JPH08298336A - 光結合素子用リードフレーム - Google Patents

光結合素子用リードフレーム

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JPH08298336A
JPH08298336A JP10223795A JP10223795A JPH08298336A JP H08298336 A JPH08298336 A JP H08298336A JP 10223795 A JP10223795 A JP 10223795A JP 10223795 A JP10223795 A JP 10223795A JP H08298336 A JPH08298336 A JP H08298336A
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cradle
frame
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frames
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Hiromitsu Ishii
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、光結合素子のタイバ切断装置にお
いて送りミスもなく、金型の破損を防止でき、生産性も
向上できる光結合素子用リードフレームを提供する。 【構成】 発光側フレーム1,受光側フレーム11の一
対のクレードル部6a,6b,16a,16bに両フレ
ーム1,11に共通のタイバ切断用の位置決め穴8a,
8b,18a,18bを素子搭載用ヘッダ2,12とク
レードル部6a,16aまでの距離が同一となる素子搭
載用ヘッダ2,12間の配置間隔2Pごとに設けてなる
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光結合素子用のリード
フレームに関し、特にトランスファーモールドタイプの
光結合素子用リードフレームに関する。
【0002】
【従来の技術】従来例として、特開平6−350128
号公報に開示された光結合素子用リードフレームがあ
る。該光結合素子用リードフレームは、1枚当たりの取
れ数を大幅に向上させ、設備効率アップを図ったもので
ある。
【0003】以下に、その構成を説明する。図6
(a),(b)は受光側フレーム1を示す図であり、図
7(a),(b)は発光側フレーム11を示す図であ
る。また、図8は1次モールド完了時の状態を示した図
であり、図9は2次モールド完了時の状態を示した図で
ある。図において、5,15はリード端子、3,13は
第1のタイバ(1次モールド用)、4,14は第2のタ
イバ(2次モールド用)、6a,6b,16a,16b
はクレードル部、41,42は位置決め用の穴である。
これらの図から分かるように、該従来例のリードフレー
ムは、光結合素子がフレーム1,11の幅方向に複数個
(例では8個)並ぶように構成されており、各フレーム
1,11は両側にクレードル部6a,6b,16a,1
6bが設けられた両持ちばりタイプとなっている。発光
側フレーム11は、図7(b)に示すように、タイバの
一部43で曲げが施され、板厚分だけ段差が設けられ、
受光側フレーム1と発光側フレーム11を重ね合わせた
ときに、受光側フレーム1のタイバ3,4、リード5
と、発光側フレーム11のタイバ13,14、リード1
5とが同一平面上にくるようになっている。
【0004】光結合素子の製造工程としては、受光側フ
レーム1上に受光素子を搭載するとともに、発光側フレ
ーム11上に発光素子を搭載し、両フレーム1,11
を、上記したようにタイバ3,4、リード5と、タイバ
13,14,リード15とが同一平面上にくるように重
ねて1次モールド44,2次モールド45を施す。これ
により、光結合素子が、フレームの幅方向に複数個形成
され、リードフレーム1枚当たりの取れ数を大幅に向上
させることができ、コストの低減になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、発光素子,
受光素子等を載置するリードフレームの設計を行うとき
には、発光側フレーム,受光側フレーム間で共用できる
部分があることが望ましい。リードフレームの設計コス
ト、製造装置コスト等のコストダウンになるとともに、
リードフレーム設計時間の短縮にも繋がるからである。
しかし、上記従来例では、それが考えられていなかっ
た。
【0006】そこで、本出願人は、特願平6−4394
5号(平成6年3月15日出願)の光結合素子用リード
フレームを提案した(以下、提案例と称す)。この提案
