JPH08194692A - 文書作成装置及び電卓処理方法 - Google Patents

文書作成装置及び電卓処理方法

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JPH08194692A
JPH08194692A JP7006646A JP664695A JPH08194692A JP H08194692 A JPH08194692 A JP H08194692A JP 7006646 A JP7006646 A JP 7006646A JP 664695 A JP664695 A JP 664695A JP H08194692 A JPH08194692 A JP H08194692A
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JP7006646A
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English (en)
Inventor
Futoshi Sakamoto
太志 阪本
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Toshiba Corp
Toshiba Software Engineering Corp
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Toshiba Corp
Toshiba Software Engineering Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】電卓機能において、数値データの取込みや計算
結果の出力に関する操作性を向上させ、さらに、全角/
半角サイズの変更やカンマ付け/削除を任意に選択的に
行って文書との融合性を高めた電卓処理を行うことを目
的とする。 【構成】表示部12は文書編集画面および操作画面を有
する。文書編集画面には文書データ、操作画面には電卓
操作イメージが表示される。数字取込み時に制御部15
はペン11による指定位置の前後に存在する数字列を検
索し、これを数値データとして取込む。計算結果出力時
に制御部15はペン11による指定位置に計算結果デー
タを出力する。この場合、数字取込み時には数値データ
として用いられる数字列の取込み範囲、計算結果出力時
には計算結果データの出力範囲を表示する。また、全角
/半角モード、カンマあり/なしモードの設定に応じて
文字サイズの変更、カンマ付け/削除を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ペン等のポイティング
デバイスを有する日本語ワードプロセッサ等の文書作成
装置に係り、特に電卓機能(「電卓」は電子式卓上計算
機の略)を備え、文書上の数字列を数値データとして取
込んで四則演算を行ったり、計算結果を文書上に出力す
ることのできる文書作成装置及び電卓処理方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、日本語ワードプロセッサ等の文書
作成装置において、電卓機能を備えたものがある。これ
は、数値データを与えることにより、加算、減算、乗
算、除算といった簡単な四則演算を行う機能である。
【0003】このような電卓機能では、文書上の数字列
を数値データとして取込んだり、計算結果を文書上に出
力するものがある。この場合、数値データの取込みは、
ペン等のポインティングデバイスによって指定された位
置を基準に、その後方に存在する数字列を検索する方法
を取っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従
来、ポインティングデバイスによって指定された位置の
後方を検索し、計算対象となる数字列を数値データとし
て取込んでいた。このため、必ず数字列の先頭を指定す
る必要があり、例えば数字列の途中を指定すると、正し
い検索が行われず、その結果、誤った数値データを取込
んでしまう問題があった。
【0005】また、数字のみを対象としていることか
ら、例えば「1,000」というように途中にカンマ等
の記号が存在すると、検索時に数字列がカンマの位置で
切れ、その結果、誤った数値データを取込んでしまう問
題があった。
【0006】さらに、従来の電卓機能では、数値データ
の取込み、あるいは、計算結果データの出力が全角サイ
ズの文字でしか扱えなかったり、カンマがあると扱えな
