JPH08200420A - 緩衝部品 - Google Patents

緩衝部品

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JPH08200420A
JPH08200420A JP1296295A JP1296295A JPH08200420A JP H08200420 A JPH08200420 A JP H08200420A JP 1296295 A JP1296295 A JP 1296295A JP 1296295 A JP1296295 A JP 1296295A JP H08200420 A JPH08200420 A JP H08200420A
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    • E—FIXED CONSTRUCTIONS
    • E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
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    • E05Y2900/50—Application of doors, windows, wings or fittings thereof for vehicles
    • E05Y2900/53—Type of wing
    • E05Y2900/546—Tailboards, tailgates or sideboards opening upwards

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  • Superstructure Of Vehicle (AREA)
  • Clamps And Clips (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 相対的に移動可能な２つの部材間に介在して
緩衝作用をなす緩衝部品１において、この緩衝部品１
は、尖り先形状で逆鉤部１３を有し被取付部３の孔４に
着脱可能に取付けられる樹脂クリップ部材１０と、この
樹脂クリップ部材１０の基部１１に嵌合したラバークッ
ション部材２０との組合せ品であることを特徴とする緩
衝部品。 【効果】 緩衝部品を被取付部へ取付けることが容易で
ある。クリップ部材がラバーと比較して経年変化の少な
い樹脂からなるので、クリップ部材を被取付部の孔に取
付けることで、緩衝部品が長期にわたり被取付部に確実
に保持され、脱落の心配がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、相対的に移動可能な２
つの部材間に介在して緩衝作用をなす緩衝部品に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】図４は従来の緩衝部品の説明図であり、
緩衝部品１００はラバー単体のクッションからなり、ク
ッション基部１０１と、このクッション基部１０１の一
端に一体的に形成されたくびれ部１０２と、このくびれ
部１０２の先端に一体的に形成された逆鉤部１０３とか
らなる。緩衝部品１００は、逆鉤部１０３を被取付部１
０５の孔１０６に押圧することで、くびれ部１０２がは
め込まれる。緩衝部品１００は、例えば図３（ａ），
（ｂ）に示すように自動車のトランクリッド開放時のス
トッパとなるストッパ部分に取付けられて、緩衝作用を
なす。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、緩衝部品１０
０はラバー単体（一体成形品）からなるので、経年変化
により孔１０６との嵌合が緩くなって、脱落する心配が
ある。脱落防止のために、経年変化を考慮した堅い嵌合
（締め代）とすることも考えられるが、取付けに過大な
押圧力が必要であり作業が容易でない。また、嵌合が堅
過ぎると孔１０６への取付けが難しくなる。本発明の目
的は、被取付部への取付けが容易であり、経年変化によ
り被取付部から脱落しない緩衝部品を提供することにあ
る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、相対的に移動可能な２つの部材間に介在し
て緩衝作用をなす緩衝部品において、この緩衝部品を、
尖り先形状で逆鉤部を有し被取付部の孔に着脱可能に取
付けられる樹脂クリップ部材と、この樹脂クリップ部材
の基部に嵌合したラバークッション部材との組合せ品で
構成したことを特徴とする。
【０００５】また、前記ラバークッション部材には、組
合せの際に前記樹脂クリップ部材を上から挿入するため
の貫通孔を開け、この貫通孔を、上縁のテーパ部と、こ
のテーパ部に連なり前記樹脂クリップ部材を通過させる
ための第１孔部と、この第１孔部に連なり第１孔部より
径外方へ拡開され樹脂クリップ部材の基部を保持するた
めの保持溝部と、この保持溝部に連なり前記第１孔部よ
り小径の第２孔部とで構成する。
