JP2002219970A - 車両用走行制御装置の状態表示装置 - Google Patents

車両用走行制御装置の状態表示装置

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JP2002219970A
JP2002219970A JP2001019650A JP2001019650A JP2002219970A JP 2002219970 A JP2002219970 A JP 2002219970A JP 2001019650 A JP2001019650 A JP 2001019650A JP 2001019650 A JP2001019650 A JP 2001019650A JP 2002219970 A JP2002219970 A JP 2002219970A
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vehicle speed
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JP2001019650A
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Kiyomi Hirasuna
清美 平砂
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドライバーが車速計を一瞥すれば、どの車速
域の制御態様が作動しているのかの識別性を向上させる
ことができると共に、車速と制御態様の制御状態を同時
に確認することができる車両用走行制御装置の状態表示
装置を提供すること。 【解決手段】 車速域に応じた複数の制御態様で走行制
御を行う走行制御手段と、車速域を表示する車速計と、
走行制御の制御態様を表示する表示手段と、を備えた車
両用走行制御装置の状態表示装置において、前記表示手
段を、制御態様の数に応じて複数個設けると共に、該複
数個の表示手段を、前記車速計の制御態様車速域に対応
する車速表示近傍位置にそれぞれ配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、追従走行制御や定
速走行制御やレーンキープ制御等が車速域に応じて複数
の制御態様により行われる車両用走行制御装置の状態表
示装置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用走行制御装置としては、例
えば、特開平8−192663号公報に記載の技術が知
られている。
【0003】この公報には、ドライバーの視認可能な位
置に表示手段を備え、この表示手段に、ドライバーの設
定した車速、車間、及び先行車の有無、先行車との距離
が所定値以下になったときの接近状態を表示し、これに
より制御状態を分かりやすくドライバーに伝えるように
した技術が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の車両用走行制御装置にあっては、スピードメータ近
傍に1つの表示手段が設置される構成であるため、車速
域に応じて複数の制御態様により走行制御が行われる場
合、表示位置が同じとなり、複数の制御態様のうちどの
態様により走行制御が行われているかを識別するのが困
難であるという問題があった。
【0005】すなわち、高速域(例えば、50km/h〜1
20km/h)で車速制御または車間制御を行うシステム
(高速定速制御システム)と、低速域(例えば、5km/h
〜30km/h)で主に渋滞中の前車追従走行を行うシステ
ム(渋滞追従制御システム)というように、少なくとも
2種類の制御車速域の異なるシステムを併せ持つ走行制
御装置である場合、異なるシステムであるにもかかわら
ず、ドライバーにとっての制御内容は、先行車の有無に
応じて車速制御または車間制御を行うという、極めて類
似したシステムということができる。従って、表示手段
に表示される制御態様についてもほぼ同様の情報提供を
行うことになる。
【0006】一方で、キャンセル条件等の詳細な仕様に
ついては、車速域の異なるこれらのシステムでは、数多
くの異なる点が存在する。そのためドライバーは、現在
作動しているシステムの限界を知る上でも、高速域・低
速域のどちらのシステムが作動しているかを十分に意識
しておく必要がある。
【0007】しかしながら、従来例の車両用走行制御装
置の表示手段を用いて本発明の前提となるような車速域
の異なる複数のシステムを有する走行制御装置の制御態
様表示を行う場合、往々にして表示手段を共有すること
が考えられる。その結果、作動するシステムが異なるに
もかかわらず、表意位置が同じで、なおかつ、表示項目
も同様なため、どちらのシステムに関する情報が表示さ
れているのか、すなわち、どちらのシステムが作動して
いるのかの識別が容易に行えることが望まれている。
【0008】本発明は、上記問題点に着目してなされた
もので、その目的とするところは、ドライバーが車速計
を一瞥すれば、どの車速域の制御態様が作動しているの
かの識別性を向上させることができると共に、車速と制
御態様の制御状態を同時に確認することができる車両用
走行制御装置の状態表示装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、車速域に応じた複数の
制御態様で走行制御を行う走行制御手段と、車速域を表
示する車速計と、前記走行制御の制御態様を表示する表
示手段と、を備えた車両用走行制御装置の状態表示装置
において、前記表示手段を、制御態様の数に応じて複数
個設けると共に、該複数個の表示手段を、前記車速計の
制御態様車速域に対応する車速表示近傍位置にそれぞれ
配置したことを特徴とする。
【0010】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の車両用走行制御装置の状態表示装置において、前記
走行制御手段は、高速制御域と低速制御域に応じた制御
態様で走行制御を行う手段であることを特徴とする。
【0011】請求項3に記載の発明では、請求項1また
は請求項2に記載の車両用走行制御装置の状態表示装置
において、前記走行制御手段は、自車と先行車との車間
距離を保ちながら自車を先行車に追従する制御態様を有
する追従走行制御手段であることを特徴とする。
【0012】請求項4に記載の発明では、請求項1また
は請求項2に記載の車両用走行制御装置の状態表示装置
において、前記走行制御手段は、ドライバーが設定した
設定車速による定速走行を保つように自車の車速を制御
する制御態様を有する定速走行制御手段であることを特
徴とする。
【0013】請求項5に記載の発明では、請求項1ない
し請求項4に記載の車両用走行制御装置の状態表示装置
において、前記車速計は、車速域をアナログ表示する手
段であることを特徴とする。
【0014】請求項6に記載の発明では、請求項2に記
載の車両用走行制御装置の状態表示装置において、自車
の車速を検出する車速検出手段と、自車の車速を設定す
る目標車速設定手段と、先行車との車間距離を検出する
車間検出手段と、自車の車速から目標車間距離を設定す
る目標車間距離設定手段とを設け、前記走行制御手段
は、先行車が捕捉されているときには目標車速を上限と
して先行車に追従する制御とし、先行車が捕捉されてい
ないときには自車の車速が目標車速に一致する制御とす
ることにより、低速制御域では渋滞追従制御を行い、高
速制御域では高速定速制御を行う手段であることを特徴
とする。
【0015】請求項7に記載の発明では、請求項1ない
し請求項6に記載の車両用走行制御装置の状態表示装置
において、前記走行制御手段は、検出される車速が制御
可能車速領域内にある場合、表示手段に対し制御開始可
能表示指令を出力する制御開始可能表示判断部を有する
手段であることを特徴とする。
【0016】請求項8に記載の発明では、請求項7に記
載の車両用走行制御装置の状態表示装置において、前記
制御開始可能表示判断部は、検出される車速が制御可能
車速領域内にあり、かつ、その他の制御開始条件を満た
している場合に、表示手段に対し制御開始可能表示指令
