JPH0816006A - 加熱装置および画像形成装置 - Google Patents

加熱装置および画像形成装置

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JPH0816006A
JPH0816006A JP16877394A JP16877394A JPH0816006A JP H0816006 A JPH0816006 A JP H0816006A JP 16877394 A JP16877394 A JP 16877394A JP 16877394 A JP16877394 A JP 16877394A JP H0816006 A JPH0816006 A JP H0816006A
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JP
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heating
magnetic field
film
generating means
heated
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JP16877394A
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English (en)
Inventor
Toshiharu Nakamura
俊治 中村
Yasumasa Otsuka
康正 大塚
Manabu Takano
学 高野
Yoshinori Sugiura
義則 杉浦
Kenichi Ogawa
賢一 小川
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電磁誘導方式の加熱装置について、非通紙部
過昇温現象を防止し、通紙部領域の発熱分布を一様化さ
せて被加熱材の安定した加熱処理を実行させること。 【構成】 固定もしくは移動する導電部材に磁場を作用
させて該導電部材に発生する渦電流による発熱により該
導電部材に直接もしくは間接に接して搬送される被加熱
材を加熱する電磁誘導加熱方式の加熱装置であり、前記
磁場発生手段2・3が被加熱材の搬送方向と交差する方
向において分割2a・3a、2b・3b、2c・3cし
て構成されている事を特徴とする加熱装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電磁(磁気)誘導加熱方
式の加熱装置、および該加熱装置を画像加熱定着装置と
して備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】昨今、OA機器の省エネルギー動向か
ら、プリンター・複写機等に用いられる加熱装置として
の画像加熱定着装置としては、省エネルギーおよびクイ
ックスタート性を両立させるために、従来一般的な熱ロ
ーラ方式の定着装置に代えて、フィルム加熱方式の定着
装置が低速機分野で一部実用化されている。
【0003】フィルム加熱方式の装置は特開昭63−3
13182号公報・特開平2−157878号公報・特
開平4−44075号公報・特開平4−204980号
公報等に提案されている。即ち、加熱体(一般にセラミ
ックヒータ、以下ヒータと記す)と、該ヒータに密着し
て移動する耐熱性フィルムを有し、このフィルム介して
被加熱体をヒータに密着させてフィルムと一緒にヒータ
位置を移動させヒータの熱エネルギーをフィルムを介し
て被加熱体に付与する加熱装置である。フィルム・被加
熱体をヒータに密着させる加圧部材を有している。
【0004】画像定着動作は、フィルムを挟んでヒータ
と加圧部材との圧接により形成される定着ニップ部のフ
ィルムと加圧部材との間に被加熱体としての被記録材を
導入通過させることにより被記録材の顕画像担持体面を
フィルムを介してヒータで加熱して、未定着トナー像に
熱エネルギーを付与し、トナーを軟化・溶融させること
で行なわれる。
【0005】また、定着装置に限らず、例えば画像を担
持した被記録材を加熱して艶等の表面性を改質する装
置、仮定着する装置等、その他広く被加熱材を加熱処理
する手段・装置として使用できる。
【0006】このようなフィルム加熱方式の装置には、
低熱容量のヒータを用いることができるので、熱ローラ
方式に比べ、ウェイトタイムの短縮化(クイックスター
