JP4110046B2 - 像加熱装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、プリンター・複写機等の画像形成装置において記録材上の未定着画像を定着させるための加熱定着装置として用いて好適な電磁誘導加熱方式の像加熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
昨今、OA機器の省エネルギー動向から、プリンター・複写機等に搭載される画像加熱定着装置としては、省エネルギーおよびクイックスタート性を両立させるために、従来一般的なハロゲンランプを加熱源とする熱ローラ方式の加熱装置に代えて、電磁誘導加熱方式の加熱装置が一部実用化されている。
【0003】
電磁誘導加熱方式の加熱装置は、加熱体として導電部材(電磁誘導発熱部材)を用い、これに磁束発生手段により交番磁束を作用させて該導電部材に発生する渦電流に基づくジュール発熱で被加熱材を加熱するものである。画像加熱定着装置にあっては被加熱材としての記録材を加熱して該記録材上に形成担持させた未定着画像を加熱定着させるものである。
【0004】
特許文献1には、強磁性体の定着ローラを電磁誘導加熱する熱ローラ方式の装置が開示されており、発熱位置を定着ニップ部に近くすることができ、ハロゲンランプを熱源として用いた熱ローラ方式の装置よりも高効率の定着プロセスを達成している。
【0005】
特許文献2には、熱容量を低減したフィルム状の定着ローラを用いた電磁誘導加熱方式の定着装置が開示されている。
【0006】
特許文献3には、定着ローラ(フィルム)の長手方向に関する作用磁束の密度分布を変化せしめる磁束遮蔽部材を有することを特徴とする電磁誘導加熱方式の定着装置が開示さている。磁束遮蔽部材としては、誘導電流を流す導電体であって固有抵抗の小さい非磁性材料である銅、アルミニウム、銀若しくはその合金、磁束を閉じ込める固有抵抗が大きいフェライト等が適している。鉄やニッケルのような磁性材料でも、円孔やスリットなどの通孔を形成して渦電流による発熱を抑える処置をして使用することができる。
【0007】
この装置構成により、非通紙部昇温を解決する一つの方法が示された。また、磁束遮蔽手段をモータやソレノイド等の所定の駆動手段にて移動し、定着ローラ(フィルム)の非通紙部の磁束遮蔽を行う手段が開示されている。
【0008】
ここで、非通紙部昇温とは、装置に通紙可能な最大サイズの被加熱材の通紙幅よりも幅の小さい小サイズの被加熱材が通紙されると、加熱部において被加熱材により熱が奪われない領域(非通紙領域)が生じるため、その非通紙領域に対応する導電部材(定着ローラ)部分が通紙領域に対応する導電部材部分よも昇温する現象を指す。
【特許文献1】
特公平5−9027号公報
【特許文献2】
特開平4−166966号公報
【特許文献3】
特開平10−74009号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献3のように、非通紙部領域を磁気遮蔽部材の移動駆動で磁気遮蔽する構成により非通紙部昇温を抑えることが出来るが、磁束発生手段と加熱体である導電部材との間の磁束内に金属である磁束遮蔽部材を移動させるため磁束遮蔽部材上で生じた渦電流との間に電磁力が働き、磁束発生手段と磁束遮蔽部材間に引力または斥力が生じる。この現象は一般に良く知られるフレミングの左手の法則によるところであり、磁束遮蔽部材にこの力が加わることで該磁束遮蔽部材が近接している磁束発生手段または加熱体である導電部材に接触して磁束遮蔽部材の円滑な移動動作が妨げられ、動作不良を起こす場合があると予想される。
【0010】
本発明は上記技術に伴う課題を解決するためになされたものであり、その目的は、この種の電磁誘導加熱方式の像加熱装置について、簡易な制御及び構成により磁束遮蔽部材の駆動を円滑に行う手段を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、下記の構成を特徴とする像加熱装置である。
【0012】
(1) 磁束を生ずる磁束発生手段と、前記磁束発生手段より発生した磁束により生ずる熱により記録材上の像を加熱する像加熱部材と、前記磁束発生手段から前記像加熱部材に作用する磁束の一部を遮蔽する移動可能な磁束遮蔽部材と、前記磁束遮蔽部材に駆動力を伝達する駆動力伝達部材と、前記像加熱部材の端部の温度を検知する温度検知部材と、前記温度検知部材の出力に基いて磁束遮蔽部材の動作を制御する動作制御手段と、前記像加熱部材の温度を予め設定された設定温度に維持するように前記磁束発生手段に入力する電力を制御する通電制御手段と、を有し、前記磁束遮蔽部材は、前記磁束発生手段と前記像加熱部材との間に位置して前記磁束発生手段から前記像加熱部材に向かう磁束を遮蔽する遮蔽位置と前記遮蔽位置から退避した退避位置との間を移動可能である像加熱装置において、
前記磁束遮蔽部材が退避位置にあるときには、前記通電制御手段は予め設定された電力条件で通電を行い、前記磁束遮蔽部材の退避位置から遮蔽位置への移動中は前記磁束発生手段への通電をオフし、前記磁束遮蔽部材が遮蔽位置に停止した後に、前記通電制御手段は前記電力条件で通電を開始することを特徴とする像加熱装置。
【0013】
(2)前記磁束遮蔽部材の遮蔽位置から退避位置への移動中は前記磁束発生手段へ通電をオフし、前記磁束遮蔽部材が退避位置に停止した後に前記通電制御手段は前記電力条件で通電を開始することを特徴とする(1)に記載の像加熱装置
【0014】
