JPH08229736A - 鋸 板 - Google Patents

鋸 板

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JPH08229736A
JPH08229736A JP7335294A JP33529495A JPH08229736A JP H08229736 A JPH08229736 A JP H08229736A JP 7335294 A JP7335294 A JP 7335294A JP 33529495 A JP33529495 A JP 33529495A JP H08229736 A JPH08229736 A JP H08229736A
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JP
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saw plate
segment support
recess
cutting
segment
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JP7335294A
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English (en)
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Gottfried Benz
ベンツ ゴットフリート
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Hilti AG
Original Assignee
Hilti AG
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23DPLANING; SLOTTING; SHEARING; BROACHING; SAWING; FILING; SCRAPING; LIKE OPERATIONS FOR WORKING METAL BY REMOVING MATERIAL, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23D61/00Tools for sawing machines or sawing devices; Clamping devices for these tools
    • B23D61/02Circular saw blades
    • B23D61/04Circular saw blades with inserted saw teeth, i.e. the teeth being individually inserted
    • B23D61/06Circular saw blades with inserted saw teeth, i.e. the teeth being individually inserted in exchangeable arrangement
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B28WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
    • B28DWORKING STONE OR STONE-LIKE MATERIALS
    • B28D1/00Working stone or stone-like materials, e.g. brick, concrete or glass, not provided for elsewhere; Machines, devices, tools therefor
    • B28D1/02Working stone or stone-like materials, e.g. brick, concrete or glass, not provided for elsewhere; Machines, devices, tools therefor by sawing
    • B28D1/12Saw-blades or saw-discs specially adapted for working stone
    • B28D1/121Circular saw blades
    • B28D1/122Circular saw blades with exchangeable cutter bits or cutter segments

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mining & Mineral Resources (AREA)
