JPH08260406A - 敷石の位置決め部材及びその位置決め部材を用いた敷石施工方法 - Google Patents

敷石の位置決め部材及びその位置決め部材を用いた敷石施工方法

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JPH08260406A
JPH08260406A JP6827495A JP6827495A JPH08260406A JP H08260406 A JPH08260406 A JP H08260406A JP 6827495 A JP6827495 A JP 6827495A JP 6827495 A JP6827495 A JP 6827495A JP H08260406 A JPH08260406 A JP H08260406A
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JP
Japan
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paving stone
paving
blocks
positioning member
block
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JP6827495A
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English (en)
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Tetsuji Kikuzawa
徹士 菊澤
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Eneos Corp
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Nippon Mining Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 敷石ブロックの位置決めを容易としてその施
工性及び作業性の向上を図る。 【構成】 多角形の平面形状をもつ複数の敷石ブロック
1A,1Bを相互に所定間隔をもって平面状に敷設する
に際して上記各敷石ブロック1A,1B相互間の位置決
めを行う位置決め部材2A,2Bを、上記敷石ブロック
1A,1Bよりも薄いブロック状に一体形成するととも
に、その外周部に、所定の幅寸法をもって平面方向外方
へ突出する複数の突出部21,21,・・と、該複数の
突出部21,21,・・のうちの隣り合う一対の突出部
21,21間に形成されて上記敷石ブロック1A,1B
の隅部14を平面方向から嵌入させ得るようにした嵌入
部22,22,・・とをそれぞれ複数個形成する。かか
る位置決め部材2A,2Bの各嵌入部22,22,・・
に敷石ブロック1A,1Bの隅部14を嵌入させながら
順次敷設することで、各敷石ブロック1A,1B相互の
間隔管理及び位置管理が自動的に行われ、施工が容易で
且つ高い作業性が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、敷石の位置決め部材
及びその位置決め部材を用いた敷石施工方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より、路面の施工に際して、路面と
周辺環境とのマッチングを図る等の観点から、各種の形
状及び色彩等をもつ敷石ブロック使用し、この敷石ブロ
ックを適宜配置で且つ相互に接触状態で敷き詰めて意匠
性のある路面を形成することが知られている(以下、こ
のような敷石ブロックの敷設状態を「接触敷設」とい
う)。
【0003】さらに一歩進んで、近年における人間性の
回復という民衆意識の高まりを背景として、単に意匠性
をもつ美観の良好な路面を形成するというに止まらず、
路面景観そのものに潤いを持たせるという要求もあり、
これに応えるものとして、敷石ブロック相互間に所定幅
の空間部を設ける如く該敷石ブロックを散点状に敷設
し、該敷石ブロック間に形成された上記空間部に土壌を
充填してここに芝草等を植生することが提案されている
(以下、このような敷石ブロックの敷設状態を「散点敷
設」という)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このように
敷石ブロックを散点敷設して該各敷石ブロック間の空間
部に植生を行う場合、該敷石ブロックの敷設施工に際し
ては、各敷石ブロック間に植生用の空間部を形成すべく
比較的大きな間隔をもたせながら順次施工する必要があ
る。従って、この敷石ブロックの「散点敷設」に際して
は、隣り合う敷石ブロック同士を順次当接させて敷設す
