光ディスク又は再生専用光ディスクの場合
の最適フォーカス位置に対応するオフセット電圧値を求
めて記憶し、データ再生時に記録可能な光ディスクと再
生専用光ディスク各々に対応するオフセット電圧を加算
回路に加えることにより、記録可能な光ディスクと再生
専用光ディスクで別個にフォーカスの最適位置に容易に
調整することができる。
【0025】また、前記本発明の光ディスク記録再生装
置の第2の構成又は前記本発明の光ディスク再生装置の
第2の構成において、再生信号を2値化する2値化回路
と、2値化されたデータと記録する前の元データとを照
合し、エラーレートを検出してコントローラに出力する
エラーレート検出回路とを備え、前記エラーレート検出
回路の出力によって加算回路の出力を制御するという好
ましい構成によれば、記録可能な光ディスクと再生専用
光ディスクで別個にフォーカスの最適位置に容易に調整
することができる。すなわち、コントローラはまず加算
回路に加えるオフセット電圧を変化させ、エラーレート
検出回路のそれぞれのオフセット電圧によるランダム信
号のエラーレートの出力結果を記憶する。そして、エラ
ーレートが所定の値となるコントローラのオフセット電
圧V3 、V4 を決定し、エラーレートが最小となるオフ
セット電圧V3 、V4 の中心値VE :(V3 +V4 )/
2を加算回路に加えることにより、フォーカスの最適位
置に調整することができる。従って、この方法を用い
て、光ディスクが記録可能な光ディスク又は再生専用光
ディスクの場合の最適フォーカス位置に対応するオフセ
ット電圧値を求めて記憶し、データ再生時に記録可能な
光ディスクと再生専用光ディスク各々に対応するオフセ
ット電圧を加算回路に加えることにより、記録可能な光
ディスクと再生専用光ディスクで別個にフォーカスの最
適位置に容易に調整することができる。
【0026】また、前記本発明の光ディスクの構成によ
れば、ランド及びグルーブに単一周波数の信号を書き込
んだ領域を有するものであるため、単一周波数の信号振
幅レベルが所定の値となるオフセット電圧V1 、V2
決定し、単一周波数の信号振幅レベルが最大となるオフ
セット電圧V1 、V2 の中心値VC :(V1 +V2 )/
2を加算回路に加えることにより、フォーカスの最適位
置に容易に調整することができる。
【0027】
【実施例】以下、実施例を用いて本発明をさらに具体的
に説明する。 (実施例1)図1は本発明に係る光ディスク記録再生装
置の一実施例を示すブロック図、図2は本発明に係る光
ディスクの模式図である。図1、図2において、51は
記録消去可能なランド及びグルーブに単一周波数の信号
を書き込んだ領域A、Bを有する光ディスク、2は光ビ
ーム、3はアクチュエータ、4は光学ヘッド、5はラン
ド・グルーブ切り換えスイッチ、6は反転回路、7はフ
ォーカスサーボ制御回路、8はトラッキングサーボ制御
回路、9は加算回路、10はフォーカス駆動回路、11
はトラッキング駆動回路、41は記録信号再生回路、4
2はレベル検出回路、43はコントローラ、71は記録
回路である。
【0028】以下、上記のような構成を有する光ディス
ク記録再生装置について、再生時における動作を説明す
る。光学ヘッド4から出力され、光ディスク51に照射
されて反射した光は、フォーカスサーボ制御回路7に入
力されると共に、ランド・グルーブ切り換えスイッチ5
と反転回路6を通ってトラッキングサーボ制御回路8に
も入力される。フォーカスサーボ制御回路7で検出され
たフォーカス制御信号は、加算回路9でコントローラ4
3からのオフセット電圧が加えられてフォーカスの目標
値となり、フォーカス駆動回路10に出力される。トラ
ッキングサーボ制御回路8は、ランド・グルーブ切り換
えスイッチ5と反転回路6によってランド又はグルーブ
のトラッキング制御信号を検出し、トラッキング駆動回
路11に出力する。フォーカス駆動回路10は、アクチ
ュエータ3を光ディスク51の面と垂直な方向であるフ
ォーカス方向に駆動し、光ビーム2を収束させて光ディ
スク51の記録面に光スポットを形成する。一方、トラ
ッキング駆動回路11は、アクチュエータ3を光ディス
ク51の半径方向であるトラッキング方向に駆動し、光
スポットを光ディスク51の記録面上のランド又はグル
ーブのトラックに追従させる。
【0029】ここで、フォーカス合焦点位置の調整方法
について、図1に破線で示すブロックAの部分を中心に
説明する。サーボをかける前においては、コントローラ
43はある程度フォーカスがかかるオフセット電圧を加