  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)
  • Drilling Tools (AREA)
  • Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)
  • Knives (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 交換可能な切削セグメントを有する鋸板にお
いて、作動に際して軸線方向及び半径方向力と剪断力が
作用する場合であっても切削セグメントを満足すべき態
様で基板に対して固定可能とすることにある。 【解決手段】鋸板は交換可能な切削セグメントを有し、
半径方向に向けられた複数個の凹所(7)が互いに規則
的な間隔で外周部に設けられた基板(1)と、それぞれ
切削チップ(4)及びセグメント支持体(3)を有し、
解除可能な固定手段(5,50)により凹所内に固定可
能とされた複数個の切削セグメント(2)とを具える。
凹所(7)は切削セグメント(2)を半径方向に装着し
得る形状に形成する。固定手段(5,50)は鋸板の軸
線方向に装着可能とする。さらに、凹所(7)内におけ
るセグメント支持体(3)の軸線方向変位を阻止する防
護手段(6)を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、交換可能な切削セグメントを有
する鋸板、特に、半径方向に向けられた複数個の凹所が
互いに規則的な間隔で外周部に設けられた基板と、それ
ぞれ切削チップ及びセグメント支持体を有し、解除可能
な固定手段により前記凹所内に固定可能とされた複数個
の切削セグメントとを具える鋸板に関するものである。
【0002】
【背景技術】建設業界においては、各種建設材料の切断
及び修正作業を行うため、壁材中に大径貫通孔を形成す
るため、取り壊し作業を行うため、又は石材加工をおこ
なうために、いわゆる「壁鋸」が使用されている。壁鋸
は、回転可能な鋸板を有するモータ駆動型の切断装置を
包含する。鋸板は基板と、基板の外周に分散配置された
切削セグメントとを具える。切削セグメントは例えば硬
質金属セグメントにより構成することができるが、ダイ
ヤモンド粒子が埋設された切削セグメントが使用される
場合が多い。切削セグメントは、装置の使用時に被加工
材料と係合する。基板は長い耐用寿命を有しているが、
切削セグメントは被加工材料の物性いかんによっては比
較的早期に摩耗する。さらに、1個又は複数個の切削セ
グメントが鋸引き作業時に生じる剪断力により基板から
分離することがある。この場合には、切削セグメントを
交換し又は補充する必要が生じる。
【0003】従来、切削セグメントは溶着又はレーザー
溶接により基板の外周に固定するのが普通である。切削
セグメントの交換又は補充は比較的繁雑な作業である。
しかも、溶着又は溶接に際して生じる局所的な熱応力に
より基板の真円度に悪影響が及ぼされる虞れがある。こ
の場合には、切削セグメントの交換又は補充後に、基板
に対して特別な熱処理又は機械加工が必要とされる。こ
のような問題点に鑑み、米国特許第3122030号明
細書には、切削セグメントの支持領域の間で基板に凹所
を形成し、切削セグメントの溶着又は溶接に際して生じ
る局所的な熱を当該凹所から放熱する特殊構造の鋸板を
開示している。切削セグメントを固定した後、これら凹
所内に挿入片を挿入・固定して鋸板に所要の剛性を付与
する。
【0004】ヨーロッパ特許出願公開第0542023
号公報には、クランプシート内に取り付けられたディス
ク状支持体にスリット状の支持部を設け、該支持部内に
切削セグメントを保持し、当該クランプシートを基板の
外周における半径方向の切り込み内に配置することを提
案している。この提案によれば、支持体には固定ねじを
締結するための半径方向のねじ孔が設けられる。切削セ
グメントをピン形状として、支持体におけるスリット状
の支持部内に半径方向から装着し、半径方向の固定ねじ
により支持部内にクランプ固定する。この場合、切削セ
グメントは、固定ねじによりある程度まで確実に半径方
向に固定することができるが、鋸板の作動に際して生じ
る軸線方向力及び剪断力により軸線方向にぐらつく虞れ
がある。切削セグメントが軸線方向にぐらつくと、軸線
方向に傾斜して剪断する可能性がある。また、ディスク
状支持体は弾性樹脂材料から構成される。支持体の両側
に弧状の付加部がも設けられ、これら付加部は鋸板のク
ランプ内に突出して支持体を基板内で半径方向及び軸線
方向に固定する配置とされている。その結果、鋸板の作
動に際して生じる軸線方向及び半径方向力と剪断力とに
よって弾性支持体が変形し、基板内における切削セグメ
ントの安定した固定が不可能となる虞れがある。さら
に、支持体が軸線方向に傾斜して基板から剪断分離する
虞れもある。
