JPH08188704A - ポリエステル組成物 - Google Patents

ポリエステル組成物

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JPH08188704A
JPH08188704A JP200895A JP200895A JPH08188704A JP H08188704 A JPH08188704 A JP H08188704A JP 200895 A JP200895 A JP 200895A JP 200895 A JP200895 A JP 200895A JP H08188704 A JPH08188704 A JP H08188704A
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Japan
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polyester
antimony
ppm
film
titanium
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JP200895A
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Inventor
Akira Kameoka
晃 亀岡
Hideyori Kurihara
英資 栗原
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Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ポリエステル中のTi、Ge、Sb量および
P量との比を適正化することにより、薄膜化した際の耐
乾熱劣化性およびアンチモン析出異物抑制性に優れたポ
リエステル組成物を提供する。 【構成】 下記式(1)〜(8)を同時に満足する量の
チタン元素、ゲルマニウム元素、アンチモン元素、リン
元素を含有することを特徴とするポリエステル組成物。 0≦Ti≦12.5 …(1) 0≦Ge≦110 …(2) 0≦Sb≦50 …(3) 0<(Ti+Ge+Sb) …(4) P≦80 …(5) Ti/P≦0.35 …(6) Ge/P≦3 …(7) Sb/P≦2 …(8) (式中、Tiはチタン元素、Geはゲルマニウム元素、
Sbはアンチモン元素、Pはリン元素のポリエステル中
の量[ppm]を示す。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はポリエステル組成物に関
し、更に詳しくはフィルムで薄膜化した際の耐乾熱劣化
性およびアンチモン析出異物抑制性に優れたポリエステ
ル組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】芳香族ポリエステル、特にポリエチレン
テレフタレートは、優れた力学特性、化学特性を有する
ことから、フィルム、繊維などに広く用いられている。
なかでもポリエチレンテレフタレートフィルムに代表さ
れる二軸配向ポリエステルフィルムはその優れた物理
的、化学的特性の故に磁気記録媒体用として広く用いら
れている。
【0003】二軸配向ポリエステルフィルムを、例えば
蒸着ビデオテープに代表される高密度磁気記録媒体のベ
ースフィルムに適用する場合、特にフィルム表面の平坦
性が要求される。この平坦性を達成するためには、フィ
ルム表面に粗大突起はもちろんのこと、比較的小さい突
起さえも存在させないようにしなければならない。
【0004】このフィルム表面の突起形成はポリエステ
ル製造時に用いる触媒が重合反応過程で析出することに
要因があり、特に重合触媒のアンチモン化合物がポリエ
ステル中で析出することが多い。アンチモン化合物は重
合速度が速く、かつ得られるポリエステルの熱安定性、
末端カルボキシル基量、軟化点などの諸特性に優れると
いう利点を持っているが、前記のようにポリエステル中
にアンチモン起因の析出物を発生するという欠点があ
る。
【0005】ポリエステルの重合触媒としては、このア
ンチモン化合物のほかに例えば特公昭47―15703
号公報、特公昭47―16193号公報、特公昭47―