(3)磁束を生ずる磁束発生手段と、前記磁束発生手段より発生した磁束により生ずる熱により記録材上の像を加熱する像加熱部材と、前記磁束発生手段から前記像加熱部材に作用する磁束の一部を遮蔽する移動可能な磁束遮蔽部材と、前記磁束遮蔽部材に駆動力を伝達する駆動力伝達部材と、前記像加熱部材の端部の温度を検知する温度検知部材と、前記温度検知部材の出力に基いて磁束遮蔽部材の動作を制御する動作制御手段と、前記像加熱部材の温度を予め設定された設定温度に維持するように前記磁束発生手段に入力する電力を制御する通電制御手段と、を有し、前記磁束遮蔽部材は、前記磁束発生手段と前記像加熱部材との間に位置して前記磁束発生手段から前記像加熱部材に向かう磁束を遮蔽する遮蔽位置と前記遮蔽位置から退避した退避位置との間を移動可能である像加熱装置において、
前記磁束遮蔽部材が退避位置にあるときには、前記通電制御手段は予め設定された電力条件で通電を行い、前記磁束遮蔽部材の退避位置から遮蔽位置への移動中は前記磁束遮蔽部材が円滑に移動するように前記電力条件による入力電力よりも小さい電力による通電が行われ、前記磁束遮蔽部材が遮蔽位置に停止した後に、前記通電制御手段は前記電力条件で通電を開始することを特徴とする像加熱装置。
【0015】
(4)前記磁束遮蔽部材の遮蔽位置から退避位置への移動中は前記磁束遮蔽部材が円滑に移動するように前記電力条件による入力電力よりも小さい電力による通電が行われ、前記磁束遮蔽部材が退避位置に停止した後に前記磁束発生手段への通電が開始されることを特徴とする(3)に記載の像加熱装置。
【0016】
(5)前記磁束遮蔽部材は、前記設定温度よりも高い温度で前記退避位置から前記遮蔽位置に移動することを特徴とする(1)または(3)のいずれかに記載の像加熱装置。
(6)前記磁束遮蔽部材は、前記設定温度よりも低い温度で前記遮蔽位置から前記退避位置に移動することを特徴とする(2)または(4)のいずれかに記載の像加熱装置。
(7)通紙可能な最大のサイズよりも小さいサイズの記録材が通紙される領域に設けられ、前記像加熱部材の温度を検知する第二温度検知部材を有し、前記通電制御手段は前記第二温度検知部材の出力に基いて前記磁束発生手段への通電を制御することを特徴とする(1)から(6)のいずれかに記載の像加熱装置。
(8)前記磁束遮蔽部材が退避位置から遮蔽位置に移動する前に、前記通電制御手段は前記設定温度よりも高い温度の第二設定温度を維持するような電力制御を所定時間行うことを特徴とする(1)から(7)のいずれかに記載の像加熱装置。
【0017】
[作 用]
即ち、磁束遮蔽部材を移動動作させるときには、磁束発生手段について発生磁束加熱処理時よりも弱めた状態または磁束の発生を止めた状態に制御することで、磁束発生手段と像加熱部材との間を移動する磁束遮蔽部材と磁束発生手段との間に働く電磁力(電磁引力・電磁斥力)が低減するあるいは無しになるから、強い電磁力の影響で磁束遮蔽部材が近接している磁束発生手段または像加熱部材に接触することが防止され、磁束遮蔽部材の移動駆動を円滑に行うことが可能となる。
【0018】
磁束遮蔽部材の移動駆動は、使用する記録材サイズまたは通紙枚数によって行なう場合が多く、その移動駆動の所要時間は実際上は1、2秒以下程度のごく短いものであるから、その短い時間において、磁束発生手段について発生磁束加熱処理時よりも弱めた状態または磁束の発生を止めた状態に制御したとしても、それによる像加熱部材の過度の温度低下等の悪影響は実際上生じない。
【0019】
磁束遮蔽部材の移動駆動を、磁束発生手段について発生磁束加熱処理時よりも弱めた状態にして行なうとすれば像加熱部材の温度低下が少なくなるため、の加熱処理性や定着性の観点から見て有利となり、磁束発生手段について磁束の発生を止めた状態にして行なうとすれば磁束遮蔽部材に対する電磁力の影響を完全に無しにできることで磁束遮蔽部材の移動駆動をより確実に行える。
【0020】
【発明の実施の形態】
〈実施例1〉
(1)画像形成装置例
図1は本実施例における画像形成装置の概略構成模型図である。本例の画像形成装置は、本発明に従う電磁誘導加熱方式の像加熱装置を画像加熱定着装置として具備している、転写式電子写真プロセス利用のレーザープリンターである。
【0021】
101は像担持体としての回転ドラム型の電子写真感光体(以下、感光ドラムと記す)であり、矢印の時計方向に所定の周速度で回転駆動される。
【0022】
102は帯電手段としての帯電ローラであり、回転する感光ドラム101の外周面を所定の極性・電位に一様に帯電処理する。
【0023】
103はレーザースキャナであり、画像情報の時系列電気デジタル画素信号に対応して変調したレーザー光を出力して、回転する感光ドラム101の一様帯電処理面を走査露光Lする。これにより感光ドラム面に走査露光パターンに対応した静電潜像が形成される。
【0024】
104は現像装置であり、感光ドラム面の静電潜像をトナー画像として反転現像または正規現像する。
【0025】
105は転写手段としての転写ローラであり、感光ドラム101に対して所定の押圧力で接触して転写ニップ部Tを形成している。この転写ニップ部Tに不図示の給紙機構部から記録材Pが所定の制御タイミングにて給送されて転写ニップ部Tを挟持搬送されていく。また転写ローラ105には所定の制御タイミングで所定の転写バイアスが印加される。これにより、転写ニップ部Tを挟持搬送される記録材Pの面に感光ドラム101面側のトナー画像が順次に静電転写される。
【0026】
転写ニップ部Tを出た記録材Pは感光ドラム101面から分離されて画像加熱定着装置100に導入される。画像加熱定着装置100は導入された記録材P上の未定着トナー画像を固着画像として加熱定着し、該記録材Pを排出搬送する。
【0027】
106は感光ドラムクリーニング器であり、記録材分離後の感光ドラム上の転写残トナーを除去する。転写残トナーが除去されて清浄面化された感光ドラム面は繰り返して作像に供される。
【0028】
(2)画像加熱定着装置100