算回路9に出力している。そして、ランド・グルーブ切
り換えスイッチ5によって選択された光ディスク51の
ランド又はグルーブにサーボをかけた状態で、単一周波
数の繰り返し信号を書き込んだ領域Aの信号を記録信号
再生回路41で再生し、レベル検出回路42に出力す
る。この場合、領域Aに書き込まれた単一周波数の繰り
返し信号は、フォーカス位置のずれによる信号振幅の変
化が大きいことから、使用する変調則によって決定され
る最短マーク長の単一周波数の繰り返し信号としてい
る。レベル検出回路42は、書き込まれた単一周波数の
繰り返し信号の振幅レベルを計算し、その結果をコント
ローラ43に出力する。サーボをかけた後で、コントロ
ーラ43はまず加算回路9に加えるオフセット電圧を変
化させ、レベル検出回路42のそれぞれのオフセット電
圧による単一周波数の信号振幅レベルの出力結果を記憶
する。次いで、図3に示すような単一周波数の信号振幅
レベルが−3dBとなるオフセット電圧V1 、V2 を決
定し、単一周波数の信号振幅レベルが最大となるオフセ
ット電圧V1 、V2 の中心値Vc :(V1 +V2 )/2
を加算回路9に加えることにより、アクチュエータ3を
フォーカスの最適位置に調整することができる。従っ
て、以上の方法を用いて、光ディスク51のランドとグ
ルーブにおける再生時の最適フォーカス位置に対応する
オフセット電圧を求めて記憶する。そして、データ再生
時にランドとグルーブに対応するオフセット電圧を加算
回路9に加えることにより、記録再生信号回路41によ
ってデータを再生する。また、この再生時におけるラン
ド及びグルーブのフォーカス最適位置に対応するオフセ
ット電圧を記憶しておき、データ記録時にこのオフセッ
ト電圧を加算回路9に加えることにより、記録回路71
でデータ生成を行い、そのデータを記録する。
【0030】以上の構成によれば、ランドとグルーブで
別個にアクチュエータ3をフォーカスの最適位置に調整
することができるので、ランドとグルーブにおける最適
フォーカス位置のずれの影響を除去することができ、そ
の結果、ランドとグルーブ各々の再生信号の品質、及び
記録時の記録信号の品質を良好にして、データの記録再
生時における誤りを少なくすることができる。
【0031】また、光ディスク51の中周部に設けられ
た領域Bにおいても、上記のフォーカス位置の最適化を
行い、そのフォーカス位置のまま領域Bよりも内周側を
記録再生すれば、同一の光ディスクの内外周における傾
きの差や厚みむら等の影響によるフォーカス合焦点位置
のずれを補正することができるので、ディスク内におけ
る信号品質をさらに向上させることができる。
【0032】尚、本実施例1においては、記録回路71
を備えた光ディスク記録再生装置の場合について説明し
たが、記録回路71を取り除いた光ディスク再生装置の
場合にも、同様の方法を用いてランドとグルーブ各々で
アクチュエータ3をフォーカスの最適位置に調整すこと
ができる。
【0033】また、本実施例1においては、フォーカス
の目標値をずらす手段として、フォーカス制御信号にオ
フセット電圧を加えるという方法を採用しているが、必
ずしもこの構成に限定されるものではなく、例えば、上
記構成から加算回路9を取り除き、フォーカスサーボ制
御回路7中のフォーカス制御信号を出力する差動アンプ
のバランスコントローラの出力によってフォーカスの目
標値をずらすようにしてもよい。
【0034】また、本実施例1においては、コントロー
ラ43の出力であるオフセット電圧V1 、V2 の単一周
波数の信号振幅レベルが−3dBとなる場合を例に挙げ
て説明したが、必ずしもこの値に限定されるものではな
く、Vc の値が計算できるものであれば、例えば、−1
dBや−6dBであっても構わない。
【0035】(実施例2)図4は本発明に係る光ディス
ク記録再生装置の他の実施例を示すブロック図である。
尚、上記実施例1と同一部分には同一の符号を付し、そ
の説明を省略する。図4において、52は記録消去可能
なランド及びグルーブを有する光ディスク、41は記録
信号再生装置、43はコントローラ、61は再生信号を
2値化する2値化回路、62はエラーレート検出回路、
71は記録回路である。
【0036】以下、上記のような構成を有する光ディス
ク記録再生装置について、図4に破線で示すブロックB
の部分を中心にその動作を説明する。サーボをかける前
においては、コントローラ43はある程度フォーカスが
かかるオフセット電圧を加算回路9に出力している。そ
