JPH0819711A - 風呂用の循環浄化装置 - Google Patents

風呂用の循環浄化装置

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JPH0819711A
JPH0819711A JP6028985A JP2898594A JPH0819711A JP H0819711 A JPH0819711 A JP H0819711A JP 6028985 A JP6028985 A JP 6028985A JP 2898594 A JP2898594 A JP 2898594A JP H0819711 A JPH0819711 A JP H0819711A
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JP
Japan
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filtration tank
tank
passage
water
circulation pump
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Application number
JP6028985A
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English (en)
Inventor
Kozo Kojima
広三 小島
Yukio Nakada
幸男 中田
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APUTEITSUKU KK
Original Assignee
APUTEITSUKU KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 濾過タンク内の水を容易に抜き取ることがで
きると共に、濾過タンクから循環ポンプ側に呼び水を容
易に入れることができ、濾過タンク内の濾過材の洗浄又
は交換等に際しての操作性が著しく向上する風呂用の循
環浄化装置を提供する。 【構成】 この風呂用の循環浄化装置は、浴槽内の水面
よりも上側に濾過タンク4 を配置し、濾過タンク4 の上
部と下部との何れか一方に吸引側通路47を、他方に吐出
側通路48を夫々接続し、循環ポンプ5 により吸引側通路
47を介して浴槽内の水を濾過タンク4 内に汲み上げ、こ
の濾過タンク4 内の濾過材3 により水を濾過した後、吐
出側通路48を経て浴槽に戻す。吸引側通路47と吐出側通
路48との内、濾過タンク4 の下部側に接続された通路48
に、濾過タンク4 内に水を溜めるべき水位よりも上方を
経由する連通路20を設けると共に、この連通路20と濾過
タンク4 との間に介装し、この循環ポンプ5 を濾過タン
ク4 内の水位よりも下方に循環ポンプ5 を配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、循環ポンプにより吸引
側通路を介して浴槽内の水を濾過タンク内に汲み上げ、
この濾過タンク内の濾過材により濾過した後の水を吐出
側通路を経て浴槽に戻すようにした風呂用の循環浄化装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】風呂用の循環浄化装置としては、従来、
特開昭63−28418号公報に記載の如く、循環ポン
プにより吸引側通路を介して浴槽内の湯を濾過タンク内
に汲み上げ、この濾過タンク内の濾過材により濾過する
と共に、ヒーターにより保温又は加熱した後、その湯を
吐出側通路を経て浴槽に戻すようにした所謂循環式のも
のがある。
【0003】この従来の循環浄化装置は、装置本体内の
上部に組み込まれた濾過タンクの上部側に吸引側通路
を、下部側に吐出側通路を夫々接続すると共に、その吸
引側通路の途中に、濾過タンクの下方に配置された循環
ポンプを介装し、吐出側通路の途中にヒーターを介装し
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の循環浄化装置
は、濾過タンクの下部側に吐出側通路を接続しているた
め、濾過タンクの蓋を開ければ、そのサイホン効果によ
って濾過タンク内の湯の全てを吐出側通路を介して浴槽
に排出することができ、濾過タンク内の濾過材の洗浄又