例は、発光素子,受光素子等を載置するフレームにおい
て、共用できる部分を設定できるようにすることによっ
て、リードフレームの設計コスト、製造装置コスト等の
コストダウン、および、リードフレーム設計時間の短縮
を図ることのできる、光結合素子用リードフレームを提
供するものである。
【0007】以下に、その構成を説明する。図10は受
光側フレーム1を示す図であり、図11は発光側フレー
ム11を示す図である。図12はフレーム成型金型によ
るフレームの送り方向を示す図であり、(a)は受光側
フレーム1を示し、(b)は発光側フレーム11を示
す。図13は受光側フレーム1と発光側フレーム11と
を組み合わせた部分拡大図である。図14は受光側フレ
ーム1と発光側フレーム11とを組み合わせ1次モール
ド完了時の状態及びタイバ切断を説明するための図であ
る。図15は1次モールド後の第1のタイバ切断部を説
明するための図である。図において、図6〜図9と同一
部分は同一符号で示している。
【0008】図10において、受光側フレーム1は、一
対の平行なクレードル部6a,6b間に、第1のタイバ
3および第2のタイバ4を架橋し、該タイバ3,4上に
複数個のヘッダ2およびリード5を設けている。この提
案例では、タイバ3,4上に8個分のヘッダ2およびリ
ード5を形成し、クレードル部6a,6bと直交する方
向に8個の受光部が形成できるようにしている。
【0009】同様に、発光側フレーム11は、図11に
示すように、一対のクレードル部16a,16b間に架
橋したタイバ13,14上に、複数(8個分)のヘッダ
12およびリード15を設け、クレードル部16a,1
6bと直交する方向に8個の発光部が形成できるように
している。
【0010】発光部,受光部は、両フレーム1,11を
重ねることによって重ね合わせる。この重ね合わせの際
には、発光側フレーム11を裏返しにした状態で、受光
側フレーム1に重ねる。なお、両フレーム1,11には
各々噛合部1a,11aが形成されている。噛合部1
a,11aは、両フレーム1,11を重ね合わせる際に
両者にずれが生じないため、および、後工程の樹脂モー
ルド時の樹脂漏れを防止するためのものである。
【0011】次に、両フレーム1,11の設計の手順を
説明する。
【0012】まず、受光側フレーム1の設計について説
明すると、クレードル部6a,6bの任意の位置に基準
穴(位置決め穴)8a,8bを形成する。基準穴8a,
8bは一定間隔Pごとに形成される。Pは具体的には1
5mm程度であり、ヘッダ間のピッチと一致する。そし
て、基準穴8a,8bから一定距離D1の位置をモール
ドセンタCとして設定する。なお、この提案例の構成で
は、素子搭載位置とモールドセンタCとが一致してい
る。また、リード5、タイバ3、4の位置も基準穴8
a,8bを基準に設計される。該基準穴8a,8bは、
フレーム成型において、フレーム成型金型にて流すため
の共通化された位置決め穴である。
【0013】一方、発光側フレーム11においても、ク
レードル部16a,16bの任意の位置に基準穴(位置
決め穴)17a,17bを形成し、該基準穴17a,1
7bから一定距離D1の位置にモールドセンタCを設定
し、さらに、リード15、タイバ13,14も位置決め
穴17a,17bを基準に設計される。リード15、タ
イバ13,14は、上記受光側フレーム1のリード5、
タイバ1,4と同一形状、同一寸法となる。
【0014】つまり、図12に示すように受光側フレー
ム1の受光素子搭載面を下側,発光側フレーム11の発
光素子搭載面を上側にし、ヘッダの向きも同じにする
と、図12の点線で示すラインで、基準穴8a,8b、
17a,17bを基準として、リード5,15と、タイ
バ3,13と、タイバ4,14の部分は一つの設計図面
で兼用することができる。また、これらのフレーム1,
11を形成するためのフレーム成型金型も同一形状、同
一寸法でよく、フレーム成型金型設計の一部を共用でき
る。さらに、フレーム成型金型のスプロケットピンが共
通化できる。
【0015】また、この提案例では、1つのリードフレ
ームは、図10,図11に示すように、16列分のタイ
バ架橋部10a,10b,10a・・・、20a,20
b,20a・・・を有している。隣接するタイバ架橋部
同士はいずれかのクレードル部側へシフトされ、受光側
フレーム1と発光側フレーム11とを重ねたときに隣接
するタイバ架橋部のリードが接触しないようになってい
る。
【0016】例えば、受光側フレーム1のタイバ架橋部
10aはクレードル部6a側へシフトされ、タイバ架橋
部10bはクレードル部6b側へシフトされており、フ
レーム1,11を重ねたときにリード5とリード15と