を出力する判断部であることを特徴とする。
【0017】請求項9に記載の発明では、請求項1ない
し請求項6に記載の車両用走行制御装置の状態表示装置
において、前記車速計の制御態様車速域に対応する車速
表示近傍位置にそれぞれ配置した複数の表示手段は、異
なる車速域で作動する制御態様を表示する場合、車速域
に応じて図柄または色を変える表示を行う手段であるこ
とを特徴とする。
【0018】
【発明の作用および効果】請求項1に記載の発明にあっ
ては、走行制御手段において、車速域に応じた複数の制
御態様で走行制御が行われる。この走行制御の制御態様
を表示する表示手段として、制御態様の数に応じて複数
個の表示手段が設けられると共に、該複数個の表示手段
が、車速域を表示する車速計の制御態様車速域に対応す
る車速表示近傍位置にそれぞれ配置される。
【0019】このように、複数個の表示手段は、車速計
の制御態様車速域に対応する位置において制御態様表示
を行うため、制御態様表示と車速表示との関連により、
どの車速域の制御態様が作動しているか認識しやすく、
また、制御態様により表示位置が異なるため、ドライバ
ーにとって制御態様の識別性が高まる。
【0020】さらに、複数個の表示手段は、車速計の制
御態様車速域に対応する車速表示近傍位置にそれぞれ配
置されるため、結果的に、制御態様表示位置と車速表示
位置とが近くなり、ドライバーは車速計を一瞥すれば車
速と制御態様の制御状態を同時に確認できるという付加
的な効果も得られる。
【0021】請求項2に記載の発明にあっては、走行制
御手段において、高速制御域と低速制御域に応じた制御
態様で走行制御が行われる。
【0022】よって、ドライバーが車速計を一瞥すれ
ば、高速制御域の制御態様が作動しているのか、低速制
御域の制御態様が作動しているのかの識別性を向上させ
ることができると共に、車速と高速制御域制御態様の制
御状態、あるいは、車速と低速制御域制御態様の制御状
態、を同時に確認することができる。
【0023】請求項3に記載の発明にあっては、追従走
行制御手段において、自車と先行車との車間距離を保ち
ながら自車を先行車に追従する制御が行われる。
【0024】よって、ドライバーが車速計を一瞥すれ
ば、どの車速域で追従走行制御態様が作動しているのか
の識別性を向上させることができると共に、車速と追従
走行制御態様の制御状態を同時に確認することができ
る。
【0025】請求項4に記載の発明にあっては、定速走
行制御手段において、ドライバーが設定した設定車速に
よる定速走行を保つように自車の車速が制御される。
【0026】よって、ドライバーが車速計を一瞥すれ
ば、どの車速域で定速走行制御態様が作動しているのか
の識別性を向上させることができると共に、車速と定速
走行制御態様の制御状態を同時に確認することができ
る。
【0027】請求項5に記載の発明にあっては、車速計
において、車速域がアナログ表示される。
【0028】よって、複数個の表示手段が、アナログ表
示する車速計の制御態様車速域に対応する車速表示近傍
位置にそれぞれ配置され、デジタル制御態様表示とアナ
ログ車速表示との異なる表示形態により、制御態様の識
別性を高めることができる。
【0029】請求項6に記載の発明にあっては、走行制
御手段において、先行車が捕捉されているときには目標
車速を上限として先行車に追従する制御とされ、先行車
が捕捉されていないときには自車の車速が目標車速に一
致する制御とされることにより、低速制御域では渋滞追
従制御が行われ、高速制御域では高速定速制御が行われ
る。
【0030】よって、渋滞追従制御と高速定速制御とい
うように極めて類似した制御態様であるにもかかわら
ず、ドライバーが車速計を一瞥すれば、高速制御域の高
速定速制御が作動しているのか、低速制御域の渋滞追従
制御が作動しているのかの識別性を向上させることがで
きると共に、車速と高速定速制御の制御状態、あるい
は、車速と渋滞追従制御の制御状態、を同時に確認する
ことができる。
【0031】請求項7に記載の発明にあっては、走行制
御手段の制御開始可能表示判断部において、検出される
車速が制御可能車速領域内にある場合、表示手段に対し
制御開始可能表示指令が出力される。
【0032】よって、制御開始可能表示がなされている
位置の車速表示から、セット操作を行った場合、複数の
制御態様のうちどの制御態様が作動可能かを認識するこ
とができる。
【0033】請求項8に記載の発明にあっては、制御開
始可能表示判断部において、検出される車速が制御可能
車速領域内にあり、かつ、その他の制御開始条件を満た
している場合に、表示手段に対し制御開始可能表示指令
が出力される。
【0034】よって、制御開始可能表示がなされている
位置の車速表示から、セット操作を行ったら、複数の制
御態様のうちどの制御態様が作動するかを認識すること
ができる。
【0035】請求項9に記載の発明にあっては、車速計
の制御態様車速域に対応する車速表示近傍位置にそれぞ
れ配置した複数の表示手段において、異なる車速域で作
動する制御態様を表示する場合、車速域に応じて図柄ま
たは色を変えて表示が行われる。
【0036】よって、異なる表示位置による手掛かりの
みならず、図柄または色の違いにより、制御中の制御態
様の識別性がさらに高まる。
【0037】
【発明の実施の形態】本発明における車両用走行制御装
置の状態表示装置を実現する実施の形態を、請求項1〜
請求項6に対応する第1実施例と、請求項7に対応する
第2実施例と、請求項8に対応する第3実施例と、請求
項9に対応する第4実施例により説明する。
【0038】(第1実施例)まず、構成を説明する。図
1は本発明の車両用走行制御装置を示す概略構成図であ
り、以下、各構成要件について説明する。
【0039】1-1は目標車速設定手段であり、先行車が
いるときには、この目標車速を上限として追従を行い、
先行車がいないときには、この目標車速に一致するよう
に制御される。
【0040】1-2は車速検出手段であり、自車の車速を
検出するもので、変速機の出力軸の回転数から車速を算
出する。または、車輪の回転数を検出し、その車輪速か
ら車速を算出しても良い。
【0041】1-3は車間距離検出手段であり、先行車と
の車間距離を検出するもので、レーザレーダ、ミリ波レ
ーザ、ステレオカメラ等がある。
【0042】1-4は目標車間距離設定手段であり、自車
の車速から目標とする車間距離を設定する。
【0043】1-5は制御内容演算部であり、目標車間距
離に計測車間距離を一致させるように、ブレーキ液圧指
令値とスロットル開度指令値を算出する。
【0044】1-6はスロットル操作手段であり、制御内
容演算部1-5からのスロットル開度指令値に実スロット
ル開度が一致するようにスロットル開度を制御する。
【0045】1-7は自動ブレーキ操作手段であり、制御
内容演算部1-5からのブレーキ液圧指令値に実ブレーキ
液圧が一致するようにブレーキ液圧を制御する。
【0046】1-8は表示内容判断部であり、制御のため
の設定値や制御状態等、ドライバーに知らせるべき内容
を判断する。
【0047】1-9は表示手段であり、表示内容判断部1-8
により判断された情報をドライバーに対して表示する。
【0048】図2は図1の構成の具体例である第1実施
例の車両用走行制御装置を示す全体システム図であり、
図中、1FL,1FRは従動輪としての前輪、1RL,
1RRは駆動輪としての後輪であって、後輪1RL,1
RRは、エンジン2の駆動力が自動変速機3、プロペラ
シャフト4、最終減速装置5及び車軸6を介して伝達さ
れて回転駆動される。
【0049】前記前輪1FL,1FR及び前記後輪1R
L,1RRには、それぞれ制動力を発生するディスクブ
レーキ7が設けられていると共に、これらディスクブレ
ーキ7の制動油圧が制動制御装置8によって制御され
る。
【0050】ここで、前記制動制御装置8は、後述する
ブレーキペダル16の踏み込みに応じて制動油圧を発生
すると共に、制御用コントローラ30(追従走行制御手
段)からの目標制動圧P に応じて制動油圧を発生す
るように構成されている。
【0051】また、エンジン2には、その出力を制御す
るエンジン出力制御装置9が設けられている。このエン