いなど、文書との融合性が非常に悪かった。このため、
ユーザ自身が全角から半角サイズの変換を行ったり、カ
ンマを削除するなどの面倒な作業が必要であった。
【0007】本発明は上記のような点に鑑みなされたも
ので、電卓機能において、数値データの取込みや計算結
果データの出力に関する操作性を向上させ、さらに、全
角/半角サイズの変更やカンマ付け/削除を任意に選択
的に行って文書との融合性を高めた電卓処理を行うこと
のできる文書作成装置及び電卓処理方法を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の文書作成装置
は、文書データを表示するための表示手段と、この表示
手段に表示された上記文書データ上の任意の位置を指定
するための指示手段と、この指示手段によって指定され
た位置の前後を検索し、上記文書データから計算対象と
なる数字列および数字列として許される記号を1つの数
値データとして取出す数字取込み手段と、この数字取込
み手段によって取出された上記数値データを用いて計算
処理を行う計算手段と、この計算手段によって得られる
計算結果データを上記指示手段によって指定された位置
に出力する結果出力手段とを具備したことを特徴とす
る。
【0009】
【作用】上記の構成によれば、例えばペン等のポインテ
ィングデバイスからなる指示手段を用いて、文書データ
上の任意の位置を指定すると、その指定位置の前後に存
在する数字列および数字列として許される記号が1つの
数値データとして取出される。この取出された数値デー
タは電卓機能としての計算処理に用いられ、その計算結
果データは上記指示手段による指定位置に出力される。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明する。図1は本発明の一実施例に係る文書作成装置の
構成を示すブロック図である。本装置は、ペン入力機能
を備えた文書作成装置であり、ここではペン11、表示
部12、ペン制御部13、表示制御部14、制御部1
5、記憶部16を有する。
【0011】ペン11は、データの入力や指示を行うた
めのポインティングデバイスとして用いられるものであ
り、ここではペン先が画面上に接触した状態(これをペ
ンタッチと呼ぶ)したときにオンし、画面上から離れた
ときにオフする機能を備えている。表示部12は、デー
タの表示を行うための表示装置であり、例えばLCD(L
iquid Crystal Display) からなる。ペン制御部13
は、ペン11の制御を行う。表示制御部14は、表示部
12の制御を行う。
【0012】ここで、本装置では、ペン検出方法とし
て、例えば静電容量結合方式を用いている。これは、格
子状に配置された電極群と、先端にアンテナの役割をす
る金属棒を内蔵したペンにより構成される。電極にX軸
方向あるいはY軸方向に順に電圧を与え、スキャンして
いく。各電極とペン先の間に存在する静電容量は、この
距離に反比例するため、ペンの近くにある電極に電圧が
かけられたとき、ペン先に誘起される電圧は最大とな
る。スキャン開始からペン先に発生する電圧が最大とな
る時間を測定し、ペンの位置を知ることができる。
【0013】なお、静電容量結合方式では、タブレット
と呼ばれるペン座標検出専用の透明電極を表示装置上に
重ね合わせて使用するのが一般的であるが、ここでは、
表示装置のLCD電極をそのまま利用している。
【0014】制御部15は、例えばマイクロプロセッサ
(CPU)からなる。この制御部15は、本装置全体の
制御を行うものであり、ペン入力による文書作成処理の
他、ここでは電卓処理部15aを有して、数字取込み処
理、演算処理、計算結果出力処理といった一連の電卓処
理を行う。
【0015】記憶部16は、制御部15の動作に必要な
各種情報を記憶するための記憶装置である。この記憶部
16は、例えばRAMからなり、ここでは文書バッファ
16a、取込みバッファ16b、出力バッファ16c、
モードバッファ16d、変換用テーブル16eを有す
る。
【0016】文書バッファ16aは、作成された文書デ
ータを記憶する。取込みバッファ16bは、文書データ
から取出された数字列を数値データとして記憶する。出
力バッファ16cは、文書データに出力する計算結果デ
ータを記憶する。モードバッファ16dは、電卓機能に
おける各種モードの設定情報を記憶する。変換用テーブ
ル16eには、文字を全角サイズから半角サイズあるい
は半角サイズから全角サイズに変換するためのテーブル
