JPH08172566A - 手振れ補正装置およびそれを用いたビデオカメラ - Google Patents

手振れ補正装置およびそれを用いたビデオカメラ

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JPH08172566A
JPH08172566A JP6312804A JP31280494A JPH08172566A JP H08172566 A JPH08172566 A JP H08172566A JP 6312804 A JP6312804 A JP 6312804A JP 31280494 A JP31280494 A JP 31280494A JP H08172566 A JPH08172566 A JP H08172566A
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明 鳥羽
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 マイクロコンピュータ26で、検出領域A〜
Dについてそれぞれ有効領域か無効領域かを判断する。
垂直方向に隣接している検出領域が無効領域であれば、
垂直方向に隣接している検出領域の間の距離が最大にな
るように、水平方向に隣接している検出領域が無効領域
であれば、水平方向に隣接している検出領域の間の距離
が最大になるように、それぞれ検出領域A〜Dを移動す
る。無効領域が所定の個数であれば、イメージフィール
ド80の4隅に検出領域A〜Dを移動する。これによっ
て無効領域を有効領域にする。また、全ての検出A〜D
が所定フィールド連続して有効領域になれば、検出領域
A〜Dを初期位置へ戻す。 【効果】 より精度よく手振れ補正できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は手振れ補正装置および
それを用いたビデオカメラに関し、特にたとえば民生用
のカメラ一体型VTRなどに用いられる手振れ補正装置
およびそれを用いたビデオカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、撮像装置の手振れ成分を補正
するために、代表点マッチング法によって検出領域毎に
得られる部分動きベクトルを用いる方法が提案されてい
る。このように部分動きベクトルを用いて手振れ補正を
行う従来技術としては、本願出願人によって提案された
特願平5−156752号の技術がある。
【0003】この技術では、演算回路で各検出領域毎に
最小相関値,平均相関値および位置データが求められ、
マイクロコンピュータに与えられる。マイクロコンピュ
ータでは、最小相関値を示す画素の位置データに基づい
て、部分動きベクトルを求める。また、マイクロコンピ
ュータでは、平均相関値および最小相関値に基づいて各
検出領域の動きベクトルが手振れによるものかそれ以外
の原因によるものかを検出し、その検出領域が有効領域
か無効領域かを判断する。
【0004】さらに、マイクロコンピュータ内で検出領
域中の有効領域の個数に応じて異なる方法で全体動きベ
クトルが検出される。その全体動きベクトルに基づいて
手振れ補正される。たとえば、図17に示すように、画
像の一部を切り出し、その切り出し位置を全体動きベク
トルに応じて移動させることによって、手振れ補正され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の技術で
は、検出領域内を物体が通過した場合など、有効領域だ
けではなく無効領域が検出されると、その無効領域の影
響を受けてしまい、手振れ補正動作に支障を来す恐れが
ある。すなわち、たとえば図18に示すように、動く物
体が複数の検出領域内に進入してくるときには、検出領
域AおよびCが無効領域となり、有効領域の数が減るの
で、得られる全体動きベクトルも信頼性の低いものにな
ってしまい、手振れ補正の精度が悪化する恐れがある。
【0006】それゆえに、この発明の主たる目的は、よ
り精度よく手振れ補正できる、手振れ補正装置およびそ
れを用いたビデオカメラを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、画面内に
設定された複数の検出領域の各々について部分動きベク
トルを検出し、部分動きベクトルに基づいて手振れ補正
する手振れ補正装置において、撮影状況に応じて各々の
検出領域を移動する移動手段を備えることを特徴とす
る、手振れ補正装置である。
【0008】第2の発明は、上述の手振れ補正装置を用
いたビデオカメラである。
【0009】
【作用】撮影状況に応じて移動手段によって検出領域が
移動される。たとえば、領域判断手段によって垂直方向
に隣接している検出領域が無効領域であることを検出す
