JPH03280619A - パワー素子駆動回路 - Google Patents

パワー素子駆動回路

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JPH03280619A
JPH03280619A JP2078670A JP7867090A JPH03280619A JP H03280619 A JPH03280619 A JP H03280619A JP 2078670 A JP2078670 A JP 2078670A JP 7867090 A JP7867090 A JP 7867090A JP H03280619 A JPH03280619 A JP H03280619A
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JP
Japan
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power
power element
drive
power supply
capacitor
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Application number
JP2078670A
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English (en)
Inventor
Masahiro Kimata
政弘 木全
Hidehiko Sugimoto
英彦 杉本
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、半導停電力変換装置に代表される、直列接
続されたパワー素子の駆動回路に関するものである。
[従来の技術] 第21図は例えばInternational Rec
t1fier社のPower MOS−FET App
lication Notesに示された従来のパワー
駆動の回路図である。図において、(1)は第1のパワ
ー素子で、ここではMOS−FE T (2)とそれと
、これと逆並列に接続されたダイオード(3)から構成
されている。(4)は第1のパワー素子(1)と直列に
接続された第2のパワー素子、(5)は第1及び第2の
パワー素子(1)、(4)の駆動IC1(6)は駆動I
 C(5)に電源を供給する第1の電源、(7)は第2
のパワー素子(4)の導通時に第1の電源(6)により
充電されるコンデンサ(8)と整流ダイオード(9)か
らなり駆動IC(5)に電源を供給する第2の電源、(
10)は直流電源、(11)は負荷、(12) 、 (
13)は直流中性点電位を得るためのコンデンサ、(1
4)は第1及び第2のパワー素子(1)、(4)の点弧
信号を出力する制御手段である。
次に動作について説明する。第21図は第1及び第2の
パワー素子(1)、 (4)を重なりがないように交互
にONすることにより、負荷(11)に交流を印加する
ための回路図である。第1のパワー素子(1)がONの
ときには直流中性点電位から見て正の電圧が負荷(11
)に印加され、第2のパワー素子(4)がONのときに
は直流中性点電位から見て負の電圧が負荷(11)に印
加される。
まず、第2のパワー素子(4)の駆動について説明する
。制御手段(14)により、駆動I C(5)の入力端
子に第2のパワー素子(4)をONする信号が加えられ
ると、駆動I C(5)は第2のパワー素子(4)のソ
ース端子に接続された第1の電源(6)により、第2の
パワー素子(4)のゲート−ソース端子間に正の電圧を
印加し、第2のパワー素子(4)をONさせる。このと
き、第1の電源(6)−ダイオード(9)−コンデンサ
(8)−第2のパワー素子(4)の経路ができ、コンデ
ンサ(8)は第1の電源(6)により充電される。この
コンデンサ(8)は、第1のパワー素子(1)のソース
端子に接続されており、またその電圧は第1のパワー素
子(1)のソース端子から見て正の電圧であるため、パ
ワー素子(1)を駆動するための第2の電源(7)とし
て機能する。制御手段(14)により、駆動IC(5)
の入力端子に第2のパワー素子(4)をOFFする信号
が加えられると、駆動I C(5)は第2のパワー素子
(4)のゲート−ソース端子間を短絡し、第2のパワー
素子(4)をOFFさせる。
次に、第1のパワー素子(1)の駆動について説明する
。制御手段(14)により、駆動I C(5)の入力端
子に第1のパワー素子(1)をONする信号が加えられ
ると、駆動I C(5)は第1のパワー素子(1)のソ
ース端子に接続されたコンデンサ(8)から成る第2の
電源(7)により、第1のパワー素子(1)のゲート−
ソース端子間に正の電圧を印加し、第1のパワー素子(
1)をONさせる。このとき、第1のパワー素子のソー
ス端子は直流電源(10)の電圧に近い電位を持つので
ダイオード(9)はOFF L、コンデンサ(8)は駆
動I C(5)と第1のパワー素子(1)のゲート−ソ
ース端子間のみに電源を供給しながら徐々に放電する。
制御手段(14)により、駆動(5)の入力端子に第1
のパワー素子(1)をOFFする信号が加えられるると
、駆動IC(5)は第1のパワー素子<1)のゲート−
ソース端子間を短絡し、第1のパワー素子(1)をOF
Fさせる。
以上の動作から明らかな様に、駆動I C(5)には第
1のパワー素子(1)の駆動のために、パワー素子(1
)のソース端子、すなわち第2のパワー素子(4)のド
レイン端子が接続されているので、第2のパワー素子(
4)の駆動用の第1の電源(6)の電圧のみならず、直
流電源(lO)の電圧に近い電圧が印加される。このた
め、駆動I C(5)は第1及び第2のパワー素子(1
)、(4)のゲート−ソース端子間の耐圧に近い耐圧を
有する低耐圧ICではなくて、第1及び第2のパワー素
子(1)、(4)のドレイン−ソース端子間の耐圧に近
い耐圧を有する高耐圧ICが用いられる。
[発明が解決しようとする課題〕 従来のパワー素子駆動回路は以上のように構成されてい
たので、高耐圧ICの使用により回路が高価になること
、及びパワー素子の信号入力端子間に負電圧を印加でき