が互い違いになって、リード同士が接触しないようにな
っている。そして、各タイバ架橋部の形状は、基準穴8
a,8b,17a,17bを基準にして、繰り返され
る。
【0017】上述した発光側フレーム11を裏返しにし
て受光側フレーム1上に重ね合わせたとき、図13に示
すように、受光側フレーム1の位置決め穴(7a),
(7b)に発光側フレーム11の基準穴17a,17b
が重なる。また、受光側フレーム1の基準穴(8a)に
発光側フレーム11の位置決め穴18aが重なる。
【0018】光結合素子の製造装置においては、こらら
の穴の重なる位置に、スプロケットピンが設定されてい
る。なお、前記基準穴17bは位置決め穴7bよりも若
干大きく形成されており、両穴の位置が若干ずれても問
題は生じない。また、位置決め穴18aは楕円形状に形
成され、ここにおいても若干の位置ずれが吸収される。
【0019】光結合装置の製造工程としては、受光側フ
レーム1に受光素子を搭載するとともに、発光側フレー
ム11に発光素子を搭載し、両フレーム1,11を上記
したようにタイバ2,4及びリード5と、タイバ13,
14及びリード15とが同一平面にくるように重ねてモ
ールドする。具体的には、まず、図14に示すように、
1次モールド体(以下、「デバイス」と称す。)45を
形成した後、第1のタイバ3,13の切断を行い、次
に、2次モールド体(図示せず)を形成し、その後第2
のタイバ4,14の切断を行い、最後にフォーミング工
程にてリードを折り曲げ形成する。
【0020】以下、上記タイバ切断について、図14,
15を参照して説明する。
【0021】第1のタイバ3,13及び第2のタイバ
4,14の切断は、タイバ切断装置にて行われる。例え
ば、第1のタイバ3,13の切断は、図15に示す斜線
部分の切断を行う。この切断方法は、図14のb1枠内
のデバイス2列分(16個)に当たる第1のタイバ3,
13部分を1つの切断ブロックとし、順次にb2,b3
・・・にて連続して行われる。このとき、デバイス2列
分の搭載位置の設定は位置決め穴17a,(7a)と1
7b,(7b)を基準に設定しフレームは配置間隔2P
ごとに送り、次のデバイス2列が位置決めされる。
【0022】このように、タイバ切断はデバイス偶数列
分(上記では2列分)ごと、或いは4,6,8列分とい
った具合に、1つの切断ブロックを設定して行うことが
できる。これに対し、提案例のデバイス基準穴は、各デ
バイス列ごとに設けられている。タイバ切断時、正常な
デバイス位置をb1とした場合、次のステップではb2
のデバイス2列分が正常な位置にくるようデバイス基準
穴により配置間隔(ピッチ)Pの2倍、即ち2Pで送る
ことが不可欠である。このとき、デバイス2列分はフレ
ーム幅方向に互いにシフトされているため、各々のデバ
イス列が1列目に位置するのか、2列目に位置するの
か、を認識することが必要となる。
【0023】もし、配置間隔2Pの送りが正常に動か
ず、半ピッチずれてPの基準穴にきた場合、デバイス位
置は図13の2点鎖線で示すb2′の位置となり、か
つ、金型の破損をまねき、生産性、設備効率も低下する
ことになる。
【0024】本発明は、上記課題を解決することを目的
とするものである。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
光結合素子用リードフレームは、発光側フレーム、受光
側フレームからなり、各フレームに、平行配置された一
対のクレードル部と、該一対のクレードル部間に架橋さ
れた複数列のタイバと、各タイバごとに複数個づつ連結
支持された素子搭載用ヘッダおよびリードとを備え、一
方のクレードル部までの距離が前記クレードル部の長さ
方向で隣接する素子搭載用ヘッダで異なる光結合素子用
リードフレームにおいて、前記両フレームの一対のクレ
ードル部に両フレームに共通のタイバ切断用の位置決め
穴を素子搭載用ヘッダとクレードル部までの距離が同一
となる素子搭載用ヘッダ間の配置間隔PX ごとに設けて
なることを特徴とするものである。
【0026】本発明の請求項2記載の光結合素子用リー
ドフレームは、前記配置間隔PX がクレードル部の長さ
方向における素子搭載用ヘッダ列の列数の約数からなる
ことを特徴とするものである。
【0027】本発明の請求項3記載の光結合素子用リー
ドフレームは、前記配置間隔PX がクレードル部の長さ
方向において隣接する素子搭載用ヘッダ間の配置間隔P
に対して配置間隔2Pからなることを特徴とするもので
ある。
【0028】
【作用】上記構成のように、本発明の光結合素子用リー
ドフレームは、両フレームの一対のクレードル部に両フ
レームに共通のタイバ切断用の位置決め穴を素子搭載用