本例の画像加熱定着装置100は本発明に従う電磁誘導加熱方式の像加熱装置であり、図2は該装置100の途中部分省略の正面模型図、図3はその一部切欠き図である。図4は該装置100の要部の横断拡大模型図であり、(a)は磁束遮蔽部材が第1位置に移動保持されている状態時、(b)は磁束遮蔽部材が第2位置に移動保持されている状態時を示している。図5は磁束遮蔽部材の外観斜視図、図6は制御系のブロック図である。
【0029】
20は第1の定着部材としての定着ローラアセンブリ、50は第2の定着部材としての加圧ローラである。この第1と第2の両定着部材20・50を上下に並行に配列し、圧接させて、定着ニップ部Nを形成させている。
【0030】
定着ローラアセンブリ20は、像加熱部材としての円筒状の定着ローラ6と、該定着ローラの内空に挿入して配設した、磁束を生じる磁束発生手段としての励磁コイルアセンブリ30と、励磁コイルアセンブリ30から定着ローラ6に作用する磁束の一部を遮蔽する移動可能な磁束遮蔽部材5を有する。定着ローラ6は励磁コイルアセンブリ30より発生した磁束により生ずる熱により記録材上の像を加熱する。
【0031】
定着ローラ6は、ニッケル、鉄、強磁性SUS、ニッケル−コバルト合金といった強磁性体の、厚さ例えば200μm〜1mmほどの薄肉金属スリーブ単体、あるいは該金属層を含む複合層スリーブであり、その奥側と手前側の端部にそれぞれ滑り環21a・21bを外嵌固着し、その滑り環部分を定着装置の奥側と手前側のメイン側板61a・61bにそれぞれ軸受部材62a・62bを介して回転自由に支持させて配設してある。
【0032】
定着ローラ6の内空に挿入して配設した磁束発生手段としての励磁コイルアセンブリ30は、ホルダ(外装ケース体)10、励磁コイル4、磁性体コア9等の組み立て体であり、ホルダ10内に励磁コイル4と磁性体コア9を格納保持させると共に、ホルダ5の奥側端部側に磁束遮蔽部材5を回転自由に組付けて支持させてある。そして、この励磁コイルアセンブリ30を、ホルダ10の奥側と手前側の端部10a・10bを定着装置の奥側と手前側のメイン側板61a・61bよりも外側に配設したサブ側板63a・63b間に所定の角度姿勢で非回転に支持させて、定着ローラ内面に非接触に所定の間隔をあけた状態にして配設してある。
【0033】
第2の定着部材としての加圧ローラ50は芯金51と、耐熱性弾性体層52と、さらには離形性表面層53からなり、上記定着ローラアセンブリ20の下側に定着ローラ6に並行に配列して、芯金51の奥側と手前側の端部を定着装置の奥側と手前側のメイン側板61a・61b間に軸受部材64a・64bを介して回転自在に支持させて配設してある。軸受部材64a・64bはそれぞれメイン側板61a・61bに対して定着ローラ6に向かう方向に移動可能に配設してあり、この軸受部材64a・64bを不図示の加圧バネ等の付勢手段で押し上げ付勢状態にすることで、加圧ローラ50を所定の押圧力をもって定着ローラ6の下面部に対して弾性体層52の弾性に抗して圧接させて所定幅の定着ニップ部(加熱ニップ部)Nを形成させている。
【0034】
G1は定着ローラ駆動ギアであり、定着ローラ6の奥側端部に外嵌固着して配設してある。このギアG1に第1の駆動源14側から駆動力が伝達されることで、定着ローラ6が図4において時計方向に所定の周速度にて回転駆動される。この定着ローラ6の回転駆動に伴い、定着ニップ部Nにおいて定着ローラ6との摩擦力で加圧ローラ50に回転トルクが作用して該加圧ローラ50が従動回転する。
【0035】
励磁コイルアセンブリ30において、ホルダ10は、定着ローラ6の内径よりも外径が少し小さい横断面半円状樋形であり、その内側に励磁コイル4と磁性体コア9を配設して保持させてある。ホルダ10の奥側端部10aは筒軸部とし、この筒軸部を定着装置の奥側のサブ側板63aに形成した円孔に挿入して保持させ、ホルダ10の手前側端部10bはDカット軸部として、このDカット軸部を定着装置の手前側のサブ側板63bに設けたD型孔に挿入して保持させることで、ホルダ10即ち励磁コイルアセンブリ30を奥側と手前側のサブ側板63a・63b間に、半円筒面側を下向きにした角度姿勢で非回転に支持させて、かつ定着ローラ6の内面に非接触に所定の間隔をあけて配設してある。
【0036】
本例のホルダ10は耐熱性と機械的強度を兼ね備えたPPS系樹脂にガラスを添加したものの成形体である。もちろん非磁性である。ホルダ10には、PPS系樹脂、PEEK系樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリアミドイミド系樹脂、セラミック、液晶ポリマー、フッ素系樹脂などの非磁材料が適している。
【0037】
励磁コイル4は加熱に十分な交番磁束を発生するものでなければならないが、そのためには抵抗成分を低く、インダクタンス成分を高くとる必要がある。励磁コイル4の芯線としては、φ0.1〜0.3の細線を略80〜160本程度束ねたリッツ線を用いている。細線には絶縁被覆電線を用いている。また、コア9を周回するようにホルダ10の内側底面の形状に合わせて横長舟形に8〜12回巻回して励磁コイル4を構成したものが使われる。4a・4bは上記励磁コイル4の2本の引き出しリード線であり、ホルダ10の奥側端部10aである筒軸部内を通してホルダ10の外側に引き出して高周波電源3に接続してある。
【0038】
励磁コア9には例えばフェライトやパーマロイ等といったトランスのコアに用いられる磁性材料の板状部材が用いられる。本例においては、励磁コイル4の中心位置に配置され、大サイズ紙通紙幅Aに対応する長さ寸法を有する一枚の横長矩形板状の垂直部コアと、この垂直部コアと横断面ほぼT字型をなす水平部コアとの組み合わせからなる。
【0039】
G2は磁束遮蔽部材5に駆動力を伝達する駆動力伝達部材としての磁束遮蔽部材駆動ギアであり、定着装置の奥側のサブ側板63aの内側において、ホルダ10の奥側端部10aである筒軸部に軸受部材22を介して回転自由に外嵌支持させてある。