ないという問題があった。
この発明は上記の課題を解消するためになされたもので
、第1の発明においては低耐圧ICを使用した安価なパ
ワー素子駆動回路を得ることを目的とし、第2の発明に
おいてはパワー素子の信号入力端子間に負電圧も印加可
能なパワー素子駆動回路を得ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] 第1の発明に係るパワー素子駆動回路は、チャージポン
プ回路と絶縁手段とを併用することにより、高耐圧IC
に換えて低耐圧ICを使用したものである。
第2の発明に係るパワー素子駆動回路は、チャージポン
プ回路と負電圧印加用の電源を付加することにより、パ
ワー素子の信号入力端子間に負電圧も印加可能としたも
のである。
[作 用コ 第1の発明におけるパワー素子駆動回路は、チャージポ
ンプ回路と絶縁手段の併用により、駆動ICの高電圧が
印加されないようにし、低耐圧ICを使用可能にする。
第2の発明におけるパワー素子駆動回路は、チャージポ
ンプ回路により、最小限の電源の追加でパワー素子の信
号入力端子に負電圧を印加可能にする。
[発明の実施例] 以下、第1の発明の実施例1を図について説明する。第
1図において、第1のパワー素子(1)MOS−EFT
(2)、ダイオード(3)、第2のパワー素子(4)、
第1の電源(6)、第2の電源(7)コンデンサ(8)
  ダイオード(9)、直流電源(10)、負荷(11
)、コンデンサ(12)、(13) 、制御手段(14
)は従来の技術と同一であるので説明を省略する。
(15)は第1のパワー素子(1)を駆動するための第
1の駆動IC1(16)は第2のパワー素子(4)を駆
動するための第2の駆動IC1(17)は制御手段(1
4)の出力信号と、第1の駆動I C(15)の入力信
号を電気的に絶縁するための第1の絶縁手段、(18)
は制御手段(14)の出力信号と、第2の駆動IC(1
B)の入力信号を電気的に絶縁するための第2の絶縁手
段である。
第1図は第1及び第2のパワー素子(1)、(4)を重
なりがないように交互にONすることにより、負荷(1
1)に交流印加するための回路図である。第1のパワー
素子(1)がONのときには直流中性点電位から見て正
の電圧が負荷(11)に印加され、第2のパワー素子(
4)がONのときには直流中性点電位から見て負の電圧
が負荷(11)に印加される。この動作を第1図、第2
図を用いて説明する。
まず、第2のパワー素子素子(4)の駆動について説明
する。制御手段(14)の出力g−が“L″になると、
第2の絶縁手段(18)を介して第2の駆動I C(1
B>の入力端子に第2のパワー素子(4)をONする信
号が加えられる。すると、第2の駆動IC(16)は第
2のパワー素子(4)のソース端子に接続された第1の
電源(6)により、第2のパワー素子(4)のゲート−
ソース端子間に正の電圧Ecを印加し、第2のパワー素
子(4)をONさせる。このとき、第1の電源(6)−
ダイオード(9)−コンデンサ(8)−第2のパワー素
子(4)の経路ができ、コンデンサ(8)は第1の電源
(6)により充電される。
このコンデンサ(8)は第1のパワー素子(1)のソー
ス端子に接続されており、またその電圧は第1のパワー
素子(1)のソース端子から見て正の電圧であるため、
パワー素子(1)を駆動するための第2の電源(7)と
して機能する。制御手段(14)の出力g−が“Hoに
なると、第2の絶縁手段(18)を介して第2の駆動I
 C(1G)の入力端子に第2のパワー素子(4)をO
FFする信号が加えられる。すると、第2の駆動I C
(1B)は第2のパワー素子(4)のゲート−ソース端
子間を短絡し第2のパワー素子(4)をOFFさせる。
次に、第1のパワー素子(1)の駆動について説明する
。制御手段(14)の出力g+が“L″になると、第1
の絶縁手段(17)を介して第1の駆動IC(15)の
入力端子に第1のパワー素子(1)をONする信号が加
えられる。すると、第1の駆動I C(15)が第1の
パワー素子(1)のソース端子に接続されたコンデンサ
(8)から成る第2の電源(7)により、第1のパワー
素子(1)のゲート−ソース端子間に正の電圧Vcを印
加し、第1のパワー素子(1)をONさせる。このとき
、第1のパワー素子のソース端子は、直流電源(10)
の電圧に近い電位を持つのでダイオード(9)はOFF
 L、コンデン(8)は第1の絶縁手段(17)と、第
1の駆動I C(15)と、第1のパワー素子(1)の
ゲート−ソース端子間のみに電源を供給しながら徐々に
放電する。制御手段(14)の出力g+が“Hlになる
と、第1の絶縁手段(17)を介して第1の駆動I C
(15)の入力端子に第1のパワー素子(1)をOFF
する信号が加えられる。すると、第1の駆動I C(1
5)は第1のパワー素子(1)のゲート−ソース端子間
を短絡し、第1のパワー素子(1)をOFFさせる。
以上のように、第2のパワー素子(4)のON時にコン
デンサ(8)を充電し、そのコンデンサ電圧を第1のパ
ワー素子(1)の駆動用の第2の電源(7)として使用
する回路は、チャージポンプ回路と総称される。このチ
ャージポンプ回路においては、第2のパワー素子(4)
がONのときのみ、第1の電源(6)−ダイオード(9
)−コンデンサ(8)−第2のパワー素子(4)からな
るチャージポンプ経路により、コンデンサ(8)が充電
され、第2のパワー素子(4)がOFFのときにはコン
デンサ(8)は放電される。このため、第2図に示した
ように、チャージポンプコンデンサ(8)の電圧は、パ
ワー素子(4)のスイッチングに同期して脈動する。し
かし、MOS−FETのような電圧駆動型のパワー素子
を使えば、第1のパワー素子(1)のゲート端子に供給
する電流は小さくて済むため、コンデンサ(8)の静電
容量を適切に選択することで、この脈動を許容範囲内に
納めることは可能である。また、第2のパワー素子(4
)がONのときのみコンデンサ(8)が充電されるため
、チャージポンプ電流1cは間欠的な電流となり、第2
のパワー素子(4)のOFF時間が長くコンデンサ(8
)の電圧降下が大きい程、そのピーク値は高くなる。第
