JPH05159318A - トラッキング制御装置 - Google Patents

トラッキング制御装置

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JPH05159318A
JPH05159318A JP32443191A JP32443191A JPH05159318A JP H05159318 A JPH05159318 A JP H05159318A JP 32443191 A JP32443191 A JP 32443191A JP 32443191 A JP32443191 A JP 32443191A JP H05159318 A JPH05159318 A JP H05159318A
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offset
gain
signal
recording medium
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JP32443191A
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English (en)
Inventor
Katsuya Watanabe
克也 渡邊
Masayuki Shibano
正行 芝野
Hiroyuki Yamaguchi
博之 山口
Mitsuro Moriya
充郎 守屋
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録可能領域(RW領域)と再生専用領域
(ROM領域)をもつディスクの記録再生を行う光学式
記録再生装置において、トラッキング制御系のゲイン、
あるいはオフセットを各領域で設定し、常に安定した制
御性能を確保し、種々のディスクに対応できる機能の高
い装置を提供することを目的とする。 【構成】 マイクロコンピュ−タ24はパ−シャルRO
Mディスク上のRW領域でトラッキング制御系のオフセ
ット及びゲインを調整し、その設定値を内蔵のRAMに
記憶する。次にROM領域で同様に調整し、その設定値
を内蔵のRAMに記憶する。この後記録あるいは再生を
行うためにRW領域、ROM領域を検索したときに、そ
れぞれの領域に対応したRAM上のオフセット値、ゲイ
ン値を再設定する。またRW領域、ROM領域を検索し
た後、記録、再生を行う前にトラッキング制御系のオフ
セット、ゲインを再調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レ−ザ等の光源を用い
て光学的に記録媒体上に信号を記録する、あるいは記録
媒体上の信号を再生する光学式記録再生装置において利
用され、特に同一の記録媒体上に書換え領域(RW領
域)と読み出し専用領域(ROM領域)が混在するパ−
シャルROMディスク対応の光学式記録再生装置のトラ
ッキング制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、光学式記録再生装置における制御
系は、マイクロコンピュ−タの導入により、その自動調
整機能、学習機能が開発され搭載されている。従来のト
ラッキング制御系では、例えば特開平1−89034号
公報に記載されてるように、制御系のル−プゲインの調
整を装置の起動時に自動的に最適値に調整するものがあ
る。
【0003】以下、従来のトラッキング制御装置いつい
て説明する。図9は従来のトラッキング制御装置の構成
を示すブロック図である。半導体レ−ザ等の光源1より
発生した光ビ−ム8はカップリングレンズ2で平行光に
された後、偏光ビ−ムスプリッタ3で反射され、λ/4
板4(λは光ビ−ムの波長)を通過し、収束レンズ5に
よって収束され、モ−タ6によって回転しているディス
ク7に照射される。ディスク7からの光ビ−ムの反射光
は、収束レンズ5、λ/4板4をおよび偏光ビ−ムスプ
リッタ3を通過し、集光レンズ9を介し分割ミラ−10
で2方向に分割される。分割された光ビ−ム11は2分
割構造の光検出器12に入力される。光検出器12の出
力A、Bは各々プリアンプ13A、13Bで増幅された
後、差動増幅器14に入力され、差動増幅器14の出力
より、トラッキングずれ信号を得ることができる。
【0004】また分割ミラ−で分割されたもう一方の光
ビ−ム15は、2分割構造の光検出器16に入力されて
おり、この光検出器16の出力C、Dの差出力をとるよ
うに構成すれば、ディスク7上の光ビ−ムが所定の収束