ト)が可能となる。また、クイックスタートが可能とな
ったことにより、予めヒータを昇温させておく必要がな
いので、消費電力を小さくすることができ、また機内昇
温も防止できる。
【0007】しかしながらこのようなフィルム加熱方式
の装置も高速化を図る場合、フィルムの厚膜化を図る必
要があり、その場合にはその厚膜フィルムが熱抵抗とな
ってヒータから被加熱材である被記録材への熱伝達を著
しく損ない、フィルム加熱方式の装置の特長である省エ
ネルギー・クイックスタート性が損なわれる。
【0008】そこで本発明者等はフィルム自体を発熱さ
せることでフィルムが熱抵抗とならないようにして熱効
率を向上させた電磁誘導加熱方式・フィルム加熱方式の
加熱装置の研究を行なってきた。
【0009】これは磁界発生手段、例えば磁性体である
芯材とコイルを組み合わせることによって発生する磁場
を励磁回路で変化させ、その磁場の中を移動する導電部
材(誘導磁性材、磁界吸収導電材)としての、フィルム
の中の導電層に渦電流を発生させるものである。この渦
電流が導電層の電気抵抗によって熱(ジュール熱)に変
換し、結果的に被加熱材に密着するフィルムのみが発熱
する加熱装置であり、熱効率が優れている。
【0010】即ち、変動する磁界が導体中を横切ると
き、その磁界の変化を妨げる磁界を発生させるようにフ
ィルムの導電層には渦電流が発生する。この渦電流がフ
ィルムの導電層の表皮抵抗により、表皮抵抗に比例した
電力でフィルムの導電層を発熱させる。このようにフィ
ルムの表層近くを直接発熱させるので、フィルム基層の
熱伝導率、熱容量によらず急速に加熱できる利点があ
る。また、フィルムの厚さにも依存しない急速加熱が実
現できる。
【0011】これにより省エネルギー・クイックスター
ト性を損なうことなく、フィルム基層の高剛性の厚膜化
を図り、高速化に対処することが可能である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このような電磁誘導方
式の装置において磁界発生手段は一般に励磁鉄心(芯
材)に巻回してなる励磁コイルから構成され、被加熱材
の搬送方向と交差する方向を長手とする、被加熱材の最
大通紙幅に対応する長さ寸法の一連の横長部材であり、
励磁コイルに対する通電によりその被加熱材の最大通紙
幅に対応する導電部材幅領域が発熱する。
【0013】そのため最大通紙幅よりも小サイズ幅の被
加熱材を通紙した場合、非通紙部領域において過昇温を
生じて(非通紙部過昇温)、励磁鉄心の透磁率が変化し
通紙部領域においても発熱量が不安定となる。また励磁
コイル部の昇温が大きいと励磁コイルの劣化を促進して
しまうという問題があった。
【0014】そこで本発明は電磁誘導方式の加熱装置に
ついて、上述の非通紙部過昇温現象を防止し、通紙部領
域の発熱分布を一様化させて被加熱材の安定した加熱処
理が実行できるようにすることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は下記の構成を特
徴とする加熱装置および画像形成装置である。
【0016】(1)固定もしくは移動する導電部材に磁
場を作用させて該導電部材に発生する渦電流による発熱
により該導電部材に直接もしくは間接に接して搬送され
る被加熱材を加熱する電磁誘導加熱方式の加熱装置であ
り、前記磁場発生手段が被加熱材の搬送方向と交差する
方向において分割して構成されている事を特徴とする加
熱装置。
【0017】(2)分割して構成された磁場発生手段の
分割磁場発生手段間に補助の磁場発生手段を配設した事
を特徴とする(1)に記載の加熱装置。
【0018】(3)分割して構成された磁場発生手段の
分割磁場発生手段の少なくとも1部に減磁手段を配設し
た事を特徴とする(1)に記載の加熱装置。
【0019】(4)磁場発生手段、補助の磁場発生手
段、減磁手段が交番電流が流される励磁コイルもしくは
減磁コイルである事を特徴とする(1)乃至(3)の何
れかに記載の加熱装置。
【0020】(5)導電部材に被加熱部材を直接もしく
は間接的に密着させる加圧部材を有する事を特徴とする
(1)乃至(4)の何れかに記載の加熱装置。
【0021】(6)加圧部材が回転駆動されるあるいは
従動回転する加圧回転体である事を特徴とする(5)に
記載の加熱装置。
【0022】(7)導電部材が回転エンドレス部材ある