42756号公報などにゲルマニウム化合物が、特開昭
48―31293号公報、特開昭52―33996号公
報などにチタン化合物が開示されている。しかるに、ゲ
ルマニウム化合物を用いた場合はアンチモン化合物のよ
うな析出物はないが、重合反応中での副反応が大きくな
るため得られるポリエステルの軟化点が低く、フィルム
化した際にはフィルムの機械的強度が低いという欠点が
ある。また、チタン化合物を用いた場合は重合速度が極
めて速く、アンチモン化合物のような析出物は生成しな
いものの得られるポリエステルの熱安定性が悪いという
欠点がある。
【0006】一方、ポリエステル製造時にリン化合物を
添加することにより、熱安定性の向上をはかることは一
般的な技術であるが、その条件はまだまだ最適化された
ものではない。また、リン化合物は大部分の重合触媒と
反応して触媒の活性を低下させたり、析出物を発生させ
たりするなどの問題点をかかえている。
【0007】また蒸着ビデオテープ用ベースフィルムを
製造するに際しフィルム表面は超平坦化が要求される
が、反面フィルムの走行性、磁気ヘッドとの走行密着
性、巻き取り性の確保も必要であり、相反する特性を両
立させる必要がある。
【0008】そこで、フィルム表面への易滑処理(イン
ラインコーティング等)を行なうことが一般的である。
このため、フィルム製膜時の熱固定温度を通常の温度
(205〜220℃)より高め(230〜240℃)に
設定する必要が生じる場合がある。この際、フィルム破
断等の原因により熱固定装置(ステンター)内でフィル
ムが停止した場合、高温下で薄膜のポリエステルが乾熱
処理されることになり、驚くほど短時間で劣化が進み、
フィルムが微細な粉末状となりステンター内に付着、そ
の後の製膜時に巻き込み異物となる問題があることが判
った。これは触媒としてアンチモン化合物を使用すれば
発生せず、一方チタン化合物、ゲルマニウム化合物を使
用した場合に発生が顕著である。
【0009】なお、特開平4―270727号公報でチ
タン化合物、ゲルマニウム化合物、アンチモン化合物の
添加量を特定の値(範囲)に規定する提案がされている
が、前述の薄膜化時の乾熱劣化に対しては考慮されたも
のではなく不十分である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
実情に鑑み、フィルムではアンチモン化合物に起因する
と思われる析出粒子の発生を抑制し、かつ製膜時の熱固
定温度を高めても短時間に乾熱劣化しないポリエステル
組成物を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、基本的
には、芳香族ジカルボン酸を主たる酸成分とし脂肪族グ
リコールを主たるグリコール成分とするポリエステル中
に、チタン元素、ゲルマニウム元素、アンチモン元素、
リン元素を下記式(1)〜(8)を同時に満足する量含
有することを特徴とするポリエステル組成物によって達
成される。
【0012】
【数2】0≦Ti≦12.5 …(1) 0≦Ge≦110 …(2) 0≦Sb≦50 …(3) 0<(Ti+Ge+Sb) …(4) P≦80 …(5) Ti/P≦0.35 …(6) Ge/P≦3 …(7) Sb/P≦2 …(8) (式中、Tiはチタン元素、Geはゲルマニウム元素、
Sbはアンチモン元素、Pはリン元素のポリエステル中
の量[ppm]を示す。)
【0013】本発明におけるポリエステルとは、芳香族
ジカルボン酸を主たる酸成分とし、脂肪族グリコールを
主たるグリコール成分とするポリエステルである。かか
るポリエステルは実質的に線状であり、そしてフィルム
形成性、特に溶融成形によるフィルム形成性を有する。
【0014】芳香族ジカルボン酸としては、例えばテレ
フタル酸、ナフタレンジカルボン酸、イソフタル酸、ジ
フェニルケトンジカルボン酸、アンスラセンジカルボン
酸等を挙げることができる。
【0015】脂肪族グリコールとしては、例えばエチレ
ングリコール、トリメチレングリコール、テトラメチレ
ングリコール、ペンタメチレングリコール、ヘキサメチ
レングリコール、デカメチレングリコール等の如き炭素
数2〜10のポリメチレングリコールあるいはシクロヘ
キサンジメタノールの如き脂環族ジオール等を挙げるこ
とができる。