【0040】
このギアG2の内面側に、非通紙部昇温を防止するための磁束遮蔽部材5を一体に取り付けて支持させて、定着ローラ6の奥側の開口部から定着ローラ6の内方に突入させて配設してある。図5に該磁束遮蔽部材5の外観斜視図を示した。この磁束遮蔽部材5は横断面円弧状の横長薄板部材であり、該部材5の奥側端部に設けたフランジ部5aを磁束遮蔽部材駆動ギアG2の内面にビス5bで止めてギアG2に一体に固定支持させてある。磁束遮蔽部材5の材質は、非磁性かつ良電気導電性の物質、例えば、アルミニウム、銅、マグネシウム、銀などの合金である。
【0041】
上記の磁束遮蔽部材駆動ギアG2に第2の駆動源8側から駆動力が伝達されることで該ギアG2が回転し、該ギアG2に一体の磁束遮蔽部材5が定着ローラ6の内周面に沿って回転動する。即ち、磁束遮蔽部材5は、励磁コイルアセンブリ30と定着ローラ6との間に位置して、回転動により、励磁コイルアセンブリ30から定着ローラ6に向かう磁束を遮蔽する遮蔽位置(第2位置)と遮蔽位置から退避した退避位置(第1位置)との間を移動可能である。
【0042】
本実施例においては、定着装置100に対する記録材Pの通紙は片側基準搬送でなされる。図2・図3において、Oがその片側搬送基準線であり、定着装置の手前側寄りに設定してある。Aは大サイズ紙の通紙幅領域であり、非通紙部昇温の起こらない最大通紙幅領域に対応している。Bは大サイズ紙通紙幅領域Aに対応する大サイズ紙よりも幅が小さい小サイズ紙の通紙幅領域である。Cは小サイズ紙を通紙した時に生じる非通紙部領域であり、領域Aと領域Bとの差領域である。前記の磁束遮蔽部材5は非通紙部領域Cをカバーする長さ寸法のものとしてある。
【0043】
磁束遮蔽部材5は、常時は、図4の(a)のように、定着ローラ6内において励磁コイルアセンブリ30の上側位置をホームポジションである第1位置としてこの位置に保持される。この第1位置は、励磁コイルアセンブリ30から定着ローラ6に磁束が実質的に作用しない位置である。
【0044】
11と12はサーミスタ等の第一の温度センサー(第一温度検知部材)と第二の温度センサー(第二温度検知部材)であり、第一の温度センサー11は、定着ローラ6の端部の温度、即ち非通紙部領域Cに対応する定着ローラ部分の温度を検知して、その検知温度情報を通電制御手段としての制御回路7に入力する。第二の温度センサー12は通紙される最大のサイズよりも小さいサイズの記録材が通紙される定着ローラ領域、即ち大サイズ紙と小サイズ紙の共通の通紙領域である小サイズ紙通紙幅領域Bに対応する定着ローラ部分に設けられ、その定着ローラ部分の温度を検知して、その検知温度情報を制御回路7に入力する。
【0045】
制御回路7はプリンターの動作シーケンス制御に基づく定着装置駆動開始信号により、第1の駆動源14を起動する。これにより定着ローラ駆動ギアG1に第1の駆動源14側から駆動力が伝達されることで、定着ローラ6が図4において時計方向に所定の周速度にて回転駆動される。この定着ローラ6の回転駆動に伴い、定着ニップ部Nにおいて定着ローラ6との摩擦力で加圧ローラ50に回転トルクが作用して該加圧ローラ50が従動回転する。
【0046】
また、制御回路7は高周波電源3(励磁回路)から励磁コイルアセンブリ30の励磁コイル4に対して高周波電流を流す。磁束遮蔽部材5は、図4の(a)のように、ホームポジションである第1位置に保持される。図6において、1はAC入力(商用AC電源)、2は整流回路であり、AC入力1より50〜60Hzの商用電圧が通電され整流回路2にて整流され高周波電源3に供給されて10k〜500kHzに変換される。高周波電源3から励磁コイル4に高周波の電源が供給されると、励磁コイル4の周囲に磁束(高周波磁界)が発生する。励磁コイルアセンブリ30の磁束は主としてホルダ10の半円筒面側において発生し、このホルダ10の半円筒面側が定着ローラ内面に対して下向きで近接対向している定着ローラ6の下半部分において磁束が作用して、主として定着ローラ6の下半部分の大サイズ紙通紙幅領域Aの全長部が電磁誘導発熱状態(誘導渦電流によるジュール発熱)になる。そして定着ローラの回転に伴いローラ周方向の表面温度の均一化がなされる。
【0047】
この定着ローラ6の電磁誘導発熱による昇温が第一と第二の温度センサー11・12で検知され、その検知温度情報が制御回路7に入力する。制御回路7は第二の温度センサー12から入力する定着ローラ6の検知温度が所定の定着温度に維持されるように高周波電源3から励磁コイル4に対する通電を制御して定着ローラ6を温調する。即ち、制御回路7は第二の温度センサー12の出力に基いて定着ローラ6の温度を予め設定された設定温度に維持するように励磁コイルアセンブリ30の励磁コイル4への通電を制御する。
【0048】
この温調状態において、定着ニップ部Nに対して作像手段部側から未定着トナー画像tを形成担持させた被加熱材としての記録材Pが導入され、定着ニップ部Nを挟持搬送されていくことで、定着ローラ6の熱と、定着ニップ部Nの加圧力で、未定着トナー画像tが記録材Pの面に定着される。
【0049】
通紙される記録材Pが小サイズ紙であると、非通紙部領域Cに対応する定着ローラ部分は紙により熱を奪われない領域となるため、所定の定着温度に維持される小サイズ紙通紙幅領域Bに対応する定着ローラ部分よりも昇温する非通紙部昇温を生じる。そしてその非通紙部昇温は小サイズ紙が連続通紙されるほど高温化していく。
【0050】