状態になるように制御するためフォ−カスずれ信号を得
ることができるが、本発明とは直接関係しないので説明
を省略する。
【0005】トラックずれ信号はトラッキング制御系の
位相を補償するための位相補償回路17、制御系のゲイ
ンを調整するための合成回路18、ゲイン調整回路1
9、電力増幅するための駆動回路20を介し、トラッキ
ング制御素子21に入力されている。よってトラッキン
グ制御素子21は、ディスク7上の光ビ−ムが正しくト
ラックを走査するように駆動される。
【0006】次にこの従来のトラッキング制御装置にお
けるゲインの調整方法について説明する。
【0007】装置の電源が投入されたり、あるいはディ
スク7が交換されると、ディスク7が回転し、光源1が
光り、フォ−カス制御及びトラッキング制御がかかる。
外乱発生回路25は一定周波数の信号を合成回路18に
入力し、制御系に外乱を加える。その外乱信号及び応答
信号をAD変換器22、23でマイクロコンピュ−タ2
4に取り込む。マイクロコンピュ−タ24はその二つの
信号を演算処理し、ル−プゲインあるいは入力した外乱
信号とその応答信号の位相差を測定する。その測定した
ゲインあるいは位相差に応じて、ゲイン調整回路19を
動作させ、トラッキング制御系が所定のル−プゲインと
なるように調整を行っていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の技術において、同一の記録媒体上にテルル(Te)
等の金属酸化膜あるいは磁性膜で形成された書換え領域
(RW領域)と凹凸のピット構造の読みだし専用領域
(ROM領域)が混在するパ−シャルROMディスクを
用いて再生あるいは記録をする場合に、そのROM領域
では凹凸によって光ビ−ムがけられ、S/N等の信号品
質が変わるので、RW領域とはル−プゲインに差が生じ
る場合がある。
【0009】したがって例えばRW領域でル−プゲイン
を調整し、ROM領域にそのまま移動する、またはRO
M領域でル−プゲインを調整し、RW領域にそのまま移
動すると、ル−プゲインが変化して制御性能が劣化する
という課題を有していた。
【0010】また検索およびジャンピングを安定させ、
さらに耐振性を向上させるためにはトラック横断時のト
ラックずれ信号のピ−ク値が制御の目標位置に対して対
称になるようにトラッキング制御系のオフセットを調整
する必要がある。ところが、ROM領域とRW領域とで
は、光学系の傾き等の影響でトラックずれ信号の対称性
すなわちトラッキング制御系のオフセットにも差異が生
じる場合もあり、RW領域で制御系のオフセットを調整
し、ROM領域にそのまま移動する、またはROM領域
で制御系のオフセットを調整し、RW領域にそのまま移
動すると、一方の領域ではトラックずれ信号が非対称に
なり、装置の検索性能、耐振性能を劣化するという課題
を有していた。
【0011】本発明は上記課題を解決するもので、制御
系のゲイン、オフセットを自動的に調整、学習する場合
に、RW領域、ROM領域いずれの領域でも正確にオフ
セットあるいはゲインを設定し、常に安定した制御性能
を確保し、種々のディスクに対応できる機能の高い装置
を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明のトラッキング制御装置は、記録可能領域と
再生専用領域と備えた記録媒体に光ビ−ムを収束照射す
る収束手段と、前記収束手段により収束された光ビ−ム
の収束点が記録媒体上のトラックを横切るように移動す
る移動手段と、光ビ−ムが記録媒体上を透過した透過光
あるいは記録媒体より反射した反射光により記録媒体の
光ビ−ムとトラックとの位置関係に応じた信号を発生す
るトラックずれ検出手段と、前記トラックずれ検出手段
の信号に応じて前記移動手段を駆動し光ビ−ムがトラッ
ク上に位置するように制御するトラッキング制御手段
と、1本以上のトラックを横切ったときの前記トラック
ずれ検出手段の信号からトラッキング制御系のオフセッ
トを計測するオフセット計測手段と、前記オフセット計
測手段によって計測されたオフセットを補正するオフセ
ット補正手段を有し、前記記録媒体の記録可能領域およ
び再生専用領域でオフセットを計測し、補正するという
第1の構成を有している。
【0013】また本発明の別のトラッキング制御装置
は、記録可能領域と再生専用領域とを備えた記録媒体に
光ビ−ムを収束照射する収束手段と、前記収束手段によ
り収束された光ビ−ムの収束点が記録媒体上のトラック
を横切るように移動する移動手段と、光ビ−ムが記録媒