は交換を容易に行える利点がある。
【0005】しかし、濾過タンク内の濾過材の洗浄又は
交換後、循環ポンプを起動して運転を開始する時には、
濾過タンク内に所謂呼び水を入れても、濾過タンクから
吐出側通路を経て浴槽へと流出することになる。このた
め、従来の循環浄化装置では、吸引側通路及び吐出側通
路の下端部を指又は栓等で塞いだ状態で、吸引側通路の
接続位置まで濾過タンク内に呼び水を入れなければなら
ず、その操作が非常に煩雑であると言う欠点がある。
【0006】しかも、濾過タンクに水を入れる前に吸引
側通路及び吐出側通路の下端部を完全に塞いで終い、そ
の状態で濾過タンク内に一度に大量の水を入れると、吸
引側通路及び吐出側通路に空気溜まりが発生して、吸引
側通路及び吐出側通路内に水が入り難くなるため、吸引
側通路及び吐出側通路の下端部から少しずつ浴槽内に空
気を抜きながら、濾過タンクに順次水を入れて行く必要
がある。
【0007】本発明は、かかる従来の課題に鑑み、濾過
タンク内の水を容易に抜き取ることができると共に、濾
過タンクから循環ポンプ側に呼び水を容易に入れること
ができ、濾過タンク内の濾過材の洗浄又は交換等に際し
ての操作性が著しく向上する風呂用の循環浄化装置を提
供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、浴槽B 内の水面よりも上側に濾過タンク4 を配置
し、濾過タンク4 の上部と下部との何れか一方に吸引側
通路47を、他方に吐出側通路48を夫々接続し、循環ポン
プ5 により吸引側通路47を介して浴槽B 内の水を濾過タ
ンク4 内に汲み上げ、この濾過タンク4 内の濾過材3 に
より水を濾過した後、吐出側通路48を経て浴槽B に戻す
ようにした風呂用の循環浄化装置において、吸引側通路
47と吐出側通路48との内、濾過タンク4 の下部側に接続
された通路48に、濾過タンク4 内に水を溜めるべき水位
よりも上方を経由する連通路20を設けると共に、この連
通路20と濾過タンク4 との間に介装し、この循環ポンプ
5 を濾過タンク4 内の水位よりも下方に循環ポンプ5 を
配置したものである。
【0009】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の発明において、濾過タンク4 の上部に吸引側通路47
を、下部に吐出側通路48を夫々接続し、吐出側通路48に
循環ポンプ5 と連通路20とを設けたものである。
【0010】
【作用】請求項1に記載の本発明では、濾過タンク4 を
開けると、濾過タンク4 内の水がその下部側に接続され
た通路48から連通路20を介してサイホン効果により浴
槽B へと排出されるため、濾過タンク4 内の水を容易に
抜き取ることができる。
【0011】また濾過タンク4 に水を入れると、通路48
には連通路20があるため、濾過タンク4 内に所定水位ま
で水が溜まる。そして、連通路20と濾過タンク4 との間
に循環ポンプ5 を介装すると共に、この循環ポンプ5 を
濾過タンク4 の水位よりも下方に配置しているため、濾
過タンク4 側から循環ポンプ5 に容易に呼び水を給水す
ることができる。
【0012】請求項2に記載の本発明では、濾過タンク
4 の上部に吸引側通路47を、下部に吐出側通路48を夫々
接続し、吐出側通路48に循環ポンプ5 と連通路20とを設
けているため、循環ポンプ5 の運転時に濾過タンク4 を
負圧状態にすることができると共に、濾過タンク4 の開
放時の水の抜き取り、呼び水の給水を容易に行うことが
できる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図面は本発明の一実施例を例示し、図1は
循環浄化装置の構成を示す概略図、図2は循環浄化装置
の要部の構造を示す断面図、図3は循環浄化装置を浴室
内の浴槽に装着した使用状態を示す断面図、図4はコン
トロールボックスの操作部の正面図である。
【0014】循環浄化装置1 は、図1に示すように、装
置本体2 と、この装置本体2 内に上部に配置され且つ濾
過材3 が充填された濾過タンク4 と、装置本体2 内で濾
過タンク4 の下側に配置された循環ポンプ5 と、下端の
吸引部6 が浴槽B 内の湯W に浸漬された吸引管7 と、下
端の吐出部8 が浴槽B 内の湯W に浸漬された吐出管9と
を備えている。
