JPH0712568U - 浴室床の防水パン装置 - Google Patents

浴室床の防水パン装置

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JPH0712568U
JPH0712568U JP4680593U JP4680593U JPH0712568U JP H0712568 U JPH0712568 U JP H0712568U JP 4680593 U JP4680593 U JP 4680593U JP 4680593 U JP4680593 U JP 4680593U JP H0712568 U JPH0712568 U JP H0712568U
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義信 安田
金悟 神津
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日本総合住生活株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 公団住宅等の浴室をできるだけ広く、かつ耐
久性よく防水パンを設置することにある。 【構成】 公団住宅等の浴室床1に設置する防水パン装
置2において、上記防水パン装置2の側周部の上端部に
斜め上方の外側へ折曲した折曲傾斜部14、15、2
5、26を所定量突き出し、浴室床1の側周壁16の仕
上げ壁面のモルタル層をはつったりしてその上方部に対
して所定量へこませた段落部17に上記折曲傾斜部1
4、15、25、26を配置している。そして、この折
曲傾斜部14、15、25、26と側周壁16の段落部
17との間隙にシ−リング材を水密的に装填していると
ともに、防水パン装置2の側周部の上記折曲傾斜部1
4、15、25、26から側周部にわたって水切りカバ
−19を周設して耐久性よく防水処理している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、浴室床の防水パン装置に関し、特に公団住宅や一戸建て住宅等の浴 室を広く利用することができる浴室床の防水パン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
浴室は、施工後10〜15年以上の年数が経過すると、排水ドレ−ンパイプ部 が腐食したり、浴室床のアスファルト防水層が劣化したりして漏水等が発生する 。
【0003】 そのため、一般の家庭においては、業者に浴室の補修や防水パンの取り替えを依 頼して施工されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、たとえば、公団住宅の浴室においては、その浴室、浴槽の寸法、形状 は十数種類もの多種多様の形式の相違があって、その数量は非常に多いが、これ らの浴室をできるだけ広く施工し、かつ耐久性を高めることが望まれていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記のような点に鑑みたもので、上記の課題を解決するために、公 団住宅等の浴室床に設置する浴室床の防水パン装置において、上記防水パン装置 の側周部の上端部に斜め上方の外側へ折曲した折曲傾斜部を所定量突き出し、浴 室床の側周壁をはつったりしてその上方部に対して所定量へこませた段落部に上 記折曲傾斜部を配置し、この折曲傾斜部と側周壁の段落部との間隙にシ−リング 材を水密的に装填するとともに、防水パン装置の上記折曲傾斜部から側周部にわ たって水切りカバ−を周設したことを特徴とする浴室床の防水パン装置を提供す るにある。
【0006】
【作用】
本考案の防水パン装置を浴室床に設置すると、防水パン装置の側周部の上端部 に斜め上方に外側へ折曲した折曲傾斜部を所定量突き出し、浴室床の側周壁をは つったりしてその上方部に対して所定量へこませた段落部に上記折曲傾斜部を配 置したことによって、浴室面積をより広く施工できるとともに、浴室床の側周壁 に浸透した水分が防水パン装置の外側へ流出することなく、防水パン装置の側周 部の折曲傾斜部を介して確実に防水パン側に流出させることができて、浴室の耐 久性を高めることができる。
