JPH08255729A - チップ状電子部品の製造方法 - Google Patents
チップ状電子部品の製造方法Info
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- JPH08255729A JPH08255729A JP5726795A JP5726795A JPH08255729A JP H08255729 A JPH08255729 A JP H08255729A JP 5726795 A JP5726795 A JP 5726795A JP 5726795 A JP5726795 A JP 5726795A JP H08255729 A JPH08255729 A JP H08255729A
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Abstract
いて、優れた体積有効活用率を得ながら、優れた生産性
を得る製造方法を提供することを目的とする。 【構成】 陽極導出線2とリードフレーム3を接合する
とき、陽極リードフレーム3の先端部の端面から内側に
向けて徐々に狭くなるよう構成したカット溝を設け、該
カット溝に前記陽極導出線2をはめ込み、陽極導出線
2,コンデンサ素子1,陽極リードフレーム3の少なく
とも1つを押し込み、レーザにより前記陽極導出線2の
定寸カットと陽極導出線2の陽極リードフレーム3の該
カット溝での溶接を行うことを特徴としている。
Description
るものである。
子部品は、例えばチップ状固体電解コンデンサの場合、
図4に示したものが一般に知られており、内部素子、即
ちコンデンサ素子1に植設した陽極導出線2と平行方向
に接合する第一のリードフレーム、即ち陽極リードフレ
ーム3と前記コンデンサ素子1とを導電性接着剤5で接
続する第二のリードフレーム、即ち陰極リードフレーム
4とで構成し、コンデンサ素子1をプラスチックパッケ
ージ6で被覆していた。
は、例えば前述のチップ状固体電解コンデンサの場合、
陽極導出線2と陽極リードフレーム3とを重ね合わせた
部分で抵抗溶接して接合する為、陽極導出線2がコンデ
ンサ素子1より引き出される方向へ前記の重ね合わせる
部分、すなわち溶接しろをとる必要がある。
電極として用いる溶接チップの厚さに制約される為、陽
極導出線2の長さを短くすることが検討されているが、
実用的に困難であった。
出線2と陽極リードフレーム3との溶接しろにて、チッ
プ状固体電解コンデンサの体積有効活用率(素子体積/
部品全体の体積)にロスが生じ、コンデンサ素子1の大
きさを制約する、即ちチップ状固体電解コンデンサの体
積有効活用率を制約し、収納容量の拡大を阻害するとい
う問題をもっていた。
示したチップ状固体電解コンデンサのように、コンデン
サ素子1に植設した陽極導出線2とほぼ直角方向にレー
ザ溶接にて接合する陽極リードフレーム3と、コンデン
サ素子に導電性接着剤5で接続する陰極リードフレーム
4とがチップ状固体電解コンデンサの下面にて、それら
が表出するようプラスチックパッケージ6を成型したも
のが示されている。
チップ状電子部品は、金属バー7にコンデンサ素子1が
整列するよう陽極導出線2を固定したのち、レーザによ
り陽極リードフレーム3へ陽極導出線2をレーザ溶接す
る工程と、陽極導出線2を定寸カットして金属バー7を
除去する工程を行うとき、確実にレーザを陽極リードフ
レーム3と陽極導出線2とが接する位置にスポット照射
する必要があるため、金属バー7への陽極導出線2の固
定ピッチ寸法を極めて高精度に管理する必要があり、素
子製造工程における生産性が極めて悪いものであった。
さらに、素子製造工程を経て、陽極リードフレーム3と
の溶接工程に至るまでに金属バー7に固定したコンデン
サ素子1の陽極導出線2が曲がることがあり、図6,図
7に示すように陽極リードフレーム3に対する陽極導出
線2の位置が固定されない為、安定してレーザを陽極導
出線2の位置にスポット照射できず、陽極導出線2のカ
ットミスや溶接不良が生じる場合や、さらには充分な溶
接強度を得られずプラスチックパッケ−ジ6の成型時に
断線不良が生じるという問題をもっていた。この為、陽
極導出線2の位置を画像処理などで認識させ、レーザス
ポット位置を補正するなど極めて厳格な位置合わせを必
要としていた。
ールドパッケージ成型金型を新規に製作して生産ライン
を別に設ける必要があるなど、極めて膨大な設備投資を
要するという問題をもっていた。
ので、図4に示す従来のチップ状電子部品に対し、体積
有効活用率に優れ、低コストで、且つ極めて優れた生産
性を得ることのできる製造方法を提供することを目的と
するものである。
発明は、陽極導出線2を具備したコンデンサ素子1と陽
極リードフレーム3とを有するチップ状電子部品の製造
方法において、金属バー7にコンデンサ素子1が整列す
るよう陽極導出線2を固定したのち、前記陽極リードフ
レーム3と該陽極導出線2との接合及び該陽極導出線2
の定寸カットを行う場合、陽極リードフレーム3の先端
部の端面から内側に向けて徐々に狭くなるよう構成した
該カット溝に陽極導出線2をはめ込み、陽極導出線2、
コンデンサ素子1、陽極リードフレーム3の少なくとも