【0016】本発明におけるポリエステルとしては、ア
ルキレンテレフタレートおよび/またはアルキレンナフ
タレートを主たる構成成分とするものが好ましく用いら
れる。
【0017】かかるポリエステルのうちでも特にポリエ
チレンテレフタレート、ポリエチレン―2,6―ナフタ
レートをはじめとして、例えば全ジカルボン酸成分の8
0モル%以上がテレフタル酸および/または2,6―ナ
フタレンジカルボン酸であり、全グリコール成分の80
モル%以上がエチレングリコールである共重合体が好ま
しい。その際、表面平坦性、乾熱劣化性を損なわない程
度であれば、全酸成分の20モル%以下はテレフタル酸
および/または2,6―ナフタレンジカルボン酸以外の
上記芳香族ジカルボン酸であることができ、また、例え
ばアジピン酸、セバチン酸等の如き脂肪族ジカルボン
酸、シクロヘキサン―1,4―ジカルボン酸の如き脂環
族ジカルボン酸等であることができる。また、全グリコ
ール成分の20モル%以下はエチレングリコール以外の
上記グリコールであることができ、また、例えばハイド
ロキノン、レゾルシン、2,2―ビス(4―ヒドロキシ
フェニル)プロパン等の如き脂肪族ジオール、1,4―
ジヒドロキシジメチルベンゼンの如き芳香環を有する脂
肪族ジオール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレ
ングリコール、ポリテトラメチレングリコール等の如き
ポリアルキレングリコール(ポリオキシアルキレングリ
コール)等であることもできる。
【0018】また、本発明におけるポリエステルには本
発明の効果を損なわないかぎり、例えばヒドロキシ安息
香酸の如き芳香族オキシ酸、ω―ヒドロキシカプロン酸
の如き脂肪族オキシ酸等のオキシカルボン酸に由来する
成分を、ジカルボン酸成分およびオキシカルボン酸成分
の総量に対し20モル%以下で共重合あるいは結合する
ものも包含される。
【0019】さらに、本発明におけるポリエステルには
実質的に線状である範囲の量であり、かつ、本発明の効
果を損なわないかぎり、例えば全酸成分に対し2モル%
以下の量で、3官能以上のポリカルボン酸またはポリヒ
ドロキシ化合物、例えばトリメリット酸、ペンタエリス
リトール等を共重合したものも包含される。
【0020】さらに、本発明におけるポリエステルに
は、耐乾熱劣化性、アンチモン析出異物抑制性を損なわ
なければ、例えば滑剤、顔料、染料、酸化防止剤、光安
定剤、遮光剤(例えばカーボンブラック、酸化チタン
等)の如き添加剤を必要に応じて含有させることもでき
る。例えば蒸着ビデオテープ用フィルムでは、単分散か
つサブミクロンサイズの球状粒子等をポリエステルに含
有させることは、フィルム走行性および磁気ヘッドのク
リーニング性等で、インラインコーティングを補助する
効果を期待できる場合がある。
【0021】上記ポリエステルはそれ自体公知であり、
かつそれ自体公知の方法で製造することができる。上記
ポリエステルとしては、o―クロロフェノール中の溶液
として35℃で測定して求めた固有粘度が約0.4〜約
0.9のものが好ましい。
【0022】本発明においては、ポリエステル中のチタ
ン元素、ゲルマニウム元素、アンチモン元素、リン元素
は単独または複合の化合物として該ポリエステル中に可
溶化しており、かつチタン元素、ゲルマニウム元素、ア
ンチモン元素とリン元素との比率を適正化することが必
要である。
【0023】チタン元素の含有量は、ポリエステルに対
し、前記式(1)を満足する量で、12.5ppm以下
であることが必要であり、好ましくは7ppm以下、更
に好ましくは5ppm以下である。またポリエステル中
のチタン元素とリン元素のppm単位の含有比(Ti/
Pの比)は前記式(6)を満足する割合で、0.35以
下であることが必要である。このチタン元素含有量が1
2.5ppmより多く、またはTi/Pの比が0.35
より大きいとフィルム製膜時の乾熱劣化性が悪化し、好
ましくない。
【0024】ゲルマニウム元素の含有量は、ポリエステ
ルに対し、前記式(2)を満足する量で、110ppm
以下であることが必要であり、好ましくは80ppm以
下である。またポリエステル中のゲルマニウム元素とリ
ン元素のppm単位の含有比(Ge/Pの比)は前記式