【0007】 また、この折曲傾斜部と側周壁の段落部との間隙にシ−リング材を水密的に装 填するとともに、防水パン装置の上記折曲傾斜部から側周部にわたって水切りカ バ−を周設したことによって、防水パン装置の側周部の折曲傾斜部へ浴室側の水 分が飛散するのを防止できるとともに、浴室の側周壁面を伝って落下する水分を 水切りカバ−を介して防水パンへ確実に誘導することができる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案を実施例にもとづいて説明する。図1以下は、本考案の一実施例 を示すものである。浴室床1の防水パン装置2は、図1〜図3のように浴室床1 の寸法に対応して縦方向、横方向に4分割した防水パン分割片3、4、5、6を 接合し、架台7に搭載して浴室床1に設置するようにしている。
【0009】 上記防水パン分割片3、4、5、6は、図1のように従来の一体成形するFR Pの防水パンを縦方向および横方向にわたって、その中央部よりやや片方側に偏 心して4分割状に分割しており、それぞれFRPで一体的に成形している。
【0010】 上記防水パン分割片3、4、5、6は、その接合部8を100〜600mm幅と して、上記した公団住宅の多種多様の浴室床1に容易に対応できるように接合部 8を適宜に切断して所定の寸法の防水パン9を形成できるようにしている。
【0011】 洗い場側の防水パン分割片5、6の側周部は、図2〜図5のように所定の高さ に段落した係止部10を一体的に形成したり、段落した係止部11を別体として 取り付けるなどして立ち上り片12、13をほぼ垂直状に突設し、その上端部を 図のように斜め上方の外側へ向けて鈍角状に折曲した折曲傾斜部14、15を一 体的に設けている。
【0012】 上記折曲傾斜部14、15は、仕上げ壁面よりコンクリ−ト躯体までの20〜 50mmの突き出し量で、図4、図5のように浴室床1の側周壁16の上記仕上げ 壁面のモルタル層等をはつったりして、その上方部に対して20〜50mmへこま せた段落部17に突き出して、防水パン装置2をできるだけ広く設置できるよう にしている。
【0013】 そして、この折曲傾斜部14、15と段落部17との間には、図のようにシ− リング材18を装填して水密性をはかるようにし、さらにこの防水パン装置2の 折曲傾斜部14、15から立ち上り片12、13にわたって側周壁16に水切り カバ−19をシ−リング材20を介して周設し、折曲傾斜部14、15側へ浴室 内の水分が侵入しないようにしている。
【0014】 上記防水パン分割片5、6の側周部の所定の高さに折曲した係止部10、逆L 形状に所定の高さの係止材21を配設した係止部11には、図4、図5のように 洗い場部の防水パン分割片5、6の上に被覆する洗い場カバ−22の端面部を搭 載し、洗い場カバ−22を所定の勾配として設置できるようにしている。
【0015】 浴槽設置側の防水パン分割片3、4は、図2のようにその側周部に上記したよ うな立ち上り片23、24とその上端部に折曲傾斜部25、26を一体的に形成 して、上記した洗い場側の側周部と同じように浴室床1の側周壁16の段落部1 7に突き出し、シ−リング材18を充填し、水切りカバ−19を被覆して防水処 理するようにしている。
【0016】 上記した防水パン分割片3、4、5、6のそれぞれの接合部8は、図6のよう にその一方側を防水パン分割片の厚さだけ下側へへこませ、接合する他方の防水 パン分割片の接合部分の内面が奇麗に面一状となるように水密的に接着している ものである。
【0017】 また、上記した洗い場カバ−22の内側端面部は、図7のように下方側へ折曲 し、その折曲片27を防水カバ−分割片3、4に設置した洗い場カバ−固定材2 8に固定具29で固着するようにしている。図1での30は排水孔である。
【0018】 しかして、浴室床1の改修施工にあっては、浴室床1の側周壁16の下方部を 20〜50mm厚さの仕上げ壁面のモルタル層をはつり、浴室床1の寸法、形状に 合わして、図1のように上記した防水パン分割片3、4、5、6の接合部8をカ ッタ−等で切断するものである。
【0019】 そして、図2、図3のように浴室床1に架台7を所定の高さに設置し、架台7 の浴槽側に上記した防水パン分割片3、4を搭載し、その側周部の折曲傾斜部2 5、26を側周壁16の段落部17に配置して、その間隙にシ−リング材18を 充填して防水処理する。
【0020】 また、架台7の洗い場側に上記した防水パン分割片5、6を搭載してその折曲 傾斜部14、15を側周壁16の段落部17に配置し、図のように折曲傾斜部1 4、15と段落部16の間隙にシ−リング材18を充填して防水処理する。