して、ランド・グルーブ切り換えスイッチ5によって選
択された光ディスク52のランド又はグルーブにサーボ
をかけた状態で、光ディスク52に記録回路71でデー
タ生成を行ってランダム信号を書き込み、この信号を記
録信号再生回路41で再生して、2値化回路61に出力
する。2値化回路61は、書き込まれたランダム信号を
所定のレベルでレベルスライスすることによって2値化
し、2値化データをエラーレート検出回路62に出力す
る。エラーレート検出回路62は、記録されたランダム
信号の元データと2値化回路61から出力されるデータ
とを比較してエラーレートを計算し、その結果をコント
ローラ43に出力する。サーボをかけた後で、コントロ
ーラ43はまず加算回路9に加えるオフセット電圧を変
化させ、エラーレート検出回路62のそれぞれのオフセ
ット電圧によるランダム信号のエラーレートの出力結果
を記憶する。次いで、図5に示すようなランダム信号の
エラーレートの値が10-4となるコントローラ43のオ
フセット電圧V3 、V4 を決定し、エラーレートが最小
となるオフセット電圧V3 、V4 の中心値VE :(V3
+V4 )/2を加算回路9に加えることにより、フォー
カスの最適位置に調整することができる。従って、以上
の方法を用いて、光ディスク52のランドとグルーブに
おける再生時の最適フォーカス位置に対応するオフセッ
ト電圧を求めて記憶し、データ再生時にランドとグルー
ブに対応するオフセット電圧を加算回路9に加えること
により、記録再生信号回路41によってデータを再生す
る。また、この再生時におけるランド及びグルーブのフ
ォーカス最適位置に対応するオフセット電圧を記憶して
おき、記録時にこのオフセット電圧を加算回路9に加え
ることにより、記録回路71でデータ生成を行い、その
データを記録する。
【0037】以上の構成によれば、ランドとグルーブで
別個にアクチュエータ3をフォーカスの最適位置に調整
することができるので、ランドとグルーブにおける最適
フォーカス位置のずれの影響を除去することができる。
その結果、ランドとグルーブ各々の再生信号の品質、及
び記録時の記録信号の品質を良好にして、データの記録
再生時における誤りを少なくすることができる。
【0038】尚、本実施例2においては、記録回路71
を備えた光ディスク記録再生装置の場合について説明し
たが、記録回路71を取り除いた光ディスク再生装置の
場合でも、同様の方法を用いてランドとグルーブ各々で
アクチュエータ3をフォーカスの最適位置に調整するこ
とができる。
【0039】また、本実施例2においては、フォーカス
の目標値をずらす手段として、フォーカス制御信号にオ
フセット電圧を加えるという方法を採用しているが、必
ずしもこの構成に限定されるものではなく、例えば、上
記構成から加算回路9を取り除き、フォーカスサーボ制
御回路7中のフォーカス制御信号を出力する差動アンプ
のバランスコントローラの出力によってフォーカスの目
標値をずらすようにしてもよい。
【0040】また、本実施例2においては、コントロー
ラ43の出力であるオフセット電圧V3 、V4 のランダ
ム信号のエラーレートの値が10-4となる場合を例に挙
げて説明したが、必ずしもこの値に限定されるものでは
なく、VE の値が計算できるものであれば、例えば、1
-3や10-2であっても構わない。
【0041】(実施例3)図6は本発明に係る光ディス
ク再生装置の一実施例を示すブロック図、図7は本発明
に係る光ディスクの模式図である。図6、図7におい
て、53はランド及びグルーブに単一周波数の信号を書
き込んだ領域C、Dを有する再生専用光ディスク又は記
録消去可能な光ディスク、2は光ビーム、3はアクチュ
エータ、4は光学ヘッド、7はフォーカスサーボ制御回
路、8はトラッキングサーボ制御回路、9は加算回路、
10はフォーカス駆動回路、11はトラッキング駆動回
路、41は記録信号再生回路、42はレベル検出回路、
43はコントローラである。
【0042】以下、上記のような構成を有する光ディス
ク再生装置について、その動作を説明する。光学ヘッド
4から出力され、光ディスク53に照射されて反射した
光は、フォーカスサーボ制御回路7とトラッキングサー
ボ制御回路8に入力される。フォーカスサーボ制御回路
7で検出されたフォーカス制御信号は、加算回路9でコ
ントローラ43からのオフセット電圧が加えられてフォ
ーカスの目標値となり、フォーカス駆動回路10に出力
される。トラッキングサーボ制御回路8は、トラッキン
グ制御信号を検出してトラッキング駆動回路11に出力