2のパワー素子(4)のON時間が長い場合には、コン
デンサ(8)を充電した後にも、第1の電源(8)から
チャージポンプの経路を通して、第1の絶縁手段(17
)と第1の駆動I C(15)に電源が供給される。
以上の動作から明らかな様に、第1のパワー素子(1)
のソース端子電位は、第1及び第2のパワー素子(1)
、(4)のON状態によっては直流電源(10)の電圧
に近い電圧になるが、従来の技術と異なり、第1及び第
2の駆動I C(15)、(1B>にそれぞれ第1及び
第2の絶縁手段(17) 、 (18)とチャージポン
プ回路とにより、第1及び第2の電源(6) 、 (7
)以外の電源から独立しているため、第1の電源(6)
以上の電圧は印加されない。このため、第1及び第2の
駆動I C(15)、(1B)は第1及び第2のパワー
素子(1)、(4)のゲート−ソース端子間の耐圧に近
い耐圧を有する低耐圧ICでよい。
第3図に第1の発明の実施例2を示す。この実施例は第
1の発明を三相インバータに適用し、三相交流モータの
駆動に使用したものである。
第3図において、第1のパワー素子(1)、ダイオード
(3)、第2のパワー素子(4)、第1の電源(6)、
第2の電源(7)、コンデンサ(8)、ダイオード(9
)、直流電源(10)、制御手段(14)、第1の駆動
I C(15)、第2の駆動I C(1B)、第1の絶
縁手段(I7)及び第2の絶縁手段(18)は、第1の
発明の実施例1と同一であるので説明を省略する。この
実施例では、第1の電源(6)としてスイッチング電源
を、直流電源(lO)として三相整流平滑回路を、また
負荷(11)として三相交流モータをそれぞれ用いてい
る。(19)はダイオード(3)と共に、第1及び第2
のパワー素子(1)、 (4)を形成しているI G 
B T 、 (20)、(21)、(22)はそれぞれ
U、V、W相のスイッチング回路で、第1の発明の実施
例1と同一の構成である。(23)はスイッチング電源
のスイッチング用MOS−FET、(24)はスイッチ
ング電源のトランス、(25)はスイッチング電源の整
流ダイオード、(26)はスイッチング電源の平滑コン
デンサ、(27)はスイッチング電源の制御手段、(2
8)は三相交流電源、(29)は三相整流回路、(30
)は平滑コンデンサである。
次に、動作について説明する。U、V、W相のスイッチ
ング回路(20) 、 (21) 、 (22)の個々
の動作については、その構成が第1の発明の実施例1と
同一であるので詳細は省く。また、第1の電源(6)及
び直流電源(10)については、その構成をより具体的
に示したが、機能的に第1の発明の実施例1と同一であ
るため、説明を省略する。
第4図は、この実施例のような三相のインバータの制御
に良く用いられる三角波比較方式の説明図である。制御
手段(14)は、第4図の(a)に示したように三相の
基準信号eu 、 ev 、 ewと三角波キャリアe
tを比較して、基準信号の方が三角波キャリアよりも大
きいときに第1のパワー素子(1)をONする信号を出
力し、その逆のときに第2のパワー素子(4)をONす
る信号を出力する。このとき、短絡を避けるために第1
のパワー素子(1)のON信号と、第2のパワー素子(
4)のON信号が重ならないようにすることは、第1の
発明の実施例1の場合と同様である。このようにすれば
、U、V、W相のスイッチング回路(20) 、 <2
1) 、 (22)はそれぞれ直流電源(10)の中性
点から見て第4図の(b) 、(c) 、(d)に示さ
れた電圧を出力し、その線間電圧は第4図の(f’) 
、 (g) 、 (h)に示すような三相交流電圧とな
る。
上記第4図の(b) 、(c) 、(d)の波形が第2
図の負荷電圧VRの波形と同じことから、三相のインバ
ータにおいても各相の動作は第1の発明の実施例1と同
じであることがわかる。これは、同相のインバータにお
いても、また、異なる制御の元で動作しているインバー
タにおいても同様である。
第5図に第1の発明の実施例3を示す。この実施例は第
1の発明の実施例2の第1の電源(6)をスイッチング
電源ではなく、より簡単なシリーズ電源に置き換えたも
のである。
第5図において、(31)は降圧用抵抗、(32)は電
源電圧を定める定電圧ダイオード、(33)は電圧安定
化のためのコンデンサである。その他の構成要素は全て
第1の発明の実施例2と共通であるので説明を省略する
。また、動作も第1の電源(6)をシリーズ電源に置き
換えたたけで、機能的に第1−の発明の実施例2と共通
であるため説明を省く。
第1の発明の実施例4を第6図により説明する。
この実施例は、チャージポンプ回路の初期充電に関する
ものである。回路構成は前述の第1の発明の実施例1,
2.3のいずれであっもよいので、回路図の再記及び説
明は省く。ただし、第6図は第3図に示した第1の発明
の実施例2の三相インバータを想定して作図しである。
また第6図において、始動以後の動作は第1の発明の実
施例2と同様であるため説明を省く。第1の発明の実施
例1の動作説明かられかるように、第2の電源(7)は
、第2のパワー素子(4)をONL、コンデンサ(8)
を、充電した後にははじめて電源として機能する。この
ため、始動直後から正常な動作が必要な場合には、始動
以前に第2のパワー素子(4)をONし、コンデンサ(
8)を充電する期間を設けるのか有効である。第6図は
この動作を示したものである。
第6図において、U−、V−、W−はそれぞれU、V、
W相の第2のパワー素子(4)に、U+V+  W+は
それぞU、V、W相の第1のパワー素子(1)に対応す
る制御手段(14)の出力信号であり、信号が“L”の
ときはそれぞれ対応するパワー素子がONする。第6図
に示したように初期充電期間において、U−、V−、W
−をL”に、U+  V+ W+を“H”にすること1
こより、各相のスイッチング回路(20)、(21)、
(22)ノコンテンサ(8)を充電し、始動直後からの
正常動作を可能にする。この初期充電期間にはそれぞれ
の相の第2のパワー素子(4)のみがONLでいるため
、出力端子U、V、Wの電圧は全て等しい。よって出力
線間電圧はゼロとなり、負荷に電圧は印加されず、負荷