【0021】 そして、図4、図5のように水切りカバ−19を側周壁16にシ−リング処理 して取り付けて、上記折曲傾斜部14、15、25、26から立ち上り部12、 13、23、24にわたって被覆するものである。
【0022】 このようにして、浴槽側の防水パン分割片3、4、洗い場側の防水パン分割片 5、6を設置した後に、洗い場カバ−22を所定の寸法に切断し、洗い場カバ− 22の外側端面部を防水パン分割片5、6の係止部10、11にポリエステル樹 脂パテ等の接合材31やシ−リング材32を介して接合し、その内側の折曲片2 7を洗い場カバ−固定材28に固着して、防水パン装置2を浴室床1に設置する ものである。
【0023】 したがって、防水パン装置の側周部を浴室の側周壁のへこませた段落部に突き 出して設置できるため、浴室をできるだけ広く利用することができる。
【0024】 また、上記のように防水パン装置の側周部を側周壁の段落部に突き出すので、 この折曲傾斜部にシ−リング材を容易に搭載して水密的に装着できて、段落部と の間隙を容易に、かつ確実に防水処理することができる。
【0025】 そして、浴室の上方部の側周壁に浸透して落下してくる水分を折曲傾斜部を介 して防水パン側に流出できるとともに、水切りカバ−を介して段落部へ水分が侵 入するのを有効に防止できる。
【0026】 また特に、洗い場側の防水パン装置に係止部を設けて、洗い場カバ−の端部を 切断して浴室床に合わせて寸法調整するようにしているので、防水パン装置の設 置を容易に、かつ迅速に施工できるものである。
【0027】 上記では、公団住宅の浴室床の改修について説明したが、ホテル、社宅等や、 1戸建て住宅の浴室床についても同様に適用できるとともに、これらの新設のも のについても適宜に適用できるものである。
【0028】
【考案の効果】
以上のように本考案にあっては、浴室面積をより広く利用できるとともに、浴 室床の側周壁に浸透した水分が防水パン装置の外側へ流出することなく、防水パ ン装置の側周部の折曲傾斜部を介して確実に防水パン側へ流出させることができ 、浴室の耐久性を高めることができる。
【0031】 また、防水パン装置の側周部の折曲傾斜部を側周壁側に突き出しても水密性を 維持できるとともに、水切りカバ−によって、防水パンの装置の外側へ浴室側の 水分が飛散するのを防止でき、また浴室の側周壁面を伝って落下する水分を水切 りカバ−を介して防水パンへ確実に誘導することができ、浴室床の防水処理を確 実にはかれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の一部省略した説明用平断面
図、
【図2】同上の説明用側断面図、
【図3】同上の説明用縦断面図、
【図4】同上の防水パン装置の側周部の設置状態図、
【図5】同上の防水パン装置の側周部の設置状態図、
【図6】同上の防水パン分割片の接合部の断面図、
【図7】同上の洗い場カバ−取付部の側断面図。
【符号の説明】
1…浴室床 2…防水パン装置 3、4、5、
6…防水パン分割片 7…架台 8…接合部 14、15…
折曲傾斜部 16…側周壁 17…段落部 18…シ−リ
ング材 19…水切りカバ− 25、26…折曲傾
斜部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 公団住宅等の浴室床に設置する防水パン
    装置において、 上記防水パン装置の側周部の上端部に斜め上方の外側へ
    折曲した折曲傾斜部を所定量突き出し、浴室床の側周壁
    をはつったりしてその上方部に対して所定量へこませた
    段落部に上記折曲傾斜部を配置し、 この折曲傾斜部と側周壁の段落部との間隙にシ−リング
    材を水密的に装填するとともに、防水パン装置の上記折
    曲傾斜部から側周部にわたって水切りカバ−を周設した
    ことを特徴とする浴室床の防水パン装置。
JP1993046805U 1993-08-04 1993-08-04 浴室床の防水パン装置 Expired - Fee Related JP2598750Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020112028A (ja) * 2015-11-18 2020-07-27 Toto株式会社 洗い場床、壁、浴室、および浴室の組み立て方法

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