する。フォーカス駆動回路10は、アクチュエータ3を
光ディスク53の記録面と垂直な方向であるフォーカス
方向に駆動し、光ビーム2を収束させて光ディスク53
の記録面に光スポットを形成する。一方、トラッキング
駆動回路11は、アクチュエータ3を光ディスク53の
半径方向であるトラッキング方向に駆動し、光スポット
を光ディスク53の記録面上のトラックに追従させる。
【0043】ここで、光ディスク53が再生専用光ディ
スクである場合のフォーカス合焦点位置の調整方法につ
いて、図6に破線で示すブロックDの部分を中心に説明
する。
【0044】サーボをかける前においては、コントロー
ラ43はある程度フォーカスがかかるオフセット電圧を
加算回路9に出力している。サーボをかけた状態で、単
一周波数の繰り返し信号を書き込んだ領域Cの信号を記
録信号再生回路41で再生し、レベル検出回路42に出
力する。この場合、領域Cに書き込まれた単一周波数の
繰り返し信号は、フォーカス位置のずれによる信号振幅
変化が大きいことから、使用する変調則によって決定さ
れる最短マーク長の単一周波数信号としている。レベル
検出回路42は、書き込まれた単一周波数の繰り返し信
号の振幅レベルを計算し、その結果をコントローラ43
に出力する。サーボをかけた後で、コントローラ43は
まず加算回路9に加えるオフセット電圧を変化させ、レ
ベル検出回路42のそれぞれのオフセット電圧による単
一周波数の信号振幅レベルの出力結果を記憶する。次い
で、図3に示すような単一周波数の信号振幅レベルが−
3dBとなるコントローラ43のオフセット電圧V1
2 を決定し、単一周波数の信号振幅レベルが最大とな
るオフセット電圧V1 とV2 の中心値Vc :(V1+V
2 )/2を加算回路9に加えることにより、フォーカス
の最適位置に調整することができる。従って、以上の方
法を用いて、光ディスク53が再生専用光ディスクの場
合の最適フォーカス位置に対応するオフセット電圧値を
求め、その値を記憶することができる。
【0045】また、光ディスク53が記録消去可能な光
ディスクの場合であっても、光ディスク53が再生専用
光ディスクの場合と同様の方法により、記録消去可能な
光ディスクに対する最適フォーカス位置に対応するコン
トローラ43のオフセット電圧値を求めることができ
る。
【0046】このように、光ディスク53が再生専用光
ディスクであっても記録消去可能な光ディスクであって
も、各々のディスクに応じてコントローラ43が記憶し
ているオフセット電圧値を加算回路9に加えることによ
り、各々のディスクに応じた最適フォーカス位置で信号
を再生することができる。その結果、異なる光ディスク
間における最適フォーカス位置のずれの影響を除去する
ことができるので、再生信号の品質を向上させることが
できる。
【0047】また、光ディスク53の中周部に設けられ
た領域Dにおいても、上記と同様にしてフォーカス位置
の最適化を行い、そのフォーカス位置のまま領域Dより
も内周側を記録再生すれば、同一の光ディスクの内外周
における傾きの差や厚みむら等の影響によるフォーカス
合焦点位置のずれを補正することができるので、ディス
ク内における信号品質をさらに向上させることができ
る。
【0048】尚、本実施例3においては、再生専用の光
ディスク再生装置の場合について説明したが、再生部分
が同様の構成を有し、かつ、記録回路を備えた光ディス
ク記録再生装置の場合でも、同様の方法を用いることに
より、最適フォーカス位置で信号を再生することができ
る。
【0049】また、本実施例3においては、フォーカス
の目標値をずらす手段として、フォーカス制御信号にオ
フセット電圧を加えるという方法を採用しているが、必
ずしもこの構成に限定されるものではなく、例えば、上
記構成から加算回路9を取り除き、フォーカスサーボ制
御回路7中のフォーカス制御信号を出力する差動アンプ
のバランスコントローラの出力によってフォーカスの目
標値をずらすようにしてもよい。
【0050】また、本実施例3においては、コントロー
ラ43の出力であるオフセット電圧V1 、V2 の単一周
波数の信号振幅レベルが−3dBとなる場合を例に挙げ
て説明したが、必ずしもこの値に限定されるものではな
く、V1 、V2 の単一周波数の信号振幅レベルはVc
値が計算できるものであればよく、例えば、−1dBや
−6dBであっても構わない。
【0051】(実施例4)図8は本発明に係る光ディス
ク再生装置の他の実施例を示すブロック図である。尚、
