JPH08308253A - スイッチング半導体装置 - Google Patents

スイッチング半導体装置

Info

Publication number
JPH08308253A
JPH08308253A JP7105282A JP10528295A JPH08308253A JP H08308253 A JPH08308253 A JP H08308253A JP 7105282 A JP7105282 A JP 7105282A JP 10528295 A JP10528295 A JP 10528295A JP H08308253 A JPH08308253 A JP H08308253A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
capacitor
circuit
voltage
semiconductor device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7105282A
Other languages
English (en)
Inventor
Majiyumudaaru Goorabu
マジュムダール ゴーラブ
Shinji Hatae
慎治 波多江
Masayuki Takara
正行 高良
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP7105282A priority Critical patent/JPH08308253A/ja
Priority to US08/597,128 priority patent/US5686859A/en
Priority to EP96105654A priority patent/EP0740406B1/en
Priority to DE69622915T priority patent/DE69622915D1/de
Publication of JPH08308253A publication Critical patent/JPH08308253A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K17/00Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking
    • H03K17/51Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking characterised by the components used
    • H03K17/56Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking characterised by the components used by the use, as active elements, of semiconductor devices
    • H03K17/567Circuits characterised by the use of more than one type of semiconductor device, e.g. BIMOS, composite devices such as IGBT
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M7/00Conversion of ac power input into dc power output; Conversion of dc power input into ac power output
    • H02M7/42Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal
    • H02M7/44Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters
    • H02M7/48Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode
    • H02M7/53Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode using devices of a triode or transistor type requiring continuous application of a control signal
    • H02M7/537Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode using devices of a triode or transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only, e.g. single switched pulse inverters
    • H02M7/538Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode using devices of a triode or transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only, e.g. single switched pulse inverters in a push-pull configuration

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)
  • Power Conversion In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スイッチング半導体素子を駆動する駆動回路
の電源回路を簡素化する。 【構成】 GBT素子9がオフしIGBT素子19がオ
ンするときには、高電位直流母線30からコンデンサ
1、抵抗素子4、ダイオード5、コンデンサ2、中間配
線32を順に通過する電流によってコンデンサ1とコン
デンサ2とが充電される。同時に、低電位直流母線31
からダイオード17、抵抗素子16、コンデンサ11を
順に通過して中間配線32へと流れる電流によってコン
デンサ11が放電される。逆に、IGBT素子9がオン
し、IGBT素子19がオンするときには、コンデンサ
11とコンデンサ12とが充電され、コンデンサ1が放
電する。以上を反復することによって、駆動回路8、1
8の電源電圧が一定以上の値に保持される。 【効果】 駆動回路用の電源回路が簡単な回路素子で構
成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、スイッチング半導体
装置に関し、特にスイッチング半導体素子を駆動する駆
動回路へ電源電圧を供給する回路の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】スイッチング半導体装置は、主電流をオ
ン・オフするスイッチング半導体素子と、この素子を駆
動する回路とを備えた半導体装置である。スイッチング
半導体素子としてIGBT(絶縁ゲート型バイポーラト
ランジスタ)素子が用いられ、その駆動回路を併せてワ
ンパッケージ化したIGBTモジュール、あるいはIG
BTモジュールが組み込まれたブリッジ装置、インバー
タ装置などはその代表例である。
【0003】図8は、従来のIGBTモジュールが組み
込まれたインバータ装置の構成を示す回路図である。図
8に示すように、このインバータ装置は、6個のIGB
Tモジュールが組み込まれた三相ブリッジ装置54を備
えている。そして、外部の三相交流電源51から供給さ
れる三相交流電圧が、整流回路52によって直流電圧へ
と変換される。
【0004】直流電圧は平滑用コンデンサ53によって
平滑化されるとともに、高電位直流母線57と低電位直
流母線58とによって、三相ブリッジ装置54へと供給
される。三相ブリッジ装置54では、6個のIGBTモ
ジュールに備わるIGBT素子が所望の周期で交互にオ
ン・オフ動作を行うことによって、所望の周期の三相交
流電圧が生成され、負荷56へと供給される。
【0005】6個のIGBTモジュールの各1には、各
IGBT素子を駆動する駆動回路が備わっている。この
ため、インバータ装置には、これらの駆動回路へ直流の
電源電圧を供給する6個の電源回路64が備わってい
る。IGBTモジュール毎に電源回路64が一つずつ付
随する。インバータ装置には、さらに、トランス59が
備わっており、各電源回路64は、このトランス59の
二次巻線に接続されている。トランス59の一次巻線に
は、スイッチング素子としてのMOS型トランジスタ6
3が直列に接続されており、これらの直列回路が高電位
直流母線57と低電位直流母線58の間に介挿されてい
る。
【0006】また、MOS型トランジスタ63のゲート
電極には、このトランジスタを駆動するための集積回路
62が接続されている。そして、この集積回路62の電
源電圧を供給するための電源回路65が、トランス59
のもう一つの二次巻線に接続されている。さらに、集積