(11)の異常動作を引き起こさない。このことは、2
相以上の相数を持つインバータにおいては同様に成り立
つ。
第1の発明の実施例5を第7図について説明する。この
実施例は、チャージポンプ回路の初期充電に関するもの
である。回路構成は前述の第1の発明の実施例2,3の
いずれであってもよいため、回路図の再記及び説明は省
く。ただし、第6図は第3図に示した第1の発明の実施
例2の三相インバータを想定して作図しである。第7図
において、始動以後の動作は第1の発明の実施例2と同
様であるため説明を省く。この実施例も第1の発明の実
施例4と同様に、始動直後からの正常動作を可能にする
ために初期充電期間を設けている。第1の発明の実施例
4との違いは、第1の発明の実施例4が三相同時に初期
充電を行なうのに対して、この実施例では1相毎に初期
充電を行なうことである。この初期充電動作を第7図に
示す。
第7図に示すように、初期充電期間中はU、V。
W相の第1のパワー素子(1)をOFF しておき、U
v、W相の第2のパワー素子(4)をチャージポンプ経
路の回路時定数以上の時間間隔を開けて順にONすれば
、第1の電源(6)から流れ出るチャージポンプ電流の
総和ic −i eu+ t ev+ i cvの最大
値は、三相同時に初期充電を行なった場合の約1/3に
なる。これにより、初期充電動作は複雑になるが、第1
の電源(6)の小形化、とりわけ第3図のスイッチング
電源の出力平滑コンデンサ(2B)や、第5図の出力電
圧安定化コンデンサ(33)の容量低減に効果がある。
この実施例においては、初期充電期間にはそれぞれの相
の第2のパワー素子(4)のみがONLでいるか、また
は第1のパワー素子(1)、第2のパワー素子(4)の
両方ともOFF している。このため、出力端子U、V
、Wの電圧は等しいか、または電源から切り放されてい
る。よって、出力線間電圧はゼロとなり、負荷に電圧は
印加されない。
第1の発明の実施例6を第8図により説明する。
この実施例は、チャージポンプ回路の初期充電に関する
ものである。回路構成は前述の第1の発明の実施例2,
3のいずれであってもよいため回路図の再記及び説明は
省く。ただし、第8図は第3図に示した第1の発明の実
施例2の三相インバータを想定して作図しである。第8
図において、始動以後の動作は第1の発明の実施例2と
同様であるため説明を省く。この実施例も第1の発明の
実施例4と同様に、始動直後からの正常動作を可能にす
るために初期充電期間を設けている。第1の発明の実施
例4との違いは、第1の発明の実施例4が1回のスイッ
チングで初期充電を完了させるのに対して、この実施例
では複数回のスイッチングで初期充電を完了させること
である。この初期充電動作を第8図に示す。
第8図に示すように、初期充電期間中に、U。
v、W相の第2のパワー素子(4)を充電経路の回路時
定数以下の周期で同時にスイッチングすれば、第1の電
源(6)から流れ出るチャージポンプ電流の総和ic 
−icu+ iev+ i cvの平均値は、1回のス
イッチング初期充電を行なった場合に比べて、スイッチ
ングの約デユーティ倍となる。スイッチングのデユーテ
ィは1以下であるから、スイッチングのデユーティの調
整により、所望の電流以下にできる。これにより、初期
充電動作は複雑になるが、第1の電源(6)の小形化、
とりわけ第3図のスイッチング電源の出力平滑コンデン
サ(26)や、第5図の出力電圧安定化コンデンサ(3
3)の容量低減に効果がある。この実施例においては、
初期充電期間にはU、V、W相のパワー素子は同じ動作
をしているので、出力端子U、V、Wの電圧は等しくな
る。よって、出力線間電圧はゼロとなり、負荷に電圧は
印加されない。また第8図において、各相の第1のパワ
ー素子(1)のON信号U+、V+。
W+を初期充電期間中“H″にした場合にも、同様の効
果が得られることは自明である。このときにも、U、V
、W相のパワー素子は同じ動作をしているので、出力端
子U、V、Wの電圧は等しくなり、負荷に電圧は印加さ
れない。
第1の発明の実施例7を第9図により説明する。
この実施例は、チャージポンプ回路の充電電流制限に関
するものであり、特にチャージポンプ回路の初期充電時
における大きな充電電流を制限するために、チャージポ
ンプ経路に抵抗を挿入したものである。
第9図において、第2のパワー素子(4)、第1の電源
(6)、コンデンサ(8)  ダイオード(9)、直流
電源(10)、負荷(11)、制御手段(14)、U、
V。
W相のスイッチング回路(20) 、 (21)、 (
22)、スイッチング電源の出力平滑コンデンサ(26
)は、第1の発明の実施例2と同一であるので説明を省
略する。
(34)は電流制限抵抗である。
次に、動作について説明する。この実施例の動作は第1
の発明の実施例2と基本的に同一である。
異なる点は、第2のパワー素子(4)がONしたときに
、第1の電源(6)−電流制限抵抗(34)−ダイオー
ド(9)−コンデンサ(8)−第2のパワー素子(4)
の経路でコンデンサ(8)が充電されるため、充電電流
が電流制限抵抗(34)により制限される点である。こ
れにより、第1の電源(6)から流れ出るチャージポン
プ電流icの最大値が小さくなり、かつ充電回路時定数
が長くなるので、初期充電励時における第1の電源(6
)の電圧低下が小さくなり、第1の電源(6)の小形化
、特にスイッチング電源の出力平滑コンデンサ(26)
の容量低減に効果がある。第6図に示したように、チャ
ージポンプ回路の起動時における初期充電電流は、定常
動作時のチャージポンプ電流に比べてはるかに大きい。
このため、初期充電電流の制限に用いる電流制限抵抗(
34)は小さな抵抗でよく、定常動作に与える影響は無
視できる。
この実施例は、電流制限抵抗を第10図の(35)。
(36) 、(37)に示すように各相にひとつ挿入し
てもよく、あるいは第11図の(38)に示すように、
第1の電源(6)の出力に直列に挿入しても、同様の効
果が得られることは自明である。さらに、この実施例は
第1の発明の実施例1に適用しても、第1の発明の実施
例3に示したシリーズ電源においても、同様の効果が得
られる。