【0005】ドイツ連邦共和国特許出願公開第2506
742号公報には、鋸板における交換可能な切削セグメ
ントに、切削チップと、該切削チップを支持する支持体
とを設けることを記載している。この鋸板における基板
は、バックカットを有する半径方向の凹所を外周に設け
た構成とされている。切削セグメントにおける支持体を
基板の凹所に対応する形状として当該凹所内に軸線方向
から装着可能とする。各支持体に2本の脚部を形成する
ための長溝を設け、これらの脚部間にスリットの拡大領
域で軸線方向の拡開素子を係合させて脚部を互いに離間
する方向に拡開させ、これにより脚部を基板の凹所にお
けるバックカットされた側壁に対してクランプ固定す
る。この場合には、基板における凹所側壁のバックカッ
トにより切削セグメントを半径方向に固定することが可
能である反面、鋸板の作動に際して生じる軸線方向力と
剪断力とによって切削セグメントが軸線方向に傾斜して
剪断する虞れがある。
【0006】
【発明の開示】本発明の課題は、交換可能な切削セグメ
ントを有する鋸板において、切削セグメントを満足すべ
き態様で基板に対して固定可能とすることにある。すな
わち、切削セグメントは、鋸板の作動に際して軸線方向
及び半径方向力と剪断力が作用する場合であっても基板
に対する確実な固定状態を維持する必要がある。これと
同時に、基板の局所的な熱応力を伴わずに切削セグメン
トを容易に交換可能とするのが望ましい。さらに、切削
セグメントの交換は現場において直接的に、しかも鋸板
の分解を必要とせずに行える構成とし、鋸板の繁雑な調
整作業を事後的に行う必要がないものとすべきである。
【0007】そのために本発明による鋸板は、交換可能
な切削セグメントを有し、半径方向に向けられた複数個
の凹所が互いに規則的な間隔で外周部に設けられた基板
と、それぞれ切削チップ及びセグメント支持体を有し、
解除可能な固定手段により前記凹所内に固定可能とされ
た複数個の切削セグメントとを具えるものにおいて、前
記凹所は前記切削セグメントを半径方向に装着し得る形
状に形成し、前記固定手段は鋸板の軸線方向に装着可能
とし、さらに、前記凹所内におけるセグメント支持体の
軸線方向変位を阻止する防護手段を設けてなることを特
徴とするものである。
【0008】本発明の上記構成によれば、凹所が切削セ
グメントを半径方向に装着し得る形状とされ、支持体の
軸線方向変位を阻止する防護手段を設けると共に解除可
能な固定手段を軸線方向に装着可能としたことにより、
切削セグメントを軸線方向のみならず半径方向にも確実
に固定することが可能である。基板内に装着された切削
セグメントの固定状態は、軸線方向及び半径方向の力、
並びに剪断力の作用の影響を受けない。切削セグメント
は、固定手段の解除及び再締結により容易に交換可能で
ある。また、基板の局所的な熱応力を回避することが可
能である。また、基板の局所的な熱応力を回避すること
が可能である。切削セグメントは、過大な力を必要とせ
ず、しかも鋸板の組立状態でも交換可能である。さら
に、切削セグメントの交換後における鋸板の繁雑な調整
作業は不要である。
【0009】本発明の一実施例において、各セグメント
支持体のための防護手段は少なくとも1本のノックピン
を具え、該ノックピンを前記凹所内又は前記セグメント
支持体に設けると共に、該ノックピンに対応する孔を前
記セグメント支持体又は前記基板内に設ける。このノッ
クピンと、軸線方向に装着される固定手段とは、セグメ
ント支持体を軸線方向及び半径方向に確実に固定する機
能を発揮する。これと同時に、ノックピンは凹所内への
セグメント支持体の適正な装着を容易に実施可能とする
ものである。すなわち、セグメント支持体装着に際して
ノックピンにより適切に案内され、その傾斜状態での装
着が防止されるからである。なお、各セグメント支持体
のための防護手段は2本のノックピン及び2個の対応す
る孔を具え、ノックピン及び対応する孔の対を相前後さ
せて配置した構成とするのが特に有利である。
【0010】本発明の特に好適な他の実施例において
は、各防護手段を角錐断面形状の案内手段として構成
し、該案内手段が、基板におけるセグメント支持体のた
めの支持面及び/又は凹所の端面とセグメント支持体の
端縁との一方に設けられた角錐断面形状の突部、並び
に、基板におけるセグメント支持体のための支持面及び
/又は前記凹所の端面とセグメント支持体の端縁との他
方に設けられた対応する断面形状の溝とを具える。この
ような角錐断面形状の案内手段は、負荷の作用下でのセ
グメント支持体の軸線方向変位を確実に阻止する機能を
発揮する。これと同時に、角錐断面形状の案内手段は正
確な位置決め機能をも発揮するものである。なお、この
ような角錐断面形状の案内手段よりなる防護手段を、前
述したノックピン及び対応する孔よりなる防護手段と併
用することも可能である。