ると、垂直方向に隣接している検出領域の間の距離が最
大になるように移動手段によって検出領域を移動する。
また、領域判断手段によって水平方向に隣接している検
出領域が無効領域であることを検出すると、水平方向に
隣接している検出領域の間の距離が最大になるように移
動手段によって検出領域を移動する。さらに、領域判断
手段によって無効領域を検出すると、垂直方向に隣接し
ている検出領域の間の距離が最大になりかつ水平方向に
隣接している検出領域の間の距離が最大になるように、
移動手段によって検出領域を移動する。このように互い
に隣接する検出領域の距離が最大になるように検出領域
を移動することによって、無効領域を有効領域にするこ
とができる。
【0010】また、全ての検出領域が有効領域になれ
ば、各検出領域を初期位置へ戻す。このような手振れ補
正装置は、ビデオカメラに用いられ得る。
【0011】
【発明の効果】この発明によれば、無効領域に応じて検
出領域を移動させることによって無効領域を有効領域に
することができるので、無効領域の影響を可及的に防ぐ
ことができる。したがって、より正確に全体動きベクト
ルすなわち手振れ量を検出でき、その結果、より精度よ
く手振れ補正できる。
【0012】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0013】
【実施例】図1に示すこの実施例のビデオカメラ10
は、レンズ14から入力される被写体(図示せず)から
の光信号を電気信号に変換するCCDのような固体撮像
素子12を含む。固体撮像素子12からの電気信号はカ
メラ回路16に入力される。カメラ回路16は、周知の
ように、サンプルホールド回路を含み、固体撮像素子1
2からの電気信号をサンプルホールドする。サンプルホ
ールドされた電気信号のレベルがAGCによって調整さ
れるとともに、さらに同期信号付加回路によって同期信
号が付加される。このようにして、カメラ回路16は固
体撮像素子12からのイメージ信号をアナログビデオ信
号に変換する。このアナログビデオ信号は、さらに、A
/D変換器18によってディジタルビデオ信号に変換さ
れる。ディジタルビデオ信号は、メモリ制御回路20の
制御の下で、フィールド順次にフィールドメモリ22に
書き込まれる。また、ディジタルビデオ信号は動き検出
回路24に与えられる。なお、メモリ制御回路20と動
き検出回路24とは同一のLSIによって構成され、た
とえば三洋電機(株)製のLSI“L7A0948”が
用いられる。
【0014】動き検出回路24は、たとえば周知の代表
点マッチング法を用いて、図3に示す4つの移動可能な
各検出領域A,B,CおよびD毎に、最も高い相関度
(相関値は最小)を有する1点およびその周囲の4点の
位置、ならびに各相関値を算出する。動き検出回路24
からの位置データおよび各相関値は、マイクロコンピュ
ータ26に与えられる。マイクロコンピュータ26は、
後述する条件を何フィールド連続して満たしているか
をカウントするカウンタAと、条件を何フィールド連
続して満たしていないかをカウントするカウンタBと、
後述するレジスタ52とを含む。なお、ここでは、検出
領域A〜Dのサイズはそれぞれ等しく設定される。
【0015】動き検出回路24は、たとえば図2に示す
ように構成される。動き検出回路24は、A/D変換器
18からのディジタルビデオ信号を受ける入力端28を
含み、この入力端30から入力されたディジタルビデオ
信号は、フィルタ30を通して代表点保存メモリ32お
よび減算回路34に与えられる。フィルタ30は、一種
のディジタルローパスフィルタであり、S/N比を改善
し、少ない代表点で十分な検出精度を確保するために用
いられる。代表点メモリ32は、図3に示す各検出領域
A〜Dの各々の範囲内で複数の代表点を抽出(この実施
例では、各検出領域A〜Dの各々を30分割し、したが
って、30個の代表点を抽出)し、その位置データと輝
度データとを記憶する。30分割して形成された各検出
エリア36は、図4に示すように、たとえば32画素×
16行で構成される。
【0016】減算回路34は、代表点メモリ32から与
えられる前フィールドの代表点の輝度データと入力端2
8から与えられる現フィールドの全ての画素の輝度デー
タとを減算し、その絶対値をとる。すなわち、現フィー
ルドの輝度データと前フィールドの輝度データとの間で
輝度差を求める。求めた輝度差を累積加算回路38に与
える。累積加算回路38では、同じ検出領域内の各検出
エリア36の同じ位置の画素について求めた輝度差を累
積加算(この実施例では30個)して相関値を得、その
相関値を出力する。累積加算回路38からの相関値は最
小位置検出回路40に与えられる。
【0017】最小位置検出回路40では、与えられた相
関値から最小相関値およびその位置データを各検出領域