いは走行移動有端部材である事を特徴とする(1)乃至
(6)の何れかに記載の加熱装置。
【0023】(8)導電部材が導電層を含む積層部材も
しくはそれ自体導電性の部材である事を特徴とする
(1)乃至(7)の何れかに記載の加熱装置。
【0024】(9)被加熱材が未定着画像を担持させた
被記録材であり、該被記録材に未定着画像を加熱定着さ
せる画像加熱定着装置である事を特徴とする(1)乃至
(8)の何れかに記載の加熱装置。
【0025】(10)前記(1)乃至(9)の何れかに
記載の加熱装置を被記録材に未定着画像を加熱定着させ
る画像加熱定着装置として備えている事を特徴とする画
像形成装置。
【0026】
【作用】被加熱材の最大通紙幅にわたる長さ寸法の磁場
発生手段を被加熱材の通紙幅方向、即ち被加熱材の搬送
方向と交差(直交)する方向にいくつかに分割して構成
し、それ等の個々の分割磁場発生手段を装置に使用され
る被加熱材の幅サイズの大小に応じて選択的に磁場発生
制御するものであり、装置に使用される被加熱材が最大
通紙幅に対応する大サイズ幅のものであるときは全ての
分割磁場発生手段を磁場発生状態に制御することで最大
通紙幅に対応する導電部材の幅領域が発熱して該大サイ
ズ幅の被加熱材に対応することができ、装置に使用され
る被加熱材が最大通紙幅よりも小サイズ幅のものである
ときはこの小サイズ幅の被加熱材の通紙部領域に対応し
ている分割磁場発生手段については磁場発生状態に制御
し、非通紙部領域に対応している分割磁界発生手段につ
いては磁場を発生させないように制御することで、該小
サイズ幅の被加熱材の通紙部領域に対応する導電部材幅
領域だけが発熱して、小サイズ幅の被加熱材について非
通紙部過昇温現象を発生させることなく加熱処理を実行
させることが可能となる。
【0027】また通紙部領域に対応する導電部材部分の
発熱分布を一様化し、安定した被加熱材加熱処理が可能
となった。
【0028】分割して構成された磁場発生手段の分割磁
場発生手段間に補助の磁場発生手段を配設することで分
割磁場発生手段間の不均一磁界による発熱分布の下降分
を補償できる。
【0029】
【実施例】
〈実施例1〉(図1〜図3) 図1は本発明に従う電磁誘導方式の加熱装置の一例の構
成を示す摸式図である。
【0030】(1)装置の全体的な概略構成 1は横断面上向きの略コ字形のフィルム内面ガイドステ
ーであり、このステー1は液晶ポリマー・フェノール樹
脂等で構成され、内側には磁場発生手段としての、鉄心
(芯材)2に巻き付けて構成した励磁コイル3を収納さ
せてある。
【0031】このステー1および鉄心2・励磁コイル3
のアセンブリ(電磁誘導加熱構造体)は後述するフィル
ム4・被記録材(被加熱材)Pの搬送(移動)方向と交
差(直交)する方向を長手とする横長部材であり、鉄心
2・励磁コイル3は後述するようにその長手方向におい
て分割して構成されている(図2・図3)。
【0032】このアセンブリ1・2・3の外側に導電部
材(加熱部材)としてのエンドレス状(円筒状、シーム
レス)の耐熱性フィルム4をルーズに外嵌させてある。
【0033】5は加圧ローラであり、芯金の周囲にシリ
コーンゴム、フッ素ゴム等を被覆して構成される。この
加圧ローラ5は不図示の軸受手段・付勢手段により所定
の押圧力をもってステー1の下面に対してフィルム4を
挟ませて圧接してあり、ステー下面との間にフィルム4
を挟んで圧接ニップ部(定着ニップ部)Nを形成する。
【0034】該加圧ローラ5は駆動手段Mにより矢示の
反時計方向に回転駆動される。この加圧ローラ5の回転
駆動による該ローラとフィルム外面との摩擦力でフィル
ム4に回転力が作用して、該フィルム4がステー1の下
面に密着摺動してステー1の外回りを回転する。この場
合ステー1の下面とフィルム4の内面間にはグリース・
オイル等の潤滑剤を塗布することが好ましい。
【0035】導電部材としてのフィルム4は厚さ10μ
m〜100μmのポリイミド・ポリアミドイミド・PE
EK・PES・PPS・PEA・PTFE・FEP等の
耐熱性樹脂をエンドレス状フィルムの基層4aとし、そ
の基層4aの外周上(被加熱材圧接面側)に導電層4b
として、鉄やコバルトの層、メッキ処理によって例えば
ニッケル・銅・クロム等の金属層を1μm〜100μm
の厚みで形成している。更にその導電層4bの自由面に
最外層(表面層)として例えばPFA・PTFE・FE