第一の温度センサー11は非通紙部領域Cに対応する定着ローラ部分の温度を検知しており、磁束遮蔽部材5の動作を制御する動作制御手段としての制御回路7はこの第一の温度センサー11の出力に基いて、即ち第一の温度センサー11から入力する定着ローラ6の非通紙部領域Cの検知温度が所定の過昇温温度に達したときに、第2の駆動源8を起動させて磁束遮蔽部材駆動ギアG2を180°間欠駆動させることで、磁束遮蔽部材5を図4の(a)の第1位置(退避位置)から(b)の第2位置(遮蔽位置)に移動駆動し、該第2位置に保持させる。即ち、磁束遮蔽部材5は、定着ローラ6に予め設定した設定温度である定着温度よりも高い温度で第1位置から第2位置に移動する。この磁束遮蔽部材5の第2位置は、非通紙部領域Cにおいて、励磁コイルアセンブリ30と定着ローラ内面との間に介在して励磁コイルアセンブリ30から定着ローラ6に作用する磁束を遮蔽する位置である。このように非通紙部領域Cを磁束遮蔽部材5の移動駆動で磁束遮蔽する構成により非通紙部領域Cに対応する定着ローラ部分の誘導発熱を抑えて非通紙部昇温を抑えることが出来る。
【0051】
この場合、前述したように、励磁コイルアセンブリ30と導電部材である定着ローラ6の内面間に形成された磁束内へ金属である磁束遮蔽部材5を移動させるため該磁束遮蔽部材5上で生じた渦電流との間に電磁力が働き、引力または斥力が励磁コイルアセンブリ30−磁気遮蔽部材5間に生じる。この現象は一般に良く知られるフレミングの左手の法則によるところであり、この力が加わると磁束遮蔽部材5は近接の励磁コイルアセンブリ30のホルダ10または定着ローラ6の内面に接触することとなり円滑な駆動が行えなくなる。
【0052】
そこで本実施例では、図7の磁束遮蔽部材駆動時の動作シーケンスのように、磁束遮蔽部材5の移動駆動動作(遮蔽板駆動)は、励磁コイルアセンブリ30について入力電力を定着時電力よりも一時的に弱めた状態または一時的に止めた状態に制御して、つまり、励磁コイルアセンブリ30について発生磁束を被加熱材加熱処理時よりも一時的に弱めた状態または磁束の発生を一時的に止めた状態に制御して行なわせるようにしたことを特徴とする。
即ち、磁束遮蔽部材5が第1位置にあるときには、制御回路7は予め設定された電力条件で通電を行い、磁束遮蔽部材5の第1位置から第2位置への移動中は励磁コイルアセンブリ30への通電をオフし、磁束遮蔽部材5が遮蔽位置に停止した後に、制御回路7は前記電力条件で通電を開始することを特徴とする。
あるいは、磁束遮蔽部材5が第1位置にあるときには、制御回路7は予め設定された電力条件で通電を行い、磁束遮蔽部材5の第1位置から第2位置への移動中は磁束遮蔽部材が円滑に移動するように前記電力条件による入力電力よりも小さい電力による通電が行われ、磁束遮蔽部材5が遮蔽位置に停止した後に、制御回路7は前記電力条件で通電を開始することを特徴とする。
【0053】
本実施例では、制御回路7は非通紙部昇温を検知する第一の温度センサー11から入力する定着ローラ6の非通紙部領域Cの検知温度が所定の過昇温温度に達したときに、高周波電源3から励磁コイルアセンブリ30の励磁コイル4への入力電力を定着電力(定着時電力)よりも一時的に弱めた状態または一時的に止めた状態に制御し、同時的に第2の駆動源8を起動させて磁束遮蔽部材駆動ギアG2を180°間欠駆動させることで、磁束遮蔽部材5を図4の(a)の第1位置から(b)の第2位置に移動駆動し、該第2位置に保持させる。そして制御回路7は磁束遮蔽部材5が第2位置に保持された後は高周波電源3から励磁コイルアセンブリ30の励磁コイル4への入力電力を定着電力に戻す。
【0054】
上記のように、磁束遮蔽部材5の移動駆動の動作期間時は励磁コイルアセンブリ30の励磁コイル4への通電量を一時的に減じまたは通電を一時的に遮断して、磁束遮蔽部材5に対する電磁的な引力ないし斥力が駆動上問題なく動作する状況下に制御した上で磁束遮蔽部材5の移動を行うことにより円滑に磁束遮蔽部材を駆動できる。
【0055】
高周波電源3による励磁コイルアセンブリ30の励磁コイル4への通電の制御は、通電量を減じたのみとすれば定着ローラによる温度低下が少なくなるため、定着性の観点から見て有利となり、完全に通電を遮断すれば磁束遮蔽部材5の駆動がより確実に行える。
【0056】
本実施例では、定着ローラ6の非通紙部領域Cが過昇温した時に第一の温度センサー11により温度を検知し、検知した信号を元に励磁コイル4への通電量を減じたまたは通電を遮断した上で、磁束遮蔽部材5を移動させる。このような動作シーケンスとすることで常に第一の温度センサー11による定着ローラ6の検知温度を元にして高周波電源3の通電量を制御することで円滑に磁束遮蔽部材5を動作させることができる。
【0057】
本実施例においては、制御回路7はプリンターの動作シーケンス制御に基づく定着装置駆動終了信号により、高周波電源3から励磁コイルアセンブリ30の励磁コイル4への入力電力をOFFにし、また第1の駆動源14をOFFにして定着ローラ6の回転駆動を停止させる。また、第2の駆動源8を起動させて磁束遮蔽部材駆動ギアG2を180°間欠駆動させることで、磁束遮蔽部材5を図4の(b)の第2位置から(a)のホームポジションである第1位置に戻し移動駆動し、該第1位置に保持させる。
【0058】
〈実施例2〉
本実施例においては、第一の温度センサー11は定着ローラ6の非通紙部領域Cの過昇温を検知するとともに温度低下も検知し、検知した信号により制御回路7は駆動機構8を状況に応じ制御する。
【0059】
即ち、図8の磁束遮蔽部材駆動時の動作シーケンスのように、制御回路7は、第一の温度センサー11が定着ローラ6の非通紙部領域Cの過昇温を検知したときは前記の実施例1の場合と同様に、高周波電源3から励磁コイルアセンブリ30の励磁コイル4への入力電力を定着電力(定着時電力)よりも一時的に弱めた状態または一次的に止めた状態に制御し、同時に第2の駆動源8を起動させて磁束遮蔽部材駆動ギアG2を180°間欠駆動させる。即ち、磁束遮蔽部材5は、定着ローラ6に予め設定した設定温度である定着温度よりも低い温度で第2位置から第1位置に移動する。これにより、磁束遮蔽部材5を図4の(a)の第1位置から(b)の第2位置に円滑に移動駆動し、該第2位置に保持させることができ、そして非通紙部領域Cに対応する定着ローラ部分の誘導発熱を抑えて非通紙部昇温を抑えることが出来る。制御回路7は磁束遮蔽部材5が第2位置に保持された後は高周波電源3から励磁コイルアセンブリ30の励磁コイル4への入力電力を定着電力に戻す。