ヘッダとクレードル部までの距離が同一となる素子搭載
用ヘッダ間の配置間隔PX ごとに設けてなる構成なの
で、タイバ切断装置において前記タイバ切断用の位置決
め穴をリードフレームの位置決め用とすることにより、
クレードル部の長さ方向で隣接する素子搭載用ヘッダの
同一クレードル部までの距離が異なるリードフレームの
確実な位置決めと、より効率的なタイバ切断が可能であ
る。
【0029】また、本発明の請求項2記載の光結合素子
用リードフレームは、配置間隔PXがクレードル部の長
さ方向における素子搭載用ヘッダ列の列数の約数からな
る構成なので、タイバ切断装置において全てのタイバが
無駄なく切断される。
【0030】さらに、本発明の請求項3記載の光結合素
子用リードフレームは、配置間隔PX がクレードル部の
長さ方向において隣接する素子搭載用ヘッダ間の配置間
隔Pに対して配置間隔2Pからなる構成なので、リード
フレームの設計が容易である。
【0031】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例を説
明する。
【0032】図1は請求項1,2,3の実施例に係る受
光側フレーム1を示す図であり、図2は請求項1,2の
実施例に係る発光側フレーム11を示す図であり,図3
は請求項3の実施例に係る発光側フレームを示す図であ
り、図4は図1に示す受光側フレームと図3に示す発光
側フレームとを重ねた要部拡大図であり、図5は同受光
側フレームと同発光側フレームとを重ねて1次モールド
を行った後のタイバ切断を説明するための図である。図
において、図10〜図15と同一部分は同一符号で示し
ている。
【0033】図1において、受光側フレーム1は、一対
の平行なクレードル部6a,6b間に、第1のタイバ3
および第2のタイバ4を架橋し、該タイバ3,4上に複
数個のヘッダ2およびリード5を設けている。この実施
例では、タイバ3,4上に4個分のヘッダ2およびリー
ド5を形成し、クレードル部6a,6bと直交する方向
に4個の受光部が形成できるようにしている。
【0034】同様に、発光側フレーム11は、図2,図
3に示すように、一対のクレードル部16a,16b間
に架橋したタイバ13,14上に、複数個のヘッダ12
およびリード15を設け、クレードル部16a,16b
と直交する方向に4個の発光部が形成できるようにして
いる。また、このフレーム11には噛合部11aの部分
で、受光側フレーム1と重ね合わせたときに、発光側フ
レーム11のタイバ13,14、リード15と、受光側
フレーム1のタイバ3,4、リード5とが同一平面上に
くるように、フレーム厚分の曲げを施している。
【0035】発光部,受光部は、両フレーム1,11を
重ねることによって対向して重ね合わせる。この重ね合
わせの際には、発光側フレーム11を裏返しにした状態
で、ヘッダセンターCが合うよう図4で示すように受光
側フレーム1に重ねる。なお、両フレーム1,11には
各々噛合部1a,11aが形成されている。噛合部1
a,11aは、両フレーム1,11を重ね合わせる際に
両者にずれが生じないため、および、後工程の樹脂モー
ルド時の樹脂漏れを防止するためのものである。次に、
両フレーム1,11の設計の手順を説明する。
【0036】まず、受光側フレーム1の設計について説
明すると、クレードル部6a,6bの任意の位置に基準
穴(位置決め穴)8a,8bを形成する。基準穴8a,
8bは一定間隔Pごとに形成される。Pは具体的には1
5mm程度であり、クレードル部長さ方向のヘッダ間の
ピッチと一致する。そして、基準穴8a,8bから一定
距離D1の位置をモールドセンタCとして設定する。な
お、この実施例の構成では、素子搭載位置とモールドセ
ンタCとが一致している。また、リード5、タイバ3、
4の位置も基準穴8a,8bを基準に設計される。さら
に、クレードル6a,6bの任意の位置に位置決め穴7
a,7bを形成し、該位置決め穴7a,7bから一定距
離D2の位置をヘッダセンタCとして設計する。
【0037】一方、発光側フレーム11においても、ク
レードル部16a,16bの任意の位置に基準穴(位置
決め穴)17a,17bを形成し、該基準穴17a,1
7bから一定距離D1の位置にモールドセンタCを設定
し、さらに、リード15、タイバ13,14も基準穴1
7a,17bを基準に設計される。リード15、タイバ
13,14は、上記受光側フレーム1のリード5、タイ
バ1,4と同一形状、同一寸法となる。
【0038】また、クレードル16a,16bの任意の
位置に位置決め穴18a,18bを形成し、該位置決め
穴18a,18bから一定距離D2の位置をヘッダセン
タCとして設計する。位置決め穴18aは楕円の形状で