体上を透過した透過光あるいは記録媒体より反射した反
射光により記録媒体の光ビ−ムとトラックとの位置関係
に応じた信号を発生するトラックずれ検出手段と、前記
トラックずれ検出手段の信号に応じて前記移動手段を駆
動し光ビ−ムがトラック上に位置するように制御するト
ラッキング制御手段と、前記トラッキング制御手段に外
乱信号を加える外乱印加手段と、前記外乱信号およびこ
の外乱信号が印可された時のトラックずれ検出手段の信
号をもとにトラッキング制御手段のゲインを演算する演
算手段と、前記演算手段の演算結果に応じて、前記トラ
ッキング制御手段のゲインを調整するゲイン調整手段と
を有し、前記記録媒体の記録可能領域および再生専用領
域でゲインを調整するという第2の構成を有している。
【0014】
【作用】本発明は上記第1の構成および第2の構成によ
り、装置の起動時にROM領域、RW領域の各領域でト
ラッキング制御系のオフセット、ゲインを調整し、その
調整値を記憶する。その後記録再生のために各領域のト
ラックを検索する際に、トラッキングOFF状態で記憶
してあるオフセット、ゲインの調整値をロ−ドし、設定
する。あるいは記録再生のために各領域を検索した後
に、ゲイン、オフセットを再調整するので、ディスクの
特性によりROM領域とRW領域で制御系の状態が著し
く変わる場合でも、その影響を除去することが可能とな
る。よって常に精度の高い、安定した制御性能を確保す
ることができる。
【0015】
【実施例】以下本発明の一実施例であるトラッキング制
御装置について図面を参照しながら説明する。
【0016】図1は本発明の一実施例であるトラッキン
グ制御装置の構成を示すブロック図である。従来のトラ
ッキング制御装置と同様の部分には同じ番号を付し、そ
の説明を省略する。
【0017】ディスク7からの光ビ−ム8の反射光は、
収束レンズ5、λ/4板4をおよび偏光ビ−ムスプリッ
タ3を通過し、集光レンズ9を介し分割ミラ−10で2
方向に分割される。分割された光ビ−ム11は2分割構
造の光検出器12に入力される。光検出器12の出力
A、Bは各々プリアンプ13A、13Bで増幅された
後、差動増幅器14に入力される。差動増幅器14の出
力信号は合成回路27においてマイクロコンピュ−タ2
4から内蔵のDA変換器(図示せず)を介して出力され
た信号と合成され、制御系の位相を補償する位相補償回
路17、さらにゲイン調整のための合成回路18、ゲイ
ン調整回路19を通過して、トラッキング制御素子21
を駆動する駆動回路20へ入力されている。また差動増
幅器14から出力されるトラックずれ信号はAD変換器
28を介してマイクロコンピュ−タ24に入力されてい
る。
【0018】マイクロコンピュ−タ24はトラッキング
制御OFF状態あるいはジャンピング中に、トラックず
れ信号の極大値、極小値の電圧値をAD変換器28より
取り込みその大きさを検出する。極大値、極小値の電圧
値を内部で演算することでトラッキング制御系のオフセ
ットを算出することができる。算出したオフセットに応
じて内蔵のDA変換器(図示せず)により適当なオフセ
ット電圧を出力して、合成回路27によって制御系に印
加し、トラックずれ信号が対称になるように調整する。
【0019】またマイクロコンピュ−タ24は、内蔵の
DA変換器を介して外乱信号を出力し、合成回路18に
より制御系に外乱を印加する。印加された外乱の応答信
号は、AD変換器22を介してマイクロコンピュ−タ2
4に入力されている。この外乱信号および応答信号よ
り、制御系のル−プゲインあるいは位相を演算によって
算出し、その値に対応した信号をゲイン調整回路19に
出力して、ゲイン調整回路19内の抵抗値を切り換えて
最適なゲインを設定する。
【0020】パ−シャルROMの場合の調整動作、学習
動作についてさらに詳しく説明する。図2はパ−シャル
ROMの構造を示した斜視図である。40はチャッキン
グのためのセンタ−ホ−ル、領域41は記録、再生可能
なRW領域、領域42は凹凸のピットで形成された再生
専用のROM領域で、これらの領域はディスクの周方向
に分割されている。また43はRW領域の調整トラッ
ク、44はROM領域の調整トラックであり、それぞれ
単一周波数の信号が予め記録されている。コントロ−ル
トラック45、46はこのディスクに関する種々の情報
が記録されており、このコントロ−ルトラックを再生す
ることでRW領域とROM領域の境界等のアドレス情報
を得ることができる。
【0021】装置の電源投入時、ディスクの交換時等の