(7)を満足する割合で、3以下であることが必要であ
る。このゲルマニウム元素含有量が110ppmより多
く、またはGe/Pの比が3より大きいとフィルム製膜
時の乾熱劣化性が悪化し、好ましくない。
【0025】アンチモン元素の含有量は、ポリエステル
に対し、前記式(3)を満足する量で、50ppm以下
であることが必要であり、好ましくは25ppm以下、
更に好ましくは13ppm以下である。またポリエステ
ル中のアンチモン元素とリン元素のppm単位の含有比
(Sb/Pの比)は前記式(8)を満足する割合で、2
以下であることが必要である。このアンチモン元素含有
量が50ppmより多く、またはSb/Pの比が2より
大きいと、アンチモン起因の黒色異物が発生しやすくな
り、特にポリエチレンテレフタレートの場合製膜経時に
よる異物増加が顕著となり、好ましくない。
【0026】上記のチタン元素、ゲルマニウム元素およ
びアンチモン元素の少なくとも1種はポリエステル中に
存在する必要がある。換言すると、これらは前記式
(4)を満足する必要がある。
【0027】リン元素の含有量は、ポリエステルに対
し、前記式(5)を満足する量で、80ppm以下であ
ることが必要である。このリン元素含有量が80ppm
より多くなるとポリマー溶融時の耐熱性が劣り、好まし
くない。
【0028】本発明においてチタン元素はポリエステル
製造時に反応触媒として添加されるチタン化合物に由来
する。このチタン化合物としては、例えばチタニウムテ
トラブトキサイド、トリメリット酸チタン、テトラエト
キシチタン、硫酸チタン、塩化チタン等が好ましく挙げ
られる。ゲルマニウム元素はポリエステル製造時に反応
触媒として添加されるゲルマニウム化合物に由来する。
このゲルマニウム化合物としては、例えば無定形二酸化
ゲルマニウム、六方晶二酸化ゲルマニウム、塩化ゲルマ
ニウム、亜リン酸ゲルマニウム等が好ましく挙げられ
る。アンチモン元素はポリエステル製造時に反応触媒と
して添加されるアンチモン化合物に由来する。このアン
チモン化合物としては、例えば三酸化アンチモン、五酸
化アンチモン、酢酸アンチモン、酒石酸アンチモンカ
リ、オキシ塩化アンチモン、トリフェニルアンチモン等
が好ましく挙げられる。リン元素はポリエステル製造時
あるいは成形迄に添加されるリン化合物に由来する。こ
のリン化合物としては、例えばリン酸、リン酸トリメチ
ル、リン酸トリエチル、リン酸トリフェニル、酸性リン
酸メチルエステル等のリン酸エステル、亜リン酸、亜リ
ン酸トリメチル等の亜リン酸エステル、メチルホスホン
酸、フェニルホスホン酸、ベンジルホスホン酸およびメ
チルホスホン酸メチルエステル、フェニルホスホン酸エ
チルエステル、ベンジルホスホン酸フェニルエステル等
のホスホン酸エステル、トリメチルホスフェート、トリ
エチルホスフェート、トリ―n―ブチルホスフェート等
が好ましく挙げられる。なお、これら化合物はグリコー
ルに可溶なものが好ましい。更に、各々、これらの化合
物は2種類以上を併用することもできる。
【0029】また更に、本発明では、本発明の効果を妨
げない範囲で他の金属成分が含まれてもよく、例えばZ
n、Co、Mn、K、Na、Mg、Ca、Ba、Cs、
Sr、Li等の各元素を含む化合物を含有してもよい。
【0030】本発明においてチタン化合物、ゲルマニウ
ム化合物、アンチモン化合物、リン化合物の添加時期お
よび添加方法については、特に限定されるものではない
が、エステル交換法ではチタン化合物、ゲルマニウム化
合物、アンチモン化合物をエステル交換反応初期に添加
してエステル交換反応触媒として利用することもでき
る。この際、反応を常圧または加圧下で実施してもよ
く、特に加圧で行うことは反応時間を短縮することがで
き、好ましいことである。更にエステル交換法では前記
Zn、Co、Mn、K、Na、Mg、Ca、Ba、C
s、Sr、Li等の金属成分を含む化合物をエステル交
換反応触媒として使用してもよい。
【0031】一方、リン化合物は通常エステル交換反応
またはエステル化反応が実質的に終了した後に添加され
る。添加に際しては一括または2回以上に分割して添加
してもよい。添加時の反応系の雰囲気は重縮合反応を開
始する以前の大気圧下であってもよいし、重縮合反応を
