JPH0825325A - スラリー供給方法及び装置 - Google Patents

スラリー供給方法及び装置

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JPH0825325A
JPH0825325A JP16172194A JP16172194A JPH0825325A JP H0825325 A JPH0825325 A JP H0825325A JP 16172194 A JP16172194 A JP 16172194A JP 16172194 A JP16172194 A JP 16172194A JP H0825325 A JPH0825325 A JP H0825325A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slurry
gate
downstream side
seed film
flow
Prior art date
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Pending
Application number
JP16172194A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenzo Shinno
賢三 新野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
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Publication of JPH0825325A publication Critical patent/JPH0825325A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 種膜の幅方向両端部をトリム切断して捨てな
ければならないため、種膜の歩留りが低下する、という
従来の問題を解消し得る手段を提供する。 【構成】 フローボックス1におけるゲート2より下流
側の両側壁部1a,1bを、夫々、スラリーの流れ方向
に沿わせて移動させながら、スラリーをフェルトコンベ
ア3上へ供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原料スラリーをフェル
トコンベア上へ供給し、そのコンベア上にて種膜を形成
して、建材(例えば、壁材や瓦材等)等の製品を成形す
るのに使用されるスラリー供給方法及び装置に関し、更
に詳しくは、スラリーを貯留するフローボックスに形成
されたゲートから、前記スラリーを流出落下させて、そ
のスラリーを種膜形成用のフェルトコンベア上へ供給す
るスラリー供給方法、及び、スラリーを貯留するフロー
ボックスに、前記スラリーを流出落下自在なゲートを設
け、そのゲートからの前記スラリーを種膜形成用のフェ
ルトコンベア上へ供給自在に構成してあるスラリー供給
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスラリー供給装置は、図6及び図
7に示すように、原料スラリーを貯留するフローボック
ス1の下流端よりも若干上流側部分に、前記スラリーを
流出落下自在なゲート2を設け、そのゲート2からの前
記スラリーを種膜形成用のフェルトコンベア3上へ供給
自在に構成してあった。尚、前記フローボックス1全体
は、形状固定の四角筐状体にて構成されていたので、前
記フローボックス1における前記ゲート2の下流側の両
側壁部1a,1bは固定壁であった。そして、原料スラ
リーから種膜を形成して前記建材等を成形する場合は、
前記フローボックス1のゲート2から、前記スラリーを
流出落下させて、そのスラリーを前記フェルトコンベア
3上へ供給するという方法を採用していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術においては、前記ゲート2から流出する
スラリーの両側部が、前記下流側の両側壁部1a,1b
に接してその抵抗を受けるようになるため、その両側部
におけるスラリー流速が、他の部分におけるスラリー流
速よりも低速となって、その流速の幅方向分布に図8
(供給直後のスラリーの流速分布を示す図面)に示すよ
うな不均一状態が生じ、その不均一状態に基づいて、前
記フェルトコンベア3上に形成される種膜の厚さにも、
図9(図8中のB−B線での種膜の厚さ分布を示す図
面)に示すように、幅方向に、その両端部が薄肉となる
不均一状態が生じるようになり、この不均一状態によっ
て、前記種膜の幅方向両端部をトリム切断して捨てなけ