ジン出力制御装置9では、エンジン出力の制御方法とし
て、スロットルバルブの開度THを調整してエンジン回
転数を制御する方法と、アイドルコントロールバルブの
開度を調整してエンジン2のアイドル回転数を制御する
方法とが考えられるが、本第1実施例では、スロットル
バルブの開度を調整する方法が採用されている。
【0052】さらに、自動変速機3には、その変速比を
制御する変速機制御装置10が設けられている。この変
速機制御装置10は、制御用コントローラ30からのア
ップ/ダウンシフト指令値TSが入力されると、これに
応じて自動変速機3の変速比をアップシフト又はダウン
シフト制御するように構成されている。また、変速制御
装置10は、後述するシフトレバー22からのシフト位
置信号Spに応じて自動変速機3の前後進・中立・駐車
の任意の変速比が選択される。
【0053】一方、車両の前方側の車体下部には、先行
車捕捉手段であると共に、先行車との間の車間距離を検
出する車間距離検出手段として、レーザ光を掃射して先
行車からの反射光を受光するレーダ方式の構成を有する
車間距離センサ12が設けられている。なお、車間距離
センサとしては、レーザレーダ以外に、ミリ波レーダや
ステレオカメラ等を単体もしくは併存させても良いし、
レーザレーダやミリ波レーダによる測距データを基準と
して画像処理にて測距を行う単眼カメラを用いることも
可能である。
【0054】また、車両には、例えば、従動輪となる前
輪1FL及び1FRに取り付けられた車輪速度を検出す
る車輪速センサ13FL及び13FR(車速検出手段)
と、アクセルペダル14の踏み込みを検出するアクセル
スイッチ15と、ブレーキペダル16の踏み込みを検出
するブレーキスイッチ17と、制動制御装置8から出力
される制動圧を検出する制動圧センサ18と、運転者の
選択したシフト位置を示すシフトレバー22と、追従制
御を行うか否かを選択するメインスイッチSW 、セッ
トスイッチSW(目標車速設定手段、目標車間距離設
定手段)及び制御解除を指示するキャンセルスイッチS
と、セレクトレバーでドライブレンジを選択したと
きにON状態となるドライブレンジ検出スイッチSW
が配設されている。ここで、セットスイッチSW、キ
ャンセルスイッチSW及びドライブレンジ検出スイッ
チSWでモード遷移が指示されるよう構成されてい
る。
【0055】ここで、メインスイッチSWは、一端が
イグニッションスイッチSWIGを介してバッテリBに
接続された、ドライバーの意志によって操作されるモー
メンタリ式の切換スイッチ20と、自己保持型のリレー
回路21とで構成されている。切換スイッチ20は、O
FF位置であるときに、スイッチ信号SIが入力され
る第1の入力端子ti1と出力端子tとの間が遮断状
態となり、中立位置であるときにリレー回路21からの
電源が入力される第2の入力端子ti2と出力端子t
とが接続状態となり、ON位置であるときに第1及び第
2の入力端子t 及びti2と出力端子tとが接続
状態となるように構成されている。
【0056】リレー回路21は、常開接点s1とこれを
駆動するリレーコイルRLとを有し、常開接点s1はそ
の一端がイグニッションスイッチSWIGに接続され、
かつ他端が直接及びセットスイッチSWを介して後述
する制御用コントローラ30に接続されていると共に、
切換スイッチ20の第2の入力端子ti2に接続され、
リレーコイルRLはその一端が切換スイッチ20の出力
端子tに接続されると共に、他端が接地されている。
【0057】そして、車間距離センサ12、車輪速セン
サ13FL,13FR、アクセルスイッチ15、ブレー
キスイッチ17及び制動圧センサ18の各検出信号、シ
フトレバー22からのシフト位置Sp並びに追従制御を
行うか否かを選択するメインスイッチSW、セットス
イッチSWS、キャンセルスイッチSWCのスイッチ信
号S、SSET、SCAN及びドライブレンジ検出ス
イッチSWDのスイッチ信号SDRが制御用コントロー
ラ30に入力される。
【0058】また、制御用コントローラ30からは、ド
ライバーが認識しておくべき必要情報を視認させるため
に、車室内のメータパネル100に一体に組み込まれた
ディスプレイ90(表示手段)に対して表示指令が送出
される。
【0059】次に、図3により表示手段の構成について
説明する。前記メータパネル100には、図3(イ)に
示すように、スピードメータ101(車速計)と、走行
制御作動表示ランプ102と、システム異常ワーニング
ランプ103と、設定車間距離表示ランプ(メインスイ
ッチSWのON時に点灯)104を有する。
【0060】前記スピードメータ101の中央部には、
前記ディスプレイ90として、高車速域に対応する車速
表示近傍位置に第1ディスプレイ90aが配置され、低
車速域に対応する車速表示近傍位置に第2ディスプレイ
90bが配置されている。なお、第1ディスプレイ90
aと第2ディスプレイ90bは複数個の表示手段に相当
する。
【0061】図3(ロ)はスピードメータ101のフロ
ントビューを示し、図3(ハ)はスピードメータ101
のサイドビューを示す。90cはディスプレイ支持プレ
ートであり、両ディスプレイ90a,90bを固定する
と共に、スピードメータ101の針先端部101aを隠
さないようにスピードメータ中央部にレイアウトする。
101aは針先端部であり、ディスプレイ支持プレート
90cで覆われることなく常時点灯して車速を指し示
す。101bは針末端部であり、メータ中央部で駆動ユ
ニット101cに直結している。なお、100aは、メ
ータパネル100のフィニッシャーである。このスピー
ドメータ101には、0〜160km/hまでの車速表示が
されている。
【0062】また、第1ディスプレイ90aと第2ディ
スプレイ90bには、図3(ニ)に示すような図柄が表
記されており、これらの図柄は、設定車速表示部93、
設定車間距離表示部94(制御中のみ表示)、先行車の
有無を示す先行車表示部95を表している。
【0063】次に、作用を説明する。
【0064】[モード遷移作用]図4は制御用コントロ
ーラ30の制御内容演算部における各制御モード間の状
態遷移図である。制御待機モード301は、メインスイ
ッチSWがOFFからON状態になった場合に入る。
追従モード302は、先行車を捕捉しているときは(車
間距離センサ12での先行車検出時)、実車間距離Lが
自車の車速等から目標車間距離設定手段により設定され
る目標車間距離Lに一致するように、自車の車速が目
標車速(目標車速設定手段に対するドライバー操作によ
る設定車速)を超えない範囲でスロットル開度指令値ま
たはブレーキ指令値を演算する。また、先行車を捕捉し
ていないときは、自車の車速が設定車速に一致するよう
にスロットル開度指令値またはブレーキ指令値を演算す
る。制御休止モード303は、追従モード中にドライバ
ーのアクセル操作が検出されたら追従モード302での
制御を休止してドライバーのアクセル操作を優先させ
る。
【0065】上記3つの制御モードは、下記の遷移条件
に従って制御される。条件Iは、Dレンジで所定値内の
車速で走行している状態でセットスイッチSW を押さ
れた場合に成立し、条件Iが成立すると制御待機モード
301から追従モード302に遷移する。条件IIは、追
従モードで走行している状態でアクセルペダルを踏まれ
た場合に成立し、条件IIが成立すると追従モード302
から制御休止モード303に遷移する。条件IIIは、制
御休止モードであって、アクセルペダルで加速しながら
走行している状態でアクセルペダルが離された時に成立
し、条件IIIが成立すると制御休止モード303から追
従モード302に遷移する。条件IVは、追従モードで走
行している状態で、キャンセルスイッチSWが押され
るか、シフト操作が行われるか、ブレーキが踏み増しさ
れた場合に成立し、条件IVが成立すると追従モード30
2から制御待機モード301に遷移する。条件Vは、制
御休止モードであって、アクセルペダルで加速しながら
走行している状態で、キャンセルスイッチSWが押さ
れるか、シフト操作が行われるか、車速が所定値を上回
った場合に成立し、条件Vが成立すると制御休止モード
303から制御待機モード301に遷移する。