装置の起動時にトラッキング制御、トラッキング制御が
動作し、あるトラックをリトレ−スする状態(以下スチ
ル状態と称す)になった後、RW領域の調整トラック4
3を検索し、オフセットの調整動作に入る。
【0022】オフセットを調整する方法には種々の方法
がある。図3はオフセット電圧を測定するためにトラッ
キング制御をオフしたときのトラックずれ信号である。
図4はオフセット電圧を測定するためにジャンピングし
たときのトラックずれ信号である。図3中Pはトラック
ずれ信号の極大値を示し、電圧Vpはそのときの電圧を
示している。図中Mはトラックずれ信号の極小値を示
し、電圧Vmはそのときの電圧を示している。マイクロ
コンピュ−タ24は、トラッキング制御OFFを実行
し、電圧Vp、VmをAD変換器28を介してデジタル
値で取り込み、内部で演算を実行して補正すべきオフセ
ット値Voffを算出する。そしてマイクロコンピュ−タ
24より補正値を内蔵のDA変換器(図示せず)を介し
て出力し調整する。また図4に示すようにオフセット電
圧を測定するためにジャンピングを実行し、そのときの
極大値P、極小値Mを求めても同様に補正すべきオフセ
ット値Voffを検出することができる。なお本発明はい
ずれのオフセットの調整方法も適応することができ、そ
の方法によって限定されることはない。
【0023】上記したいずれかの方法でオフセットを調
整した後、ゲインの調整動作に入る。ゲインを調整する
方法もオフセット同様種々の方法があるが、本発明はそ
の方法によって限定されない。本実施例では、外乱信号
及びトラッキング制御系の応答信号より直接ル−プゲイ
ンあるいは外乱信号とその応答信号の位相差を求める方
法について説明する。ル−プゲインあるいは外乱信号と
応答信号の位相差を求める場合に、ノイズの影響を小さ
くし調整精度をあげるために、高速フ−リエ変換(以下
FFTと呼ぶ)を適用することができ、その演算式は
(数1)、(数2)に示す通りである。
【0024】
【数1】
【0025】
【数2】
【0026】この結果より、ル−プゲイン値Pは(数
3)によって算出できる。
【0027】
【数3】
【0028】また外乱信号とその応答信号の位相差Qは
(数4)によって算出できる。
【0029】
【数4】
【0030】算出したル−プゲイン値Pあるいは位相差
Qによって、調整すべき最適なゲインとの差を求め、そ
れに対応した値をゲイン調整回路19に出力して、ゲイ
ンを設定する。このオフセット値、ゲイン値はマイクロ
コンピュ−タ24内のRAMに記憶する。
【0031】RW領域での調整が完了すると、次にRO
M領域の調整トラック44を検索する。ROM領域でも
上述したRW領域の場合と同様にオフセットおよびゲイ
ンを調整、設定するとともに、その値をマイクロコンピ
ュ−タ24内のRAMに記憶する。
【0032】以上にようにRW領域、ROM領域の各領
域でオフセット、ゲインの調整を行った後、RW領域に
信号を記録する、あるいは記録された信号を再生するた
めにROM領域からRW領域のトラックを検索する際、
検索実行中のトラッキング制御のOFF状態のときにR
OM領域のオフセット値、ゲイン値をRW領域のオフセ
ット値、ゲイン値に切り換え、その後トラッキング制御
がONされる。同様にROM領域の信号を再生するため
にRW領域からROM領域のトラックを検索する際も、
検索実行中のトラッキング制御OFF状態のときにRW
領域のオフセット値、ゲイン値をROM領域のオフセッ
ト値、ゲイン値に切り換え、その後トラッキング制御を
ONされる。よってトラッキングOFFの状態でオフセ
ット、ゲインを切り換えるので、切り換えによるステッ
プ応答の影響はなく、スム−スに設定値を変えることが
できる。
【0033】またスチル中のアドレスがROM領域とR
W領域の境界付近にあるときは、ジャンピッグによって
トラックを検索移動する。この場合はトラッキング制御
はホ−ルド状態でOFF状態にはならないので、ROM
領域とRW領域のオフセット、ゲインの差が所定量より
大きいときには、移動後段階的に設定値を切り換え、所
定量より小さいときは、切り換えの影響がほとんどない
ので移動後速やかに設定値を切り換える。
【0034】以上の動作によりトラッキング制御系のオ
フセット、ゲインの学習を実現することができ、常に最
適なトラッキング制御の状態を確保できる。この一連の
マイクロコンピュ−タ24および装置全体をコントロ−
ルするマイクロコンピュ−タ(図示せず)の処理の流れ
を図5に示す。
【0035】以下本発明の第2の実施例について、第1