【0015】なお、装置本体2 は、図3に示すように、
吸引部6 及び吐出部8 が浴槽B の湯W の中に浸漬される
ように、浴槽B のコーナー部上に装着されている。濾過
タンク4 は、毛髪等を除去するためのフイルター10と、
浴槽B から汲み上げた湯の汚れを濾過して浄化するため
の粒状の濾過材3 とを上下に充填するもので、フイルタ
ー10及び濾過材3 が出し入れ自在に充填された有底状の
タンク本体11と、このタンク本体11上に、その開口部12
を開閉するように着脱自在に載置された密閉蓋13とから
構成されている。
【0016】なお、濾過材3 には、例えば粒状のセラミ
ック等の焼成品が一般的に用いられている。また濾過材
3 は専用の容器に入れて、濾過タンク4 のタンク本体11
に対して容易に出し入れできるようにすることが好まし
い。
【0017】濾過タンク4 のタンク本体11内には、この
タンク本体11の内部を濾過室14と、その一側の流入通路
15とに区画する仕切り壁16が設けられている。仕切り壁
16の上端はタンク本体11の周壁よりも低くなっており、
この仕切り壁16の上端側が流入通路15から濾過室14に連
通する流入口17となっている。
【0018】流入通路15には、この流入通路15の下端部
に連通するように、濾過タンク4 の下面側から吸引管7
が接続されると共に、内部にヒーター18が設けられてい
る。ヒーター18は浴槽B から汲み上げられた湯を保温又
は加熱するためのもので、濾過タンク4 の濾過室14側へ
の流入口14、即ち仕切り壁16の上端よりも下側におい
て、流入通路15の内部に上下方向に配置され、且つ濾過
タンク4 の底部側に固定されている。
【0019】循環ポンプ5 は、浴槽B 内の湯W を吸引管
7 の吸引部6 を介して濾過タンク4内に汲み上げるため
のもので、装置本体2 の内部において濾過タンク4 の下
側に配置されている。循環ポンプ5 の吸引側は、接続管
19を介してタンク本体11の底部に接続され、また吐出側
は、濾過タンク4 の濾過材3 で浄化した後の湯を浴槽B
内に戻すように、逆U字状に折り曲げ形成された連通路
20を介して吐出管9 に接続されている。
【0020】なお、循環ポンプ5 には往復ポンプ、渦巻
きポンプ等が用いられており、その構造はどのようなも
のでも良い。連通路20は、濾過タンク4 の密閉蓋13を外
した時に、タンク本体11内の湯をサイホン効果によって
浴槽B 内に排出すると共に、タンク本体11内に循環ポン
プ5用の呼び水を給水する時に、その水が吐出管9 から
流出しないようにするためのものである。連通路20は屈
曲部21が上側となるように、装置本体2 内でタンク本体
11の側方に配置されており、その頂部、即ち屈曲部21
は、濾過タンク4 内に給水すべき水の水位よりも上方に
位置している。
【0021】吸引部6 には逆止弁22が設けられており、
この逆止弁22は循環ポンプ5 の運転を停止させた時等
に、流入通路15内のヒーター18側の湯が逆流して浴槽B
内に流出しないようにするための逆流防止用である。
【0022】吐出部8 は、浄化後の湯に気泡を混入させ
て浴槽B 内の湯W の中に所謂ジェット噴射する噴射ノズ
ル式である。連通路20と吐出部8 とを結ぶ吐出管9 に
は、一端が大気に開放した空気配管23が接続され、この
空気配管23から吐出部8 に空気を送るようになってい
る。空気配管23は電磁弁24を有し、この電磁弁24の開閉
によりジェット噴射と通常の排水とに切り換えられるよ
うになっている。
【0023】なお、吐出部8 自体は、吐出管9 の下端部
を開口状に形成した単なる開口部でも良く、その場合に
は空気配管23、電磁弁24は不要である。装置本体2 は、
図2に示す如く上端が開口したケース状であって、その
開口部側にタンク本体11の上端側の縁部25が装着されて
いる。そして、この装置本体2の上部外周に上カバー30
が着脱自在にに嵌着されている。
【0024】タンク本体11の縁部25の上面には、図2に
示すように、周方向にゴムパッキング26が装着されてい
る。密閉蓋13は、濾過室14及び流入通路15を上側から覆
うように、タンク本体11の開口部12に着脱自在に装着さ
れている。密閉蓋13は、タンク本体11の開口部12内に嵌
合する嵌合部27と、この嵌合部27の外側に形成されたフ
ランジ部28とを有し、その嵌合部27をタンク本体11の開