【0066】[車速域による制御態様の遷移作用]図5
は制御用コントローラ30の制御内容演算部(追従走行
制御手段、定速走行制御手段)における制御内容を、例
えば、高速域と低速域の2種類の車速範囲に適用した場
合の制御態様遷移図である。301は、図4に示すのと
同様、制御待機モードであり、メインスイッチSW
OFFからON状態になった場合にこのモードに入る。
401は、高速域(例えば、50km/h〜110km/h)に
おける高速定速制御が作動している状態であり、この状
態において、図4に示す追従モード302と制御休止モ
ード303が存在する。402は、低速域(例えば、5
km/h〜30km/h)における渋滞追従制御が作動している
状態であり、この状態においても、図4に示す追従モー
ド302と制御休止モード303が存在する。
【0067】制御待機モード301から高速域走行制御
401への遷移は、Dレンジで所定値(例えば、50km
/h〜110km/h)の車速で走行している状態でセットス
イッチSWを押された場合に生じる。高速域走行制御
401から制御待機モード301への遷移は、キャンセ
ルスイッチSWが押されるか、所定のキャンセル条件
が成立した場合に生じる。同様に、制御待機モード30
1から低速域走行制御402への遷移は、Dレンジで所
定値(例えば、5km/h〜30km/h)の車速で走行してい
る状態でセットスイッチSWを押された場合に生じ
る。低速域走行制御402から制御待機モード301へ
の遷移は、キャンセルスイッチSWが押されるか、所
定のキャンセル条件が成立した場合に生じる。
【0068】[走行制御処理]図6は制御用コントロー
ラ30内の制御内容演算部においてメインプログラムと
して実行される走行制御処理を示すフローチャートであ
る。
【0069】ステップ501では、制御待機モードであ
るか否かを判定し、制御待機モードであるときには、ス
テップ502へ進み、それ以外のモードであればステッ
プ503へ進む。
【0070】ステップ502では、制御待機モードから
遷移先選択ルーチン(詳細は後述する)を実行する。
【0071】ステップ503では、追従モードか否かを
判定し、追従モードであればステップ504へ、それ以
外のモードであればステップ505へ進む。
【0072】ステップ504では、追従モードから遷移
先選択ルーチン(詳細は後述する)を実行する。
【0073】ステップ505では、制御休止モードから
遷移先選択ルーチン(詳細は後述する)を実行する。
【0074】ステップ506では、制御待機モードか否
かを判定し、制御待機モードであればステップ507へ
進み、それ以外のモードであればステップ508へ進
む。
【0075】ステップ507では、制御待機モードルー
チン(図7(イ)参照)を実行する。
【0076】ステップ508では、追従モードか否かを
判定して、追従モードであればステップ509へ進み、
それ以外のモードであればステップ510へ進む。
【0077】ステップ509では、追従モードルーチン
(図7(ロ)参照)を実行する。
【0078】ステップ510では、制御休止モードルー
チン(図7(ハ)参照)を実行する。
【0079】図7(イ)は制御待機モードルーチンのフロ
ーチャートを示す。ステップ601では、車速を計測す
る。ステップ602では、シフト位置を検出する。ステ
ップ603では、ドライバーのブレーキ操作を検出す
る。ステップ604では、ドライバーがセットスイッチ
SWを操作したかを検出する。
【0080】図7(ロ)は追従モードルーチンのフローチ
ャートを示す。ステップ701では、キャンセルスイッ
チSWの読み込みを行う。ステップ702では、車間
距離を計測する。ステップ703では、車速を計測す
る。ステップ704では、シフト位置を検出する。ステ
ップ705では、ドライバーのブレーキの操作を検出す
る。ステップ706では、ドライバーのアクセル操作を
検出する。ステップ707では、ブレーキ液圧指令値を
設定する。ステップ708では、スロットル開度指令値
を設定する。
【0081】図7(ハ)は制御休止モードルーチンのフロ
ーチャートを示す。ステップ801では、車速を計測す
る。ステップ802では、シフト位置を検出する。ステ
ップ803では、ドライバーのアクセル操作を検出す
る。ステップ804では、キャンセルスイッチSW
読み込みを行う。
【0082】[各モード間遷移の選択処理]図8は制御
待機モードから各モードへの遷移先を決めるフローチャ
ートである。
【0083】ステップ901では、Dレンジであるかを
判定し、Dレンジであればステップ903へ進み、Dレ
ンジでなければステップ902へ進む。ステップ902
では、モードの変更を行わず制御待機モードのまま制御
を終了する。ステップ903では、車両が所定値(例え
ば、40km/h)以上の車速で走行しているかどうかを判
定して、所定値以上であればステップ904へ進み、所
定値以上でなければステップ902へ進む。ステップ9
04では、車両が所定値(例えば、120km/h)以下の
車速で走行しているかどうかを判定して、所定値以下で
あればステップ905へ進み、所定値以下でなければス
テップ902へ進む。ステップ905では、ドライバー
がブレーキを踏んでいるか否かを判定し、踏んでいなけ
ればステップ906へ進み、踏んでいればステップ90
2へ進む。ステップ906では、セットスイッチSW
が押されたか否かを判定し、押されていればステップ9
07へ進み、押されていなければステップ902へ進
む。ステップ907では、制御待機モードから追従モー
ドへモードを変更してフローを終了する。
【0084】図9は追従モードから各モードへの遷移先
を決めるフローチャートである。
【0085】ステップ1001では、キャンセルスイッ
チSWが押されたか否かを判定し、押されていればス
テップ1002へ進み、押されていなければステップ1
003へ進む。ステップ1002では、追従モードから
制御待機モードへモードを変更してフローを終了する。
ステップ1003では、シフト位置がDレンジから変更
されているか否かを判定し、変更されていればステップ
1007へ進み、変更されていなければステップ100
4へ進む。ステップ1004では、ドライバーがブレー
キを操作しているか否かを判定し、ブレーキを踏み増し
していればステップ1007へ進み、踏み増ししていな
ければステップ1005へ進む。ステップ1005で
は、車速が所定値(例えば40km/h)以下かどうかを判
定し、所定値以下であればステップ1007へ進み、所
定値以下でなければステップ1006へ進む。ステップ
1006では、ドライバーがアクセルを操作しているか
否かを判定し、アクセル操作をしていればステップ10
08へ進み、していなければステップ1009へ進む。
ステップ1007では、ステップ1003,1004,
1005のいずれかの条件によりモードが変更されるこ
とをドライバーに知らせるために報知音を鳴らしステッ
プ1002へ進む。ステップ1008では、追従モード
から制御休止モードにモードを切り替えてフローを終了
する。ステップ1009では、追従モードのままフロー
を終了する。
【0086】図10は制御休止モードから各モードへの
遷移先を決定するフローチャートである。
【0087】ステップ1101では、Dレンジであるか
否かを判定し、Dレンジであればステップ1102へ進
み、Dレンジでなければステップ1107へ進む。ステ
ップ1102では、ドライバーがアクセル操作をしてい
るか否かを判定し、操作していなければステップ110
3へ進み、操作していればステップ1104へ進む。ス
テップ1103では、制御休止モードを追従モードに変
更してフローを終了する。ステップ1104では、計測
車速が所定値(例えば120km/h)以内であるか否かを
判定し、所定値以内であればステップ1105へ進み、
それ以外はステップ1107へ進む。ステップ1105
では、キャンセルスイッチSWが押されたか否かを判
定し、押されていればステップ1108へ進み、押され
ていなければステップ1106へ進む。ステップ110
6では、制御休止モードのままフローを終了する。ステ