また、始動直後から正常な動作が必要な場合には、第1
の発明の実施例4,5.6の初期充電動作と組み合わせ
ることが有効であることも、この実施例と第1の発明の
実施例2との類似性により自明である。
次に、第2の発明の実施例1を第12図により説明する
。第12図において、第1のパワー素子(1)、MOS
−EFT(2)、ダイオード(3)、第2のパワー素子
(4)、第1の電源(6)、第2の電源(7)、第1の
コンデンサ(8)、ダイオード(9)、直流電源(10
)、負荷(11)、コンデンサ(12)、(13) 、
制御手段(14)、第1の駆動I C(15)、第2の
駆動IC(16)、第1の絶縁手段(17)及び第2の
絶縁手段(18)は第1の発明と同じなので説明を省略
する。
(39)は第1の電源(6)と直列接続され、第2の駆
動I C(16)に電源を供給する第3の電源、(4o
)はパワー素子(])のドレイン端子に接続された第4
の電源、(41〉は第1のパワー素子(1)の導通時に
第4の電源(40)により充電される第2のコンデンサ
(42)と整流ダイオード(43)とからなり、第1の
駆動I C(15)に電源を供給する第5の電源である
第12図は第1及び第2のパワー素子(1)、(4)を
重なりがないように交互にONすることにより、負荷(
11)に交流を印加する回路図である。第1のパワー素
子(1)がONのときには直流中性点電位から見て正の
電圧が負荷(11)に印加され、第2のパワ素子(4)
がONのときには直流中性点電位から見て負の電圧が負
荷(II)に印加される。この動作を第12図、第13
図を用いて説明する。
まず、第2のパワー素子(4)の駆動について説明する
。制御手段(14)の出力g−が“L”になると、第2
の絶縁手段(18)を介して第2の駆動IC(16)の
入力端子に第2のパワー素子(4)をONする信号が加
えられる。すると、第2の駆動I C(1B)は第2の
パワー素子(4)のソース端子に接続された第1の電源
(6)により、第2のパワー素子(4)のゲート−ソー
ス端子間に正の電圧Eelを印加し、第2のパワー素子
(4)をONさせる。このとき、第1の電源(6)−ダ
イオード(9)−第1のコンデンサ(8)−第2のパワ
ー素子(4)の経路ができ、第1のコンデンサ(8)は
第1の電源(6)により充電される。この第1のコンデ
ンサ(8)は第1のパワー素子(1)のソース端子に接
続されており、またその電圧は、第1のパワー素子(1
)のソース端子から見て正の電圧であるため、パワー素
子(1)をONするための第2の電源(7)として機能
する。またこのとき、第2のパワー素子のドレイン端子
はゼロに近い電位を持つのでダイオード(43)はOF
Fし、第2のコンデンサ(42)は、第1の絶縁手段(
17)と第1の駆動I C(15)と第1のパワー素子
(1)のゲート−ソース端子間のみに電源を供給しなが
ら徐々に放電する。制御手段(14)の出力g−がH′
になると、第2の絶縁手段(1B)を介して第2の駆動
I C(1B)の入力端子に第2のパワー素子(4)を
OFFする信号が加えられる。すると、第2の駆動I 
C(1B)は第2のパワー素子(4)のソース端子に接
続された第3の電源(39)により、第2のパワー素子
(4)のゲート−ソース端子間に負の電圧−Ee3を印
加し、第2のパワー素子(4)をOFFさせる。
次に、第1のパワー素子(1)の駆動について説明する
。制御手段(14)の出力g÷が“Loになると、第1
の絶縁手段(17)を介して第1の駆動IC(15)の
入力端子に第1のパワー素子(1)をONする信号が加
えられる。すると、第1の駆動I C(15)は、第1
のパワー素子(1)のソース端子に接続された第1のコ
ンデンサ(8)から成る第2の電源(7)により、第1
のパワー素子(1)のゲート−ソース端子間に正の電圧
Ec2を印加し、第1のパワー素子(1)をONさせる
。このとき、第1のパワー素子のソース端子は直流電源
(lO)の電圧に近い電位を持つのでダイオード(9)
はOFF L、第1のコンデンサ(8)は、第1の絶縁
手段(17)と第1の駆動I C(15)と第1のパワ
ー素子(1)のゲート−ソース端子間のみに電源を供給
しながら徐々に放電する。またこのとき、第4の電源(
40)−第1のパワー素子(1)−第2のコンデンサ(
42)−ダイオード(43)の経路ができ、第2のコン
デンサ(42)は第4の電源(40)により充電される
。この第2のコンデンサ(42)は第1のパワー素子(
1)のソース端子に接続されており、またその電圧は、
第1のパワー素子(1)のソース端子から見て負の電圧
であるため、パワー素子(1)をOFFするだめの第5
の電源(41)として機能する。制御手段(14)の出
力g+が“H”になると、第1の絶縁手段(17)を介
して第1の駆動I C(15)の入力端子に第1のパワ
ー素子(1)をOFFする信号が加えられる。すると、
第1の駆動I C(15)は第1のパワー素子(1)の
ソース端子に接続された第5の電源(41)により、第
1のパワー素子(1)のゲート−ソース端子間に負の電
圧−Ec5を印加し、第1のパワー素子(1)をOFF
させる。
以上のように、第12図の回路は2個のチャージポンプ
回路を持つ。第2の電源チャージポンプ回路においては
、第2のパワー素子(4)がONのときのみ、第1の電
源(6)−ダイオード(9)−第1のコンデンサ(8)
−第2のパワー素子(4)からなるチャージポンプ経路
により、第1のコンデンサ(8)が充電され、第2のパ
ワー素子(4)がOFFのときには第1のコンデンサ(
8)は放電される。また、第5の電源のチャージポンプ
回路においては、第1のパワー素子(1)がONのとき
のみ、第4の電源(40)−第1のパワー素子(1)−
節2のコンデンサ(42)−ダイオード(43)からな
るチャージポンプ経路により、第2のコンデンサ(42
)が充電され、第1のパワー素子(1)がOFFのとき
には第2のコンデンサ(42)は放電される。このため
、第13図に示したように、第1及び第2のコンデンサ
(8)。
(42)の電圧は、第2及び第1のパワー素子(4)。
(1)のスイッチングに同期して脈動する。しかし、M
OS−FETのような電圧駆動型の素子を使えば、第1