P・シリコン樹脂等のトナー離型の良好な耐熱性樹脂を
混合ないし独立で被覆して離形層4cを形成した、3層
構成のものである。この例ではフィルム基層4aと導電
層4bを別々の層としたがフィルム基層4aそのものを
導電層としてもよい。
【0036】励磁コイル3に不図示の励磁回路から交番
電流が印加されることでフィルム4の導電層4bが電磁
誘導加熱により発熱する。
【0037】6は加圧ローラ5の表面温度を検知する温
度検知素子であるサーミスタで、このサーミスタ6の検
知温度に基づき励磁コイル3へ印加する電流値を制御す
る。加圧ローラ5が冷えていてサーミスタ6の検知温度
が低い時は通電のデューティー比を大きく、検知温度が
高い時は通電のデューティー比を小さくする。このサー
ミスタ6はステー1のフィルム非摺動面や鉄心2上に設
けることも可能である。
【0038】7は過昇温時に励磁コイル3への通電を遮
断する温度ヒューズ、サーモスイッチ等の安全素子であ
る。
【0039】而して、加圧ローラ5の回転によるフィル
ム4の回転がなされ、励磁回路から励磁コイル3への電
流印加がなされてフィルム4の導電層4bが発熱した状
態において、圧接ニップ部Nに被加熱体としての被記録
材Pが導入されてフィルム4面に密着して該フィルムと
一緒に圧接ニップ部Nを通過することで、電磁誘導加熱
されたフィルム4の熱が被記録材Pに付与された未定着
トナー像Tが加熱定着T′される。圧接ニップ部Nを通
った被記録材Pはフィルム4の面から分離されて搬送さ
れる。
【0040】(2)加熱原理 励磁コイル3には励磁回路から交流電流が印加され、こ
れによってコイル3の周囲に矢印Hで示した磁束が生成
消滅をくり返す。この磁束Hがフィルム4の導電層4b
を横切るように鉄心2は構成される。
【0041】変動する磁界が導体中を横切るとき、その
磁界の変化を妨げる磁界を生じるように導体中には渦電
流が発生する。この渦電流を矢印Aで示す。
【0042】この渦電流は表皮効果のためにほとんど導
電層4bのコイル3側の面に集中して流れ、フィルム導
電層4bの表皮抵抗RS に比例した電力で発熱を生じ
る。
【0043】RS は、角周波数ω、透磁率μ、固有抵抗
ρから得られる表皮深さ
【0044】
【外1】 と表せる。
【0045】従って、RS を大きくするか、If を大き
くすれば、電力を増すことができ、発熱量を増すことが
可能となる。
【0046】RS を大きくするには周波数ωを高くする
か、透磁率μの高い材料、固有抵抗ρの高いものを使え
ば良い。
【0047】これからすると、非磁性金属を導電層4b
に用いると加熱しずらいことが推測されるが、導電層4
bの厚さtが表皮深さδより薄い場合には、 RS ≒ρ/t となるので加熱可能となる。
【0048】励磁コイル3に印加する交流電流の周波数
は10〜500kHzが好ましい。
【0049】10kHz以上になると、導電層4bへの
吸収効率が良くなり、500kHz迄は安価な素子を用
いて励磁回路を組むことができる。
【0050】更には20kHz以上であれば可聴域をこ
えるため通電時に音がすることがなく、200kHz以
下では励磁回路で生じるロスも少なく、周辺への放射ノ
イズも小さい。
【0051】また10〜500kHzの交流電流を導電
層4bに印加した場合、表皮深さは数μmから数百μm
程度である。
【0052】実際に導電層4bの厚みを1μmより小さ
くすると、ほとんどの電磁エネルギーが導電層4bで吸
収しきれないためエネルギー効率が悪くなる。
【0053】また、もれた磁界が他の金属部を加熱する
という問題も生じる。
【0054】一方で100μを越えた導電層4bではフ
ィルム4の剛性が高くなりすぎることと、導電層4b中
の熱伝導によって熱が伝わり、離形層4cが暖まりにく
くなるという問題が生じる。
【0055】従って導電層4bの厚みは1〜100μm
が好ましい。
【0056】また導電層4bの発熱を増すためにはIf
を大きくすれば良く、そのためにはコイル3によって生
成される磁束を強くする、あるいは磁束の変化を大きく
すれば良い。この方法としてコイル3の巻き線数を増す
か、コイル3の鉄心2をフェライト、パーマロイといっ
た高透磁率で残留磁束密度の低いものを用いると良い。
【0057】フィルム4の導電層4bの抵抗値が小さす
ぎると、渦電流が発生した際の発熱効率が悪化するた
め、導電層4bの固有体積低効率は20℃環境下で1.