回路62には、インバータ装置に電源が投入された直後
に直流母線57、58の間の直流電源電圧が立ち上がる
際に、ワンショットパルスを集積回路62へ出力するた
めのもう一つの集積回路61が接続されている。この集
積回路61は、直流母線57、58に接続されることに
よって、電源電圧を得ている。また、高電位直流母線5
7と集積回路61との間には、電流を制限するための抵
抗素子55が介挿されている。
【0007】図9は、このインバータ装置の各部の電圧
波形を示すタイミングチャートである。図9に示すよう
に、インバータ装置が三相交流電源51に接続される
と、直流母線57、58間の電圧は上昇し、一定時間を
経た後には所定の定常電圧に達する。そうして、直流母
線57、58間電圧が、上昇する過程の中で数ボルトの
電圧に達したときに、集積回路61はワンショットパル
スを、過渡的な電源電圧として集積回路62へと出力す
る。
【0008】集積回路62は、この過渡的な電源電圧の
供給を受けることによって動作を開始する。すなわち、
集積回路62は、MOS型トランジスタ63のゲート電
極へ、周期的に反復するパルスを出力する。その結果、
MOS型トランジスタ63は、周期的にオン・オフ動作
を反復する。このため、トランス59の一次巻線には交
流電流が流れる。その結果、トランス59の二次巻線に
接続される電源回路64、65に交流電圧が印加され
る。
【0009】電源回路64、65の各1では、印加され
る交流電圧がダイオード23の働きで整流され、コンデ
ンサ24の働きで平滑化されるとともに、ツェナーダイ
オード25の働きによって、一定電圧にクランプされ
る。すなわち、電源回路64、65は、直流の一定電圧
をそれぞれ三相ブリッジ装置54に備わる駆動回路およ
び集積回路62へと出力する。
【0010】電源回路65から集積回路62への直流電
源電圧の供給が開始されると、その後は集積回路61か
らの直流電圧の供給なしで、集積回路62の動作が持続
する。このため、集積回路61からの直流電圧の出力
は、一定時間後には停止する。このようにして、三相ブ
リッジ装置54に備わる駆動回路は、直流電源電圧の供
給を持続的に受けることによって、IGBT素子を正常
にオン・オフ動作させる。その結果、三相ブリッジ装置
54から負荷56へと三相交流電圧が持続的に出力され
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来のIGBTモジュ
ールが組み込まれたインバータ装置では、IGBTモジ
ュールが備える駆動回路の電源電圧を生成するために、
トランス59、集積回路61、62、および集積回路6
2のための電源回路65を必要とした。このため、イン
バータ装置の構成が複雑であり、重量が大きく、しか
も、製造コストが高いという問題点があった。
【0012】また、軽量な三相ブリッジ装置54のみを
ワンパッケージ化したものをインバータ装置として製造
し、使用の際には、トランス59、集積回路61、6
2、および集積回路62のための電源回路65等を組み
込んだ電源装置を別途準備して、配線等を介して互いに
接続することも行われている。この場合、インバータ装
置自体は単純かつ軽量となるが、使用の際には複雑かつ
重量の大きい電源装置を準備しなければならず、問題点
が解消されるわけではない。
【0013】以上のことは、インバータ装置に限らず、
IGBTモジュールおよびそれが組み込まれた装置全般
に共通した問題点であり、さらに、スイッチング半導体
装置一般に共通の問題点である。
【0014】この発明は、従来のスイッチング半導体装
置における上記した問題点を解消するためになされたも
ので、スイッチング素子を駆動する駆動回路の電源電圧
を簡単な回路構成で生成することを可能にし、そのこと
によって、装置の構成を単純化し軽量化を実現するとと
もにコスト削減をもたらし得るスイッチング半導体装置
を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】第1の発明の装置は、第
1および第2主電極の間を導通および遮断するスイッチ
ング半導体素子と、第1電源電極と前記第2主電極に接
続された第2電源電極との間に直流電源電圧が供給され
ることによって動作可能となるとともに外部からの入力
信号に応答して前記スイッチング半導体素子を駆動する
駆動回路と、前記スイッチング半導体素子の第1主電極
に一端が接続された第1コンデンサと、前記第1コンデ
ンサの他端と前記駆動回路の第1電源電極との間に介挿
される第1回路と、前記第1コンデンサの前記他端と前
記スイッチング半導体素子の第2主電極との間に介挿さ
れる第2回路と、前記第1および第2電源電極との間に
接続される第2コンデンサと、前記第1および第2電源
電極との間に接続され、当該第1および第2電源電極の
間の電圧を、前記駆動回路が動作可能な範囲の一定値に
クランプするクランプ素子と、を備え、前記第1回路
は、前記第2コンデンサを充電することによって前記第
1および第2電源電極の間に前記直流電源電圧を供給す
る方向にのみ電流が流れるように挿入された第1ダイオ
ードを備えており、前記第2回路は、前記第1回路を流
れる電流とは前記第1コンデンサに対して逆方向となる
方向にのみ電流が流れるように挿入された第2ダイオー
ドを備えている。
【0016】第2の発明の装置は、第1の発明のスイッ
チング半導体装置であって、前記第1回路が、前記第1
ダイオードと第1抵抗素子との直列回路を備え、前記第
2回路が、前記第2ダイオードと第2抵抗素子との直列
回路を備える。
【0017】第3の発明の装置は、第1の発明のスイッ
チング半導体装置であって、前記クランプ素子が、前記
第1および第2電源電極の間の電圧を、ツェナー電圧に
よって前記一定値にクランプするツェナーダイオードを
備える。
【0018】第4の発明の装置は、第1の発明のスイッ
チング半導体装置であって、前記スイッチング半導体素
子が、絶縁ゲート型スイッチング半導体素子を備える。
【0019】第5の発明の装置は、互いに直列に接続さ
れた第1単位半導体装置と第2単位半導体装置とを備
え、前記第1および第2単位半導体装置の各1は、第1
および第2主電極の間を導通および遮断するスイッチン
グ半導体素子と、第1電源電極と前記第2主電極に接続
された第2電源電極との間に直流電源電圧が供給される
ことによって動作可能となるとともに外部からの入力信
号に応答して前記スイッチング半導体素子を駆動する駆
動回路と、を備えており、前記第1および第2単位半導
体装置の少なくとも一方は、前記スイッチング半導体素
子の第1主電極に一端が接続された第1コンデンサと、
前記第1コンデンサの他端と前記駆動回路の第1電源電
極との間に介挿される第1回路と、前記第1コンデンサ
の前記他端と前記スイッチング半導体素子の第2主電極
との間に介挿される第2回路と、前記第1および第2電
源電極との間に接続される第2コンデンサと、前記第1
および第2電源電極との間に接続され、当該第1および
第2電源電極の間の電圧を、前記駆動回路が動作可能な
範囲の一定値にクランプするクランプ素子と、を備えて
おり、前記第1回路は、前記第2コンデンサを充電する
ことによって前記第1および第2電源電極の間に前記直
流電源電圧を供給する方向にのみ電流が流れるように挿
入された第1ダイオードを備えており、前記第2回路
は、前記第1回路を流れる電流とは前記第1コンデンサ
に対して逆方向となる方向にのみ電流が流れるように挿
入された第2ダイオードを備えており、前記第1および
第2単位半導体装置は、前記第1単位半導体装置の第2
主電極と前記第2単位半導体装置の第1主電極とが接続
されることによって、互いに直列に接続されている。
【0020】第6の発明の装置は、第5の発明のスイッ
チング半導体装置であって、前記第1および第2単位半
導体装置の各1が、前記第1コンデンサと、前記第1回
路と、前記第2回路と、前記第2コンデンサと、前記ク
ランプ素子と、を備えている。
【0021】第7の発明の装置は、第5の発明のスイッ
チング半導体装置であって、前記第1および第2単位半
導体装置の一方のみが、前記第1コンデンサと、前記第
1回路と、前記第2回路と、前記第2コンデンサと、前
記クランプ素子と、を備えており、前記第1および第2
単位半導体装置の他方は、当該他方が備える前記駆動回
路の第1および第2電源電極に一方巻線が接続されたト
ランスと、前記一方巻線と前記他方の前記第1または第
2電源電極との間に介挿された第3ダイオードと、前記
他方の前記第1および第2電源電極との間に接続された
第3コンデンサと、前記他方の前記第1および第2電源
電極との間に接続され、当該第1および第2電源電極の
間の電圧を、前記他方の前記駆動回路が動作可能な範囲
の一定値にクランプするもう一つのクランプ素子と、を
さらに備え、前記第3ダイオードは、前記第3コンデン
サを充電することによって前記他方の前記第1および第
2電源電極の間に前記他方の前記駆動回路が動作可能な
直流電源電圧を供給する方向に順方向電流が流れるよう
に介挿されている。
【0022】第8の発明の装置は、第5ないし第7のい
ずれかの発明のスイッチング半導体装置であって、互い