1つを押し込み、カット溝と陽極導出線(2)とを接合
して、レーザにより該陽極導出線2を定寸カットし、陽
極導出線2を陽極リードフレーム3のカット溝でレーザ
溶接するようにしたものである。
の先端部に陽極リードフレーム3の端面から徐々に狭く
なるように構成したカット溝を設け、該カット溝に該陽
極導出線2をはめ込み、さらに該カット溝,該陽極導出
線2,コンデンサ素子1の少なくとも1つを押し込むこ
とで、横方向での陽極導出線2の位置決め機能をもたせ
たことにより、金属バー7への素子固定ピッチ寸法の高
精度管理が不要となり、且つレーザ照射スポットの厳格
な位置合せも不要となり、容易に且つ確実に陽極導出線
2の定寸カットと溶接を行うことが可能となると共に、
溶接しろを極めて短くでき、優れた体積有効活用率のチ
ップ状電子部品を得ることができる。
2の溶接点は、該カット溝に該陽極導出線2をはめ込
み、該カット溝,該陽極導出線2,コンデンサ素子1の
少なくとも1つ以上を被接合物の方向へ押し込みなが
ら、レーザにより該カット溝と該陽極導出線2とを溶融
させ接合させるものであるから、縦方向での位置決めも
可能となり、チップ状電子部品の体積有効活用率を向上
させることを目的に、該陽極導出線2を陽極リードフレ
ーム3とほぼ直角方向に溶接する構造でかつ、従来のモ
ールド成型金型を使用して金型のパーティングライン即
ち、リードフレームに対するコンデンサ素子1の位置を
従来のチップ状電子部品と同一にすることができるの
で、プラスチックパッケージよりコンデンサ素子1が露
出する外観不良などが生じることが無い為、優れた歩留
を達成し、さらに新規に生産ラインを設ける必要がな
く、低コストで前述の優れた体積有効活用率のチップ状
電子部品を得ることができる。
状固体電解コンデンサを製作したものを添付図面を参照
しつつ説明する。
チップ状固体電解コンデンサにおける一実施例を示す断
面図、図2は同コンデンサの製造途中の要部の斜視図、
図3は同コンデンサの製造途中の要部の正面図である。
素子1は、陽極導出線2を具備した弁作用金属からなる
陽極体を金属バー7に固定し、誘電体酸化皮膜,電解質
層,カーボン層,陰極層を順次形成したものである。
は、図3に示すように陽極導出線2をはめ込むV字状の
カット溝を設けた。
ドフレーム3のカット溝を設けた先端部を引き起こすよ
うL字状にフォーミングした。
み、陽極導出線2を陽極リードフレーム3の方向へ押し
込み、レーザにより陽極導出線2を定寸カットして金属
バー7を除去するとともに、陽極導出線2と陽極リード
フレーム3とをレーザ溶接した。
極リードフレーム3の方向に押さえ込みながらレーザを
照射し、陽極導出線2の位置が陽極リードフレーム3の
水平面上に位置するよう、陽極導出線2及び陽極リード
フレーム3を溶融し、接合させた。
込み、陽極リードフレーム3の方向へ押し込むことで、
陽極導出線2の横方向への位置補正作用を得、確実に陽
極導出線2上にレーザ光線を照射することが可能とな
り、極めて容易に定寸カットと溶接加工を行うことがで
きた。さらに、陽極導出線2の縦方向での位置補正も可
能となり、下記に述べるプラスチックパッケージ6の成
型金型は、図4に示す従来品のものをそのまま流用可能
とした。
出線2との接合強度については、図8に示す通り、極め
て良好な強度を得ることができた。
デンサ素子1に導電性接着剤5で接続したのち、プラス
チックパッケージ6を成型してチップ状固体電解コンデ
ンサを製作した。
プ状固体電解コンデンサは、プラスチックパッケージ6
内のフレーム溶接部及びフレームフォーミング部に費や
されるロス体積を極めて小さくすることができ、図4に
示す従来のチップ状固体電解コンデンサと比較し、約
1.5倍の体積のコンデンサ素子1を収納することがで
きた。
溝は、V字状の他、U字状等、リードフレームの先端部
の端面から内側に向けて徐々に狭くなり、陽極導出線2
がカット溝内でガタつくことのない形状であれば良く、
又、陽極導出線2をカット溝にはめ込んだのち、陽極導
出線2を陽極リードフレーム3の方向に押し込むかわり
に、コンデンサ素子1、陽極導出線2、又は陽極リード
フレーム3を適宜組み合わせて、相対する部品に向けて
押し込んでも同様の効果を得ることはいうまでもない。
ンデンサについて述べたが、他のチップ状電子部品にお
いても同様の効果を得ることができる。
ーム3の先端部に陽極リードフレーム3の端面から徐々
に狭くなるように構成したカット溝を設け、該カット溝
に該陽極導出線2をはめ込み、さらに該カット溝,該陽
極導出線2,コンデンサ素子1の少なくとも1つを押し
込むことで、陽極導出線2の横方向での位置決め機能を
もたせたことにより、レーザによる陽極導出線2の定寸
カットと、陽極リードフレーム3との溶接のレーザ照射
点は、厳格な位置合せをしなくとも、容易に且つ確実に
陽極導出線2の定寸カットと充分な強度を確保した溶接
を行うことが可能となり、且つ陽極リードフレーム3に
対する陽極導出線2の縦方向の位置は、前述の該カット
溝,該陽極導出線2,コンデンサ素子1の少なくとも1
つを押し込みながら、レーザにより該カット溝と該陽極
導出線2を溶融させ接合させるものである為、従来のチ