開始した後の減圧下であってもよい。なお、リン化合物
はチタン化合物、ゲルマニウム化合物の重合触媒活性を
失活させることから、例えばリン化合物を重縮合反応の
末期に添加することで、重縮合反応時間を短縮させるこ
とも可能である。また、例えば2種類以上のポリマーを
製膜時のルーダー等で溶融ブレンドすることも可能であ
り、リン化合物の添加量を多くしたマスターポリマーを
作成し、チタン化合物またはゲルマニウム化合物を用い
たポリマーとブレンドしてもよい。
【0032】本発明のポリエステル組成物を用いて例え
ばフィルムを製造する場合、融点(Tm:℃)ないし
(Tm+70)℃の温度でポリエステル組成物を押出し
て、固有粘度0.35〜0.9dl/gの未延伸フィル
ムを得、該未延伸フィルムを一軸方向(縦方向または横
方向)に(Tg−10)〜(Tg+70)℃の温度(但
し、Tg:ポリエステルのガラス転移温度)で2.5〜
5.0倍の倍率で延伸し、次いで上記延伸方向と直角方
向(一段目延伸が縦方向の場合には、二段目延伸は横方
向となる)にTg(℃)〜(Tg+70)℃の温度で
2.5〜5.0倍の倍率で延伸することで製造できる。
この場合、面積延伸倍率は9〜22倍、更には12〜2
2倍にするのが好ましい。延伸手段は同時二軸延伸、逐
次二軸延伸のいずれでもよい。
【0033】更に得られたフィルムは、(Tg+70)
℃〜Tm(℃)の温度で熱固定することができる。例え
ばポリエチレンテレフタレートフィルムにおいては、2
00〜240℃で熱固定することが好ましい。熱固定時
間は例えば1〜60秒である。
【0034】本発明のポリエステル組成物からなるフィ
ルムが耐乾熱劣化性、アンチモン析出異物抑制性に優れ
る理由は明らかではないが、アンチモン化合物の添加量
を減少させ、更にリン化合物との比率を適正化すること
により、アンチモン異物のポリマー中への析出を抑制
し、かつ、チタン化合物とゲルマニウム化合物の添加量
を減少させ、更にリン化合物のバランスをとることによ
り、耐乾熱劣化性向上に効果を発揮するものと推測され
る。
【0035】本発明のポリエステル組成物はフィルムで
は薄膜化した際の耐乾熱劣化性およびアンチモン析出異
物抑制性に優れたポリエステル組成物である。
【0036】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を更に具体的に
説明するが、本発明はその要旨を越えない範囲で実施例
に限定されるものではない。なお、実施例での「部」は
重量部を意味する。また実施例での各特性値の測定は下
記の方法による。
【0037】(1)フィルム中のアンチモン析出異物評
価 フィルム小片を光学顕微鏡にて観察し、偏光照明法にて
フィルム中の異物をマーキングする(観察面積、倍率2
00倍で3mm×3mmの範囲)。次に異物表面のポリ
マー皮膜をエキシマレーザー装置(浜松ホトニクス製、
C4540ユニット使用)でアブレーション処理して異
物自体を露出させ、走査型電子顕微鏡(日立計測器製、
S―2150型)で確認し、エネルギー分散形X線マイ
クロアナライザー(堀場製作所製、EMAX―277
0)にてアンチモン起因による異物かどうかを判断す
る。
【0038】[4段階判定] ◎:アンチモン析出異物数が0個/mm2 ○:アンチモン析出異物数が5個/mm2 以下 △:アンチモン析出異物数が6〜15個/mm2 ×:アンチモン析出異物数が16個/mm2 以上
【0039】(2)乾熱劣化性評価 フィルムを固定枠に均一に張り、予め予熱された熱風乾
燥機にフィルムをいれ3分間および5分間で各々処理す
る(処理条件は温度=235℃、雰囲気=Air中)。
処理後、フィルムを取り出し劣化を目視、手触し評価す
る。
【0040】[4段階判定] ◎:フィルムが殆んど劣化しておらず、手で強く引っ張
っても破れない。 ○:フィルムは形状を保っているが、手で強く引っ張る
と破れる。但し、微粉状となることはない。 △:フィルムは形状を保っているが手で引っ張ると簡単
に破れ、微粉状となる。 ×:フィルムは微粉状となっており、著しく劣化してい
る。
【0041】(3)ポリマー中の可溶金属成分の定性定
量分析 ポリエステルフィルムにつき、磁気層およびインライン
コーティング層等がある場合は強アルカリ水または有機