上記実施例3と同一部分には同一の符号を付し、その説
明を省略する。図8において、54は再生専用光ディス
ク又は記録消去可能な光ディスク、41は記録信号再生
装置、43はコントローラ、61は再生信号を2値化す
る2値化回路、62はエラーレート検出回路である。
【0052】以下、上記のような構成を有する光ディス
ク再生装置について、光ディスク53が再生専用光ディ
スクの場合のフォーカス合焦点位置の調整方法につい
て、図8に破線で示すブロックEの部分を中心に説明す
る。サーボをかける前においては、コントローラ43は
ある程度フォーカスがかかるオフセット電圧を加算回路
9に出力している。そして、光ディスク54にサーボを
かけた状態で、光ディスク54のランダム信号を記録信
号再生回路41で再生し、2値化回路61に出力する。
2値化回路61は、書き込まれたランダム信号を所定の
レベルでレベルスライスすることによって2値化し、2
値化データをエラーレート検出回路62に出力する。エ
ラーレート検出回路62は、記録されたランダム信号の
元データと2値化回路61から出力されるデータとを比
較してエラーレートを計算し、その結果をコントローラ
43に出力する。サーボをかけた後で、コントローラ4
3はまず加算回路9に加えるオフセット電圧を変化さ
せ、エラーレート検出回路62のそれぞれのオフセット
電圧によるランダム信号のエラーレートの出力結果を記
憶する。次いで、図5に示すようなランダム信号のエラ
ーレートの値が10-4となるコントローラ43のオフセ
ット電圧V3 、V4を決定し、エラーレートが最小とな
るオフセット電圧V3 、V4 の中心値VE :(V3 +V
4 )/2を加算回路9に加えることにより、フォーカス
の最適位置に調整することができる。従って、以上の方
法を用いて、光ディスク54が再生専用光ディスクの場
合の最適フォーカス位置に対応するコントローラ43の
オフセット電圧値を求め、その値を記憶することができ
る。
【0053】また、光ディスク54が記録消去可能な光
ディスクの場合であっても、光ディスク54が再生専用
光ディスクの場合と同様の方法により、記録消去可能な
光ディスクに対する最適フォーカス位置に対応するコン
トローラ43のオフセット電圧値を求め、その値を記憶
することができる。
【0054】以上のように、光ディスク54が再生専用
光ディスクであっても記録消去可能な光ディスクであっ
ても、各々のディスクに応じてコントローラ43が記憶
しているオフセット電圧値を加算回路9に加えることに
より、各々のディスクに応じた最適フォーカス位置で信
号を再生することができる。その結果、異なる光ディス
ク間における最適フォーカス位置のずれの影響を除去す
ることができるので、再生信号の品質を向上させること
ができる。
【0055】尚、本実施例4においては、再生専用の光
ディスク再生装置の場合について説明したが、再生部分
が同様の構成を有し、かつ、記録回路を備えた光ディス
ク記録再生装置の場合でも、同様の方法を用いることに
より、最適フォーカス位置で信号を再生することができ
る。
【0056】また、本実施例4においては、フォーカス
の目標値をずらす手段として、フォーカス制御信号にオ
フセット電圧を加えるという方法を採用しているが、必
ずしもこの構成に限定されるものではなく、例えば、上
記構成から加算回路9を取り除き、フォーカスサーボ制
御回路7中のフォーカス制御信号を出力する差動アンプ
のバランスコントローラの出力によってフォーカスの目
標値をずらすようにしてもよい。
【0057】また、本実施例4においては、コントロー
ラ43の出力であるオフセット電圧V3 、V4 のランダ
ム信号のエラーレートの値が10-4となる場合を例に挙
げて説明したが、必ずしもこの値に限定されるものでは
なく、V3 、V4 のエラーレートの値はVE の値が計算
できるものであればよく、例えば、10-3や10-2であ
っても構わない。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る光デ
ィスク記録再生装置の第1の構成によれば、データ記録
時にランドとグルーブでフォーカス位置を変えるように
したので、データ記録時にランドとグルーブで別個にフ
ォーカスの最適位置に調整することができる。その結
果、ランドとグルーブにおける最適フォーカス位置のず
れの影響を除去することができるので、ランドとグルー
ブ各々の記録時における記録信号の品質を良好にして、
データ記録時の誤りを少なくすることができる。