ップ1107では、モードが変更されることをドライバ
ーに知らせるために報知音を鳴らしてステップ1108
へ進む。ステップ1108では、制御休止モードから制
御待機モードへモードを変更してフローを終了する。
【0088】[表示内容判断処理]上記図6〜図10に
示す処理と並行して、制御用コントローラ30内の表示
内容判断部において制御状態をドライバーに伝えるため
に必要な表示内容を決定している。なお、表示手段とし
ては、図3に示すように、スピードメータ101内に組
み込まれた第1ディスプレイ90aと第2ディスプレイ
90bが用いられる。
【0089】図11は表示内容判断処理(制御開始可能
表示判断部)を示すメインフローチャートである。
【0090】ステップ1201では、メインスイッチS
が押されているかどうかを判断し、押されていなけ
ればステップ1202へ進み、走行制御作動表示ランプ
102及び設定車間距離表示ランプ104を消灯して終
了する。メインスイッチSW が押されていればステッ
プ1203へ進み、走行制御作動表示ランプ102及び
設定車間距離表示ランプ104を点灯させる。ステップ
1204では、ドライバーの目標車間距離設定手段の操
作により設定車間距離が変更されたかどうかを判断し、
変更されていればステップ1205へ進み、メータパネ
ル100内の表示手段(両ディスプレイ90a,90
b)以外に表示されている設定車間距離を書き換える。
変更されていなければステップ1206へ進み、ステッ
プ1206では、ドライバーによりセットスイッチSW
が押されているかどうかを判断し、押されていればス
テップ1207へ進み、ステップ1207では、セット
スイッチSWが押されたときの車速が高速の制御可能
車速域内(例えば、50km/h〜110km/h)にあったか
どうかを判断する。高速制御領域であればステップ12
08へ進み、ステップ1208では、第1ディスプレイ
90a(表示手段1)に制御内容の表示(表示に関する
詳細は後述する。)を行いフローを終了する。ステップ
1207で高速制御領域にないと判断された場合はステ
ップ1209へ進み、ステップ1209では、セットス
イッチSWが押されたときの車速が低速の制御可能車
速域内(例えば、5km/h〜30km/h)にあったかどうか
を判断する。低速制御領域であればステップ1210へ
進み、ステップ1210では、第2ディスプレイ90b
(表示手段2)に制御内容の表示(表示に関する詳細は
後述する。)を行いフローを終了する。ステップ120
9で低速制御域でないと判断されれば、ステップ120
4へ戻りフローを続ける。一方、ステップ1206でセ
ットスイッチSWが押されていない場合は、ステップ
1211へ進み、キャンセルスイッチSWが押された
かどうかを判断し、押された場合には、ステップ121
2へ進み、ステップ1212で両ディスプレイ90a,
90bの表示内容を消灯してフローを終了する。ステッ
プ1211でキャンセルスイッチSW が押されていな
い場合は、ステップ1204に戻りフローを続ける。
【0091】[表示手段への表示処理]図12は第1デ
ィスプレイ90aと第2ディスプレイ90bへの表示処
理を示すフローチャートである。以下、この表示処理を
説明する。
【0092】ステップ1301では、設定車間距離表示
部94に設定車間距離を表示する。次のステップ130
2では、ドライバーが設定車間距離を変更したかどうか
を判定し、変更していればステップ1303へ進み、設
定車間距離表示表示部94に表示されている設定車間距
離を書き換える。次のステップ1304では、ドライバ
ーがセットスイッチSWを押したときの車速を設定車
速として設定車速表示部93に表示する。次のステップ
1305では、ドライバーが設定車速を変更したかどう
かを判定し、変更していればステップ1306へ進み、
設定車速表示部93に表示されている設定車速を書き換
える。次のステップ1307では、先行車を捕捉してい
るかどうかを判断し、先行車を捕捉している場合には、
ステップ1308へ進み、ステップ1308では、先行
車表示部95の表示を点灯してフローを終了する。先行
車を捕捉していない場合には、ステップ1307からス
テップ1309へ進み、ステップ1309では、先行車
表示部95の先行車表示を消灯してフローを終了する。
【0093】[表示作用]図13には、図11及び図1
2のフローに示す表示判断によりなされる表示の一例を
示す。
【0094】メインスイッチSWが押されているが、
セットスイッチSWが押されていない非走行制御時に
は、図11のフローチャートで、ステップ1201→ス
テップ1203→ステップ1204→ステップ1206
→ステップ1211→ステップ1212へ進む流れとな
り、図13(ロ)に示すように、走行制御作動表示ラン
プ102及び設定車間距離表示ランプ104が点灯し、
点灯しているスピードメータ101の針先端部101a
がその時の車速を指しているだけで、第1ディスプレイ
90aと第2ディスプレイ90bは全て消灯状態であ
る。
【0095】この状態で、例えば、50km/h〜110km
/hの高速状態でセットスイッチSW を押すと走行制御
(高速定速制御)が開始され、図11のフローチャート
で、ステップ1201→ステップ1203→ステップ1
204→ステップ1206→ステップ1207→ステッ
プ1208へ進む流れとなり、図13(ハ)に示すよう
に、点灯しているスピードメータ101の針先端部10
1aがその時の車速を指し、第1ディスプレイ90aに
おいて、設定車速表示部93と設定車間距離表示部94
と先行車表示部95とが点灯して表示される。なお、こ
れら表示部93,94,95の表示は、図12に示すフ
ローにしたがってなされ、設定車速と設定車間距離は変
更されると直ちに書き替えられ、また、先行車表示は先
行車有り場合に点灯し、先行車無しの場合に消灯する。
【0096】また、例えば、5km/h〜30km/hの低速状
態でセットスイッチSWを押すと走行制御(渋滞追従
制御)が開始され、図11のフローチャートで、ステッ
プ1201→ステップ1203→ステップ1204→ス
テップ1206→ステップ1207→ステップ1209
→ステップ1210へ進む流れとなり、図13(ニ)に
示すように、点灯しているスピードメータ101の針先
端部101aがその時の車速を指し、第2ディスプレイ
90bにおいて、設定車速表示部93と設定車間距離表
示部94と先行車表示部95とが点灯して表示される。
なお、これら表示部93,94,95の表示は、第1デ
ィスプレイ90aと同様に図12に示すフローにしたが
ってなされ、設定車速と設定車間距離は変更されると直
ちに書き替えられ、また、先行車表示は先行車有り場合
に点灯し、先行車無しの場合に消灯する。
【0097】このように、表示手段として配置された2
個の第1ディスプレイ90aと第2ディスプレイ90b
は、スピードメータ101の高速車速域に対応する位置
において第1ディスプレイ90aにより高速定速制御の
表示を行い、スピードメータ101の低速車速域に対応
する位置において第2ディスプレイ90bにより渋滞追
従制御の表示を行うため、図13(ハ)及び(ニ)に示
すように、制御態様表示と車速表示との関連により、ど
の車速域の制御態様が作動しているか認識しやすく、ま
た、高速定速制御と渋滞追従制御という制御態様の違い
により表示位置が異なるため、ドライバーにとって制御
態様の識別性が高まる。
【0098】さらに、2個の第1ディスプレイ90aと
第2ディスプレイ90bは、スピードメータ101の制
御態様車速域に対応する車速表示近傍位置にそれぞれ配
置されるため、結果的に、図13(ハ)及び(ニ)に示
すように、制御態様表示位置と車速表示位置とが近くな
り、ドライバーはスピードメータ101を一瞥すれば車
速と制御態様の制御状態(設定車速と設定車間距離と先
行車の有無)を同時に確認できるという付加的な効果も
得られる。
【0099】次に、効果を説明する。
【0100】(1) 複数の走行制御の制御態様を表示する
表示手段として、制御態様の数に応じて複数の第1ディ
スプレイ90aと第2ディスプレイ90bを設けると共
に、2個の第1ディスプレイ90aと第2ディスプレイ