溶剤等で剥離除去した後、蒸留水で十分洗浄し乾燥す
る。磁気層等がない場合も蒸留水で十分洗浄し表面付着
物を除去し乾燥する。
【0042】ポリエステル中の添加物および析出粒子等
の外乱要因を取り除くため、該ポリエステル(フィル
ム)を2〜3g採取して、これにE―sol液(1,
1,2,2―テトラクロルエタン:フェノール=40:
60wt%比)20〜30mlを加え攪拌しつつ120
〜140℃まで昇温、約3〜5時間保持しポリエステル
を溶解させる。但し、結晶化部分などが溶解しない場合
は、一度、加温されたE―sol液を急冷した後、再
度、前出の溶解作業を行う。
【0043】次に日立製作所製、超遠心分離機(55P
―7型、ローター形式RP―30―2)にて前記E―s
ol溶解液を30,000rpmで3時間処理しE―s
ol溶解液中の粒子の遠心分離を行う。粒子沈降の確認
は遠心分離処理の前後でE―sol溶解液の光線透過率
を測定し、分離後の液の光線透過率375nmの値が、
分離前のそれに比べ高い値または同じ値になっているこ
とを確認する。
【0044】なお、上記の作業で沈降しないような密度
の低い粒子等が存在する場合は、テフロンフィルター等
による濾過処理を併用し、粒子の除去を行う。遠心分離
後、上澄み液を傾斜法で取り出し、蒸留メタノールを1
00ml加えポリエステル成分を再沈析出させる。析出
ポリエステルを十分に蒸留メタノールで洗浄の後、真空
乾燥機(温度100〜120℃)で2〜4時間乾燥す
る。次に乾燥後の析出ポリエステルを0.200g採取
し、試薬特級の硫酸、硝酸等で湿式分解し、イオン交換
蒸留水を20ml加え試料液とする。この試料液を高周
波プラズマ発光分光分析装置(ジャーレル アッシュ
製、Atomu Comp Siries800)を使
用し測定して金属定性定量分析を行う。
【0045】[実施例1] <ポリエチレンテレフタレートおよびフィルムの製造>
ジメチルテレフタレート100部とエチレングリコール
70部とを、エステル交換触媒として酢酸カルシウム1
水塩および酢酸マグネシウム4水塩を表1に示すように
使用して、常法に従ってエステル交換反応させた後、ト
リメチルフォスフェートを表1に示すように添加し実質
的にエステル交換反応を終了させた。更にチタニウムテ
トラブトキサイドを表1に示すように添加後、引き続き
高温高真空下で常法どおり重縮合を行い、固有粘度(o
―クロロフェノール、35℃)0.60のポリエチレン
テレフタレートを得た。
【0046】このポリエチレンテレフタレートのペレッ
トを170℃で3時間乾燥後、押出機ホッパーに供給
し、溶融温度280〜300℃で溶融し、この溶融ポリ
マーを1mmのスリット状ダイを通して表面仕上げ0.
3s程度、表面温度20℃の回転冷却ドラム上に押出
し、厚み200μmの未延伸フィルムを得た。このよう
にして得られた未延伸フィルムを75℃にて予熱し、更
に低速、高速のロール間で15mm上方より900℃の
表面温度のIRヒーター1本にて加熱して3.6倍に延
伸し、続いてステンターに供給し、105℃にて横方向
に3.9倍に延伸した。得られた二軸配向フィルムを2
10℃の温度で5秒間熱固定し、厚み14μmの熱固定
二軸配向フィルムを得た。
【0047】ポリエステル中の可溶性金属成分の含有量
は、前記プラズマ発光分光分析装置(以下、ICPと略
す)で測定した。結果として各々Ti、Ge、Sb、P
元素の含有量を下記に示し、含有量の比およびその他の
金属元素量は表1に記載する。 Ti元素=12ppm:P元素=40ppm
【0048】なお、この実施例は表面性、乾熱劣化性を
評価するために実施したものであり、インラインコーテ
ィング処理は未実施である。
【0049】前記の各評価方法による結果は、下記に示
す実施例2〜13および比較例1〜4とともに表1に記
載する。
【0050】[実施例2]チタニウムテトラブトキサイ
ドとトリメチルフォスフェートの添加量を表1に示すよ
うに変更する以外は実施例1と同様の条件で実施した。
ICPの結果を下記に記載する。 Ti元素=7ppm:P元素=30ppm
【0051】[実施例3]酢酸カルシウム1水塩、酢酸
マグネシウム4水塩、トリメチルフォスフェートおよび
チタニウムテトラブトキサイドの添加量を表1に示すよ