情報が記憶されている。
【0017】図2は同実施例におけるモードバッファ1
6dの構成を示す図である。同実施例では、電卓機能に
おける各種モードとして、数字取込み/結果出力モー
ド、半角/全角モード、カンマあり/なしモードがあ
る。数字取込み/結果出力モードは、数字列の取込み、
または、計算結果の出力を行うためのモードである。半
角/全角モードは、数字列の文字サイズを半角あるいは
全角に変換するためのモードである。カンマあり/なし
モードは、数字列にカンマを付けるか、あるいは、数字
列からカンマを削除するためのモードある。
【0018】これらのモードは後述するモード設定部2
3(図4)にて任意に設定され、その設定情報がモード
バッファ16dに記憶される。ここでは、各モード毎に
「1」または「0」のフラグ情報が記憶されるようにな
っている。例えば数字取込み/結果出力モードであれ
ば、「1」のとき数字取込みモード、「0」のとき結果
出力モードを示している。同様に、半角/全角モードで
は「1」のとき半角モード、「0」のとき全角モード、
カンマあり/なしモードでは「1」のときカンマありモ
ード、「0」のときカンマなしモードを示している。
【0019】図3は同実施例における変換用テーブル1
6eの構成を示す図である。変換用テーブル16eに
は、数字(1,2,3…9,0)の半角コードと全角コ
ードが対応付けられて記憶されている。これにより、全
角サイズから半角サイズ、あるいは、半角サイズから全
角サイズへの変換を容易に行うことができる。
【0020】図4は同実施例における表示部12の表示
画面の構成を示す図である。同実施例において、表示部
12の上部は文書編集画面12aとして使用され、下部
は操作画面12bとして使用される。文書編集画面12
aは、文書データを表示するための画面である。操作画
面12bは、各種機能操作イメージを表示するための画
面であり、ここでは電卓操作イメージ20が表示され
る。
【0021】この電卓操作イメージ20には、電卓カー
ド部として用いられるキー入力部21および数値表示部
22が設けられている。キー入力部21は以下のような
各種のキーを有し、これらをペン11でタッチすること
により、一般の電卓と同等の処理を行うことができる。
数値表示部22は、計算結果データ(文書から計算対象
として取込んだ数値データを含む)を表示する部分であ
り、ここでは数字10桁、小数点・カンマ3桁、マイナ
ス符号1桁の最大14桁の表示が可能である(右詰め表
示)。
【0022】 [0]〜[1] …数値表示部22の数字入力キー [.] …小数点入力キー [+][-][ ][ ][=] …四則演算キー [AC] …計算結果全クリアキー [c] …入力数字クリアキー 「±」 …符号反転キー(+/−の符号を反
転) [△] …後退キー(最右の数字をクリア) また、この電卓操作イメージ20には、各モードを設定
するためのモード設定部23が設けられている。このモ
ード設定部23は以下のように各種のボタンを有し、こ
れらをペン11でタッチすることにより、当該ボタンが
反転表示して、そのボタンに定められているモードが設
定される。
【0023】 [全角] …全角モードボタン [半角] …半角モードボタン [あり] …カンマありモードボタン [なし] …カンマなしモードボタン [数字取込] …数値取込みモードボタン [結果出力] …結果出力モードボタン また、操作画面12bの下部には、各モードに応じたガ
イドを表示するための専用ガイド欄24が設けられてい
る。ここでは、数字取込みモードあるいは結果出力モー
ドが設定されたときに、以下のようなガイドが表示され
る。
【0024】数字取込みモード 『ペンで文書の数字をタッチすると電卓に取り込みま
す』 結果出力モード 『ペンでタッチすると計算結果を文書に出力できます』 図5は同実施例における数字取込みモード時の表示画面
を示す図である。文書上の数字列を数字データとして取
込む場合には、まず、図4に示すモード設定部23にお
ける[数字取込]ボタンをペン11でタッチした後、文
書編集画面12a上の任意の位置をペン11により指定
する。
【0025】この操作により、文書データ上のペン11
による指定位置の前後に存在する数字列および数字列と
して許される記号が数値データとして取出される。この
場合、まず、数値データとして用いられる数字列の取込
み範囲が点線枠31で表示され、ペン11を離したとき
のタイミングで、その取込み範囲内の数字列が数値デー
