JPH08284445A - 浴室の壁構造 - Google Patents

浴室の壁構造

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Publication number
JPH08284445A
JPH08284445A JP9232995A JP9232995A JPH08284445A JP H08284445 A JPH08284445 A JP H08284445A JP 9232995 A JP9232995 A JP 9232995A JP 9232995 A JP9232995 A JP 9232995A JP H08284445 A JPH08284445 A JP H08284445A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bathroom
floor pan
wall panel
ridge
wall structure
Prior art date
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Pending
Application number
JP9232995A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhito Takahashi
勝仁 高橋
Toshiro Arima
敏郎 有馬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】水密性に優れ、且つ、汚れや黴が付きにくく、
又、清掃し易い浴室の壁構造を提供する。 【構成】床パン1の水切り面11に水密材2を介して壁
パネル3の下端部の連結部323が載置された浴室の壁
構造である。壁パネル3の下端部に、床パン1との連結
部よりも浴室内側に、水平方向に沿って下方に突出する
突条321が設けられ、その突条321と床パン1との
間に5mm以上の間隔があけられるとともに、その突条
321と前記水密材2との間に5mm以上の間隔があけ
られている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、浴室の壁構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、浴室の壁パネルの防水構造として
は、例えば、図6に示す如く、床パンの水切り面aに、
合成樹脂製発泡体等からなるバックアップ材dを貼り付
け、その上に壁パネルbの裏打ちフレームcの部分を設
置し、壁パネルbの下端面と水切り面aとの間隙にシリ
コン等によるコーキングeを充填していた。尚、この場
合、バックアップ材dを省略することもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
如き従来の場合には、床パンの水切り部分は足元にある
ことが多く、コーキングの作業は粘性のあるシリコン等
を壁パネル下端縁に注入しなければならないので、その
作業が煩雑である。又、コーキングによる水密では、壁
パネルの下端面及び水切り面aとコーキング面との間に
微細な空間が生じ、その空間に汚れが溜まったり、水分
が溜まって黴が発生し易く、その汚れや黴は、表面に発
生したものと異なり、容易に清掃して除去することがで
きないという問題点がある。
【0004】本発明は、上記の如き従来の問題点を解消
し、水密性に優れ、且つ、汚れや黴が付きにくく、又、
清掃し易い浴室の壁構造を提供することを目的としてな
されたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、床パンの水切
り面に水密材を介して壁パネルの下端部の連結部が載置
された浴室の壁構造であって、壁パネルの下端部に、床
パンとの連結部よりも浴室内側に、水平方向に沿って下
方に突出する突条が設けられ、その突条と床パンとの間
に5mm以上の間隔があけられるとともに、その突条と
前記水密材との間に5mm以上の間隔があけられている
浴室の壁構造である。
【0006】本発明において、水密材としては、合成樹
脂製の発泡体やゴム材料からなるパッキング等が挙げら
れる。
【0007】本発明においては、突条と床パンとの間に
5mm以上の間隔があけられているとともに、突条と水
密材との間に5mm以上の間隔があけられている必要が
ある。間隔が5mm未満であれば、その隙間に、その表
面張力により、水が入り込んだまま出てこない。
【0008】
【作用】本発明の浴室の壁構造は、水切り面に装着した
水密材上に壁パネルの下端部の連結部を載置するだけで
よいので、従来の如きシリコン等によるコーキングを施
す必要がなく作業性よく組立作業を行うことができ、
又、壁パネルの下端部に、床パンとの連結部よりも浴室
内側に、水平方向に沿って下方に突出する突条が設けら
れ、その突条と床パンとの間に5mm以上の間隔があけ
られるとともに、その突条と前記水密材との間に5mm
以上の間隔があけられていることにより、壁パネルの浴
室内側をつたって突条の下端から水が落下し易く、又、
壁パネルと床パンとの連結部の周辺から水が流れ落ち易