90bを、車速域を表示するスピードメータ101の制
御車速域に対応する車速表示近傍位置にそれぞれ配置し
たため、ドライバーがスピードメータ101を一瞥すれ
ば、どの車速域でどの制御態様が作動しているのかの識
別性を向上させることができると共に、車速と制御態様
の制御状態を同時に確認することができる。
【0101】(2) 走行制御における複数の制御態様を高
速制御域と低速制御域に応じた2つの制御態様としたた
め、ドライバーがスピードメータ101を一瞥すれば、
高速制御域の制御態様が作動しているのか、低速制御域
の制御態様が作動しているのかの識別性を向上させるこ
とができると共に、車速と高速制御域制御態様の制御状
態、あるいは、車速と低速制御域制御態様の制御状態、
を同時に確認することができる。
【0102】(3) 走行制御を、自車と先行車との車間距
離を保ちながら自車を先行車に追従する追従走行制御と
したため、ドライバーがスピードメータ101を一瞥す
れば、どの車速域で追従走行制御態様が作動しているの
かの識別性を向上させることができると共に、車速と追
従走行制御態様の制御状態を同時に確認することができ
る。
【0103】(4) 走行制御を、ドライバーが設定した設
定車速による定速走行を保つように自車の車速を制御す
る定速走行制御としたため、ドライバーがスピードメー
タ101を一瞥すれば、どの車速域で定速走行制御態様
が作動しているのかの識別性を向上させることができる
と共に、車速と定速走行制御態様の制御状態を同時に確
認することができる。
【0104】(5) 車速計を、車速域をアナログ表示する
スピードメータ101としたため、2個の第1ディスプ
レイ90aと第2ディスプレイ90bが、アナログ表示
するスピードメータ101の制御態様車速域に対応する
車速表示近傍位置にそれぞれ配置され、デジタル制御態
様表示とアナログ車速表示との異なる表示形態により、
制御態様の識別性を高めることができる。
【0105】(6) 走行制御を、先行車が捕捉されている
ときには目標車速を上限として先行車に追従する制御と
し、先行車が捕捉されていないときには自車の車速が目
標車速に一致する制御とすることにより、低速制御域で
は渋滞追従制御を行い、高速制御域では高速定速制御を
行うようにしたため、渋滞追従制御と高速定速制御とい
うように極めて類似した制御態様であるにもかかわら
ず、ドライバーがスピードメータ101を一瞥すれば、
高速制御域の高速定速制御が作動しているのか、低速制
御域の渋滞追従制御が作動しているのかの識別性を向上
させることができると共に、車速と高速定速制御の制御
状態、あるいは、車速と渋滞追従制御の制御状態、を同
時に確認することができる。
【0106】(第2実施例)この第2実施例は、第1実
施例の図11に示す表示判断処理に代え、図14に示す
表示判断処理とし、かつ、図15に示す制御可能表示処
理を加えたとした例である。なお、図1〜図10及び図
12の構成及び作用については、第1実施例と同様であ
るので、図示並びに説明を省略する。
【0107】[表示内容判断処理]図14は表示内容判
断処理を示すメインフローチャートである。
【0108】ステップ1501では、メインスイッチS
が押されているかどうかを判断し、押されていなけ
ればステップ1502へ進み、走行制御作動表示ランプ
102及び設定車間距離表示ランプ104を消灯して終
了する。メインスイッチSW が押されていればステッ
プ1503へ進み、走行制御作動表示ランプ102及び
設定車間距離表示ランプ104を点灯させる。ステップ
1504では、ドライバーにより設定車間距離が変更さ
れたかどうかを判断し、変更されていればステップ15
05へ進み、メータパネル100内の表示手段(両ディ
スプレイ90a,90b)以外に表示されている設定車
間距離を書き換える。変更されていなければステップ1
506へ進み、ステップ1506では、現在の車速が制
御開始可能車速の範囲内であるかどうかを判断し、判断
結果に応じた表示を行う。詳細は後述する(図15)。
ステップ1507では、ドライバーによりセットスイッ
チSWが押されているかどうかを判断し、押されてい
ればステップ1508へ進み、ステップ1508では、
セットスイッチSWが押されたときの車速が高速の制
御可能車速域内(例えば、50km/h〜110km/h)にあ
ったかどうかを判断する。高速制御領域であればステッ
プ1509へ進み、ステップ1509では、第1ディス
プレイ90a(表示手段1)に制御内容の表示を行いフ
ローを終了する。ステップ1508で高速制御領域にな
いと判断された場合はステップ1510へ進み、ステッ
プ1510では、セットスイッチSWが押されたとき
の車速が低速の制御可能車速域内(例えば、5km/h〜3
0km/h)にあったかどうかを判断する。低速制御領域で
あればステップ1511へ進み、ステップ1511で
は、第2ディスプレイ90b(表示手段2)に制御内容
の表示を行いフローを終了する。ステップ1510で低
速制御域でないと判断されれば、ステップ1504へ戻
りフローを続ける。一方、ステップ1507でセットス
イッチSWが押されていない場合は、ステップ151
2へ進み、キャンセルスイッチSWが押されたかどう
かを判断し、押された場合には、ステップ1513へ進
み、ステップ1513で両ディスプレイ90a,90b
の表示内容を消灯してフローを終了する。ステップ15
12でキャンセルスイッチSWが押されていない場合
は、ステップ1504に戻りフローを続ける。
【0109】図15は図14のステップ1506の制御
開始可能表示処理(制御開始可能表示判断部)を示すフ
ローチャートであり、以下、この表示処理を説明する。
【0110】ステップ1601では、現在の車速が高速
制御領域(例えば、50km/h〜110km/h)かどうかを
判断する。高速制御域であれば、ステップ1602へ進
み、ステップ1602では、高速域の走行制御時に制御
内容の表示を行う第1ディスプレイ90a(表示手段
1)に制御可能を示す表示を行いフローを終了する。ス
テップ1601で車速が高速制御領域以外の場合には、
ステップ1603へ進み、第1ディスプレイ90aの表
示を消灯する(最初から消灯している場合もある)。次
のステップ1604では、現在の車速が低速制御領域
(例えば、5km/h〜30km/h)かどうかを判断する。低
速制御域であれば、ステップ1605へ進み、ステップ
1605では、低速域の走行制御時に制御内容の表示を
行う第2ディスプレイ90b(表示手段2)に制御可能
を示す表示を行いフローを終了する。ステップ1604
で車速が低速制御領域以外の場合には、ステップ160
6へ進み、第2ディスプレイ90bの表示を消灯し(最
初から消灯している場合もある)、フローを終了する。
【0111】[制御開始可能表示作用]図16には、図
14及び図15のフローに示す表示判断によりなされる
表示の一例を示す。
【0112】メインスイッチSWが押されているが、
セットスイッチSWが押されていない非走行制御時に
は、図14のフローチャートで、ステップ1501→ス
テップ1503→ステップ1504→ステップ1506
→ステップ1507→ステップ1512→ステップ15
13へ進む流れとなり、ステップ1506において、現
在の車速が制御開始可能車速の範囲内であるかどうかが
判断され、判断結果に応じた表示が行われる。
【0113】すなわち、図15の制御開始可能表示処理
にしたがって、制御開始可能表示がなされるが、走行車
速が高速制御領域の範囲内の車速である場合、図15の
フローチャートにおいて、ステップ1601→ステップ
1602へ進み、ステップ1602において、図16
(ロ)に示すように、第1ディスプレイ90aに制御可
能を示す表示(READY)が点灯される。また、走行
車速が低速制御領域の範囲内の車速である場合、図15
のフローチャートにおいて、ステップ1601→ステッ
プ1603→ステップ1604→ステップ1605へ進
み、ステップ1605において、図16(ロ)に示すよ
うに、第1ディスプレイ90aと同様に、第2ディスプ
レイ90bに制御可能を示す表示(REDAY)が点灯
される。
【0114】そして、50km/h〜110km/hの高速状態
