JPH08192663A - 車両の走行制御装置における表示装置 - Google Patents

車両の走行制御装置における表示装置

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JPH08192663A
JPH08192663A JP2610995A JP2610995A JPH08192663A JP H08192663 A JPH08192663 A JP H08192663A JP 2610995 A JP2610995 A JP 2610995A JP 2610995 A JP2610995 A JP 2610995A JP H08192663 A JPH08192663 A JP H08192663A
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vehicle
inter
vehicle speed
control
distance
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JP2610995A
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English (en)
Inventor
Takeshi Watanabe
武司 渡邊
Hisahiro Kishimoto
尚浩 岸本
Masayuki Hashiguchi
雅幸 橋口
Takuji Kosaka
卓史 小坂
Masayuki Yoshimoto
雅之 芳本
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 先行車との車間距離が所定の距離となるよう
車速を制御する追尾走行制御と、先行車がいない場合に
設定車速で走行する定速走行制御とを行う車両の走行制
御装置において、追尾走行制御や定速走行制御の制御内
容を把握可能に図る。 【構成】 走行制御装置における表示装置では、設定車
速が設定されているとき、車両の運転者が視認可能な位
置に設定車速を表示する表示手段(41)を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の走行制御装置に
係り、詳しくは走行制御中の制御内容の表示装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車の運転操作を軽減するために、定
速走行制御を行う定速走行装置(クルーズコントロール
システム等)が実用化され、また追尾走行制御を行う車
間距離制御装置が開発されている。定速走行装置を備え
た車両は、セットスイッチをセットすると、アクセルペ
ダルから足を離しても、設定した車速を維持して走行を
行う。設定車速は操作スイッチの操作によって変更でき
るようになっており、運転者がブレーキペダルを踏んだ
りすると、キャンセルされるようになっている。
【0003】一方、車間距離制御装置を備えた車両は、
セットスイッチを押すと、そのときの自車の車速から設
定車間距離を演算し、車間距離測定装置(カメラ、レー
ダ等)によって先行車との車間距離を検出し、この先行
車との車間距離が設定車間距離となるようにエンジン出
力やブレーキの制御をすることで先行車を追尾して走行
する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車両によっ
ては定速走行装置と車間距離制御装置との両方を備えた
ものもあり、このような車両では、定速走行制御と追尾
走行制御の双方を同時に実施することがある。定速走行
制御と追尾走行制御とを同時に実施すると、先行車があ
る場合には追尾走行制御が優先実施され、先行車がいな
い場合には定速走行制御が働くことになる。従って、予
め定速走行用の設定車速を設定しておいた場合、追尾走
行を行っているときに先行車が進路変更等を行って車線
から外れ、その後定速走行制御に切り換わると、車速は
設定車速にまで復帰することになる。
【0005】このとき、設定車速と先行車がいなくなっ
たときの車速とに差があまりない場合はよいが、設定車
速を高めに設定してある一方、先行車がいなくなったと
きの車速が低速であるような場合には、設定車速との差
が大きいことから、定速走行装置は設定車速に達するま
で長時間に亘り車両を自動的に加速制御し続けることに
なる。
【0006】そして、このように加速制御が自動的に継
続され続けると、走行制御状態を把握していない運転者
は意図しない加速に不安を感じることになる。本発明
は、上述した事情に基づきなされたもので、その目的と
するところは、追尾走行制御や定速走行制御の走行制御
内容を把握可能な車両の走行制御装置における表示装置