5×10-8Ωm以上が好ましい。
【0058】本実施例ではフィルム4の導電層4bをメ
ッキ処理によって形成したが、真空蒸着・スパッタリン
グ等で形成しても良い。これによりメッキ処理できない
アルミニウムや金属酸化物合金を導電層4bに用いるこ
とができる。但し、メッキ処理が膜厚を得られ易いため
1〜100μmの層厚を得るためにはメッキ処理が好ま
しい。
【0059】例えば高透過率の鉄、コバルト、ニッケル
等の強磁性体を付けると、励磁コイル3によって生成さ
れる電磁エネルギーを吸収し易く、効率よく加熱できか
つ、機外へもれる磁気も少なくなり、周辺装置への影響
も減らせる。また、これらのもので高低効率のものを選
ぶともっと良い。
【0060】また、フィルム4の導電層4bは金属のみ
ならず、低熱伝導電性基材に表面離形層を接着するため
の接着剤中に導電性、高透磁率な粒子、ウィスカーを分
散させて導電層としても良い。
【0061】例えば、マンガン、チタン、クロム、鉄、
銅、コバルト、ニッケル等の粒子やこれらの合金である
フェライトや酸化物の粒子やウィスカーといったものを
カーボン等の導電性粒子と混合し、接着剤中に分散させ
て導電層とすることができる。
【0062】以上説明したように、フィルム4の表層近
くを直接発熱させるので、フィルム基材(基層)4aの
熱伝導率、熱容量によらず、急速に加熱できる利点があ
る。
【0063】またフィルム4の厚さにも依存しないため
に、高速化のためにフィルム4の剛性を向上するためフ
ィルム4の基材4aを厚くしても迅速に定着温度にまで
加熱できる。
【0064】更にはフィルム基材4aは低熱伝導性の樹
脂のため断熱性が良く、フィルム内側にあるコイル等の
熱容量の大きなものとは断熱ができるので連続プリント
を行なっても熱のロスが少なく、エネルギー効率が良
い。かつフィルム内のコイル3に熱が伝わらずコイルと
しての性能低下も生じない。
【0065】そして熱効率が向上した分、装置内の昇温
も抑えられて、該加熱装置を画像加熱定着装置として用
いた電子写真装置等の画像形成装置の像形成部への影響
も少なくできる。
【0066】(3)磁場発生手段2・3の分割構成(図
2・図3) 本実施例では磁場発生手段としての励磁鉄心2・コイル
3を図2・図3に示すようにその長手方向、即ちフィル
ム4・被記録材(被加熱材)Pの搬送方向と交差(直
交)する方向において第1〜第3の3つの励磁コイルユ
ニット2a・3a、2b・3b、2c・3cに分割して
構成してある。O−Oは被記録材Pの片側通紙基準線で
ある。P1・P2・P3は大・中・小3種のサイズ幅の
被記録材にそれぞれ対応する、片側通紙基準線O−Oを
基準とする各通紙幅領域であり、P1>P2>P3の関
係にある。
【0067】第1〜第3の3つの分割励磁コイルユニッ
ト2a・3a、2b・3b、2c・3cの総長が大サイ
ズ通紙幅領域(最大通紙幅)P1にほぼ相当し、第1と
第2の2つの分割励磁コイルユニット2a・3a、2b
・3bの総長が中サイズ通紙幅領域P2にほぼ相当し、
第1の分割励磁コイルユニット2a・3aの長さが小サ
イズ通紙幅領域P3にほぼ相当している。
【0068】第1〜第3の分割励磁コイルユニット2a
・3a、2b・3b、2c・3cの各コイル3a・3b
・3cに対する通電は通紙される被記録材の幅サイズに
応じて独立に選択的になされる。
【0069】即ち、大サイズの被記録材が通紙されたと
きはサーミスタ6の検知温度に従って通紙幅領域P1に
対応する第1〜第3の3つの分割励磁コイルユニット2
a・3a、2b・3b、2c・3cの各コイル3a・3
b・3cに通電されることで、フィルム4の導電層4b
が大サイズ通紙幅領域P1において発熱して、大サイズ
の被記録材の加熱処理がなされる。
【0070】中サイズの被記録材が通紙されたときはサ
ーミスタ6の検知温度に従って通紙幅領域P2に対応す
る第1・第2の2つの励磁コイルユニット2a・3a、
2b・3bの各コイル3a・3bに通電されることで、
フィルム4の導電層4bが中サイズ通紙幅領域P2にお
いて発熱して、中サイズの被記録材の加熱処理がなされ
る。
【0071】このとき非通紙部領域に対応する第3の分
割励磁コイルユニット2c・3cのコイル3cについて
は非通紙部領域のフィルム導電層部分が発熱しないよう
に電流値制御(通電遮断もしくは通電量減少制御)され
る。
【0072】小サイズの被記録材が通紙されたときはそ
の通紙幅領域P3に対応する第1の分割励磁コイルユニ
ット2a・3aのコイル3aにサーミスタ6の検知温度
に従って通電されることで、フィルム4の導電層4bが
小サイズ通紙幅領域P3において発熱して小サイズの被
記録材の加熱処理がなされる。
【0073】このとき非通紙部領域に対応する第2と第