A〜D毎に検出する。そして、得られた最小相関値を示
す画素およびその周囲の4点の各々の位置データおよび
これらの5点の相関値は、CPUインタフェース42を
介してマイクロコンピュータ26に与えられる。また、
減算回路34で求められた輝度差は、平均相関値検出回
路44に与えられる。平均相関値検出回路44では、各
検出領域A〜D毎に平均相関値が求められる。これらの
平均相関値はCPUインタフェース42を介してマイク
ロコンピュータ26に与えられる。
【0018】ここで、代表点メモリ32および累積加算
回路38での処理タイミングは以下のようになる。ま
ず、代表点メモリ32での処理タイミングについて説明
する。動き検出回路24に含まれる水平アドレスカウン
タ46および垂直アドレスカウンタ48は、それぞれ、
外部より入力されたHD(水平同期信号)およびVD
(垂直同期信号)によってリセットされ、水平アドレス
カウンタ46および垂直アドレスカウンタ48の出力
が、それぞれ水平アドレスおよび垂直アドレスとなる。
水平アドレスカウンタ46からの出力は水平デコーダ5
0に与えられる。一方、マイクロコンピュータ26によ
ってそのレジスタ52に設定された値(以下、単に「レ
ジスタ設定値」という)がCPUインタフェース42を
介して水平デコーダ50に与えられる。
【0019】水平デコーダ50では、与えられた水平ア
ドレスとレジスタ設定値とが一致するときパルスを水平
タイミング発生用カウンタ54に出力する。このパルス
で水平タイミング発生用カウンタ54がリセットされ、
この水平タイミング発生用カウンタ54の出力が水平タ
イミング発生用デコーダ56に与えられる。水平タイミ
ング発生用デコーダ56では、与えられたカウンタ出力
のうちの固定値をデコードする。
【0020】ここで、各レジスタ設定値は、たとえば表
1に示すようになる。
【0021】
【表1】
【0022】なお、HR1およびHR2は水平デコーダ
50に与えられるレジスタ設定値であり、VR1および
VR2は垂直デコーダ58に与えられるレジスタ設定値
である。HK1およびHK2は水平デコーダ66に与え
られるレジスタ設定値であり、VK1およびVK2は垂
直デコーダ72に与えられるレジスタ設定値である。表
1に示すように、水平デコーダ50,66および垂直デ
コーダ58,72にそれぞれ与えられるレジスタ設定値
は、無効領域の位置等に応じて変更される。
【0023】図5および図6を参照して、検出領域Aの
代表点位置の決定について説明する。なお、図6は、検
出領域A〜Dを均等配置した状態を示し、これが検出領
域A〜Dの初期位置となる。まず、図5(A)に示すよ
うなHDが出力されると、水平アドレスカウンタ46の
出力は図5(B)に示すようになり、たとえばレジスタ
設定値を図6および表1に示すようにHR1=261と
すると水平デコーダ50からは図5(C)に示すような
パルスが発生される。それに従って、水平タイミング発
生用カウンタ54からは図5(D)に示すような出力が
発生され、それに基づいて水平タイミング発生用デコー
ダ56からは代表点をサンプリングできるように図5
(E)に示すような出力が発生される。
【0024】以上は、水平タイミングについての説明で
あるが、垂直タイミングについても同様に処理される。
垂直タイミングについては、垂直アドレスカウンタ48
からの出力およびマイクロコンピュータ26でのレジス
タ設定値が、垂直デコーダ58に与えられ、垂直タイミ
ング発生用カウンタ60および垂直タイミング発生用デ
コーダ62によって上述の水平タイミングの場合と同様
に処理される。なお、レジスタ設定値は、VR1=44
に設定される。
【0025】そして、水平および垂直タイミング発生用
デコーダ56および62からのそれぞれの出力はAND
ゲート64に与えられ、その論理積が代表点メモリ32
のライトイネーブルに用いられる。このように、レジス
タ設定値に基づいて水平タイミング発生用カウンタ54
および垂直タイミング発生用カウンタ60を動作させ、
そのカウンタ出力のうちの固定値をデコードするので、
代表点メモリ32に入力されるライトイネーブルは、レ
ジスタ設定値に基づいて変化させることができる。
【0026】図6を参照して、検出領域B,CおよびD
のそれぞれのレジスタ設定値は、たとえば次のように設
定される。検出領域Bでは、HR2=616,VR1=
44に、検出領域Cでは、HR1=261,VR2=1
28に、検出領域Dでは、HR2=616,VR2=1
28に、それぞれ設定される。
【0027】次いで、図7に示すように、垂直方向に隣
接している検出領域の間の距離が最大になるように検出
領域A〜Dを移動するときには、検出領域A〜Dのそれ
ぞれのレジスタ設定値は、たとえば次のように設定され
る。検出領域Aでは、HR1=261,VR1=20