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、請求項1の発明では、車間距離測定手段により
先行車との車間距離を測定し、測定される車間距離が所
定の距離となるよう車速を制御する追尾走行制御手段
と、前記先行車が捕捉されないときには予め設定された
設定車速で走行する定速走行制御手段とを備えた車両の
走行制御装置において、前記設定車速が設定されている
とき、前記車両の運転者が視認可能な位置に前記設定車
速を表示する表示手段を備えたことを特徴とする。
【0008】また、請求項2の発明では、前記車間距離
測定手段は前記先行車の認識機能を含み、前記表示手段
は、前記車間距離測定手段により認識される前記先行車
の有無と、前記車間距離と、前記車間距離が前記所定の
距離以下となったときの前記先行車との接近状態とを合
わせて表示することを特徴とする。
【0009】
【作用】請求項1の車両の走行制御装置における表示装
置によれば、設定車速が設定されて追尾走行制御や定速
走行制御が行われているときには、その設定車速が車両
の運転者に見える位置に明確に表示され、走行制御状態
が分かりやすい。また、請求項2の車両の走行制御装置
における表示装置によれば、設定車速以外に、先行車の
有無と車間距離と先行車との接近状態とが合わせて表示
され、走行制御状態がより分かりやすい。
【0010】
【実施例】図1には、走行制御装置のシステム構成図が
示されている。以下、同図に基づいて、走行制御装置及
び走行制御装置における表示装置の構成を説明する。走
行制御装置には走行制御を司る主制御装置(ECU)2
が設けられている。このECU2の入力側には、ECU
2を立ち上げるための制御電源スイッチ11と、車両の
前部に設けられたCCDカメラ(図示せず)及びスキャ
ン方式のレーザレーダ(図示せず)等からなり、先行車
の確認及び先行車と自車間の現在の車間距離DS の計測
を行う車間距離計測装置12と、主としてCCDカメラ
からなり、走行レーンの確認を行う走行レーン認識装置
14と、現在の車速VS を計測する車速計16と、走行
制御の開始指令と解除指令及び後述の車間時間TC や設
定車速Vm 等を入力する操作スイッチ18と、スロット
ルセンサ、車輪速センサ、ステアリング角センサ及びワ
ーニングスイッチ(図2中に符号54で示す)等からな
る各種センサスイッチ類20が接続されている。
【0011】一方、ECU2の出力側には、スロットル
アクチュエータ30と、オートマチックトランスミッシ
ョン(A/T)32と、ブレーキアクチュエータ34等
が接続され、これらは上記入力側からの入力信号に基づ
いて作動するようになっている。また、ECU2の出力
側には、運転席前のインストルメントパネル(図2中符
号50)上に設けられ、走行制御状態を表示する表示器
(表示手段)40が接続されており、運転者が走行制御
状態を容易に確認可能になっている。
【0012】ECU2の内部は、同図に示すように、入
力処理部4、制御状態演算部6、制御内容演算部8、表
示内容演算部10の4つの処理部に分割されており、上
述の車間距離計測装置12、走行レーン認識装置14、
車速計16、操作スイッチ18及び各種センサスイッチ
類20から供給される入力信号は、入力処理部4、制御
状態演算部6を経て制御内容演算部8或いは表示内容演
算部10において出力信号に演算処理されて出力され
る。制御内容演算部8からは、スロットルアクチュエー
タ30、A/T32、ブレーキアクチュエータ34に向
けて駆動信号が出力され、表示内容演算部10からは表
示器40に向けて表示信号が出力される。
【0013】図2には、運転席のインストルメントパネ
ル50周りを概略的に示してある。同図に示すように、
インストルメントパネル50には、上述の制御電源スイ
ッチ11、ワーニングスイッチ54や、表示器40とし
ての機能を有するコンビネーションメータ60、センタ
ーメッセージディスプレイ41等が備え付けられてい
る。ワーニングスイッチ54は、先行車が接近し、現在
の車間距離DS が小さくなったことを警告音で知らせる
車間距離ワーニングブザー(図示せず)を作動させるた
めのスイッチである。
【0014】また、インストルメントパネル50下部か
ら運転者側に延びるステアリングホイール56には、レ
バー式の上記操作スイッチ18が設けられている。この
操作スイッチ18は、上げ操作によって後述する設定車
速Vm の増操作及び車間時間TC の減操作とを行うこと
ができ、下げ操作によって走行制御の開始指令の入力
(セット)並びに後述する設定車速Vm の減操作及び車
間時間TC の増操作と設定車速Vm への復帰操作(リジ
ューム操作)を行うことができ、手前に操作することに
よって、走行制御の解除指令を入力(キャンセル)でき
るようになっている。
【0015】コンビネーションメータ60には、表示機