【0011】固定手段を軸線方向の貫通孔内に固定可能
とし、該貫通孔を、基板における凹所の隣接領域内に設
けられた半円形状の開口部と、セグメント支持体内に設
けられた対応する半円形状の開口部とにより構成するこ
とができる。この場合、固定手段はその拡開作用により
セグメント支持体を凹所内に固定し得るよう構成するの
が望ましい。このような構成によれば、装置の作動時に
生じる遠心力に対してもセグメント支持体を貫通孔内に
確実に保持することが可能となる。
【0012】一実施例においては、固定手段をテーパー
ピンで構成すると共にその大径部分の外径を貫通孔の内
径よりも約0.5〜0.7mmほど大とし、各テーパー
ピンを完全ピン又は一対のハーフピンとして構成する。
固定手段は、そのテーパー形状により容易に装着するこ
とが可能である。テーパーピンは、貫通孔内に完全に差
し込まれた状態でセグメント支持体に拡開力を作用させ
る。これによりセグメント支持体を凹所の対抗端面壁に
対して押圧しつつ凹所内で拡開させるものである。
【0013】別の好適な実施例においては、固定手段が
通しボルト及びナットを具え、該通しボルトをナットに
締結することによりセグメント支持体を凹所内に固定す
る。通しボルトは例えば簡単な補助工具で締結・解除可
能な6角孔ボルトとすることができる。通しボルトに円
錐形状の当接面を有する頭部を設けると共に前記ナット
に円錐形状の当接面を有する当接部分を設け、各当接面
の傾斜角を約40〜70゜、好適には約60゜とし、当
該当接面に対応する当接面を前記半円形状の開口部に設
け、該当接面の傾斜角を前記傾斜角よりも小とした構成
とすることができる。この場合には、通しボルトがナッ
トに完全に締結されたときに所要の拡開作用が発現され
る。
【0014】固定手段は鋸板の回転方向に関してセグメ
ント支持体の手前側に配置するのが望ましい。この場合
には、セグメント支持体に対して鋸板の回転方向とは逆
向きに及ぼされる剪断力および慣性力が、固定手段の拡
開作用によって支保されるからである。
【0015】有筋若しくは無筋コンクリート又は石材等
の建設材料の切断に使用可能なモータ駆動型の切断装置
として、上述した構成の鋸板を具える切断装置において
は、切削セグメントが基板に対して確実に保持され、作
動時に軸線方向への傾斜や半径方向への変位を生じるこ
とがない。切削セグメントは高価な補助工具を使用せず
に容易に交換可能である。切削セグメントの交換に際し
て切断装置からの鋸板の取り外しは不要である。本発明
によれば、各切削セグメントの交換及び鋸板全体につい
ての切削セグメントの交換が現場にて容易に行える利点
が達成されるものである。
【0016】
【最良の実施形態】
【0017】以下、本発明を図示の実施例について一層
具体的に説明する。
【0018】図1は本発明の第1実施例による鋸板の要
部を示す分解斜視図、図2は同実施例による鋸板の組立
状態を示す部分的な正面図、図3は図2のIII−II
I線に沿う断面図である。本実施例による鋸板は基板1
を具え、この基板1はその外周に沿って複数の凹所7が
略半径方向内方に向けて設けられている。図1〜図3に
は、1個の凹所7のみが代表的に示されている。図1に
おいて、凹所7の上方には、交換可能な切削セグメント
2が配置されている。切削セグメント2は、鋸板の外周
より突出して被切断材料と係合する切削チップ4と、凹
所7内に装着されて切削チップ4を支持するセグメント
支持体3とを具えている。切削チップ4は硬質金属製と
し、又はダイヤモンド粒子よりなる結合体により構成す
ることができる。
【0019】本発明においては凹所7を、切削セグメン
ト2を鋸板の外周側から挿入できる形状に形成する。軸
線方向に差し込み可能な止めピン等の固定手段5によ
り、セグメント支持体3を凹所7内に固定すると共に凹
所7からのセグメント支持体3の半径方向への抜け出し
を防止する。セグメント支持体3の軸線方向への移動を
阻止するための防護手段6を設ける。この防護手段6
は、図示例においては、基板1における凹所7の端面と
基板1の外周面におけるセグメント支持体3用の支持面
とに設けられた角錐断面形状の突部61、並びにセグメ
ント支持体3における基板1との当接領域に設けられた
対応形状の溝62により形成する。言うまでもなく、溝
と対応形状の突部との関係は逆転させても良い。
【0020】図示しない変形実施例においては、上記の
防護手段6として、凹所7及びセグメント支持体3の一
方に半径方向のノックピンを、他方には対応する孔を設
けることができる。この変形実施例において、防護手段
6を各2組のノックピン及び対応する孔で構成するのが
特に好適である。また、ノックピン及び対応する孔より
なる防護手段を、角錐断面形状の突部61及び対応形状
の溝62よりなる図示例の防護手段と併用しても良いこ
とは、言うまでもない。