ればならなくなり(具体的には、幅:2mの種膜では、
片側で20〜40mmのトリム切断代が必要となる)、
種膜の歩留りが低下するという、という問題があった。
本発明は、このような実情に着目してなされたものであ
り、上述した従来の問題を解消し得る手段を提供するこ
とを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係るスラリー供
給方法(以下、本発明方法という)は、スラリーを貯留
するフローボックスに形成されたゲートから、前記スラ
リーを流出落下させて、そのスラリーを種膜形成用のフ
ェルトコンベア上へ供給するスラリー供給方法であっ
て、前記フローボックスにおける前記ゲートより下流側
の両側壁部を、夫々、前記スラリーの流れ方向に沿わせ
て移動させながら、前記スラリーを前記フェルトコンベ
ア上へ供給する点を特徴として備えている。
【0005】本発明に係るスラリー供給装置(以下、本
発明装置という)は、スラリーを貯留するフローボック
スに、前記スラリーを流出落下自在なゲートを設け、そ
のゲートからの前記スラリーを種膜形成用のフェルトコ
ンベア上へ供給自在に構成してあるスラリー供給装置で
あって、前記フローボックスにおける前記ゲートの下流
側の両側壁を、夫々、下流側へ移動自在な無端移動壁に
形成してある点を特徴として備えている。
【0006】
【作用】上記特徴を備えた本発明方法によれば、前記ス
ラリーの供給時に、前記フローボックスにおける前記ゲ
ートより下流側の両側壁部が、スラリーの流れ方向に沿
って移動するので、前記ゲートから流出するスラリーの
両側部が、前記下流側の両側壁部の抵抗を受けることが
抑止され、その抑止によって、従来は生じていたスラリ
ー流速の不均一分布の発生が抑止されるようになる。従
って、前記フェルトコンベア上に形成される種膜の厚さ
の不均一分布の発生も抑止されるようになる。
【0007】また、上記特徴を備えた本発明装置によれ
ば、上述したように、フローボックスから供給されるス
ラリーの流速分布の不均一状態の発生を抑止し、その抑
止によって、フェルトコンベア上に形成される種膜の厚
さの不均一分布の発生も抑止するということが、前記ゲ
ートの下流側の両側壁を前記無端移動壁に形成する、と
いう従来装置の簡易な設計変更によって自動的に実現さ
れるようになる。
【0008】
【発明の効果】上述の本発明方法によれば、フェルトコ
ンベア上に形成される種膜の厚さの不均一分布の発生が
上述したように抑止されるため、前記種膜の幅方向両端
部をトリム切断して捨てなければならないという事態も
回避されて、前記種膜の歩留りが従来よりも向上するよ
うになる、という効果が生じる。
【0009】また、上述の本発明装置によれば、上述し
たように、従来装置の簡易な設計変更によって上記効果
が自動的に実現されるようになり、前記種膜の歩留りの
向上によるコスト低減が有効に達成されるようになる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。尚、図面において従来例と同一の符号で表示した
部分は同一又は相当の部分を示している。
【0011】図1及び図2には、本発明装置の一実施例
が示されており、図中の1は、スラリーを貯留する四角
筐状のフローボックスであり、そのフローボックス1に
は、その下流側部分に、前記スラリーを流出落下自在な
ゲート2が設けられている。そのゲート2は、具体的に
は、前記フローボックス1の周壁の一部をなす下流側の
立壁を、下方に上下幅の調整が可能な隙間を形成自在に
上下昇降できる構造とすることにより構成されている。
そして、前記ゲート2を経由した後の前記スラリーが、
前記フローボックス1の下方に配置された種膜形成用の
フェルトコンベア3の上へ供給されるようになってい
る。更に、前記フローボックス1における前記ゲート2
の下流側の両側壁部1a,1bの夫々は、下流側へ移動
自在な無端移動壁Wに形成されている。その無端移動壁
Wは、具体的には、前記両側壁部1a,1bの形成箇所
の夫々に、縦軸芯周りに駆動回転自在な駆動ロール4及
び縦軸芯周りに従動回転自在な従動ロール5を設け、そ
れら両ロール4,5に、無端ベルト6を掛け回して構成
されている。尚、前記駆動ロール4の駆動部は、そのロ
ール回転数を適宜条件に設定できるように調整自在な構
造となっている。
【0012】上記構成の本発明装置を用いて、スラリー
を貯留するフローボックス1に形成されたゲート2か
ら、前記スラリーを流出落下させて、そのスラリーを種
膜形成用のフェルトコンベア3上へ供給する場合は、前
記フローボックス1における前記ゲート2より下流側の
両側壁部1a,1bを、夫々、前記無端移動壁Wの駆動