く、又水が蒸発し易くなるため、水が溜まることがない
ので、汚れが溜まったり、黴が発生しにくく、又、清掃
作業を楽に行うことができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を実施例により図面を参照して
説明する。図1は、本発明の浴室の壁構造の一例を示す
断面図である。1は床パンであって、図示しない床面の
周囲に段部を経て水切り面11が設けられ、水切り面1
1から水切り立上り部12が設けられている。又、水切
り面11には、水平方向に沿って段差が設けられて、上
段面111と下段面112が形成されている。
【0010】2は合成樹脂製発泡体等からなる水密材で
あって、床パン1の水切り面11の上段面111の全面
に装着される。
【0011】3は壁パネルであって、珪酸カルシウム等
からなるボード31の浴室内面側に樹脂被覆鋼板等から
なる表装材32が被覆されており、その表装材32の下
端部はボード31の下端より突出されている。表装材3
2の下端部は浴室外側に曲折されて、その先端に床パネ
ル1との連結部323が設けられている。表装材32の
下端部の連結部323よりも浴室内側に、下方に断面U
字状に突出する突条321が設けられ、その突条321
と連結部323との間に、上方に断面U字状に突出する
突条322が設けられている。
【0012】床パン1の水切り面11の上段面111に
水密材2を介して、壁パネル3の連結部323が載置さ
れて、浴室の壁構造が形成されている。そして、壁パネ
ル3の突条321と床パン1の水切り面11の下段面1
12との間に5mm以上の間隔xがあけられるととも
に、又、突条321と水密材2との間にも5mm以上の
間隔yがあけられている。
【0013】これにより、壁パネル3の浴室内側をつた
って突条321の下端から水が落下し易く、又、壁パネ
ル3と床パン1との連結部の周辺から水が流れ落ち易
く、水が蒸発し易くなるため、水が溜まることがない。
尚、水切り面11に水平方向に沿って段差を設けると、
上段面111における水切り効果をより向上させること
ができるので好ましい。又、壁パネル3の下端部の突条
321と連結部323との間に上方に断面U字状に突出
する突条322を設けることによっても、水切り効果を
より向上させることができるので好ましい。
【0014】図2は、本発明の浴室の壁構造の別の例を
示す断面図である。4は床パンであって、床面43の周
囲に段部を経て水切り面41が設けられ、水切り面41
から水切り立上り部42が設けられている。5は壁パネ
ルであって、図1に示すものと異なる点は、壁パネル5
の表装材52の下端部に、水平方向に沿って下方に突出
するように設けられた突条521がヘアピン状に曲折さ
れている点である。
【0015】床パン4の水切り面41に、水密材2を介
して、壁パネル5の連結部523が載置されて、浴室の
壁構造が形成されている。この場合は、壁パネル5の突
条521と床パン4の床面43との間に5mm以上の間
隔xがあけられるとともに、突条521と水密材2との
間に5mm以上の間隔yがあけられている。これによ
り、壁パネル5の浴室内側をつたって突条521の下端
から水が落下し易く、又、壁パネル5と床パン4との連
結部の周辺から水が流れ落ち易く、水が蒸発し易くなる
ため、水が溜まることがない。
【0016】図3は、本発明の浴室の壁構造の更に別の
例を示す断面図である。4は、図2を参照して説明した
ものと同様の床パネルである。6は壁パネルであって、
図2に示すものと異なる点は、上方に断面U字状に突出
する突条が設けられていない点である。
【0017】床パン4の水切り面41に、水密材2を介
して、壁パネル6の連結部622が載置されて、浴室の
壁構造が形成されている。この場合は、壁パネル6の突
条621と床パン4の床面43との間に5mm以上の間
隔xがあけられるとともに、突条621と水密材2との
間に5mm以上の間隔yがあけられている。これによ
り、壁パネル6の浴室内側をつたって突条621の下端
から水が落下し易く、又、壁パネル6と床パン4との連
結部の周辺から水が流れ落ち易く、水が蒸発し易くなる
ため、水が溜まることがない。
【0018】図4は、本発明の浴室の壁構造の更に別の
例を示す断面図である。7は床パンであって、図示しな
い床面の周囲に段部を経て水切り面71が設けられ、水
切り面71の周囲から水切り立上り部72が設けられて
いる。水切り面71には、水平方向に沿って水切り壁7
3が立設されている。
【0019】8は壁パネルであって、図3に示すものと
異なる点は、連結部822の更に先端に断面L字状に曲
折された係止部823が設けられている点である。床パ
ン7の水切り面71に立設された水切り壁73に、水密
材2を介して、壁パネル8の連結部822が載置され、
係止部823が水切り壁73の外側面に係止される如く
して、浴室の壁構造が形成されている。
【0020】この場合は、壁パネル8の突条821と床
パン7の水切り面71との間に5mm以上の間隔xがあ
けられるとともに、突条821と水密材2との間に5m
m以上の間隔yがあけられている。これにより、壁パネ
ル8の浴室内側をつたって突条821の下端から水が落