ることで各敷石ブロック間の間隔が自動的に所定幅(即
ち、目地幅)に設定される「接触敷設」の場合と異なっ
て、敷設作業時における各敷石ブロック相互間の間隔管
理とか位置管理が難しく、施工の容易化、作業性の向上
等を図る上においてネックとなっていた。
【0005】また一方、敷石ブロックを散点敷設し且つ
各敷石ブロック間の空間部に土壌のみを充填した状態に
おいては、敷設後における各敷石ブロック姿勢保持が上
記空間部に充填された土壌の抵抗のみによってなされる
ものであることから、例えば駐車場に敷石ブロックを敷
設した場合の如く自動車の通行によって敷石ブロックの
一部に局部的に大きな荷重が作用するおそれがある場合
には、該敷石ブロックの姿勢が次第に崩れ、ブロック敷
設面に乱れが生じて実用上及び美観上ともに好ましくな
い結果を招来することにもなる。
【0006】そこで本願発明は、敷石ブロックの散点敷
設時において各敷石ブロックの位置決め及び間隔の管理
を容易としてその施工性及び作業性の向上を図り、併せ
て敷石ブロック敷設後における敷設面の状態保持を確実
ならしめ得るようにした敷石の位置決め部材及びその位
置決め部材を用いた敷石施工方法を提案せんとしてなさ
れたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願発明ではかかる課題
を解決するための具体的手段として次のような構成を採
用している。
【0008】本願の第1の発明では、多角形の平面形状
をもつ複数の敷石ブロックを相互に所定間隔をもって平
面状に敷設するに際して上記各敷石ブロック相互間の位
置決めを行う位置決め部材を、上記敷石ブロックよりも
薄いブロック状に一体形成するとともに、その外周部
に、所定の幅寸法をもって平面方向外方へ突出する複数
の突出部と、該複数の突出部のうちの隣り合う一対の突
出部間に形成されて上記敷石ブロックの隅部を平面方向
から嵌入させ得るようにした嵌入部とをそれぞれ複数個
形成したことを特徴としている。
【0009】本願の第2の発明では、多角形の平面形状
をもつ複数の敷石ブロックを相互に所定間隔をもって平
面状に敷設して該各敷石ブロック間に土壌充填用空間を
形成するに際して、上記敷石ブロックよりも薄いブロッ
ク状に一体形成されるとともに、その外周部に、所定の
幅寸法をもって平面方向外方へ突出する複数の突出部
と、該複数の突出部のうちの隣り合う一対の突出部間に
形成されて上記敷石ブロックの隅部を平面方向から嵌入
させ得るようにした嵌入部とがそれぞれ複数個形成され
た位置決め部材を使用し、設置面上に載置された上記位
置決め部材の上記各嵌入部に対して、上記複数の敷石ブ
ロックの一つの隅部をそれぞれ嵌入させながら該複数の
敷石ブロックを順次平面方向に敷設することで上記複数
の敷石ブロックの平面方向の位置決めを行わしめるとと
もに、上記位置決め部材の各突出部を挟んで隣り合う一
対の敷石ブロック相互間の隙間部分で上記土壌充填用空
間を形成することを特徴としている。
【0010】
【発明の作用・効果】本願発明ではかかる構成とするこ
とにより次のような作用・効果が得られる。即ち、位置
決め部材には、敷石ブロックよりも薄いブロック状に一
体形成されるとともに、その外周部には、所定の幅寸法
をもって平面方向外方へ突出する複数の突出部と、該複
数の突出部のうちの隣り合う一対の突出部間に形成され
て上記敷石ブロックの隅部を平面方向から嵌入させ得る
ようにした嵌入部とをそれぞれ複数個形成しているの
で、かかる位置決め部材を使用して複数の敷石ブロック
を敷設する場合には、設置面上に載置された上記位置決
め部材の上記各嵌入部に対して、上記複数の敷石ブロッ
クの一つの隅部をそれぞれ嵌入させながら該複数の敷石
ブロックを順次平面方向に敷設することで上記複数の敷
石ブロックの平面方向の位置決めが行われるとともに、
上記位置決め部材の各突出部を挟んで隣り合う一対の敷
石ブロック相互間の隙間部分で上記土壌充填用空間が自
動的に形成されることになる。従って、複数の敷石ブロ
ックを相互に接触させることなく相互に所定間隔をもっ
て敷設する場合において、位置決め部材の各嵌入部に敷
石ブロックの隅部を嵌入させながら順次敷設すること
で、各敷石ブロック相互の間隔管理及び位置管理が自動
的に行われることから、その施工が容易であるとともに
高い作業性が得られ、延いては敷石ブロック相互間に植
生部分をもった敷石路面をより安価な施工単価で提供で
きることになる。
【0011】また、複数の敷石ブロックを位置決め部材
を使用して敷設すると、各敷石ブロックの姿勢保持が、
該各敷石ブロック相互間の空間部に充填された土壌の抵
抗のみならず、上記位置決め部材の剛性によってもなさ
れることから、該各敷石ブロックの姿勢保持効果が高