でセットスイッチSWを押した場合、あるいは、5km
/h〜30km/hの低速状態でセットスイッチSWを押し
た場合には、図16(ロ)に示すように、第1ディスプ
レイ90a、あるいは、第2ディスプレイ90bのRE
ADY表示が、制御中の通常表示に切り替えられる。
【0115】従って、この第2実施例にあっては、検出
される車速が制御可能車速領域内にある場合、第1ディ
スプレイ90a、あるいは、第2ディスプレイ90bに
対し制御開始可能を表すREADY表示とする構成とし
たため、制御開始可能を表すREADY表示がなされて
いる位置の車速表示から、セットスイッチSWを押す
セット操作を行った場合、2つの制御態様のうちどの制
御態様が作動可能かを認識することができる。
【0116】(第3実施例)この第3実施例は、第2実
施例の図15に示す制御可能表示処理に代え、図17に
示す制御可能表示処理とした例である。なお、図1〜図
10及び図12の構成及び作用については第1実施例と
同様であり、図14の表示判断処理については第2実施
例と同様あるので、これらの図示並びに説明を省略す
る。
【0117】図17は図14のステップ1506の制御
開始可能表示処理を示すフローチャートであり、以下、
この表示処理を説明する。
【0118】ステップ1801では、現在の車速が高速
制御領域(例えば、50km/h〜110km/h)かどうかを
判断する。高速制御域であれば、ステップ1802へ進
み、ステップ1802では、車速以外のセット条件(路
面等の環境条件及びブレーキやシフト位置等の車両条
件)を満たしているかどうか判断し、満たしていればス
テップ1803へ進み、ステップ1803では、高速域
の走行制御時に制御内容の表示を行う第1ディスプレイ
90a(表示手段1)に制御可能を示す表示を行いフロ
ーを終了する。ステップ1801で車速が高速制御領域
以外の場合、あるいは、ステップ1802で車速以外の
セット条件を満たしていない場合には、ステップ180
4へ進み、第1ディスプレイ90aの表示を消灯する
(最初から消灯している場合もある)。次のステップ1
805では、現在の車速が低速制御領域(例えば、5km
/h〜30km/h)かどうかを判断する。低速制御域であれ
ば、ステップ1806へ進み、ステップ1806では、
車速以外のセット条件(路面等の環境条件及びブレーキ
やシフト位置等の車両条件)を満たしているかどうか判
断し、満たしていればステップ1807へ進み、ステッ
プ1807では、低速域の走行制御時に制御内容の表示
を行う第2ディスプレイ90b(表示手段2)に制御可
能を示す表示を行いフローを終了する。ステップ180
5で車速が低速制御領域以外の場合、あるいは、ステッ
プ1806で車速以外のセット条件を満たしていない場
合には、ステップ1808へ進み、第2ディスプレイ9
0bの表示を消灯し(最初から消灯している場合もあ
る)、フローを終了する。
【0119】ここで、車速以外のセット条件として具体
的には、下記の環境条件及び車両条件がある。 環境条件 ・滑りやすい路面である(ABS、VDC、TCSが作
動している)。 ・ドライバーがスノーモードスイッチをONにしてい
る。 ・ドライバーがTCS禁止スイッチをONにしている。 ・車間距離を検出するミリ波レーダが電波障害にあって
いる。 車両条件 ・ドライバーがブレーキを踏んでいる。 ・シフト位置がDレンジ位置以外である。 ・メインスイッチがOFFになっている。 ・先行車を捕捉していない(低速制御領域での走行制御
のみ)。 以上の条件を満足する場合には、セットスイッチSW
を押しても走行制御を開始することができない。
【0120】従って、この第3実施例にあっては、検出
される車速が制御可能車速領域内にあり、かつ、その他
の制御開始条件を満たしている場合、第1ディスプレイ
90a、あるいは、第2ディスプレイ90bに対し制御
開始可能を表すREADY表示とする構成としたため、
制御開始可能を表すREADY表示がなされている位置
の車速表示から、セットスイッチSWを押すセット操
作を行った場合、2つの制御態様のうちどの制御態様が
直ちに作動するかを認識することができる。
【0121】(第4実施例)この第4実施例は、第1デ
ィスプレイ90aと第2ディスプレイ90bの表示図柄
を異ならせた例である。尚、他の構成並びに作用につい
ては、第1実施例〜第3実施例と同様であるので、図示
並びに説明を省略する。
【0122】すなわち、低速制御領域の状態表示を行う
第2ディスプレイ90bは、図18(イ)に示すよう
に、先行車表示部95の車両図を大きくし、また、レー
ン表示部96のレーン図のレーン角度θ1を小さな角度
とし、車間距離表示部94の3本の横ライン図を各ライ
ン幅と各ライン間隔が狭いラインとしている。これに対
し、高速制御領域の状態表示を行う第1ディスプレイ9
0aは、図18(ロ)に示すように、先行車表示部95
の車両図を小さくし、また、レーン表示部96のレーン
図のレーン角度θ2(>θ1)を大きな角度とし、車間
距離表示部94の3本の横ライン図を各ライン幅と各ラ
イン間隔が広いラインとしている。
【0123】従って、この第4実施例にあっては、2個
の第1ディスプレイ90aと第2ディスプレイ90bに
おいて、異なる車速域で作動する制御態様を表示する場
合、車速域に応じて図柄を変えて表示を行うようにした
ため、異なる表示位置による手掛かりのみならず、図柄
の違いにより、制御中の制御態様の識別性がさらに高ま
る。
【0124】なお、この第4実施例では、図柄の違いに
よる例を示したが、異なる車速域で作動する制御態様を
表示する場合、車速域に応じて色を変えて表示を行うよ
うにしても良いし、また、図柄と色を共に変えて表示を
行うようにしても良い。
【0125】(他の実施例)第1実施例〜第4実施例で
は、高速域と低速域の2つの車速域で作動する高速定速
制御(ACC)と渋滞追従制御(インチング)の制御態
様を表示する例を示したが、車速制御(ASCD)やレ
ーンキープ制御等の他の走行制御を表示するようにして
も良い。例えば、図19に示すように、高速域と低速域
で作動する高速ASCDと低速ASCDの制御態様を表
示したり、また、高速域と低速域で作動するレーンキー
プ制御と低速ASCDの制御態様を表示したり、高速域
と低速域で作動する高速ASCD+レーンキープ制御と
低速ASCDの制御態様を表示したり、高速域と低速域
で作動する高速ASCD+レーンキープ制御とインチン
グの制御態様を表示しても良い。さらに、第1実施例〜
第4実施例では、スピードメータ内に2つの表示1と表
示2のディスプレイを設けた例を示したが、図19に示
すように、停止域に表示3を追加し、スピードメータ内
に表示部を3個設けるようにしても良い。この場合、例
えば、図19に示すように、高速域と低速域と停車域で
作動するACCとインチングとSTOP&GOの制御態
様を表示したり、高速域と低速域と停車域で作動するA
CC+レーンキープとインチングとSTOP&GOの制
御態様を表示する。なお、図19に示す表示例での表示
の意味は、図20に示す通りである。
【0126】第1実施例〜第4実施例では、車速計とし
てアナログ表示のスピードメータ101を用いる例を示
したが、図21に示すように、車速計がデジタル表示の
スピードメータである場合にも適用することができる。
図21(イ)は車速をデジタル表示するメータパネルの
一例を示す図で、図21(ロ)は設定車速100km/hの
場合のACC表示をしている状態を示し、図21(ハ)
は設定車速30km/hの場合のインチング表示をしている
状態を示す。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例における車両用走行制御装置を示す
概略構成図である。
【図2】第1実施例における車両用走行制御装置を示す
全体システム図である。
【図3】第1実施例の表示手段であるディスプレイを示
す図である。
【図4】第1実施例における制御モードの状態遷移図で
ある。
【図5】第1実施例における制御態様の状態遷移図であ
る。
【図6】第1実施例における走行制御処理のメインルー
チンを示すフローチャートである。