によって前記スラリーの流れ方向に沿わせて移動させな
がら、前記スラリーを前記フェルトコンベア3上へ供給
する。このような本発明方法によれば、スラリー流速の
幅方向分布が図3(供給直後のスラリーの流速分布を示
す図面)に示すように均一な状態となり、その均一状態
の実現に基づいて、前記フェルトコンベア3上に形成さ
れる種膜の厚さも、図4(図3中のA−A線での種膜の
厚さ分布を示す図面)に示すように、幅方向における肉
厚が均一状態となる。従って、前記種膜の幅方向両端部
をトリム切断して捨てる必要が殆どなくなり、前記種膜
の歩留りが従来より向上するようになる。
【0013】次に、別実施例について説明する。尚、別
実施例を示す図面において、上述の実施例と同一の符号
で表示した部分は、同一又は相当の部分を示し、その説
明を省略する。前記無端移動壁Wを、図5に示すよう
に、横軸芯周りに駆動回転自在な駆動ロール4’及び横
軸芯周りに従動回転自在な従動ロール5’を設け、それ
ら両ロール4’,5’に、それら両ロール4’,5’を
周回可能な弾性を有する無端ベルト6’を掛け回して構
成した別実施例も考えられる。この場合、前記無端ベル
ト6’において前記横軸芯と直交する端面が、前記側壁
部1a,1bに相当するようになる。このような別実施
例によれば、前記無端移動壁Wを水平視したときの幅を
小さくすることができ、前記無端移動壁Wのコンパクト
設計が可能となる。また、前記駆動ロール4’の回転軸
及び前記従動ロール5’の回転軸を、いずれも、左右共
通のものにすることにより、前記両ロール4’,5’を
左右同期回転させることができるようになる。従って、
前記種膜の両側部を左右均一に形成することができるよ
うになる。
【0014】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の一実施例を示す平面図
【図2】その側面図
【図3】供給直後のスラリーの流速分布を示す説明図
【図4】図3中のA−A線での種膜の厚さ分布を示す説
明図
【図5】本発明装置の別実施例を示す側面図
【図6】従来装置を示す平面図
【図7】その側面図
【図8】供給直後のスラリーの流速分布を示す説明図
【図9】図8中のB−B線での種膜の厚さ分布を示す説
明図
【符号の説明】
1 フローボックス 1a,1b 側壁部 2 ゲート 3 フェルトコンベア W 無端移動壁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スラリーを貯留するフローボックス
    (1)に形成されたゲート(2)から、前記スラリーを
    流出落下させて、そのスラリーを種膜形成用のフェルト
    コンベア(3)上へ供給するスラリー供給方法であっ
    て、 前記フローボックス(1)における前記ゲート(2)よ
    り下流側の両側壁部(1a),(1b)を、夫々、前記ス
    ラリーの流れ方向に沿わせて移動させながら、前記スラ
    リーを前記フェルトコンベア(3)上へ供給するスラリ
    ー供給方法。
  2. 【請求項2】 スラリーを貯留するフローボックス
    (1)に、前記スラリーを流出落下自在なゲート(2)
    を設け、そのゲート(2)からの前記スラリーを種膜形
    成用のフェルトコンベア(3)上へ供給自在に構成して
    あるスラリー供給装置であって、 前記フローボックス(1)における前記ゲート(2)の
    下流側の両側壁部(1a),(1b)を、夫々、下流側へ
    移動自在な無端移動壁(W)に形成してあるスラリー供
    給装置。
JP16172194A 1994-07-14 1994-07-14 スラリー供給方法及び装置 Pending JPH0825325A (ja)

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JP16172194A JPH0825325A (ja) 1994-07-14 1994-07-14 スラリー供給方法及び装置

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JP16172194A JPH0825325A (ja) 1994-07-14 1994-07-14 スラリー供給方法及び装置

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JPH0825325A true JPH0825325A (ja) 1996-01-30

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