に、検出領域Bでは、HR2=616,VR1=20
に、検出領域Cでは、HR1=261,VR2=152
に、検出領域Dでは、HR2=616,VR2=152
に、それぞれ設定される。
【0028】また、図8に示すように、水平方向に隣接
している検出の間の距離が最大になるように検出領域A
〜Dを移動するときには、検出領域A〜Dのそれぞれの
レジスタ設定値は、たとえば次のように設定される。検
出領域Aでは、HR1=151,VR1=44に、検出
領域Bでは、HR2=726,VR1=44に、検出領
域Cでは、HR1=151,VR2=128に、検出領
域Dでは、HR2=726,VR2=128に、それぞ
れ設定される。
【0029】さらに、図9に示すように、垂直方向に隣
接している検出領域の間の距離が最大になりかつ水平方
向に隣接している検出領域の間の距離が最大になるよう
に、検出領域A〜Dを移動する場合を示す。この場合に
は、検出領域A〜Dのそれぞれのレジスタ設定値は、た
とえば次のように設定される。検出領域Aでは、HR1
=151,VR1=20に、検出領域Bでは、HR2=
726,VR1=20に、検出領域Cでは、HR1=1
51,VR2=152に、検出領域Dでは、HR2=7
26,VR2=152に、それぞれ設定される。
【0030】このように代表点の位置は、VR1,VR
2およびHR1,HR2によって決定される。次いで、
累積加算回路38での処理タイミングについて説明す
る。累積加算回路38についても上述とほぼ同様であ
り、水平デコーダ66,水平タイミング発生用カウンタ
68,水平発生タイミング発生用デコーダ70,垂直デ
コーダ72,垂直タイミング発生用カウンタ74および
垂直タイミング発生用デコーダ76およびANDゲート
78によって、累積加算回路38の累積加算タイミング
すなわち検出領域の位置が設定される。
【0031】図10および図11を参照して、検出領域
Aの検出位置の決定について説明する。なお、図11は
図6と同様、検出領域A〜Dを均等配置した状態を示
す。まず、図10(A)に示すようなHDが出力される
と、水平アドレスカウンタ46の出力は図10(B)に
示すようになり、たとえばレジスタ設定値を図11およ
び表1に示すようにHK1=245とすると水平デコー
ダ66からは図10(C)に示すようなパルスが発生さ
れる。それに従って、水平タイミング発生用カウンタ6
8からは図10(D)に示すような出力が発生され、そ
れに基づいて水平タイミング発生用デコーダ70からは
検出領域Aの全ての画素をサンプリングできるように図
10(E)に示すような出力が発生される。
【0032】以上は、水平タイミングについての説明で
あるが、垂直タイミングについても同様に処理される。
垂直タイミングについては、垂直アドレスカウンタ48
からの出力およびマイクロコンピュータ26でのレジス
タ設定値が、垂直デコーダ72に与えられ、垂直タイミ
ング発生用カウンタ74および垂直タイミング発生用デ
コーダ76によって上述と同様に処理される。なお、垂
直デコーダ72に与えられるレジスタ設定値は、VK1
=36に設定される。
【0033】また、図11を参照して、検出領域B,C
およびDのそれぞれのレジスタ設定値は、たとえば次の
ように設定される。検出領域Bでは、HK2=600,
VK1=36に、検出領域Cでは、HK1=245,V
K2=120に、検出領域Dでは、HK2=600,V
K2=120に、それぞれ設定される。
【0034】このように与えられるレジスタ設定値によ
って、累積加算器38での累積加算タイミングすなわち
検出領域の位置が設定される。次いで、図7に示すよう
に検出領域A〜Dを移動するときには、検出領域A〜D
のそれぞれのレジスタ値はたとえば次のように設定され
る。検出領域Aでは、HK1=245,VK1=12
に、検出領域Bでは、HK2=600,VK1=12
に、検出領域Cでは、HK1=245,VK2=144
に、検出領域Dでは、HK2=600,VK2=144
に、それぞれ設定される。
【0035】次いで、図8に示すように検出領域A〜D
を移動するときには、検出領域A〜Dのそれぞれのレジ
スタ値はたとえば次のように設定される。検出領域Aで
は、HK1=135,VK1=36に、検出領域Bで
は、HK2=710,VK1=36に、検出領域Cで
は、HK1=135,VK2=120に、検出領域Dで
は、HK2=710,VK2=120に、それぞれ設定
される。
【0036】さらに、図9に示すように検出領域A〜D
を移動するときには、検出領域A〜Dのそれぞれのレジ
スタ値はたとえば次のように設定される。検出領域Aで
は、HK1=135,VK1=12に、検出領域Bで
は、HK2=710,VK1=12に、検出領域Cで
は、HK1=135,VK2=144に、検出領域Dで
は、HK2=710,VK2=144に、それぞれ設定