く、例えば敷設後の敷石ブロックに対してその一部に局
部的な荷重が作用するような場合であっても該各敷石ブ
ロックの姿勢の乱れが可及的に防止され、敷石ブロック
敷設面が長期に亙って良好に維持されるものである。
【0012】
【実施例】以下、本願発明の敷石の位置決部材及びその
位置決部材を用いた敷石施工方法を添付図面に基づいて
具体的に説明する。
【0013】図1及び図2には本願発明の実施例にかか
る位置決部材として、二種類の位置決め部材2A,2B
をそれぞれ示している。また、図3及び図4には、上記
各位置決め部材2,2を用いて「散点敷設」状態で敷設
される敷石ブロックの例として、二種類の敷石ブロック
1A,1Bをそれぞれ示している。
【0014】敷石ブロック 上記二種類の敷石ブロック1A,1Bは、共にコンクリ
ート一体成型品であって、これらのうち、図3に示され
る第1の敷石ブロック1Aは長方形の平面形状をもつ矩
形ブロック体とされ、また図4に示される第2の敷石ブ
ロック1Bは、正方形の平面形状をもつ矩形ブロック体
とされている。そして、この第1及び第2の敷石ブロッ
ク1A,1Bは、共にその底面12を設置面に接地させ
た状態で敷設され、その上面11で路面を構成する。ま
た、この各敷石ブロック1A,1Bの側面13には、そ
れぞれ目地形成用突条15,15,・・が形成されてい
るが、この目地形成用突条15は敷石ブロック1A,1
Bを「接触敷設」状態で敷設する場合において隣り合う
敷石ブロック間に所定幅の目地を形成するためのもので
あって、この実施例のように敷石ブロックを「散点敷
設」状態で敷設する場合には特に必要としない。
【0015】この第1及び第2の敷石ブロック1A,1
Bは、図5に示すように同種類のものばかり使用される
場合と、図7に示すようにこれら二種類のものを混在さ
せた状態で使用される場合とがあり、その選択は任意で
ある。
【0016】位置決部材 上記二種類の位置決め部材2A,2Bは、共に通水性を
もつポーラス状組織のコンクリート一体成型品であっ
て、これらのうち、図1に示す第1の位置決め部材2A
は、上記第1の敷石ブロック1Aばかりあるいは第2の
敷石ブロック1Bばかりを散点敷設する場合と、図7に
示すように第1の敷石ブロック1Aと第2の敷石ブロッ
ク1Bとを混在状態で散点敷設する場合とに使用され
る。これに対して、図2に示す第2の位置決め部材2B
は、図5に示すように第1の敷石ブロック1Aばかりを
散点敷設する場合に使用されるものである。
【0017】上記第1の位置決め部材2Aは、図1に示
すように、相互に直交する如く四方に突出する四つの突
出部21,21を備えた十字状の平面形態を有するとと
もに上記各敷石ブロック1A,1Bの半分ほどの厚さを
もつブロック体であって、上記四つの突出部21,2
1,・・のそれぞれ隣り合う一対の突出部21,21間
にはそれぞれ直角状に凹入する四つの嵌入部22,2
2,・・が形成されている。そして、この各嵌入部2
2,22,・・の側面22aにはそれぞれ目地形成用突
条23が形成されている。尚、この第1の位置決め部材
2Aの厚さ寸法の一例を示しておくと、各敷石ブロック
1A,1Bの厚さが80mmである場合には、この第1
の位置決め部材2Aの厚さは30mm程度とするのが好
適である。
【0018】上記第2の位置決め部材2Bは、図2に示
すように、上記第1の位置決め部材2Aにおいてその四
つの突出部21,21,・・のうちの一つの突出部21
を取り除いてなるT字状の平面形態を有するものであっ
て、三つの突出部21,21,21相互間にはそれぞれ
目地形成用突条23を備えた嵌入部22が形成されてい
る。また、突出部21が形成されなかった側面はそのま
ま平面状に延びる平坦側面27とされ、ここには目地形
成用突条23,23のみが形成されている。
【0019】敷石施工方法 続いて、上記第1あるいは第2の位置決め部材2A,2
Bを使用して上記第1あるいは第2の敷石ブロック1
A,1Bを散点敷設するとともに、これら散点敷設され
た各敷石ブロック間の土壌充填用空間3に植生用の土壌
4を充填してここに芝草5等を植生する場合の施工方法
を、上記第1の敷石ブロック1Aのみを上記第2の位置
決め部材2Bを使用して敷設する場合(第1の施工例。
図5参照)と、上記第1の敷石ブロック1Aと第2の敷
石ブロック1Bとを上記第1の位置決め部材2Aを使用
して敷設する場合(第2の施工例。図7参照)の二つの
場合を例にとって説明する。
【0020】第1の施工例 図5及び図6には、第1の施工例として、長方形の平面
形状をもつ複数の第1の敷石ブロック1A,1A,・・
をT字状の第2の位置決め部材2B,2B,・・を用い
て散点状に敷設する場合を示している。この第1の敷石
ブロック1Aの敷設に際しては、図6に示すように砕石