能として、走行制御が実施されているか否かを示す走行
制御作動表示ランプ62及び車間距離ワーニングブザー
が作動中か否かを示すワーニングブザー作動ランプ64
が備えられている。また、センターメッセージディスプ
レイ41には、車両の輪郭を模式的に示した線画の中に
設定車速Vm を表示する設定車速表示部42と、互いに
離間する方向に向いた2個の矢印間に現在の車間距離D
S を表示する車間距離表示部44と、車両の後部の輪郭
を模式的に示した線画で先行車の有無を表示する先行車
表示部46と、警告ランプ48とが設けられている。
尚、設定車速表示部42に表示される設定車速Vm はそ
の設定範囲(例えば、40〜105km/h)内に限られ、
また、車間距離表示部44に表示される現在の車間距離
DS は、表示が必要な所定距離D1(例えば、99m )
以下に限られる。
【0016】図3は、ECU2が実行する走行制御の制
御ルーチンを示すフローチャートである。以下、同図に
基づいて、上記のように構成された走行制御装置の制御
概要を説明する。ステップS10では、イグニションO
Nの後、システム電源が投入されたことに基づき、コン
トローラの各種内部値を初期化する。ステップS10が
終了すると、一定の制御周期ts (例えば、26msec)
毎に繰り返されるメインルーチンの処理が行われる。メ
インルーチンの処理について、以下に説明する。
【0017】ステップS12では、制御周期をts を測
定するためのタイマをリセットする。ステップS14で
は、車間距離計測装置12、走行レーン認識装置14、
車速計16、操作スイッチ18及び各種センサスイッチ
類20から供給される各種入力信号を演算処理する。具
体的には、操作スイッチ18からの信号の読み込み、車
速VS の演算、スロットル開度の演算、車輪速の演算、
ステアリング角の演算、道路の曲率(R)の推定演算、
CCDカメラからの画像コントローラデータの取得等を
実施する。
【0018】次のステップS16では、スキャン式のレ
ーザレーダからの信号に基づき、先行車両のデータの演
算を実施する。具体的には、走行レーン内に候補車両が
いるか否かの判別、走行レーン内に候補車両がいる場合
の先行車の選択、先行車と自車との現在の車間距離DS
の演算、先行車と自車との相対速度Vbaの演算等を実施
するとともに、車速VS や車間距離DS から警報を鳴ら
すか否かを判断する場合には車間距離警報処理を実施す
る。
【0019】ステップS18では、CCDカメラやスキ
ャン式のレーザレーダ等の故障診断処理を実施する。こ
こでは、CCDカメラからの画像信号の乱れやレーザレ
ーダの汚れ等を検出して故障として処理する。ステップ
S20では、上記ステップS14で実施した入力信号処
理結果やステップS16で実施した先行車両のデータの
演算結果に基づいて、各種制御用のデータの設定処理を
行う。
【0020】ここでは、先ず、運転者が操作スイッチ1
8を操作することによって入力される先行車からの遅れ
時間、つまり車間時間TC の設定処理を行う。この車間
時間TC は、操作スイッチ18の操作量に応じ予め設け
られたマップ(図示せず)に基づいて決まるものであ
り、その値は、例えば1.5sec 〜2.5sec の範囲で
設定される。
【0021】そして、この車間時間TC に基づいて自車
と先行車間の設定車間距離Dset が演算され、さらに、
安全車間距離DSF1,DSF2 の演算が実施される。設定車
間距離Dset は、先行車が後述の追尾制御を実施すべき
範囲にあるか否かの判定を行うための閾値であり、同時
に先行車追尾中の目標車間距離でもある。また安全車間
距離DSF1,DSF2 は、それぞれ後述の追尾制御、緩減速
制御及び減速制御等の各制御モード時において使用さ
れ、充分な車間距離を確保すべく設けられた閾値であ
る。安全車間距離DSF1 は追尾制御モード及び緩減速制
御モード時に、また安全車間距離DSF2 は緩減速制御モ
ード及び減速制御モード時にそれぞれ使用される。これ
らの設定車間距離Dset や安全車間距離DSF1,DSF2
は、それぞれ対応するマップ(図示せず)から車速に応
じて求まる。
【0022】以上のステップS14乃至ステップS20
の処理は、図1の入力処理部4によって実施される。次
のステップS22は、上述のようにして求めた、設定車
間距離Dset や安全車間距離DSF1,DSF2 と現在の車間
距離DS 及び運転者のスイッチ操作等に基づいて、制御
モードの遷移処理、即ち制御モードの選択を行うステッ
プである。この処理は制御状態演算部6によって実施さ
れる。
【0023】図4には、各制御モードとその遷移を図式
化して示してあり、以下、同図に基づいて、各制御モー
ドとその遷移について説明する。ところで、次のステッ
プS24は、走行制御を行うにあたり制御内容演算部8