及び第2のパワー素子(1) 、 (4)のゲート端子
に供給する電流は小さくて済むため、第1及び第2のコ
ンデンサ(8)、(42)の静電容量を適切に選択する
ことでこの脈動を許容範囲内に納めることは可能である
。また、第2のパワー素子(4)がONのときのみ第1
のコンデンサ(8)が充電されるため、チャージポンプ
電流は間欠的な電流となり、第2のパワー素子(4)の
OFF時間が長く第1のコンデンサ(8)の電圧降下が
大きい程、そのピーク値は高くなる。第2のパワー素子
(4)のON時間が長い場合には、第1のコンデンサ(
8)を充電した後にも、第1の電源からチャージポンプ
の経路を通して、第1の絶縁手段(17)と第1の駆動
IC(15)に電源が供給される。これらのことは、第
2のコンデンサ(42)についても同様である。
以上の動作から明らかなように、第1のパワー素子(1
)のソース端子電位は、第1及び第2のパワー素子(1
)、(4)のON状態によっては直流電源(10)の電
圧に近い電圧になるが、第1の発明と同様に第1及び第
2の駆動I C(15)、(1B)は、それぞれ第1及
び第2の絶縁手段(17)、 (1g)と2個のチャー
ジポンプ回路とにより、第1、第2、第3、第5、の電
源(6) 、 (7) 、 (39) 、 (41)以
外の電源から独立しているため、第1の電源(6)と第
3の電源(39)の和の電圧以上の電圧は印加されない
。このため、第1及び第2の駆動I C(15)、(1
B)は、第1及び第2のパワー素子(1) 、 (4)
のゲート−ソース端子間の耐圧に近い耐圧を有する低耐
圧ICでよい。
第14図に第2の発明の実施例2を示す。この実施例は
第2の発明を三相インバータに適用し、三相交流モータ
の駆動に使用したものである。
第14図において、第1のパワー素子(1)、ダイオー
ド(3)、第2のパワー素子(4)、第2の電源(7)
、第1のコンデンサ(8)、ダイオード(9)、直流電
源(10)、負荷(11)、制御手段(14)、第1の
駆動I C(15)、第2の駆動I C(1B)、第1
の絶縁手段(17)、第2の絶縁手段(18)、I G
 B T (19)、スイッチング電源のスイッチング
用MOS−FET (23)、スイッチング電源の制御
手段(27)、第5の電源(41)、第2のコンデンサ
(42)、ダイオード(43)は、第1の発明または第
2の発明の実施例1と同一であるので説明を省く。(4
4) 、(45) 、 (4B)はそれぞれU、V、W
相のスイッチング回路で、第2の発明の実施例1と同一
の構成である。(47)はスイッチング電源であり、第
1の電源(6)を作るための巻線(48)、整流ダイオ
ード(49)、平滑コンデンサ(50)及び第3の電源
(39)を作るための巻線(51)、整流ダイオード(
52)、平滑コンデンサ(53)、そして第4の電源(
40)を作るための巻線(54)、整流ダイオード(5
5)、平滑コンデンサ(56)、さらに巻線(4g) 
、 (51)、(54)が巻かれたトランス(57)を
有している。
動作については、U、V、W相のスイッチング回路(4
4) 、 (45) 、 (4B)の個々の動作につい
ては第2の発明の第1の実施例と同一であり、また、全
体の動作についても第1の発明の第2の実施例で述べて
いるため、説明を省く。
第2の発明の実施例3を第15図により説明する。
この実施例は、チャージポンプ回路の初期充電に関する
ものである。回路構成は前述の第1の発明の実施例1,
2のいずれであってもよいため回路図の再記及び説明は
省略する。ただし、第15図は第14図に示した第2の
発明の実施例2の三相インバータを想定して作図しであ
る。また第15図において、始動以後の動作は第2の発
明の実施例2と同様であるため説明を省く。第2の発明
の実施例1の動作説明かられかるように、第2の電源(
7)は、第2のパワー素子(4)をONL、第1のコン
デンサ(8)を充電した後にはじめて電源として機能す
る。また、第5の電源(41)は、第1のパワー素子(
1)をONL、第2のコンデンサ(42)を充電した後
にはしめて電源として機能する。このため、始動直後か
ら正常な動作が必要な場合には、始動以前に第2のパワ
ー素子(4)をONLで第1のコンデンサ(8)を充電
した後に、その第1のコンデンサ(8)の電圧により第
1のパワー素子(1)をONL、第2のコンデンサ(4
2)を充電する期間を設けるのが有効である。この動作
を第15図に示す。第15図において、U−、V−、W
−はそれぞれU、V。
W相の第2のパワー素子(4)に、U+、V+。
W+はそれぞれU、V、W相の第1のパワー素子(1)
に対応する制御手段(14)の出力信号であり、信号“
L”の時それぞれに対応するパワー素子がONする。第
15図に示したように初期充電期間において、まずU−
、V−W−を“L”に、U+V+、W+を“Hoにする
ことにより、各相のスイッチング回路(44) 、(4
5) 、 (4B)の第1のコンデンサ(8)を充電し
、その後に、U−V−W−を“Ho1こ、tr+、vo
w+を“L″にすることにより、各相のスイッチング回
路(44) 、 (45) 、 (4B)の第2のコン
デンサ(42)を充電する。これにより、始動直後から
の正常動作を可能にする。この初期充電期間には、それ
ぞれの相の第1及び第2のパワー素子(1)、 (4)
は同じ動作をしているため、出力端子U、V、Wの電圧
は全て等しい。よって、出力線間電圧はゼロとなり、負
荷に電圧は印加されない。このことは、2相以上の相数
を持つインバータにおいては同様に成り立つ。
第2の発明の実施例4を第16図により説明する。
この実施例は、チャージポンプ回路の初期充電に関する
ものである。回路構成は前述の第2の発明の実施例2と
同一であるため回路図の再記及び説明は省く。第16図
において、始動以後の動作は第2の発明の実施例2と同
様であるため説明を省く。
この実施例も第2の発明の実施例3と同様に、始動直後
からの正常動作を可能にするために初期充電期間を設け
ている。第2の発明の実施例3との違いは、第2の発明
の実施例3が三相同時に初期充電を行なうのに対して、
この実施例では1相毎に初期充電を行なうことである。