を所定厚さに敷き詰めてなる基礎部6の上側に土層相互
間の混合を防ぐ土層分離機能をもつ透水シート8を敷設
するとともに、この透水シート8の上側に砂を所定厚さ
で敷き詰めてクッション部7を形成する。そして、この
クッション部7の上に上記第1の敷石ブロック1A,1
A,・・を上記第2の位置決め部材2B,2B,・・を
用いて敷設する。即ち、先ず最初に基準となる一つの第
1の敷石ブロック1Aを所定位置に且つ所定方向に向け
て載置する。次に、この基準となる第1の敷石ブロック
1Aの各隅部14,14,・・のそれぞれに、上記第2
の位置決め部材2B,2B,・・を、その嵌入部22を
該第1の敷石ブロック1Aの隅部14にそれぞれ密接嵌
合させた状態で配置する。また、該第1の敷石ブロック
1Aの長手方向に延びる両側面13,13には、それぞ
れ上記第2の位置決め部材2B,2Bを、その平坦側面
27を該側面13に衝合させた状態で配置する。
【0021】以後は、次に敷設される第1の敷石ブロッ
ク1Aを、先に配置された各第2の位置決め部材2B,
2B,・・の嵌入部22,22にその隅部14,14を
密接嵌合させ、またその長手方向に延びる側面13を上
記第2の位置決め部材2Bの平坦側面27に衝合させた
状態で敷設する。かかる第1の敷石ブロック1Aの敷設
作業を順次行うことで、図5に示すように複数の第1の
敷石ブロック1A,1A,・・が散点状に敷設されるも
のである。
【0022】この場合、敷設される各第1の敷石ブロッ
ク1A,1A,・・の配置位置は、該各第1の敷石ブロ
ック1A,1A,・・の隅部14,14,・・をそれぞ
れ対応する第2の位置決め部材2B,2B,・・の嵌入
部22,22,・・に嵌入させることで自動的に設定さ
れ、また隣り合う第1の敷石ブロック1A,1A相互間
の離隔寸法はこれらの間に介在配置された第2の位置決
め部材2Bの突出部21の幅寸法によって自動的に設定
される。従って、施工作業者は、第1の敷石ブロック1
Aの隅部14,14,・・を単に第2の位置決め部材2
Bの嵌入部22,22,・・に嵌入させながら該第1の
敷石ブロック1Aを順次敷設することのみによって、各
第1の敷石ブロック1A,1A,・・をそれら相互間に
一定の幅寸法をもつ土壌充填用空間3を形成した状態で
整然と配置することができ、例えば従来のように第1の
敷石ブロック1Aの敷設に際してこれらの相対的な配置
位置及び配置間隔に注意しながら敷設しなければならな
い場合に比して、敷設作業を容易に且つ作業性良く行う
ことができ、延いては施工工数の低減によって施工コス
トの低廉化に寄与し得るものである。
【0023】上述の如くして複数の第1の敷石ブロック
1A,1A,・・の敷設作業が完了すると、次は上記各
第1の敷石ブロック1A,1A,・・相互間に形成され
た土壌充填用空間3内に植生用の土壌4を充填する。こ
の場合、上記第2の位置決め部材2Bの厚さ寸法が上記
第1の敷石ブロック1Aの厚さ寸法よりも小さく設定さ
れているので、上記土壌4は各第1の敷石ブロック1
A,1A,・・の周囲を取り巻いた状態で連続的に存在
することになる。このため、この土壌4に芝草5を植生
することで、散点状に敷設された上記第1の敷石ブロッ
ク1A,1A,・・の回りを植生された芝草5が取り囲
んだ潤い感のある路面が得られるものである。
【0024】第2の施工例 図7には、第1の敷石ブロック1Aと第2の敷石ブロッ
ク1Bとを、第1の位置決め部材2Aを用いて敷設した
施工例を示している。この施工例の場合も、上記第1の
施工例の場合と同様に、第1の敷石ブロック1Aあるい
は第2の敷石ブロック1Bのいずれか一つを基準とし、
この基準となる敷石ブロック1A,1Bの隅部14,1
4,・・のそれぞれにその嵌入部22,22,・・を嵌
入させた状態で上記第1の位置決め部材2A,2A,・
・を配置し、さらにこれら各第1の位置決め部材2A,
2A,・・の各嵌入部22,22,・・にその隅部1
4,14,・・を嵌入させた状態で第1あるいは第2の
敷石ブロック1A,1Bを配置し、かかる作業を繰り返
すことのみによって、複数の第1の敷石ブロック1A,
1A,・・と第2の敷石ブロック1B,1B,・・とが
混在状態で散点敷設されるとともに、これら各敷石ブロ
ック間に形成された土壌充填用空間3内に土壌4を充填
してここに芝草5を植生することで各敷石ブロック1
A,1Bの回りを芝草5が取り囲んだ潤い感のある路面
が得られるものである。
【0025】その他 上記実施例においては、位置決め部材2に通水性を
もたせて芝草5の根腐れを抑制することを意図して、該
位置決め部材2A,2Bをポーラス状組織をもつコンク
リート一体成形品としているが、同様の観点から、他の
実施例においてはこの位置決め部材2A,2Bを、コン