配置間隔P寸法で設計し、位置決め穴18bは楕円の形
状で配置間隔PX =2P寸法で設計する。
【0039】つまり、提案例同様、基準穴8a、8b、
17a17bを基準として、リード5,15と、タイバ
3,13と、タイバ4,14の部分は一つの設計図面で
兼用することができる。また、これらのフレーム1,1
1を形成するための金型も同一形状、同一寸法でよく、
フレーム成型金型設計の一部を共用できる。さらに、フ
レーム成型金型のスプロケットピンを共通化できる。
【0040】この実施例では、一つのリードフレーム
は、図1,図2,図3に示すように、16列分のタイバ
架橋部10a,10b,10a・・・、20a,20
b,20a・・・を有している。隣接するタイバ架橋部
同士はいずれかのクレードル部側へシフトされ、受光側
フレーム1と発光側フレーム11とを重ねたときに隣接
するタイバ架橋部のリードが接触しないようになってい
る。
【0041】例えば、受光側フレーム1のタイバ架橋部
10aはクレードル部6a側へシフトされ、タイバ架橋
部10bはクレードル部6b側へシフトされており、フ
レーム1,11を重ねたときにリード5とリード15と
が互い違いになって、リード同士が接触しないようにな
っている。具体的には、クレードル部6a,6bの並置
方向において隣接するヘッダ2,2間ピッチの1/4ピ
ッチずれた状態となっている。そして、各タイバ架橋部
の形状は、基準穴8a,8bを基準にして、繰り返され
る。
【0042】図1に示す受光側フレーム1と図3に示す
発光側フレーム11とを図4に示すように、前記発光側
フレーム11を裏返しにして受光側フレーム1の上に重
ね合わせたとき、受光側フレーム1の位置決め穴(7
a),(7b)に発光側フレーム11の基準穴17a,
17bが重なる。また、受光側フレームの基準穴(8
a)に発光側フレーム11の位置決め穴18aが重な
る。
【0043】また、受光側フレーム1の基準穴(8b)
に発光側フレーム11の位置決め穴(18)が重なる
が、位置決め穴18bは配置間隔2Pで設けてあるた
め、配置間隔Pに対して1つ置きに重なり、該重なる部
分だけが貫通される穴となる。
【0044】光結合素子の製造装置においては、これら
の穴の重なる位置にスプロケットピンが設定されてい
る。なお、基準穴17bは位置決め穴(7b)よりも若
干大きく形成されており、両穴の位置が若干ずれても問
題は生じない。また、位置決め穴18aは楕円形状に構
成されているので、ここにおいてもフレームの若干の位
置ずれが吸収される。
【0045】光結合装置の製造工程としては、受光側フ
レーム1に受光素子を搭載するとともに、発光側フレー
ム11に発光素子を搭載し、両フレーム1,11を上記
したようにタイバ2,4及びリード5と、タイバ13,
14及びリード15とが同一平面にくるように重ねてモ
ールドする。具体的には、まず、図5に示すように、1
次モールド体(以下、「デバイス」と称す。)45を形
成した後、第1のタイバ3,13の切断を行い、次に、
2次モールド体(図示せず)を形成し、その後第2のタ
イバ4,14の切断を行い、最後にフォーミング工程に
てリードを折り曲げ形成する。
【0046】以下、上記タイバ切断について、図5,1
5を参照して説明する。
【0047】第1のタイバ3,13及び第2のタイバ
4,14の切断は、タイバ切断装置にて行われる。例え
ば、第1のタイバ3,13の切断は、図15に示す斜線
部分の切断を行う。この切断方法は、図5のB1枠内の
デバイス2列分(8個)に当たる第1のタイバ3,13
部分を1つの切断ブロックとし、順次にB2,B3・・
・にて連続して行われる。
【0048】ここで、発光側フレーム11の位置決め穴
18bは、受光側フレーム1の基準穴(8b)と配置間
隔2Pごとに重なり、該重なり位置に貫通穴が形成され
る。この貫通穴をデバイス2列分ごとの位置決め用とし
て適用することにより、送りミスもなく、金型の破損が
防止でき、生産性,設備効率の向上が図れる。
【0049】また、配置間隔PX =2Pとすることによ
り、リードフレームの設計が容易となる。
【0050】なお、本発明のデバイス位置決め穴は配置
間隔2Pに限るものではなく、図2に示すように素子搭
載用ヘッダとクレードル部までの距離が同一となる素子
搭載用ヘッダ間の配置間隔ごとであって、クレードル部
の長さ方向に形成されたヘッダ列の列数の約数の配置間
隔PX 1,PX 2ごとに設けてもさしつかえなく、同様
の効果が得られる。ここで、ヘッダ列の列数の約数とす
る理由としては、タイバ切断装置において全てのタイバ
を無駄なく切断することができ、光結合素子を効率良く
製造できるようにするためである。