この初期充電動作を第16図に示す。第16図に示した
ように、初期充電期間中において、まずU、V、W相の
第1のパワー素子(1)をOFFシテおき、U、V、W
相の第2のパワー素子(4)をチャージポンプ経路の回
路時定数以上の時間間隔を開けて順にONする。これに
より、第1の電源(6)から流れ出るチャージポンプ電
流の総和の最大値は、三相同時に初期充電を行なった場
合の約1/3になる。その後に、U、V、W相の第2の
パワー素子(4)をOFF しておき、第1のコンデン
サ(8)の電圧によりU、V。
W相の第1のパワー素子(1)をチャージポンプ経路の
回路時定数以上の時間間隔を開けて順にONすれば、第
4の電源(40)から流れ出るチャージポンプ電流の総
和の最大値も、三相同時に初期充電を行なった場合の約
1/3になる。これにより、初期充電動作は複雑になる
が、第1の電源(6)の小形化、とりわけ第14図のス
イッチング電源(47)の出力平滑コンデンサ(50)
 、 (5B)の容量低減に効果がある。
この実施例においては、初期充電期間にはそれぞれの相
の第2のパワー素子(4)のみがONしているか、また
は第1のパワー素子(1)のみがONシているか、また
は第1のパワー素子(1)、第2のパワー素子(4)ど
ちらもOFF しているかのいずれかである。このため
、出力端子U、V、Wの電圧は等しいか、または電源か
ら切り放されているので、出力線間電圧はゼロとなり、
負荷に電圧は印加されない。
第2の発明の実施例5を第17図により説明する。
この実施例は、チャージポンプ回路の初期充電に関する
ものである。回路構成は前述の第2の発明の実施例1,
2のいずれであってもよいため回路図の再記及び説明は
省く。ただし、第17図は第14図に示した第2の発明
の実施例2の三相インバータを想定して作図しである。
第17図において、始動以後の動作は第2の発明の実施
例2と同様であるため説明を省く。この実施例も第1の
発明の実施例4と同様に、始動直後からの正常動作を可
能にするために初期充電期間を設けている。第2の発明
の実施例3との違いは、第2の発明の実施例3が1回の
スイッチングで初期充電を完了させるのに対して、この
実施例では複数回のスイッチングで初期充電を完了させ
ることである。この初期充電動作を第17図に示す。第
17図に示したように、初期充電期間中に、まずU、V
、W相の第2のパワー素子(4)を充電経路の回路時定
数以下の周期で同時にスイッチングすれば、第1の電源
(6)から流れ出るチャージポンプ電流の総和の平均値
は、1回のスイッチングで初期充電を行なった場合に比
べてスイッチングの約デユーティ倍となる。その後に、
第1のコンデンサ(8)の電圧により、Ug■、W相の
第1のパワー素子(1)をチャージポンプ経路の回路時
定数以上の時間間隔を開けて順にONすれば、第4の電
源(40)から流れ出るチャージポンプ電流の総和の平
均値も、1回のスイッチングで初期充電を行なった場合
に比べてスイッチングの約デユーティ倍となる。スイッ
チングのデユーティは1以下であるから、スイッチング
のデユーティの調整により、チャージポンプ電流を所望
の電流以下にできる。これにより、初期充電動作は複雑
になるが、第14図のスイッチング電源(47)の小形
化、とりわけ出力平滑コンデンサ(50) 、 (56
)の容量低減に効果がある。
この実施例においては、初期充電期間にはU。
V、W相のパワー素子は同じ動作をしているので、出力
端子U、V、Wの電圧は等しくなる。よって出力線間電
圧はゼロとなり、負荷に電圧は印加されない。また第1
7図において、第5の電源(41)の充電中に、各相の
第2のパワー素子(4)のON信号U−V−W−を“H
”にした場合にも、同様の効果が得られることは自明で
ある。このときにも、U、V、W相のパワー素子は同じ
動作をしているので、出力端子U、V、Wの電圧は等し
くなり、負荷に電圧は印加されない。また、第2の電源
(6)の充電中、各相の第1のパワー素子(1)のON
信号7J+ 、V+ 、W十を、各相の第2のパワー素
子(4)のONN信号−、V−、W−の反転信号とすれ
ば、第2の電源の充電と共に第5の電源の充電を行なう
ことになるため、第17図に示した方法はどの効果は得
られないが、ON信号の生成が容易となる。このときに
も、U、V、W相のパワー素子は同じ動作をしているの
で、出力端子U、V。
Wの電圧は等しくなり、負荷に電圧は印加されない。
第2の発明の実施例6を第18図により説明する。
この実施例は、チャージポンプ回路の充電電流制限に関
するものであり、特にチャージポンプ回路の初期充電時
における大きな充電電流を制限するために、チャージポ
ンプ経路に抵抗を挿入したものである。
第18図において、第1のパワー素子(1)、第2のパ
ワー素子(4) 、第1のコンデンサ(8)、ダイオー
ド(9)、直流電源(10)、負荷(11)、制御手段
(14)、第2の電源の電流制限抵抗(34)、 U、
 V。
W相のスイッチング回路(44) 、 (45) 、 
(4B)、スイッチング電源(47)、第1の電源の平
滑コンデンサ(50)、第4の電源平滑コンデンサ(5
6)は、第1の発明または第2の発明の実施例2と同一
であるので説明を省く。(5’8)は第5の電源の電流
制限抵抗である。
次に、動作について説明する。この実施例の動作は第2
の発明の実施例2と基本的に同一である。
異なる点は、第2のパワー素子(4)がON、したとき
に、第1の電源の平滑コンデンサ(50)−電流制限抵
抗(34)−ダイオード(9)−第1のコンデンサ(8
)−第2のパワー素子(4)の経路で第1のコンデンサ
(8)が充電されるため、充電電流が電流制限抵抗(3
4)により制限される点である。また、第1のパワー素
子(1)がONしたときに、第4の電源の平滑コンデン
サ(5B)−第1のパワー素子(1)第2のコンデンサ
(42)−ダイオード(43)−電流制限抵抗(58)
の経路で第2のコンデンサ(42)が充電されるため、
充電電流が電流制限抵抗(58)により制限される。こ
れにより、第1の電源の平滑コンデンサ(50)、第4
の電源の平滑コンデンサ(56)から流れるチャージポ