タとして操作画面12bの数値表示部22に表示され
る。
【0026】図6は同実施例における結果出力モード時
の表示画面を示す図である。計算結果データを出力する
場合には、まず、図4に示すモード設定部23における
[結果出力]ボタンをペン11でタッチした後、文書編
集画面12a上の任意の位置をペン11で指定する。
【0027】この操作により、操作画面12bの数値表
示部22に現在表示されている計算結果データが文書デ
ータ上のペン11による指定位置に出力される。この場
合、まず、計算結果データの出力範囲が点線枠32で表
示され、ペン11を離したときのタイミングで、その出
力範囲内に数値表示部22の計算結果データが表示され
る。
【0028】次に、同実施例の動作を説明する。ここで
は、電卓機能の処理動作として、(a)ペン操作処理、
(b)数字取込み処理、(c)結果出力処理、(d)文
字列作成処理の各動作に分けて説明する。
【0029】(a)ペン操作処理 図7は同実施例におけるペン操作処理の動作を示すフロ
ーチャートである。例えば操作画面12bに設けられた
「電卓」ボタンをペン11でタッチするなどして電卓機
能を起動した後、表示部12の文書編集画面12aにペ
ン11の先端を接触させると、そのときのタッチ位置の
XおよびY座標がペン制御部13により制御部15に与
えられる(ステップA11のYes)。
【0030】これにより、制御部15は記憶部16のモ
ードバッファ16dを参照し、数字取込みモードが設定
される場合には(ステップA12のYes)、図8に示
すような数字取込み処理を実行する(ステップA1
3)。また、結果出力モードが設定される場合には(ス
テップA12のNo)、制御部15は図9に示すような
結果出力処理を実行する(ステップA14)。
【0031】(b)数字取込み処理 図8は同実施例における数字取込み処理の動作を示すフ
ローチャートである。数字取込みモードで文書編集画面
12aにペンタッチがあると、制御部15はそのときの
タッチ位置を検出することにより(ステップB11)、
取込み対象となる数字列の検索を行う(ステップB1
2)。
【0032】この数字列の検索処理には、タッチ位置か
ら前方に溯って数字列の先頭部分を見付ける前方区切り
処理と、タッチ位置の後方を検索して数字列の最後の部
分を見付ける後方区切り処理があり、ここではその両方
の処理が行われる。
【0033】前方区切り処理では、タッチ位置より左へ
順に判定を行う。そして、行が変わった場合、数字(0
〜9)または「.」「,」「−」「+」以外の文字を検
出した場合、2回目の「.」を検出した場合、「,」を
検出した場合、「−」または「+」の次の文字を検出し
た場合に、直前に取り込んだ位置を数字列の先頭と判断
する。
【0034】後方区切り処理では、数字列の先頭位置よ
り右へ数字の取込みと同時に判定を行う。数字(0〜
9)を検出した場合は、それを数値データとして取込
み、次の文字の判定に移る。「.」を検出した場合は、
小数点とし、次の文字の判定に移る。ただし、2回目の
「.」を検出した場合は、その時点で取込み処理を終了
する。「,」を検出した場合は、取込まずに次の文字の
判定に移る。ただし、連続して「,」を検出した場合は
その時点で取込み処理を終了する。
【0035】また、最初に「−」を検出した場合は、取
込んだ数値データをマイナスとする。2文字以降に
「−」を検出した場合は、その時点で取込みを終了す
る。最初に「+」を検出した場合は取り込まず、次の文
字の判定に移る。2文字目以降に「+」を検出した場合
はその時点で取込み処理を終了する。
【0036】また、数字(0〜9)または「.」「,」
「−」「+」以外の文字を検出した場合は、その時点で
取込み処理を終了する。行が変わった場合はその時点で
取込み処理を終了する。また、取込む数字列の最大桁を
設定でき、例えば取込んだ数字列が最大桁(10桁)と
なった場合はその時点で取込み処理を終了する。
【0037】このように、指定位置の後方だけでなく、
前方の検索も行われるため、数字列をペン11にて指定
する場合に、数字列の先頭に限らず、どの位置でも指定
することができる。また、数字に限らず、カンマ等の数
字列として許される記号も含めて検索が行われるため、
カンマによって数字列が途中で切れて、誤った数値デー
タを取込んでしまうといったことを防ぐことができる。
【0038】取込み対象となる数字列が検索されると、
制御部15はその数字列の取込み範囲を図5に示すよう
な点線枠31にて表示する(ステップB13)。この取