が行う設定車速Vm 等の設定ステップであり、ステップ
S26は、各種制御出力処理、即ちスロットルアクチュ
エータ30、A/T32、ブレーキアクチュエータ34
の各駆動制御を行うステップであるが、これらは、各制
御モードに応じて実施されるものであるため、ここで合
わせて説明する。
【0024】図4に示すように、電源が投入され、ステ
ップS10において初期化が実施される状態では、制御
モードは初期化モードM10であり、初期化処理終了後
に、制御OFFモードM12に移る。この制御OFFモ
ードM12は、走行制御が実施されておらず、運転者に
よる通常の運転操作が実施されるときの制御モードであ
る。
【0025】操作スイッチ18の操作により走行制御が
開始されると、上述のステップS14、16、20の実
行結果に基づいて、遷移すべき制御モードが決定され
る。車速VS が制御実施可能域(例えば、40km/h≦V
S ≦105km/h)であって、現在の車間距離DS が設定
車間距離Dset よりも大きいときには(DS >Dset
)、定速制御モードM14に遷移する。このとき、現
在の車速VS が設定車速Vm としてECU2に記憶され
(Vm =VS )、この定速制御モードM14にあって
は、この設定車速Vm を保持するようにして走行制御が
実施される。尚、定速制御モードM14においては、操
作スイッチ18の操作により一旦速度調整モードM16
に移り、設定車速Vm を増減変更することもできる。
【0026】一方、現在の車間距離DS が設定車間距離
Dset 以下のときには(DS ≦Dset )、先行車がいる
場合であり、この場合には、制御OFFモードM12か
ら追尾制御モードM18に遷移する。この追尾制御モー
ドM18では、車両は先行車との車間距離を一定に保ち
ながら走行する。このときにも設定車速Vm が設定され
ることになるが、ここでは、追尾制御モードM18に遷
移したときの車速VSよりα(例えば、10km/h)だけ
大きい値が設定車速Vm としてECU2に記憶される
(Vm =VS +α)。但し、先行車が加速するような場
合でも、自車はこの設定車速Vm を越えて先行車を追尾
することはない。尚、追尾制御モードM18において
は、操作スイッチ18の操作により一旦車間調整モード
M20に移り、車間時間TC を変えることで、設定車間
距離Dset を増減変更することが可能である。
【0027】また、走行制御が開始されたときに、車間
距離DS が安全車間距離DSF1 よりも小さい場合、即ち
自車が先行車に接近し過ぎている場合には、緩減速制御
モードM22に遷移する。この緩減速制御モードM22
では、ECU2の制御内容演算部8は、スロットルアク
チュエータ30を閉じ側に駆動制御してエンジンブレー
キの働きにより車速VS を低下させる。これにより、先
行車との車間距離を広げることができる。
【0028】上記定速制御モードM14のときに、先行
車が現れ、そのときの車間距離DSが設定車間距離Dset
以下であるときには(DS <Dset )、追尾制御モー
ドM18に移る。定速制御モードM14や追尾制御モー
ドM18において、車間距離DS が安全車間距離DSF1
よりも小さくなると(DS <DSF1 )、制御モードは緩
減速制御モードM22に遷移する。この安全車間距離D
SF1 は、現在の車速VS に応じてマップから求めらるも
のである。
【0029】緩減速制御モードM22において、車間距
離DS が充分に大きくなり、現在の車間距離DS が安全
車間距離DSF1 以上になったときには(DS ≧DSF1
)、追尾制御モードM18に戻る。緩減速制御モード
M22でのエンジンブレーキの働きによっても、車間距
離DS が広がらず、安全車間距離DSF2 よりも未だ小さ
いような場合には、減速制御モードM24に遷移する。
この減速制御モードM24では、A/T32をシフトダ
ウン制御したり、ブレーキアクチュエータ34を駆動制
御したりして、車速VS をさらに急激に低下させる。こ
れにより、先行車との車間距離を短時間で広げることが
できる。現在の車間距離DS が安全車間距離DSF2 以上
になったら、緩減速制御モードM22に戻る。この安全
車間距離DSF2 は、安全車間距離DSF1と同様に、マッ
プから求められる。
【0030】追尾制御モードM18や緩減速制御モード
M22または減速制御モードM24で走行制御中に、先
行車が車線変更等を行い、前方から急にいなくなった場
合、即ちロストした場合には、車間距離DS は無限大
(DS =∞)であり、この場合には車速保持モードM2
6に移る。この車速保持モードM26では、ロストター
ゲットした時点での車速VS を保持車速Vh (Vh =V
S )として、この保持車速Vh を所定時間t2 (例え