の実施例と同様、図1を用いて説明する。第2の実施例
は装置の起動時にRW領域、ROM領域の各領域で調整
し、その値を記憶しなくても、オフセット、ゲインの学
習を実現することができる。
【0036】装置の電源投入時、ディスクの交換時等の
装置の起動時にトラッキング制御、トラッキング制御が
動作し、スチル状態になった後、記録再生をするトラッ
クを検索した後、必ずそのトラックでオフセット、ゲイ
ンの再調整を実行し、その後記録、再生を実行するよう
に構成する。オフセット、ゲインの調整方法は、第1の
実施例で説明した方法で実現することができるが、第2
の実施例においてもこれらの調整方法によって限定は受
けない。以上のように第2の実施例によれば、記録ある
いは再生時にはさらに最適なトラッキング制御の状態を
確保することができ、温特等に伴う状態変化も吸収する
ことができる。この構成は図1中のマイクロコンピュ−
タ24および装置全体をコントロ−ルするマイクロコン
ピュ−タ(図示せず)のプログラムを変更することで簡
単に実現することができ、特に高速のオフセット自動調
整、ゲイン自動調整手段を具備した場合に向いている。
この一連の処理の流れを図6に示す。
【0037】また本発明は図2に示すようなパ−シャル
ROMディスクだけでなく、種々の構成のディスクにも
適応することができる。
【0038】例えば図7に示すような不特定な大きさの
RW領域41、ROM領域42が交互に複数にあった場
合でも、検索実行中に最終的に到達する領域のオフセッ
ト、ゲインを設定すればよい。
【0039】また図8に示すようにディスクの径方向に
RW領域41とROM領域42が混在する場合において
は、マイクロコンピュ−タ24で境界を示す境界信号部
47、48を検出し、その信号に同期して各領域でオフ
セット、ゲインを調整し、記憶する。その後記録、再
生、検索と状態を問わずその境界信号部47、48を検
出するごとにオフセット、ゲインを段階的に切り換える
ように構成すればよい。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ト
ラッキング制御のオフセット及びゲインをRW領域とR
OM領域でそれぞれ調整し、検索中にその値を学習す
る。あるいは検索後に、ゲイン、オフセットを再調整す
る。したがってディスクの特性によりROM領域とRW
領域で制御系の状態が著しく変わる場合でも、その影響
を除去することが可能となる。よって常に精度の高い、
安定した制御性能を確保し、装置の信頼性を向上させる
とともに、マルチメディア等の種々のディスクに対応可
能な高機能の装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるトラッキング制御装置
のブロック図
【図2】同実施例において使用するパ−シャルROMデ
ィスクの斜視図
【図3】同実施例におけるトラッキング制御オフ状態の
トラッックずれ信号の波形図
【図4】同実施例におけるジャンピング時のトラッック
ずれ信号の波形図
【図5】同実施例におけるオフセット及びゲイン調整の
学習の手順を示す流れ図
【図6】同実施例に置けるオフセット及びゲイン調整の
他の手順を示す流れ図
【図7】同実施例で使用する第2のパ−シャルROMデ
ィスクの斜視図
【図8】同実施例で使用する第3のパ−シャルROMデ
ィスクの斜視図
【図9】従来のトラッキング制御装置の構成を示すブロ
ック図
【符号の説明】
1 光源 2 カップリングレンズ 3 偏向ビ−ムスプリッタ 4 λ/4板 5 集光レンズ 6 モ−タ 7 ディスク 8 光ビ−ム 9 集光レンズ 10 分割ミラ− 11 光ビ−ム 12 光検出器 13a プリアンプ 13b プリアンプ 14 差動増幅器 15 光ビ−ム 16 光検出器 17 位相補償回路 18 合成回路 19 ゲイン調整回路 20 駆動回路 21 トラッキング制御素子 22 AD変換器 23 AD変換器 24 マイクロコンピュ−タ 25 外乱発生回路 27 合成回路 28 AD変換器 40 センタ−ホ−ル 41 記録可能領域(RW領域) 42 再生専用領域(ROM領域) 43 RW領域調整トラック 44 ROM領域調整トラック 45 コントロ−ルトラック 46 コントロ−ルトラック 47 境界信号部 48 境界信号部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 守屋 充郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録可能領域と再生専用領域と備えた記録