込み範囲の表示により、ユーザは数字列としてどこまで
取込まれるのかを知ることができ、その結果、誤った取
込みを未然に防ぐことができる。
【0039】しかして、この状態でペン11を文書編集
画面12aから離すと、制御部15はペン制御部13を
通じてそのタッチオフ信号を検出する(ステップB14
のYes)。これにより、制御部15は取込み指示があ
ったものと判断し、点線枠31内の数字列を文書バッフ
ァ16aから読出し、これを数値データとして取込みバ
ッファ16bに格納後、操作画面12bの数値表示部2
2に表示する(ステップB15)。
【0040】また、ペン11を文書編集画面12aに接
触させた状態でそのタッチ位置を変えた場合には(ステ
ップB14のNo)、新たなタッチ位置を基準にした取
込み処理が上記同様に行われる。
【0041】なお、数字列の取込みに際し、制御部15
は全角/半角モードおよびカンマあり/なしモードに応
じて、文字サイズの変更およびカンマ付け/削除を行う
が、これについては後に図10を参照して説明する。
【0042】(c)結果出力処理 図9は同実施例における結果出力処理の動作を示すフロ
ーチャートである。操作画面12bでは、上記(a)の
数字取込み処理で得られた数値データを利用して簡単な
四則演算を行うことができる。このときの計算結果デー
タは記憶部16の出力バッファ16cに格納されてお
り、表示部12上では操作画面12bの数値表示部22
に表示されている。
【0043】ここで、結果出力モードで文書編集画面1
2aにペンタッチがあると、制御部15はそのときのタ
ッチ位置を検出することにより(ステップC11)、計
算結果データの出力範囲を図6に示すような点線枠32
にて表示する(ステップC12)。この出力範囲の表示
により、ユーザは計算結果データが文書上で文字列とし
てどの程度の幅を有するのかを知ることができる。
【0044】しかして、この状態でペン11を文書編集
画面12aから離すと、制御部15はペン制御部13を
通じてそのタッチオフ信号を検出する(ステップC13
のYes)。これにより、制御部15は出力指示があっ
たものと判断し、当該計算結果データを出力バッファ1
6cから読出し、これを数字列データとして文書バッフ
ァ16a内の上記タッチ位置部分に格納後、文書編集画
面12aの点線枠32に代えて表示する(ステップC1
4)。
【0045】また、ペン11を文書編集画面12aに接
触させた状態でそのタッチ位置を変えた場合には(ステ
ップC13のNo)、新たなタッチ位置を基準にした出
力処理が上記同様に行われる。
【0046】なお、数字列の取込みと同様に、計算結果
データの出力に際し、上記制御部15は全角/半角モー
ドおよびカンマあり/なしモードに応じて、文字サイズ
の変更およびカンマ付け/削除を行うが、これについて
は後に図10を参照して説明する。
【0047】(d)文字列作成処理 図10は同実施例における文字列作成処理の動作を示す
フローチャートである。数字列の取込み、または、計算
結果データの出力に際し、制御部15は記憶部16のモ
ードバッファ16dを参照し、現在設定されているモー
ドをチェックする(ステップD11)。
【0048】その結果、半角モードが設定されている場
合には(ステップD12のYes)、制御部15は変換
用テーブル16eを参照して、当該数字列(数字取込み
モードであれば取込み対象として検索された数字列、結
果出力モードであれば計算結果データに対応する数字
列)を半角サイズに変換する(ステップD13)。一
方、全角モードが設定されている場合には(ステップD
12のNo)、制御部15は変換用テーブル16eを参
照して、当該数字列を全角サイズに変換する(ステップ
D14)。
【0049】また、カンマありモードが設定されている
場合には(ステップD15のYes)、制御部15は当
該数字列が4桁以上あれば、右から3文字目毎にカンマ
を付加する(ステップD16,D17)。一方、カンマ
なしモードが設定されている場合には(ステップD15
のNo)、制御部15は当該数字列からカンマを削除す
る(ステップD18)。
【0050】このように、モード設定により数字列の文
字サイズを全角または半角に変換したり、カンマを付加
あるいは削除することができるため、文書との融合性を
高めて電卓処理を行うことができる。
【0051】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、電卓機能