下し易く、又、壁パネル8と床パン7との連結部の周辺
から水が流れ落ち易く、水が蒸発し易くなるため、水が
溜まることがない。尚、水切り面71に水平方向に沿っ
て水切り壁73を立設した構造とすると、水切り効果を
より向上させることができるので好ましい。
【0021】図5は、本発明の浴室の壁構造の更に別の
例を示す断面図である。4は、図2を参照して説明した
ものと同様の床パネルである。9は壁パネルであって、
珪酸カルシウム等からなるボード91の下端面の浴室外
側に、上方に断面コ字状に曲折する裏打ちフレーム92
が固設されている。
【0022】裏打ちフレーム92の基端部はボード91
の下端面に沿うように延設されており、これにより、水
平方向に沿って下方に突出する突条921が形成されて
おり、先端側は床パンとの連結部922とされている。
裏打ちフレーム92は、アルミニウムや合成樹脂等の錆
や腐朽のない材質とするのが好ましい。
【0023】床パン4の水切り面41に、水密材2を介
して、壁パネル9の連結部922が載置されて、浴室の
壁構造が形成されている。この場合は、壁パネル9の突
条921と床パン4の床面43との間に5mm以上の間
隔xがあけられるとともに、突条921と水密材2との
間に5mm以上の間隔yがあけられている。これによ
り、壁パネル9の浴室内側をつたって突条921の下端
から水が落下し易く、又、壁パネル9と床パン4との連
結部の周辺から水が流れ落ち易く、水が蒸発し易くなる
ため、水が溜まることがない。
【0024】
【発明の効果】本発明の浴室の壁構造は、上記の如き構
成とされているので、汚れが溜まったり、黴が発生しに
くく、又、清掃作業を楽に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の浴室の壁構造の一例を示す断面図であ
る。
【図2】本発明の浴室の壁構造の別の例を示す断面図で
ある。
【図3】本発明の浴室の壁構造の更に別の例を示す断面
図である。
【図4】本発明の浴室の壁構造の更に別の例を示す断面
図である。
【図5】本発明の浴室の壁構造の更に別の例を示す断面
図である。
【図6】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1,4,7 床パン 2 水密材 3,5,6,8,9 壁パネル 11,41,71 水切り面 323,523,622,822,922 連結部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床パンの水切り面に水密材を介して壁パ
    ネルの下端部の連結部が載置された浴室の壁構造であっ
    て、壁パネルの下端部に、床パンとの連結部よりも浴室
    内側に、水平方向に沿って下方に突出する突条が設けら
    れ、その突条と床パンとの間に5mm以上の間隔があけ
    られるとともに、その突条と前記水密材との間に5mm
    以上の間隔があけられていることを特徴とする浴室の壁
    構造。
JP9232995A 1995-04-18 1995-04-18 浴室の壁構造 Pending JPH08284445A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9232995A JPH08284445A (ja) 1995-04-18 1995-04-18 浴室の壁構造

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JP9232995A JPH08284445A (ja) 1995-04-18 1995-04-18 浴室の壁構造

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Publication Number Publication Date
JPH08284445A true JPH08284445A (ja) 1996-10-29

Family

ID=14051361

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JP9232995A Pending JPH08284445A (ja) 1995-04-18 1995-04-18 浴室の壁構造

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JP (1) JPH08284445A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010070920A (ja) * 2008-09-16 2010-04-02 Yamaha Livingtec Corp 防水パンと壁パネルの接合構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010070920A (ja) * 2008-09-16 2010-04-02 Yamaha Livingtec Corp 防水パンと壁パネルの接合構造

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