に並列に接続された複数個のブリッジ回路を備えてお
り、当該複数個のブリッジ回路の各1は、互いに直列に
接続された前記第1および第2単位半導体装置を備え、
前記第1および第2単位半導体装置は、前記第1単位半
導体装置の第2主電極と前記第2単位半導体装置の第1
主電極とが接続されることによって、互いに直列に接続
されており、前記複数個のブリッジ回路の各1に属する
前記第1単位半導体装置の前記第1主電極が互いに接続
されるとともに、前記複数個のブリッジ回路の各1に属
する前記第2単位半導体装置の前記第2主電極が互いに
接続されることによって、前記複数個のブリッジ回路が
互いに並列に接続されている。
【0023】
【作用】第1の発明の装置は、負荷を介して第1および
第2主電極が外部の直流電圧源に接続されることによっ
て正常な動作を行う。スイッチング半導体素子が導通す
ることによって流れる主電流が第1主電極から第2主電
極へと流れる場合を例にとると、第1主電極には高電位
電源電圧が供給され、第2主電極には低電位電源電圧が
供給される。この例について、外部の直流電圧源が接続
されることにより、第1主電極と第2主電極の間に直流
電圧が印加されると、第1主電極から、第1コンデン
サ、第1回路、そして、第2コンデンサを順に通過し
て、第2主電極へと電流が流れる。この電流によって、
第1および第2コンデンサが充電され、それらの蓄電電
圧が上昇する。その結果、駆動回路に供給される直流電
源電圧が上昇し、やがてクランプ素子でクランプされる
所定の定常値に達することにより、駆動回路が動作可能
な状態となる。
【0024】その後、駆動回路に所定の入力信号を入力
することによってスイッチング半導体素子を導通させ
る。このとき、第1主電極と第2主電極の間が短絡され
るために、既に充電されている第1コンデンサを放電さ
せる放電電流が、第2主電極から、第2回路、および第
1コンデンサを順に通過して、第1主電極へと流れる。
その結果、第1コンデンサ1が放電するとともに、第2
コンデンサの蓄電電圧は駆動回路での電流消費にともな
って減少する。
【0025】その後、駆動回路に別の信号を入力するこ
とによってスイッチング半導体素子を遮断すると、再び
第1コンデンサは充電され、第2コンデンサも同様に、
蓄電電圧を回復する。このように、スイッチング半導体
素子を交互に導通・遮断させる反復的なスイッチング動
作を行うことによって、駆動回路には定常的に直流電源
電圧が供給される。すなわち、装置の動作を維持するこ
とが可能となる。
【0026】スイッチング半導体素子の主電流の向きが
上記とは逆である場合には、外部の直流電圧源が供給す
る電圧の方向、および第1コンデンサを充電および放電
する電流の方向が逆となる。この場合にも、スイッチン
グ半導体素子を交互に導通・遮断させる反復的なスイッ
チング動作を行うことによって、駆動回路には定常的に
直流電源電圧が供給される。
【0027】第2の発明の装置では、第1回路および第
2回路が、それぞれ抵抗素子を備えるので、第1コンデ
ンサの充電および放電、並びに第2コンデンサの充電に
寄与する電流の大きさが制限される。
【0028】第3の発明の装置では、クランプ素子がツ
ェナーダイオードを備えるので、構造が簡単であるとと
もに、温度依存性が低い良好なクランプ特性が得られ
る。
【0029】第4の発明の装置では、スイッチング半導
体素子が、絶縁ゲート型スイッチング半導体素子を備え
るので、スイッチング半導体素子を駆動するのに要する
電流が小さい。このため、駆動回路の消費電流が削減さ
れる。
【0030】第5の発明の装置では、第1および第2単
位半導体装置が直列に接続されているために、ブリッジ
装置として機能する。しかも、第1および第2単位半導
体装置の中の少なくとも一方においては、駆動回路用の
電源回路が第1コンデンサ、第1回路、第2回路、第2
コンデンサ、クランプ素子を備える簡単な回路で構成さ
れるので、装置の小型化および軽量化が実現する。
【0031】第6の発明の装置では、第1および第2単
位半導体装置の双方において、駆動回路用の電源回路が
第1コンデンサ、第1回路、第2回路、第2コンデン
サ、クランプ素子を備える簡単な回路で構成されるの
で、装置の一層の小型化および軽量化が実現する。
【0032】第7の発明の装置では、第1および第2単
位半導体装置の一方のみにおいて、駆動回路用の電源回
路が第1コンデンサ、第1回路、第2回路、第2コンデ
ンサ、クランプ素子を備える簡単な回路で構成され、他
方は、従来装置と同様のトランス等を用いて構成され
る。このため、装置を外部の直流電圧源に接続したとき
に、他方側の駆動回路へその動作に必要な直流電源電圧
が確実に供給される。その後に、動作可能となっている
この駆動回路を動作させることによって、他方側のスイ
ッチング半導体素子を導通させると、一方側の単位半導
体装置には、外部の直流電源が供給する直流電圧がその
まま印加される。その結果、一方側の第1および第2コ
ンデンサの充電が早まるとともに、第2コンデンサの蓄
電電圧を駆動回路の動作に必要な十分高い電圧値へと容
易に到達させることができる。
【0033】第8の発明の装置では、複数個のブリッジ
回路が互いに並列に接続されているので、単相あるいは
複数相の交流を出力するインバータ装置として機能す
る。しかも、各ブリッジ回路が備える第1および第2単
位半導体装置の中の少なくとも一方においては、駆動回
路用の電源回路が第1コンデンサ、第1回路、第2回
路、第2コンデンサ、クランプ素子を備える簡単な回路
で構成されるので、装置の小型化および軽量化が実現す
る。
【0034】
【実施例】
<1.第1実施例>はじめに第1実施例のブリッジ装置
について説明する。
【0035】<1-1.装置の構成>図1は、この実施例の
ブリッジ装置を示す回路図である。このブリッジ装置で
は、二つのIGBTモジュール40、41が高電位直流
母線30と低電位直流母線31の間に介挿されている。
これらの直流母線30、31には、入力端子20、21
を通じて、母線間電圧VCCが供給される。そして、2つ
のIGBTモジュールを接続する中間配線32には出力
端子22が接続されている。この出力端子22には、図
示しない負荷が接続される。
【0036】IGBTモジュール40は、スイッチング
半導体素子としてIGBT素子9を備えている。IGB
T素子9のコレクタ電極C9は高電位直流母線30へ接
続されており、エミッタ電極E9は中間配線32へと接
続されている。すなわち、IGBT素子9は、ゲート電
極G9へ入力されるゲート電圧に応答して、高電位直流
母線30と中間配線32の間を、導通(オン)および遮
断(オフ)する。
【0037】ゲート電極G9には、駆動回路ブロック1
01が接続されている。駆動回路ブロック101は、ゲ
ート電極G9へゲート電圧を出力する駆動回路8と、こ
の駆動回路8の電源電極81、82へ電源電圧を供給す
る電源回路とを備えている。低電位側の電源電極82
は、中間配線32に接続されている。駆動回路8へ電源
電圧を供給する電源回路は、高電位直流母線30と中間
配線32の間に介挿されており、コンデンサ1,2、抵
抗素子4,6、ダイオード5,7、およびツェナーダイ
オード3とで構成されている。
【0038】すなわち、駆動回路8の高電位電源線33
と低電位電源線(中間配線32と一致)の間に、電源電
圧を保持するためのコンデンサ2と電源電圧が所定以上
に上昇するのを抑えるクランプ素子としてのツェナーダ
イオード3とが並列に介挿されている。ツェナーダイオ
ード3は、温度依存性が低く良好なクランプ特性を有し
ており、クランプ素子として最適である。そして、高電
位直流母線30に一端が接続されたコンデンサ1の他端
と高電位電源線33の間には、抵抗素子4とダイオード
5の直列回路が介挿されている。ダイオード5は、高電
位直流母線30から高電位電源線33へ流れる電流が順
方向電流となる向きに接続されている。
【0039】また、コンデンサ1の他端と中間配線32
の間には、抵抗素子6とダイオード7の直列回路が介挿
されている。そして、ダイオード7は中間配線32から
高電位直流母線30へと流れる電流が順方向電流となる
向きに接続されている。抵抗素子4はコンデンサ1およ
びコンデンサ2へ過度に高い電流が流れるのを制限する
目的で設けられている。また、抵抗素子6は、コンデン
サ1へ流れる電流を制限する目的で設けられている。
【0040】IGBTモジュール40と同様に、IGB
Tモジュール41は、スイッチング半導体素子としてI
GBT素子19を備えている。IGBT素子19のコレ
クタ電極C19は中間配線32へ接続されており、エミッ
タ電極E19は低電位直流母線31へと接続されている。
すなわち、IGBT素子19は、ゲート電極G19へ入力
されるゲート電圧に応答して、中間配線32と低電位直
流母線31の間を、オンおよびオフする。
【0041】ゲート電極G19には、駆動回路ブロック1
02が接続されている。駆動回路ブロック102は、駆
動回路ブロック101と同様に構成されている。すなわ
ち、駆動回路ブロック102は、ゲート電極G19へゲー
ト電圧を出力する駆動回路18と、この駆動回路18の
電源電極83、84へ電源電圧を供給する電源回路とを