口部12に嵌合させた時に、フランジ部28がタンク本体11
の縁部25上のゴムパッキング26に上側から当接して、濾
過タンク4 の内部を密閉状態に保つようになっている。
【0025】密閉蓋13には負圧解除用の解除弁29が設け
られている。解除弁29は、密閉蓋13をタンク本体11から
取り外して濾過タンク4 を開放する際に、濾過タンク4
内の負圧状態を解除して均圧するためのものである。な
お、この解除弁29は、密閉蓋13に設ける他、タンク本体
11側に設けても良い。
【0026】図1において、31はコントロールボックス
で、装置本体2 内に組み込まれている。コントロールボ
ックス31は、ヒーター18のオン・オフの切り換え及び温
度調節の制御を行うと共に、循環ポンプ5 の運転・停止
制御、電磁弁24の開閉制御等を行うためのものである。
【0027】32は水温センサで、流入通路15の上部での
湯温を検出し、その出力と設定温度とをコントロールボ
ックス31内で比較して、その比較結果に応じてコントロ
ールボックス31によりヒーター18の通電比率を制御する
ことによって、浴槽B 内の湯温を設定温度に調節するよ
うになっている。
【0028】33はオーバーヒート防止用の水温センサ
で、流入通路15内の湯温が50℃以上に上昇した時に、
この水温センサ33からの出力によって、コントロールボ
ックス31によりヒーター18への通電を停止させるように
なっている。
【0029】34は循環ポンプ5 に設けられた温度ヒュー
ズ、35は流入通路15に設けられた温度ヒューズで、浴槽
B 内の湯温がヒーター18に因らないで高温に達した場合
に装置全体を保護するために、循環ポンプ5 、流入通路
15内の湯温が55℃以上で各温度ヒューズ34,35 が作動
して、コントロールボックス31を介して全ての制御を停
止させるようになっている。
【0030】36は装置本体2 が傾斜して転倒する恐れが
ある場合に作動する感震センサ、37は装置本体2 内部の
配線部分に漏電が生じた場合に作動する漏電ブレーカー
である。38は循環ポンプ5 の吐出量を検出する水流セン
サで、この水流センサ38で循環ポンプ5 の吐出量を常時
検出しておき、循環ポンプ5 の吐出量が極めて少なくな
った時(通常の2割以下)には、循環ポンプ5 の運転を
停止させて空運転を防止し、また濾過材3 の目詰まり等
によって循環ポンプ5 の吐出量が低下した時(通常の5
割以下)には、警報音を発して濾過材3 の洗浄を報知す
るようになっている。
【0031】コントロールボックス31の操作部39は、図
4に示すように構成され、且つ装置本体2 の前面に設け
られている。40は循環ポンプ5 の運転・停止用の主電源
ボタン、41はヒーター18のオン・オフ用の保温ボタンで
ある。42は水温設定用のUPボタン、43は水温設定用の
DOWNボタン、44は設定表示ランプで、各ボタン42,4
3 を操作すれば、設定湯温を適宜調節でき、その設定温
度が設定表示ランプ44に表示されるようになっている。
45は温度表示ランプで、水温センサ32で検出された湯温
を表示するためのものである。なお、各表示ランプ44,4
5 は発光ダイオード(LED)が点灯するようになって
いる。
【0032】46はジェットボタンで、このジェットボタ
ン46の操作により電磁弁24が開閉し、電磁弁24の開放時
に、気泡が混入したジェット噴流が吐出部8 から噴出す
るようになっている。なお、この実施例では、吸引部6
を有する吸引管7 及び流入通路15によって吸引側通路47
が構成され、また吐出部8 を有する吐出管9 、接続管19
及び連通路20によって吐出側通路48が構成されている。
【0033】次に、この循環浄化装置1 における動作を
説明する。濾過タンク4 のタンク本体11内に水があり、
その開口部12を密閉蓋13で密閉した状態で、主電源ボタ
ン40を押して循環ポンプ5 の運転を開始すると、濾過タ
ンク4 内の水が接続管19を介して循環ポンプ5 により吸
引され、循環ポンプ5 、連通路20を経て吐出管9 の下端
部の吐出部8 から浴槽B 内の湯W の中へと排出されて行
く。
【0034】一方、濾過タンク4 内の水が排出されて行
くと、濾過タンク4 は密閉蓋13のフランジ部28がゴムパ
ッキング26に当接して密閉状態にあり、濾過タンク4 内
が負圧になるので、浴槽B 内の湯W が吸引部6 から吸引