【図7】第1実施例における制御待機モードでの制御処
理を示すフローチャートと、追従モードでの制御処理を
示すフローチャートと、制御休止モードでの制御処理を
示すフローチャートである。
【図8】第1実施例における制御待機モードから他のモ
ードへの遷移先を決定するフローチャートである。
【図9】第1実施例における追従モードから他のモード
への遷移先を決定するフローチャートである。
【図10】第1実施例における制御休止モードから他の
モードへの遷移先を決定するフローチャートである。
【図11】第1実施例における表示判断処理を示すフロ
ーチャートである。
【図12】第1実施例における表示手段への表示処理示
すフローチャートである。
【図13】第1実施例における表示例を示す図である。
【図14】第2実施例における表示判断処理を示すフロ
ーチャートである。
【図15】第2実施例における制御開始可能表示処理を
示すフローチャートである。
【図16】第2実施例における制御開始可能表示例を示
す図である。
【図17】第3実施例における制御開始可能表示処理を
示すフローチャートである。
【図18】第4実施例における第1ディスプレイと第2
ディスプレイの図柄を異ならせた一例を示す図である。
【図19】実施例以外の走行制御を含めた組み合わせと
表示例を示す図である。
【図20】図19で示した表示例の表示の意味を示す図
である。
【図21】デジタル表示の車速計の一例を示す図であ
る。
【符号の説明】
FL,FR 前輪 RL,RR 後輪 2 エンジン 3 自動変速機 4 プロペラシャフト 5 最終減速装置 6 車軸 7 ディスクブレーキ 8 制動制御装置 9 エンジン出力制御装置 10 変速機制御装置 12 車間距離センサ 13 車輪速センサ 14 アクセルペダル 15 アクセルスイッチ 16 ブレーキペダル 17 ブレーキスイッチ 18 制動圧センサ 20 切換スイッチ 21 リレー回路 22 シフトレバー 30 制御用コントローラ 90 ディスプレイ(表示手段) 91 走行制御作動表示ランプ 92 システム異常ワーニングランプ 93 設定車速表示部 94 設定車間表示部 95 先行車表示部 96 自動停止モード表示部 100 メータパネル 101 スピードメータ(車速計) RL リレーコイル s1 常開接点 SW キャンセルスイッチ SW ドライブレンジ検出スイッチ SWIG イグニッションスイッチ SW メインスイッチ SW セットスイッチ t 出力端子 ti1 入力端子 ti2 入力端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B60R 21/00 624 B60R 21/00 624G 627 627 F02D 29/02 301 F02D 29/02 301D 41/14 320 41/14 320D // G08G 1/16 G08G 1/16 E Fターム(参考) 3D044 AA01 AA25 AB01 AC00 AC16 AC22 AC24 AC26 AC59 AD04 AD17 AD21 AE01 AE04 AE14 AE21 BA26 BB01 BC13 BD02 3G093 AA05 BA15 BA23 CB10 DA06 DB02 DB05 DB11 DB15 DB16 EA05 EA09 EB03 EB04 EC02 EC05 FA02 FA07 FA11 FA12 3G301 JA00 JA03 KB02 LA03 LB02 LC03 LC07 NB03 ND02 PF00 PF01A PF01Z PF03Z PF05Z PF08Z 5H180 AA01 CC03 CC04 CC12 CC14 LL01 LL04 LL07 LL08 LL09

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車速域に応じた複数の制御態様で走行制
    御を行う走行制御手段と、 車速域を表示する車速計と、 前記走行制御の制御態様を表示する表示手段と、 を備えた車両用走行制御装置の状態表示装置において、 前記表示手段を、制御態様の数に応じて複数個設けると
    共に、該複数個の表示手段を、前記車速計の制御態様車
    速域に対応する車速表示近傍位置にそれぞれ配置したこ
    とを特徴とする車両用走行制御装置の状態表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の車両用走行制御装置の
    状態表示装置において、 前記走行制御手段は、高速制御域と低速制御域に応じた
    制御態様で走行制御を行う手段であることを特徴とする
    車両用走行制御装置の状態表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の車両用
    走行制御装置の状態表示装置において、 前記走行制御手段は、自車と先行車との車間距離を保ち
    ながら自車を先行車に追従する制御態様を有する追従走
    行制御手段であることを特徴とする車両用走行制御装置
    の状態表示装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2に記載の車両用
    走行制御装置の状態表示装置において、 前記走行制御手段は、ドライバーが設定した設定車速に
    よる定速走行を保つように自車の車速を制御する制御態
    様を有する定速走行制御手段であることを特徴とする車
    両用走行制御装置の状態表示装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4に記載の車両用
    走行制御装置の状態表示装置において、 前記車速計は、車速域をアナログ表示する手段であるこ
    とを特徴とする車両用走行制御装置の状態表示装置。
  6. 【請求項6】 請求項2に記載の車両用走行制御装置の
    状態表示装置において、 自車の車速を検出する車速検出手段と、 自車の車速を設定する目標車速設定手段と、 先行車との車間距離を検出する車間検出手段と、 自車の車速から目標車間距離を設定する目標車間距離設
    定手段とを設け、 前記走行制御手段は、先行車が捕捉されているときには
    目標車速を上限として先行車に追従する制御とし、先行
    車が捕捉されていないときには自車の車速が目標車速に
    一致する制御とすることにより、低速制御域では渋滞追
    従制御を行い、高速制御域では高速定速制御を行う手段
    であることを特徴とする車両用走行制御装置の状態表示
    装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項6に記載の車両用
    走行制御装置の状態表示装置において、 前記走行制御手段は、検出される車速が制御可能車速領
    域内にある場合、表示手段に対し制御開始可能表示指令
    を出力する制御開始可能表示判断部を有する手段である
    ことを特徴とする車両用走行制御装置の状態表示装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の車両用走行制御装置の
    状態表示装置において、 前記制御開始可能表示判断部は、検出される車速が制御
    可能車速領域内にあり、かつ、その他の制御開始条件を
    満たしている場合に、表示手段に対し制御開始可能表示
    指令を出力する判断部であることを特徴とする車両用走
    行制御装置の状態表示装置。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし請求項6に記載の車両用
    走行制御装置の状態表示装置において、 前記車速計の制御態様車速域に対応する車速表示近傍位
    置にそれぞれ配置した複数の表示手段は、異なる車速域
    で作動する制御態様を表示する場合、車速域に応じて図
    柄または色を変える表示を行う手段であることを特徴と
    する車両用走行制御装置の状態表示装置。
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