備えている。低電位側の電源電極84は、低電位直流母
線31に接続されている。そして、この電源回路は、中
間配線32と低電位直流母線31の間に介挿されてお
り、コンデンサ11,12、抵抗素子14,16、ダイ
オード15,17、およびツェナーダイオード13とで
構成されている。
【0042】IGBT素子9には、逆電流をバイパスし
てIGBT素子9の破損を防止するためのフリーホイー
ルダイオードD9が並列にしかも逆方向に接続されてい
る。すなわち、IGBT素子9のコレクタ電極とエミッ
タ電極とには、フリーホイールダイオードD9のカソー
ド電極およびアノード電極がそれぞれ接続されている。
IGBT素子19にも、同様にフリーホイールダイオー
ドD19が逆並列に接続されている。
【0043】駆動回路8は一種の増幅器であり、外部か
ら入力端子IN8へ入力される例えばハイレベルおよび
ロウレベルの入力信号に応答して、ゲート電極G9へゲ
ート閾電圧以上のゲート電圧およびゼロ電圧をそれぞれ
出力し、その結果、IGBT素子9のオン動作およびオ
フ動作を実現する。IGBT素子9のオン動作およびオ
フ動作を高周波数で反復的に実現するために、駆動回路
8には高い出力電流を出力する能力を有する回路が選ば
れる。駆動回路8は、例えば、一つの集積回路素子で構
成される。駆動回路18も駆動回路8と同様に構成さ
れ、入力端子IN18へ入力される入力信号に応答して、
IGBT素子19のオン動作およびオフ動作を実現す
る。
【0044】<1-2.装置の動作>図2は、図1のブリッ
ジ装置の動作にとななう各部の電圧波形を示すタイミン
グチャートである。図2に沿って、このブリッジ装置の
動作について説明する。図2に示すように、外部の直流
電圧源が入力端子20と入力端子21とに接続される
と、母線間電圧VCCが上昇し、一定時間を経た後には所
定の定常電圧に達する。外部の直流電圧源が接続される
以前、すなわちブリッジ装置の動作が停止しているとき
には、コンデンサ1、2、11、12はいずれも放電状
態にある。
【0045】したがって、母線間電圧VCCが上昇するの
にともなって、高電位直流母線30から、コンデンサ
1、抵抗素子4、ダイオード5、コンデンサ2、中間配
線32、コンデンサ11、抵抗素子14、ダイオード1
5、そして、コンデンサ12を順に通過して、低電位直
流母線31へと電流が流れる。この電流は、ダイオード
7に阻止されるために、抵抗素子6とダイオード7の直
列回路には流れず、同様に、抵抗素子16とダイオード
17の直列回路には流れない。
【0046】この電流によって、コンデンサ1、2、1
1、12が充電され、それらの蓄電電圧が上昇する。こ
れらの蓄電電圧の上昇の時定数は、コンデンサ1、2、
11、12の容量の値と抵抗素子4、14の抵抗の値と
によって規定される。コンデンサ2の蓄電電圧が、ツェ
ナーダイオード3のツェナー電圧(クランプ電圧)に達
すると、コンデンサ2の蓄電電圧は、ツェナーダイオー
ド3によってツェナー電圧へとクランプされる。その結
果、高電位直流母線30から低電位直流母線31への電
流が、その後に流れ続けても、コンデンサ2の蓄電電圧
は一定値に保たれる。同様に、コンデンサ12の蓄電電
圧は、ツェナーダイオード13のツェナー電圧にクラン
プされることによって一定値に保たれる。
【0047】ツェナーダイオード3、13のツェナー電
圧は、駆動回路8、18を動作させるのに十分な電源電
圧に相当する大きさに設定される。このため、コンデン
サ2、12の蓄電電圧が一定値に達した後には、駆動回
路8、18は動作可能な状態となる。そこで、コンデン
サ2、12の蓄電電圧が一定値に達した後に、入力端子
IN8と入力端子IN18のいずれか一方のみ、例えば入
力端子IN8へIGBT素子9をオンされるための入力
信号(仮にハイレベルとする)を入力すると、駆動回路
8が動作してIGBT素子9がオン状態となる。一方の
IGBT素子19はオフ状態のままである。
【0048】このとき、高電位直流母線30と中間配線
32の間が短絡されるので、コンデンサ1を充電する電
流は停止する。そして、コンデンサ1が既に充電されて
いるために、コンデンサ1の他方電極の電位が中間配線
32の電位よりも低くなる。その結果、コンデンサ1の
放電電流が、中間配線32からコンデンサ1を通過して
高電位直流母線30へと流れる。このために、コンデン
サ1の蓄電電圧は減少する。その時定数はコンデンサ1
の容量値と抵抗素子6の抵抗値とで決定される。
【0049】この放電電流は、ダイオード5に阻止され
るために、コンデンサ2およびツェナーダイオード3の
いずれをも流れることはない。すなわち、この放電電流
によってコンデンサ2が放電されることはない。ただ
し、コンデンサ2の充電電流は停止しているので、コン
デンサ2の蓄電電圧は、コンデンサ2の電荷が駆動回路
8で消費されるのにともなって徐々に低下する。コンデ
ンサ2の容量値が大きいほど、その蓄電電圧の減少は緩
やかとなる。したがって、コンデンサ2の容量値は、駆
動回路8の動作を必要期間にわたって保障し得る程度の
大きさに設定される。IGBT素子19はオフしたまま
であるために、中間配線32からコンデンサ11を通過
し、低電位直流母線31へと流れる充電電流は、引き続
き流れ続ける。
【0050】その後、入力端子IN8にロウレベルの信
号が入力され、IGBT素子9がオンからオフへと転じ
る。その後、入力端子IN8に代わって、入力端子IN
18にハイレベルの信号が入力される。その結果、IGB
T素子9はオフしたままで、IGBT素子19がオンす
る。このとき、中間配線32と低電位直流母線31の間
が短絡され、高電位直流母線30と中間配線32の間に
は母線間電圧VCCが印加される。
【0051】中間配線32と低電位直流母線31の間が
短絡されるために、コンデンサ11を充電する電流は流
れない。そして、コンデンサ11が既に充電されている
ために、コンデンサ1の他方電極の電位が低電位直流母
線31の電位よりも低くなる。その結果、コンデンサ1
1の放電電流が、低電位直流母線31からコンデンサ1
1を通過して中間配線32へと流れる。この放電電流に
よって、コンデンサ11は放電する。その時定数はコン
デンサ11の容量値と抵抗素子16の抵抗値とで決定さ
れる。
【0052】この放電電流はダイオード15に阻止され
るために、この放電電流によってコンデンサ12が放電
されることはない。ただし、コンデンサ12の充電電流
は停止しているので、コンデンサ12の蓄電電圧は駆動
回路18で電流が消費されるのにともなって徐々に低下
する。コンデンサ12の容量値は、駆動回路18の動作
を必要期間にわたって保障し得る程度の大きさに設定さ
れる。
【0053】IGBT素子9はオフしており、高電位直
流母線30と中間配線32との間には母線間電圧VCC
印加されるので、コンデンサ1とコンデンサ2を充電す
る充電電流が高電位直流母線30から中間配線32へと
再び流れる。その結果、コンデンサ2の蓄電電圧はツェ
ナーダイオード3のツェナー電圧の値まで回復する。ま
た、コンデンサ11の蓄電電圧も再び上昇する。
【0054】その後、入力端子IN8と入力端子IN18
とに、交互にハイレベルの信号が入力され、その結果、
IGBT素子9とIGBT素子19とが交互にオン状態
を反復する。それにともなって、コンデンサ1とコンデ
ンサ11とは交互に充電・放電を反復し、コンデンサ2
とコンデンサ12も同様に、蓄電電圧の低下・回復を交
互に反復する。
【0055】コンデンサ1、11の充電および放電の時
定数は、反復の周期に比べて十分に短く、また、コンデ
ンサ2、12の蓄電電圧の減少は、反復の周期において
駆動回路8、18の動作を十分に保障し得る程度に緩や
かで、さらに、コンデンサ2、12の充電による蓄電電
圧の回復は反復の周期に比べて十分早く完了するよう
に、コンデンサ1、11、2、12の容量値、および、
抵抗素子4、6、14、16の抵抗値が設定される。
【0056】以上のように、この実施例のIGBTモジ
ュールおよびブリッジ装置では、コンデンサ、抵抗素
子、ツェナーダイオード、およびダイオードのみを用い
て、駆動回路8、18の電源回路が構成されている。す
なわち、駆動回路8、18の電源回路が簡単な受動回路
素子のみで構成され、従来装置で必要とされたトランス
や能動的な集積回路素子を必要としない。このため、駆
動回路8、18の電源回路を含めてのIGBTモジュー
ルあるいはブリッジ装置のワンパッケージ化が容易であ
る。その結果、外部に接続すべき駆動回路用の電源装置
を必要とせず、しかも構造が単純で設計段階および組立
段階での製造コストが著るしく低減されるとともに、小
型、かつ軽量な装置が実現する。
【0057】<2.第2実施例>図3は、第2実施例の
インバータ装置の構成を示す回路図である。この装置
は、ブリッジ装置が3個並列に接続されてなる三相ブリ
ッジ装置を備えている。すなわち、共通の高電位直流母
線30と共通の低電位直流母線31の間に、三相の各相
に対応するブリッジ装置が1個ずつ介挿されている。各
ブリッジ装置では、第1実施例と同一構成の二つのIG
BTモジュールが、高電位直流母線30と低電位直流母