される。
【0037】このように検出領域の位置は、VK1,V
K2およびHK1,HK2によって決定される。すなわ
ち、レジスタ設定値を変えることによって、検出領域A
〜Dの位置およびその代表点の位置を任意に移動させる
ことができる。図1に戻って、マイクロコンピュータ2
6では、与えられた位置データおよび相関値に基づい
て、画面すなわちイメージフィールド80(図3)全体
の動きベクトル(以下、単に「全体動きベクトル」とい
う)を計算する。
【0038】まず、最小相関値を示す画素の位置データ
に基づいて、最小相関値を示す画素の、代表点に対する
偏移を求め、その偏移を部分動きベクトルとする。な
お、部分動きベクトルの検出精度をよくするために、マ
イクロコンピュータ26では、最小相関値を有する画素
の周囲4画素の相関値を用いて内挿補間し、最小相関値
を有する画素の位置データを再び計算し直す。
【0039】そして、マイクロコンピュータ26は、平
均相関値を最小相関値で除算した値が一定の閾値より大
きいか否かを各検出領域A〜D毎に検出し、各検出領域
A〜Dからの部分動きベクトルが手振れ以外の動く物体
等によって誤検出されることなく手振れの判断に有効か
否かすなわち各検出領域A〜Dが有効領域か否かを判断
する。平均相関値を最小相関値で除算した値が一定の閾
値より大きければ、その検出領域は有効領域と判断され
る。具体的には、有効領域か否かは以下のように判断さ
れる。
【0040】検出領域内に動く物体があるとき、動く物
体の占める部分と占めない部分とで相関値が異なり、か
つ動く物体の占める部分は様々な相関値をとり、その相
関値は一般的に大きな値となる(相関度は低い)。した
がって、検出領域内に動く物体があるときには、最小相
関値が大きくなる可能性が高く、検出領域内の部分動き
ベクトルが手振れの動きであるという信頼性は低くな
る。このような部分動きベクトルを用いると、全体動き
ベクトルを誤検出してしまう。しかし、平均相関値が大
きいときには最小相関値が或る程度大きくても部分動き
ベクトルの信頼性は高い。一方、平均相関値が小さいと
きには最小相関値はより小さくなければ部分動きベクト
ルの信頼性は低い。したがって、具体的には、(平均相
関値)/(最小相関値)>閾値a(たとえば7)「条件
」のときにその検出領域は有効領域であると判断す
る。そして、手振れ補正の誤動作を防止するため、この
条件を満たさない検出領域の部分動きベクトルを、全
体動きベクトルの算出に用いないようにする。
【0041】そして、有効領域の部分動きベクトル用い
て、後述のように現フィールドと前フィールドとのフィ
ールド間の動き量すなわち全体動きベクトルが求められ
る。全体動きベクトルはフィールド間の動き量とその向
きを表す。マイクロコンピュータ26では、得られた全
体動きベクトルに基づいて積分ベクトルが求められる。
積分ベクトルは、イメージフィールド80のセンタから
の抽出エリア82のずれ量すなわち補正量とその向きを
表す。
【0042】求められた積分ベクトルはメモリ制御回路
20に与えられ、メモリ制御回路20では、それに基づ
いてフィールドメモリ22の読出開始アドレスを決定
し、そのアドレスからフィールドメモリ22に蓄えられ
たディジタルビデオ信号を読み出す。すなわち、メモリ
制御回路20は、マイクロコンピュータ26によって計
算された積分ベクトルに従って、フィールドメモリ22
のディジタルビデオ信号によって形成される抽出エリア
82を移動する。
【0043】ただし、フィールドメモリ22から読み出
されたディジタルビデオ信号そのままでは抽出エリア8
2を移動できないので、電子ズーム回路84を用いる。
図12を参照して、電子ズーム回路84(図1)は、イ
メージフィールド80の大きさに対してズーム倍率に従
って画像が拡大された抽出エリア82を設定する。この
抽出エリア82の位置は、イメージフィールド80の範
囲内では、フィールドメモリ22の読出開始アドレスを
変更することによって、自由に移動できる。そして、デ
ィジタルビデオ信号に基づいてイメージフィールド80
全体のビデオ信号を得るために、フィールドメモリ22
から読み出したディジタルビデオ信号に基づいて内挿補
間法を用いて画像を拡大する。
【0044】このようにして、イメージフィールド80
内の任意の抽出エリア82のイメージを電子ズーム回路
84で電子的にズームすることによって、イメージフィ
ールド80と抽出エリア82との差に相当する補正可能
範囲86が形成され得る。ビデオカメラ10を操作する
人の手の振動に応じて、図13に示すようにビデオカメ
ラ10に手振れが生じると、そのビデオカメラ10から
の画像にぶれを生じ、結果的に、イメージフィールド8
0内の左下方に目的の人物が存在する場合(図13上)
や、イメージフィールド80内の右上方に目的の人物が