ップ状電子部品における陽極リードフレーム3と陽極導
出線2の位置を同一にすることが可能となり、モールド
パッケージ成型金型は従来のものをそのまま流用するこ
とができるので、優れた生産性と体積有効活用率を有す
るチップ状電子部品を低コストで生産することができ
る。
電解コンデンサにおける一実施例を示す断面図である。
ンデンサにおける断面図である。
ンデンサにおける他の例の断面図である。
合強度を示す図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 陽極導出線(2)を具備したコンデンサ
素子(1)と、陽極リードフレーム(3)とを有するチ
ップ状電子部品の製造方法において、陽極リードフレー
ム(3)の先端部の端面から内側に向けて徐々に狭くな
るよう構成したカット溝に陽極導出線(2)をはめ込
み、陽極導出線(2)、コンデンサ素子(1)、陽極リ
ードフレーム(3)の少なくとも1つを押し込み、カッ
ト溝と陽極導出線(2)とを接合して、レーザにより該
陽極導出線(2)を定寸カットする工程と、陽極導出線
(2)を陽極リードフレーム(3)のカット溝でレーザ
溶接する工程からなることを特徴とするチップ状電子部
品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05726795A JP3359459B2 (ja) | 1995-03-16 | 1995-03-16 | チップ状電子部品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05726795A JP3359459B2 (ja) | 1995-03-16 | 1995-03-16 | チップ状電子部品の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08255729A true JPH08255729A (ja) | 1996-10-01 |
JP3359459B2 JP3359459B2 (ja) | 2002-12-24 |
Family
ID=13050763
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05726795A Expired - Fee Related JP3359459B2 (ja) | 1995-03-16 | 1995-03-16 | チップ状電子部品の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3359459B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1209706A2 (en) * | 2000-11-22 | 2002-05-29 | Nec Corporation | Method for fabricating chip type solid electrolytic capacitor and apparatus for performing the same method |
US6665172B1 (en) * | 2002-05-22 | 2003-12-16 | Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. | Solid electrolytic capacitor |
-
1995
- 1995-03-16 JP JP05726795A patent/JP3359459B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1209706A2 (en) * | 2000-11-22 | 2002-05-29 | Nec Corporation | Method for fabricating chip type solid electrolytic capacitor and apparatus for performing the same method |
EP1209706A3 (en) * | 2000-11-22 | 2006-04-26 | Nec Tokin Corporation | Method for fabricating chip type solid electrolytic capacitor and apparatus for performing the same method |
US6665172B1 (en) * | 2002-05-22 | 2003-12-16 | Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. | Solid electrolytic capacitor |
KR100466071B1 (ko) * | 2002-05-22 | 2005-01-13 | 삼성전기주식회사 | 고체전해 콘덴서 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3359459B2 (ja) | 2002-12-24 |
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