線31の間に介挿されている。すなわち、IGBT素子
9a、9b、9c、19a、19b、19cは、いずれ
もIGBT素子9、19と同一素子であり、駆動回路ブ
ロック101a、101b、101c、102a、10
2b、102cは、いずれも駆動回路ブロック101、
102と同一の回路構成をなしている。
【0058】そして、各ブリッジ装置を構成する二つの
IGBTモジュールを接続する中間配線32a、32
b、32cに、外部の負荷56の3本の電源線が接続さ
れている。また、2本の直流母線30、31には、整流
回路52および平滑用コンデンサ53が接続されてい
る。そして、外部の三相交流電源51から供給される三
相交流電圧が、整流回路52によって直流電圧へと変換
される。直流電圧は平滑用コンデンサ53によって平滑
化されるとともに、直流母線30、31によって三相ブ
リッジ装置へ供給される。
【0059】各ブリッジ装置を構成する二つのIGBT
モジュールは、第1実施例のIGBTモジュール40、
41と同様の動作を行う。すなわち、IGBT素子9a
と19aとが交互にオン動作を反復するように、入力端
子IN8aとIN18aとに交互にハイレベルの信号が入力
される。他の入力端子IN8bとIN18b、入力端子IN
8cとIN18cにも同様に、交互にハイレベルの信号が入
力される。しかも、これらの入力信号は、3個のブリッ
ジ装置の間で、位相が120゜ずつずれるように入力さ
れる。その結果、3本の中間配線32a、32b、32
cから、三相交流が負荷56へと供給される。
【0060】このように、第1実施例のブリッジ装置を
並列に接続することによって、トランス等を必要としな
い構造の簡単なインバータ装置を構成することが可能で
ある。
【0061】なお、この実施例では、ブリッジ回路を3
個並列に接続することによって、三相交流を出力するイ
ンバータ装置を構成したが、ブリッジ回路を2個並列に
接続することによって単相交流を出力するインバータ装
置を構成することも可能である。
【0062】<3.第3実施例>図4は第3実施例のブ
リッジ装置を示す回路図である。このブリッジ装置で
は、二つのIGBTモジュール40、42が高電位直流
母線30と低電位直流母線31の間に介挿されている。
すなわち、このブリッジ装置は、第1実施例のブリッジ
装置において、IGBTモジュール41がIGBTモジ
ュール42へと置き換えられた構造を成している。
【0063】第1実施例のIGBTモジュール41と同
様に、IGBTモジュール42は、スイッチング半導体
素子としてIGBT素子19を備えている。そして、I
GBT素子19のコレクタ電極は中間配線32へ接続さ
れており、エミッタ電極は低電位直流母線31へと接続
されている。また、IGBTモジュール41と同様に、
IGBT素子19のゲート電極G19には、駆動回路18
が接続されている。
【0064】IGBTモジュール42では、駆動回路1
8へ電源電圧を供給する電源回路がIGBTモジュール
41とは異なっており、従来装置(図8)の電源回路6
4と同一に構成されている。電源回路64はトランス2
6の二次巻線に接続されており、一次巻線に接続されて
いる一次巻線端子27、28へ外部より交流電圧が印加
されることによって、電源回路64で直流電源電圧が生
成される。
【0065】図5は、図4のブリッジ装置の動作にとな
なう各部の電圧波形を示すタイミングチャートである。
図5に示すように、外部の直流電圧源が入力端子20と
入力端子21とに接続されると、母線間電圧VCCが上昇
し、一定時間を経た後には所定の定常電圧に達する。そ
して、外部の直流電圧源が接続されると同時に、トラン
ス26の一次巻線端子27、28へ、交流電圧源が接続
される。その結果、電源回路64が動作を開始し、駆動
回路18に供給される直流電源電圧VG(N)が、ツェ
ナーダイオード25で規定される定常値に直ちに達し、
駆動回路18は動作可能な状態となる。
【0066】その後、入力端子IN18にハイレベルの信
号を入力することによって、IGBT素子19のゲート
電圧VGE(N)をゲート閾電圧以上の高い値にし、IG
BT素子19をオンさせる。そうすると、中間配線32
と低電位直流母線31の間が短絡するので、外部の直流
電圧源が接続される以前には放電状態にあったコンデン
サ1、2を充電する充電電流が、高電位直流母線30か
ら、コンデンサ1、抵抗素子4、ダイオード5、コンデ
ンサ2、中間配線32、IGBT素子19を順に通過し
て、低電位直流母線31へと流れる。その結果、駆動回
路8に供給される直流電源電圧VG(P)が上昇し、や
がてツェナーダイオード3で規定される所定の定常値に
達する。
【0067】その後、入力端子IN18にロウレベルの信
号を入力し、IGBT素子19をオフさせる。その後、
入力端子IN18に代わって、入力端子IN8にハイレベ
ルの信号を入力し、IGBT素子9のゲート電圧V
GE(P)をゲート閾電圧以上の値にする。その結果、I
GBT素子19はオフしたままで、IGBT素子9がオ
ンする。このとき、高電位直流母線30と中間配線32
の間が短絡されるために、既に充電されているコンデン
サ1を放電させる放電電流が、中間配線32から、ダイ
オード7、抵抗素子6、およびコンデンサ1を順に通過
して高電位直流母線30へと流れる。その結果、コンデ
ンサ1は放電をほぼ完了するとともに、コンデンサ2の
蓄電電圧は駆動回路8での電流消費にともなって幾分低
下する。
【0068】その後、入力端子IN8と入力端子IN18
とに、交互にハイレベルの信号が入力され、その結果、
IGBT素子9とIGBT素子19とが交互にオン状態
を反復する。それにともなって、コンデンサ1は交互に
充電・放電を反復し、コンデンサ2も同様に、蓄電電圧
の低下・回復を交互に反復する。
【0069】以上のように、この実施例のブリッジ装置
では、母線間電圧VCCの立ち上がりの際に、母線間電圧
CCとは無関係に駆動回路18に十分な高さの電源電圧
を供給することができるので、駆動回路18が確実に動
作可能状態となる。そうして、動作可能状態となった駆
動回路18をオンさせることによって、IGBTモジュ
ール40には母線間電圧VCCが(その半分ではなく)そ
のまま印加される。その結果、コンデンサ1およびコン
デンサ2の充電が早まるとともに、直流電源電圧V
G(P)を駆動回路8の動作に必要な十分高い電圧値へ
と容易に到達させることができる。すなわち、駆動回路
8を動作させるのに必要な電源電圧の値に比べて、母線
間電圧VCCが十分に高くはない場合においても、装置の
起動が容易であるという利点がある。
【0070】また、二つのIGBTモジュールの中の一
方の駆動回路の電源回路は、第1実施例と同様に構成さ
れるので、従来装置に比べて単純、低コスト、小型、か
つ軽量な装置が実現する。また、トランス26、電源回
路64などを外部装置として、ブリッジ装置の中に組み
込まない場合においても、準備すべき外部装置が一つの
IGBTモジュールに対応する装置で足りるので、従来
の外部装置よりも単純かつ軽量となる。
【0071】<4.第4実施例>図6は、第4実施例の
インバータ装置の構成を示す回路図である。この装置
は、ブリッジ装置が3個並列に接続されてなる三相ブリ
ッジ装置を備えている。すなわち、共通の高電位直流母
線30と共通の低電位直流母線31の間に、三相の各相
に対応するブリッジ装置が1個ずつ介挿されている。各
ブリッジ装置は、第3実施例と同一構成を成している。
【0072】すなわち、駆動回路18a、18b、18
cは、いずれも駆動回路18と同一である。3個の駆動
回路18a、18b、18cの直流電源電圧は、共通の
電源回路64によって供給されている。トランス26の
一次巻線は、外部の三相交流電源51の二本の電源配線
に接続されている。
【0073】各ブリッジ装置を構成する二つのIGBT
モジュールは、第3実施例のIGBTモジュール40、
42と同様の動作を行う。すなわち、IGBT素子9a
と19aとが交互にオン動作を反復するように、入力端
子IN8aとIN18aとに交互にハイレベルの信号が入力
される。他の入力端子IN8bとIN18b、入力端子IN
8cとIN18cにも同様に、交互にハイレベルの信号が入
力される。しかも、これらの入力信号は、3個のブリッ
ジ装置の間で、位相が120゜ずつずれるように入力さ
れる。その結果、3本の中間配線32a、32b、32
cから、三相交流が負荷56へと供給される。
【0074】このように、第3実施例のブリッジ装置を
並列に接続することによって、従来の装置に比べて軽量
かつ小型のインバータ装置を構成することが可能であ
る。
【0075】<5.第5実施例>図7は、第5実施例の
IGBTモジュールの構成を示す回路図である。この実
施例に示すように、IGBTモジュール40は単独で、
一つの装置として使用可能である。なお、このIGBT
モジュール40は、第1〜第4実施例のブリッジ装置ま
たはインバータ装置に組み込まれた装置部分であるの
で、その詳細な説明については略する。
【0076】図7に示すように、高電位直流母線30と
低電位直流母線31との間に、単一のIGBTモジュー
ル40が接続されている。そして、入力端子20、21