を備えた文書作成装置において、文書上の数字列を数値
データとして取込み、また、計算結果データを文書上に
出力することができる。
【0052】この場合、数字取込みモードでは、指定位
置の前後に、しかも、カンマ等の数字列として許される
記号も含めて計算対象となる数字列の検索を行うように
したため、常に正しい数字列を数値データとして取込む
ことができる。
【0053】また、計算結果出力モードでは、計算結果
データの出力範囲を表示するようにしたため、出力範囲
を確認しながら文書編集作業を行うことができる。ま
た、モード設定により全角/半角サイズの変換、カンマ
付け/削除を任意に行うことができるため、文書との融
合性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る文書作成装置の構成を
示すブロック図。
【図2】同実施例におけるモードバッファの構成を示す
図。
【図3】同実施例における変換用テーブルの構成を示す
図。
【図4】同実施例における表示部の表示画面の構成を示
す図。
【図5】同実施例における数字取込みモード時の表示画
面を示す図。
【図6】同実施例における結果出力モード時の表示画面
を示す図。
【図7】同実施例におけるペン操作処理の動作を示すフ
ローチャート。
【図8】同実施例における数字取込み処理の動作を示す
フローチャート。
【図9】同実施例における結果出力処理の動作を示すフ
ローチャート
【図10】同実施例における文字列作成処理の動作を示
すフローチャート。
【符号の説明】
11…ペン、12…表示部、12a…文書編集画面、1
2b…操作画面、13…ペン制御部、14…表示制御
部、15…制御部、16…記憶部、16a…文書バッフ
ァ、16b…取込みバッファ、16c…出力バッファ、
16d…モードバッファ、16e…変換用テーブル、2
0…電卓操作イメージ、21…キー入力部、22…数値
表示部、23…モード設定部、24…専用ガイド欄。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文書データを表示するための表示手段
    と、 この表示手段に表示された上記文書データ上の任意の位
    置を指定するための指示手段と、 この指示手段によって指定された位置の前後を検索し、
    上記文書データから計算対象となる数字列および数字列
    として許される記号を1つの数値データとして取出す数
    字取込み手段と、 この数字取込み手段によって取出された上記数値データ
    を用いて計算処理を行う計算手段と、 この計算手段によって得られる計算結果データを上記指
    示手段によって指定された位置に出力する結果出力手段
    とを具備したことを特徴とする文書作成装置。
  2. 【請求項2】 文書編集部および電卓操作部を有する表
    示手段と、 この表示手段の上記文書編集部に表示される文書データ
    上の任意の位置を指定するための指示手段と、 この指示手段によって指定された位置の前後を検索し、
    上記文書データから計算対象となる数字列および数字列
    として許される記号を1つの数値データとして取出し、
    取込み指示があったときに、同数値データを上記電卓操
    作部に表示する数字取込み手段と、 この数字取込み手段によって取出された上記数値データ
    を用いて計算処理を行う計算手段と、 この計算手段によって得られる計算結果データを上記電
    卓操作部に表示後、結果出力指示があったときに、同計
    算結果データを上記指示手段によって指定された位置に
    出力する結果出力手段とを具備したことを特徴とする文
    書作成装置。
  3. 【請求項3】 上記数値データとして用いる数字列の取
    込み範囲を特定の表示形態で表示する表示制御手段を有
    することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の文書
    作成装置。
  4. 【請求項4】 上記計算結果データの出力範囲を特定の
    表示形態で表示する表示制御手段を有することを特徴と
    する請求項1又は請求項2記載の文書作成装置。
  5. 【請求項5】 全角モードまたは半角モードを設定する
    ための全角/半角モード設定手段を有し、 この全角/半角モード設定手段により上記全角モードが
    設定された場合には上記数値データまたは上記計算結果
    データを全角サイズに変換し、上記半角モードが設定さ