ンプ電流の最大値が小さくなり、かつ充電回路時定数が
長くなるので、初期充電電流における第1の電源平滑コ
ンデンサ(50)、第4の電源平滑コンデンサ(56)
の電圧低下が小さくなり、スイッチング電源(47)の
小形化、特にスイッチング電源の出力平滑コンデンサ(
50) 、 (5B)の容量低減に効果がある。第6図
に示したように、チャージポンプ回路の起動時における
初期充電電流は、定常動作時のチャージポンプ電流に比
べてはるかに大きい。このため、初期充電電流の制限に
用いる電流制限抵抗(34) 、 (5g)は小さな抵
抗でよく、定常動作に与える影響は無視できる。
この実施例は、電流制限抵抗を第19図の(35)。
(3B)、(37)、(59)、(60)、(61)に
示すように各相別側に挿入してもよく、第20図のく3
8)に示すように第2の発明の第7の実施例と同様に、
第1の電源(6)の出力に直列に第2の電源の電流制限
抵抗(34)を挿入しても、同様の効果が得られること
は自明である。さらに、この実施例は第2の発明の実施
例2に適用しても、同様の効果か得られることは自明で
ある。
また、始動直後から正常な動作が必要な場合には、第2
の発明の実施例3,4.5の初期充電動作と組み合わせ
ることにか有効である。これは、この実施例と第2の発
明の実施例2の類似性により自明である。
[発明の効果] 以上のように、第1の発明によれば、低耐圧ICを使用
するように構成したので、安価なパワ素子駆動回路が得
られる。
また、第2の発明によれば、最小限の電源の追加により
パワー素子の信号入力に負電圧を印加できるように構成
したので、パワー素子のターンOFF時間の短縮やOF
F時の誤動作防止に効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1の発明の実施例1によるパワー素子駆動回
路、第2図は第1の発明の実施例1によるパワー素子駆
動回路の動作説明図、第3図は第1の発明の実施例2に
よるパワー素子駆動回路、第4図は第1の発明の実施例
2によるパワー素子駆動回路の動作説明図、第5図は第
1の発明の実施例3によるパワー素子駆動回路、第6図
は第1の発明の実施例4によるパワー素子駆動回路の動
作説明図、第7図は第1の発明の実施例5によるパワー
素子駆動回路の動作説明図、第8図は第1の発明の実施
例6によるパワー素子駆動回路の動作説明図、第9図は
第1の発明の実施例7によるパワー素子駆動回路図、第
1O図は第1の発明の実施例7によるパワー素子駆動回
路図、第11図は第1の発明の実施例7によるパワー素
子駆動回路図、第12図は第2の発明の実施例1による
パワー素子駆動回路図、第13図は第2の発明の実施例
1によるパワー素子駆動回路の動作説明図、第14図は
第2の発明の実施例2によるパワー素子駆動回路図、第
15図は第2の発明の実施例3によるパワー素子駆動回
路の動作説明図、第16図は第2の発明の実施例4によ
るパワー素子駆動回路の動作説明図、第17図は第2の
発明の実施例5によるパワー素子駆動回路の動作説明図
、第18図は第2の発明の実施例6によるパワー素子駆
動回路図、第19図は第2の発明の実施例6によるパワ
ー素子駆動回路図、第20図は第2の発明の実施例6に
よるパワー素子駆動回路図、第21図は従来のパワー素
子駆動回路図である。 図において、(l)は第1のパワー素子、(4)は第2
のパワー素子、(6)は第1の電源、(7)は第2の電
源、(8)は第1のコンデンサ、(10)は直流電源、
(11)は負荷、(14)は制御手段、(15)は第1
の駆動I C,(16)は第2の駆動I C,(17)
は第1の絶縁手段、(18)は第2の絶縁手段、(39
)は第3の電源、(40)は第4の電源、(41)は第
5の電源、(42)は第2のコンデンサである。 なお、図中同一符号は同一、又は相当部分を示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)直列に接続された第1及び第2のパワー素子を駆
    動するための第1及び第2の駆動ICと、前記第2の駆
    動ICに電源を供給する第1の電源と、前記第2のパワ
    ー素子の導通時に前記第1の電源により充電されるコン
    デンサを含み前記第1の駆動ICに電源を供給する第2
    の電源と、前記第1及び第2のパワー素子の点弧信号を
    出力する制御手段と、この制御手段の出力と前記第1及
    び第2の駆動ICの入力との間に設けられ前記制御手段
    の出力信号と前記第1及び第2の駆動ICの入力信号と
    を電気的に絶縁するための第1及び第2の絶縁手段とか
    らなる回路を有し、前記第1及び第2の駆動ICを、前
    記第1及び第2のパワー素子の出力端子間耐圧よりも信
    号入力端子間耐圧に近い耐圧を有する低耐圧ICにより
    構成したことを特徴とするパワー素子駆動回路。
  2. (2)直列に接続された第1及び第2のパワー素子を駆
    動するための第1及び第2の駆動ICと、前記第2の駆
    動ICに電源を供給する直列接続された第1及び第3の
    電源と、前記第1のパワー素子の前記第2のパワー素子
    と接続されていない出力端子に高電圧側を接続した第4
    の電源と、前記第2のパワー素子の導通時に前記第1の
    電源により充電される第1のコンデンサを含み前記第1
    の駆動ICに電源を供給する第2の電源と、前記第1の
    パワー素子の導通時に前記第4の電源により充電される
    第2のコンデンサを含み前記第2の電源と直列接続され
    前記第1の駆動ICに電源を供給する第5の電源と、前
    記第1及び第2のパワー素子の点弧信号を出力する制御
    手段と、この制御手段の出力と前記第1及び第2の駆動
    ICの入力との間に設けられ前記制御手段の出力信号と
    前記第1及び第2の駆動ICの入力信号とを電気的に絶
    縁するための第1及び第2の絶縁手段とを備えたことを
    特徴とするパワー素子駆動回路。
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