【０００６】
【作用】緩衝部品は被取付部の孔へワンタッチ作業で取
付けられる。また、クリップ部材はラバークッション部
材を被取付部へ長期にわたり保持し続ける。
【０００７】樹脂クリップ部材を貫通孔に押圧しながら
挿入することで、樹脂クリップ部材をワンタッチ作業で
ラバークッション部材に取付けることができる。そし
て、基部が保持溝部に保持されることで、樹脂クリップ
部材はラバークッション部材と一体化される。第２孔部
が第１孔部より小径なので、保持溝部に保持された基部
が貫通孔の下から抜けることがない。このため、被取付
部へ取付けられた状態の樹脂クリップ部材からラバーク
ッション部材が脱落しない。
【０００８】
【実施例】本発明の実施例を添付図に基づいて以下に説
明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。図
１（ａ），（ｂ）は本発明に係る緩衝部品の断面図並び
にラバークッション部材の断面図である。緩衝部品１
は、（ａ）に示すように、被取付部３の孔４（想像線に
て示す貫通孔）に着脱可能に取付けられる樹脂クリップ
部材１０と、この樹脂クリップ部材１０の基部１１に嵌
合するラバークッション部材２０との組合せ品からな
る。
【０００９】樹脂クリップ部材１０は硬質樹脂（特に、
経年変化の小さい樹脂が好ましい。）からなる一体成形
品であり、円盤状の基部１１と、この基部１１から下方
へ延出された垂下部１２と、この垂下部１２の下端に尖
り先形状の逆鉤部１３とからなる。基部１１の下縁はテ
ーパ状を呈する。逆鉤部１３は相対向する一対の弾性腕
１４，１４と、これら弾性腕１４，１４の自由端に有す
る係止突部１５，１５とからなり、これら係止突部１
５，１５は互いに外向きの山形状を呈する。
【００１０】ラバークッション部材２０はラバー（ゴ
ム）材料からなる一体成形品であり、樹脂クリップ部材
１０と組合せの際にこの樹脂クリップ部材１０を上から
挿入するための貫通孔２１が略中央に開けられ、概ね円
筒状を呈している。貫通孔２１は丸孔状を呈し、上縁の
テーパ部２２と、このテーパ部２２に連なり樹脂クリッ
プ部材１０を通過させるための第１孔部２３と、この第
１孔部２３に連なり第１孔部２３より径外方へ拡開され
樹脂クリップ部材１０の基部１１を保持するための保持
溝部２４と、この保持溝部２４に連なり第１孔部２３よ
り小径の第２孔部２５と、一対の弾性腕１４，１４先端
部が当たらないようにするための下縁の切欠き部２６と
からなる。
【００１１】テーパ部２２は第１孔部２３へ基部１１の
挿入を容易にするものである。第１孔部２３は樹脂クリ
ップ部材１０の基部１１の外径より小径である。このた
め、基部１１は上から押圧されることで、第１孔部２３
を押し広げながら挿入される。保持溝部２４は基部１１
と同一断面形状の丸孔状を呈し、下縁にめすテーパを有
する。このため、保持溝部２４は基部１１をラバーの弾
性力にて確実に保持できる。また、保持溝部２４は基部
１１をラバーの弾性力にて更に確実に保持するために、
保持基部１１と同一寸法又は若干小さい寸法とすること
が好ましい。第２孔部２５は第１孔部２３より小径であ
り、保持溝部２４に保持された基部１１が下へ抜けるこ
とを防止する。
【００１２】ラバークッション部材２０には、下面縁部
に全周にわたり薄肉のエッジ部２７が形成されており、
エッジ部２７が押圧されて弾性変形することによりラバ
ークッション部材２０は被取付部３の表面へ密着可能で
ある（但し、この図ではエッジ部２７が弾性変形してい
ない状態を示す。）。このため、ラバークッション部材
２０は被取付部３の表面へ安定した取付け状態で保持で
きる。被取付部３の孔４に逆鉤部１３が挿入された状態
では、弾性腕１４，１４の拡開方向の弾性力により、被
取付部３は係止突部１５，１５の上側斜面とラバークッ
ション部材２０のエッジ部２７との間で挟持される。こ
のため、緩衝部品１は被取付部３に堅く取付けられる。
また、係止突部１５，１５の上側斜面の高さ相当分だけ
被取付部３の板厚を変更可能である。
【００１３】次に上記構成の緩衝部品１の組立手順を図
２に基づき説明する。図２（ａ），（ｂ）は本発明に係
る緩衝部品の説明図である。先ず、（ａ）に示すよう
に、樹脂クリップ部材１０の逆鉤部１３下端をラバーク
ッション部材２０の貫通孔２１上方に差込む。そして、
樹脂クリップ部材１０を上から押圧することで、逆鉤部
１３が貫通孔２１を押し広げながら通過し、次に、基部
１１が第１孔部２３を押し広げながら通過して保持溝部
２４に嵌合する。従って、（ｂ）に示すように基部１１
が保持溝部２４で保持されることで、樹脂クリップ部材
１０とラバークッション部材２０とが組立られ、緩衝部
品１を構成する。すなわち、樹脂クリップ部材１０はラ
バークッション部材２０にワンタッチ作業で組立られ
る。
【００１４】次に緩衝部品１の取付け手順を図１に基づ
き説明する。樹脂クリップ部材１０の逆鉤部１３下端を
被取付部３の孔４に差込み、緩衝部品１全体を押圧す