    れた場合には上記数値データまたは上記計算結果データ
    を半角サイズに変換して表示する表示制御手段を有する
    ことを特徴とする請求項1記載又は請求項2記載の文書
    作成装置。
  6. 【請求項6】 カンマありモードまたはカンマなしモー
    ドを設定するためのカンマあり/なしモード設定手段を
    有し、 このカンマあり/なしモード設定手段により上記カンマ
    ありモードが設定された場合には上記数値データまたは
    上記計算結果データの必要箇所にカンマを付し、上記カ
    ンマなしモードが設定された場合には上記数値データま
    たは上記計算結果データからカンマを削除して表示する
    表示制御手段を有することを特徴とする請求項1又は請
    求項2記載の文書作成装置。
  7. 【請求項7】 文書データを表示するための表示装置お
    よびこの表示装置に表示された上記文書データ上の任意
    の位置を指定するためのポインティングデバイスを備え
    た文書作成装置の電卓処理方法において、 上記ポインティングデバイスによって指定された位置の
    前後を検索し、上記文書データから計算対象となる数字
    列および数字列として許される記号を1つの数値データ
    として取出し、 この取出された上記数値データを用いて計算処理を行
    い、 このとき得られる計算結果データを上記ポインティング
    デバイスによって指定された位置に出力するようにした
    ことを特徴とする電卓処理方法。
  8. 【請求項8】 文書編集部および電卓操作部を有する表
    示装置およびこの表示装置の上記文書編集部に表示され
    る文書データ上の任意の位置を指定するためのポインテ
    ィングデバイスを備えた文書作成装置の電卓処理方法に
    おいて、 上記ポインティングデバイスによって指定された位置の
    前後を検索し、上記文書データから計算対象となる数字
    列および数字列として許される記号を1つの数値データ
    として取出し、取込み指示があったときに、同数値デー
    タを上記電卓操作部に表示し、 この取出された上記数値データを用いて計算処理を行
    い、 このとき得られる計算結果データを上記電卓操作部に表
    示後、結果出力指示があったときに、同計算結果データ
    を上記ポインティングデバイスによって指定された位置
    に出力するようにしたことを特徴とする電卓処理方法。
  9. 【請求項9】 上記数値データとして用いる数字列の取
    込み範囲を特定の表示形態で表示することを特徴とする
    請求項7又は請求項8記載の電卓処理方法。
  10. 【請求項10】 上記計算結果データの出力範囲を特定
    の表示形態で表示することを特徴とする請求項7又は請
    求項8記載の電卓処理方法。
  11. 【請求項11】 全角モードまたは半角モードを設定す
    ることにより、 上記全角モードが設定された場合には上記数値データま
    たは上記計算結果データを全角サイズに変換し、上記半
    角モードが設定された場合には上記数値データまたは上
    記計算結果データを半角サイズに変換して表示すること
    を特徴とする請求項7又は請求項8記載の電卓処理方
    法。
  12. 【請求項12】 カンマありモードまたはカンマなしモ
    ードを設定することにより、 上記カンマありモードが設定された場合には上記数値デ
    ータまたは上記計算結果データの必要箇所にカンマを付
    し、上記カンマなしモードが設定された場合には上記数
    値データまたは上記計算結果データからカンマを削除し
    て表示することを特徴とする請求項7又は請求項8記載
    の電卓処理方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002244798A (ja) * 2001-02-19 2002-08-30 Digital Electronics Corp プログラマブル表示器
WO2004053831A1 (ja) * 2002-12-06 2004-06-24 Sharp Kabushiki Kaisha 表示装置の制御装置、制御方法、その制御方法を実現するためのプログラム、およびそのプログラムを記憶した記録媒体

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