3の2つの分割励磁コイルユニット2b・3b、2c・
3cのコイル3b・3cについては非通紙部領域のフィ
ルム導電層部分が発熱しないように電流値制御される。
【0074】これにより中サイズや小サイズの被記録材
の通紙の場合の非通紙部過昇温現象を防止することがで
きる。
【0075】磁場発生手段としての励磁鉄心・コイル
が、本発明のように通紙サイズに応じて分割された励磁
コイルユニットから構成されずに、長手方向にわたって
一体の励磁コイルからなる場合においては非通紙部にお
ける温度が被加熱材としての被記録材Pによる排熱効果
がないために通紙部の温度に比較して100〜200度
高くなり、一体の励磁芯材内の熱伝導によって非通紙部
領域ばかりでなく通紙部領域の励磁芯材まで過昇温し、
そのために芯材内の自発磁化が減少した芯材から発生す
る磁束が減少する。したがってフィルム4の導電層4b
に誘導される渦電流が減少し、発熱量が減少する。結果
として通紙部領域の反通紙基準側で定着不良を発生す
る。更には励磁芯材2の発生磁界減少分を通電の増加で
補うために極めてエネルギー効率を低下させてしまう。
【0076】これに対して本発明による分割励磁コイル
ユニットの通紙サイズに応じた独立通電制御は非通紙部
過昇温による影響を通紙部領域に与えることなく、高い
エネルギー変換効率で安定した均一な発熱を達成でき
る。
【0077】〈実施例2〉(図4) 図4は図2・図3ので示した第1〜第3の分割励磁コイ
ルユニット2a・3a、2b・3b、2c・3c相互の
境界部における発熱分布の更なる一様化を図るために各
励磁コイルユニット間に第1と第2の補助励磁コイルユ
ニット2d・3d、2e・3eを千鳥格子状に配置した
ものである。
【0078】第1と第2の補助励磁コイルユニット2d
・3d、2e・3eはそれぞれ第1と第2の分割励磁コ
イルユニット2a・3a、2b・3bの励磁コイル3a
・3bに通電する場合にも通電することによって励磁コ
イル3aと3b間の不均一磁界による発熱分布の下降分
を補償するものであり、第2と第3の分割励磁コイルユ
ニット2b・3b、2c・3cの励磁コイル励磁コイル
3bと3cに通電する場合には第2の補助励磁コイルユ
ニット2e・3eの励磁コイル3eに通電し、同様な励
磁コイル間の不均一磁界を補償してやるものである。
【0079】〈実施例3〉(図5・図6) 本実施例は減磁コイルユニットを併設して非通紙部領域
に相当する励磁コイルユニットの発生磁界を減磁させて
非通紙部過昇温を防止するようにしたものである。
【0080】即ち図5のものは、磁場発生手段としての
励磁鉄心・コイルを第1と第2の2つの励磁コイルユニ
ット2a・3a、2b・3bに分割して構成してあり、
第2の分割励磁コイルユニット2b・3bの上に減磁コ
イルユニット2f・3fを配設したものである。
【0081】大サイズの被記録材が通紙されたときはサ
ーミスタ6の検知温度に従って大サイズ通紙幅領域P1
に対応する第1と第2の2つの分割励磁コイルユニット
2a・3a、2b・3bの各コイル3a・3bに通電さ
れることで、フィルム4の導電層bが大サイズ通紙幅領
域P1において発熱して、大サイズの被記録材の加熱処
理がなされる。
【0082】それよりも小さいサイズの被記録材が通紙
されたときはその通紙幅領域P2に対応する第1の分割
励磁コイルユニット2a・3aのコイル3aにサーミス
タ6の検知温度に従って通電されることで、フィルム4
の導電層4bが小サイズ通紙幅領域P2において発熱し
て小サイズの被記録材の加熱処理がなされる。
【0083】このとき非通紙部領域に対応する第2の分
割励磁コイルユニット2b・3bの励磁コイルにも通電
がなされるが、その上に対応させた減磁コイルユニット
2f・3fのコイル3fに対する通電によってその下に
ある第2の分割励磁コイルユニット2b・3bの形成す
る発生磁界を減磁するものであり、例えば励磁コイル3
bのコイル巻き方向と逆向きに減磁コイルユニット2f
・3fのコイル3fが形成される構成や励磁コイルへの
通電交流波形の位相をずらすことによって達成可能であ
る。このような構成においてもフィルム4の導電層4b
内の磁界が減少するため、その発熱を部分的に抑制する
ことが可能である。
【0084】図6に示すように最大通紙サイズの1つの
励磁コイルユニット2・3の非通紙領域に減磁コイル3
gを配設することによっても同様の効果を達成できる。
【0085】〈実施例4〉(図7) 本実施例においては、磁場発生手段と導電部材は上下に
向かい合わせて対向もしくは接触させて配設した、線輪
としての界磁コイルプレート8と、誘導磁性材としての
磁性金属材9からなる電磁誘導加熱構造体(ヒータ)で
ある。この電磁誘導加熱構造体8・9を磁性金属材9を
下向きに露呈させて、熱硬化性樹脂等より形成された剛