は、負荷80を通じて外部の直流電圧源に接続される。
【0077】入力端子20、21が負荷80を通じて外
部の直流電圧源に接続されると、母線間電圧VCCが上昇
し、一定時間を経た後には所定の定常電圧に達する。外
部の直流電圧源が接続される以前、すなわちブリッジ装
置の動作が停止しているときには、コンデンサ1、2は
いずれも放電状態にある。したがって、母線間電圧VCC
が上昇するのにともなって、高電位直流母線30から、
コンデンサ1、抵抗素子4、ダイオード5、そして、コ
ンデンサ2を順に通過して、低電位直流母線31へと電
流が流れる。この電流によって、コンデンサ1、2が充
電され、それらの蓄電電圧が上昇する。その結果、駆動
回路8に供給される直流電源電圧が上昇し、やがてツェ
ナーダイオード3で規定される所定の定常値に達するこ
とにより、駆動回路8が動作可能な状態となる。
【0078】その後、入力端子IN8にハイレベルの信
号を入力し、IGBT素子9をオンさせる。このとき、
高電位直流母線30と低電位直流母線31の間が短絡さ
れるために、既に充電されているコンデンサ1を放電さ
せる放電電流が、低電位直流母線31から、ダイオード
7、抵抗素子6、およびコンデンサ1を順に通過して高
電位直流母線30へと流れる。その結果、コンデンサ1
は放電をほぼ完了するとともに、コンデンサ2の蓄電電
圧は駆動回路8での電流消費にともなって幾分低下す
る。
【0079】その後、入力端子IN8には、ハイレベル
の信号とロウレベルの信号とが交互に入力される。その
結果、IGBT素子9がオンとオフとを交互に反復す
る。それにともなって、コンデンサ1は交互に充電・放
電を反復し、コンデンサ2も同様に、蓄電電圧の低下・
回復を交互に反復する。そうすることで、駆動回路8は
常に動作可能状態に置かれるので、このIGBTモジュ
ール40は正常な動作を維持し続ける。
【0080】以上のように、この実施例のIGBTモジ
ュールでは、コンデンサ、抵抗素子、ツェナーダイオー
ド、およびダイオードのみを用いて、駆動回路8の電源
回路が構成されている。すなわち、駆動回路8の電源回
路が簡単な受動回路素子のみで構成され、従来装置で必
要とされたトランスや能動的な集積回路素子を必要とし
ない。このため、駆動回路8の電源回路を含めてのIG
BTモジュールのワンパッケージ化が容易である。その
結果、外部に接続すべき駆動回路用の電源装置を必要と
せず、しかも構造が単純で設計段階および組立段階での
製造コストが著るしく低減されるとともに、小型、かつ
軽量な装置が実現する。
【0081】<6.第6実施例>第1実施例〜第5実施
例では、スイッチング半導体素子としてNチャネルのI
GBT素子を用いた例を示したが、NチャネルIGBT
に代えて、PチャネルIGBT、NチャネルMOS型F
ET、PチャネルMOS型FET、あるいは、バイポー
ラトランジスタなどを用いてもよい。例えば、図1のI
GBTモジュールにおいて、IGBT素子9、19に代
えて、PチャネルMOS型FETを使用した場合には、
すべてのダイオード(ツェナーダイオードを含む)3、
5、7、D9、13、15、17、D19の向きを逆転す
るとよい。そのように構成される装置は、図1の装置と
は逆に、直流母線30に低電位、直流母線31に高電位
の直流電源電圧を付与することによって使用に供され
る。
【0082】なお、駆動回路8、18の消費電流を少な
くして、コンデンサ1、2、11、12の容量等を小さ
くし、装置を小型化する上で、スイッチング半導体素子
として、IGBTあるいはMOS型FETなどの絶縁ゲ
ート型スイッチング半導体素子を使用するのが望まし
い。
【0083】
【発明の効果】第1の発明の装置では、第1コンデン
サ、第1回路、第2回路、第2コンデンサ、クランプ素
子を備える簡単な回路で、駆動回路に直流電源電圧を供
給する電源回路が構成される。すなわち、従来装置で必
要とされたトランスや能動的な集積回路素子を必要とし
ない。このため、装置のワンパッケージ化が容易であ
り、外部に接続すべき駆動回路用の電源装置を必要とせ
ず、しかも構造が単純で製造コストが低減されるととも
に、小型、かつ軽量な装置が実現する。
【0084】第2の発明の装置では、第1回路および第
2回路が、それぞれ抵抗素子を備えるので、第1コンデ
ンサの充電および放電、並びに第2コンデンサの充電に
寄与する電流の大きさが制限される。このため、短絡電
圧が印加されることによる第1および第2コンデンサの
破損を防止することができる。
【0085】第3の発明の装置では、クランプ素子がツ
ェナーダイオードを備えるので、構造が簡単であるとと
もに、温度依存性が低い良好なクランプ特性が得られ
る。
【0086】第4の発明の装置では、スイッチング半導
体素子が、絶縁ゲート型スイッチング半導体素子を備え
るので、スイッチング半導体素子を駆動するのに要する
電流が小さい。このため、駆動回路の消費電流が削減さ
れるので、第1および第2コンデンサの容量を小さくし
得るなどのために、駆動回路用の電源回路の小型化およ
び軽量化が可能となる。
【0087】第5の発明の装置では、第1および第2単
位半導体装置が直列に接続されているために、ブリッジ
装置として機能する。しかも、第1および第2単位半導
体装置の中の少なくとも一方においては、駆動回路用の
電源回路が第1コンデンサ、第1回路、第2回路、第2
コンデンサ、クランプ素子を備える簡単な回路で構成さ
れるので、装置の小型化および軽量化が実現する。
【0088】第6の発明の装置では、第1および第2単
位半導体装置の双方において、駆動回路用の電源回路が
第1コンデンサ、第1回路、第2回路、第2コンデン
サ、クランプ素子を備える簡単な回路で構成されるの
で、装置の一層の小型化および軽量化が実現する。
【0089】第7の発明の装置では、第1および第2単
位半導体装置の一方のみにおいて、駆動回路用の電源回
路が第1コンデンサ、第1回路、第2回路、第2コンデ
ンサ、クランプ素子を備える簡単な回路で構成され、他
方は、従来装置と同様のトランス等を用いて構成され
る。このため、駆動回路の動作に必要な電源電圧に比べ
て、外部の直流電圧源が供給する電圧が十分には高くな
い場合においても、装置の起動が容易かつ確実に行われ
る。
【0090】第8の発明の装置では、複数個のブリッジ
回路が互いに並列に接続されているので、単相あるいは
複数相の交流を出力するインバータ装置として機能す
る。しかも、各ブリッジ回路が備える第1および第2単
位半導体装置の中の少なくとも一方においては、駆動回
路用の電源回路が第1コンデンサ、第1回路、第2回
路、第2コンデンサ、クランプ素子を備える簡単な回路
で構成されるので、装置の小型化および軽量化が実現す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例の装置の構成を示す回路図であ
る。
【図2】 図1の装置の動作を示すタイミングチャート
である。
【図3】 第2実施例の装置の構成を示す回路図であ
る。
【図4】 第3実施例の装置の構成を示す回路図であ
る。
【図5】 図4の装置の動作を示すタイミングチャート
である。
【図6】 第4実施例の装置の構成を示す回路図であ
る。
【図7】 第5実施例の装置の構成を示す回路図であ
る。
【図8】 従来の装置の構成を示す回路図である。
【図9】 図8の装置の動作を示すタイミングチャート
である。
【符号の説明】
1,11 コンデンサ(第1コンデンサ)、2,12
コンデンサ(第2コンデンサ)、3,13 ツェナーダ
イオード(クランプ素子)、4,14 抵抗素子(第1
抵抗素子)、5,15 ダイオード(第1ダイオー
ド)、6,16 抵抗素子(第2抵抗素子)、7,17
ダイオード(第2ダイオード)、8,18駆動回路、
9,9a,9b,9c,19、19a,19b,19c
IGBT素子(スイッチング半導体素子、絶縁ゲート
型スイッチング半導体素子)、23ダイオード(第3ダ
イオード)、24 コンデンサ(第3コンデンサ)、2
5ツェナーダイオード(クランプ素子)、26 トラン
ス、40 IGBTモジュール(第1単位半導体装
置)、41 IGBTモジュール(第2単位半導体装
置)、81,83 電源電極(第1電源電極)、82,
84 電源電極(第2電源電極)、C9,C19 コレク
タ電極(第1主電極)、E9,E19 エミッタ電極(第
2主電極)。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1および第2主電極の間を導通および
    遮断するスイッチング半導体素子と、 第1電源電極と前記第2主電極に接続された第2電源電
    極との間に直流電源電圧が供給されることによって動作
    可能となるとともに外部からの入力信号に応答して前記
    スイッチング半導体素子を駆動する駆動回路と、 前記スイッチング半導体素子の第1主電極に一端が接続
    された第1コンデンサと、 前記第1コンデンサの他端と前記駆動回路の第1電源電
    極との間に介挿される第1回路と、 前記第1コンデンサの前記他端と前記スイッチング半導
    体素子の第2主電極との間に介挿される第2回路と、 前記第1および第2電源電極との間に接続される第2コ