うに変更する以外は実施例1と同様の条件で実施した。
ICPの結果を下記に記載する。 Ti元素=5ppm:P元素=30ppm
【0052】[実施例4]チタニウムテトラブトキサイ
ドを無定形二酸化ゲルマニウムに変更する以外は実施例
1と同様の条件で実施した。ICPの結果を下記に記載
する。 Ge元素=105ppm:P元素=40ppm
【0053】[実施例5]チタニウムテトラブトキサイ
ドを無定形二酸化ゲルマニウムに変更する以外は実施例
1と同様の条件で実施した。なお、実施例4対比、無定
形二酸化ゲルマニウムの添加量は減少させた。ICPの
結果を下記に記載する。 Ge元素=80ppm:P元素=40ppm
【0054】[実施例6]エステル交換反応中、メタノ
ール留出開始時より20分後に三酸化アンチモンを添加
し、チタニウムテトラブトキサイドの添加量を表1に示
すように変更する以外は実施例1と同様の条件で実施し
た。ICPの結果を下記に記載する。 Ti元素=5ppm:Sb元素=47ppm:P元素=
40ppm
【0055】[実施例7]エステル交換反応中、メタノ
ール留出開始時より20分後に三酸化アンチモンを添加
し、チタニウムテトラブトキサイドの添加量を表1に示
すように変更する以外は実施例1と同様の条件で実施し
た。なお、実施例6対比、三酸化アンチモンの添加量は
減少させた。ICPの結果を下記に記載する。 Ti元素=5ppm:Sb元素=25ppm:P元素=
40ppm
【0056】[実施例8]エステル交換反応中、メタノ
ール留出開始時より20分後に三酸化アンチモンを添加
し、チタニウムテトラブトキサイドの添加量を表1に示
すように変更する以外は実施例1と同様の条件で実施し
た。なお、実施例7対比、三酸化アンチモンの添加量は
減少させた。ICPの結果を下記に記載する。 Ti元素=5ppm:Sb元素=13ppm:P元素=
40ppm
【0057】[実施例9] (リン化合物マスターポリマーとの製膜時溶融ブレンド
した例)ジメチルテレフタレート100部とエチレング
リコール70部とを、エステル交換触媒として酢酸マン
ガン4水塩を表1に示すように使用して反応を開始し、
メタノール留出開始時より20分後に三酸化アンチモン
を添加し、常法に従ってエステル交換反応させた後、ト
リメチルフォスフェートを多量に添加し実質的にエステ
ル交換反応を終了させた。次に酢酸ナトリウム3水塩添
加後、引き続き高温高真空下で常法どおり重縮合を行
い、固有粘度(o―クロロフェノール、35℃)0.6
2のポリエチレンテレフタレートを得た。このポリエス
テルをリン化合物のマスターポリマーとし、以下、ポリ
マーAと略す。ポリマーAのICP結果を下記に記載す
る。 Sb元素=120ppm:P元素=175ppm
【0058】ジメチルテレフタレート100部とエチレ
ングリコール70部とを、エステル交換触媒として酢酸
カルシウム1水塩および酢酸マグネシウム4水塩を表1
に示すように使用して、常法に従ってエステル交換反応
させた後、トリメチルフォスフェートを添加し実質的に
エステル交換反応を終了させた。
【0059】更にチタニウムテトラブトキサイドを添加
後、引き続き高温高真空下で常法どおり重縮合を行い、
固有粘度(o―クロロフェノール、35℃)0.60の
ポリエチレンテレフタレートを得た。このポリエステル
を以下、ポリマーBと略す。ポリマーBのICP結果を
下記に記載する。 Ti元素=14ppm:P元素=25ppm
【0060】ポリマーAのペレットとポリマーBのペレ
ットを、約2対8の重量比で混合し170℃で3時間乾
燥後、押出機ホッパーに供給し、溶融温度280〜30
0℃で溶融し、この溶融ポリマーを1mmのスリット状
ダイを通して表面仕上げ0.3s程度、表面温度20℃
の回転冷却ドラム上に押出し、厚み200μmの未延伸
フィルムを得た。このようにして得られた未延伸フィル
ムを75℃にて予熱し、更に低速、高速のロール間で1
5mm上方より900℃の表面温度のIRヒーター1本
にて加熱して3.6倍に延伸し、続いてステンターに供
給し、105℃にて横方向に3.9倍に延伸した。得ら
れた二軸配向フィルムを210℃の温度で5秒間熱固定
し、厚み14μmの熱固定二軸配向フィルムを得た。こ