【0021】軸線方向に差し込み可能な前記固定手段5
を、図示例においてはテーパーピンで構成する。このテ
ーパーピン5は、セグメント支持体3に設けられた半円
形状の開口部31と、開口部31に対向させて基板1に
設けられた半円形状の開口部11とからなる軸線方向の
貫通孔内に差し込み可能とする。テーパーピン5の大径
後端部の外径は、この貫通孔の内径よりも約0.5〜
0.7mmだけ大とする。
【0022】テーパーピン5は、貫通孔内に完全に差し
込まれた状態でセグメント支持体3に拡開力を作用さ
せ、これによりセグメント支持体3における溝62の領
域を、角錐断面形状の突部61が設けられた凹所7の対
向端面に対して押圧する。軸線方向に差し込み可能な前
記固定手段5として、図示例におけるごとき個別的なテ
ーパーピンに代えて2個1組としたハーフピンを使用す
ることもできる。各ハーフピンは、互いに逆方向から軸
線方向の貫通孔内に差し込むものとする。この場合、所
要の拡開力は、両ハーフピンが相対摺動して固定手段5
全体としての外径が貫通孔の内径を超える際に発生する
ものである。
【0023】図4は本発明の第2実施例による鋸板の組
立状態を示す部分的な正面図、図5は図4のV−V線に
沿う断面図である。本実施例の鋸板は、前述した第1実
施例によるものと基本構造において一致する交換可能な
切削セグメントを具えている。両実施例の相違点はもっ
ぱら固定手段の構成にある。すなわち、本実施例におけ
る固定手段50は、通しボルト51と、これと協動する
ナット52とから構成する。通しボルト51に円錐形状
の当接面を有する頭部を設ける。ナット52にも対応す
る円錐形状の当接面を設ける。通しボルト51の頭部及
びナット52における各円錐形状当接面15又は25の
傾斜角αを約40〜70゜、好適には約60゜とする。
通しボルト51の頭部及びナット52における各円錐形
状当接面15又は25が当接する半円形状の開口部にお
ける当接領域を、同様の円錐形状当接面として形成する
ことにより、通しボルト51はナット52に完全に締結
されたときに固定手段50は拡開力を生じさせる。通し
ボルト51の頭部に6角孔を設けて通しボルト51のナ
ット52に対する締結及び分離を容易とする。固定手段
50は、鋸板の回転方向Sに関してセグメント支持体3
の手前側に配置するのが好適である。このような配置に
より、セグメント支持体3に対して鋸板の回転方向Sと
は逆向きに及ぼされる剪断力および慣性力が、固定手段
50の拡開作用によって支保されるからである。
【0024】本発明に基づく鋸板の新規な構成によれ
ば、次のような顕著な作用効果が発現されるものであ
る。すなわち、交換可能な切削セグメントを基板に対し
て軸線方向のみならず半径方向にも確実に固定すること
が可能である。基板に固定された切削セグメントは、軸
線方向及び半径方向の力、並びに剪断力の作用の影響を
受けない。切削セグメントは、固定手段の解除及び再締
結により容易に交換可能である。また、基板の局所的な
熱応力を回避することが可能である。切削セグメント
は、過大な力を必要とせず、しかも鋸板の組立状態でも
交換可能である。さらに、切削セグメントの交換後にお
ける鋸板の繁雑な調整作業は不要である。
【0025】本発明による交換可能な切削セグメントを
有する鋸板を具えたモータ駆動型の切断装置は、特に、
有筋若しくは無筋コンクリート又は石材等の建設材料の
切断に適しており、切削セグメントの分離に対する高度
の安全性を保障し得るものである。すなわち、切削セグ
メントは基板に対して確実に固定され、軸線方向のみな
らず半径方向にも変位不能とされているからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1実施例による鋸板の要部
を示す分解斜視図である。
【図2】図2は、同実施例による鋸板の組立状態を示す
部分的な正面図である。
【図3】図3は、図2のIII−III線に沿う断面図
である。
【図4】図4は、本発明の第2実施例による鋸板の組立
状態を示す部分的な正面図である。
【図5】図5は、図4のV−V線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1 基板 2 切削セグメント 3 セグメント支持体 4 切削チップ 5,50 固定手段 6 防護手段 7 凹所

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交換可能な切削セグメントを有する鋸板
    であって、半径方向に向けられた複数個の凹所(7)が
    互いに規則的な間隔で外周部に設けられた基板(1)
    と、それぞれ切削チップ(4)及びセグメント支持体
    (3)を有し、解除可能な固定手段(5,50)により
    前記凹所(7)内に固定可能とされた複数個の切削セグ