【0059】また、前記本発明の光ディスク記録再生装
置の第1の構成において、データ再生時にランドとグル
ーブでフォーカス位置を変えるようにするという好まし
い構成によれば、データ再生時にランドとグルーブで別
個にフォーカスの最適位置に調整することができる。そ
の結果、ランドとグルーブにおける最適フォーカス位置
のずれの影響を除去することができるので、ランドとグ
ルーブ各々の再生信号の品質を良好にして、データ再生
時の誤りを少なくすることができる。
【0060】また、本発明に係る光ディスク再生装置の
第1の構成によれば、データ再生時にランドとグルーブ
でフォーカス位置を変えるようにしたので、データ再生
時にランドとグルーブで別個にフォーカスの最適位置に
調整することができる。その結果、ランドとグルーブに
おける最適フォーカス位置のずれの影響を除去すること
ができるので、ランドとグルーブ各々の再生信号の品質
を良好にして、データ再生時の誤りを少なくすることが
できる。
【0061】また、前記本発明の光ディスク記録再生装
置の第2の構成又は本発明に係る光ディスク再生装置の
第2の構成によれば、データ再生時に記録可能な光ディ
スクと再生専用光ディスクでフォーカス位置を変えるよ
うにしたので、記録可能な光ディスクと再生専用光ディ
スクで別個にフォーカスの最適位置に調整することがで
きる。その結果、異なる光ディスク間における最適フォ
ーカス位置のずれの影響を除去することができるので、
再生信号の品質を向上させることができる。
【0062】また、前記本発明の光ディスクの構成によ
れば、ランド及びグルーブに単一周波数の信号を書き込
んだ領域を有するものであるため、単一周波数の信号振
幅レベルが所定の値となるオフセット電圧V1 、V2
決定し、単一周波数の信号振幅レベルが最大となるオフ
セット電圧V1 、V2 の中心値VC :(V1 +V2 )/
2を加算回路に加えることにより、フォーカスの最適位
置に容易に調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光ディスク記録再生装置の一実施
例を示すブロック図である。
【図2】本発明に係る光ディスクの模式図である。
【図3】本発明に係る光ディスク記録再生装置のコント
ローラの特性図である。
【図4】本発明に係る光ディスク記録再生装置の他の実
施例を示すブロック図である。
【図5】本発明に係る光ディスク記録再生装置のコント
ローラの特性図である。
【図6】本発明に係る光ディスク再生装置の一実施例を
示すブロック図である。
【図7】本発明に係る光ディスクの模式図である。
【図8】本発明に係る光ディスク再生装置の他の実施例
を示すブロック図である。
【図9】従来技術における光ディスク記録再生装置を示
すブロック図である。
【図10】従来技術の光ディスク記録再生装置において
光ディスクに光ビームが集光されている状態を示す部分
拡大図である。
【符号の説明】
41 記録信号再生回路 42 レベル検出回路 43 コントローラ 51、52、53、54 光ディスク 61 2値化回路 62 エラーレート検出回路 71 記録回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小西 信一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ランド及びグルーブを有する光ディスク
    に対して、データを記録再生することができる光ディス
    ク記録再生装置であって、データを生成し前記光ディス
    クにデータを記録する記録回路と、前記光ディスクに記
    録された記録信号を再生する記録信号再生回路と、前記
    光ディスクに照射されて反射した光を検出するフォーカ
    スサーボ制御回路と、前記フォーカスサーボ制御回路で
    検出されたフォーカス制御信号にオフセットを加算し、
    フォーカスの目標値を生成する加算回路と、前記フォー
    カスの目標値に基づいて作動するフォーカス駆動回路
    と、前記記録信号再生回路から出力された再生信号を受
    けて前記加算回路を制御するコントローラとを備え、デ
    ータ記録時にランドとグルーブでフォーカス位置を変え
    るようにした光ディスク記録再生装置。
  2. 【請求項2】 データ再生時にランドとグルーブでフォ
    ーカス位置を変えるようにした請求項1に記載の光ディ
    スク記録再生装置。
  3. 【請求項3】 ランド及びグルーブを有する光ディスク