【0051】また、一列4個取りに限らず、従来の8個
取りにも適用できることは言うまでもない。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光結合素
子用リードフレームによれば、両フレームの一対のクレ
ードル部に両フレームに共通のタイバ切断用の位置決め
穴を素子搭載用ヘッダとクレードル部までの距離が同一
となる素子搭載用ヘッダ間の配置間隔PX ごとに設けて
なる構成なので、タイバ切断装置において前記タイバ切
断用の位置決め穴をリードフレームの位置決め用とする
ことにより、クレードル部の長さ方向で隣接する素子搭
載用ヘッダの同一クレードル部までの距離が異なるリー
ドフレームの確実な位置決めと、より効率的なタイバ切
断が可能となる。したがって、光結合素子のタイバ切断
装置において送りミスもなく、金型の破損を防止でき、
生産性も向上される。
【0053】また、本発明の請求項2記載の光結合素子
用リードフレームによれば、配置間隔PX がクレードル
部の長さ方向における素子搭載用ヘッダ列の列数の約数
からなる構成なので、タイバ切断装置において全てのタ
イバが無駄なく切断される。さらに、本発明の請求項3
記載の光結合素子用リードフレームによれば、配置間隔
X がクレードル部の長さ方向において隣接する素子搭
載用ヘッダ間の配置間隔Pに対して配置間隔2Pからな
る構成なので、リードフレームの設計が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1,2,3の実施例に係る受光側フレー
ムを示す図である。
【図2】請求項1,2の実施例に係る発光側フレームを
示す図である。
【図3】請求項3の実施例に係る発光側フレームを示す
図である。
【図4】受光側フレーム,発光側フレームを重ねた状態
を示す要部拡大図である。
【図5】受光側フレーム,発光側フレームを重ねて1次
モールドを行った後のタイバ切断を説明するための図で
ある。
【図6】従来の受光側フレームを示す図である。
【図7】同従来の発光側フレームを示す図である。
【図8】同従来の受光側フレーム,発光側フレームを重
ねて1次モールドを行った状態を示す図である。
【図9】同従来の2次モールドを行った状態を示す図で
ある。
【図10】提案例の受光側フレームを示す図である。
【図11】同提案例の発光側フレームを示す図である。
【図12】同提案例のフレーム金型によるフレーム送り
方向を示す図であり、(a)は受光側フレームを示し、
(b)は発光側フレームを示す。
【図13】同提案例の受光側フレームと発光側フレーム
とを組み合わせた部分拡大図である。
【図14】同提案例の受光側フレームと発光側フレーム
とを組み合わせ1次モールド完了時の状態及びタイバ切
断を説明するための図である。
【図15】同提案例の1次モールド後の第1のタイバ切
断部を説明するための図である。
【符号の説明】
1 受光側フレーム 11 受光側フレーム 2,12 ヘッダ 3,4,13,14, タイバ 5,15 リード 6a,6b,16a,16b クレードル部 8a,8b,18a,18b タイバ切断用の位置決め
穴 PX タイバ切断用の位置決め穴の配置間隔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光側フレーム、受光側フレームからな
    り、各フレームに、平行配置された一対のクレードル部
    と、該一対のクレードル部間に架橋された複数列のタイ
    バと、各タイバごとに複数個づつ連結支持された素子搭
    載用ヘッダおよびリードとを備え、一方のクレードル部
    までの距離が前記クレードル部の長さ方向で隣接する素
    子搭載用ヘッダで異なる光結合素子用リードフレームに
    おいて、前記両フレームの一対のクレードル部に両フレ
    ームに共通のタイバ切断用の位置決め穴を素子搭載用ヘ
    ッダとクレードル部までの距離が同一となる素子搭載用
    ヘッダ間の配置間隔PX ごとに設けてなることを特徴と
    する光結合素子用リードフレーム。
  2. 【請求項2】 前記配置間隔PX は、クレードル部の長
    さ方向における素子搭載用ヘッダ列の列数の約数からな
    ることを特徴とする請求項1記載の光結合素子用リード
    フレーム。
  3. 【請求項3】 前記配置間隔PX は、クレードル部の長
    さ方向において隣接する素子搭載用ヘッダ間の配置間隔
    Pに対して配置間隔2Pからなることを特徴とする請求
    項1に記載の光結合素子用リードフレーム。
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