クリート以外の多孔質材で構成したり、コンクリートを
含めた各種の素材で形成された位置決め部材2A,2B
に多数の穿孔を設ける等、種々の材質と種々の形態とを
選択することができるものである。
【0026】また、逆に、位置決め部材2A,2Bに保
水性をもたせて芝草5の水涸れを抑制する観点に立て
ば、例えばこの位置決め部材2A,2Bを木目の細かい
コンクリート成形品としたり、樹脂成形品とする等、種
々の材質を選択することができるものである。
【0027】 上記実施例においては、敷石ブロック
1A,1Bとして従来一般的な長方形あるいは正方形の
平面形状をもつブロック体としたが、本願発明はこれに
限定されるものでなく、多角形の平面形状をもちその隅
部を位置決め部材2A,2Bの嵌入部22に嵌入させる
ことで位置決めができるものであればその平面形状は問
わず適用可能である。例えば、三角形とか五角形等の平
面形状をもつものであっても良い。但し、この場合、敷
石ブロック1A,1Bの隅部14の角度に対応させて位
置決め部材2A,2Bの嵌入部22の角度を設定する必
要がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施例にかかる位置決部材の斜視図
である。
【図2】本願発明の実施例にかかる位置決部材の斜視図
である。
【図3】本願発明の敷石位置決部材を用いて敷設される
敷石ブロックの斜視図である。
【図4】本願発明の敷石位置決部材を用いて敷設される
敷石ブロックの斜視図である。
【図5】本願発明の敷石施工方法による第1の施工例を
示す平面図である。
【図6】図5のVI-VI断面図である。
【図7】本願発明の敷石施工方法による第2の施工例を
示す平面図である。
【符号の説明】
1A及び1Bは敷石ブロック、2A及び2Bは位置決め
部材、3は土壌充填用空間、4は土壌、5は芝草、6は
基礎部、7はクッション部、8は透水シート、11は上
面12は底面、13は側面、14は隅部、15は目地形
成用突条、21は突出部、22は嵌入部、23は目地形
成用突条、25は上面、26は底面、27は平坦側面で
ある。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多角形の平面形状をもつ複数の敷石ブロ
    ックを相互に所定間隔をもって平面状に敷設するに際し
    て上記各敷石ブロック相互間の位置決めを行う位置決め
    部材であって、 上記位置決め部材は、上記敷石ブロックよりも薄いブロ
    ック状に一体形成されるとともに、その外周部には、所
    定の幅寸法をもって平面方向外方へ突出する複数の突出
    部と、該複数の突出部のうちの隣り合う一対の突出部間
    に形成されて上記敷石ブロックの隅部を平面方向から嵌
    入させ得るようにした嵌入部とがそれぞれ複数個形成さ
    れていることを特徴とする敷石の位置決め部材。
  2. 【請求項2】 多角形の平面形状をもつ複数の敷石ブロ
    ックを相互に所定間隔をもって平面状に敷設して該各敷
    石ブロック間に土壌充填用空間を形成するに際して、 上記敷石ブロックよりも薄いブロック状に一体形成され
    るとともに、その外周部に、所定の幅寸法をもって平面
    方向外方へ突出する複数の突出部と、該複数の突出部の
    うちの隣り合う一対の突出部間に形成されて上記敷石ブ
    ロックの隅部を平面方向から嵌入させ得るようにした嵌
    入部とがそれぞれ複数個形成された位置決め部材を使用
    し、 設置面上に載置された上記位置決め部材の上記各嵌入部
    に対して、上記複数の敷石ブロックの一つの隅部をそれ
    ぞれ嵌入させながら該複数の敷石ブロックを順次平面方
    向に敷設することで上記複数の敷石ブロックの平面方向
    の位置決めを行わしめるとともに、 上記位置決め部材の各突出部を挟んで隣り合う一対の敷
    石ブロック相互間の隙間部分で上記土壌充填用空間を形
    成することを特徴とする敷石施工方法。
JP6827495A 1995-03-27 1995-03-27 敷石の位置決め部材及びその位置決め部材を用いた敷石施工方法 Pending JPH08260406A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3469203B2 (ja) * 1999-04-07 2003-11-25 日本興業株式会社 舗設用ブロック構造体及びその施工方法
KR200473316Y1 (ko) * 2014-03-11 2014-06-24 (주)88콘크리트 측면 돌출부재를 갖는 기능성 블록

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