性・耐熱性を有する横断面略半円樋型のフィルム内面ガ
イドステー1の下面の略中央部にガイド長手に沿って嵌
め込み的に取り付け保持させてある。
【0086】10はエンドレスの耐熱性フィルムであ
り、上記の電磁誘導加熱構造体8・9を含むフィルム内
面ガイドステー1にルーズに外嵌させてあり、該フィル
ム10を加圧ローラ5により電磁誘導加熱構造体8・9
の磁性金属材9の下面に圧接させてある。フィルム10
には導電層は具備させていない。
【0087】加圧ローラ5は駆動手段Mにより矢示の反
時計方向に回転駆動され、該加圧ローラ5の回転駆動に
よる該ローラとフィルム外面との摩擦力でフィルム10
に回転力が作用して、該フィルム10が磁性金属材9の
下面に密着して摺動回転する。
【0088】界磁コイルプレート8の磁界コイルからの
発生高周波磁界を磁性金属材9に磁気結合させ、磁気が
及ぼす渦電流損によって磁性金属材9を加熱し、該磁性
金属材9の発熱により該磁性金属材9に密着移動する耐
熱性フィルム10が加熱される。
【0089】而して、フィルム10を挟んで磁性金属材
9と加圧ローラ5とで形成される圧接ニップ部Nのフィ
ルム10と加圧ローラ5との間に被加熱材としての画像
定着すべき被記録材Pが不図示の画像形成部より導入さ
れてフィルム10と一緒に圧接ニップ部Nを挟持搬送さ
れることにより磁性金属材9の熱がフィルム10を介し
て被記録材Pに付与され被記録材P上の未定着トナー像
Tが被記録材P面に加熱定着されるものである。圧接ニ
ップ部Nを通った被記録材Pはフィルム10の面から分
離されて搬送される。
【0090】本例のような装置においても、電磁誘導加
熱構造体8・9をその長手方向において分割した構成と
することにより、実施例1のものと同様に非通紙部過昇
温現象をなくすことができる。
【0091】〈実施例5〉(図8) 図8の(a)・(b)・(c)はそれぞれ電磁誘導加熱
方式の加熱装置の他の構成形態例を示したものである。
【0092】(a)のものは電磁誘導加熱構造体1・2
・3のステー1の下面と、駆動ローラ11と、従動ロー
ラ(テンションローラ)12との、3部材間にエンドレ
スベルト状の導電部材としてのフィルム4を懸回張設し
て駆動ローラ11によりフィルム4を回転駆動する構成
のものである。13はフィルム4を挟んでステー下面に
圧接させた加圧ローラであり、フィルム4の回転移動に
伴ない従動回転する。
【0093】(b)のものは、電磁誘導加熱構造体1・
2・3のステー1の下面と駆動ローラ11の2部材間に
エンドレスベルト状の導電部材としてのフィルム4を懸
回張設して駆動ローラ11により回転駆動する構成のも
のである。
【0094】(c)のものは、導電部材としてのフィル
ム4として、エンドレスベルト状のものではなく、ロー
ル巻きにした長尺の有端フィルムを用い、これを繰り出
し軸14側から電磁誘導加熱構造体1・2・3のステー
下面を経由させて巻き取り軸15側へ所定の速度で走行
させるように構成したものである。
【0095】〈実施例6〉(図9) 本実施例は前述実施例1の電磁誘導加熱方式の加熱装置
を画像加熱定着装置31として用いた画像形成装置の一
例の概略構成図である。本例の画像形成装置は電子写真
プロセス利用のレーザービームプリンタである。
【0096】21は像担持体としての回転ドラム型の電
子写真感光体(以下、ドラムと記す)であり、矢示の時
計方向に所定の周速度(プロセススピード)をもって回
転駆動される。
【0097】ドラム21は、その回転過程で一次帯電器
22により所定の極性・電位に一様に一次帯電処理を受
け、その帯電処理面に対してレーザースキャナー23に
より目的の画像情報に対応したレーザービーム走査露光
Lがなされることで、その周面に目的の画像情報に対応
した静電潜像の形成を受ける。
【0098】その形成静電潜像は現像器24によりトナ
ーTで反転現像処理されて顕像化され、そのトナー像形
成面が転写部としての、ドラム21と転写ローラ25と
の圧接ニップ部へ移行していく。
【0099】27は被記録材としての転写材シートPを
積載収納したカセットであり、該カセット27内のシー
トPが給送ローラ28の回転により1枚宛繰出し給送さ
れ、次いでレジストローラ29により、ドラム21上の
トナー画像形成部の先端が転写部に到達したとき転写材
シートPの先端も転写部に丁度到達して両者一致するよ
うにタイミングどりされて同期給送される。
【0100】そしてその給送シートの面に対して転写ロ
ーラ25によりドラム21側のトナー画像が順次に転写
されていく。
【0101】転写部でトナー画像転写を受けたシートは
不図示の分離手段でドラム21面から順次に分離されて
搬送ガイド装置30によって前述の定着装置31に導か