のフィルムのICP結果を下記に記載する。 Ti元素=11ppm:Sb元素=24ppm:P元素
=35ppm
【0061】[実施例10]エステル交換反応中、メタ
ノール留出開始時より20分後に三酸化アンチモンを添
加し、チタニウムテトラブトキサイドを無定形二酸化ゲ
ルマニウムに変更する以外は実施例1と同様の条件で実
施した。ICPの結果を下記に記載する。 Ge元素=108ppm:Sb元素=13ppm:P元
素=40ppm
【0062】[実施例11]滑剤として平均粒径0.1
2μmの真球状シリカを、酸成分対比0.03重量%添
加(トリメチルフォスフェート添加後、20分後に添
加)する以外は実施例1と同様の条件で実施した。IC
Pの結果を下記に記載する。 Ti元素=12ppm:P元素=40ppm
【0063】[実施例12]エステル交換法を直接エス
テル化法に変更し、酢酸カルシウム1水塩、酢酸マグネ
シウム4水塩、トリメチルフォスフェート、チタニウム
テトラブトキサイドの添加時期を変更する以外は実施例
1と同様の条件で実施した。ICPの結果を下記に記載
する。 Ti元素=12ppm:P元素=40ppm
【0064】[実施例13]ジメチルテレフタレートを
ジメチル―2,6―ナフタレートに変更し、酢酸カルシ
ウム1水塩、酢酸マグネシウム4水塩、トリメチルフォ
スフェート、チタニウムテトラブトキサイドの添加量を
表1に示すように変更する以外は実施例1と同様の条件
で実施した。ICPの結果を下記に記載する。 Ti元素=10ppm:P元素=32ppm
【0065】[比較例1]チタニウムテトラブトキサイ
ドの添加量を変更する以外は、実施例1と同様の条件で
実施した。ICPの結果を下記に記載する。 Ti元素=17ppm:P元素=40ppm
【0066】[比較例2]トリメチルフォスフェートの
添加量を表1に示すように変更する以外は実施例1と同
様の条件で実施した。トリメチルフォスフェートが多す
ぎるためかチタニウムテトラブトキサイドが失活され重
縮合反応が延渋した。またフィルム製膜時、フィルム表
面に熱劣化物起因と思われるメルト状異物が発生したた
め、その後の評価は中止した。ICPの結果を下記に記
載する。 Ti元素=12ppm:P元素=90ppm
【0067】[比較例3]チタニウムテトラブトキサイ
ドを無定形二酸化ゲルマニウムに変更する以外は実施例
1と同様の条件で実施した。ICPの結果を下記に記載
する。 Ge元素=150ppm:P元素=40ppm
【0068】[比較例4]エステル交換反応中、メタノ
ール留出開始時より20分後に三酸化アンチモンを添加
し、チタニウムテトラブトキサイドを無添加に変更する
以外は実施例1と同様の条件で実施した。ICPの結果
を下記に記載する。 Sb元素=70ppm:P元素=40ppm
【0069】
【表1】
【0070】表1の結果から明らかなように、本発明の
範囲内において得られたポリエステル組成物は、フィル
ムとした場合、高温での耐乾熱劣化性に優れ、アンチモ
ン析出異物抑制性も満足できるものであった。
【0071】
【発明の効果】本発明によるポリエステル組成物は触媒
としてアンチモン化合物を用いた場合でも、アンチモン
析出異物の発生が極めて少なく、かつ、フィルム化した
際の耐乾熱劣化性にも優れ、工業的な価値は極めて高
い。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芳香族ジカルボン酸を主たる酸成分とし
    脂肪族グリコールを主たるグリコール成分とするポリエ
    ステル中に、チタン元素、ゲルマニウム元素、アンチモ
    ン元素、リン元素を下記式(1)〜(8)を同時に満足
    する量含有することを特徴とするポリエステル組成物。 【数1】0≦Ti≦12.5 …(1) 0≦Ge≦110 …(2) 0≦Sb≦50 …(3) 0<(Ti+Ge+Sb) …(4) P≦80 …(5) Ti/P≦0.35 …(6) Ge/P≦3 …(7) Sb/P≦2 …(8) (式中、Tiはチタン元素、Geはゲルマニウム元素、
    Sbはアンチモン元素、Pはリン元素のポリエステル中
    の量[ppm]を示す。)
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