【0060】
上記のように非通紙部領域Cの磁束を遮蔽することで過昇温は抑えられるが、例えば使用可能電力が少ない場合非通紙部領域Cに対応する定着ローラ部分での温度が低下し過ぎることが考えられる。
【0061】
そこで本実施例では、制御回路7は、磁束遮蔽部材5が第1位置から第2位置へ移動駆動されて保持された後、第一の温度センサー11で検知される定着ローラ6の非通紙部領域Cの温度が所定の低温側(定着不良をおこさない温度)に下がってしまった時には、高周波電源3から励磁コイルアセンブリ30の励磁コイル4への入力電力を定着電力(定着時電力)よりも一時的に弱めた状態または一時的に止めた状態に制御し、同時に第2の駆動源8を起動させて磁束遮蔽部材駆動ギアG2を180°間欠駆動させることで、磁束遮蔽部材5を図4の(b)の第2位置から(a)の第1位置に戻し移動駆動させて、非通紙部領域Cにおける磁束遮蔽を解除させる。制御回路7は磁束遮蔽部材5が第1位置に保持された後は高周波電源3から励磁コイルアセンブリ30の励磁コイル4への入力電力を定着電力に戻す。
即ち、磁束遮蔽部材5の第2位置から第1位置への移動中は励磁コイルアセンブリ30への通電をオフし、前記磁束遮蔽部材が退避位置に停止した後に制御回路7は予め設定された電力条件で通電を開始する。
あるいは、磁束遮蔽部材5の第2位置から第1位置への移動中は磁束遮蔽部材5が円滑に移動するように前記電力条件による入力電力よりも小さい電力による通電が行われ、磁束遮蔽部材5が第1位置に停止した後に励磁コイルアセンブリ30への通電が開始される。
【0062】
これにより、磁束遮蔽部材5を第2位置から第1位置に円滑に移動駆動して該第1位置に保持させることができると共に、非通紙部領域Cに対応する定着ローラ部分を昇温させて温度の下がり過ぎを抑えることができる。
【0063】
上記において、低温側は特に温度が低下すると定着不良を起こし易いので励磁コイル4への通電量を減じるのみで磁束遮蔽部材5を移動させた方がより効果的となる。
【0064】
本実施例によれば、この動作を行うことで常に第一の温度センサー11により定着ローラ6の温度を検知し定着ローラ6の非通紙部領域Cにおける温度を一定の温度幅に抑えつつ高周波電源3の通電量を磁束遮蔽部材駆動時に制御することで円滑に磁束遮蔽部材5を動作させることができる。
【0065】
〈実施例3〉
本実施例においては、通紙使用される記録材Pの紙サイズを検知する紙サイズ検知手段13(図6)からの紙サイズ情報に応じて磁束遮蔽部材5を第1位置から第2位置へ、または第2位置から第1位置へ移動駆動制御するようにしたものである。
【0066】
紙サイズ検知手段13とは例えば紙を給紙するカセットよりの信号、操作パネルによる通紙設定、紙搬送時に検知されるフォトセンサーや超音波センサーによる信号などが挙げられ、いずれも画像形成装置には一般的に使用している信号を指し、紙サイズを検知した信号を兼用することにより制御回路7は駆動機構8を制御する。
【0067】
即ち、制御回路7は、紙サイズ検知手段13から入力する通紙記録材Pの紙サイズ情報が大サイズ紙であるときには、そのとき、磁束遮蔽部材5が第1位置に位置していればそのまま第1位置に保持させ、第2位置に位置していれば第1位置に移動駆動して保持させる。また、紙サイズ検知手段13から入力する通紙記録材Pの紙サイズ情報が小サイズ紙であるときには、そのとき、磁束遮蔽部材5が第2位置に位置していればそのまま第2位置に保持させ、第1位置に位置していれば第2位置に移動駆動して保持させて、非通紙部昇温を抑える。
【0068】
上記において、磁束遮蔽部材5の第1位置から第2位置へ、または第2位置から第1位置へ移動駆動は、図9の磁束遮蔽部材駆動時の動作シーケンスのように、高周波電源3から励磁コイルアセンブリ30の励磁コイル4への入力電力を定着電力よりも一時的に弱めた状態または一時的に止めた状態に制御して行なう。これにより、磁束遮蔽部材5に対する電磁的な引力ないし斥力が駆動上問題なく動作する状況下に制御した上で磁束遮蔽部材5の移動を行うことにより円滑に磁束遮蔽部材を駆動できる。
【0069】
制御回路7は磁束遮蔽部材5が第1位置または第2位置に移動駆動されて保持された後は高周波電源3から励磁コイルアセンブリ30の励磁コイル4への入力電力を定着電力に戻す。
【0070】
本実施例では、紙サイズ検知手段13により通紙している紙サイズを検知し、小サイズ紙の場合には、非通紙部領域Cが予め過昇温する前に励磁コイルアセンブリ30の励磁コイル4への通電量を減じたまたは通電を遮断した上で、磁束遮蔽部材5を移動させる。この動作を行うことで常に過昇温する前に通紙される紙サイズを予め知った上で円滑に磁気遮蔽部材を動作させることができる。
【0071】
〈実施例4〉
図10は本実施例における磁束遮蔽部材駆動時の動作シーケンスである。即ち、制御回路7は第一の温度センサー11により定着ローラ6の非通紙部領域Cの過昇温を検知、または紙サイズ検知手段13により紙サイズを検知する。紙サイズ検知情報が小サイズ紙であるときには、制御回路7は第二の温度センサー12により調節していた定着ローラ温度が高くなるよう高周波電源3から励磁コイルアセンブリ30の励磁コイル4への通電量を制御した後、磁束遮蔽部材5を第2位置へ移動駆動して保持させる。この時同時に制御回路7は高周波電源3にも信号を送り高周波電源3は通電を制御する。すなわち励磁コイルアセンブリ30の励磁コイル4への入力電力を定着電力よりも一時的に弱めた状態または一時的に止めた状態にする。