ば、3sec )に亘り保持する。そして、所定時間t2 が
経過したら、定速制御モードM14に戻る。但し、ここ
では、ロストした際の車速VS 、つまり保持車速Vh が
所定時間t3 (例えば、30sec )に亘って保持されて
走行制御され、この間に操作スイッチ18がリジューム
操作されたときにのみ設定車速Vm への復帰が行われ
る。所定時間t3 内にリジューム操作されない場合に
は、保持車速Vh が新たに設定車速Vm として記憶さ
れ、以降、車両はこの新たな設定車速Vm で走行制御さ
れる。
【0031】ステップS22乃至ステップS26が実行
されたら、次にステップS28を実行する。このステッ
プS28は、表示内容演算部10が実行するステップで
あり、各種表示及び警報の出力処理を行う。出力手段と
しては、ランプ出力、表示出力、ブザー出力やボイスワ
ーニング出力があり、具体的には、図2に示した走行制
御作動表示ランプ62、ワーニングブザー作動ランプ6
4、センターメッセージディスプレイ41や、車間距離
DS が警報作動車間距離よりも小さくなったときに、入
力処理部4の車間距離警報処理に基づいて警告音を発す
る車間距離ワーニングブザー(図示せず)である。
【0032】以下、これらの走行制御作動表示ランプ6
2、ワーニングブザー作動ランプ64並びにセンターメ
ッセージディスプレイ41の設定車速表示部42、車間
距離表示部44、先行車表示部46、警告ランプ48の
表示内容と車間距離ワーニングブザーの作動を、各制御
モードに沿い、上記図2及び図5、図6に基づいて説明
する。
【0033】図5には、走行制御が実施されているとき
の各表示内容を示してある。定速制御モードM14で走
行しているときには、(1)の項に示すように、設定車
速表示部42に設定車速Vm (例として、Vm =100
km/hのときの表示を示す)が表示される。そして、走行
制御中であることを示すため、走行制御作動表示ランプ
62が点灯(例えば、「CRUISE」と点灯)され
る。また、走行制御が実施されると、車間距離ワーニン
グブザーはワーニングスイッチ54を操作しなくても自
動的に作動可能な状態にされることから、ワーニングブ
ザー作動ランプ64も点灯(例えば、「車間」と点灯)
される。
【0034】この定速制御モードM14で走行している
ときに、先行車が存在していても車間距離が充分離れて
いる場合(D>Dset )には、定速制御モードM14の
ままである。このときには、(2)の項に示すように、
(1)の項の表示内容に加え、さらに、車間距離表示部
44に現在の車間距離DS (例として、DS =80mの
ときの表示を示す)が表示され、先行車表示部46に車
両の後部の線画が表示される。
【0035】また、追尾制御モードM18で走行してい
るときには、(3)の項に示すように、(2)の項の表
示内容に加え、先行車表示部46には、車両後部の線画
の内側色を変更または反転させた絵が表示される。車間
距離DS が短くなり、危険と判断された場合には、
(4)の項に示すように、さらに、警告ランプ48が警
告内容を表示して点灯され、車間距離ワーニングブザー
から警告音が発せられる。
【0036】走行制御中にブレーキペダルを操作した
り、操作スイッチ18を走行制御解除側に操作したり、
また、現在の車速VS が所定値VS1(例えば、35km/
h)以下になったときには、(5)の項に示すように、
走行制御の解除に伴い走行制御作動表示ランプ62が消
灯される。また、車速VS が所定値VS1以下になったと
きには、設定車速Vm の表示も消える。尚、車間距離警
報処理機能は走行制御の非実施時にも作動するようにな
っていることから、車間距離DS 、先行車の有無等につ
いては、走行制御の実施、非実施にかかわらず、表示さ
れたままとなる。
【0037】図6は、走行制御が解除され、車間距離警
報処理機能だけが作動しているときの各表示内容を示す
図である。車間距離ワーニングブザーを作動させている
ときに、車間距離DS が警報車間距離以下となったとき
には、(6)の項に示すように、ワーニングブザー作動
ランプ64は点灯したままであり、設定車速表示部42
には何も表示されず、車間距離表示部44に現在の車間
距離DS が表示され、先行車表示部46に車両後部の線
画が表示される。但し、走行制御下にある前述の(4)
の項の表示とは異なり、先行車表示部46の車両後部の
線画の色は変化しない。そして、警告ランプ48が点灯
して警告内容が表示され、車間距離ワーニングブザーが
警告音を発生する。
【0038】また、車間距離DS が設定車間距離Dset
以下である一方、ワーニングスイッチ54がOFFであ
って車間距離ワーニングブザーが作動していないときに
は、(7)の項に示すように、センターメッセージディ
スプレイ41の表示は上記(6)の項と同一であるもの