る。すると、弾性腕１４，１４は孔４内を縮まりながら
通過し、係止突部１５，１５が通過した時点で弾性力に
より拡開状態に復帰する。この時点で、被取付部３は係
止突部１５，１５の上側斜面とラバークッション部材２
０のエッジ部２７との間で挟持される。このため、緩衝
部品１は被取付部３にワンタッチ作業で堅く取付けられ
る。一方、弾性腕１４，１４を縮めながら逆鉤部１３下
端を押圧すると、緩衝部品１を被取付部３の孔４から外
すことができる。
【００１５】次に緩衝部品１の使用例を図３に基づき説
明する。図３（ａ），（ｂ）は本発明に係る緩衝部品の
使用例図であり、（ａ）は自動車用トランクリッドの開
放状態を示す斜視図、（ｂ）はトランクリッドのヒンジ
部分を示す斜視図である。自動車３０後部のトランクル
ーム３１には、トランクリッド３２がヒンジ３３で開閉
自在に取付けられる。トランクリッド３２開放時のスト
ッパとなるストッパ部分（被取付部）３４の孔３５には
緩衝部品１が取付けられる。そして、緩衝部品１は、ト
ランクリッド３２開放時にヒンジアーム３３ａと当接し
て緩衝作用をなす。
【００１６】なお、上記実施例において、緩衝部品１は
相対的に移動可能な２つの部材間に介在して緩衝作用を
なすことを特徴とし、自動車のトランクリッド部分に取
付けられる他に、例えば、自動車の各開閉部分、家庭電
気品の開閉部分に取付けられる。また、保持溝部２４は
基部１１を保持することを特徴とし、保持溝部２４及び
基部１１の形状は円形状の他に、例えば平面視矩形状で
もよい。
【００１７】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項１の緩衝部品は、尖り先形状で逆鉤部を有
し被取付部の孔に着脱可能に取付けられる樹脂クリップ
部材と、この樹脂クリップ部材の基部に嵌合したラバー
クッション部材との組合せ品で構成したことにより、緩
衝部品を被取付部へ取付けることが容易であり、また、
クリップ部材がラバーと比較して経年変化が小さな樹脂
からなるので、クリップ部材を被取付部の孔に取付ける
ことで、緩衝部品が長期にわたり被取付部に確実に保持
され、脱落の心配がない。更に、緩衝部品が樹脂クリッ
プ部材の基部にラバークッション部材を嵌合した構成な
ので、樹脂クリップ部材とラバークッション部材とを一
体成形した場合に比べて成形が簡単でありコストを下げ
ることができる。
【００１８】請求項２の緩衝部品は、ラバークッション
部材に、組合せの際に樹脂クリップ部材を上から挿入す
るための貫通孔を開け、この貫通孔を、上縁のテーパ部
と、このテーパ部に連なり樹脂クリップ部材を通過させ
るための第１孔部と、この第１孔部に連なり第１孔部よ
り径外方へ拡開され樹脂クリップ部材の基部を保持する
ための保持溝部と、この保持溝部に連なり第１孔部より
小径の第２孔部とで構成したことにより、樹脂クリップ
部材を貫通孔に上から押圧しながら挿入するだけでラバ
ークッション部材に簡単に取付けることができ、また、
第２孔部が第１孔部より小径なので、保持溝部に保持さ
れた樹脂クリップ部材の基部が貫通孔の下から抜けるこ
とがなく、このため、被取付部へ取付けられた状態の樹
脂クリップ部材からラバークッション部材が脱落する恐
れがない。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る緩衝部品の断面図並びにラバーク
ッション部材の断面図
【図２】本発明に係る緩衝部品の説明図
【図３】本発明に係る緩衝部品の使用例図
【図４】従来の緩衝部品の説明図
【符号の説明】
１…緩衝部品、３…被取付部、４…孔、１０…樹脂クリ
ップ部材、１１…基部、１２…垂下部、１３…逆鉤部、
２０…ラバークッション部材、２１…貫通孔、２２…テ
ーパ部、２３…第１孔部、２４…保持溝部、２５…第２
孔部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 相対的に移動可能な２つの部材間に介在
    して緩衝作用をなす緩衝部品において、この緩衝部品
    は、尖り先形状で逆鉤部を有し被取付部の孔に着脱可能
    に取付けられる樹脂クリップ部材と、この樹脂クリップ
    部材の基部に嵌合したラバークッション部材との組合せ
    品であることを特徴とする緩衝部品。
  2. 【請求項２】 前記ラバークッション部材には、組合せ
    の際に前記樹脂クリップ部材を上から挿入するための貫
    通孔が開けられ、この貫通孔は、上縁のテーパ部と、こ
    のテーパ部に連なり前記樹脂クリップ部材を通過させる
    ための第１孔部と、この第１孔部に連なり第１孔部より
    径外方へ拡開され樹脂クリップ部材の基部を保持するた
    めの保持溝部と、この保持溝部に連なり前記第１孔部よ
    り小径の第２孔部とからなることを特徴とする請求項１
    記載の緩衝部品。
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