存在する場合(図13下)などが生じる。したがって、
各フィールド毎に抽出エリア82をマイクロコンピュー
タ26によって計算した積分ベクトルに応じて移動させ
ることによって、図13右に示すように抽出エリア82
には目的の人物がちょうど収まることになる。
【0045】このようにして電子ズーム回路84から出
力されるディジタルビデオ信号をD/A変換器88によ
ってアナログ信号に変換して出力端子90から補正画像
として出力する。このようなビデオカメラ10の検出領
域移動動作を図14に示す。まず、図14に示すステッ
プS1において、4個の検出領域A〜Dのうちで、(平
均相関値)/(最小相関値)>閾値a「条件」を満た
さない検出領域が存在するか否かが判断される。“N
O”、すなわち全ての検出A〜Dが条件を満たしてい
る場合には、ステップS3に進む。
【0046】ステップS3において、カウンタBがリセ
ットされ、カウンタAがインクリメントされる。そし
て、ステップS5において、カウンタA>閾値b(たと
えば60)を満たしているか否かが判断される。“YE
S”であればステップS7において、検出領域A〜Dが
画面すなわちイメージフィールド80内に均等配置(初
期位置に配置)される。ステップS5が“NO”の場合
には、ステップS9において、検出領域A〜Dの位置は
そのままにされる。
【0047】一方、ステップS1が“YES”、すなわ
ち条件を満たさない検出領域が存在すれば、ステップ
S11に進む。ステップS11において、カウンタAが
リセットされ、カウンタBがインクリメントされる。次
いで、ステップS13において、カウンタB>閾値c
(たとえば60)を満たしているか否かが判断される。
“YES”であればステップS9に進み、検出領域A〜
Dの位置はそのままにされる。
【0048】ステップS13が“NO”であれば、ステ
ップS15において、現フィールドにおいて条件を満
たさない検出領域数が数えられる。その検出領域数が2
であれば、ステップS17に進む。ステップS17にお
いて、どの2領域が条件を満たさないかが判断され
る。左2領域または右2領域であればステップS19に
おいて、垂直方向に隣接している検出領域の間の距離が
最大になるように、検出領域A〜Dが移動される。一
方、ステップS17において、上2領域または下2領域
が条件を満たさない検出領域であれば、ステップS2
1に進む。ステップS21において、水平方向に隣接し
ている検出領域の間の距離が最大になるように、検出領
域A〜Dを移動させる。
【0049】一方、ステップS15において、条件を
満たさない検出領域の数が2個以外のときには、ステッ
プS23に進む。ステップS23において、垂直方向に
隣接している検出領域の間の距離が最大になりかつ水平
方向に隣接している検出領域の間の距離が最大になるよ
うに、画面すなわちイメージフィールド80の4隅に検
出領域A〜Dをそれぞれ配置する。
【0050】その後、全体動きベクトルは、たとえば図
15に示すように有効領域の数に応じて算出される。ま
ず、図15に示すステップS31において、有効領域数
をカウントしていく。ステップS33において有効領域
数が4であるか否かを判断し、4でない場合にはステッ
プS35において有効領域数が3であるか否かを判断す
る。ステップS33およびS35において、それぞれ有
効領域数が4および3であれば、ステップS37に進
む。すなわち、有効領域数が3以上であれば、ステップ
S37に進む。ステップS37において、有効領域につ
いて、水平方向および垂直方向のそれぞれの部分動きベ
クトルについて相加平均を求める。そして、ステップS
39において、ステップS37で求めた平均値を用い
て、各検出領域毎に水平方向の絶対値および垂直方向の
絶対値を求め、各検出領域毎に水平方向の絶対値と垂直
方向の絶対値とをそれぞれ加算して発散度を得る。水平
方向の絶対値は、各検出領域の水平方向の部分動きベク
トルと有効領域の水平方向の部分動きベクトルの平均値
との差の絶対値である。また、垂直方向の絶対値は、各
検出領域の垂直方向の部分動きベクトルと有効領域の垂
直方向の部分動きベクトルの平均値との差の絶対値であ
る。そして、ステップS41において、各検出領域毎に
加算して得られた4個の発散度を小さいものから順に並
べ、小さい方から2つの発散度を選び出し、それらに対
応する検出領域の部分動きベクトルの相加平均を求め
る。そして、ステップS43において、その相加平均を
全体動きベクトルとする。
【0051】一方、ステップS35において、有効領域
が3でないと判断されれば、ステップS45において、
有効領域数が2であるか否かを判断する。有効領域数が
2であればステップS47において、任意の無効領域の
部分動きベクトルを、1フィールド前に求めた全体動き
ベクトルに置換した後、ステップS37に進む。そし