    メント(2)とを具えるものにおいて、前記凹所(7)
    は前記切削セグメント(2)を前記凹所(7)内に半径
    方向に装着し得る形状に形成し、前記固定手段(5,5
    0)は鋸板の軸線方向に装着可能とし、さらに、前記凹
    所(7)内におけるセグメント支持体(3)の軸線方向
    変位を阻止する防護手段(6)を設けてなることを特徴
    とする鋸板。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の鋸板において、各セグ
    メント支持体(3)のための前記防護手段(6)が少な
    くとも1本のノックピンを具え、該ノックピンを前記凹
    所(7)内又は前記セグメント支持体(3)に設けると
    共に、該ノックピンに対応する孔を前記セグメント支持
    体(3)又は前記基板(1)内に設けてなることを特徴
    とする鋸板。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の鋸板において、各セグ
    メント支持体(3)のための前記防護手段(6)が2本
    のノックピン及び2個の対応する孔を具え、ノックピン
    及び対応する孔の対を相前後させて配置してなることを
    特徴とする鋸板。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか一項に記載の鋸
    板において、各防護手段(6)が角錐断面形状の案内手
    段として構成され、該案内手段が、前記基板(1)にお
    けるセグメント支持体(3)のための支持面及び/又は
    前記凹所(7)の端面とセグメント支持体(3)の端縁
    との一方に設けられた角錐断面形状の突部(61)、並
    びに、前記基板(1)におけるセグメント支持体(3)
    のための支持面及び/又は前記凹所(7)の端面とセグ
    メント支持体(3)の端縁との他方に設けられた対応す
    る断面形状の溝(62)とを具えることを特徴とする鋸
    板。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか一項に記載の鋸
    板において、前記固定手段(5,50)が軸線方向の貫
    通孔内に固定可能とされ、該貫通孔が、基板(1)にお
    ける凹所(7)の隣接領域内に設けられた半円形状の開
    口部(11)と、セグメント支持体(3)内に設けられ
    た対応する半円形状の開口部(31)とにより構成さ
    れ、前記固定手段(5,50)はその拡開作用によりセ
    グメント支持体(3)を凹所(7)内に固定し得るよう
    構成してなることを特徴とする鋸板。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の鋸板において、前記固
    定手段(5)をテーパーピンで構成すると共にその大径
    部分の外径を貫通孔(7)の内径よりも約0.5〜0.
    7mmほど大とし、各テーパーピンを完全ピン又は一対
    のハーフピンとして構成してなることを特徴とする鋸
    板。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載の鋸板において、前記固
    定手段(50)が通しボルト(51)及びナット(5
    2)を具え、該通しボルト(51)をナット(52)に
    締結することによりセグメント支持体(3)を凹所
    (7)内に固定することを特徴とする鋸板。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の鋸板において、前記通
    しボルト(51)に円錐形状の当接面を有する頭部を設
    けると共に前記ナット(52)に円錐形状の当接面を有
    する当接部分を設け、各当接面の傾斜角(α)を約40
    〜70゜、好適には約60゜とし、前記当接面に対応す
    る当接面を前記半円形状の開口部(11,31)に設
    け、該当接面の傾斜角を前記傾斜角(α)よりも小とし
    てなることを特徴とする鋸板。
  9. 【請求項9】 請求項5〜8のいずれか一項に記載の鋸
    板において、前記固定手段(5,50)を鋸板の回転方
    向(S)に関してセグメント支持体(3)の手前側に配
    置してなることを特徴とする鋸板。
  10. 【請求項10】 有筋若しくは無筋コンクリート又は石
    材等の建設材料の切断に使用可能なモータ駆動型の切断
    装置であって、請求項1〜8のいずれか一項に記載の鋸
    板を具えてなることを特徴とする切断装置。
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