    に対して、データを再生することができる光ディスク再
    生装置であって、前記光ディスクに記録された記録信号
    を再生する記録信号再生回路と、前記光ディスクに照射
    されて反射した光を検出するフォーカスサーボ制御回路
    と、前記フォーカスサーボ制御回路で検出されたフォー
    カス制御信号にオフセットを加算し、フォーカスの目標
    値を生成する加算回路と、前記フォーカスの目標値に基
    づいて作動するフォーカス駆動回路と、前記記録信号再
    生回路から出力された再生信号を受けて前記加算回路を
    制御するコントローラとを備え、データ再生時にランド
    とグルーブでフォーカス位置を変えるようにした光ディ
    スク再生装置。
  4. 【請求項4】 再生信号の振幅レベルを検出してコント
    ローラに出力するレベル検出回路を備え、前記レベル検
    出回路の出力によってランドとグルーブにおける加算回
    路の出力を制御する請求項1又は2に記載の光ディスク
    記録再生装置もしくは請求項3に記載の光ディスク再生
    装置。
  5. 【請求項5】 再生信号を2値化する2値化回路と、2
    値化されたデータと記録する前の元データとを照合し、
    エラーレートを検出してコントローラに出力するエラー
    レート検出回路とを備え、前記エラーレート検出回路の
    出力によってランドとグルーブにおける加算回路の出力
    を制御する請求項1又は2に記載の光ディスク記録再生
    装置もしくは請求項3に記載の光ディスク再生装置。
  6. 【請求項6】 記録可能な光ディスク及び再生専用光デ
    ィスクに対して、データを再生することができる光ディ
    スク記録再生装置であって、データを生成し前記光ディ
    スクにデータを記録する記録回路と、前記光ディスクに
    記録された記録信号を再生する記録信号再生回路と、前
    記光ディスクに照射されて反射した光を検出するフォー
    カスサーボ制御回路と、前記フォーカスサーボ制御回路
    で検出されたフォーカス制御信号にオフセットを加算
    し、フォーカスの目標値を生成する加算回路と、前記フ
    ォーカスの目標値に基づいて作動するフォーカス駆動回
    路と、前記記録信号再生回路から出力された再生信号を
    受けて前記加算回路を制御するコントローラとを備え、
    データ再生時に記録可能な光ディスクと再生専用光ディ
    スクでフォーカス位置を変えるようにした光ディスク記
    録再生装置。
  7. 【請求項7】 記録可能な光ディスク及び再生専用光デ
    ィスクに対して、データを再生することができる光ディ
    スク再生装置であって、前記光ディスクに記録された記
    録信号を再生する記録信号再生回路と、前記光ディスク
    に照射されて反射した光を検出するフォーカスサーボ制
    御回路と、前記フォーカスサーボ制御回路で検出された
    フォーカス制御信号にオフセットを加算し、フォーカス
    の目標値を生成する加算回路と、前記フォーカスの目標
    値に基づいて作動するフォーカス駆動回路と、前記記録
    信号再生回路から出力された再生信号を受けて前記加算
    回路を制御するコントローラとを備え、データ再生時に
    記録可能な光ディスクと再生専用光ディスクでフォーカ
    ス位置を変えるようにした光ディスク再生装置。
  8. 【請求項8】 再生信号の振幅レベルを検出してコント
    ローラに出力するレベル検出回路を備え、前記レベル検
    出回路の出力によって加算回路の出力を制御する請求項
    6に記載の光ディスク記録再生装置又は請求項7に記載
    の光ディスク再生装置。
  9. 【請求項9】 再生信号を2値化する2値化回路と、2
    値化されたデータと記録する前の元データとを照合し、
    エラーレートを検出してコントローラに出力するエラー
    レート検出回路とを備え、前記エラーレート検出回路の
    出力によって加算回路の出力を制御する請求項6に記載
    の光ディスク記録再生装置又は請求項7に記載の光ディ
    スク再生装置。
  10. 【請求項10】 ランド及びグルーブに単一周波数の信
    号を書き込んだ領域を有する光ディスク。
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