て、ステップS37〜S43の処理によって、全体動き
ベクトルを決定する。この実施例では、2つの無効領域
のうちの1つについて部分動きベクトルを置換して補
い、残りの1つの無効領域については部分動きベクトル
を補わない。したがって、2つの有効領域の部分動きベ
クトルと無効領域の補われた部分動きベクトルとで全体
動きベクトルを決定する。
【0052】ステップS45において有効領域が2でな
いと判断されれば、ステップS49において有効領域数
が1であるか否かを判断する。有効領域数が1であれば
ステップS51に進む。ステップS51において、任意
の無効領域の部分動きベクトルを、1フィールド前に求
めた全体動きベクトルまたは2フィールド前に求めた全
体動きベクトルに置換した後、ステップS37に進む。
そして、ステップS37〜S43の処理によって、全体
動きベクトルを求める。この実施例では、3つの無効領
域のうちの2つの無効領域の部分動きベクトルを、それ
ぞれ1フィールド前および2フィールド前に求めた全体
動きベクトルに置換して補い、残りの1つの無効領域に
ついては部分動きベクトルを補わない。したがって、1
つの有効領域の部分動きベクトルと2つの無効領域の補
われた部分動きベクトルとで、全体動きベクトルを決定
する。
【0053】ステップS49において有効領域数が1で
ないと判断されたとき、すなわち全ての検出領域が無効
領域と判断されたときには、ステップS53において、
1フィールド前に求めた全体動きベクトルに0.97を
乗じ、その結果をステップS43において全体動きベク
トルと決定する。なお、ステップS13において、選択
される発散度は1つでもよく、その数は任意である。
【0054】また、ステップS25において、1フィー
ルド前に求めた全体動きベクトルに乗じる係数は0.9
7に限定されず、0より大きくかつ1以下の任意の係数
が用いられ得る。次いで、図16を参照して、具体的に
説明する。たとえば、図16(A)に示すように、動く
物体がイメージフィールド80の左側(水平方向)から
進入してくると、垂直方向に隣接している検出領域の間
の距離が最大になるように、検出領域A〜Dは上下に移
動する。また、図15(B)に示すように、動く物体が
イメージフィールド80の上側(垂直方向)から進入し
てくると、水平方向に隣接している検出領域の間の距離
が最大になるように、検出領域A〜Dは左右に移動す
る。
【0055】また、無効領域が検出されその個数が2個
以外であれば、進入する物体の大きさや形状に拘わら
ず、全ての検出領域A〜Dを、それぞれイメージフィー
ルド80の4隅に移動させて、有効領域の数の減少を防
ぐこともできる。この実施例によれば、数フィールド、
たとえば60フィールド間連続して、条件を満たさな
いような検出領域が存在する場合には、隣接している検
出領域の間の距離が最大になるように検出領域A〜Dを
移動させることによって、無効領域を有効領域にして、
有効領域の数の減少を防ぐことができる。したがって、
図15に示す動作によって全体動きベクトルを求めると
きにも、有効領域の部分動きベクトルを用いて良好に全
体動きベクトルを検出でき、全体動きベクトルが、手振
れによるものである信頼性も高くなり、より精度よく手
振れ補正できる。
【0056】また、条件を再び数フィールド、たとえ
ば60フィールド間連続して満たしていれば、図3や図
6に示す初期位置に検出領域A〜Dを戻して、手振れ補
正を行う。なお、平均相関値が所定値以上であるか否か
を各検出領域A〜D毎に検出して、有効領域か否かを判
断してもよい。この平均相関値に関する条件だけで有効
領域か否かを判断してもよく、また、上述の平均相関値
/最小相関値およびこの平均相関値の条件をともに満た
した場合にのみ有効領域と判断するよう、2つの条件に
よって有効領域か否かを判断するようにしてもよい。
【0057】具体的に、平均相関値の条件について述べ
る。画面のコントラストが低いときには、輝度差が小さ
いので、相関値が小さくなる。たとえば、画面全体が白
いときには相関値は小さくなる。このような場合には、
信頼性がなくなるため、平均相関値≧所定値のときに有
効と判断される。なお、所定値は実験によって決定され
る。
【0058】また、レジスタ設定値の一例を表1に示し
たが、レジスタ設定値は任意に設定され得る。さらに、
上述の実施例では、検出領域を4個に設定したが、これ
に限定されず、検出領域を5個以上に設定しても、この
発明を適用できる。また、上述の実施例では、フィール
ド単位で処理する場合について述べたが、フレーム単位
で処理する場合にも同様の結果が得られることはいうま
でもない。したがって、この明細書では、フィールドお
よびフレームを包括する用語として便宜上「フィール