【0072】
即ち、制御回路7は、磁束遮蔽部材5が第1位置から第2位置に移動する前に、設定温 度よりも高い温度の第二設定温度を維持するような電力制御を所定時間行う。そして、磁束遮蔽部材5が第2位置に移動駆動されて保持された後は高周波電源3から励磁コイルアセンブリ30の励磁コイル4への入力電力を定着電力に戻す。
【0073】
本実施例では、第二の温度センサー12により定着ローラを適切な温度に調節を行う。実施例1〜3にて説明したように、励磁コイルアセンブリ30の励磁コイル4への通電量を一時的に減じたまたは通電を一時的に遮断した上で磁束遮蔽部材5を移動させるが、通電量を制御することで通紙領域での温度低下が懸念される。よって第一の温度センサー11または紙サイズ検知手段13にて過昇温を検知し磁束遮蔽部材駆動時の励磁コイル4への通電量を制御する前に一定の時間第二の温度センサー12による検知温度より高い温度に温度調節を変更した上で駆動時の通電量を制御する。これにより通紙領域Bにおける定着ローラ上での温度低下が定着プロセスに影響せず使用することができると共に磁束遮蔽部材5を円滑に移動させることができる。
【0074】
〈その他〉
1)上記の各実施例の定着装置100は被加熱材である記録材Pの搬送を片側基準で搬送するものを示したが、中央基準搬送の装置であっても勿論よく、この場合には、装置の奥側と手前側のそれぞれに非通紙部昇温を抑えるための磁束遮蔽部材が配設される。
【0075】
2)また上記の各実施例の定着装置100は大小2種のサイズ紙に対応するものであるが、3種以上のサイズ紙に対応するように磁束遮蔽部材の形状や動作を設定できることは勿論である。
【0076】
3)磁束遮蔽部材の移動駆動機構は実施例の機構に限られるものではないことは勿論であり、例えば、ラックとピニオンを用いた移動駆動機構、ソレノイド装置を用いた移動駆動機構、ねじ棒を用いた移動駆動機構、パンタグラフ装置を用いた移動駆動機構などにすることもできる。
【0077】
4)電磁誘導加熱方式の定着装置(加熱装置)の構成は実施例の装置構成に限られるものではないことは勿論である。
【0078】
図11に電磁誘導加熱方式の定着装置(加熱装置)の他の構成例を示した。この定着装置は加熱体としての導電部材を固定部材にし、この固定の導電部材により被加熱材としての記録材を定着フィルムを介して加熱する、電磁誘導加熱方式、フィルム加熱方式の装置である。
【0079】
20Aは第1の定着部材としての定着フィルムアセンブリ、50は第2の定着部材としての弾性加圧ローラである。この第1と第2の両定着部材20・50を上下に並行に配列し、圧接させて、定着ニップ部Nを形成させている。
【0080】
定着フィルムアセンブリ20Aは、横断面略半円形樋型のステー10Aと、このステー10Aの下面中央部に長手に沿って配設保持させた固定の像加熱部材として導電部材(電磁誘導発熱性部材)6と、ステー10Aの内側に配設して保持させた磁束発生手段としての励磁コイル4及び磁性コア9と、ステー10Aにルーズに外嵌させた円筒状の耐熱樹脂製の定着フィルム15と、磁束発生手段4・9と導電部材6との間に介入する可動の磁束遮蔽部材5等からなる。上記定着フィルムアセンブリ20Aの導電部材6と弾性加圧ローラ50とが定着フィルム15を挟んで圧接して定着ニップ部Nを形成している。
【0081】
弾性加圧ローラ50は駆動機構部Mにより矢印の反時計方向に回転駆動される。定着フィルムアセンブリ20A側の定着フィルム15はこの弾性加圧ローラ50の回転駆動により定着ニップ部Nにおいて摩擦力で回転トルクを受け、定着ニップ部Nにおいて内面が加熱体である固定の導電部材6の面に密着して摺動しながら所定の周速度でステー10Aの外回りを従動回転状態になる。
【0082】
また、励磁コイル4に高周波電源から通電がなされることで磁束が発生してその磁束の作用で加熱体である固定の導電部材6が電磁誘導発熱して、不図示の温調系で所定の定着温度に温調される。
【0083】
そして、定着ニップ部Nの定着フィルム15と弾性加圧ローラ50との間に未定着トナー像tを担持している記録材Pが導入され、挟持搬送され、記録材Pの未定着トナー像担持面が定着フィルム15の外面に密着して記録材Pが定着フィルム15と一緒の重なり状態で定着ニップ部Nを通過していく。
【0084】
この記録材Pの定着ニップ部通過過程で記録材Pは像加熱部材である固定の導電部材6の熱を定着フィルム15を介して受けて加熱され、未定着トナー像tが記録材P面に加熱加圧定着される。記録材Pは定着ニップ部Nの記録材出口部において定着フィルム15の外面から曲率分離して排出搬送される。
【0085】
磁束遮蔽部材5は図面に垂直方向において、ステー10Aの端部側から磁束発生手段4・9と導電部材6との間に駆動機構により抜き差し移動される。制御回路は非通紙部昇温防止時には磁束遮蔽部材5を挿入移動して磁束発生手段4・9と導電部材6との間の非通紙部領域の磁束を遮蔽状態にする。大サイズ紙の通紙時には抜き移動して非通紙部領域の磁束遮蔽を解除する。
【0086】
この場合も、実施例1〜4と同様に、磁束遮蔽部材5の移動駆動の動作期間時は励磁コイル4への通電量を一時的に減じまたは通電を一時的に遮断して、磁束遮蔽部材5に対する電磁的な引力ないし斥力が駆動上問題なく動作する状況下に制御した上で磁束遮蔽部材5の移動を行うことにより円滑に磁束遮蔽部材を駆動できる。
【0087】
5)本発明の電磁誘導加熱方式の加熱装置は実施例の画像加熱定着装置に限らず、画像を担持した記録材を加熱してつや等の表面性を改質する像加熱装置、仮定着する像加熱装置として使用できる。