の、ワーニングブザー作動ランプ64は消灯し、車間距
離ワーニングブザーは警告音を発生しない。
【0039】尚、車間距離警報処理機能は、車速VS が
所定値VS2(例えば、1 5km/h)以下になったときに自
動的に解除されるようになっている。ところで、センタ
ーメッセージディスプレイ41は、CCDカメラやレー
ザレーダの故障内容も線画や文字等で表示可能であり、
また、表示切換スイッチ(図示せず)の切換えにより上
記以外の他の表示(例えば、時計表示)を行うことも可
能になっているが、ここではその説明は省略する。
【0040】以上、詳細に説明したように、インストル
メントパネル50上のセンターメッセージディスプレイ
41等の表示器40に、現在の車間距離DS 、先行車の
有無、追尾制御や定速制御等の走行制御を実施している
ときの設定車速Vm 及び先行車の接近状態等を分かりや
すく表示するようにしたので、走行制御中において設定
車速Vm が設定されているときには、その設定車速Vm
を容易に確認可能となる。従って、追尾制御モード時等
に先行車がいなくなり、制御モードが車速保持制御モー
ドを経て定速制御モードに遷移し、運転者がリジューム
操作を行ったとしても、運転者は到達目標である設定車
速Vm を知っておくことができ、意図しない加速を感じ
ることなく安心して走行を継続することができる。
【0041】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
の車両の走行制御装置における表示装置によれば、車間
距離測定手段により先行車との車間距離を測定し、測定
される車間距離が所定の距離となるよう車速を制御する
追尾走行制御手段と、先行車が捕捉されないときには予
め設定された設定車速で走行する定速走行制御手段とを
備えた車両の走行制御装置において、設定車速が設定さ
れているとき、車両の運転者が視認可能な位置に設定車
速を表示する表示手段を備えるようにしたので、設定車
速が設定されて追尾走行制御や定速走行制御が行われて
いるときには、車両の運転者は容易且つ確実にその設定
車速を把握することができ、意図しない加速よる不安感
を解消できる。
【0042】また、請求項2の車両の走行制御装置にお
ける表示装置によれば、車間距離測定手段は先行車の認
識機能を含み、表示手段は、車間距離測定手段により認
識される先行車の有無と、車間距離と、車間距離が所定
の距離以下となったときの先行車との接近状態とを合わ
せて表示するようにしたので、運転者は走行制御状態を
より明確に把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】走行制御装置のシステム構成図である。
【図2】インストルメントパネル周りを示す図である。
【図3】走行制御の制御ルーチンを示すフローチャート
である。
【図4】各制御モードの遷移を示す図である。
【図5】走行制御を実施したときの表示器の表示内容を
示す図である。
【図6】走行制御を実施しないときの表示器の表示内容
を示す図である。
【符号の説明】
2 主制御装置(ECU) 10 表示内容演算部 18 操作スイッチ 40 表示器 41 センターメッセージディスプレイ 42 設定車速表示部 44 車間距離表示部 46 先行車表示部 48 警告ランプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小坂 卓史 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内 (72)発明者 芳本 雅之 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車間距離測定手段により先行車との車間
    距離を測定し、測定される車間距離が所定の距離となる
    よう車速を制御する追尾走行制御手段と、前記先行車が
    捕捉されないときには予め設定された設定車速で走行す
    る定速走行制御手段とを備えた車両の走行制御装置にお
    いて、 前記設定車速が設定されているとき、前記車両の運転者
    が視認可能な位置に前記設定車速を表示する表示手段を
    備えたことを特徴とする車両の走行制御装置における表
    示装置。
  2. 【請求項2】 前記車間距離測定手段は前記先行車の認
    識機能を含み、前記表示手段は、前記車間距離測定手段
    により認識される前記先行車の有無と、前記車間距離
    と、前記車間距離が前記所定の距離以下となったときの
    前記先行車との接近状態とを合わせて表示することを特
    徴とする、請求項1記載の車両の走行制御装置における
    表示装置。
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