ド」なる用語を用いて説明した。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】動き検出回路の一例を示すブロック図である。
【図3】電子ズームの原理を示し、イメージフィールド
内の検出領域を示す図解図である。
【図4】電子ズームの原理を示し、検出エリア内の代表
点およびサンプリング点を示す図解図である。
【図5】検出領域Aの代表点の位置を決定する処理を説
明するためのタイミング図である。
【図6】検出領域およびその代表点の初期位置を示す図
解図である。
【図7】垂直方向に隣接している検出領域の間の距離が
最大になるように検出領域を移動した状態を示す図解図
である。
【図8】水平方向に隣接している検出領域の間の距離が
最大になるように検出領域を移動した状態を示す図解図
である。
【図9】垂直方向に隣接している検出領域の間の距離が
最大になりかつ水平方向に隣接している検出領域の間の
距離が最大になるように、検出領域を移動した状態を示
す図解図である。
【図10】検出領域Aの検出位置を決定する処理を説明
するためのタイミング図である。
【図11】検出領域の初期位置を示す図解図である。
【図12】手振れ補正の原理を示す図解図である。
【図13】代表点マッチング法を適用するイメージフィ
ールド内の各ブロックを示す図解図である。
【図14】この実施例の主要な動作を示すフロー図であ
る。
【図15】全体動きベクトルの算出動作の一例を示すフ
ロー図である。
【図16】全体動きベクトルの誤検出を防ぐために、動
く物体の進入に対応して検出領域が移動する状態を示す
図解図である。
【図17】画像の切り出し位置の移動を示す図解図であ
る。
【図18】検出領域内に左方向から動く物体が進入する
状態を示す図解図である。
【符号の説明】
10 …ビデオカメラ 20 …メモリ制御回路 22 …フィールドメモリ 24 …動き検出回路 26 …マイクロコンピュータ 30 …フィルタ 32 …代表点メモリ 34 …減算回路 36 …検出エリア 38 …累積加算回路 40 …最小位置検出回路 42 …CPUインタフェース 44 …平均相関値検出回路 46 …水平アドレスカウンタ 48 …垂直アドレスカウンタ 50,66 …水平デコーダ 52 …レジスタ 54,68 …水平タイミング発生用カウンタ 56,70 …水平タイミング発生用デコーダ 58,72 …垂直デコーダ 60,74 …垂直タイミング発生用カウンタ 62,76 …垂直タイミング発生用デコーダ 64,78 …ANDゲート 80 …イメージフィールド A,B …カウンタ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画面内に設定された複数の検出領域の各々
    について部分動きベクトルを検出し、前記部分動きベク
    トルに基づいて手振れ補正する手振れ補正装置におい
    て、 撮影状況に応じて前記各々の検出領域を移動する移動手
    段を備えることを特徴とする、手振れ補正装置。
  2. 【請求項2】前記検出領域の各々について有効領域か無
    効領域かを判断する領域判断手段をさらに備え、 垂直方向に隣接している検出領域が無効領域であること
    を前記領域判断手段によって検出したとき、垂直方向に
    隣接している前記検出領域の間の距離が最大になるよう
    に前記移動手段によって前記検出領域を移動する、請求
    項1記載の手振れ補正装置。
  3. 【請求項3】前記検出領域の各々について有効領域か無
    効領域かを判断する領域判断手段をさらに備え、 水平方向に隣接している検出領域が無効領域であること
    を前記領域判断手段によって検出したとき、水平方向に
    隣接している前記検出領域の間の距離が最大になるよう
    に前記移動手段によって前記検出領域を移動する、請求
    項1または2記載の手振れ補正装置。
  4. 【請求項4】前記検出領域の各々について有効領域か無
    効領域かを判断する領域判断手段をさらに備え、 領域判断手段によって無効領域を検出したとき、垂直方
    向に隣接している検出領域の間の距離が最大になりかつ
    水平方向に隣接している検出領域の間の距離が最大にな
    るように、前記移動手段によって前記検出領域を移動す
    る、請求項1ないし3のいずれかに記載の手振れ補正装
    置。
  5. 【請求項5】全ての前記検出領域が有効領域になったと
    き前記検出領域をそれぞれの初期位置へ戻す手段をさら
    に備える、請求項1ないし4のいずれかに記載の手振れ
    補正装置。
  6. 【請求項6】請求項1ないし5のいずれかに記載の手振
    れ補正装置を用いた、ビデオカメラ。
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