れて担持している未定着トナー画像Tの加熱定着を受
け、画像形成物(コピー)としてガイド32・排出ロー
ラ33を通って機外の排紙トレイ34上に排出される。
【0102】画像転写後のドラム21の面はクリーニン
グ装置26により転写残りトナー等の付着汚染物の除去
を受けて繰り返して画像形成に使用される。
【0103】PCはプリンタ本体内のカートリッジ着脱
部に着脱されるプロセスカートリッジであり、本例の場
合は、像担持体としてのドラム21、帯電器22、現像
器24、クリーニング装置26の4つのプロセス機器を
包含させて一括してプリンター本体に対して着脱交換自
在としてある。
【0104】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、電磁誘導
方式の加熱装置について、非通紙部過昇温現象を防止
し、通紙部領域の発熱分布を一様化させて被加熱材の安
定した加熱処理を実行させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の加熱装置の概略構成を示す摸式図
【図2】 第1〜第3の3つの分割励磁コイルユニット
の斜視図
【図3】 その平面図
【図4】 補助励磁コイルユニットを付加した例の平面
【図5】 減磁コイルユニットを併設した分割励磁コイ
ルユニットの斜視図
【図6】 減磁コイルを併設した励磁コイルユニットの
斜視図
【図7】 加熱装置の他の構成例の摸式図
【図8】 (a)・(b)・(c)はそれぞれ加熱装置
の他の構成形態例の略図
【図9】 画像形成装置例の概略構成図
【符号の説明】
1 フィルム内面ガイドステー 2・3 磁場発生手段としての鉄心(芯材)と励磁コ
イル 4 導電部材としてのフィルム 4a フィルム基層 4b 導電層 4c 離形層 5 加圧ローラ N 圧接ニップ部 P 被加熱材としての被記録材 6 温度検知素子(サーミスタ) 7 安全素子(温度ヒューズ、サーモスイッチ等) 8 界磁コイルプレート 9 誘導磁性材(磁性金属材) 10 耐熱性フィルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉浦 義則 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 小川 賢一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定もしくは移動する導電部材に磁場を
    作用させて該導電部材に発生する渦電流による発熱によ
    り該導電部材に直接もしくは間接に接して搬送される被
    加熱材を加熱する電磁誘導加熱方式の加熱装置であり、 前記磁場発生手段が被加熱材の搬送方向と交差する方向
    において分割して構成されている事を特徴とする加熱装
    置。
  2. 【請求項2】 分割して構成された磁場発生手段の分割
    磁場発生手段間に補助の磁場発生手段を配設した事を特
    徴とする請求項1に記載の加熱装置。
  3. 【請求項3】 分割して構成された磁場発生手段の分割
    磁場発生手段の少なくとも1部に減磁手段を配設した事
    を特徴とする請求項1に記載の加熱装置。
  4. 【請求項4】 磁場発生手段、補助の磁場発生手段、減
    磁手段が交番電流が流される励磁コイルもしくは減磁コ
    イルである事を特徴とする請求項1乃至同3の何れかに
    記載の加熱装置。
  5. 【請求項5】 導電部材に被加熱部材を直接もしくは間
    接的に密着させる加圧部材を有する事を特徴とする請求
    項1乃至同4の何れかに記載の加熱装置。
  6. 【請求項6】 加圧部材が回転駆動されるあるいは従動
    回転する加圧回転体である事を特徴とする請求項5に記
    載の加熱装置。
  7. 【請求項7】 導電部材が回転エンドレス部材あるいは
    走行移動有端部材である事を特徴とする請求項1乃至同
    6の何れかに記載の加熱装置。
  8. 【請求項8】 導電部材が導電層を含む積層部材もしく
    はそれ自体導電性の部材である事を特徴とする請求項1
    乃至同7の何れかに記載の加熱装置。
  9. 【請求項9】 被加熱材が未定着画像を担持させた被記
    録材であり、該被記録材に未定着画像を加熱定着させる
    画像加熱定着装置である事を特徴とする請求項1乃至同
    8の何れかに記載の加熱装置。
  10. 【請求項10】 前記請求項1乃至同9の何れかに記載
    の加熱装置を被記録材に未定着画像を加熱定着させる画
    像加熱定着装置として備えている事を特徴とする画像形
    成装置。
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