管7 、流入通路15、流入口17を経て濾過タンク4 の濾過
室14内へと汲み上げられて行く。
【0035】この時、循環ポンプ5 により汲み上げられ
た湯は、先ず流入通路15内を通過する時に、ヒーター18
により所定温度に保温又は加熱される。そして、保温又
は加熱状態の湯が循環ポンプ5 の吸引作用に伴って、仕
切り壁16の上端の流入口17から濾過室14の上部側に流入
した後、この濾過室14内のフィルター10、濾過材3 を上
から下へと通過する間に、フィルター10によって湯の中
の毛髪等が除去されると共に、濾過材3 によって湯の汚
れが濾過され浄化されて行く。濾過タンク4 内を通過し
て浄化された湯は、接続管19、循環ポンプ5 、連通路2
0、吐出管9 、吐出部8 を経て浴槽B 内の湯W の中に戻
されて行く。
【0036】従って、このように循環ポンプ5 を運転状
態にしておけば、浴槽B 内の湯W が濾過タンク4 と浴槽
B との間で循環し、流入通路15内のヒーター18によって
所定温度に保温又は加熱しつつ、濾過タンク4 内の濾過
材3 によって浴槽B の湯を順次浄化することができる。
【0037】また循環ポンプ5 が濾過タンク4 の下流側
にあり、この循環ポンプ5 で濾過タンク4 内の湯を吸引
することによって、浴槽B 内の湯W を濾過タンク4 内へ
と汲み上げるので、循環ポンプ5 の運転中は、濾過タン
ク4 内が常に負圧状態となる。このためタンク本体11に
密閉蓋13を載置して、タンク本体11と密閉蓋13との間を
ゴムパッキング26でシールする程度の簡単な構造で十分
に密閉することができ、濾過タンク4 の密閉構造を非常
に簡単なものにすることができる。
【0038】濾過タンク4 内の濾過材3 を洗浄又は交換
する場合には、先ず解除弁29を開けて濾過タンク4 内の
負圧状態を解除する。即ち、循環ポンプ5 の運転を停止
させても、濾過タンク4 内は負圧状態にあり、密閉蓋13
がタンク本体11側のゴムパッキング26に密着しているた
め、解除弁29を開けて濾過タンク4 を大気に開放するこ
とによって、濾過タンク4 内の負圧状態を解除する。す
ると密閉蓋13は外れ易くなり、タンク本体11から容易に
取り外すことができる。
【0039】解除弁29を開けるか又は密閉蓋13を取り外
して大気に開放すると、濾過タンク4 のタンク本体11内
の湯は、連通路20のサイホン効果により吸引されて、接
続管19、循環ポンプ5 、連通路20、吐出管9 を経て吐出
部8 から浴槽B へと排出されて行くので、タンク本体11
内の湯を容易に浴槽B へと抜き取ることができる。そし
て、タンク本体11内の湯を抜き取った後、濾過材3 を取
り出して洗浄又は交換する。
【0040】濾過材3 の洗浄又は交換後に循環ポンプ5
の運転を再開する場合は、先ず濾過タンク4 のタンク本
体11内に所定水位まで呼び水を給水して、タンク本体11
の開口部12を密閉蓋13で塞ぐ。この場合、タンク本体11
に呼び水を給水すると、この水は接続管19を介して循環
ポンプ5 に入り、連通路20側に達するが、連通路20の頂
部の屈曲部21が濾過タンク4 内に給水すべき水位よりも
上方にあるため、この連通路20の屈曲部21によってタン
ク本体11内の水の流出が阻止される。
【0041】従って、タンク本体11に呼び水を入れて行
けば、循環ポンプ5 、接続管19に充満した状態でタンク
本体11の所定水位まで水が溜まり、吐出管9 から浴槽B
に流出することがないので、従来のように吐出側通路48
の吐出管9 の下端の吐出部8を塞ぐ必要がなく、循環ポ
ンプ5 に対する呼び水の給水を容易に行うことができ
る。
【0042】タンク本体11内に所定水位まで水が溜まれ
ば、タンク本体11上に密閉蓋13を載置し、密閉蓋13のフ
ランジ部28をタンク本体11のゴムパッキング26に当接さ
せて濾過タンク4 を密閉状態にする。
【0043】このため、濾過タンク4 の密閉蓋13の着
脱、タンク本体11内の湯の抜き取り、及び呼び水の給水
が非常に容易であり、濾過材3 の洗浄又は交換時の操作
性が従来に比べて著しく向上し、濾過タンク4 内の濾過
材3 の洗浄又は交換を適時に容易且つ迅速に行うことが
できる。
【0044】吸引管7 の下端の吸引部6 には逆止弁22が
あるため、濾過材3 の洗浄又は交換時に際して、タンク