【0088】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、電磁誘導方式の加熱装置について、非通紙部過昇温現象を防止する上で必要な遮蔽部材の駆動を円滑に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1における画像形成装置の概略構成図である。
【図2】 実施例1における画像加熱定着装置の途中部分省略の正面模型図である。
【図3】 その一部切欠き図である。
【図4】 該装置の要部の横断拡大模型図であり、(a)は磁束遮蔽部材が第1位置に移動保持されている状態時、(b)は磁束遮蔽部材が第2位置に移動保持されている状態時を示している。
【図5】 磁束遮蔽部材の外観斜視図である。
【図6】 制御系のブロック図である。
【図7】 磁束遮蔽部材駆動時の動作シーケンス図である。
【図8】 実施例2における磁束遮蔽部材駆動時の動作シーケンス図である。
【図9】 実施例3における磁束遮蔽部材駆動時の動作シーケンス図である。
【図10】 実施例4における磁束遮蔽部材駆動時の動作シーケンス図である。
【図11】 画像加熱定着装置の他の構成例の概略図である。
【符号の説明】
1・・AC入力、2・・整流回路、3・・高周波電源、4・・励磁コイル、5・・磁束遮蔽部材、6・・導電部材(定着ローラ)、7・・制御回路、8・・駆動機構、9・・磁性コア、10・・ホルダ、11・・第一の温度センサー、12・・第二の温度センサー、13・・紙サイズ検知手段

Claims (8)

  1. 磁束を生ずる磁束発生手段と、前記磁束発生手段より発生した磁束により生ずる熱により記録材上の像を加熱する像加熱部材と、前記磁束発生手段から前記像加熱部材に作用する磁束の一部を遮蔽する移動可能な磁束遮蔽部材と、前記磁束遮蔽部材に駆動力を伝達する駆動力伝達部材と、前記像加熱部材の端部の温度を検知する温度検知部材と、前記温度検知部材の出力に基いて磁束遮蔽部材の動作を制御する動作制御手段と、前記像加熱部材の温度を予め設定された設定温度に維持するように前記磁束発生手段に入力する電力を制御する通電制御手段と、を有し、前記磁束遮蔽部材は、前記磁束発生手段と前記像加熱部材との間に位置して前記磁束発生手段から前記像加熱部材に向かう磁束を遮蔽する遮蔽位置と前記遮蔽位置から退避した退避位置との間を移動可能である像加熱装置において、
    前記磁束遮蔽部材が退避位置にあるときには、前記通電制御手段は予め設定された電力条件で通電を行い、前記磁束遮蔽部材の退避位置から遮蔽位置への移動中は前記磁束発生手段への通電をオフし、前記磁束遮蔽部材が遮蔽位置に停止した後に、前記通電制御手段は前記電力条件で通電を開始することを特徴とする像加熱装置。
  2. 前記磁束遮蔽部材の遮蔽位置から退避位置への移動中は前記磁束発生手段への通電をオフし、前記磁束遮蔽部材が退避位置に停止した後に前記通電制御手段は前記電力条件で通電を開始することを特徴とする請求項1に記載の像加熱装置
  3. 磁束を生ずる磁束発生手段と、前記磁束発生手段より発生した磁束により生ずる熱により記録材上の像を加熱する像加熱部材と、前記磁束発生手段から前記像加熱部材に作用する磁束の一部を遮蔽する移動可能な磁束遮蔽部材と、前記磁束遮蔽部材に駆動力を伝達する駆動力伝達部材と、前記像加熱部材の端部の温度を検知する温度検知部材と、前記温度検知部材の出力に基いて磁束遮蔽部材の動作を制御する動作制御手段と、前記像加熱部材の温度を予め設定された設定温度に維持するように前記磁束発生手段に入力する電力を制御する通電制御手段と、を有し、前記磁束遮蔽部材は、前記磁束発生手段と前記像加熱部材との間に位置して前記磁束発生手段から前記像加熱部材に向かう磁束を遮蔽する遮蔽位置と前記遮蔽位置から退避した退避位置との間を移動可能である像加熱装置において、
    前記磁束遮蔽部材が退避位置にあるときには、前記通電制御手段は予め設定された電力条件で通電を行い、前記磁束遮蔽部材の退避位置から遮蔽位置への移動中は前記磁束遮蔽部材が円滑に移動するように前記電力条件による入力電力よりも小さい電力による通電が行われ、前記磁束遮蔽部材が遮蔽位置に停止した後に、前記通電制御手段は前記電力条件で通電を開始することを特徴とする像加熱装置。
  4. 前記磁束遮蔽部材の遮蔽位置から退避位置への移動中は前記磁束遮蔽部材が円滑に移動するように前記電力条件による入力電力よりも小さい電力による通電が行われ、前記磁束遮蔽部材が退避位置に停止した後に前記磁束発生手段への通電が開始されることを特徴とする請求項3に記載の像加熱装置。
  5. 前記磁束遮蔽部材は、前記設定温度よりも高い温度で前記退避位置から前記遮蔽位置に移動することを特徴とする請求項1または請求項3のいずれかに記載の像加熱装置。
  6. 前記磁束遮蔽部材は、前記設定温度よりも低い温度で前記遮蔽位置から前記退避位置に移動することを特徴とする請求項2または請求項4のいずれかに記載の像加熱装置。
  7. 通紙可能な最大のサイズよりも小さいサイズの記録材が通紙される領域に設けられ、前記像加熱部材の温度を検知する第二温度検知部材を有し、前記通電制御手段は前記第二温度検知部材の出力に基いて前記磁束発生手段への通電を制御することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の像加熱装置。
  8. 前記磁束遮蔽部材が退避位置から遮蔽位置に移動する前に、前記通電制御手段は前記設定温度よりも高い温度の第二設定温度を維持するような電力制御を所定時間行うことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の像加熱装置。
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