    ンデンサと、 前記第1および第2電源電極との間に接続され、当該第
    1および第2電源電極の間の電圧を、前記駆動回路が動
    作可能な範囲の一定値にクランプするクランプ素子と、
    を備え、 前記第1回路は、前記第2コンデンサを充電することに
    よって前記第1および第2電源電極の間に前記直流電源
    電圧を供給する方向にのみ電流が流れるように挿入され
    た第1ダイオードを備えており、 前記第2回路は、前記第1回路を流れる電流とは前記第
    1コンデンサに対して逆方向となる方向にのみ電流が流
    れるように挿入された第2ダイオードを備えているスイ
    ッチング半導体装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のスイッチング半導体装
    置であって、 前記第1回路が、前記第1ダイオードと第1抵抗素子と
    の直列回路を備え、 前記第2回路が、前記第2ダイオードと第2抵抗素子と
    の直列回路を備えるスイッチング半導体装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のスイッチング半導体装
    置であって、 前記クランプ素子が、前記第1および第2電源電極の間
    の電圧を、ツェナー電圧によって前記一定値にクランプ
    するツェナーダイオードを備えるスイッチング半導体装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のスイッチング半導体装
    置であって、 前記スイッチング半導体素子が、絶縁ゲート型スイッチ
    ング半導体素子を備えるスイッチング半導体装置。
  5. 【請求項5】 互いに直列に接続された第1単位半導体
    装置と第2単位半導体装置とを備え、 前記第1および第2単位半導体装置の各1は、 第1および第2主電極の間を導通および遮断するスイッ
    チング半導体素子と、 第1電源電極と前記第2主電極に接続された第2電源電
    極との間に直流電源電圧が供給されることによって動作
    可能となるとともに外部からの入力信号に応答して前記
    スイッチング半導体素子を駆動する駆動回路と、を備え
    ており、 前記第1および第2単位半導体装置の少なくとも一方
    は、 前記スイッチング半導体素子の第1主電極に一端が接続
    された第1コンデンサと、 前記第1コンデンサの他端と前記駆動回路の第1電源電
    極との間に介挿される第1回路と、 前記第1コンデンサの前記他端と前記スイッチング半導
    体素子の第2主電極との間に介挿される第2回路と、 前記第1および第2電源電極との間に接続される第2コ
    ンデンサと、 前記第1および第2電源電極との間に接続され、当該第
    1および第2電源電極の間の電圧を、前記駆動回路が動
    作可能な範囲の一定値にクランプするクランプ素子と、
    を備えており、 前記第1回路は、前記第2コンデンサを充電することに
    よって前記第1および第2電源電極の間に前記直流電源
    電圧を供給する方向にのみ電流が流れるように挿入され
    た第1ダイオードを備えており、 前記第2回路は、前記第1回路を流れる電流とは前記第
    1コンデンサに対して逆方向となる方向にのみ電流が流
    れるように挿入された第2ダイオードを備えており、 前記第1および第2単位半導体装置は、前記第1単位半
    導体装置の第2主電極と前記第2単位半導体装置の第1
    主電極とが接続されることによって、互いに直列に接続
    されているスイッチング半導体装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のスイッチング半導体装
    置であって、 前記第1および第2単位半導体装置の各1が、 前記第1コンデンサと、前記第1回路と、前記第2回路
    と、前記第2コンデンサと、前記クランプ素子と、を備
    えているスイッチング半導体装置。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載のスイッチング半導体装
    置であって、 前記第1および第2単位半導体装置の一方のみが、 前記第1コンデンサと、前記第1回路と、前記第2回路
    と、前記第2コンデンサと、前記クランプ素子と、を備
    えており、 前記第1および第2単位半導体装置の他方は、 当該他方が備える前記駆動回路の第1および第2電源電
    極に一方巻線が接続されたトランスと、 前記一方巻線と前記他方の前記第1または第2電源電極
    との間に介挿された第3ダイオードと、 前記他方の前記第1および第2電源電極との間に接続さ
    れた第3コンデンサと、 前記他方の前記第1および第2電源電極との間に接続さ
    れ、当該第1および第2電源電極の間の電圧を、前記他
    方の前記駆動回路が動作可能な範囲の一定値にクランプ
    するもう一つのクランプ素子と、をさらに備え、 前記第3ダイオードは、前記第3コンデンサを充電する
    ことによって前記他方の前記第1および第2電源電極の
    間に前記他方の前記駆動回路が動作可能な直流電源電圧
    を供給する方向に順方向電流が流れるように介挿されて
    いる、スイッチング半導体装置。
  8. 【請求項8】 請求項5ないし請求項7のいずれかに記
    載のスイッチング半導体装置であって、 互いに並列に接続された複数個のブリッジ回路を備えて
    おり、 当該複数個のブリッジ回路の各1は、 互いに直列に接続された前記第1および第2単位半導体
    装置を備え、 前記第1および第2単位半導体装置は、前記第1単位半
    導体装置の第2主電極と前記第2単位半導体装置の第1
    主電極とが接続されることによって、互いに直列に接続
    されており、 前記複数個のブリッジ回路の各1に属する前記第1単位
    半導体装置の前記第1主電極が互いに接続されるととも
    に、前記複数個のブリッジ回路の各1に属する前記第2
    単位半導体装置の前記第2主電極が互いに接続されるこ
    とによって、前記複数個のブリッジ回路が互いに並列に
    接続されているスイッチング半導体装置。
JP7105282A 1995-04-28 1995-04-28 スイッチング半導体装置 Pending JPH08308253A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7105282A JPH08308253A (ja) 1995-04-28 1995-04-28 スイッチング半導体装置
US08/597,128 US5686859A (en) 1995-04-28 1996-02-06 Semiconductor switch including a pre-driver with a capacitively isolated power supply
EP96105654A EP0740406B1 (en) 1995-04-28 1996-04-10 Switching semiconductor device
DE69622915T DE69622915D1 (de) 1995-04-28 1996-04-10 Halbleiterschaltvorrichtung

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7105282A JPH08308253A (ja) 1995-04-28 1995-04-28 スイッチング半導体装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08308253A true JPH08308253A (ja) 1996-11-22

Family

ID=14403326

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7105282A Pending JPH08308253A (ja) 1995-04-28 1995-04-28 スイッチング半導体装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5686859A (ja)
EP (1) EP0740406B1 (ja)
JP (1) JPH08308253A (ja)
DE (1) DE69622915D1 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001001555A1 (fr) * 1999-06-29 2001-01-04 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Convertisseur de courant
JP2011036058A (ja) * 2009-08-04 2011-02-17 Sumitomo Heavy Ind Ltd 電力変換装置