本体11の濾過室14内の湯を全て抜き取っても、流入通路
15内には仕切り壁16の上端の流入口17の高さまで湯が溜
まっており、ヒーター18側の湯が全てなくなることはな
い。
【0045】図5は本発明の他の実施例を例示し、吸引
側通路47の吸引管7 をタンク本体11の上部側に接続し、
ヒーター等を省略したものである。この場合にも、前述
と同様に実施することができる。
【0046】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明によれば、浴槽
B 内の水面よりも上側に濾過タンク4を配置し、濾過タ
ンク4 の上部と下部との何れか一方に吸引側通路47を、
他方に吐出側通路48を夫々接続し、循環ポンプ5 により
吸引側通路47を介して浴槽B 内の水を濾過タンク4 内に
汲み上げ、この濾過タンク4 内の濾過材3 により水を濾
過した後、吐出側通路48を経て浴槽B に戻すようにした
風呂用の循環浄化装置において、吸引側通路47と吐出側
通路48との内、濾過タンク4 の下部側に接続された通路
48に、濾過タンク4 内に水を溜めるべき水位よりも上方
を経由する連通路20を設けると共に、この連通路20と濾
過タンク4 との間に循環ポンプ5 を介装し、この循環ポ
ンプ5 を濾過タンク4 内の水位よりも下方に配置してい
るので、濾過タンク4 内の水を容易に抜き取ることがで
きると共に、濾過タンク4 から循環ポンプ5 側に呼び水
を容易に入れることができ、濾過タンク4 内の濾過材3
の洗浄又は交換等に際しての操作性が著しく向上する。
【0047】請求項2に記載の本発明によれば、請求項
1に記載の発明において、濾過タンク4 の上部に吸引側
通路47を、下部に吐出側通路48を夫々接続し、吐出側通
路48に循環ポンプ5 と連通路20とを設けているため、循
環ポンプ5 の運転時に濾過タンク4 を負圧状態にするこ
とができると共に、濾過タンク4 の開放時の水の抜き取
り、呼び水の給水を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の一実施例を示す全体の概略図であ
る。
【図2】本発明装置の一実施例を示す要部の断面図であ
る。
【図3】本発明装置の一実施例を示す装着状態の断面図
である。
【図4】本発明装置の一実施例を示すコントロールボッ
クスの操作部の正面図である。
【図5】本発明装置の他の実施例を示す全体の概略図で
ある。
【符号の説明】
1 循環浄化装置 2 装置本体 3 濾過材 4 濾過タンク 5 循環ポンプ 7 吸引管 9 吐出管 11 タンク本体 13 密閉蓋 14 濾過室 15 流入通路 16 仕切り壁 17 流入口 18 ヒーター 20 連通路 22 逆止弁 47 吸引側通路 48 吐出側通路 W 浴槽

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽(B) 内の水面よりも上側に濾過タン
    ク(4) を配置し、濾過タンク(4) の上部と下部との何れ
    か一方に吸引側通路(47)を、他方に吐出側通路(48)を夫
    々接続し、循環ポンプ(5) により吸引側通路(47)を介し
    て浴槽(B) 内の水を濾過タンク(4) 内に汲み上げ、この
    濾過タンク(4) 内の濾過材(3) により水を濾過した後、
    吐出側通路(48)を経て浴槽(B) に戻すようにした風呂用
    の循環浄化装置において、吸引側通路(47)と吐出側通路
    (48)との内、濾過タンク(4) の下部側に接続された通路
    (48)に、濾過タンク(4) 内に水を溜めるべき水位よりも
    上方を経由する連通路(20)を設けると共に、この連通路
    (20)と濾過タンク(4) との間に循環ポンプ(5) を介装
    し、この循環ポンプ(5) を濾過タンク(4) 内の水位より
    も下方に配置したことを特徴とする風呂用の循環浄化装
    置。
  2. 【請求項2】 濾過タンク(4) の上部に吸引側通路(47)
    を、下部に吐出側通路(48)を夫々接続し、吐出側通路(4
    8)に循環ポンプ(5) と連通路(20)とを設けたことを特徴
    とする請求項1に記載の風呂用の循環浄化装置。
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