    媒体に光ビ−ムを収束照射する収束手段と、前記収束手
    段により収束された光ビ−ムの収束点が記録媒体上のト
    ラックを横切るように移動する移動手段と、光ビ−ムが
    記録媒体上を透過した透過光あるいは記録媒体より反射
    した反射光により記録媒体の光ビ−ムとトラックとの位
    置関係に応じた信号を発生するトラックずれ検出手段
    と、前記トラックずれ検出手段の信号に応じて前記移動
    手段を駆動し光ビ−ムがトラック上に位置するように制
    御するトラッキング制御手段と、1本以上のトラックを
    横切ったときの前記トラックずれ検出手段の信号からト
    ラッキング制御系のオフセットを計測するオフセット計
    測手段と、前記オフセット計測手段によって計測された
    オフセットを補正するオフセット補正手段を有し、前記
    記録媒体の記録可能領域および再生専用領域でオフセッ
    トを計測し、補正することを特徴とするトラッキング制
    御装置。
  2. 【請求項2】装置の起動時に記録媒体の記録可能領域で
    オフセットを計測し、オフセット補正手段に設定される
    信号を記憶する第1のオフセット記憶手段と、記録媒体
    の再生専用領域でオフセットを計測し、オフセット補正
    手段に設定される信号を記憶する第2のオフセット記憶
    手段とを備え、記録可能領域で記録再生動作を行うとき
    は第1のオフセット記憶手段の信号をオフセット補正手
    段に設定し、再生専用領域で再生動作を行うときは第2
    のオフセット記憶手段の信号をオフセット補正手段に設
    定することを特徴とするトラッキング制御装置。
  3. 【請求項3】記録可能領域と再生専用領域とを備えた記
    録媒体に光ビ−ムを収束照射する収束手段と、前記収束
    手段により収束された光ビ−ムの収束点が記録媒体上の
    トラックを横切るように移動する移動手段と、光ビ−ム
    が記録媒体上を透過した透過光あるいは記録媒体より反
    射した反射光により記録媒体の光ビ−ムとトラックとの
    位置関係に応じた信号を発生するトラックずれ検出手段
    と、前記トラックずれ検出手段の信号に応じて前記移動
    手段を駆動し光ビ−ムがトラック上に位置するように制
    御するトラッキング制御手段と、前記トラッキング制御
    手段に外乱信号を加える外乱印加手段と、前記外乱信号
    およびこの外乱信号が印可された時のトラックずれ検出
    手段の信号をもとにトラッキング制御手段のゲインを演
    算する演算手段と、前記演算手段の演算結果に応じて、
    前記トラッキング制御手段のゲインを調整するゲイン調
    整手段とを有し、前記記録媒体の記録可能領域および再
    生専用領域でゲインを調整することを特徴とするトラッ
    キング制御装置。
  4. 【請求項4】装置の起動時に記録媒体の記録可能領域で
    ゲインを調整したときにゲイン調整手段に設定される信
    号を記憶する第1のゲイン記憶手段と、記録媒体の再生
    専用領域でゲインを調整したときにゲイン調整手段に設
    定される信号を記憶する第2のゲイン記憶手段とを有
    し、記録可能領域で記録再生動作を行うときは第1のゲ
    イン記憶手段の信号をゲイン調整手段に設定し、再生専
    用領域で再生動作を行うときは第2のゲイン記憶手段の
    信号をゲイン調整手段に設定することを特徴とするトラ
    ッキング制御装置。
JP32443191A 1991-11-22 1991-12-09 トラッキング制御装置 Pending JPH05159318A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32443191A JPH05159318A (ja) 1991-12-09 1991-12-09 トラッキング制御装置
US07/980,560 US5343454A (en) 1991-11-22 1992-11-23 Tracking control apparatus for correcting tracking error signal according to approximate equation of a function of track address

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