JP2014042379A (ja) * 2012-08-21 2014-03-06 Toyota Central R&D Labs Inc 電力変換装置
JP2014217079A (ja) * 2013-04-22 2014-11-17 富士電機株式会社 マルチレベル変換回路

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TW405295B (en) * 1995-10-10 2000-09-11 Int Rectifier Corp High voltage drivers which avoid -Vs fallure modes
US6078205A (en) * 1997-03-27 2000-06-20 Hitachi, Ltd. Circuit device, drive circuit, and display apparatus including these components
IT1318794B1 (it) * 2000-08-29 2003-09-10 St Microelectronics Srl Circuito per il pilotaggio di un interruttore di potenza.
IT1318818B1 (it) * 2000-09-05 2003-09-10 St Microelectronics Srl Circuito di pilotaggio di elementi di potenza a fronte controllato
DE10049774C2 (de) * 2000-09-29 2002-11-07 Infineon Technologies Ag Gegentaktendstufe für digitale Signale mit geregelten Ausgangspegeln
JP4313658B2 (ja) * 2003-11-28 2009-08-12 三菱電機株式会社 インバータ回路
KR100704481B1 (ko) * 2005-01-06 2007-04-10 엘지전자 주식회사 모터 구동 제어장치
US7844030B2 (en) * 2008-03-26 2010-11-30 General Electric Company System and method of fast switching for spectral imaging
WO2011117796A1 (en) * 2010-03-24 2011-09-29 Koninklijke Philips Electronics N.V. Switching circuit for switching electric potentials
DE102010046427A1 (de) * 2010-09-23 2011-12-08 Volkswagen Ag Verfahren und Vorrichtung zur Leistungsübertragung in Treiberschaltungen
US10361023B2 (en) * 2014-08-07 2019-07-23 Nvidia Corporation Magnetic power coupling to an integrated circuit module
JP2020018037A (ja) * 2018-07-23 2020-01-30 株式会社デンソー パワー素子駆動装置
US11909302B2 (en) * 2021-03-12 2024-02-20 Ge Infrastructure Technology Llc Active neutral point clamped switch sequence for parasitic inductance control of a power conversion assembly

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE1538099B2 (de) * 1965-08-28 1971-12-30 Siemens AG, 1000 Berlin u. 8000 München Anordnung zur zuendung eines elektrischen ventils insbesondere eines thyristors
SE360228B (ja) * 1972-02-01 1973-09-17 Asea Ab
US4527228A (en) * 1983-09-19 1985-07-02 Chi Yu Simon S Wide band full duty cycle isolated transformer driver
US5055721A (en) * 1989-04-13 1991-10-08 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Drive circuit for igbt device
US5543740A (en) * 1995-04-10 1996-08-06 Philips Electronics North America Corporation Integrated half-bridge driver circuit

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001001555A1 (fr) * 1999-06-29 2001-01-04 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Convertisseur de courant
US6351399B2 (en) 1999-06-29 2002-02-26 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Power converter
JP2011036058A (ja) * 2009-08-04 2011-02-17 Sumitomo Heavy Ind Ltd 電力変換装置
JP2014042379A (ja) * 2012-08-21 2014-03-06 Toyota Central R&D Labs Inc 電力変換装置
JP2014217079A (ja) * 2013-04-22 2014-11-17 富士電機株式会社 マルチレベル変換回路

Also Published As

Publication number Publication date
EP0740406B1 (en) 2002-08-14
US5686859A (en) 1997-11-11
DE69622915D1 (de) 2002-09-19
EP0740406A3 (en) 1997-11-05
EP0740406A2 (en) 1996-10-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08308253A (ja) スイッチング半導体装置
US20100141304A1 (en) Drive circuit for power element
JP6351736B2 (ja) 自己消弧型半導体素子の短絡保護回路
JP3262495B2 (ja) マルチレベルインバータ
US7126388B2 (en) Power MOSFET driver and method therefor
JP2005506025A (ja) パワーエレクトロニクス及び駆動システム用dcリンクコンデンサのソフトスタート
US5455758A (en) Self-generating resonant power supply and method of producing power for transistor switching circuit
CN108123623B (zh) 整流器以及使用了该整流器的交流发电机
US6998829B2 (en) Soft start precharge circuit for DC power supply
JP3133166B2 (ja) ゲート電力供給回路
JPH09219976A (ja) 電力変換装置の駆動方法
US10536087B1 (en) Half-bridge power converter with pre-charging circuit
JP2003108243A (ja) 電圧制御用回路装置
JP2001045740A (ja) パワー半導体素子の駆動回路
JP2770099B2 (ja) 直列多重インバータのゲート駆動回路
JP4455090B2 (ja) コンデンサの放電回路
JP6939087B2 (ja) 集積回路装置
JPH03280619A (ja) パワー素子駆動回路
JPH10247073A (ja) プラズマディスプレイの駆動装置
US20230308008A1 (en) Semiconductor device
JP2004222394A (ja) 昇圧回路
WO2019159630A1 (ja) 制御装置、インバータ装置、モータ駆動システム
JP2994186B2 (ja) 共振形インバータ装置
JP2774112B2 (ja) インバータ装置
JPH1023742A (ja) 半導体電力変換装置